JP2000257681A - 連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置 - Google Patents

連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置

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    • F16H9/12Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の取り付けスペースがわずかであり、
安価に製作することのできる連続的に調節可能な巻き掛
け伝動装置を提案する。 【解決手段】 圧着装置(2,2′)が少なくとも、少
なくとも1つの軸方向にしゅう動可能な円すい円板
(3,4)に直接に、かつ少なくとも軸方向で固く駆動
軸(5)に結合されている構造部分(12,13)に、
互いに相補的に配置されている強制案内手段(18,1
9,20,21)から成っている。これらの強制案内手
段は、伝達すべきモーメント及び又は外部から調整され
る変速比に関連して、円周方向の相対回動によって、円
すい円板の軸方向のしゅう動を生ぜしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車で使用
するための、連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置であ
って、少なくとも1つのバリエータを有し、このバリエ
ータは、駆動ユニットに所属している駆動軸上にあるい
は駆動軸と結合されている構造部分上に同心的に配置さ
れている少なくとも2つの円すい円板を有しており、少
なくとも1つの円すい円板は軸方向にしゅう動可能であ
り、軸方向で円すい円板の間に、調節可能な半径のとこ
ろで巻き掛け伝動手段が取り付けられており、この巻き
掛け伝動手段は、円すい円板と巻き掛け伝動手段との間
に摩擦力結合を生ぜしめる軸方向に作用する圧着装置に
よって、伝達すべきモーメントを、少なくとも1つの別
の伝動円板に伝える形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような巻き掛け伝動装置は、連続的
に調節可能な伝動装置として、並びに特に自動車の付随
装置の駆動装置として、使用される。バリエータから別
の伝動円板に回転モーメント(トルク)を申し分なく伝
達するために重要なことは、巻き掛け手段、例えばベル
ト又は鎖と円すい円板との間に摩擦力結合を生ぜしめる
ことである。この摩擦力結合のための圧着装置として
は、しばしば圧縮コイルばねなどのような蓄力器が役立
ち、この蓄力器は軸方向にしゅう動可能な円すい円板を
負荷して、巻き掛け手段を円すい円板に、単にトルクに
無関係に圧着し、トルクに関連しては圧着しない。
【0003】更に、遠心力に関連して作用する圧着装置
によって、回転数の増大につれて増大する圧着力を生ぜ
しめ、これによって圧着力を伝達すべきモーメントにお
おまかに適合させるようにした圧着装置を有するバリエ
ータが公知である。
【0004】DE-OS 35 31 830 において提案されている
圧着装置は、モーメントに関連して円すい円板をベルト
に圧着するようになっている。円すい円板の軸方向のし
ゅう動は製作費の高価な複数の引っ張り棒によって行わ
れ、これらの引っ張り棒は両方の端部を関節的に支承し
ておかなければならない。これによってここで提案され
ている圧着装置は高価であり、また軸方向で大きな取り
付けスペースを必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、軸方向の取り付けスペースがわずかであり、安価
に製作することのできる連続的に調節可能な巻き掛け伝
動装置を提案することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、次のような
連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置、すなわち少なく
とも1つのバリエータを有し、このバリエータは、駆動
ユニットに所属している駆動軸上にあるいは駆動軸と結
合されている構造部分上に同心的に支承されている少な
くとも2つの円すい円板を有しており、少なくとも1つ
の円すい円板は軸方向にしゅう動可能であり、軸方向で
円すい円板の間に、調節可能な半径のところで巻き掛け
伝動手段が取り付けられており、この巻き掛け伝動手段
は、円すい円板と巻き掛け伝動手段との間に摩擦力結合
を生ぜしめる圧着装置によって、伝達すべきモーメント
を、少なくとも1つの別の伝動円板に伝え、その際圧着
装置が少なくとも、少なくとも1つの軸方向にしゅう動
可能な円すい円板に直接に、かつ少なくとも軸方向で固
く駆動軸に結合されている構造部分に、互いに相補的に
配置されている強制案内手段から成っており、これらの
強制案内手段は、伝達すべきモーメント及び又は外部か
ら調整される変速比に関連して、円周方向の相対回動に
よって、円すい円板の軸方向のしゅう動を生ぜしめる巻
き掛け伝動装置によって、解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】このような巻き掛け伝動装置は例
えば付随装置の駆動のために使用することができ、その
際少なくとも1つの付随装置を、力が伝達されるように
