JP2000260553A - 加熱装置、加熱定着装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、加熱定着装置および画像形成装置

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JP2000260553A
JP2000260553A JP11057920A JP5792099A JP2000260553A JP 2000260553 A JP2000260553 A JP 2000260553A JP 11057920 A JP11057920 A JP 11057920A JP 5792099 A JP5792099 A JP 5792099A JP 2000260553 A JP2000260553 A JP 2000260553A
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heater
temperature
heating
ptc resistor
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Koichi Okuda
幸一 奥田
Ken Murooka
謙 室岡
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
Noriyuki Ito
紀之 伊藤
Yasuto Tsubakimoto
椿本  康人
Satoru Taniguchi
悟 谷口
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度制御回路の故障時、ヒータから安全装置
に熱が伝わるのが遅れるため、通電が停止した時にはヒ
ータが高温になり、ヒータの破壊、発煙、異臭等を発生
するという課題があった。 【解決手段】 少なくとも通電発熱体を有するヒータ
と、このヒータと直列に接続し該ヒータに近接または接
触させたPTC抵抗体とを備え、またPTC抵抗体とと
もに通電停止手段、通電制御手段を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被加熱材に熱エネル
ギーを付与する加熱装置、この加熱装置を備えた加熱定
着装置および該加熱定着装置を適用した画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この加熱装置は、電子写真複写機・プリ
ンター・ファックスなどの画像形成装置における画像加
熱装置、すなわち電子写真・静電記録・磁気記録等の画
像形成プロセス手段において、加熱溶融性の樹脂等によ
りなるトナーを用いて記録材(エレクトロファックスシ
ート・静電記録シート・転写材シート印刷紙など)の面
に直接もしくは間接(転写)方式で形成した、目的の画像
情報に対応した未定着画像を該画像を担持している記録
材面に永久固着像として加熱定着処理するために活用で
きる。
【0003】また、画像加熱定着装置に限定されず、た
とえば画像を担持した記録材を加熱して表面性を改質す
る装置等、広く像担持体を加熱処理する手段・装置とし
て使用できる。
【0004】従来、例えば画像の加熱定着等のための加
熱装置としては、所定の温度に維持された加熱ローラ
と、弾性層を有して前記加熱ローラに圧接する加圧ロー
ラによって記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ方
式が多用されている。また、フラッシュ加熱方式、オー
プン加熱方式、熱板加熱方式など種々の方式・構成のも
のが知られており、実用化されている。また、米国特許
第3578797号明細書に開示のように、ベルト加熱
方式のものも知られている。
【0005】最近では、金属や樹脂性のホルダーに直接
固定支持された加熱体(サーマルヒーター、以下、ヒー
ターと記す)と、このヒーターに対向圧接しつつ搬送さ
れる耐熱性フィルム(定着フィルム、以下、フィルムと
記す)と、このフィルムを介して記録材をヒーターに密
着させる加圧部材とを有し、ヒーターの熱をフィルムを
介して記録材へ付与することで記録材面に形成担持され
ている未定着画像を該記録材面に加熱定着させるフィル
