JP3242509B2 - 光ケーブルの布設方法 - Google Patents

光ケーブルの布設方法

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JP3242509B2 JP29467293A JP29467293A JP3242509B2 JP 3242509 B2 JP3242509 B2 JP 3242509B2 JP 29467293 A JP29467293 A JP 29467293A JP 29467293 A JP29467293 A JP 29467293A JP 3242509 B2 JP3242509 B2 JP 3242509B2
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信網を各加入者に
分配する光加入者配線系を構築するのに適した光ケーブ
ルの布設方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信網の構築は、種々の方法が提案さ
れている。その中で、従来の電話のように、局からの光
通信網を各加入者に分配して光加入者配線系を構築する
ことも考えられている。
【0003】図4は、その一例の概略図である。図中、
31は局、32は地下ケーブル、33,34,35は電
柱、36は接続函、37は配線ケーブル、38は接続
函、39,40は配線ケーブル、41,42,43は接
続函、44,45は光引き落とし線、46,47は加入
者である。局31から地下ケーブル32を通って、接続
函36で接続された配線ケーブル37は、電柱33に設
置された柱上設置型の接続函38に接続される。接続函
38からは、配線ケーブル39,40と、順次、電柱3
4,35を経て、加入者のある地域に配線される。配線
ケーブル39,40は、電柱間に張られた支持線によっ
て支持されるが、例えば、電柱34において、接続函4
1で互いに接続される。需要の発生した加入者46へ
は、接続函41から光引き落とし線44によって、引き
落とされる。加入者への引き落としは、電柱の近くに設
けられた接続函から引き落とされるほか、加入者47の
ように、電柱34と35の間に設けられた接続函43か
ら引き落とされることもある。もちろん、電柱ごとに接
続函が設けられる必要はなく、引き留めだけを行なう電
柱が配置されることもある。
【0004】このように、配線ケーブル中の光ファイバ
は、需要に応じて加入者に引き落とされるが、従来、光
加入者配線系に用いられる光ケーブルとしては、例え
ば、特開平4−372917号公報に記載されているよ
うな多心光ケーブルが用いられている。図5は、その断
面図である。図中、51はテープ心線、52はU形状ス
ペーサ、53は嵌合スペーサ、54は押さえ巻き、55
はテンションメンバー、56はシースである。スペーサ
52は、プラスチックを用いて、横断面が実質的にU形
状を有するように形成され、その中に複数枚のテープ心
線51を収容している。テープ心線51は、例えば、5
本の光ファイバを並べて紫外線硬化型の樹脂などにより
一体化したものである。スペーサ52は、その底部が、
光ケーブルの中心に配置されたテンションメンバー55
に向かうよう撚り合わされ、あるいは、平行して配置さ
れて集合されている。隣接するスペーサの隣合う壁面同
士は、嵌合スペーサ53の両端のエッジ部分で係合され
て連結され、一体化された後、押さえ巻き54およびシ
ース56が施されている。隣接するU形状スペーサ52
が、嵌合スペーサ53で一体化されることにより、全体
としてU形状スペーサ52がテンションメンバー55の
周囲に一体固定されることになり、1本の頑丈な構造の
多心光ケーブルが形成されている。
【0005】一方、配線ケーブル中の光ファイバと接続
して加入者まで光線路を延長し、加入者端末へ接続する
いわゆる光引き落とし線としては、1乃至2心の光ケー
ブルを収納した少心の光ケーブルが知られている。した
がって、光加入者系は、上述したような多心の光ケーブ
ル中の光ファイバと一連に接続された少心の光ケーブル
を加入者宅に引き落とすことによって構成される。
【0006】以上のような概念は、NTT研究実用化報
告第33巻第3号(1984)第116〜129頁など
により知られていたが、従来は、光端末器の開発が十分
でなかったことや、価格が高かったことなどから、光加
入者系の現実の利用は極めて制限されていた。このた
め、多心の光ケーブルから少心の光ケーブルへの光ケー
ブル接続等の施工は頻度の低い特殊な工事であり、作業
性や経済性は問題にされてはいなかった。
【0007】ところが、近年の高度情報化社会の進展に