巻き掛け手段例えばベルトと結合されている伝動円板に
よって駆動することができ、普通は複数の付随装置、例
えばオルタネータ,ステアリングのパワーアシスト用の
ポンプ,エアコンディショナ用の圧縮機,水ポンプなど
を1つのベルト伝動装置によって駆動することができ
る。この場合円すい円板のその都度の直径によって、バ
リエータの基本変速比を定めることができ、巻き掛け手
段の走行半径を調整することによって付加的に係数2〜
4の範囲内で変速比を変化させることができ、その際円
すい円板の直径を150〜300mm、有利には180〜
220mmにすると、変速比を係数2.5〜3の範囲内で
変化させることができる。
【0008】更に、巻き掛け伝動装置は駆動ユニット例
えば内燃機関の駆動系統内に設けておくことができ、そ
の際少なくとも1つのバリエータを駆動軸に配置し、か
つ有利には巻き掛け手段の走行半径を第1のバリエータ
に対して相補的に制御される第2のバリエータを被駆動
軸に配置して、連続的に調節可能な伝動装置を構成する
ことができ、その際駆動ユニットと駆動側のバリエータ
との間に、例えば摩擦クラッチ、多板クラッチあるいは
液体クラッチのような力伝達ユニットを配置しておくこ
とができ、その際2つのバリエータを使用することによ
って、伝動装置の変速比範囲を2次の値に拡大すること
ができる。
【0009】本発明の1実施形態で設けられる圧着装置
は、少なくとも3つの斜面から形成され、これらの斜面
は軸方向に形成されていて、円周に沿って一様に分配さ
れており、少なくとも一方の軸方向にしゅう動可能な円
すい円板と少なくとも軸方向で固く駆動軸に結合されて
いる構造部分とに配置されており、円周方向で互いにし
ゅう動可能である。
【0010】更に、圧着装置は複数の溝から成ることが
でき、これらの溝は、円周に沿って分配されており、少
なくとも一方の軸方向にしゅう動可能な円すい円板と駆
動軸に固く結合されているボスとに相補的に形成されて
おり、円周方向に方向成分を有している軸方向に延びて
おり、これらの溝内で転動体が案内されている。
【0011】駆動軸への取り付けを簡単にするために、
バリエータはフランジ形の付加部を備えたボスを有する
ことができ、この付加部によってバリエータは駆動軸上
で相対回転不能に心出しされて例えば軸方向で駆動軸に
ねじで結合される。この場合円すい円板はこのボス上に
取り付けられる。
【0012】巻き掛け手段を受容する、円すい円板によ
って形成される中間室は有利にはくさび形に半径方向で
外方に向かって開いており、これによって、相応して斜
めにされた側面を有している巻き掛け手段によって作用
せしめられる力、例えばベルト調節器によって生ぜしめ
られる引き力が、圧着力によって生ぜしめられる圧着に
抗して、巻き掛け手段若しくはベルトを小さな走行半径
の方に動かし、したがって変速比を調節することができ
る。より大きな変速比は引き力を緩めることによって調
整することができる。また、例えば連続的に調節可能な
伝動装置、CTV伝動装置において、圧着装置の圧着力
によって変速比を調整すること、すなわち一方のバリエ
ータに強い圧着力を作用させ、他方のバリエータに弱い
圧着力を作用させ、したがって巻き掛け手段が一方のバ
リエータでは半径方向で外方に向かって、かつ他方のバ
リエータでは半径方向で内方に向かって変位せしめられ
て、変速比が変化せしめられるようにすることもでき
る。このためには個々の円すい円板の開き角度αは有利
には5°<α<20°の範囲、有利にはα≒10°の範
囲に定められる。この場合角度αは円すい円板の巻き掛
け手段に面した走行面とボス上にたてた垂線との間の角
度である。走行面が半径方向で直線状にではなしに、最
適の力経過に相応してわずかに湾曲して形成されている
と特に有利である。
【0013】本発明によれば、少なくとも一方の軸方向
にしゅう動可能な円すい円板は、その中間室とは逆の側
に取り付けられた軸方向に突出している斜面によって、
相補的な斜面を有している駆動軸に固く結合された構造
部分に支えられており、この構造部分は有利には半径方
向に向いた、軸方向で不動の、ボスと相対回動不能に結
合されているボスフランジである。この場合斜面は次の
ように構成され、円周に沿って均一に分配されている。
すなわち、両者の斜面は円周方向で互いに相対的に回動
可能であり、これによって斜面を有している両方の部分
の相対回転方向に相応して両方の部分の軸方向間隔が短
縮又は増大せしめられ、したがって巻き掛け手段に対す
る圧着力が増大又は減少せしめられるようになってい
る。この、円すい円板とボスフランジとの間の相対回動
によって行われる軸方向のしゅう動は、駆動軸のトルク
及び付随装置から作用せしめられる逆方向の負荷モーメ
ントの関数である。
【0014】更に、巻き掛け伝動装置の用途に関連し
て、両方の円すい円板か、単に一方の円すい円板を軸方
向にしゅう動可能に構成することができ、その際本発明
の1実施形態では、軸方向にしゅう動可能な円すい円板
に、斜面を有する圧着装置及びボスフランジを受容する
室が設けられている。この場合この室は、円すい円板と
これから軸方向に間隔をおいたフランジとによって形成
され、円すい円板とフランジとは外周において管形の中
間片によって結合されている。管形の中間片は有利には
円すい円板と一体に形成されており、軸方向で間隔をお
いたフランジは中間片にねじ結合,びょう止めあるいは
溶接されている。形成された室は圧着装置を有利には汚
損に対して保護し、かつ又は潤滑剤を少なくとも部分的