ム加熱方式・構成の加熱定着装置が提案されている。
【0006】本出願人の先の提案に係る例えば特開昭6
3−31318号公報に開示の方式・装置等がこれに属
し、薄肉のフィルムと、このフィルムの移動駆動手段
と、このフィルムを中にしてその一面側に固定支持して
配されたヒーターと、他面側にヒーターに対向して配置
され該ヒーターに対して該フィルムを介して画像定着す
るべき記録材の顕画像担持面を密着させる加圧部材を有
し、このフィルムは少なくとも画像定着時は該フィルム
と加圧部材との間に搬送導入される画像定着すべき記録
材と順方向に同一速度で走行移動させ、この走行移動す
るフィルムを挟んでヒーターと加圧部材との圧接で形成
される定着点としての定着ニップ部を通過させることに
より、この記録材の顕画像担持面をフィルムを介してヒ
ーターで加熱して未定着画像(未定着トナー像)に熱エネ
ルギーを付与し軟化・溶融せしめて該記録材に定着さ
せ、次いで定着点通過後のフィルムと記録材を分離点で
離間させる加熱手段・装置である。
【0007】このようなフィルム加熱方式の加熱装置に
おいては、ヒーターとして低熱容量加熱体を用いること
ができるため、接触加熱方式等の加熱装置に比べ小電力
及びウェイトタイム短縮化(クイックスタート)が可能と
なる。その他、これ等加熱方式の装置の欠点を解決でき
る利点を有し、効果的なものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のフィルム加熱方
式の加熱装置においては、温度制御回路の故障等によ
り、ヒーターが異常加熱状態になった際の安全装置とし
て、ヒーター背面に温度ヒューズ、サーミスイッチ等の
高温を検出してヒーターに対する通電を遮断する装置を
設けている。
【0009】しかしながら、ヒーターに比べて安全装置
の熱容量が大きく、ヒーターから安全装置に熱が伝わる
のが遅れるため、通電が停止した時にはヒーターが高温
になり、ヒーターの破壊、発煙、異臭等を発生するとい
う課題があった。
【0010】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、ヒーターの温度上昇速度を鈍らせ、
ヒーターの破壊、発煙等の発生を防止した加熱装置を得
ることを目的とする。
【0011】また、この加熱装置を適用することによ
り、故障の少ない、耐久性に優れた加熱定着装置を得る
ことを目的とする。
【0012】また、この加熱定着装置を適用して、円滑
な定着動作により高品質な画像形成動作を行う画像形成
装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成を有
することを特徴とする加熱装置、加熱定着装置及び画像
形成装置である。
【0014】(1)少なくとも通電発熱体を有するヒー
ターと、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接
または接触させたPTC抵抗体とを備えたことを特徴と
する加熱装置。
【0015】(2)少なくとも通電発熱体を有するヒー
ターと、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接
または接触させたPTC抵抗体と、前記ヒーターの加熱
温度を検出し該加熱温度が前記PTC抵抗体の特異温度
以下の温度異常で該ヒーターに対する通電を停止する通
電停止手段とを備えたことを特徴とする加熱装置。
【0016】(3)少なくとも通電発熱体を有するヒー
ターと、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接
または接触させたPTC抵抗体と、前記ヒーターの加熱
温度を一定の温度に制御する通電制御手段とを備え、前
記PTC抵抗体の特異温度が前記一定の温度より高く、
この特異温度以下で前記PTC抵抗体の抵抗値は、該ヒ
ーターの抵抗値より小さいことを特徴とする加熱装置。
【0017】(4)低温時における前記PTC抵抗体の
抵抗値は、前記ヒーターの抵抗値の1/10以下である
ことを特徴とする(3)記載の加熱装置。
【0018】(5)少なくとも通電発熱体を有するヒー
ターと、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接
