JP2000258209A - 挿入孔付きパイプ - Google Patents

挿入孔付きパイプ

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JP2000258209A
JP2000258209A JP11059545A JP5954599A JP2000258209A JP 2000258209 A JP2000258209 A JP 2000258209A JP 11059545 A JP11059545 A JP 11059545A JP 5954599 A JP5954599 A JP 5954599A JP 2000258209 A JP2000258209 A JP 2000258209A
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JP
Japan
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pipe
insertion hole
stress concentration
conduit
flat
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JP11059545A
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English (en)
Inventor
Tadao Mikami
忠生 三上
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧特性が向上された挿入孔付きパイプを提
供する。 【解決手段】 流体が流れる管路と、この管路の管壁に
設けられた挿入孔とを具備する挿入孔付きパイプにおい
て、前記挿入孔との交差部分の前記管路の内径部分に設
けられ応力集中を緩和する平面状あるいは曲面状の応力
集中緩和部を具備した事を特徴とする挿入孔付きパイプ
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐圧特性が向上さ
れた測定管路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図であって、カルマン渦流量計に使用
された例を示す図で、例えば、特開平3−020618
号(特願平1−033256号)に示されている。
【0003】図において、管路10は流体FL。が流れ
る管路である。ノズル11は管路10に直角に設けられ
円筒状をなす。渦発生体12は、ノズル11とは隙間を
保って、挿入孔31を介して管路10に直角に挿入さ
れ、台形断面を有し、柱状をなす。
【0004】渦発生体12の一端は、ネジ13により管
路10に支待され、他端はフランジ部14でノズルll
にネジ或いは溶接により固定されている。凹部15は、
渦発生体12のフランジ部14側に設けられている。
【0005】この凹部15の中には、その底部から順
に、全属製の第1コモン電極16、圧電素子17、電極
板18、絶縁板19、電極板20、圧電素子21が、サ
ンドイッチ状に配列され、全属製の押圧棒22により、
これ等は押圧固定されている。さらに、電極板18から
は、リード線23、電極板20からはリード線24が、
それぞれ端子A、Bに引出されている。
【0006】圧電素子17、21は、各圧電素子17、
21の紙面に向かって左側と右側とがそれぞれ逆方向に
分極されており、同じ方向の応力に対して互いに上下の
電極に逆極性の電荷を発生する。
【0007】圧電素子17に発生した電荷は、電極板1
8と接続された端子Aと、第1コモン電極16を介して
接続された管路10との間に得られ、圧電素子21に発
生した電荷は、電極板20と接続された端子Bと、押圧
棒20と接続された管路10との間に得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】要するに、渦発生体1
2は、管路10の管壁に設けられた挿入孔31を介し
て、管路10に挿入され固定される。
【0009】ところで,管路10の管壁に、挿入孔31
が設けられているため、管路10に高圧の流体が流され
た場合に、挿入孔31と管路10の内径部分とで形成さ
れる角部32に高い集中応力が発生してしまう。高圧の
流体の圧力の程度によっては、その発生する応力は、管
路10の材料の耐力を越え、塑性変形してしまう。
【0010】図6に挿入孔31付きの 管路10に、高
圧の流体が印加された場合の応力解析(FEM解析)の
検討結果の一例を示す。管路10の内径23.4mm、
管厚20mm、挿入孔31の直径12mmの場合である。
【0011】図7は、図6の解析結果の最大引っ張り応
力しσ1の位置と大きさを示す。最大引っ張り応力しσ1
の大きさは2.42×105mN/mm2である。
【0012】次に、図8に図5の管路10の肉厚を厚く
し耐圧を向上させた例についての挿入孔31付きの 管
路10に、高圧の流体が印加された場合の応力解析(F
EM解析)の検討結果の一例を示す。
【0013】図8は、管路10の内径18mm、管厚2
2.7mm、挿入孔31の直径12mmの場合で、管路1