に満たしておくことができ、これによって斜面を潤滑
し、摩滅及び摩擦損失を防止することができる。この場
合、室を2つの部分室に分割しているボスフランジに少
なくとも1つの、有利には複数の円周方向で分配された
開口を設けておき、一方の部分室から他方の部分室内へ
の潤滑剤の交換を可能にすることができる。ボスの軸方
向端部において室は中心点のところに、バリエータを駆
動軸に取り付けるための開口を有することができ、この
開口は汚損を防止するため並びに又は潤滑剤の損失を防
止するためのシールのために、保護キャップで閉じてお
くことができる。室ひいては円すい円板に対するボスフ
ランジの支承及び心出しは、滑り軸受けブッシュによっ
て半径方向で外方で、軸方向にしゅう動可能にかつ相対
回動可能に行うことができる。
【0015】トルクが減少したときに軸方向のしゅう動
を戻すため、並びに基本圧着力を調整するために、軸方
向で円すい円板とボスフランジとの間に軸方向で作用す
る蓄力器を設けておくことができる。この蓄力器は直線
的なあるいは非直線的な特性曲線を有する皿ばね,圧縮
コイルばねであることができ、その際例えば累進的な特
性曲線を有するばね及び又は皿ばねの性質を有する圧縮
コイルばねを使用して、有利にはバリエータの軸方向の
取り付けスペースを減少させるのが有利である。このよ
うな円すい円板の負荷は、モーメントに無関係な最小圧
着力を生ぜしめ、したがって巻き掛け手段の最小引き力
を保証する。
【0016】本発明の1実施形態では、ボスフランジ及
び又は一方又は両方の円すい円板に、円周に沿って分配
された斜面リングの形の金属又は焼き入れされた金属か
ら成る斜面が取り付けられるか、あるいは圧刻されてお
り、その際簡単な構造では斜面リングはプラスチックか
ら形成することができ、その場合には円すい円板及びボ
スフランジの互いに相補的な斜面リングの潤滑を省略す
ることができる。有利には互いに相補的な斜面リングは
円すい円板直径の内側2/3のところ、有利には円すい
円板の半径の中央範囲のところに設けられる。このよう
な斜面の配置は同時に円すい円板をボスフランジ上に支
承することができ、したがって円すい円板の傾動運動及
び揺動運動が最低限にされる。この形式で、少なくとも
一方の軸方向にしゅう動可能な円すい円板の半径方向の
支承部及び軸方向の支承部を離すことができ、その際半
径方向の支承は円すい円板の外周又は内周で行い、軸方
向の支承は圧着装置のところでボスフランジに対して行
うことができる。
【0017】更に、斜面表面の相互の摩擦を減少させる
ために、摩擦値を減少させる被覆を例えばプラスチック
又はセラミックで行い、かつ又は転動体を挿入すること
ができる。転動体は玉又は円すいころ状であることがで
きる。これによって転動体は半径方向で案内されるが、
しかし圧着装置を高価にする。有利には転動体、特に玉
形の転動体は転動体保持器内で案内されており、この転
動体保持器はリング形に構成されていて、転動体の形状
及び数に相応するポケットを有しており、これらのポケ
ット内で転動体が軸方向及び又は半径方向に案内され
る。転動体保持器はボスフランジ又は円すい円板に固定
しておくことができ、このために例えば保持リングに結
合してことができ、あるいは保持リングを転動体保持器
と一体に構成しておくことができ、円周方向で分配され
た舌片によって保持リングをボスフランジ又は円すい円
板に設けた複数の切り欠きに相対回動不能にかつ紛失不
能に取り付けておくことができる。
【0018】転動体保持器ひいては転動体自体の紛失不
能な配置は、円周方向に沿った斜面の軸方向の経過が、
最も簡単な直線的ではなく、伝達すべきモーメントに最
も適した圧着力を生ぜしめるように例えば指数関数的で
ある場合に、特に有利である。この経過によって、転動
体が強制案内されていない場合には、個々の転動体が円
周方向及び半径方向にずれることが可能である。円周方
向での転動体の更なる支持及び強制案内は、転動体保持
器内に設けた複数のピニオンによって達成することがで
き、これらのピニオンは円すい円板内及び又はボスフラ
ンジ内に設けられている歯に沿って転動する。
【0019】圧着装置は一方の円すい円板あるいは両方
の円すい円板に配置しておくことができ、その際円すい
円板は軸方向にしゅう動可能にかつボス上で回動可能に
支承されており、かつ、同時に軸方向で作用する蓄力器
のための受容部を形成することができる滑り軸受けブッ
シュを挿入しておくことができる。有利には互いに相対
的に回動可能な2つのボス部分上に円すい円板を回動不
能に取り付けておくこともでき、該ボス部分は主ボス上
に支承されていて、軸方向で互いに相対的にしゅう動可
能であり、その際一方のボス部分は半径方向で少なくと
も部分的に第2のボス部分上にしゅう動することができ
る。
【0020】2つの軸方向でしゅう動可能な円すい円板
を使用する場合には、各円すい円板は、それとともに圧
着装置を形成するボスフランジに、相補的な斜面リング
を介して支えられることができ、その際ボスと固く結合
されている2つのボスフランジは軸方向でそれらの間に
両方の円すい円板を受容することができ、しかし有利に
は単に1つのボスフランジを使用して、このボスフラン
ジの軸方向で両側に斜面リングを設けるようにすること
もでき、その際一方の円すい円板はその斜面リングをも
って一方の圧着装置を構成し、第2の円すい円板と一緒
に回転するようにかつ軸方向で固く結合されている半径