または接触させたPTC抵抗体と、前記ヒーターの加熱
温度を一定の温度に制御する通電制御手段とを備え、前
記PTC抵抗体の特異温度が前記一定の温度より高く、
この特異温度以上で前記PTC抵抗体の抵抗体値が前記
ヒーターの抵抗値より大きいことを特徴とする加熱装
置。
【0019】(6)高温時における前記PTC抵抗体の
抵抗値は前記ヒーターの10倍以上であることを特徴と
する(5)記載の加熱装置。
【0020】(7)前記PTC抵抗体は、前記通電発熱
体を有するヒーターと一体であることを特徴とする
(1)から(6)のうちのいずれか1項記載の加熱装
置。
【0021】(8)少なくとも加熱装置とフィルムおよ
び該フイルムを該加熱装置のヒーターに押圧させる加圧
部材とからなる加熱定着装置において、前記加熱装置と
して(1)から(7)のうちのいずれか1項記載の加熱
装置を用いることを特徴とする加熱定着装置。
【0022】(9)被加熱部材に未定着画像を形成担持
させる作像手段と、前記記録材に形成担持させた未定着
画像を該記録材に加熱定着させる加熱定着手段とを有す
る画像形成装置において、前記加熱定着手段が(8)記
載の加熱定着装置であることを特徴とする画像形成装
置。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面について説明する。
【0024】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1による加熱装置を適用した加熱定着装置を示す概略図
であり、図1において、ヒーター2はホルダ1に取り付
けられており、ヒーター2とホルダ1はエンドレス状の
耐熱性のフィルム3(以下、定着フィルムあるいはフィ
ルムと称す)に覆われている。このフィルム3は加圧ロ
ーラ4とにより定着ニップNを作るようにヒーター2に
圧接されており、加圧ローラ4は図示されない手段によ
り矢印方向に駆動される。この定着ニップNを未定着画
像を有する被加熱材である記録材として紙Pが通過する
ことにより、未定着画像が紙Pに加熱定着される。加熱
体背面にはヒーター2の温度を検出するためサーミスタ
が設けられており、この温度情報をもとにヒーター2が
一定温度になるように交流電源21と直列に接続された
通電回路20を制御する。
【0025】加圧ローラ4は芯金5の外側にシリコンゴ
ムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムあるいはシリコンゴムを発
泡して形成された弾性層6からなる加圧ローラであり、
この弾性層6の上にPFA,PTFE,FEP等の離型
性層を形成してもよい。
【0026】フイルム3は熱容量が小さく、耐熱性、熱
可塑性を有するポリイミド、ポリアミドイト、PEE
K,PES,PPS,PFA,PTFE,FEP等の定
着フィルムである。さらにオフセット防止や記録材の分
離性を確保するために、表層にはPFA,PTFE,F
EP等の離型性の良好な耐熱樹脂を混合ないし単独で被
覆したものである。また、サーミスタ19、ヒーター基
板7、通電発熱体8で構成されたヒーターは、定着フイ
ルム3の内部に具備され、記録材上のトナー像を溶融、
定着させるニップの加熱を行う。
【0027】ホルダ1はヒーターを保持し、ニップと反
対方向への放熱を防ぐための断熱支持部材であり、液晶
ポリマー、フェノール樹脂、PPS,PEEKなどによ
り形成されている。そして、定着フィルム3が矢印のA
方向に余裕を持って回れるような形状と大きさであるた
め、ヒーター2およびホルダ1と定着フィルム3の間の
摩擦抵抗を小さく抑える必要がある。このため、ヒータ
ーおよび断熱支持部材1の表面に耐熱性グリースなどの
潤滑剤を少量介在させてある。これにより定着フィルム
3はスムーズに回転することが可能である。
【0028】図2はヒーター2と通電回路20の詳細を
示すもので、(a)は側面図,(b)はその一部を切欠
いた表面図である。ヒーター2はセラミック等の基板7
上に圧膜印刷等の手段により通電発熱体8、電極24を
形成した構成である。その通電発熱体8と電極24上に
はガラスコート等の保護層25が設けられている。ヒー
