JP2000258672A - 光ファイバケーブル敷設構造 - Google Patents

光ファイバケーブル敷設構造

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JP2000258672A
JP2000258672A JP11061036A JP6103699A JP2000258672A JP 2000258672 A JP2000258672 A JP 2000258672A JP 11061036 A JP11061036 A JP 11061036A JP 6103699 A JP6103699 A JP 6103699A JP 2000258672 A JP2000258672 A JP 2000258672A
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俊博 野中
Makoto Ninomiya
誠 二宮
Manabu Suda
学 須田
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COMMUNICATION KAIHATSU KK
Osaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光ファイバケーブル敷設構造では、配
線盤等から光ファイバケーブルをケーブルスペースを通
して1本づつ、必要とするフロア毎に設置する複雑な工
事が必要とされる。 【解決手段】 受電室盤等21から引き出された1本の
サブグループ化光ファイバケーブル22は、EPS23
を通ってビルの所定の階のフロアまでわたされており、
例えば、1F,2F,3Fの各フロアへ分岐型光コネク
タ箱24を介して敷設される。サブグループ化光ファイ
バケーブル22は4本のサブケーブル26からなり、1
本のサブケーブル26は1Fのフロアに用いられ、他の
3本のサブケーブル26は2F,3F,4Fに用いられ
る。分岐型光コネクタ箱24は、敷設が必要とされる階
で切断されたサブケーブル26中の光ファイバコード3
0をその階に分岐するための成端処理部を構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の複数階の間
に光ファイバケーブルを敷設するための光ファイバケー
ブル敷設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような建物(ビル)の縦系の
光配線は、各フロア毎に専用の光ファイバケーブルによ
るスター配線や、必要箇所でのポイントツウポイント配
線で行われている。この種の光配線構造としては、例え
ば、図8(a)に示される光ファイバケーブル敷設構造
がある。この構造では、光ファイバケーブル配線盤等1
から4本の光ファイバケーブル2,3,4,5が引き出
され、各光ファイバケーブル2,3,4は情報通信配線
スペース6を通ってビルの1階(1F),2階(2
F),3階(3F)の各フロアへそれぞれ敷設されてい
る。
【0003】これら各光ファイバケーブル2〜5は、例
えば、同図(b)の横断面図に示されるように12本の
光ファイバコード8からなる。これら各光ファイバコー
ド8は、中心部に配置された金属製抗張力ワイヤ9と共
に抗張力繊維10に覆われ、合成樹脂製の2次外皮11
に収納されている。また、各光ファイバコード8は、中
心部に光ファイバ素線12を有し,この光ファイバ素線
12の外周には、抗張力材としての金属被覆13,およ
び合成樹脂製の1次外皮14が被されている。
【0004】光ファイバケーブル2,3,4は、融着接
続部収納箱16およびコネクタ接続箱17を介し、1
F,2F,3F,…nFの各フロアにそれぞれ敷設され
る。この際、光ファイバケーブル2,3,4から出た光
ファイバコード8と、片端コネクタ付き光ファイバコー
ド18とを融着接続する必要がある。融着接続部収納箱
16は、各光ファイバコード8中の光ファイバ素線12
と、コネクタ付き光ファイバコード18のコネクタが付
いていない側の光ファイバ素線との融着接続部分を収納
している。コネクタ接続箱17は、この融着接続部分の
反対側の光ファイバコード18端部に接続された光コネ
クタを収納している。
【0005】この光コネクタは、コネクタ接続箱17に
設けられたアダプタにより、各フロアに配線される光フ
ァイバコード19の端部に接続された光コネクタに接続