0の内径のみ小さくし、管路10の肉厚を厚くしたもの
である。図9には、図8の解析結果の最大引っ張り応力
σ2の位置と大きさを示す。最大引っ張り応力しσ1の大
きさは1.93×105mN/mm2である。
【0014】この結果、管路10の肉厚を厚くしても、
最大引っ張り応力σ2は角部32の一個所に集中して発
生して、応力集中となり、最大引っ張り応力σ2は、2
割程度の改善しかならない。
【0015】本発明の目的は、上記の課題を解決するも
ので、耐圧特性が向上された挿入孔付きパイプを提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明では、請求項1の挿入孔付きパイプに
おいては、流体が流れる管路と、この管路の管壁に設け
られた挿入孔とを具備する挿入孔付きパイプにおいて、
前記挿入孔との交差部分の前記管路の内径部分に設けら
れ応力集中を緩和する平面状あるいは曲面状の応力集中
緩和部を具備した事を特徴とする。
【0017】この結果、挿入孔との交差部分の管路の内
径部分に設けられ応力集中を緩和する平面状あるいは曲
面状の応力集中緩和部が設けられた。従って、高い流体
圧力が管路に加えられても、管路の外形を大きくする事
無く、かつ、流体流量の減少もわずかで、挿入孔に基づ
く応力集中を避ける事が出来る。即ち、耐圧特性が向上
された挿入孔付きパイプが得られる。
【0018】本発明の請求項2においては、請求項1記
載の挿入孔付きパイプにおいて、前記平面状あるいは曲
面状の応力集中緩和部が前記管路の中心軸方向に沿って
前記管路の両端に達するまで設けられ事を特徴とする。
【0019】この結果、平面状あるいは曲面状の応力集
中緩和部が、管路の中心軸方向に沿って、管路の両端に
達するまで設けられたので、管路が製作し易く、安価な
挿入孔付きパイプが得られる。
【0020】本発明の請求項3においては、請求項2記
載の挿入孔付きパイプにおいて、前記管路と前記応力集
中緩和部とが引き抜き材により構成された事を特徴とす
る。
【0021】この結果、管路と応力集中緩和部とが引き
抜き材により構成されたので、引き抜き作業により容易
に製作する事が出来、安価な挿入孔付きパイプが得られ
る。
【0022】本発明の請求項4においては、請求項1又
は請求項2に記載の挿入孔付きパイプにおいて、前記管
路と前記挿入孔と前記応力集中緩和部とが鋳物材により
構成された事を特徴とする。
【0023】この結果、管路と挿入孔と応力集中緩和部
とが鋳物材により構成されたので、複雑な構成が、鋳物
により、一度に製作する事が出来、安価な挿入孔付きパ
イプが得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で
あって、カルマン渦流量計に使用された例、図2は図1
の斜視構成説明図、図3は図1の挿入孔31付きの 管
路10に、高圧の流体が印加された場合の応力解析の一
例、図4は図3の解析結果の最大引っ張り応力σ3の位
置と大きさを示す図である。
【0025】応力集中緩和部41は、挿入孔31との交
差部分の管路10の内径部分に設けられ、応力集中を緩
和し、平面状あるいは曲面状をなす。この場合は、平面
状をなし、管路10の中心軸方向に沿って長く設けられ
ている。
【0026】図3に本発明の挿入孔31付きの 管路1
0に、高圧の流体が印加された場合の応力解析(FEM
解析)の検討結果の一例を示す。管路10の内径23.
4mm、管厚20mm、挿入孔31の直径12mmの場合
である。
【0027】図4は、図3の解析結果の最大引っ張り応
力しσ3の位置と大きさを示す。最大引っ張り応力しσ3
の大きさは1.04×105mN/mm2である。図3に
示す如く、最大引っ張り応力しσ3は一個所に集中して
発生せず、応力集中とならず、最大引っ張り応力σ
3は、5割程度の改善となる。
【0028】この結果、 (1)挿入孔31との交差部分の管路10の内径部分に
設けられ応力集中を緩和する平面状あるいは曲面状の応
力集中緩和部が設けられた。
【0029】従って、高い流体圧力が管路10に加えら
れても、管路10の外形を大きくする事無く、かつ、流
体流量の減少もわずかで、挿入孔31に基づく応力集中
を避ける事が出来る。即ち、耐圧特性が向上された挿入
孔付きパイプが得られる。
【0030】(2)平面状あるいは曲面状の応力集中緩
和部41が、管路10の中心軸方向に沿って、管路10
の両端に達するまで設けられたので、管路10が製作し
易く、安価な挿入孔付きパイプが得られる。
【0031】(3)管路10と応力集中緩和部41とが
引き抜き材により構成されれば、引き抜き作業により容
易に製作する事が出来、安価な挿入孔付きパイプが得ら
れる。
【0032】(4)管路10と挿入孔31と応力集中緩
和部41とが鋳物材により構成されれば、複雑な構成
が、鋳物により、一度に製作する事が出来、安価な挿入
孔付きパイプが得られる。
【0033】なを、前述の実施例においては、カルマン
渦流量計に使用された例について、説明したが、これに
限る事は無く、要するに、流体が流れる管路10とこの
管路の管壁に設けられた挿入孔31とを具備する挿入孔
付きパイプに本発明は適応されるものである。