ター2の通電発熱体8にはPTC抵抗体30が両端の電
極32を介して直列に接続され、ヒーター2の背面に近
接または接触して配置されている。
【0029】図3はPTC抵抗体30の抵抗値の温度変
化を示す。PTC抵抗体30は温度Tcで急激に抵抗値
が上昇する特性を持っており、チタン酸バリウム等の焼
結体からなる抵抗体31に電極32を設けることで構成
されている。この温度Tcはヒーターが通常保持される
温度Tsより高く設定されており、ヒーター2が正常に
制御されている場合には抵抗値Rが小さく、ヒーター2
への通電制御に支障はない。
【0030】しかし、通電回路20の故障等によりヒー
ター2が異常高温状態になった場合、ヒーター2が温度
Tcに近づくとPTC抵抗体30の抵抗値が上がり、ヒ
ーター2への通電を抑制する。これによりヒーター2の
温度が温度Tc近接に留まり発煙、異臭の発生を押さえ
ることができる。つまり、PTC抵抗体30は可動部が
なく、全体積に対するヒーター接触面の面積を大きくす
ることが容易であり、ヒーター通電を抑制する応答速度
も速くできる。
【0031】これに対し、PTC抵抗体30の代わり
に、ヒーター2とサーモプロテクタ(後述のようにサー
モスイッチ、温度ヒューズ等)を直列に接続した装置に
おいては、ヒーター2に比べてサーモプロテクタの熱容
量が大きいため、ヒーター2の昇温速度にサーモプロテ
クタが追従できず、サーモプロテクタ作動前にヒーター
2が高温となってしまう。温度ヒューズやサーモスイッ
チは内部にバイメタル、スプリングといった可動部を持
つため、小型化して熱容量を減らしたり、全体積に対す
るヒーター接触面の面積を大きくして熱的接触抵抗を減
らすことが難しいものである。
【0032】表1は、異常発生時におけるヒーターの温
度上昇をPTC抵抗体の抵抗値により制御した状態を示
すもので、特異温度Tc以上でPTC抵抗体30の抵抗
値がヒーター2の抵抗値より低すぎる場合は、ヒーター
2の温度上昇がTc近傍で停止せず上がりつづけること
となるので、PTC抵抗体の抵抗値は、特異温度Tc以
上ではヒーター2の抵抗値より高いことが望ましい。特
にヒーターの10倍以上がよい。
【0033】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2によるヒーター2と通電回路20を示すもので、
(a)は側面図,(b)はその一部を切欠いた表面図で
ある。ヒーター2とPTC抵抗体30とサーモスイッ
チ、温度ヒューズ等のサーモプロテクタ40(通電停止
手段)を直列に接続し、それらを近接または接触させて
配置したものである。そして、サーモプロテクタ40の
動作温度TpをPTC抵抗体30の特異温度Tcと同じ
かそれ以下としている。
【0034】この実施の形態2においては、通電回路2
0の故障等によりヒーター2が異常昇温しても、前述と
同様にその温度がTc近傍に留まる。あるいはPTC抵
抗体30の抵抗値アップにより、ヒーター2への通電電
流を減らし、ヒーター2の昇温速度を減少させる。次
に、温度ヒューズやサーモスイッチ等のサーモプロテク
タ40が通電を遮断し、ヒーター2を室温まで冷却す
る。このため安全性が高まる。
【0035】PTC抵抗体30のない、ヒーター2とサ
ーモプロテクタ40を直列に接続したのみの装置におい
ては、ヒーター2に比べて、サーモプロテクタ40の熱
容量が大きいため、ヒーター2の昇温速度にサーモプロ
テクタ40が追従できず、サーモプロテクタ40作動前
にヒーター2が高温となってしまう。
【0036】この実施の形態2においては、PTC抵抗
体30によりヒーター2の温度上昇速度が減少または停
止するため、熱的応答速度の遅い温度ヒューズやサーモ
スイッチをヒーター温度が低い状態で作動することが可
能である。
【0037】この実施の形態2においては、必ずしもヒ
ーター温度を特異温度Tcで停止させる必要はなく、サ
ーモプロテクタ40をヒーター2が低温の状態で作動さ
せるように、ヒーター2の温度上昇をにぶらせさえすれ
ばよい。よって、PTC抵抗体30の特異温度Tc以上
での抵抗値は実施の形態1ほど高くする必要はない。す
なわち、PTC抵抗体30の抵抗値を下げることができ
る。例えば、表1に示す様にヒーター2の抵抗値の0.
