JP2000260751A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000260751A
JP2000260751A JP11061783A JP6178399A JP2000260751A JP 2000260751 A JP2000260751 A JP 2000260751A JP 11061783 A JP11061783 A JP 11061783A JP 6178399 A JP6178399 A JP 6178399A JP 2000260751 A JP2000260751 A JP 2000260751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子領域を確定するリソグラフィー工程にお
いて、有効チップ外のウェハ周辺部に残ったレジストに
より、ウェハ全体に占める被エッチング領域は小さくな
り、残さが多量に残って製品の歩留まりが低下する。 【解決手段】 素子領域を確定するリソグラフィー工程
において、エッチングマスクとなる絶縁膜を堆積した半
導体基板上にフォトレジストを塗布し、有効チップを露
光のみ行った後、有効チップ外のウェハ周辺部をブラン
クレチクルを用いて、もしくは有効チップと同じレチク
ルを用いてダミーとして露光、現像し、ウェハ周辺部を
露光して被エッチング領域とし、これによりトレンチエ
ッチングにおけるエッチング面積を60%以上にするこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素子分離領域の形
成にトレンチ分離法を適用した半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高性能化、あるいは高密
度、大容量化の要求を背景に、半導体装置を構成する素
子、及び素子間の分離間隔の微細化が進んでいる。
【0003】従来、半導体装置においては、素子分離領
域の形成法として、主にLOCOS法が用いられてき
た。しかしながらLOCOS法では、バーズビークによ
る寸法変換差が大きいため、素子の微細化が困難であ
り、素子の高密度化の妨げとなっている。そこで近年で
は、半導体基板に溝(トレンチ)を形成し、これに素子
分離用絶縁膜の埋め込みを行う、トレンチ分離法の検討
が進められている。
【0004】トレンチ分離法において、半導体基板に溝
を形成する場合には、狭い素子分離間隔をエッチングす
る必要があるため、一般的に異方性ドライエッチングを
用いる。トレンチエッチングにおいては、絶縁膜の埋設
性の向上と、トレンチ上端部の形状を鈍角にする必要性
から、トレンチにテーパをつけることが好ましい。その
ため、エッチングガスとして、メインエッチャントとな
るガスの他に、テーパをつけるためのガスを添加する方
法が一般的であり、例えばメインエッチャントとしては
HBrガスを、テーパをつけるためのガスとしてはO2
ガスを用いる。O2を添加すると、エッチング中に酸化
物系の反応生成物がトレンチ側面に付着し、この酸化物
系反応生成物がトレンチ側面を保護する形になって、ト
レンチにテーパをつけることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
利点を活かし、O2を添加することによりトレンチにテ
ーパをつけるエッチングを用いる場合、エッチング残さ
が発生しやすいという欠点があった。トレンチエッチン
グにおいて発生する残さの量は、エッチング中に発生す
る反応生成物SiBrと、トレンチにテーパ角をつける
ため用いているO 2ガスとの比によって決まり、O2の割
合が高くなるほど多発する。これは、エッチング面積に
対して過剰にO2が供給され、チャンバ内が酸化性雰囲
気になることにより、酸化物系のマイクロマスクが形成
されるために生じる。
【0006】図4は、従来から用いられているように、
素子領域を確定するリソグラフィー工程において、有効
チップ(最終的に製品となるチップ)1のみを露光した
場合のウェハ平面図を示す。有効チップ外のウェハ周辺
部4は露光されないためフォトレジストが残り、トレン
チエッチング時にエッチングされないことになる。その
ため、ウェハ全体に占める被エッチング領域は小さくな
り(エッチング面積<60%)、反応生成物であるSi
Brの量が減少する結果、残さが多量に残存し、したが
って、製品の歩留まりが低下するという欠点があった。
【0007】特開平10−189536号公報には、チ
ップ形成領域外に形成されたレジストの一部ないし全部
を除去してから、回路パターンを形成するためのエッチ
ングを行うことが記載されているが、トレンチエッチン
グ時のエッチング残さについての考慮はなされていな
い。
【0008】本発明はこのような問題点を解決すべくな
されたものであり、トレンチエッチング残さの少ない、
すなわち高い歩留まりを有するトレンチ分離を可能にす
る半導体装置の製法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、素子分離技術
としてトレンチ分離法を用いた場合に生じる、トレンチ
エッチング時のエッチング残さを低減させる目的で、素
子分離領域の占める面積をウェハ面積の60%以上にす
ることを特徴とする。
【0010】そのための手段として、リソグラフィー工
程において、有効チップ(最終的に製品となるチップ)
外のウェハ周辺部を、ブランクレチクル(パターンのな
いレチクル)を使って露光し、被エッチング領域とす
る。あるいは、リソグラフィー工程において有効チップ
外のウェハ周辺部を、有効チップと同じレチクルを用い
てダミーショットとして露光し、被エッチング領域とす
る。望ましくは、周辺部のダミーショットの数を、被エ
ッチング面積がウェハ全体の60%以上となるのに必要
な最小数だけ露光する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、本発明の
第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明にしたが
