JP2000259083A - 表示装置の背面光源及びその製造方法 - Google Patents

表示装置の背面光源及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000259083A
JP2000259083A JP11064437A JP6443799A JP2000259083A JP 2000259083 A JP2000259083 A JP 2000259083A JP 11064437 A JP11064437 A JP 11064437A JP 6443799 A JP6443799 A JP 6443799A JP 2000259083 A JP2000259083 A JP 2000259083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
display device
manufacturing
resin paste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11064437A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Imoto
政善 井本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP11064437A priority Critical patent/JP2000259083A/ja
Publication of JP2000259083A publication Critical patent/JP2000259083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子上に表示される指針像のエッジのぼ
やけを緩和して表示品質を向上する。 【解決手段】 光源体25を遮光枠27にはめ込み、光
源体25の側面を遮光枠27によって完全に遮蔽する。
発光中の光源体25からの光が、これに隣接する他の光
源体25に進入するのを防ぎ、光源体25同士の疑似発
光を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置の背面
光源及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、自動車等の移動体においては、指針を機械的に回転
させて車両速度等の表示を行う表示装置が使用されてい
る。
【0003】しかしながら、従来の表示装置では、指針
を回転させるための複雑な駆動機構が必要であり、装置
構成が複雑であるという問題がある。
【0004】そこで、かかる問題を解決する方法とし
て、例えば本出願人が特願平10−352829号の発
明として開示した提案例がある。
【0005】この提案例の表示装置は、図9の如く、光
学素子1と、基板(PCB)3上に配設された複数の光
源体5とを備えたものであって、特に光学素子1は、所
定の色に着色された透明の樹脂成形体であり、円盤状の
素子本体1aの片面側(視認者側)に、略半円形の断面
形状を有する複数の微小光学要素1bが同心円上に周期
的に形成されている。即ち、複数の微小光学要素1b
は、その最内周の微小光学要素1bと最外周の微小光学
要素1bとの間の中心部1cが、図10に示す所定の仮
想円Cの円周上に位置するように、仮想円Cの周方向に
沿って互いに平行に延設されている。そして、これに伴
い、中心部1cを通る仮想円C上の任意の点に関して、
仮想円Cの径方向両側の各微小光学要素1bが径方向に
対称になっている。
【0006】また、複数の光源体5は、光学素子1の裏
面側において、前記仮想円C(図10)の周方向に沿っ
て規則的に円形に配置されている。このため、光学素子
1に入射した各光源体5からの光7が、光学素子1の前
面側の面で屈折されて出射することにより、光源体5の
発光面の像(虚像)が、光学素子1の径方向に引き伸ば
されて、図10のように所定の像形成位置9に指針像9
aとして生成されるようになっている。
【0007】ところで、この提案例に係る表示装置の場
合、光源体5としては、図11の如く、LED等の発光
素子11が基台12上に搭載された状態で、レンズとし
ての機能を有する透明な保護樹脂材13にて封止された
ものが使用されるが、図12のように、発光中の光源体
5aから放射状に出射された光が隣接する光源体5bの
保護樹脂材13に向かうと、この隣接した光源体5bの
保護樹脂材13で光が反射して発散するおそれがある。
また、隣接した光源体5bからの発散光がさらにこれに
隣接した光源体5cに向かう場合は、連鎖的にその光源
体5cの保護樹脂材13で光が発散してしまう。このよ
うな光の伝搬は、保護樹脂材13だけでなく、各光源体
5を基板3に搭載するための半田や、あるいは基板3自
体によっても反射するおそれがある。
【0008】このように、各光源体5からの発散光が予
期しない部位で反射等を行うと、図13の如く、基板3
中の本来発光していない部分が弱く発光しているように
なってしまい、これによって表示像の幅が広がってしま
い、図10中の符号9b,9cのように、指針像9aの
エッジがぼやけるおそれがあった。
【0009】そこで、この発明の課題は、光学素子上に
表示される指針像のエッジのぼやけを緩和して表示品質
を向上し得る表示装置の背面光源及びその製造方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、所定の光学素子の背面に設置
