JP2000258334A - レーザ光照射装置 - Google Patents

レーザ光照射装置

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JP2000258334A
JP2000258334A JP11065246A JP6524699A JP2000258334A JP 2000258334 A JP2000258334 A JP 2000258334A JP 11065246 A JP11065246 A JP 11065246A JP 6524699 A JP6524699 A JP 6524699A JP 2000258334 A JP2000258334 A JP 2000258334A
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slit member
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Yutaka Nagai
豊 永井
Katsuhiro Tsuchiya
勝寛 土屋
Yoshiyuki Takahara
良之 高原
Kazuo Yamagishi
和男 山岸
Takeshi Toida
武志 戸井田
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Nippon Koden Corp
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Nippon Koden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム幅のばらつきのないレーザ光を計測領
域に照射すること。 【解決手段】 半導体レーザ1A、光学素子1E、スリ
ット部材1Fは同一光軸上に配置されて保持手段1Hに
保持されている。また、半導体レーザ1Aと光学素子1
Eとの間の距離を調整し、ビームウエストの位置を調整
する焦点距離調整機構部1Gを備えている。ここで、粒
子の流れ位置による散乱光強度のばらつきをなくすため
に、粒子に照射するビーム幅をサンプル流の幅に比較し
て十分大きくしている。半導体レーザ1Aから射出され
た光は光学素子1Eにより計測領域で集光される。サン
プル流に直交する方向のビーム幅はスリット部材1Fに
より決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローサイトメー
タに代表される粒子分類装置のレーザ光源に関するもの
で、例えば、細胞や血球等の粒子に光を照射して、その
散乱光強度の散乱角度情報や蛍光などに基づいて細胞や
血球等の粒子を分類することのできる装置に用いられる
レーザ光照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フローサイトメータは、セルソータやセ
ルアナライザ、及び、それらを内蔵する粒子分析装置
(血液分析装置)等があり、フローセル内を流れる粒子
や、フローセルから落下する粒子に対して光を照射さ
せ、その時に発生する前方散乱光や側方散乱光等を検出
し、その検出した光情報に基づいて細胞や血球等の粒子
を分類するようになっている。
【0003】例えば図9で示されるように、光照射装置
1から射出されたレーザ光aは、フローセル2内のサン
プル流に照射される。ここで図10(a)にフローセル
の横断面図、図10(b)にフローセルの縦断面図を示
す。これらの図に示すように、フローセル2の内部は、
鞘状に流れるシース流2aの中心部分に試料(粒子)7
を送り出す試料管2cが位置している。その先端部分で
粒子7はシース液に包まれて粒子7を含んだサンプル流
2bとなり、これが細管部分2dへ順次供給される。そ
の細管部分2dでは、シース流2aに包まれたサンプル
流2bがさらに絞られる。絞られたサンプル流2bに
は、レーザ光aが照射されているので、そこを通過した
粒子7が散乱源となって、前方散乱光b,c,d、側方
散乱光e,f,g、後方散乱光h,iを生じさせる。
【0004】また、図9で示されるように、光照射装置
1から射出されたレーザ光は、フローセル2を通過後、
オブスキュレータ9で遮光される。そして、前方散乱光
b,c,dは、フローセル2の前方に設置された散乱光
コリメータレンズ3により平行光束にされ、前方のミラ
ー4とその中央部に設置した孔部によって散乱光角度ご