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ファイバケーブル敷設構造では、光ファイバケー
ブル配線盤等1から光ファイバケーブル2〜5を情報通
信配線スペース6を通して1本づつ、必要とするフロア
毎に設置する複雑な工事が必要とされる。また、ポイン
トツウポイント配線をするには、例えば、2Fと3Fと
の間の情報通信配線スペース6に光ファイバケーブルを
わたす工事が必要とされ、さらに、必要箇所毎に1本づ
つ光ファイバケーブルをわたさなければならない。従っ
て、情報通信配線スペース6に収納される光ファイバケ
ーブルの本数は多くなり、情報通信配線スペース6に大
きなケーブルスペースが必要とされる。
【0007】また、古いビルの情報通信配線スペース6
は、既に敷設された光ファイバケーブル2〜5や電話線
といったその他の情報通信配線ケーブルで満杯になって
いることが多く、従って、上記従来の光ファイバケーブ
ル敷設構造では、新たな光ファイバケーブルをこの情報
通信配線スペース6に追加増設することは困難である。
【0008】また、情報通信配線スペース6に追加増設
の余裕がある場合でも、光ファイバケーブル配線盤等1
から新たな光ファイバケーブルを情報通信配線スペース
6を通して1本づつ、必要とするフロア毎に敷設する手
間のかかる増設工事が必要とされる。
【0009】また、上述した光ファイバケーブル敷設構
造では、光ファイバケーブル2〜5の抗張力材として金
属製のワイヤ9や金属被覆13を用いているため、ノイ
ズと絶縁の問題から、EPS(エレクトリック・パワー
・シャフト)に余裕があるからといってEPSにこれら
光ファイバケーブル2〜5を通すことは出来ない。ここ
で、EPSとは、AC100Vや200Vといった電源
をビルに供給するための電源供給ラインを収納するケー
ブルスペースである。
【0010】また、上記従来の光ファイバケーブル敷設
構造では、各フロア毎に融着接続部収納箱16やコネク
タ接続箱17といった光成端箱を設ける必要があり、こ
れら光成端箱の設置スペースが必要とされる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、複数本の光ファイバ
コードからなるサブケーブルおよび複数本のこのサブケ
ーブルからなるサブグループ化光ファイバケーブルと、
建物の複数階の間にサブグループ化光ファイバケーブル
をわたすケーブルスペースと、敷設が必要とされる階で
切断されたサブケーブルをその階に分岐する成端処理部
とから、光ファイバケーブル敷設構造を構成した。
【0012】本構成により、建物の複数階の間に1本ま
たは少数本のサブグループ化光ファイバをケーブルスペ
ースを通して敷設しておくことにより、必要とされる任
意の階においてサブケーブルを切断し、光ファイバコー
ドの端部を成端処理するだけで、任意の階の任意の位置
に所望の時に光ファイバケーブルを敷設することが可能
になる。
【0013】また、本発明は、上記のサブケーブル中の
同一の光ファイバコードについて任意の各階にそれぞれ
成端処理部を備え、これら任意の各階の間における配線
が行われることを特徴とする。
【0014】本構成では、上記のようにサブグループ化
光ファイバケーブルを一度敷設しておき、サブケーブル
中の同一の光ファイバコードについて任意の各階でそれ
ぞれ成端処理を行うことにより、これら任意の各階の間
のポイントツウポイント配線が容易に行える。
【0015】また、本発明は、上記の成端処理部が、サ
ブケーブルの切断部を覆う,ケーブルスペースに収納さ
れる容器と、フェルールに仕込まれた一端面研磨済み光
ファイバ素線の他端に,切断部のサブケーブルから引き
出された光ファイバコードの光ファイバ素線の端部が融
着接続される光コネクタと、この光コネクタが差し込ま
れる,上記容器に取り付けられたアダプタとから構成さ
れることを特徴とする。
【0016】本構成によれば、サブケーブルから引き出
された光ファイバコードの端部の融着接続は光コネクタ
のフェルールにおいて行われ、サブケーブルから引き出
された光ファイバコード端部の成端処理部はケーブルス
ペースに収納される容器内に納められる。
【0017】また、本発明は、上記のサブグループ化光
ファイバケーブルおよび成端処理部が非導電性材料から
形成されていることを特徴とする。
【0018】EPS内には絶縁物で構成されたものを収
納する必要があるが、本構成によれば、サブグループ化
光ファイバケーブルをEPSに通すことが出来、光ファ