方向に向いた補助フランジが斜面リングを有していて、
第2の圧着装置を形成しており、したがって両方の圧着
装置は軸方向で両方の円すい円板の一方の側に位置す
る。この実施形態では、円すい円板を補助フランジと結
合することはこれら両方の部材を結合する管形の中間フ
ランジによって行われ、この中間フランジはボス上に直
接に支承されていて、円周方向に配置された複数の開口
を有しており、これらの開口を通して、ボスフランジが
半径方向で内方に向いたアームを介してボスと固く結合
されており、その際開口の寸法は次のように選ばれてい
る。すなわち補助フランジと結合されている円すい円板
の軸方向のしゅう動のための軸方向の寸法と、ボスフラ
ンジの円すい円板に対する円周方向の回動のための円周
方向の寸法とを有しているように、選ばれている。
【0021】別の実施形態では、回転振動緩衝器がバリ
エータ内に内蔵されており、この内蔵のために付加的な
大きなスペースを必要とすることはない。したがって有
利には、円周方向で作用する少なくとも1つの蓄力器を
負荷するために、ボスと固く結合された部材、有利には
ボスフランジに、半径方向に向いた複数のアームが設け
られており、これらのアームの間に少なくとも1つの蓄
力器、有利には円周に沿って一様に分配された圧縮コイ
ルばねが収容されている。軸方向でボスフランジの両側
には緩衝質量体として質量リングがボスフランジの外周
の範囲に設けられており、これらの質量リングは負荷装
置として作用する相応する切り欠きを蓄力器のために有
している。緩衝質量体を安定化するために、質量リング
はボスフランジの開口を貫通する部材、例えばびょう,
ねじなどによって互いに結合されており、これらの開口
は質量リングとボスフランジとの間の、蓄力器の作用に
抗しての最大の相対回動運動を可能にする寸法を有して
いる。
【0022】少なくとも1つの付随装置を駆動するため
に使用する場合、巻き掛け伝動装置の変速比の調整は、
巻き掛け手段の有効長さを生ぜしめることによって行わ
れる。換言すれば緊張装置を介して、巻き掛け手段を円
すい円板の間で予緊張させ、圧着装置による圧着力に抗
して巻き掛け手段を小さな走行半径の方にに引く。巻き
掛け手段の張力を相応して緩めると、巻き掛け手段は軸
方向の圧着力によって、巻き掛け手段及び円すい円板の
円すい形の構成によって生ずる半径方向の力成分に基づ
いて半径方向で外方に向かって大きな走行半径の方にず
らされ、これによって変速比が高速の方に変化せしめら
れ、換言すれば付随装置はより大きな回転数で駆動され
る。
【0023】巻き掛け手段の有効長さを緊張装置を介し
て制御することは例えば次のように行うことができる。
すなわち巻き掛け手段は緊張ローラを介して案内されて
おり、この緊張ローラは円すい円板に対して半径方向に
動かすことができ、これによって有効長さを増大若しく
は減少させることができる。共通の保持体に特定の軸間
隔で固定されている2つの変向ローラから成る複式ロー
ラを使用することも可能である。この場合、保持体は両
方のローラの間に位置するローラ軸に平行な軸線を中心
として回動可能であり、巻き掛け手段は両方のローラの
間を導かれており、保持体を回動させることによって、
両方のローラは緊張装置として、したがって変速比の調
節装置として作用することができる。
【0024】有利には、使用される緊張装置によって生
ぜしめられる緊張は電気モータによって変化させること
ができる。例えば緊張ローラは電気的にしゅう動させる
ことができ、また複式ローラは電気的に回動させること
ができる。セルフホールディング型であることができる
電気モータは有利にはシステムの大きさに関連して制御
することができる。システムの大きさは、駆動軸の回転
数及び又は巻き掛け伝動装置内の一緒に回転するエレメ
ントの回転数、例えば付随装置の伝動円板の回転数ある
いはオルタネータの電気信号から形成することができ
る。有利には回転数信号発生器が、システムの大きさを
形成するために、少なくとも1つの伝動円板の回転数を
測定する。
【0025】更に、巻き掛け手段の機能を変速機能と駆
動機能とに分割することができる。このために、巻き掛
け手段は変速ベルトと伝動ベルトとに分割することがで
きる。この場合両方のベルトは共通に案内される区分に
おいて互いに上下に重なっており、形状結合若しくは摩
擦力結合でトルクを駆動軸から付随装置の伝動円板に伝
達する。有利にはこのために、変速ベルトは円すい円板
との摩擦力接続を生ぜしめるための円すい状の横断面の
ほかに、その外面に多数のV形の縦溝を備えており、こ
れらの縦溝は伝動ベルト内面の相応する縦溝に係合し
て、摩擦力結合を生ぜしめる。伝動ベルトはその多数の
V形の縦溝で付随装置の伝動円板を駆動する。有利には
伝動ベルトはその両面に多数のV形の縦溝を有してお
り、したがって駆動軸の回転方向とは逆の方向で回転す
る付随装置も、変向ローラを使用することなしに、駆動
することができる。
【0026】種々の変速比における変速ベルトの長さ補
償は既に述べた緊張装置によって行うことができる。更
に例えば円周長さが円すい円板の円周長さにほぼ等しい
変速ベルトを使用することもできる。この変速ベルトは
最大の変速比の場合には円すい円板の間の中間室内にほ
ぼ収容され、伝動ベルトの走行半径が小さくなると円す
い円板の円周から引き出される。この場合緊張装置は伝
動ベルトに配置されている。変速ベルトが円すい円板に
よって形成される中間室の外方で走行が不安定になるの