5倍以上がよい。
【0038】一方、ヒーター2が正常に制御されている
温度領域Tsにおいては、PTC抵抗体30の抵抗値は
ヒーター2の抵抗値より低い方が望ましい。これはPT
C抵抗体30の抵抗値が高いと、PTC抵抗体30の自
己発熱により、ヒーター2の温度分布に高低ができオフ
セット等の画像不良を発生しやすくなるからである。
【0039】表1に示す様に、この実施の形態2によれ
ば、低温の温度領域TsではPTC抵抗体30の抵抗値
を低く(ヒーターの抵抗値より1/10以下がよい)設定
して画像不良の発生を防ぎつつ、異常昇温時にはヒータ
ー2の温度上昇速度をにぶらせて、ヒーター2が低温の
うちにサーモプロテクタ40を作動させることが可能と
なる。
【0040】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3によるヒーター50と通電回路20を示すもので、
(a)は側面図,(b)は裏面図、(c)はその一部を
切欠いた表面図である。ヒーター50の基板裏面に電極
51とPTC抵抗体52を圧膜印刷により設け、PTC
抵抗体52をヒーター50と一体に構成している。この
ようにすることにより、PTC抵抗体52の熱容量を減
少させ、より熱的応答性を高めることができる。
【0041】実施の形態4.図6は本発明の実施の形態
4によるヒーター2と通電回路20を示すもので,
(a)は側面図,(b)はその一部を切欠いた表面図で
ある。ヒーター2に特に温度検知素子は取り付けられて
いない。ヒーター2にはある一定の電力を加える等によ
り、PTC抵抗体の特異温度Tcより低い一定の温度に
なるように制御されている。これらについても、通電回
路20の故障等によりヒーター2が異常昇温した際には
PTC抵抗体30の作用によりヒーターの温度上昇を停
止、または温度上昇速度をにぶらせることが可能であ
る。
【0042】図7は本発明の実施の形態4による他のヒ
ーター2と通電回路20を示すもので,(a)は側面
図,(b)はその一部を切欠いた表面図であり、電源2
1、通電回路20、PTC抵抗体30、サーモプロテク
タ40を直列に接続した構成であり、前記実施の形態2
と同様の効果が得られる。
【0043】
【表1】
【0044】実施の形態5.図8は本発明の加熱装置を
ローラ加熱定着装置に適用した構成図である。ハロゲン
ヒーター305とPTC抵抗体30とサーモプロテクタ
40が直列に接続され、温度検知素子304により熱ロ
ーラ301の温度を検知して、ハロゲンヒーター305
への通電を制御する。この通電電流制御手段の故障等に
よりハロゲンヒーター305が常時通電状態となり、熱
ローラ301が異常昇温した場合、PTC抵抗体30の
抵抗値が上昇し、ハロゲンヒーター305への電流を抑
制し、熱ローラの温度上昇をにぶらせ、熱ローラ301
が比較的低温のうちにサーマルプロテクタ40を作動さ
せるものである。
【0045】実施の形態6.図9は前記の実施の形態3
の加熱定着装置を適用した画像形成装置を示す構成図で
ある。図9において、61は感光ドラムであり、OP
C、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料
がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基板上に
形成されている。感光ドラム1は矢印の方向に回転駆動
され、増す、その表面は帯電装置としての帯電ローラ6
2によって一様帯電される。次に、画像情報に応じてO
N/OFF制御されたレーザビーム63による走査露光
が施され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現
像装置64で現像、可視化される。現像方法としては、
ジャンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法な
どが用いられ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせ
て用いられることが多い。可視化されたトナー像は、転
写装置としての転写ローラ65により、所定のタイミン
グで搬送された記録材P上に感光ドラム61上より転写
される。このとき記録材Pは感光ドラム61と転写ロー
ラ65に一定の加圧力で挟持搬送される。このトナー像
が転写された記録材Pは加熱定着装置66へと搬送さ
れ、永久画像として定着される。一方、感光ドラム62
上に残存する転写残りの残存トナーは、クリーニング装
置67により感光ドラム61表面よる除去される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通電発熱体を持つヒーターと、このヒーターと直列に接
続し該ヒーターに近接または接触させたPTC通電発熱
体とを備えた構成としたので、ヒーターに対する通電回
路の故障等による異常昇温時において、ヒーターの温度
上昇を停止、または温度上昇速度を鈍らせ、発煙や異臭
の発生を防止することが可能になるという効果がある。
【0047】また、この加熱装置を適用することによ
り、故障が少なく、定着を確実に行うことができ、耐久
性に優れた加熱定着装置を得ることができる効果があ
る。
【0048】また、この加熱定着装置を適用することに
より、円滑な定着動作によって、高品質の画像形成を行
うことができる画像形成装置を得ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるフィルム加熱定
着装置の構成を示す横断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に適用したヒーターと
通電回路の詳細図である。
【図3】 PTC抵抗体の抵抗温度特性図である。
【図4】 本発明の実施の形態2によるヒーターと通電
回路の詳細図である。
【図5】 本発明の実施の形態3によるヒーターと通電
回路の詳細図である。
【図6】 本発明の実施の形態4によるヒーターの詳細
図である。
【図7】 本発明の実施の形態4による他のヒーターの