イバコード端部の成端処理部をEPSに収納することが
出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明による光ファイバケ
ーブル敷設構造の第1の実施形態について説明する。
【0020】図1(a)は本実施形態による光ファイバ
ケーブル敷設構造の概念を示す図である。
【0021】本実施形態では、AC100Vや200V
といった電源をビルに供給するための受電室盤等21か
ら、1本のサブグループ化光ファイバケーブル22が引
き出されている。このサブグループ化光ファイバケーブ
ル22は、EPS23を通ってビルの所定の階のフロア
までわたされており、例えば図示するように、1F,2
F,3Fの各フロアへ分岐型光コネクタ箱24を介して
敷設される。
【0022】サブグループ化光ファイバケーブル22は
外径が例えば約16.5mmであり、同図(b)の横断
面図に示されるように4本のサブケーブル26からな
る。4本のうちの1本のサブケーブル26は1Fのフロ
アに用いられ、他の3本のサブケーブル26は2F,3
F,4Fに用いられる。サブグループ化光ファイバケー
ブル26は、中心部に配置された合成樹脂製抗張力ワイ
ヤ27と共にパラ系アラミド繊維などの抗張力繊維28
に覆われ、合成樹脂製の3次外皮29に収納されてい
る。この3次外皮29は各サブケーブル26を各階のフ
ロアに分岐する際、その一部が剥がされる。
【0023】サブケーブル26は例えば12本の光ファ
イバコード30からなり、各光ファイバコード30は、
パラ系アラミド繊維などの抗張力繊維31に覆われ、合
成樹脂製の2次外皮32に収納されている。光ファイバ
コード30は、中心部に光ファイバ素線33を有し,こ
の光ファイバ素線33の外周には、合成樹脂製の被覆3
4および1次外皮35が被されている。
【0024】分岐型光コネクタ箱24は縦方向の長さが
300〜500mm程度であり、敷設が必要とされる階
で切断されたサブケーブル26中の光ファイバコード3
0をその階に分岐するための成端処理部を構成してい
る。この分岐型光コネクタ箱24は、EPS23内の狭
小なスペース内に、サブケーブル26の光ファイバコー
ド30の端部に直接融着した光コネクタ端子を設けるた
めに、光ファイバコード30の成端と光コネクタおよび
アダプタの収納とを他のケーブルの配線のじゃまになら
ない形状で効率的に行える機構を持っている。
【0025】分岐型光コネクタ箱24は、例えば、図2
に示すように、サブケーブル26の切断部を覆う一対の
合成樹脂製のカバー41a,41bを有している。この
カバー41a,bはEPS23に収納される容器を構成
している。切断部のサブケーブル26から引き出された
光ファイバコード30の端部は、光コネクタ42の内部
で直接融着接続される。
【0026】例えば、光ファイバコード30の端部は、
図3(a)に示すように、EPS23から引き出され、
その光ファイバ素線33の端部が、光コネクタ42内の
セラミック・フェルール43に仕込まれた光ファイバ素
線44の他端に箇所45で直接融着接続される。光ファ
イバ素線44の一端面44aは研磨済みになっている。
このフェルール43を内蔵した光コネクタ42は、合成
樹脂製環状プレート46に開けられた穴47に取り付け
られたアダプタ48に差し込まれる。
【0027】このような現場付け可能な光コネクタ4
2、および上記の融着作業に用いられる融着機は、シー
メンス株式会社から製品名フューズライト・コネクタ、
およびフューズライト融着機として市販されている
(「FuseLite」はシーメンス株式会社の登録商
標である)。従来、光コネクタはコネクタ付き光ケーブ
ルを用いたり、または光コネクタの研磨作業を現場で行
っていたが、このフューズライト・コネクタ、およびフ
ューズライト融着機を用いることにより、研磨済みのコ
ネクタ42に光ファイバコード30を直接接続すること
が可能になっている。
【0028】アダプタ48が差し込まれる穴47は、例
えば、1フロアに割り当てられるサブケーブル26中に
収納された光ファイバコード30の本数に応じた数、本
実施形態では12個、設けられる。アダプタ48の反対
側には、フロアに配線される光ファイバコード49の端
部に接続された光コネクタ50が差し込まれ、サブケー
ブル26中の光ファイバコード30がそのフロアに配線
された光ファイバコード49に光接続される。
【0029】環状プレート46は、一対の半円状プレー
ト46a,46bが割溝46cを介して突き合わされて