されて、複数の光源体のうちのいずれかを選択的に発光
させるようにされた表示装置の背面光源であって、前記
複数の光源体と、前記各光源体の側面の全てを遮光する
ように当該各光源体を嵌入する遮光枠とを備えるもので
ある。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記光学素子
が、所定の仮想円の周方向に沿って円弧形状に延びたプ
リズム状または凸レンズ状の複数の微小光学素子が少な
くとも片面において前記仮想円の径方向に並設されてな
るものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、所定の樹脂材料
を使用して、前記光源体の形状に合致した複数の嵌入孔
が形成され、且つ前記光源体の高さ寸法に応じた厚さに
設定された前記遮光枠を成型する工程と、前記遮光枠の
前記嵌入孔に前記光源体を嵌入する工程とを備えるもの
である。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記光源体の高
さ寸法に対応した高さの側壁部を有する上面開放の型の
内部に前記複数の光源体を載置する工程と、前記型内の
前記光源体の載置位置以外の部分に遮光性の樹脂ペース
トを滴下充填する工程と、前記樹脂ペーストを所定の粘
度にまで半硬化させる工程と、所定の粘度の前記樹脂ペ
ーストのうち、前記型の前記側壁部から上方にはみ出し
た部分を所定の治具によりかき取って前記光源体の上面
を前記樹脂ペーストから露出させる工程と、所定の粘度
の前記樹脂ペーストを硬化させる工程と、前記樹脂ペー
ストを前記光源体ごと前記型から取り出す工程とを備え
るものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記光源体の高
さ寸法に対応した高さの側壁部を有する上面開放の型の
内部に前記複数の光源体を載置する工程と、前記型内の
前記光源体の載置位置以外の部分に遮光性の樹脂ペース
トを滴下充填する工程と、前記樹脂ペーストを所定の粘
度にまで半硬化させる工程と、所定の粘度の前記樹脂ペ
ーストのうち、前記型の前記側壁部から上方にはみ出し
た部分を所定の治具によりかき取って前記光源体の上面
を前記樹脂ペーストから露出させる工程と、所定の粘度
の前記樹脂ペーストを硬化させる工程と、前記樹脂ペー
ストを前記光源体ごと前記型から取り出す工程とを備え
るものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記樹脂ペース
トが、硬化後も弾性を有し、且つ高い熱伝導性を有する
シリコン樹脂が使用されるものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、可撓性樹脂材料
からなり、厚さ寸法が前記光源体の高さ寸法に対応して
設定された遮光性の板状体の所定位置に、前記光源体の
長さ寸法より大きい複数の切欠を形成する工程と、前記
板状体の切欠を押し広げながら、当該各切欠内に各光源
体を嵌入する工程とを備えるものである。
【0017】請求項8に記載の発明は、前記板状体が、
発泡性の可撓性樹脂材料からなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】{第1の実施の形態}図1はこの
発明の第1の実施の形態に係る背面光源が適用された表
示装置を示す図である。この表示装置は、図1の如く、
自動車、航空機または船舶等の移動体の計器板等に使用
されて、擬似的なアナログ表示の指針としての光線像を
表示するものであって、光学素子21と、基板(PC
B)23上に配設されて光学素子21に光を与える複数
の光源体25と、この光源体25同士の光の投受光を防
止する遮光枠27とを備えている。
【0019】光学素子21は、所定の色に着色された透
明の樹脂成形体であり、円盤状の素子本体21aの片面
側(視認者側)に、略半円形の断面形状を有する複数の
微小光学要素21bが同心円上に周期的に形成されてい
る。即ち、複数の微小光学要素21bは、その最内周の
微小光学要素21bと最外周の微小光学要素21bとの
間の中心部21cが、図10に示す所定の仮想円Cの円
周上に位置するように、仮想円Cの周方向に沿って互い
に平行に延設されている。そして、これに伴い、中心部
21cを通る仮想円C上の任意の点に関して、仮想円C
の径方向両側の各微小光学要素21bの断面(図1)が
径方向に対称になっている。かかる光学素子21は、車
両のインストゥルメントパネル28の表示窓28aに嵌
め込むようにして配設される。
【0020】基板23上の光源体25は、図2のよう
に、LED等の発光素子25aが、レンズとして機能す
る透明な保護樹脂材25bにて封止されて角錐台形状に
形成されたものが使用されている。
【0021】遮光枠27は、光不透過性の樹脂成形体で
あって、板状体において、複数の光源体25を保護樹脂
材25bごと嵌入するための複数の嵌入孔29が貫通形
成されている。この遮光枠27を形成する板状体の高さ
寸法は、保護樹脂材25bを含む光源体25の外形高さ
以上に設定され、これにより個々の光源体25の側面を
遮蔽するようになっている。尚、図2では、図示簡略化
のため、遮光枠27の嵌入孔29が一直線状に配置され
て形成されているが、実際には、円形の光学素子21の
背面に設置する都合上、各嵌入孔29が、図10に示す
所定の仮想円Cの円周上に位置するように、当該仮想円
Cの周方向に沿って形成されている。
【0022】上記した表示装置の製造時には、まず遮光
