JP2002221638A - 光スプリッタ - Google Patents

光スプリッタ

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JP2002221638A
JP2002221638A JP2001019840A JP2001019840A JP2002221638A JP 2002221638 A JP2002221638 A JP 2002221638A JP 2001019840 A JP2001019840 A JP 2001019840A JP 2001019840 A JP2001019840 A JP 2001019840A JP 2002221638 A JP2002221638 A JP 2002221638A
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optical
fiber
optical fiber
core
splitter
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Application number
JP2001019840A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Enomoto
圭高 榎本
Tsuneji Mine
恒司 峰
Chikashi Izumida
史 泉田
Minoru Nakamura
稔 中村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容トレイを特殊なものに交換することな
く、また、光ファイバに急峻な曲げを発生させることな
く容易に収容することができる光スプリッタを提供す
る。 【解決手段】 比屈折率差を大きくして最小曲がり半径
を小さくすることにより小型化した導波型光回路31を
光合分岐部に用い、且つ、ケース36も薄い素材を用い
ることにより、長さが4cm以下、縦が4mm以下、横
が4mm以下の小型の光スプリッタ30を構成する。前
記光合分岐部の単心側の光ファイバの根元部分にはチュ
ーブを被せる。また、前記光合分岐部の多心側の光ファ
イバを、テープ構造とする。或いは、前記光合分岐部の
多心側の光ファイバを、その根元部分はテープ構造とし
た後、単心の光ファイバに分離し、これら単心の光ファ
イバにそれぞれチューブを被せる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光スプリッタに関
し、特に、1台の伝送装置と複数台のユーザ側伝送装置
との間を光ファイバと光スプリッタとで結んだPDS
(Passive Double Star )型光通信方式において、前記
光スプリッタを光クロージャや光キャビネットに収容す
る場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図8にはPDS型光通信システムの構成
を示す。同図に示すように、電話局などに設けた1台の
伝送装置2と、ユーザ宅に設けた複数台のユーザ側伝送
装置3とを、光スプリッタ1と光ファイバ4,5とを介
して接続することにより、PDS型光通信システムが構
成されている。
【0003】このPDS型光通信システムでは、伝送装
置2からの光信号を光スプリッタ1で分岐して各々のユ
ーザ側伝送装置3へ送信したり、逆に、ユーザ側伝送装
置3からの光信号を光スプリッタ1で合波して伝送装置
2へ送信することにより、複数のユーザに対して光通信
サービスを提供することができる。
【0004】そして、かかるPDS型光通信システムに
用いられる光スプリッタ1としては、従来、例えば図9
に示すような光スプリッタ1Aや図10に示すような光
スプリッタ1Bが用いられている。図9及び図10には
一例として4分岐型の光スプリッタを示している。
【0005】図9に示す光スプリッタ1Aは、2本の光
ファイバを融着させてつくる2分岐光カプラ6を3個用
い、1つの光カプラ6の多心側の光ファイバと他の2つ
の光カプラ6の単心側の光ファイバとを接続部7におい
て融着接続した構成となっている。また、分岐後の光フ
ァイバは1本1本単心に分離されている。なお、溶融型
光カプラについては例えば「ISDN時代の光ファイバ
技術」(理工学社:1989年)のP7−12〜7−1
3に詳しく述べられているが、ここでの詳細な説明は省
