JP2000260732A - 半導体ウエハの分割方法 - Google Patents

半導体ウエハの分割方法

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JP2000260732A
JP2000260732A JP6446299A JP6446299A JP2000260732A JP 2000260732 A JP2000260732 A JP 2000260732A JP 6446299 A JP6446299 A JP 6446299A JP 6446299 A JP6446299 A JP 6446299A JP 2000260732 A JP2000260732 A JP 2000260732A
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JP
Japan
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groove
semiconductor wafer
mesa
semiconductor
double
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JP6446299A
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English (en)
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Kenji Ishihara
賢次 石原
Takeyuki Tsukamoto
健之 塚本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メサ溝付近にクラックやチッピングが発生す
ることなく両面メサ型半導体素子を得ることができる半
導体ウエハの分割方法を提供する。 【解決手段】 両面メサ型半導体素子のメサ溝2a中央
部にダイシングにより20μm程度の第1の溝4を形成
し、半導体ウエハ1を反転してメサ溝2b中央部にダイ
シングにより第1の溝4と対向して50μm程度の第2
の溝5を形成し、再度半導体ウエハを反転して第1の溝
4の側から応力を加え個々の半導体素子に分割する。第
1の溝は第2の溝より浅く形成するとともに、第1の溝
を形成した面の側から半導体ウエハに応力を加え半導体
ウエハを分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面メサ型半導体
素子が形成された半導体ウエハを個々の半導体素子に分
割する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造工程において、多数の
半導体素子が形成された半導体ウエハを個々の半導体素
子に分割する工程が行われている。従来から半導体ウエ
ハの分割方法として、半導体ウエハを完全にダイシング
するフルカット法と、半導体ウエハを途中までダイシン
グし残りを押し割るハーフカット法が用いられている。
【0003】図3はフルカット法により両面メサ型半導
体素子が形成された半導体ウエハを分割する方法を示す
説明図である。半導体ウエハ1を粘着シート11上に固
定し、半導体ウエハ1の一方の面1aに形成されたメサ
溝2a中央部から半導体ウエハ1の他方の面1bに形成
されたメサ溝2b中央部に達するまで回転ブレード12
を用いてダイシングし個々の半導体素子に分割する。こ
の方法では回転ブレード12が半導体ウエハ1の他方の
面1bを貫通する際、メサ溝2bやガラスパシベーショ
ン膜3にクラックAやチッピングBが発生することがあ
る。
【0004】図4はハーフカット法により両面メサ型半
導体素子が形成された半導体ウエハを分割する方法を示
す説明図であり、図4(a)に示すように半導体ウエハ
1を粘着シート11上に固定し、半導体ウエハ1の一方
の面1aに形成されたメサ溝2a中央部から他方の面1
bに形成されたメサ溝2bに達しない深さまで回転ブレ
ード12を用いてダイシングした後、図4(b)に示す
ように、半導体ウエハ1を粘着シート11とともに反転
してシリコンラバー13上に置き、半導体ウエハ1の他
方の面1bに粘着シート11上からローラ14を用いて
応力を加えることで半導体ウエハ1の残りの面を押し割
り、個々の半導体素子に分割する。なお、図4(b)の
工程をブレーク、押し割られた面をブレーク面と呼んで
いる。この方法では、半導体ウエハをブレークする際、
ブレーク面周辺のメサ溝2bやガラスパシベーション膜
3にクラックAやチッピングBが発生することがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したように、
フルカット法やハーフカット法により両面メサ型半導体
素子が形成された半導体ウエハを分割すると、メサ溝や
ガラスパシベーション膜にクラックやチッピングが発生
する。このため、半導体素子に致命的な特性不良が発生
し、信頼性が著しく低下するという問題がおこる。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためのもの
であり、両面メサ型半導体素子のメサ溝やガラスパシベ
ーション膜にクラックやチッピングが発生することな
く、個々の半導体素子に分割することができる半導体ウ
エハの分割方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、多数の半導体素子が形成された両面メサ溝を
有する半導体ウエハの一方の面のメサ溝に第1の溝を形
成する工程と、前記半導体ウエハの他方の面のメサ溝に
前記第1の溝と対向する第2の溝を形成する工程と、前
記半導体ウエハに応力を加え前記第1の溝と前記第2の
溝の間を押し割る工程を含む半導体ウエハの分割方法で
ある。
【0008】これによれば、メサ溝周辺は回転ブレード
でダイシングしているため、メサ溝にブレークによるク
ラックやチッピングが発生することがない。このため、
メサ溝やガラスパシベーション膜を保護することがで
き、両面メサ型半導体素子の信頼性を維持することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本実施形態による半導体ウエハの分
割方法の説明図であり、1は多数の両面メサ型半導体素
子が形成された半導体ウエハ、2a、2bはメサ溝、3