枠27を所定の金型等で成型しておく。この際、遮光枠
27の高さ寸法を光源体25の保護樹脂材25bの高さ
寸法以上に設定しておく。
【0023】次に、図3のように、複数の光源体25を
遮光枠27の嵌入孔29に嵌入する。このとき、光源体
25の保護樹脂材25bの側面は完全に遮光枠27によ
って遮蔽される。
【0024】この状態で、光源体25及び遮光枠27を
図1のように基板23上に搭載し、車両のインストゥル
メントパネル28の表示窓28aに嵌め込まれた光学素
子21の背面側に設置する。
【0025】表示装置の使用時には、複数の光源体25
のうちいずれか1個を発光させる。そうすると、光学素
子21に入射した各光源体25からの光31が、光学素
子21の前面側の面で屈折されて出射することにより、
光源体25の発光面の像(虚像)が、光学素子21の径
方向に引き伸ばされて、図10のように所定の像形成位
置9に指針像9aとして形成される。
【0026】このとき、光源体25の保護樹脂材25b
の側面が遮光枠27によって完全に遮蔽されているの
で、発光中の光源体25からの光が他の光源体25の保
護樹脂材25bに進入することを防止できる。したがっ
て、図12及び図13のように隣接した光源体25が隣
の光源体25からの光を受けて発光する事態を防止で
き、図10中の符号9b,9cのように各光源体25を
近接配置したとしても、相互に隣接する光源体25同士
が疑似発光することがなく、指針像9aのエッジのぼや
けを防止できる。これにより、表示像を鮮明にし表示品
質を向上させることができる。
【0027】{第2の実施の形態}図4はこの発明の第
2の実施の形態に係る表示装置の背面光源を示す図、図
5及び図6はその製造方法を示す図である。なお、図4
ないし図6では、第1の実施の形態と同様の機能を有す
る要素については同一符号を付している。
【0028】この実施の形態に係る表示装置の背面光源
は、図4の如く、複数の光源体25同士の相互の投受光
を防止するための遮光枠27を所定の樹脂にて製造する
点で第1の実施の形態と共通するが、製造手順を第1の
実施の形態と異にしたものである。
【0029】即ち、この背面光源の製造時においては、
まず、図5の如く、金型33に複数の光源体25を載置
する。この載置位置は、図5では図示簡略化のため一直
線状に載置したように示しているが、実際には、円形の
光学素子21の背面に設置する都合上、各光源体25
が、図10に示す所定の仮想円Cの円周上に位置するよ
うに、当該仮想円Cの周方向に沿って載置する。そし
て、この状態で、光不透過性の粘状の樹脂ペースト34
を光源体25の周囲に滴下塗布する。
【0030】このときに使用する金型33は、上面開放
の箱形に形成されたものであり、その側壁部33aの高
さ寸法hは、光源体25の保護樹脂材25bの高さ寸法
に対応して設定されている。
【0031】また、樹脂ペースト34としては、常温で
経時的に硬化するものであり、且つ硬化後も弾性を有す
る特性を有するものであって、さらに、各光源体25の
発光に伴う発熱時の熱放散を考慮して熱伝導性のよいも
のが使用される。具体的には、この樹脂ペースト34と
しては絶縁性を有するシリコン剤等が使用される。
【0032】かかる状態で一定時間放置し、樹脂ペース
ト34がある程度の粘度を有する状態にまで半硬化させ
る。そして、図6の如く、所定の直方体の矩形治具35
を金型33の側壁部33aの天面に押しあてながら、こ
の矩形治具35を金型33の上面に沿って摺動させる。
そうすると、金型33から上方にはみ出た所定の粘度の
樹脂ペースト34をかき取ることができる。このとき、
金型33の側壁部33aの高さ寸法hが、光源体25の
保護樹脂材25bの高さ寸法に対応して設定されている
ので、図6のように光源体25の上面が上方に露出され
る。この状態で樹脂ペースト34を常温化で一定時間放
置して硬化させて遮光枠27を形成した後、この遮光枠
27を光源体25ごと金型33から取り出す。そして、
これを図1に示したような基板23上に搭載し、背面光
源を完成させる。
【0033】この方法により、容易に背面光源を製造で
きる。
【0034】また、樹脂ペースト34として、常温で硬
化するものを使用しているので、保護樹脂材25bの硬
化時に特別の環境を設定する必要がなく、一定時間これ
を放置するだけで容易に硬化できる。その結果、例えば
熱硬化性の樹脂材料を使用する場合に比べて加熱装置等
を設置する必要がなくなり、製造コストを抑制できる。
【0035】さらに、樹脂ペースト34としてシリコン
樹脂が使用され、これにより硬化後も弾性を有するよう
にしているので、温度変化による基板23等の熱膨張収
縮にも対応できる。
【0036】さらにまた、樹脂ペースト34としてシリ
コン樹脂が使用され、これにより熱伝導性を高く設定す
ることが可能であるので、各光源体25の発光に伴う発
熱時の熱放散を十分に確保できる。
【0037】{第3の実施の形態}図7はこの発明の第
3の実施の形態に係る表示装置の背面光源を示す斜視
図、図8はその製造方法を示す図である。なお、図7及
び図8では第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同
様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。
【0038】この実施の形態に係る表示装置の背面光源
は、複数の光源体25同士の相互の投受光を防止するた
めの遮光枠27を所定の樹脂にて製造する点で第1の実