略する。
【0006】図10に示す光スプリッタ1Bは導波路型
光スプリッタである。この光スプリッタ1Bは導波型光
回路を用いたものであるが、その長さが6cm以上もあ
る。また、分岐後の光ファイバは1本1本単心に分離さ
れている。
【0007】図11(a)には光クロージャの外観を示
し、図11(b)には光クロージャの内部構成を示す。
光クロージャは所外光アクセス網の光ファイバケーブル
の架空或いは地下の配線区間に設置され、光ファイバケ
ーブル同士の接続部を保護するものである。図11に例
示する光クロージャ10は内部に複数の収納トレイ11
を備えており、光ファイバケーブル12の心線12aと
光ファイバケーブル13,14の心線13a,14aと
を接続部15において融着又はメカニカルスプライスに
より接続している。そして、融着部に被覆された融着ス
リーブ又はメカニカルスプライスが収容トレイ内で動か
ないようにするため、この融着スリーブ又はメカニカル
スプライスを、各々の収容トレイ11の固定部16にお
いて固定可能な構造となっている。
【0008】また、図12(a)には光キャビネットの
外観を示し、図12(b)には光キャビネットの内部構
成を示す。光キャビネットはユーザ宅に光ファイバケー
ブルを成端するため、即ち、光ファイバケーブルの固定
及び収容や光ファイバケーブル同士の接続などを行うた
めのものである。図12に例示する光キャビネット20
は内部に複数の収納トレイ21を備えており、光ファイ
バケーブル22の心線22aと光ファイバケーブル23
の心線23aとを接続部24において融着又はメカニカ
ルスプライスにより接続している。そして、融着部に被
覆された融着スリーブ又はメカニカルスプライスが収容
トレイ内で動かないようにするため、この融着スリーブ
又はメカニカルスプライスを、各々の収容トレイ21の
固定部25において固定可能な構造となっている。
【0009】融着スリーブやメカニカルスプライスは、
その長さが4cm、縦横が4mm以下の大きさのもので
あり、一般の光クロージャ用収容トレイ11の固定部1
6や光キャビネット用収容トレイ21の固定部25に固
定することができる。
【0010】なお、光クロージャ、光キャビネット及び
融着スリーブとメカニカルスプライスについては、例え
ば「なーるほど光アクセス網とパイシステム」(電気通
信協会:平成11年)のP71〜75、P90〜91及
びP92〜94に詳しく述べられているが、ここでの詳
細な説明は省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにPDS型
光通信システムよって光通信サービスを提供する際には
光スプリッタ1(光スプリッタ1A又は1B)を設置す
る必要があるが、この場合、光スプリッタ1は光クロー
ジャや光キャビネットに収容して固定する必要がある。
【0012】ところが、上記のような一般的な光クロー
ジャ用収容トレイ11や光キャビネット用収容トレイ2
1では、その固定部16,25の大きさに比べて光スプ
リッタ1A,1Bが大き過ぎるため、そのままでは光ス
プリッタ1A,1Bを収容することができない。このた
め、光スプリッタ1A,1Bを収容可能な形状の特殊な
収容トレイを用いる必要があった。
【0013】また、光スプリッタ1A,1Bの多心側
(分岐側)の光ファイバは、1本1本単心に分離されて
いるため、光スプリッタ1A,1Bを収容トレイに収容
する際、これら単心光ファイバに急峻な曲げが発生しな
いように十分に注意をする必要があった。光スプリッタ
1A,1Bの単心側の光ファイバについても、光スプリ
ッタ1A,1Bの収容時に急峻な曲げが発生しないよう
に十分に注意をする必要があった。このため、収容作業
に時間がかかるなど、作業性が悪かった。
【0014】従って本発明は上記の事情に鑑み、収容ト
レイを特殊なものに交換することなく、また、光ファイ
バに急峻な曲げを発生させることなく容易に収容するこ
とができる光スプリッタを提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の光スプリッタは、1心の光ファイバから入射した
光エネルギーを複数に分岐するとともに、複数の光ファ
イバから入射した光エネルギーを1心に結合する光合分
岐機能を備えた光スプリッタにおいて、比屈折率差を大
きくして最小曲がり半径を小さくすることにより小型化