とに小さいほうからb,c,dと分けられ、それぞれの
散乱光集光レンズ5によりそれぞれの検出器6に集光さ
れる。同様に、側方散乱光に対しても散乱光角度ごとに
小さいほうからe,f,gと分けられる。それら検出器
6はフォトダイオード等の光電変換素子により構成さ
れ、受光した光の強度に応じた電気信号に変換し、分析
装置10に送る。また、側方散乱光を用いて蛍光検出す
る場合には、ミラー4の替わりにビームスプリッタなど
で散乱光を分割し、散乱光集光レンズ5との間に色フィ
ルタを設置する。
【0005】検出器6は、前方と側方散乱角度に応じた
複数のデータ、あるいは、それに蛍光を加えた複数のデ
ータを検出する。そして、分析装置10では、入力され
た各検出信号からデータを算出して記憶し、多次元座標
データを算出する。ところで、散乱光は、粒子の大きさ
が照射光の波長に対して大きい場合は前方散乱となり、
粒子の大きさが照射光の波長と同程度の場合は前方およ
び側方散乱となり、粒子の大きさが小さい場合は前方、
側方及び後方散乱光となることが知られている。このた
め、算出した多次元座標データを解析すれば、細胞や血
球等の粒子を分類することができる。
【0006】ここで光照射装置1に半導体レーザ1Aの
ような拡散光源を使用した場合、フローセル2内のサン
プル流2bに適当な大きさの光を照射するために、図9
に示したように、コリメータレンズ1B、横絞りレンズ
1C、縦絞りレンズ1Dを用いている。すなわち図1
1、図12に示すようにして照射ビーム形状を整形して
いる。まず半導体レーザ1Aから射出されたレーザ光
は、コリメータレンズ1Bで平行光束とされ、サンプル
流2bと直交する方向のビーム幅を決める横絞りレンズ
1Cと、サンプル流2bと平行な方向のビーム幅を決め
る縦絞りレンズ1Dを通過し、サンプル流2bの位置で
最も小さくなるように絞られる。このようにレーザビー
ムが最も絞られた部分を、ビームウエストという。サン
プル流2bの位置で絞られた照射レーザビーム幅は、各
々の方向でのビームの絞り角度α、βで決まる。すなわ
ち絞り角度α、βが大きくなるとビーム幅は小さくな
り、絞り角度α、βが小さくなるとビーム幅が大きくな
る。
【0007】ところで、ビームウエストでのビーム幅
は、図13に示すようにサンプル流2bに対し直交する
方向と平行な方向で異なり、それぞれ適当な幅d1,d
2が設定される。特にサンプル流2bに対し直交する方
向のビーム幅d1は、通常サンプル流2bに対して十分
大きい幅に設定される。図4は、縦軸に照射光の強度、
横軸にサンプル流2bの中心位置からの距離を取った場
合の照射光強度分布図であるが、図4に示されるよう
に、サンプル流2bに対し直交する方向のビーム幅d1
は、サンプル流2bの中心位置で光強度が最大となるよ
うに設定される。この強度分布における最大値の13.
5%(e-2)以上となる距離が照射光のビーム幅とな
る。例えば、サンプル流2bは20μm程度に絞られ、
その中に10μm程度の大きさの細胞が流され、これに
ビーム幅100μmの光が照射される。
【0008】つまり、計測対象となる粒子7は、サンプ
ル流2bの中央からシース流2aとの境界面までの間の
いずれかの箇所を流れるので、粒子7に照射されるレー
ザ光aの量は、サンプル流2bの中央を流れた場合に最
大となり、サンプル流2bとシース流2aの境界面を流
れた場合に最小となる。それに伴い、その際発生する散
乱光の量も、同様に変化してしまう。しかし、照射ビー
ム幅d1がサンプル流2bの幅に比較して十分大きい場
合には、粒子7がサンプル流2bの何処を通っても同じ
散乱光強度が得られるようにできる。通常フローサイト
メータでは、同じ粒子7が流れた時には、同じ散乱光強
度を検出するようにするのが良いので、サンプル流2b
の幅とサンプル流2bに対し直交する方向の照射ビーム
幅d1の関係は重要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置では、以下に示す問題があった。すなわ
ち、図11、図12に示すような光照射装置で所望のビ
ーム幅を得るには、ビームの絞り角度が一定となるよう
にする必要があるが、半導体レーザ1Aの開き角の部品
差が非常に大きいので、焦点距離・光軸の調整が、半導
体レーザ1Aとコリメータ1Bの間,横絞りレンズ1C
とフローセル2の間,縦絞りレンズ1Dとフローセル2
の間の合計3カ所必要で調整が煩雑となり、同じビーム
ウエストを持つレーザ光を得ることが難しかった。