伴い、光加入者系の実現時期が近づいてきており、光加
入者配線系に対して経済性、作業性、拡張性といった点
が要求されるようになってきている。
【0008】すなわち、光加入者系の拡大とともに施工
数が大幅に増大し、作業の簡易化や省力化が必要とな
り、同時に、需要動向の変動に応じた光引き落とし線と
の接続点の追加、変更の自由度もまた強く必要となって
きた。
【0009】ここで大きな問題となっていたのは、多心
の光ケーブルから少心の光ケーブルへの光ファイバの接
続方法であり、頑丈なケーブルから必要に応じて必要な
光ファイバを取り出す技術の開発が望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、引き落としの際に、配線ケ
ーブル中の多心数の光ファイバ心線の取り出しや接続を
する必要がなく、光引き落とし線を引き出す箇所、すな
わち、中間分岐点の追加、変更の自由度が大きい光ケー
ブルの布設方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少心数の光ファイバからなる光ファイバ心線が収納
された中間分岐用の部分と、多心数の光ファイバからな
る光ファイバ心線が収納された多心一括接続用の部分を
有する光ケーブルの布設方法であって、該光ケーブルを
接続函を介して接続しながら布設し、かつ、該接続函内
では、局側の光ケーブルの多心一括接続用の部分に収納
された一部の光ファイバ心線を局側と反対側の光ケーブ
ルの中間分岐用の部分に収納された光ファイバ心線に接
続し、局側の光ケーブルの中間分岐用の部分に収納され
た光ファイバ心線を局側と反対側の光ケーブルの多心一
括接続用の部分に収納された一部の光ファイバ心線に接
続することを特徴とするものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、少心数の光ファ
イバからなる光ファイバ心線を収納した中間分岐用の部
分と、多心数の光ファイバからなる光ファイバ心線を収
納した多心一括接続用の部分を有する光ケーブルの布設
方法であって、前記光ケーブルを接続函を介して接続し
ながら布設しておき、中間分岐が必要となった時点で信
号の入ってくる側の接続函において多心一括接続用の部
分における光ファイバのうちの引き落とすべき光ファイ
バと接続される光ファイバ心線を、前記中間分岐用の部
分の少心数の光ファイバ心線と接続し、該少心数の光フ
ァイバ心線を中間分岐部で光ケーブル外へ引き出して引
き落とすことを特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光ケーブルの布設方法において、前記少心数
の光ファイバからなる光ファイバ心線を収納した中間分
岐用の部分には、光引き落とし線と同じ心数の心線が収
納されていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】中間引き落としの必要が、接続函間の一連のケ
ーブル上に生じた場合、これに対応するためには、光フ
ァイバ心線、例えば、テープ心線を積層した中から必要
なものを取り出す処理を、ケーブル長を変えずに行なわ
なければならないが、これは非常に困難なことである。
【0015】本発明によれば、当初から中間引き落とし
が予定されるところに、中間分岐用の部分が布設されて
いるから、中間分岐を必要としたときに、中間分岐用の
部分から、光ファイバ心線を取り出すことができるた
め、中間分岐が容易である。また、大多数の光ファイバ
は、多心一括接続用の部分に収納されているから、一括
接続用のコネクタ等を利用でき、接続作業も簡便であ
る。
【0016】さらに、請求項1に記載の発明によれば、
接続函内では、局側の光ケーブルの多心一括接続用の部
分に収納された一部の光ファイバ心線を局側と反対側の
光ケーブルの中間分岐用の部分に収納された光ファイバ
心線に接続し、局側の光ケーブルの中間分岐用の部分に
収納された光ファイバ心線を局側と反対側の光ケーブル
の多心一括接続用の部分に収納された一部の光ファイバ
心線に接続することにより、多心一括接続用の部分にお
ける光ファイバ心線を、中間分岐用の部分に分配でき、
広範囲にわたって、中間引き落としを予定することがで
きる。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、中間分岐
が必要となった時点で信号の入ってくる側の接続函にお
いて多心一括接続用の部分における光ファイバのうちの
引き落とすべき光ファイバと接続される光ファイバ心線
を、前記中間分岐用の部分の少心数の光ファイバ心線と
接続することによって、中間分岐点の追加、変更の自由