した導波型光回路を光合分岐部に用い、且つ、ケースも
薄い素材を用いることにより、長さが4cm以下、縦が
4mm以下、横が4mm以下の小型のものとしたことを
特徴とする。
【0016】また、第2発明の光スプリッタは、第1発
明の光スプリッタにおいて、前記光合分岐部の単心側の
光ファイバの根元部分にチューブを被せたことを特徴と
する。
【0017】また、第3発明の光スプリッタは、第1又
は第2発明の光スプリッタにおいて、前記光合分岐部の
多心側の光ファイバを、テープ構造としたことを特徴と
する。
【0018】また、第4発明の光スプリッタは、第1又
は第2発明の光スプリッタにおいて、前記光合分岐部の
多心側の光ファイバを、その根元部分はテープ構造とし
た後、複数の単心光ファイバに分離したことを特徴とす
る。
【0019】また、第5発明の光スプリッタは、第4発
明の光スプリッタにおいて、前記光合分岐部の多心側の
単心光ファイバにそれぞれチューブを被せることを特徴
とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1に係る光スプリッタの外観図である。図1に示すよ
うに、本実施の形態1の光スプリッタ30は4分岐型の
ものであり、光合分岐部に石英系導波型光回路31を用
いたものである。この石英系導波型光回路31は、Si
基板等の基板上に石英系ガラスで4分岐構造の光導波回
路を形成してなるものである。即ち、この光スプリッタ
30は、1心の光ファイバ33から入射した光エネルギ
ーを4つに分岐するとともに、4心の光ファイバ35a
(テープファイバ35の心線)から入射した光エネルギ
ーを1心に結合する光合分岐機能を備えている。
【0022】導波型光回路31の長さ方向(図1中左右
方向)の一端側には、V溝基板を備えたファイバブロッ
ク32を用いて、単心(1心)の光ファイバ33が接続
されている。導波型光回路31の長さ方向の他端側に
は、V溝基板を備えたファイバブロック34を用いて、
4心のテープファイバ35が接続されている。テープフ
ァイバ35は単心の光ファイバ35aを4本平行に並べ
て一括被覆を施すことにより、テープ状に形成したもの
である。
【0023】導波型光回路31及びファイバブロック3
2,34はケース36内に収容されて保護されている。
なお、図1では説明の便宜上、ケース36を一点鎖線で
示して透視図としている。また、ケース36の外側で
は、テープファイバ35の被覆を剥がして単心光ファイ
バ35aを露出させている。即ち、本実施の形態1の光
スプリッタ30では、光合分岐部の多心側(分岐側)が
1本1本単心の光ファイバに分離されている。
【0024】ファイバブロック32,34について詳述
すると、図2に示すように、ファイバブロック32はV
溝32a−1が形成されたファイバ搭載用部材であるV
溝基板32a(図2では説明の便宜上、一点鎖線の透視
図で表している)と、ファイバ押え板32bとを備えて
なるものであり、単心の光ファイバ33の端部をV溝基
板32aのV溝32a−1に嵌め込み、ファイバ押え板
32bで抑えて固定している。また、図3に示すよう
に、ファイバブロック34は4つのV溝34a−1が形
成されたファイバ搭載用部材であるV溝基板34a(図
3では説明の便宜上、一点鎖線の透視図で表している)
と、ファイバ押え板34bとを備えてなるものであり、
テープファイバ35の端部の被覆を剥がして露出させた
単心光ファイバ35aを、V溝基板34aのV溝34a
−1にそれぞれ嵌め込み、ファイバ押え板34bで抑え
て固定している。
【0025】そして、本実施の形態1の光スプリッタ3
0では、小型化を図るため、石英系導波型光回路31に
おける比屈折率差を従来の光回路よりも大きくして最小
曲がり半径を小さくすることにより、石英系導波型光回
路31の寸法を従来の光回路よりも小さくしており、ま
た、ケース36も薄い素材であるアルミニウムのケース
を用いることにより、外形が大きくならないようにして
いる。その結果、光スプリッタ30は長さ(図1中左右
方向の長さ)が4cm以下、縦(高さ)が4mm以下、
横(幅)が4mm以下となっている。
【0026】石英系導波型光回路は、その導波回路の最
小曲がり半径が比屈折率差(Δ)に依存する。ここで比
屈折率差(Δ%)は、コアの屈折率をn1 、クラッドの
屈折率をn2 とした場合、(n1 2−n2 2)/(2・
1 2)で求められる。従って、図4(a)に示す従来の