構成されており、合成樹脂製の軸51a,51bによっ
て保持プレート52,53間に保持されている。保持プ
レート52および53もそれぞれ、合成樹脂製の一対の
半円状プレート52a,bおよび53a,bが割溝52
cおよび53cを介して突き合わされて構成されてい
る。
【0030】保持プレート52,53は、各フック52
d、53dに結束バンド等54がそれぞれ通されてサブ
グループ化光ファイバケーブル22に固持されている。
サブグループ化光ファイバケーブル22は、カバー41
a,bの上下の開口部55に通される。この上下の開口
部55には、フロアへ行く光ファイバコード49を通す
ための通線孔56が連なって形成されている。一対のカ
バー41a,41bが突き合わされることにより、上述
した各部品はカバー41a,b内に収納され、カバー4
1a,bはサブグループ化光ファイバケーブル22に固
持される。
【0031】このような本実施形態では、上述したよう
に、ビルの複数階の間に1本のサブグループ化光ファイ
バ22をEPS23を通して敷設しておくことにより、
必要とされる任意の階においてサブケーブル26中の光
ファイバコード30を切断し、その光ファイバコード3
0の端部を成端処理するだけで、任意の階の任意の分岐
位置に所望の時に光ファイバを敷設することが可能にな
る。
【0032】従って、図8に示した光ファイバケーブル
配線盤等1から光ファイバケーブル2〜5をスペース6
を通して1本づつ、必要とするフロア毎に設置する従来
の複雑な工事は不要になる。また、サブグループ化光フ
ァイバケーブル22中に収容するサブケーブル26の数
に余裕を持たせ、敷設するフロア数よりも多い本数のサ
ブケーブル26をサブグループ化光ファイバケーブル2
2中に用意しておけば、光ファイバケーブルの追加増設
が必要になった際に、光ファイバケーブル配線盤等1か
ら新たな光ファイバケーブルをケーブルスペース6を通
して1本づつ、必要とするフロア毎に設置する従来の工
事も不要になる。よって、光ファイバケーブルの配線費
用は低減される。
【0033】また、本実施形態では、EPS23に収納
されるサブグループ化光ファイバケーブル22を1本と
して説明したが、小数本のサブグループ化光ファイバケ
ーブル22をEPS23に収容することにより、より規
模の大きい光ファイバ網を容易に構築することが出来
る。このように大規模な光ファイバ網を構築した場合に
おいても、EPS23に収容する光ファイバケーブル2
2の本数は少なくて済むため、EPS23に大きなスペ
ースは必要とされなくなる。
【0034】また、本実施形態では、サブケーブル26
から引き出された光ファイバコード30の端部の融着接
続は光コネクタ42のフェルール43において行われ、
サブケーブル26から引き出された光ファイバコード3
0の端部の成端処理部はEPS23に収納されるカバー
41内に納められる。従って、本実施形態によれば、図
8に示す融着接続部収納箱16やコネクタ接続箱17と
いった光成端箱を各フロア毎に設ける設置スペースは不
要になり、ビルのスペースの節約が図れる。
【0035】また、本実施形態では、サブグループ化光
ファイバケーブル22および分岐型光コネクタ箱24の
各部が非導電性材料から形成されているため、上述した
ように、サブグループ化光ファイバケーブル22をEP
S23に通すことが出来、分岐型光コネクタ箱24をE
PS23に収納することが出来る。従って、EPS23
に余裕がある場合には、上述したように、EPS23に
サブグループ化光ファイバケーブル22および分岐型光
コネクタ箱24を納めて、光ファイバー網を構築するこ
とが出来る。
【0036】図3(b),(c)に示すように、EPS
23に収容される電源ケーブル37,38は通常太い
が、サブグループ化光ファイバケーブル22は、EPS
23に余る小さな空間に通すことが出来る。
【0037】また、本実施形態において、例えば、1F
のフロアに用いるために1Fの部分で切断されたサブケ
ーブル26は、1F以上の高さの各フロア間には元のま
まのケーブル状態で残っている。従って、1Fで切断さ
れたサブケーブル26中の光ファイバコード30と同一
の光ファイバコード30について、例えば、3Fと4F
の各フロアにそれぞれ上述した分岐型光コネクタ箱24
によって成端処理をすることにより、3Fと4Fの各フ
ロアの間における光配線が行える。また、いずれのフロ
アでも用いられていないサブケーブル26を使用し、任
意の各フロアの間で同様な光配線が行える。