施の形態及び第2の実施の形態と共通するが、製造手順
を第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異にしたも
のである。
【0039】即ち、この背面光源の製造時においては、
まず図8のように、光不透過性且つ可撓性の発泡ポリエ
チレン性の板状体41の所定の位置に、所定の治具(カ
ッターナイフ等)を用いて複数の切欠42を形成して遮
光枠27を形成する。
【0040】このときに使用する板状体41の厚さ寸法
は、光源体25の保護樹脂材25bの高さ寸法に対応す
るように設定されている。
【0041】また、この遮光枠27の各切欠42の長さ
寸法は、光源体25の長さ寸法よりわずかに長く形成し
ておく。尚、この切欠42の形成位置は、図7及び図8
では図示簡略化のため一直線状に形成したように示して
いるが、実際には、光源体25を円形の光学素子21の
背面に設置する都合上、各切欠42が図10に示す所定
の仮想円Cの円周上に位置するように、当該仮想円Cの
周方向に沿って形成しておく。
【0042】そして、発砲体である板状体41(遮光枠
27)の切欠42を押し広げながら、この各切欠42内
に各光源体25を嵌入する。このとき、光源体25の保
護樹脂材25bの側面は完全に遮光枠27によって遮蔽
される。
【0043】この状態で、光源体25及び遮光枠27を
図1のように基板23上に搭載する。この場合、遮光枠
27の背面に粘着材を塗布しておけば、この遮光枠27
の基板23への搭載が容易になる。そして、車両のイン
ストゥルメントパネル28の表示窓28aに嵌め込まれ
た光学素子21の背面側に設置する。
【0044】この方法によっても、容易に背面光源を製
造できる。
【0045】尚、上記各実施の形態においては、光源体
25として角錐台形状のものについて説明したが、砲弾
形状のリードタイプのLED等を使用する場合にも同様
に適用できることは勿論である。ただし、角錐台形の光
源体25を使用する場合、遮光枠27からの前方への抜
けを防止できる点で便利であり、また第1の実施の形態
などにおいて光源体25を遮光枠27の嵌入孔29に嵌
入する際の動作が容易になる点で有利である。
【0046】また、上記各実施の形態においては、光学
素子21として複数の断面半円状のレンズが並置された
ものを使用していたが、かかるレンズに代えて複数の環
状のプリズムを同心円状に並置したフレネルレンズを使
用してもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、光源体
の側面が遮光枠によって完全に遮蔽されているので、発
光中の光源体からの光が他の光源体に進入することを防
止でき、この隣接した光源体が隣の光源体からの光を受
けて発光する事態を防止できる。したがって、各光源体
を近接配置したとしても、相互に隣接する光源体同士が
疑似発光することがなく、光学素子への発光像のエッジ
のぼやけを防止できる。これにより、光学素子での表示
像を鮮明にし表示品質を向上させることができる。特
に、請求項2に記載の発明によれば、レンズやプリズム
等のように、光学素子として所定の集光方向への集光機
能を有する場合に、その直行方向でのエッジのぼやけを
防止して発光像を鮮明にすることが可能である。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、所定の樹
脂材料を使用して遮光枠を成型し、その嵌入孔に光源体
を嵌入するだけで、隣接する光源体同士の疑似発光を容
易に防止できる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、上面開放
の型の内部に複数の光源体を載置し、これらの光源体の
周囲を遮光性の樹脂ペーストで充填し、この樹脂ペース
トを所定の粘度にまで半硬化させた後、型の側壁部から
上方にはみ出した部分を所定の治具によりかき取って光
源体の上面を樹脂ペーストから露出させ、樹脂ペースト
を硬化させた後に型から取り出すだけで、隣接する光源
体同士の疑似発光を容易に防止できる。
【0050】特に、請求項5に記載の発明によれば、樹
脂ペーストを常温で放置するだけで硬化するようにして
いるので、例えば熱硬化性の樹脂材料を使用する場合に
比べて加熱装置等を設置する必要がなくなり、製造コス
トを抑制できる。
【0051】また、請求項6に記載の発明によれば、樹
脂ペーストとしてシリコン樹脂を使用し、これにより硬
化後も弾性を有するようにしているので、温度変化によ
る基板等の熱膨張収縮にも対応できる。さらにまた、シ
リコン樹脂により熱伝導性を高く設定することが可能で
あるので、各光源体の発光に伴う発熱時の熱放散を十分
に確保できる。
【0052】請求項7に記載の発明によれば、可撓性樹
脂材料からなる遮光性の板状体の所定位置に、光源体の
長さ寸法より大きい複数の切欠を形成し、この切欠を押
し広げながら各光源体を嵌入するだけで、隣接する光源
体同士の疑似発光を容易に防止できる。
【0053】特に、請求項8に記載の発明によれば、板
状体の材料として発泡性のものを使用することにより、
その可撓性を容易に確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る背面光源が