を回避するために、変速ベルトはこの範囲において変向
ローラ及び又はこの範囲に配置された付随装置のベルト
円板によって案内することができる。
【0027】
【実施例】以下においては図面に示した実施例に基づい
て本発明の構成を具体的に説明する。
【0028】図1において、2つの圧着装置2,2′及
び2つの軸方向に移動可能な円すい円板3,4を有する
バリエータ1が変速比が小さい場合(上半部)と変速比
が大きい場合(下半部)とに分けて示されている。
【0029】バリエータ1を駆動軸5に取り付けるため
に、バリエータ1は中心孔6を有するボス8と相対回転
不能に結合されており、ボスの中心孔6を通して軸方向
で前方から固定ねじ7が通されて駆動軸5にねじ込まれ
ている。この場合固定ねじ7はボス8を軸方向の突起8
aを駆動軸5上で心出しする。ボス8の回りに軸方向で
しゅう動可能かつ回動可能に、両方の円すい円板3,4
が滑り軸受けブッシュ9,10を介して支承されてお
り、これらの滑り軸受けブッシュはそれぞれ円すい円板
3,4の側面に設けた肩3a,4aに半径方向の延長部
9a,10aによって当て付けられている。軸方向で円
すい円板3,4の間を、軸方向で円すい円板3,4によ
って必要な圧着力で負荷される幅広Vベルト11が摩擦
力結合で循環しており、図示していない巻き掛け伝動装
置の伝動円板を駆動する。ベルト11は横断面がV形で
あって、円すい円板3,4の開き角度に合わされてお
り、円すい円板3,4は有利には10°の角度を円板面
3d,4dとボス軸線8dにたてた垂線との間に形成し
ている。
【0030】円すい円板3,4は軸方向で転動体14,
14′を介して2つのボスフランジ12,13上に支承
されており、その際ボスフランジ13はボス8に半径方
向で一体に形成されているフランジ部分8bと軸方向に
不動にかつ回動不能に、円周に沿って分配されたねじ1
5及び又はボルト15′にいよって結合されており、ボ
スフランジ12はボス8の端面において、ねじ7の取り
付けのために設けられている開口12aをあけて、円周
に沿って分配されたねじ16によって軸方向に不動にか
つ回動不能にボス8と結合されている。この場合キー・
溝結合部12cを介してボス8上でのボスフランジ12
の位置決めを行うことが可能である。非傾動性を高める
ために、ボスフランジ12は軸方向に形成された突起1
2bによってボス8上で心出しされている。
【0031】軸方向で円すい円板3,4とボスフランジ
12,13との間にそれぞれ1つの軸方向で作用する蓄
力器が設けられており、この蓄力器はその特性曲線に対
する種々の要求に応じて、種々の直径及び又は線材太さ
に構成され、かつ又は種々に、例えば累進的に巻かれた
圧縮コイルばね17,17′の形で配置されており、こ
れらの圧縮コイルばねはそれぞれボスフランジ12,1
3に支えられていて、円すい円板3,4を、半径方向の
延長部9a,10aを介して、ベルト11に作用するモ
ーメントに無関係な圧着力で負荷する。
【0032】モーメントに関連する圧着装置2,2′
は、ボスフランジ12,13に円周方向で取り付けられ
ている軸方向の斜面リング18,19と、円すい円板
3,4の相補的な斜面リング20,21とによって構成
されており、その際大きな摩擦力が作用するのを回避す
るために転動体14,14′が斜面に形成されている溝
22,22′,23,23′内で案内されている。転動
体14,14′は半径方向及び円周方向に紛失不能に玉
保持器24,24′内に収容されており、これらの玉保
持器は、保持リング25,25′によってボスフランジ
12,13に固定されている。保持リング25,25′
は外周で玉保持器24,24′にびょう止めされてい
て、最初は半径方向に、次いで軸方向に、ボスフランジ
12,13の円周側に設けられている開口26,26′
を通って、円周方向で分配された舌片27,27′を介
してボスフランジ12,13の切り欠き28,28′内
に引っ掛けられている。
【0033】圧着装置2,2′は円すい円板3,4と一
緒にしゅう動可能な室29,29′内に収容されてい
る。この場合室29,29′はボスフランジ12,13
によってそれぞれ2つの、斜面リング18,19,2
0,21相互の位置に関連して容積が変化する部分室2
9a,29b,29a′,29b′に分割されている。
室29,29′は半径方向で内側でボス8によって、ベ
ルト11の側で円すい円板3,4によって、かつこれと
は逆の側で半径方向に向いたフランジ部分30,31に
よって形成され、その際駆動軸側のフランジ部分31は
回動可能かつ軸方向にしゅう動可能にシール31aによ
ってボス8上に支承されており、かつ端面側のフランジ
部分30は固定ねじ7を通すための中央の開口34を有
している。開口34は保護キャップ35によって閉じる
ことができる。室29,29′の外周のリング壁32,
33のうち一方のリング壁32は、端面側の室29を形
成するためにフランジ部分30の軸方向に向いた付加部
から形成されていて、半径方向で内側から軸方向の突起
3bによって心出しされており、突起3bの半径方向で
外側で、半径方向の突起32a内で円周に沿って分配さ
れているねじ36によって円すい円板3と結合されてお
り、他方のリング壁33は駆動軸側の室29′を形成す
るために円すい円板4の外周に軸方向に一体成形された
フランジ33として、円周に沿って分配されたねじ37
によってフランジ部分31にねじ結合されている。ボス
フランジ12,13は外歯38,38′によって相応す