【0010】また、このような構成であれば、半導体レ
ーザ1Aから射出された光は、3つのレンズを通過する
際、どうしても目的とするビーム成形以外の要素が加わ
ってしまい、同じビームウエストを作るのが難しかっ
た。例えば、図12に示すように横絞りレンズ1Cで調
整された光が、縦絞りレンズ1Dを通過することによっ
て横方向のビーム幅や光軸が変わってしまうことがあっ
た。
【0011】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、簡単な構成でビーム幅のばらつきがなく、光学系の
調整も容易に行えるレーザ光照射装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の装置は、粒子が通過する計測領域にレ
ーザ光を照射することにより発生する散乱光および蛍光
を検出することにより前記粒子の分類を行うようにした
粒子分類装置のレーザ光照射装置において、半導体レー
ザ光源と、該半導体レーザ光源から射出された光を前記
計測領域に集める光学素子と、光照射範囲を制限するス
リット部材を備え、前記半導体レーザ光源と、前記光学
素子と、前記スリット部材とが同一光軸上に配置される
ようにこれらを一体に保持する保持手段とを具備する構
成とした。
【0013】このような構成において、光学素子は、半
導体レーザ光源から射出された光を粒子が通過する計測
領域に集める。スリット部材は、その計測領域における
ビーム幅を決定する。
【0014】また、本発明の装置は、前記半導体レーザ
光源と前記光学素子との間の距離の調整ができる距離調
整手段を有するようにすると、ビームウエストの位置を
正確に計測領域に一致させることができる。
【0015】また、本発明の装置において、前記スリッ
ト部材は、粒子の流れに対し直交する方向の光照射範囲
を制限するように配置する。このようにすれば粒子の流
れ方向のビーム幅は、半導体レーザの開き角で決まり、
その流れに対し直交する方向のビーム幅は、スリット部
材で決まる。なお、流れに対し直交する方向において、
計測対象粒子の流れる箇所によって散乱光強度や蛍光強
度などの差が発生しないように、前記直交する方向のビ
ーム幅が十分大きくなるように設定する。流れに平行な
方向のビーム幅は、流れの位置が変化しても、得られる
散乱光強度や蛍光強度などへの影響は少ない。
【0016】
【発明の実施の形態】図5は、本発明に係る光照射装置
1を搭載したフローサイトメータの一例を示している。
同図に示すように、光照射装置1は半導体レーザ1A,
光学素子1E、スリット部材1Fで構成されている。本
光照射装置1以外の構成および作用は図9に示した装置
と同様である。光照射装置1の詳細を、図1,図2に示
す。図1は、照射光束の成形の様子をサンプル流2bに
対し直交する方向から見た断面図であり、図2は、サン
プル流2bに平行な方向から見た断面図である。これら
の図に示すように、半導体レーザ1A,光学素子1E、
スリット部材1Fは同一光軸上に配置されて保持手段1
Hに保持されている。また、本例では、半導体レーザ1
Aと光学素子1Eとの間の距離を調整し、ビームウエス
トの位置を調整する焦点距離調整機構部(距離調整手
段)1Gを備えている。また、本例では、粒子の流れ位
置による散乱光強度のばらつきをなくすために、粒子7
に照射するビーム幅をサンプル流2bの幅に比較して十
分大きくしている。
【0017】ところで、一般に半導体レーザは、ビーム
射出口の形状が、短辺は数μm,長辺は数百μmの長方
形となっているので、波長に近い短辺の方向の光成分は
回折して開き角が本質的に大きくなる。本例では、サン
プル流2bに平行となる方向のビーム幅を、サンプル流
2bに対し直交する方向のビーム幅に比べて大きくとる
ようにする。このため、半導体レーザ1Aは、開き角の
大きいビーム射出口の短辺方向が、サンプル流2bに対
し平行な方向となるように取り付ける。また、図1、図
2に示すように、スリット部材1Fは、そのスリットの
光を制限する方向が、半導体レーザ1Aの長方形の開き
角の小さいビーム射出口の長辺方向となるように取り付
ける。
【0018】このように構成された光照射装置1の作用
は次のようになる。操作者が焦点距離調整機構部1Gを
調整すれば、図1、図2に示すように、半導体レーザ1
Aから射出されたレーザ光aは、光学素子1Eによりサ
ンプル流2bの位置で最も小さくなる。照射する光の波
長を固定した場合、サンプル流2bの位置で絞られた照