詳細図である。
【図8】 本発明の実施の形態5によるローラ方式加熱
定着装置の横断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態5による画像形成装置を
示す構成図である。
【符号の説明】
2 ヒータ、30 PTC抵抗体、40 通電停止手
段、61 感光ドラム(撮像手段)、62 帯電ローラ
(撮像手段)、63 レーザビーム(撮像手段)、64
現像装置(撮像手段)、68 記録材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 紀之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 (72)発明者 椿本 康人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 (72)発明者 谷口 悟 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 CA06 CA34 CA51 3K058 AA04 BA18 CA61 CA62 CA71 CA78 CB12 DA04 DA22 DA26 GA03 GA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも通電発熱体を有するヒーター
    と、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接また
    は接触させたPTC抵抗体とを備えたことを特徴とする
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも通電発熱体を有するヒーター
    と、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接また
    は接触させたPTC抵抗体と、前記ヒーターの加熱温度
    を検出し該加熱温度が前記PTC抵抗体の特異温度以下
    の温度異常で該ヒーターに対する通電を停止する通電停
    止手段とを備えたことを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも通電発熱体を有するヒーター
    と、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接また
    は接触させたPTC抵抗体と、前記ヒーターの加熱温度
    を一定の温度に制御する通電制御手段とを備え、前記P
    TC抵抗体の特異温度が前記一定の温度より高く、この
    特異温度以下で前記PTC抵抗体の抵抗値は、該ヒータ
    ーの抵抗値より小さいことを特徴とする加熱装置。
  4. 【請求項4】 低温時における前記PTC抵抗体の抵抗
    値は、前記ヒーターの抵抗値の1/10以下であること
    を特徴とする請求項3記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも通電発熱体を有するヒーター
    と、このヒーターと直列に接続し該ヒーターに近接また
    は接触させたPTC抵抗体と、前記ヒーターの加熱温度
    を一定の温度に制御する通電制御手段とを備え、前記P
    TC抵抗体の特異温度が前記一定の温度より高く、この
    特異温度以上で前記PTC抵抗体の抵抗体値が前記ヒー
    ターの抵抗値より大きいことを特徴とする加熱装置。
  6. 【請求項6】 高温時における前記PTC抵抗体の抵抗
    値は前記ヒーターの10倍以上であることを特徴とする
    請求項5記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記PTC抵抗体は、前記通電発熱体を
    有するヒーターと一体であることを特徴とする請求項1
    から請求項6のいずれか1項記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも加熱装置とフィルムおよび該
    フイルムを該加熱装置のヒーターに押圧させる加圧部材
    とからなる加熱定着装置において、前記加熱装置として
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の加熱
    装置を用いることを特徴とする加熱定着装置。
  9. 【請求項9】 被加熱部材に未定着画像を形成担持させ
    る作像手段と、前記記録材に形成担持させた未定着画像
    を該記録材に加熱定着させる加熱定着手段とを有する画
    像形成装置において、前記加熱定着手段が請求項8記載
    の加熱定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1610048A1 (de) * 2004-06-25 2005-12-28 DBK David + Baader GmbH Heizelemente für Fluide
US9423738B1 (en) 2015-06-29 2016-08-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Heat generating unit, fixing unit, and image forming apparatus having a thermal destruction element
US9933734B2 (en) 2015-08-27 2018-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and heater for use in the apparatus
CN110312328A (zh) * 2019-06-13 2019-10-08 深圳市福来科技有限公司 加热不燃烧烟具陶瓷基材稀土厚膜加热片的制作方法

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