る内歯を有している支承リング39,39′と形状結合
で結合されている。支承リング39,39′はリング壁
32,33の半径方向内側に取り付けられている。
【0034】室29,29′は少なくとも部分的に適当
な潤滑剤を満たされており、この潤滑剤は圧着装置2,
2′を潤滑する。円すい円板3,4及び室29,29′
の軸方向しゅう動中に潤滑剤を交換させるために、ボス
フランジ12,13は円柱に沿って分配された、ここに
は図示していない開口を有している。
【0035】ボスフランジ13の外周の範囲には回転振
動緩衝器41が配置されており、この回転振動緩衝器
は、ボスフランジ13の円周に沿って分配された半径方
向のアーム42,蓄力器43及びボスフランジ13を軸
方向で両側から挟む質量リング44,44′と、質量リ
ング44′とボスフランジ13との間に配置された摩擦
円板45とから構成されている。アーム42は円周方向
で互いに次のように隔てられている。すなわち相互の間
にそれぞれ1つの蓄力器43,有利には圧縮コイルばね
が収容されて、両側をそれぞれ1つのアームによって負
荷されるようになっており、その際特定の用途の場合に
は緩衝ユニットとしてのゴムエレメントを内蔵すること
も有利なことがある。質量リング44,44′は蓄力器
43の寸法に適合した切り欠き44a,44a′を有し
ており,これによって質量リングはやはり蓄力器を円周
方向で負荷し、したがって質量リング44,44′は蓄
力器が圧縮される回転数で慣性モーメントを形成し、こ
の慣性モーメントは蓄力器及び摩擦円板45の作用に抗
するように作用し、ボスフランジ13を介して駆動軸5
の回転振動を緩衝する。
【0036】ところでモーメントに関連する圧着は次の
ように行われる。すなわち駆動軸5が回転を始めて、外
部から変速比が与えられている場合に、単にモーメント
に無関係な圧着が蓄力器17,17′によって行われ、
付随装置の質量慣性によってベルトが引きずられる。付
随装置によって生ぜしめられ、摩擦によって円すい円板
3,4に伝達される駆動モーメントに対する対向モーメ
ントによって、円すい円板3,4はボスフランジ12,
13に対して相対的に回動する。軸方向に形成されてい
る斜面18,19,20,21に沿った回動によって、
円すい円板3,4はベルト11の方にしゅう動せしめら
れ、これによってベルト11に対する円すい円板3,4
の圧着力が増大せしめられて、摩擦力結合によって付随
装置がほとんどスリップなしに駆動されるようになる。
付随装置の負荷モーメントが弱まると、円すい円板3,
4は軸方向に緊定されたベルト11及び又は円すい円板
3,4の戻し力によって再び斜面18,19,20,2
1に沿って摩擦力結合のための実際の摩擦モーメントに
調整される。
【0037】変速比のダウン調節は緊張装置によってベ
ルト11に引っ張り張力を作用させることによって行わ
れ、その際作用せしめられる力はベルト11に作用する
圧着装置2,2′の圧着力よりも大きい。変速比のアッ
プ調節はベルト11に対する引っ張り張力を緩めること
によって行われる。
【0038】図2及び3においては、例えば軸方向のし
ゅう動を生ぜしめる斜面リング19,21の展開図A,
A′が示されており、その際図2の展開図Aは圧着力が
小さくて、軸方向のしゅう動が最小である調整状態を示
し、図3の展開図A′は圧着力が大きくて、軸方向のし
ゅう動が最大である調整状態を示す。斜面リング19、
21の間には摩擦抵抗を減少させるために転動体14′
が円周に沿って均一に配置されていて、玉保持器24′
によって保持されている。斜面プロフィール19a,2
1aは互いに相補的であり、巻き掛け手段の軸方向に作
用する剛性に抗して、駆動軸のトルクによって力の均衡
が調整されるまで、互いに相対的に回動せしめられる。
回動距離内で最適の圧着力を生ぜしめるために、斜面プ
ロフィール19a,21aは直線的に形成されておら
ず、転動体14′は、半径方向及び円周方向で逃げるこ
とを阻止するために、玉保持器24′によって紛失不能
に保持されている。玉保持器24′全体が円周方向で直
線的でない斜面に沿ってずれることを防止するために、
玉保持器24′は付加的に、図1について説明したよう
に、ボスフランジに相対回転不能に結合されている。
【0039】図4に示したバリエータ101は、図1に
示したバリエータ1と類似しているが、以下のような相
違点を有している。
【0040】部品が多様になることを避けるために、バ
リエータ101は巻き掛け手段111の軸方向中心に関
して充分に面対称に構成されており、これによってボス
108と両方のフランジ部分130,131を除いた残
りのすべての部品は同じに構成されていて、互いに逆向
きに取り付けられている。ボス108は駆動軸105の
突起105a上で心出しされて、ねじ107によって駆
動軸105の肩105bにねじ固定されており、軸方向
で円すい円板103,104の逆の側にある両方のフラ
ンジ部分130,131によって形成されている室12
9,129′のうち、室129′はフランジ部分131
において、半径方向で内方にシール131bを有してい
る中間リング131aによって駆動軸105上でシール
されている。
【0041】円すい円板103,104の心出しは半径
方向で外方で滑り軸受けブッシュ139、139′を介
してボスフランジ112,113上で行われる。円すい
円板103,104は内周において滑り軸受けブッシュ
109,110によって駆動軸105に対してシールさ