度を、より大きくすることができる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、前記少心
数の光ファイバからなる光ファイバ心線を収納した中間
分岐用の部分には、光引き落とし線と同じ心数の心線が
収納されていることによって、加入者への引き落としの
際には、心線を分割することなく、少心数の心線単位で
融着接続したり、コネクタを用いて接続したりすること
が容易にできる。
【0019】
【実施例】図2は、本発明の光ケーブルの布設方法の一
実施例に用いられる光ケーブルの一例の断面図である。
図中、1〜6は光ユニットであり、1〜4は多心一括接
続用のユニット、5,6は中間分岐用のユニットであ
る。7〜9は抗張力体、10,11はスロット部材、1
2,13は光ファイバ心線、14,15はシースであ
る。
【0020】この実施例に用いた光ケーブルは、抗張力
体9の周囲に6本の光ユニット1〜6が撚り合わされた
構造である。多心一括接続用のユニット1〜4は、それ
ぞれ抗張力体7が設けられたスロット部材10のスロッ
トに、多心数の光ファイバ心線12が収納され、シース
14が施されている。光ファイバ心線12は、8心のテ
ープ心線であり、各スロットにそれぞれ光ファイバ心線
12を4枚収納しており、したがって、多心一括接続用
のユニット1〜4には、それぞれ32心の光ファイバが
収納されていることになる。この多心一括接続用のユニ
ット同士の接続は、多心接続用のコネクタを用いて一括
接続を行なうことができ、接続作業や接続損失の面から
有利である。
【0021】中間分岐用のユニット5,6は、それぞれ
4つのスロットを有するスロット部材11の各スロット
に少心数の光ファイバ心線13が収納され、シース15
が施されている。スロット部材11の中心には、抗張力
体8が設けられている。スロット部材11におけるスロ
ットの溝は、左回転方向と右回転方向が交互に連続する
SZ溝である。光ファイバ心線13は、2心のテープ心
線が用いられ、取り出しが容易なように、シース15の
すぐ下の層に積層されずに収納されている。
【0022】中間分岐用のユニット5,6における光フ
ァイバ心線13は、引き落とし用の光引き落とし線の心
線数と同じ心線数、さらには、同じ構造のものを用いる
のがよい。加入者への光引き落とし線は、1心(単
心)、2心または4心が普通である。したがって、中間
分岐用のユニット5,6には、それに対応した心線を用
いるのがよい。これは、心線を単心や2心に分離する作
業なしに、心線単位で融着接続したり、心線同士をコネ
クタを用いて接続を行なうのが容易となるからである。
この実施例では、加入者への光引き落とし線として2心
テープ心線が用いられている場合を想定したものであ
る。
【0023】図1は、本発明の光ケーブルの布設方法の
一実施例の概念図であり、図2で説明した構造の光ケー
ブルを用いた場合の最初の6スパンを図示したものであ
る。図中、1は光ユニット、1a,1b,1c,1dは
光ユニット1の8心テープ心線、5は4枚の2心テープ
心線からなる光ユニット、S0〜S5はスパン、C0〜
C5は光ケーブル、B1〜B5はケーブル布設時の接続
点である。光ユニット1,5は、図2の光ユニット1,
5に相当する。スパンS1〜S3の距離は、例えば、3
00m程度であり、したがって、光ケーブルC1〜C5
の長さは、その距離に対応した長さである。また、各接
続点においては、適宜の接続函が設けられている。
【0024】スパンS0は、基地局から出た区間であ
り、光ケーブルC0で配線されている。接続点B1にお
いては、光ケーブルC0とC1との間で、光ユニット1
における8心テープ心線1aと、光ユニット5における
4枚の2心テープ心線が交換して接続される。したがっ
て、スパンS1では、基地局で光ユニット1中の8心テ
ープ心線1aと接続された光ファイバが中間分岐できる
状態となっている。
【0025】接続点B2においては、光ケーブルC1と
C2との間で、光ユニット1における8心テープ心線1
bと、光ユニット5における4枚の2心テープ心線が交
換して接続される。したがって、スパンS2では、基地
局で光ユニット1中の8心テープ心線1bと接続された
光ファイバが中間分岐できる状態となっている。
【0026】同様に、接続点B3では、ケーブルC2と
C3の間で、光ユニット1における8心テープ心線1c
と、光ユニット5における4枚の2心テープ心線が交換
して接続される。したがって、スパンS3では、基地局
で光ユニット1中の8心テープ心線1cと接続された光
ファイバが中間分岐できる状態となっている。
【0027】次の接続点B4でも同様に、8心テープ心
線1dと光ユニット5における4枚の2心テープ心線と