【0034】また、以上の説明は、本発明の説明および
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明は、上記実施例に限定されること
なく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、
変形をも含むものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、次のような効果がある。挿入孔との交差部分
の管路の内径部分に設けられ応力集中を緩和する平面状
あるいは曲面状の応力集中緩和部が設けられた。
【0036】従って、高い流体圧力が管路に加えられて
も、管路の外形を大きくする事無く、かつ、流体流量の
減少もわずかで、挿入孔に基づく応力集中を避ける事が
出来る。即ち、耐圧特性が向上された挿入孔付きパイプ
が得られる。
【0037】本発明の請求項2によれば、次のような効
果がある。平面状あるいは曲面状の応力集中緩和部が、
管路の中心軸方向に沿って、管路の両端に達するまで設
けられたので、管路が製作し易く、安価な挿入孔付きパ
イプが得られる。
【0038】本発明の請求項3によれば、次のような効
果がある。管路と応力集中緩和部とが引き抜き材により
構成されたので、引き抜き作業により容易に製作する事
が出来、安価な挿入孔付きパイプが得られる。
【0039】本発明の請求項4によれば、次のような効
果がある。管路と挿入孔と応力集中緩和部とが鋳物材に
より構成されたので、複雑な構成が、鋳物により、一度
に製作する事が出来、安価な挿入孔付きパイプが得られ
る。
【0040】従って、本発明によれば、耐圧特性が向上
された挿入孔付きパイプを実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の斜視構成説明図である。
【図3】図1の管路10に、高圧の流体が印加された場
合の応力解析(FEM解析)の一例を示す図である。
【図4】図3の解析結果の最大引っ張り応力σ3の位置
と大きさを示す図である。
【図5】従来より一般に使用されている従来例の要部構
成説明図であって、カルマン渦流量計に使用された例を
示す図である。
【図6】図5の管路10に、高圧の流体が印加された場
合の応力解析(FEM解析)の検討結果の一例を示す図
である。
【図7】図6の解析結果の最大引っ張り応力しσ1の位
置と大きさを示す図である。
【図8】図5の管路10の肉厚を厚くし耐圧を向上させ
た例について、 管路10に高圧の流体が印加された場
合の応力解析(FEM解析)の検討結果の一例を示す図
である。
【図9】図8の解析結果の最大引っ張り応力σ2の位置
と大きさを示す図である。
【符号の説明】
10 管路 11 ノズル 12 渦発生体 13 ネジ 14 フランジ部 15 凹部 17 圧電素子 19 絶縁板 21 圧電素子 22 押圧棒 23 リード線 24 リード線 31 挿入孔 32 角部 41 応力集中緩和部 A 端子 B 端子 FLo 測定流体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体が流れる管路と、 この管路の管壁に設けられた挿入孔とを具備する挿入孔
    付きパイプにおいて、 前記挿入孔との交差部分の前記管路の内径部分に設けら
    れ応力集中を緩和する平面状あるいは曲面状の応力集中
    緩和部を具備した事を特徴とする挿入孔付きパイプ。
  2. 【請求項2】前記平面状あるいは曲面状の応力集中緩和
    部が前記管路の中心軸方向に沿って前記管路の両端に達
    するまで設けられ事を特徴とする請求項1記載の挿入孔
    付きパイプ。
  3. 【請求項3】前記管路と前記応力集中緩和部とが引き抜
    き材により構成された事を特徴とする請求項2記載の挿
    入孔付きパイプ。
  4. 【請求項4】前記管路と前記挿入孔と前記応力集中緩和
    部とが鋳物材により構成された事を特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の挿入孔付きパイプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109393A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd フィルム状部材及びその貼り付け方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109393A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd フィルム状部材及びその貼り付け方法
US9142883B2 (en) 2010-11-17 2015-09-22 Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. Film-like member and attaching method thereof

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