石英系導波型光回路51では、その導波回路61の屈曲
部Aにおける最小曲がり半径が大きいため、その長さL
1 も長かったのに対して、図4(b)に示す石英系導波
型光回路31では、その比屈折率差を大きくして導波回
路41の屈曲部Bにおける最小曲がり半径を小さくする
ことにより、その長さL2 を短くしている。
【0027】以上のように、本実施の形態1の光スプリ
ッタ30は長さが4cm以下、縦が4mm以下、横が4
mm以下の小型のものであるため、特殊な収容トレイを
用いることなく、一般の光クロージャ用収容トレイや光
キャビネット用収容トレイにそのまま収容して固定する
ことができる。
【0028】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2に係る光スプリッタの外観図である。図5に示す光
スプリッタ30では、光合分岐部の多心側(分岐側)の
光ファイバを、ケース36の外側においても、被覆を剥
がさずにテープファイバ35のままとしている。つま
り、この光スプリッタ30では、光合分岐部の多心側の
光ファイバがテープ構造となっている。
【0029】また、この光スプリッタ30では、光合分
岐部の単心側の光ファイバ33の根元部分にナイロン製
のチューブ70を被せている。このチューブ70の寸法
はケース36の外側1cm程度となっている。なお、本
実施の形態2のその他の構成については上記実施の形態
1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0030】従って、本実施の形態2の光スプリッタ3
0によれば、上記実施の形態1と同様に小型であるた
め、特殊な収容トレイを用いることなく、一般の光クロ
ージャ用収容トレイや光キャビネット用収容トレイにそ
のまま収容して固定することができる。
【0031】しかも、光合分岐部の単心側の光ファイバ
33の根元部分にチューブ70を被せたことにより、急
峻な曲げが発生し易い光ファイバ33の根元部分の剛性
を高めて、この根元部分に急峻な曲げが発生するのを防
止することができる。
【0032】また、光合分岐部の多心側の光ファイバ3
5はテープ構造としており、このテープファイバ35は
単心の光ファイバに比較して剛性があるため、急峻な曲
げが発生しにくく、光クロージャ用収容トレイや光キャ
ビネット用収容トレイに収容する際に扱い易い。
【0033】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3に係る光スプリッタの外観図である。図6に示す光
スプリッタ30では、光合分岐部の多心側(分岐側)の
光ファイバを、ケース36の外側1cm程度は被覆を剥
がさずにテープファイバ35のままとしており、その先
はテープファイバ35の被覆を剥がして単心光ファイバ
35aを露出させている。
【0034】つまり、本実施の形態3の光スプリッタ3
0は、光合分岐部の多心側の光ファイバを、その根元部
分はテープ構造とした後、単心の光ファイバ35aに分
離した構成となっている。本実施の形態3のその他の構
成については上記実施の形態2と同様であるため、ここ
での説明は省略する。
【0035】従って、本実施の形態3の光スプリッタ3
0によれば、上記実施の形態1と同様に小型であるた
め、特殊な収容トレイを用いることなく、一般の光クロ
ージャ用収容トレイや光キャビネット用収容トレイにそ
のまま収容して固定することができる。また、光合分岐
部の単心側の光ファイバ33の根元部分にチューブ70
を被せることにより、急峻な曲げが発生し易い光ファイ
バ33の根元部分の剛性を高めて、この根元部分に急峻
な曲げが発生するのを防止することができる。
【0036】そして、光合分岐部の多心側の光ファイバ
は根元部分をテープ構造としたため、単心の光ファイバ
に比較して剛性があり、急峻な曲げが発生しにくい。即
ち、急峻な曲げが発生し易い光ファイバの根元部分をテ
ープ構造にして剛性を高めることにより、急峻な曲げの
発生を防止している。しかも、光ファイバの根元部分を
テープ構造とした後は単心の光ファイバ35aに分離し
て単心構造としているため、収容のし易さも兼ね備えて
いる。
【0037】つまり、収容トレイの構造上など、場合に
よっては光合分岐部の多心側を単心の光ファイバに分離
したほうが収容し易い場合があり、かかる場合には本実
施の形態3の光スプリッタ30が非常に有効である。本