はガラスパシベーション膜である。半導体素子としては
トライアック素子としたが、特に限定されるものではな
くサイリスタや他の両面メサ型半導体素子でもよい。
【0011】図1(a)に示すように、まず半導体ウエ
ハ1を粘着シート11上に固定し、半導体ウエハ1の一
方の面1aから回転ブレード12でダイシングし、メサ
溝2a中央部に第1の溝4を形成する。
【0012】次いで、図1(b)に示すように、半導体
ウエハ1を粘着シート11から剥がして反転し、新たな
粘着シート11上に固定して半導体ウエハ1の他方の面
1bから回転ブレード12でダイシングし、メサ溝2b
中央部に第1の溝4に対向して第1の溝4より深い第2
の溝5を形成する。このとき、第2の溝5が第1の溝4
と貫通しないようにする。これは第2の溝5を形成する
位置が若干でもずれた場合、第1の溝4周辺に欠けなど
が発生するのを防ぐためである。
【0013】次いで、図1(c)に示すように、半導体
ウエハ1を粘着シート11とともに反転し、シリコンラ
バー13上に載置する。そして、第2の溝5を形成した
半導体ウエハ1の一方の面1aの側からローラ14で半
導体ウエハ1を押圧することにより、第1の溝4および
第2の溝5の間がブレークし、個々の半導体素子に分離
する。
【0014】第1の溝4および第2の溝5のダイシング
深さは特に限定されないが、好適には第1の溝4のダイ
シング深さはメサ溝2a、2b間厚みの10〜30%、
第2の溝5のダイシング深さはメサ溝2a、2b間厚み
の40〜60%程度とする。本実施形態では、半導体ウ
エハの厚みは280μm、メサ溝間が100μm、第1
の溝の深さは20μm、第2の溝の深さは50μmとし
た。
【0015】第1の溝を浅く形成するのは、半導体ウエ
ハを粘着シートから剥がして反転しする際に、半導体ウ
エハに割れが発生するのを防ぐためである。
【0016】また、第2の溝5を第1の溝4より深く形
成することによりブレーク面が小さくなり、ブレーク面
周辺に発生するクラックやチッピングできるだけ少なく
することができる。
【0017】さらに、浅い第1の溝が形成された側の面
からローラで押圧することにより、深い第2の溝からス
ムーズにブレークが進みブレーク面周辺に発生するクラ
ックやチッピングをできるだけ少なくすることができ
る。
【0018】図2は半導体ウエハの分割後の半導体素子
の正面図である。図2(a)に示すように、本発明によ
り得られた半導体素子は、ブレーク面6が半導体ウエハ
分割面のほぼ中央に位置しているため、メサ溝2または
ガラスパシベーション膜3にクラックやチッピングが発
生することがないため、半導体素子の特性および信頼性
に悪影響を与えることがない。これに対し、図2(b)
に示すように、フルカット法により得られた半導体素子
は、回転ブレードが半導体ウエハを貫通する際にクラッ
クAやチッピングBがメサ溝2またはガラスパシベーシ
ョン膜3周辺に発生している。また、図2(c)に示す
ように、ハーフカット法により得られた半導体素子は、
ブレーク面6がメサ溝2またはガラスパシベーション膜
3周辺に位置しているため、メサ溝2やガラスパシベー
ション膜3にクラックAやチッピングBが発生してい
る。このため、従来のフルカット法やハーフカット法で
は、半導体素子の特性および信頼性に悪影響を及ぼすこ
とがある。
【0019】本実施の形態では、第1および第2の溝は
ダイシングにより形成したが、エッチングより形成して
もよい。また、メサ溝全面がガラスパシベーション膜で
覆われた例で説明したが、メサ溝中央部のダイシング部
分のガラスパシベーション膜をエッチングであらかじめ
取り除いた構造のものでも同じ効果を得ることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
サ溝やガラスパシベーション膜にクラックやチッピング
が発生することなく両面メサ型半導体素子が形成された
半導体ウエハを分割することができる。これにより個々
に分割された両面メサ型半導体素子の特性および信頼性
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による半導体ウエハの分割
方法を示す説明図
【図2】本発明と従来の方法により得た半導体素子を比
較する正面図
【図3】従来のフルカット法による半導体ウエハの分割
方法を示す説明図
【図4】従来のハーフカット法による半導体ウエハの分
割方法を示す説明図
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 1a 半導体ウエハの一方の面 1b 半導体ウエハの他方の面 2、2a、2b メサ溝 3 ガラスパシベーション膜 4 第1の溝 5 第2の溝 6 ブレーク面 11 粘着シート 12 回転ブレード 13 シリコンラバー 14 ローラ A クラック B チッピング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面メサ型半導体素子が形成された半導
    体ウエハを個々の半導体素子に分割する方法であって、
    前記半導体ウエハの一方の面に形成されたメサ溝中央部
    に第1の溝を形成する工程と、前記半導体ウエハの他方
    の面に形成されたメサ溝中央部に前記第1の溝と対向し
    て第2の溝を形成する工程と、前記半導体ウエハに応力
    を加え個々の半導体素子に分割する工程を含むことを特
    徴とする半導体ウエハの分割方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の溝を前記第2の溝より浅く形
    成するとともに、前記第1の溝を形成した面から前記半
    導体ウエハに応力を加え個々の半導体素子に分割するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体ウエハの分割方
    法。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子はサイリスタ素子または
    トライアック素子である請求項1および2記載の半導体
    ウエハの分割方法。
JP6446299A 1999-03-11 1999-03-11 半導体ウエハの分割方法 Pending JP2000260732A (ja)

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