射レーザビーム幅は、ビームの絞り角度、すなわち、ビ
ームウエストの位置と集光前の照射光束径で決まり、絞
り角度が大きくなるとビーム幅は小さくなり、絞り角度
が小さくなるとビーム幅が大きくなる。
【0019】本装置においては、スリット部材1Fが設
けられており、サンプル流2bと直交する方向の照射範
囲を制限するように設定されている。このため、図3に
示したように、スリット部材1Fが無い場合においてサ
ンプル流2bと直交する方向の照射光束a0は、図2に
示したようにスリット部材1Fで制限を受けるので、照
射光束はa1のように絞り角度βが小さくなる。つま
り、図13に示したサンプル流2bと直交する方向の照
射ビーム幅d1は、スリット部材1Fのスリット幅で決
まる絞り角度βと光学素子1Eで絞られたビームウエス
トまでの距離、すなわち、サンプル流2bまでの距離で
決まるので、レーザ光源1Aの開き角に大きな部品差が
あっても、スリット部材1Fにより照射光の絞り角度β
を一定にできる。これにより、ビーム幅d1のばらつき
のないレーザ光源を得ることができる。
【0020】さらに、図4に示したように、照射ビーム
がa1で示される強度分布となっているので、粒子7に
照射するビーム幅d1がサンプル流2bの幅に比較して
十分大きくなり、前記したように粒子7の流れる場所に
よる散乱光強度のばらつきがなくなり、粒子7がサンプ
ル流2bの何処を通っても同じ散乱光強度が得られるよ
うになっている。
【0021】もし、図3に示したようにスリット部材1
Fを設置しない場合には、図4に示すように照射ビーム
がa0で示される強度分布となるので、サンプル流2b
の幅に比較して十分大きいとは言えない。この場合、計
測対象となる粒子7は、サンプル流2bの何処でも通る
ことができるので、粒子7に照射されるレーザ光の量
は、サンプル流2bの中央を流れた場合に最大となり、
サンプル流2bとシース流2aの境界面を流れた場合に
最小となる。それに伴い、その際発生する散乱光の量
も、同様に変化してしまう。しかしスリット部材1Fを
設置することによりこのような不具合は解消されるので
ある。
【0022】なお、サンプル流2bと平行な方向の照射
光束はスリット部材1Fによる制限を受けない。この方
向のビーム幅は、半導体レーザごとのサンプル流2bに
平行な方向の開き角にばらつきがあっても、同一装置に
おいて同種の粒子がサンプル流2bの何処を通っても得
られる散乱光強度は同じとなる。
【0023】光照射装置1のさらに具体的な例を図6に
示す。この図に示すように、ハウジング11は基部12
と柱部13から成るL字型形状であり、それぞれの端部
から角部にかけて溝部14、15が設けられている。柱
部13の前部13aと後部13bの中央には同一直線状
に貫通した孔部16a,16bが設けられている。孔部
16bには半導体レーザ1Aが取付られており、孔部1
6aには凸レンズ17が取付られている。前部13aの
前面にはスリット部材18が設けられている。これら半
導体レーザ1A、凸レンズ17およびスリット部材1F
は同一光軸上に配置されている。柱部13の後部13a
の上部近傍にはねじ孔が設けられており、そこにねじ1
9が螺着されている。ねじ19の先端は前部13aの後
面に当接している。また基部12の上部12aの端部近
傍にはねじ孔が設けられており、そこにねじ20が螺着
されている。ねじ20の先端は基部12の下部12bの
上面に当接している。
【0024】このような構成の装置において、半導体レ
ーザ1Aと凸レンズ17との間の距離はねじ19を回す
ことによって調節することができる。またサンプル流2
bに対する角度はねじ20を回すことによって調節する
ことができる。本装置によれば、構造が簡単であるた
め、製造が容易である。特に、ハウジング11を1つの
部材で形成するならば半導体レーザ1Aと凸レンズ17
の装着孔を同一直線状に確実に形成することができるの
で、これらを同一光軸上に配置することが極めて容易と
なる。また光照射方向および集光位置をねじ19とねじ
20によって簡単に調節することができるという効果も
備えている。この例では、ハウジング11が保持手段で
あり、凸レンズ17が光学素子であり、ねじ19が距離
調整手段である。
【0025】以上は、スリット部材1Fを光学素子1E
の前面に配置した例であるが、図7、図8に示すように
スリット部材1Fを光学素子1Eの後面に配置しても同
様の作用効果が得られる。
【0026】また以上の例は、サンプル流れ2b中の粒