【0038】つまり、本実施形態によれば、サブグルー
プ化光ファイバケーブル22を一度敷設しておき、サブ
ケーブル26中の同一の光ファイバコード30につい
て、任意の各階でそれぞれ成端処理を行うことにより、
任意の各階の間のポイントツウポイント配線が容易に行
える。従って、各階の間の必要箇所毎に1本づつ光ファ
イバケーブルをわたす従来の手間のかかる工事は不要に
なる。さらに、ポイントツウポイント配線を追加して行
うことにより、スペースに収納されるケーブルの本数が
多くなって大きなスペースを必要とするという従来の問
題も解消される。
【0039】図4〜図6は分岐型光コネクタ箱24の他
の例を示す図であり、これら各図において図2と同一ま
たは相当する部分には同一符号を付して省略する。
【0040】図4に示す分岐型光コネクタ箱24は、サ
ブケーブル26の切断部を覆う容器が箱形をしており、
ベース61およびこのベース61に被せられるカバー6
2から構成されている。ベース61の上下端はL字状に
曲げ加工されており、この曲げ部にアダプタ48が取り
付けられる複数の穴61aが開口している。ベース61
は、ベース61に開いた穴61bに通された結束バンド
等54によってサブグループ化光ファイバケーブル22
に固持されている。
【0041】図5に示す分岐型光コネクタ箱24も、サ
ブケーブル26の切断部を覆う容器が箱形をしており、
ベース71およびこのベース71に被せられるカバー7
2から構成されている。この分岐型光コネクタ箱24で
は、差込プレート73にアダプタ48が取り付けられる
複数の穴73aが開口している。フロアに配線される光
ファイバコード49は、このアダプタ48部分からベー
ス71に開口した通線孔71bを通って外部へ引き出さ
れる。また、本形態でも、ベース71は、ベース71に
開けられた穴71cに通された結束バンド等54によっ
てサブグループ化光ファイバケーブル22に固持されて
いる。
【0042】差込プレート73はベース71の3箇所に
形成された各スリット71aに抜き差し可能に構成され
ている。図示の状態では中央に位置するスリット71a
に差込プレート73は差し込まれているが、いずれの位
置のスリット71aに差し込んでもよい。例えば、サブ
ケーブル26中の光ファイバコード30が図示のように
上方から来る場合には、差込プレート73を下方に位置
するスリット71aに差し込むと、光ファイバコード3
0の余長処理をする空間が確保されるため、作業性が向
上する。逆に、サブケーブル26中の光ファイバコード
30が図示とは反対の下方から来る場合には、差込プレ
ート73を上方に位置するスリット71aに差し込む
と、光ファイバコード30の余長処理をする空間が確保
され、作業性が向上する。
【0043】図6(a)に示す分岐型光コネクタ箱24
は、サブケーブル26の切断部を覆う容器が左右で一対
のカバー81a,81bからなり、同図(b)にその断
面形状が示されている。この分岐型光コネクタ箱24で
は、各カバー81a,81bの側面中央に突出する凸部
82,83に、アダプタ48が取り付けられる穴84が
開いている。
【0044】同図(b)に示すように、サブケーブル2
6中の光ファイバコード30が上方から来る場合には、
右側のカバー81aに設けられたアダプタ48を使用
し、フロアへ通じる光ファイバコード49に接続すれ
ば、光ファイバコード30に大きな曲げを加えることな
く、配線接続することが出来る。また、サブケーブル2
6中の光ファイバコード30が下方から来る場合には、
左側のカバー81bに設けられたアダプタ48を使用
し、フロアへ通じる光ファイバコード49に接続すれ
ば、光ファイバコード30に大きな曲げを加えることな
く、配線接続することが出来る。
【0045】また、アダプタ48を取り付ける穴84
は、同図(a),(b)に示すような凸部82,83で
なく、同図(c)に示すような、各カバー81a,81
bの側面中央に窪む凹部85,86に設けてもよい。
【0046】次に、本発明による光ファイバケーブル敷
設構造の第2の実施形態について説明する。
【0047】図7(a)は本実施形態による光ファイバ
ケーブル敷設構造の概念を示す図である。
【0048】上述した実施形態では、敷設が必要とされ
る階で切断されたサブケーブル26中の光ファイバコー
ド30をその階に分岐する成端処理部が、EPS23内
に収納された分岐型光コネクタ箱24によって構成され
たが、本実施形態では、従来と同様に、コネクタ付き光