って素子領域を区画するリソグラフィーを行った後のウ
ェハ平面図である。
【0012】本発明者の研究によれば、トレンチエッチ
ング中に発生する残さ量は、被エッチング面積、すなわ
ち、素子分離となる領域の占める面積に依存し、トレン
チエッチングにおける残さ量は、エッチング面積が小さ
く、すなわち、素子分離領域となる面積が小さくなるに
したがい、エッチング残さの量が増加する傾向にある。
特に図2に示すように、被エッチング面積が60%未満
になると極端に増加することが分かった。
【0013】すなわち図2から明らかなように、被エッ
チング面積が60%以下になると、大幅に残さ量が増加
する傾向がある。これは、トレンチにテーパ角をつける
ために用いているO2ガスが、エッチング中に発生する
反応生成物であるSiBrに対して過剰に供給されるよ
うになる結果、チャンバ内が酸化性雰囲気になり、酸化
物系のマイクロマスクが形成されるために生じる。
【0014】そこで本発明では、素子領域を確定するリ
ソグラフィー工程において、図1の様にエッチングマス
クとなる絶縁膜を堆積した半導体基板上にフォトレジス
トを塗布し、有効チップ(最終的に製品となるチップ)
1を露光のみ行った後、有効チップ外のウェハ周辺部2
をブランクレチクル(パターンのないレチクル)を用い
て露光、現像する。ウェハ周辺部2を露光し、被エッチ
ング領域とすることにより、トレンチエッチングにおけ
るエッチング面積を60%以上(素子領域の面積が占め
る割合を40%未満)にすることができる。その結果、
エッチング中のチャンバ内が酸化性雰囲気から還元性雰
囲気になり、酸化物系マイクロマスクの生成が抑制さ
れ、トレンチエッチング残さ量を大幅に低減させること
ができ、したがって、高い歩留まりを得ることができる
ようになる。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態を、発明
にしたがって素子領域を区画するリソグラフィーを行っ
た後のウェハを示す図3を参照して説明する。
【0016】エッチングマスクとなる絶縁膜を堆積した
半導体基板上にフォトレジストを塗布し、有効チップ1
と、有効チップ外のウェハ周辺部に同じレチクルを使用
してダミーチップ3を露光し、現像することによって、
図3に示す平面を有するウェハを得る。露光するダミー
チップ3の数は、ウェハ全体に占める素子分離領域の面
積を60%以上にするのに必要かつ最少限の数に止める
ことにより、スループットの低下を最小限に抑えること
ができる。また、ウェハ外周部全面にダミーチップを露
光しても発明の効果は得られる。
【0017】実施例2では、実施例1に対して、レチク
ルを2枚使用しない、ショット数が少ないという利点が
ある。
【0018】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように本発明に
よれば、トレンチエッチングにおけるエッチング面積を
60%以上(素子領域の面積が占める割合を40%未
満)にすることにより、被エッチング面積に対する過剰
なO2ガスの添加がなくなる。そのため、エッチングチ
ャンバ内が酸化性雰囲気から還元性雰囲気に変わり、ト
レンチエッチング中に酸化物系のマイクロマスクが形成
されにくくなり、エッチング中に発生するエッチング残
さ量が低減する。その結果、高い歩留まりを得ることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にしたがって素子領
域を区画するリソグラフィーを行った後のウェハ平面
図。
【図2】トレンチエッチングにおける被エッチング面積
と残さ量との関係を示すグラフ。
【図3】本発明の第2の実施の形態にしたがって素子領
域を区画するリソグラフィーを行った後のウェハ平面
図。
【図4】従来の方法にしたがって素子領域を区画するリ
ソグラフィーを行った後のウェハ平面図。
【符号の説明】
1 有効チップ 2 ウェハ外周部 3 ダミーチップ 4 ウェハ外周部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子領域を確定するリソグラフィー工程
    において、エッチングマスクとなる絶縁膜を堆積した半
    導体基板上にフォトレジストを塗布する工程と、有効チ
    ップを露光のみ行った後、前記有効チップ外のウェハ周
    辺部をブランクレチクルを用いて露光、現像し、被エッ
    チング領域とする工程とを備え、これによりトレンチエ
    ッチングにおけるエッチング面積を60%以上にするこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 素子領域を確定するリソグラフィー工程
    において、エッチングマスクとなる絶縁膜を堆積した半
    導体基板上にフォトレジストを塗布する工程と、有効チ
    ップを露光し、かつ、有効チップ外のウェハ周辺部を、
    有効チップと同じレチクルを用いてダミーとして露光し
    た上で現像し、被エッチング面積がウェハ全体の60%
    以上となる最小数だけ露光して被エッチング領域とする
    工程とを備え、これによりトレンチエッチングにおける
    エッチング面積を60%以上にすることを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 素子領域を確定するリソグラフィー工程
    において、エッチングマスクとなる絶縁膜を堆積した半
    導体基板上にフォトレジストを塗布する工程と、有効チ
    ップを露光し、かつ、有効チップ外のウェハ周辺部を、
    有効チップと同じレチクルを用いてダミーとして露光し
    た上で現像する工程とを備え、これによりトレンチエッ
    チングにおけるエッチング面積を60%以上にすること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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