が交換して接続され、基地局で光ユニット1中の8心テ
ープ心線1dと接続された光ファイバが中間分岐できる
状態となる。
【0028】接続点B5以降は、光ユニット1における
8心テープ心線と、光ユニット5における4枚の2心テ
ープ心線とを交換して接続してもよく、あるいは、光ユ
ニット2における8心テープ心線と、光ユニット5にお
ける4枚の2心テープ心線とを順次交換して接続するよ
うにしてもよい。
【0029】また、上述したスパンS1〜S4では、光
ユニット1における8心テープ心線と、光ユニット5に
おける4枚の2心テープ心線とを順次交換して接続する
ことだけを説明したが、スパンS1〜S4において、同
時に、光ユニット3における8心テープ心線と、光ユニ
ット6における4枚の2心テープ心線とを順次交換して
接続するようにしてもよい。この場合、次のスパンS5
では、上述したと同様に、光ユニット3を繰り返して
も、光ユニット4の8心テープ心線と、光ユニット6に
おける4枚の2心テープ心線とを順次交換して接続する
ようにしてもよい。
【0030】また、光ユニット1〜4における8心テー
プ心線を、順次光ユニット5における4枚の2心テープ
心線と交換して接続するようにしてもよい。この場合、
光ユニット6は、適宜の光ユニットの8心テープ心線と
接続できるよう、遊ばせておいてもよい。
【0031】さらに、光ユニット5および6のいずれも
光ユニット1〜4に接続させずにおいて、中間分岐が必
要となったときに、そのスパンにおける光ユニット5ま
たは6を、基地局で接続された光ユニットの8心テープ
心線と適宜の接続函において接続するようにしてもよ
い。
【0032】光ユニット5または6と、光引き落とし線
との接続は、中間分岐点において、光接続函を取り付け
て、光ユニット5または6を開いて、適当な接続を行な
う。光ユニット5または6のスロットをSZ溝としてお
くと、溝から外した場合に接続余長がとれる利点があ
る。
【0033】図3は、本発明の光ケーブルの布設方法の
一実施例に用いられる他の光ケーブルの一例の断面図で
ある。図中、21は中心抗張力体、22,23はスロッ
ト部材、24は多心一括接続用の光ファイバ心線、25
は中間分岐用の光ファイバ心線、26は切れ目、27は
シースである。
【0034】この実施例に用いた光ケーブルは、中心抗
張力体21の周囲に4本のスロットが刻まれたスロット
部材22が設けられ、各スロットに収納される光ファイ
バ心線24は、多心一括接続用のユニットの光ファイバ
心線に相当するものとして設けられ、それぞれ8心テー
プ心線4枚から構成されている。この外側に、8本のス
ロットが設けられたスロット部材23が設けられている
が、スロット部材23は、板状の部材が巻かれた形で構
成され、切れ目26が存在している。スロット部材23
には、8本のスロットが形成されており、各スロットに
は、単心の光ファイバ心線が2本ずつが中間分岐用の光
ファイバ心線25として収納され、中間分岐用のユニッ
トの光ファイバ心線に相当するものであり、その外側に
シース27が施されている。この実施例では、単心線が
引き落としに用いられている場合であるから、中間分岐
用の光ファイバ心線には、単心線を用いた。光引き落と
し線として、2心の光ファイバ心線も引き落とされる場
合のように、光加入者配線系の加入者への心線数が混在
して用いられるときには、その心線数に対応した光ファ
イバ心線を混在させて収納しておくのがよい。
【0035】この光ケーブルは、接続点間で新たに引き
落としが必要となった場合には、中間分岐点において、
シース27を開いて、引き落とすべき光ファイバ心線を
簡単に取り出すことができる。
【0036】この実施例においても、多心一括接続され
る多心数の光ファイバ心線と、中間分岐用の少心数の光
ファイバ心線とが別形態で収納され、中間分岐用の光フ
ァイバ心線は容易に取り出せるようシースのすぐ下の層
に積層されずに入っている。
【0037】図3の光ケーブルは、内スロットの光ファ
イバ心線24が図2の光ユニット1〜4に対応し、外ス
ロットの光ファイバ心線25が図2の光ユニット5,6
に対応するもので、図1で説明した方法と同様の布設を
行なうことができる。
【0038】なお、上述した実施例における数値や光フ
ァイバの配置は、一例であって、適宜の変更が可能であ
ることはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、少心数の光ファイバからなる光ファイバ心線
を収納した中間分岐用の部分と、多心数の光ファイバか
らなる光ファイバ心線を収納した多心一括接続用の部分
を有する光ケーブルを用いて、接続端において、多心一