ファイバコードを用いた光成端箱91で成端処理部が構
成されている。
【0049】つまり、受電室盤等21から引き出された
1本のサブグループ化光ファイバケーブル22は、EP
S23を通ってビルの所定の階のフロアまでわたされて
おり、サブグループ化光ファイバケーブル22中のサブ
ケーブル26は例えば図示するように分岐され、1F,
2F,3Fの各フロアへそれぞれ光成端箱91を介して
敷設される。
【0050】この光成端箱91はEPS23の近くに設
置されており、同図(b)に示すように、EPS23か
ら引き出されたサブケーブル26中の光ファイバコード
30の端部は、片端コネクタ付き光ファイバコード92
のコネクタが付いていない端部に箇所93で融着接続さ
れる。光ファイバコード92の片端に予め付けられた光
コネクタ94は、光成端箱91に取り付けられたアダプ
タ95に差し込まれ、フロアに配線される光ファイバコ
ード96に付けられた光コネクタ97に光接続される。
【0051】このような本実施形態では、光成端箱91
を各フロア毎に設ける設置スペースが必要とされる以外
は、上述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
従って、複数階の間に1本のサブグループ化光ファイバ
22をEPS23を通して敷設しておくことにより、必
要とされる任意の階においてサブケーブル26中の光フ
ァイバコード30を切断し、その光ファイバコード30
の端部を成端処理するだけで、任意の階に所望の時に光
ファイバケーブルを敷設することが可能になる。
【0052】なお、上記の各実施形態では、サブグルー
プ化光ファイバケーブル22が4本のサブケーブル26
からなり、各サブケーブル26が12本の光ファイバコ
ード30を有する場合について説明したが、各ケーブル
の本数はこれに限定されるものではない。
【0053】また、上記の各実施形態では、サブグルー
プ化光ファイバケーブル22をEPS23に通す場合に
ついて説明したが、情報通信配線スペース等に通すよう
にしてもよい。また、上記の各実施形態では、サブグル
ープ化光ファイバケーブル22が非導電性材料からな
り、サブグループ化光ファイバケーブル22をEPS2
3に通す場合について説明したが、サブグループ化光フ
ァイバケーブル22は導電性材料を含んでいてもよい。
ただし、この場合には、電気的絶縁に留意するか、情報
通信配線スペース等にサブグループ化光ファイバケーブ
ル22を通すことになる。
【0054】また、上記の各実施形態におけるサブグル
ープ化光ファイバケーブル22において、例えば、グレ
ードインデックス(GI)型の光ファイバ素線33とシ
ングルモード(SM)型の光ファイバ素線33とを持つ
各光ファイバコード30等を混在させておくことによ
り、光伝送装置の種類を選ばない光ネットワークを構築
することが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、建物
の複数階の間に1本または少数本のサブグループ化光フ
ァイバをケーブルスペースを通して敷設しておくことに
より、必要とされる任意の階においてサブケーブル中の
光ファイバコードを切断し、その光ファイバコードの端
部を成端処理するだけで、任意の階の任意の位置に所望
の時に光ファイバケーブルを敷設することが可能にな
る。
【0056】従って、光ファイバケーブル配線盤等から
光ファイバケーブルをケーブルスペースを通して1本づ
つ、必要とするフロア毎に設置する従来の複雑な工事が
不要になる。また、ケーブルスペースに収容されるケー
ブルの本数が少なくて済むため、大きなケーブルスペー
スが必要とされなくなる。
【0057】また、サブグループ化光ファイバケーブル
を一度敷設しておき、サブケーブル中の同一の光ファイ
バコードについて任意の各階でそれぞれ成端処理を行う
ことにより、これら任意の各階の間のポイントツウポイ
ント配線が容易に行える。
【0058】従って、各階の間の必要箇所毎に1本づつ
光ファイバケーブルをわたす従来の手間のかかる工事は
不要になる。さらに、ポイントツウポイント配線を追加
して行うことにより、ケーブルスペースに収容されるケ
ーブルの本数が多くなって大きなスペースを必要とする
という従来の問題も解消される。
【0059】また、本発明によれば、サブケーブルから
引き出された光ファイバコードの端部の融着接続は光コ
ネクタのフェルールにおいて行われ、サブケーブルから
引き出された光ファイバコード端部の成端処理部はケー