適用された表示装置を示す断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を示す斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を製造する動作を示す図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を示す斜視図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を製造する動作を示す図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を製造する動作を示す図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を示す斜視図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る表示装置の
背面光源を製造する動作を示す図である。
【図9】提案例の表示装置を示す断面図である。
【図10】一般的な表示装置を示す正面図である。
【図11】光源体を示す側面図である。
【図12】隣り合う光源体同士が擬似発光している様子
を示す図である。
【図13】隣り合う光源体同士が擬似発光している様子
を示す図である。
【符号の説明】
21 光学素子 21a 素子本体 21b 微小光学要素 21c 中心部 23 基板 25 光源体 25a 発光素子 25b 保護樹脂材 27 遮光枠 28 インストゥルメントパネル 28a 表示窓 29 嵌入孔 31 光 33 金型 33a 側壁部 34 樹脂ペースト 35 矩形治具 41 板状体 42 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井本 政善 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5C096 AA04 AA27 AA29 BA01 BA04 BC03 CA06 CB02 CC06 CC21 CC30 CD02 CD32 CG07 CG17 CJ02 DC06 DC20 EB03 EB15 FA11 FA17 5G435 AA00 AA12 BB04 EE05 FF13 GG01 GG23 GG26 KK07 LL17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の光学素子の背面に設置されて、複
    数の光源体のうちのいずれかを選択的に発光させるよう
    にされた表示装置の背面光源であって、 前記複数の光源体と、 前記各光源体の側面の全てを遮光するように当該各光源
    体を嵌入する遮光枠とを備える表示装置の背面光源。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示装置の背面光源で
    あって、 前記光学素子は、所定の仮想円の周方向に沿って円弧形
    状に延びたプリズム状または凸レンズ状の複数の微小光
    学素子が少なくとも片面において前記仮想円の径方向に
    並設されてなることを特徴とする表示装置の背面光源。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の表示装
    置の背面光源の製造方法であって、 所定の樹脂材料を使用して、前記光源体の形状に合致し
    た複数の嵌入孔が形成され、且つ前記光源体の高さ寸法
    に応じた厚さに設定された前記遮光枠を成型する工程
    と、 前記遮光枠の前記嵌入孔に前記光源体を嵌入する工程と
    を備える表示装置の背面光源の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の表示装
    置の背面光源の製造方法であって、 前記光源体の高さ寸法に対応した高さの側壁部を有する
    上面開放の型の内部に前記複数の光源体を載置する工程
    と、 前記型内の前記光源体の載置位置以外の部分に遮光性の
    樹脂ペーストを滴下充填する工程と、 前記樹脂ペーストを所定の粘度にまで半硬化させる工程
    と、 所定の粘度の前記樹脂ペーストのうち、前記型の前記側
    壁部から上方にはみ出した部分を所定の治具によりかき
    取って前記光源体の上面を前記樹脂ペーストから露出さ
    せる工程と、 所定の粘度の前記樹脂ペーストを硬化させる工程と、 前記樹脂ペーストを前記光源体ごと前記型から取り出す
    工程とを備える表示装置の背面光源の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の表示装置の背面光源の
    製造方法であって、前記樹脂ペーストは、常温で経時的
    に硬化する樹脂材料が使用されることを特徴とする表示
    装置の背面光源の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の表示装
    置の背面光源の製造方法であって、前記樹脂ペースト
    は、硬化後も弾性を有し、且つ高い熱伝導性を有するシ
    リコン樹脂が使用されることを特徴とする表示装置の背
    面光源の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2に記載の表示装
    置の背面光源の製造方法であって、 可撓性樹脂材料からなり、厚さ寸法が前記光源体の高さ
    寸法に対応して設定された遮光性の板状体の所定位置
    に、前記光源体の長さ寸法より大きい複数の切欠を形成
    する工程と、 前記板状体の切欠を押し広げながら、当該各切欠内に各