実施の形態3の光スプリッタ30は、テープ構造の剛性
と単心光ファイバ35aの引き回し易さとを兼ね備えて
いる。
【0038】(実施の形態4)図7は本発明の実施の形
態4に係る光スプリッタの外観図である。図7に示す光
スプリッタ30では、光合分岐部の多心側(分岐側)の
単心光ファイバ35aに後から、その全長に亘って(他
の光ファイバとの接続部まで)ナイロン製のチューブ3
7をそれぞれ被せた構成となっている。
【0039】つまり、本実施の形態4の光スプリッタ3
0は、光合分岐部の多心側の光ファイバを、その根元部
分はテープ構造とした後、単心の光ファイバ35aに分
離し、且つ、これら単心の光ファイバ35aにそれぞれ
チューブ37を被せる構成となっている。なお、このチ
ューブ37は光スプリッタ30を収容トレイに収容する
際に単心光ファイバ35aに被せてもよく、予め単心光
ファイバ35aに被せておいてもよい。本実施の形態4
のその他の構成については上記実施の形態3と同様であ
るため、ここでの説明は省略する。
【0040】従って、本実施の形態4の光スプリッタ3
0によれば、上記実施の形態1と同様に小型であるた
め、特殊な収容トレイを用いることなく、一般の光クロ
ージャ用収容トレイや光キャビネット用収容トレイにそ
のまま収容して固定することができる。また、光合分岐
部の単心側の光ファイバ33の根元部分にチューブ70
を被せることにより、急峻な曲げが発生し易い光ファイ
バ33の根元部分の剛性を高めて、この根元部分に急峻
な曲げが発生するのを防止することができる。また、光
合分岐部の多心側の光ファイバは急峻な曲げが発生し易
い根元部分をテープ構造にして剛性を高めているため、
急峻な曲げの発生を防止できる。
【0041】そして、光ファイバの根元部分をテープ構
造とした後は単心の光ファイバ35aに分離して単心構
造としているため、収容のし易さも兼ね備えており、し
かも、これらの単心光ファイバ35aにはそれぞれにチ
ューブ37を被せることで剛性を高めている。つまり、
本実施の形態4の光スプリッタ30は、テープ構造の剛
性と単心光ファイバ35aの引き回し易さとを兼ね備
え、且つ、チューブ37によって単心光ファイバ35a
の剛性も確保している。
【0042】なお、上記実施の形態1〜4では4分岐型
光スプリッタの場合を例に挙げたが、これに限定するも
のではなく、本発明は他の分岐数の光スプリッタに関し
ても適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上、実施の形態とともに具体的に説明
したように、第1発明の光スプリッタによれば、比屈折
率差を大きくして最小曲がり半径を小さくすることによ
り小型化した導波型光回路を光合分岐部に用い、且つ、
ケースも薄い素材を用いることにより、長さが4cm以
下、縦が4mm以下、横が4mm以下の小型のものとし
たことにより、特殊な収容トレイを用いることなく、一
般の光クロージャ用収容トレイや光キャビネット用収容
トレイにそのまま収容して固定することができる。
【0044】また、第2発明の光スプリッタによれば、
光合分岐部の単心側の光ファイバの根元部分にチューブ
を被せたことにより、急峻な曲げが発生し易い光ファイ
バの根元部分の剛性を高めて、この根元部分に急峻な曲
げが発生するのを防止することができる。
【0045】また、第3発明の光スプリッタによれば、
光合分岐部の多心側の光ファイバをテープ構造としたこ
とにより、単心の光ファイバに比較して剛性があり、急
峻な曲げが発生しにくいため、光クロージャ用収容トレ
イや光キャビネット用収容トレイに収容する際に扱い易
い。
【0046】また、第4発明の光スプリッタによれば、
光合分岐部の多心側の光ファイバは根元部分をテープ構
造としたため、単心の光ファイバに比較して剛性があ
り、急峻な曲げが発生しにくい。即ち、急峻な曲げが発
生し易い光ファイバの根元部分をテープ構造にして剛性
を高めることにより、急峻な曲げの発生を防止してい
る。しかも、光ファイバの根元部分をテープ構造とした
後は単心の光ファイバに分離して単心構造としているた
め、収容のし易さも兼ね備えている。つまり、第4発明
の光スプリッタはテープ構造の剛性と単心光ファイバの
引き回し易さとを兼ね備えている。
【0047】また、第5発明の光スプリッタによれば、
光ファイバの根元部分をテープ構造とした後は単心の光