括接続用の部分における光ファイバ心線を、中間分岐用
の部分における光ファイバ心線と接続し、また、接続可
能にしておくことによって、容易に中間分岐を行なうこ
とができる。
【0040】また、多心数の光ファイバ心線を大多数の
光ファイバに対して採用しているため、少心数光ファイ
バ心線の利用部分が少なく、ケーブル内の光ファイバ密
度を高密度化でき、小型、軽量で可撓性の高いケーブル
構造が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブルの布設方法の一実施例の概
念図である。
【図2】本発明の光ケーブルの布設方法の一実施例に用
いられる光ケーブルの一例の断面図である。
【図3】本発明の光ケーブルの布設方法の一実施例に用
いられる他の光ケーブルの一例の断面図である。
【図4】従来の光加入者配線系の一例の概略図である。
【図5】従来の光加入者配線系に用いられる光ケーブル
の一例の断面図である。
【符号の説明】
1〜4 多心一括接続用のユニット 5,6 中間分岐用のユニット 7〜9 抗張力体 10,11,22,23 スロット部材 12,13 光ファイバ心線 14,15,27 シース 21 中心抗張力体 24 多心一括接続用の光ファイバ心線 25 中間分岐用の光ファイバ心線 S0〜S5 スパン C0〜C5 光ケーブル B1〜B5 接続点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐谷 宏 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 松尾 敏伸 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 田中 茂 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 北山 佳延 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 桂島 渉 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 冨田 茂 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 審査官 吉田 英一 (56)参考文献 実開 昭62−109114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/46 G02B 6/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少心数の光ファイバからなる光ファイバ
    心線が収納された中間分岐用の部分と、多心数の光ファ
    イバからなる光ファイバ心線が収納された多心一括接続
    用の部分を有する光ケーブルの布設方法であって、該光
    ケーブルを接続函を介して接続しながら布設し、かつ、
    該接続函内では、局側の光ケーブルの多心一括接続用の
    部分に収納された一部の光ファイバ心線を局側と反対側
    の光ケーブルの中間分岐用の部分に収納された光ファイ
    バ心線に接続し、局側の光ケーブルの中間分岐用の部分
    に収納された光ファイバ心線を局側と反対側の光ケーブ
    ルの多心一括接続用の部分に収納された一部の光ファイ
    バ心線に接続することを特徴とする光ケーブルの布設方
    法。
  2. 【請求項2】 少心数の光ファイバからなる光ファイバ
    心線を収納した中間分岐用の部分と、多心数の光ファイ
    バからなる光ファイバ心線を収納した多心一括接続用の
    部分を有する光ケーブルの布設方法であって、前記光ケ
    ーブルを接続函を介して接続しながら布設しておき、中
    間分岐が必要となった時点で信号の入ってくる側の接続
    函において多心一括接続用の部分における光ファイバの
    うちの引き落とすべき光ファイバと接続される光ファイ
    バ心線を、前記中間分岐用の部分の少心数の光ファイバ
    心線と接続し、該少心数の光ファイバ心線を中間分岐部
    で光ケーブル外へ引き出して引き落とすことを特徴とす
    る光ケーブルの布設方法。
  3. 【請求項3】 前記少心数の光ファイバからなる光ファ
    イバ心線を収納した中間分岐用の部分には、光引き落と
    し線と同じ心数の心線が収納されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の光ケーブルの布設方法。
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