    光源体を嵌入する工程とを備える表示装置の背面光源の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の表示装置の背面光源の
    製造方法であって、前記板状体は、発泡性の可撓性樹脂
    材料からなることを特徴とする表示装置の背面光源の製
    造方法。
JP11064437A 1999-03-11 1999-03-11 表示装置の背面光源及びその製造方法 Pending JP2000259083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11064437A JP2000259083A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 表示装置の背面光源及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11064437A JP2000259083A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 表示装置の背面光源及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000259083A true JP2000259083A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13258266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11064437A Pending JP2000259083A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 表示装置の背面光源及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000259083A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014087564A1 (ja) * 2012-12-06 2014-06-12 株式会社デンソー 表示装置
CN113811937A (zh) * 2019-03-22 2021-12-17 平山章三 光点画式显示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014087564A1 (ja) * 2012-12-06 2014-06-12 株式会社デンソー 表示装置
JP2014115345A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Denso Corp 表示装置
CN104854648A (zh) * 2012-12-06 2015-08-19 株式会社电装 显示装置
CN113811937A (zh) * 2019-03-22 2021-12-17 平山章三 光点画式显示装置
CN113811937B (zh) * 2019-03-22 2023-09-22 平山章三 光点画式显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100818857B1 (ko) 프레넬 광학 소자 및 투사형 표시 장치
US8591051B2 (en) Panel and method for producing the same
US9513429B2 (en) Backlighting assembly combined with LCD assembly and method for combining the same using a double-sided adhesive member
CN108474954B (zh) 平视显示装置与透镜单元
JP2007329089A (ja) 発光ユニット
TWI621109B (zh) Display device
JP5576348B2 (ja) 発光式ナンバープレート
JP2000259083A (ja) 表示装置の背面光源及びその製造方法
JP4599298B2 (ja) 面発光装置
CN114624924B (zh) 显示装置
TWI648562B (zh) 反射式顯示裝置
JP6517724B2 (ja) 面状照明装置
JP6448999B2 (ja) 反射部材および当該反射部材を有する面光源装置
CN114613268B (zh) 一种背光光源、背光模组及显示器
JP6481476B2 (ja) 照明装置
JP2004006139A (ja) 発光装置
JP7434739B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP6266804B2 (ja) 表示装置
JP6910158B2 (ja) 面光源装置
US5875010A (en) Display panel having individual display devices bonded to light transmitting plates which have a combined area greater than of the devices
JPH08123340A (ja) Ledドットマトリクス表示ユニット
JP2002040413A (ja) バックライト及び液晶表示装置
JP2624462B2 (ja) 遮光板
KR101094110B1 (ko) 자동차 오디오용 엘이디 칼라도광판
JP6982830B2 (ja) 照明装置、及び、照明装置の製造方法