子7の流れる位置による散乱光強度のばらつきをなくす
場合について説明したが、さらに、厳密に半導体レーザ
による散乱光強度のばらつきをなくす場合には、サンプ
ル流2bと平行な方向の光照射範囲を制限するようにス
リット部材を入れてもよい。また以上の例では、焦点距
離調整機構部1Gを設けたが、半導体レーザ1Aと光学
素子1Eの距離が一義的に決まってしまうような構造を
とる場合には、この機構を設ける必要はない。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、使用する半導体レーザの開き角に大きな部品差があ
っても、スリット部材により照射光の絞り角度を一定に
できるので、ビーム幅のばらつきのないレーザ光を計測
領域に照射することができる。また、光学系としては半
導体レーザ光源,光学素子、スリット部材だけの簡単な
構成となるので、調整が簡素化でき、従来のような複数
のレンズの部品差によって発生するビームウエスト形状
のばらつきを本質的になくすことができる。さらに、各
要素を固定する保持手段を一体構造とすることができる
ので、各要素の取り付け位置(光軸)を合わせた加工が
容易に実施でき、各要素間での光軸あわせは必要なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ光照射装置の一例を示す図
であり、サンプル流2bに対し直交する方向から見た
図。
【図2】図1に示した装置であり、サンプル流と平行な
方向から見た図。
【図3】図1および図2に示した装置のスリット部材な
しの場合の作用を示すための図。
【図4】本発明に係る装置から照射される光のビームウ
エストでの光強度分布とサンプル流幅の関係を示す図で
ある。
【図5】本発明のレーザ光照射装置が組み込まれた粒子
分析装置の全体構成を示す図。
【図6】本発明のレーザ光照射装置のより具体的な例を
示す図。
【図7】本発明のレーザ光照射装置の他の例を示す図。
【図8】図7に示した装置を、サンプル流と平行な方向
から見た図。
【図9】従来の粒子分析装置の全体構成を示す図。
【図10】図9に示した装置の作用を説明するための
図。
【図11】従来の光照射装置を説明するための図。
【図12】従来の光照射装置を説明するための図。
【図13】計測領域におけるビームウエストの幅を示す
図。
【符号の説明】
1 光照射装置 1A 半導体レーザ 1E 光学素子 1F スリット部材 1G 焦点距離調整機構部 2 フローセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 良之 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)発明者 山岸 和男 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内 (72)発明者 戸井田 武志 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子が通過する計測領域にレーザ光を照
    射することにより発生する散乱光および蛍光を検出する
    ことにより前記粒子の分類を行うようにした粒子分類装
    置のレーザ光照射装置において、 半導体レーザ光源と、 該半導体レーザ光源から射出された光を前記計測領域に
    集める光学素子と、 光照射範囲を制限するスリット部材を備え、 前記半導体レーザ光源と、前記光学素子と、前記スリッ
    ト部材とが同一光軸上に配置されるようにこれらを一体
    に保持する保持手段とを具備することを特徴とするレー
    ザ光照射装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体レーザ光源と前記光学素子と
    の間の距離の調整ができる距離調整手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載のレーザ光照射装置。
  3. 【請求項3】 前記スリット部材は、粒子の流れに対し
    直交する方向の照射範囲を制限することを特徴とする請
    求項1または2に記載のレーザ光照射装置。
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Cited By (4)

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