れている。リング壁132,133は両方の円すい円板
103,104に直接に軸方向に一体成形されている。
玉保持器124,124′は斜面リング118,11
9,120,121の内周に取り付けられた受容リング
125a,125b,125a′,125b′によって
受容されており、その際その都度2つの受容リング12
5a,125b若しくは125a′,125b′は、内
周における玉保持器124若しくは124′のフランジ
をはさんで互いに溶接,びょう止めあるいはねじ止めさ
れている。
【0042】図5においては、図1の実施例と異なるバ
リエータ201が示されており、このバリエータは、安
全リング208a及び駆動軸205の肩205aによっ
て形成されているストッパによって浮動状態でボス20
8上に支承されている円すい円板203,204を有
し、これらの円すい円板はベルト211の案内によっ
て、相応する軸方向位置にしゅう動せしめられる。この
場合駆動軸205の方の側の円すい円板204は内周
に、軸方向に向いた管形の突起204aを有しており、
この突起は、それぞれボス208及び突起204aに設
けられていて、転動体204が挿入されている軸方向溝
204b,208bによって、ボス208と相対回転不
能に、軸方向にしゅう動可能に、結合されている。突起
204a上には、円すい円板204とは逆の側の軸方向
の突起203aをもって、円すい円板203が軸方向に
しゅう動可能にかつ回動可能に滑り支承されている。ボ
スフランジ212は円すい円板204の軸方向の突起2
04aの端面に相対回転不能に溶接固定されている。可
及的に半径方向で内方に設けられている圧縮コイルばね
217は軸方向で突起203aとボスフランジ212と
の間に支えられており、これによってベルト211を両
方の円すい円板203,204を介してモーメントに無
関係な基本圧着力で負荷している。圧縮コイルばね21
7の半径方向で直ぐ外側に、ボスフランジ212及び円
すい円板203に形成された斜面リング218,220
を有する圧着装置202が続いている。ボス208上に
相対回転不能に配置されている円すい円板204ひいて
はボスフランジ212の円すい円板203に対して相対
的なモーメントに関連する回動によって、円すい円板2
03の軸方向のしゅう動が生ぜしめられ、これによって
ベルト211がモーメントに関連して圧着力で負荷され
る。ベルト211による案内は円すい円板204を圧着
装置によって同じ圧着力で調節し、円すい円板204は
ボス208に対して相対的に正しい軸方向位置にしゅう
動せしめられる。駆動するモーメントが減少すると、斜
面リングは蓄力器217の戻し力によって戻される。
【0043】図6に示したバリエータ301の実施例
は、ボス308上で浮動的に支承されている2つの円す
い円板303,304を使用し、その際円すい円板30
3は円すい円板304上に支承されており、駆動軸30
5とは逆の側の端面に取り付けられている両方の圧着装
置302,302′はボス308と相対回転不能に結合
されているただ1つのボスフランジ312によって制御
される。この場合円すい円板303はそれに向いてボス
フランジ312に配置されている斜面リング318とそ
れに形成されている斜面リング320とを介して転動体
325を間挿して軸方向にしゅう動可能に直接に制御さ
れ、円すい円板304は、斜面リング318,320と
同じ半径方向高さのところで形成されている斜面リング
321と、ボスフランジ312の斜面リング318とは
逆の側に取り付けられている斜面リング319と、間挿
されている転動体325′とによって圧着装置302を
形成している補助フランジ304aによって制御され
る。補助フランジ304aは円すい円板304と、円す
い円板303の受容体として役立つ中間フランジ304
bを介して結合されており、その際ボスフランジ312
を通過させるために、この中間フランジには複数の開口
304cが形成されており、これらの開口は、少なくと
も、斜面リング318,319,320,321の斜面
に沿った円周方向での最大の回動角度及びこれから生じ
るボスフランジ312と円すい円板304との間の軸方
向しゅう動を可能にする寸法を有している。ボスフラン
ジ312の軸方向に向いた環状の一体成形部312aに
沿って、圧着装置302,302′のためのケーシング
330が軸方向にしゅう動可能であり、かつ相対回動可
能に心出しされて、円すい円板303と固く結合されて
いる。
【0044】図7に示したバリエータ401はそれぞれ
ボス408の端面に相対回転不能に溶接されている2つ
のボスフランジ412,413を有しており、これらの
ボスフランジの間で軸方向に両方の円すい円板403,
404が、相互にかつボス408に支承されている2つ
のボス403a,404a上に配置されており、したが
ってバリエータの機能は原理的に図1と同じように行わ
れる。円すい円板403,404はそれぞれ、ボスフラ
ンジ412,413にこのために設けられている軸方向
に向いた一体成形部412a,413aに対して、円す
い円板403,404に形成されている斜面リング42
0,421の軸方向に向いた突起420a,421aを
介して心出しされ若しくはシールされている。
【0045】バリエータ501の実施例は、図8に示す
ように、斜面リングを有していない。モーメントに関連
する圧着力の形成は、それぞれ円すい円板503,50
4に作用する圧着装置502,502′を介して行わ