ファイバに分離して単心構造としているため、収容のし
易さも兼ね備えており、しかも、これらの単心光ファイ
バにはそれぞれにチューブを被せることで剛性を高めて
いる。つまり、第5発明の光スプリッタは、テープ構造
の剛性と単心光ファイバの引き回し易さとを兼ね備え、
且つ、チューブによって単心光ファイバの剛性も確保し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光スプリッタの外
観図である。
【図2】前記光スプリッタに備えたファイバブロックの
構成図である。
【図3】前記光スプリッタに備えたファイバブロックの
構成図である。
【図4】(a)は従来の石英系導波型光回路の構成図、
(b)は本発明に係る石英系導波型光回路の構成図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態2に係る光スプリッタの外
観図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る光スプリッタの外
観図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る光スプリッタの外
観図である。
【図8】PDS型光通信システムの構成図である。
【図9】従来の光スプリッタの構成図である。
【図10】従来の光スプリッタの外観図である。
【図11】(a)は光クロージャの外観図、(b)は光
クロージャの内部構成図である。
【図12】(a)は光キャビネットの外観図、(b)は
光キャビネットの内部構成図である。
【符号の説明】
30 光スプリッタ 31 導波型光回路 32 ファイバブロック 32a V溝基板 32a−1 V溝 32b ファイバ押え板 33 単心光ファイバ 34 ファイバブロック 34a V溝基板 34a−1 V溝 34b ファイバ押え板 35 テープファイバ 35a 単心光ファイバ 36 ケース 37 チューブ 41 導波回路 70 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉田 史 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中村 稔 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA24 DA35 DA37 2H047 LA12 MA05 TA01 TA47

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1心の光ファイバから入射した光エネル
    ギーを複数に分岐するとともに、複数の光ファイバから
    入射した光エネルギーを1心に結合する光合分岐機能を
    備えた光スプリッタにおいて、 比屈折率差を大きくして最小曲がり半径を小さくするこ
    とにより小型化した導波型光回路を光合分岐部に用い、
    且つ、ケースも薄い素材を用いることにより、長さが4
    cm以下、縦が4mm以下、横が4mm以下の小型のも
    のとしたことを特徴とする光スプリッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する光スプリッタにおい
    て、 前記光合分岐部の単心側の光ファイバの根元部分にチュ
    ーブを被せたことを特徴とする光スプリッタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載する光スプリッタ
    において、 前記光合分岐部の多心側の光ファイバを、テープ構造と
    したことを特徴とする光スプリッタ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載する光スプリッタ
    において、 前記光合分岐部の多心側の光ファイバを、その根元部分
    はテープ構造とした後、複数の単心光ファイバに分離し
    たことを特徴とする光スプリッタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する光スプリッタにおい
    て、 前記光合分岐部の多心側の単心光ファイバにそれぞれチ
    ューブを被せることを特徴とする光スプリッタ。
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