ブルスペース等に収納される容器内に納められる。
【0060】従って、各フロア毎に融着接続部収納箱や
コネクタ接続箱といった光成端箱を設ける設置スペース
は不要になる。
【0061】また、本発明によれば、サブグループ化光
ファイバケーブルをEPS等に通すことが出来、光ファ
イバコード端部の成端処理部をEPS等に収納すること
が出来る。
【0062】従って、EPS等に余裕がある場合には、
EPS等にサブグループ化光ファイバケーブルおよび成
端処理部を納めて、光ファイバー網を構築することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光ファイバケー
ブル敷設構造およびこの構造に用いられるサブグループ
化光ファイバケーブルの構造を示す図である。
【図2】第1の実施形態による光ファイバケーブル敷設
構造に用いられる分岐型光コネクタ箱の第1の具体例を
示す図である。
【図3】第1の実施形態による光ファイバケーブル敷設
構造における光ファイバコードの成端処理構造およびケ
ーブルスペースの断面構造を示す図である。
【図4】第1の実施形態による光ファイバケーブル敷設
構造に用いられる分岐型光コネクタ箱の第2の具体例を
示す図である。
【図5】第1の実施形態による光ファイバケーブル敷設
構造に用いられる分岐型光コネクタ箱の第3の具体例を
示す図である。
【図6】第1の実施形態による光ファイバケーブル敷設
構造に用いられる分岐型光コネクタ箱の第4の具体例を
示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態による光ファイバケー
ブル敷設構造およびこの構造における光ファイバコード
の成端処理構造を示す図である。
【図8】従来の光ファイバケーブル敷設構造およびこの
構造に用いられる光ファイバケーブルの構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
21…受電室盤等 22…サブグループ化光ファイバケーブル 23…EPS 24…分岐型光コネクタ箱 26…サブケーブル 27…合成樹脂製抗張力ワイヤ 28,31…抗張力繊維 29…3次外皮 30…光ファイバコード 32…2次外皮 33…光ファイバ素線 34…合成樹脂製被覆 35…1次外皮 49…フロアへ配線される光ファイバコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 誠 神奈川県平塚市下吉沢434−1 (72)発明者 須田 学 千葉県浦安市入船2−1−910 Fターム(参考) 2H038 CA36 CA63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバコードからなるサブ
    ケーブルおよび複数本のこのサブケーブルからなるサブ
    グループ化光ファイバケーブルと、建物の複数階の間に
    前記サブグループ化光ファイバケーブルをわたすケーブ
    ルスペースと、敷設が必要とされる階で切断された前記
    サブケーブルをその階に分岐する成端処理部とからなる
    光ファイバケーブル敷設構造。
  2. 【請求項2】 同一の前記光ファイバコードについて任
    意の各階にそれぞれ前記成端処理部を備え、これら任意
    の各階の間における配線が行われることを特徴とする請
    求項1に記載の光ファイバケーブル敷設構造。
  3. 【請求項3】 前記成端処理部は、前記サブケーブルの
    切断部を覆う,前記ケーブルスペースに収納される容器
    と、フェルールに仕込まれた一端面研磨済み光ファイバ
    素線の他端に,切断部の前記サブケーブルから引き出さ
    れた前記光ファイバコードの光ファイバ素線の端部が融
    着接続される光コネクタと、この光コネクタが差し込ま
    れる,前記容器に取り付けられたアダプタとから構成さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    光ファイバケーブル敷設構造。
  4. 【請求項4】 前記サブグループ化光ファイバケーブル
    および前記成端処理部は非導電性材料から形成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバケーブ
    ル敷設構造。
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