れ、これらの圧着装置は互いに鏡像対称的に構成されて
おり、その際これらの圧着装置は、円周に沿って分配さ
れてボス508に設けられいる溝508a,508a′
と、これらの溝に対して相補的に円すい円板503,5
04の内周に設けられている溝503a,504aとに
よって形成され、その際作用するモーメントを伝達する
ために転動体524,524′が挿入されている。溝5
08a,508a′のプロフィールの展開図Cは、図9
のaにおいて溝508aについて例示されており、円す
い円板503,504に所属する溝503a,504a
の展開図Dは、図9のbにおいて溝503aについて例
示されている。ボス508に形成されている溝508a
は円弧形であって、軸方向及び例えば回転方向向きの円
周方向に距離成分を有し、円すい円板503の溝503
aに対して相補的に形成されており、溝503aは軸方
向及び例えば回転方向とは逆向きの円周方向に距離成分
を有しており、その際溝溝503a及び508a内には
形状結合を形成するための転動体524が挿入されてい
る。ところで、回転する駆動軸505(図8)及び図示
していない付随装置による逆向きのモーメントによって
ボス508が円すい円板503,504に対して回動せ
しめられると、溝503a,504a,508a,50
8a′の軸方向の距離成分によって、円すい円板50
3,504がボス508に対して軸方向にしゅう動し、
円すい円板の間の間隔が減少せしめられる。それは、溝
503a,508aのプロフィールは溝504a,50
8a′のプロフィールに対して鏡像対称的に形成されて
いるからである。これによってベルト511は軸方向で
両側からモーメントに関連する圧着力で負荷される。半
径方向で円すい円板503,504とボス508との間
には、溝503a,504a,508a,508a′の
形の相応する開口を有する滑り軸受けブッシュ509
a,509bがそれぞれ設けられている。溝508a,
508a′は製作上の理由から、ボス508の端面にま
で引き延ばすことができ、その際最大の回動距離は、転
動体524が打ち当たる溝503a,504aの軸方向
の延びによって制限される。
【0046】図10は、バリエータ601と、伝動ベル
ト611aと変速ベルト611bとに分割されたベルト
611とを有する本発明による巻き掛け伝動装置600
の実施例を部分的に示す。ベルトの走行形状を明らかに
するために、大きな変速比及び大きな走行半径の場合の
ベルト終端形状がベルト611a′,611bとして示
されており、小さな走行半径及び相応して小さな変速比
の場合のベルト終端形状がベルト611a″,611
b″として示されている。変速比の調整は、緊張ローラ
650をベルト611bに作用する圧着力に抗して手動
又は自動的に、例えば電気モータによって半径方向にし
ゅう動させて、広幅Vベルトとして構成されたベルトの
バリエータ601内での走行半径を変化させることによ
って、行われる。
【0047】バリエータ601とは逆の側で、変速ベル
ト611bは縦方向に向いた多数の縦溝611cを有し
ており、これらの縦溝によって変速ベルト611bは伝
動ベルト611aの裏面に設けられている相応する多数
の縦溝611dと摩擦力結合し、縦溝611dは更に付
随装置651,652,653を駆動するのに役立つ。
図11のa及びbは、互いに上下に重なって縦溝611
c,611dで摩擦力結合している伝動ベルト611
a,611e及び変速ベルト611bの2つの実施例の
横断面を示す。この場合伝動ベルト611eの実施例は
両面に縦溝611d,611fを有しており、したがっ
て駆動経路内で右回転及び左回転する付随装置を駆動す
ることができる。
【0048】更に図10においては、両方のベルト61
1a,611bの分離範囲654,655内において、
これらのベルトを案内するためにそれぞれ1つの変向ロ
ーラ656,657が設けられており、その際これらの
変向ローラは付随装置の1つ又は2つの伝動円板の機能
も行うことができる。更に図示の部分の外方の引き続く
ベルト走行経路内に緊張ローラが設けられており、この
緊張ローラは、走行半径によって伝動ベルト611a内
でも変化する張力を補償する。
【0049】代替的なベルト案内は図12の巻き掛け伝
動装置700において示されている。この場合、バリエ
ータ701内の走行半径711b′,711b″を規定
するために変速ベルト711bを緊張させることは行わ
れない。変速比の調整は伝動ベルト711aの走行経路
内の緊張装置750によって行われ、この緊張装置は共
通の回転点Mを中心にして回動可能な2つの変向ローラ
750a,750bから成っており、これらの変向ロー
ラは両方の終端位置750a′,750b′若しくは7
50a″,750b″を有しており、その際変向ローラ
が終端位置750a′,750b′にあると伝動ベルト
711aの巻き掛け効果によって伝動ベルト711aに
大きな張力を生ぜしめ、伝動ベルト711aは変速ベル
ト711bを走行半径が小さくなるように引き、バリエ
ータ701内で走行半径711a″,711b″のベル
ト位置を生ぜしめる。これによって変速ベルトはバリエ
ータ701から引き出され、終端位置750b′にある
変向ローラ750bの支持作用を受ける範囲の外方で弧
711b′″を描く。両方の変向ローラを他方の終端位
置750a″,750b″に回動させると、伝動ベルト
711aの張力が減少せしめられ、変速ベルト711b
に対するバリエータ701の円すい円板の負荷による圧
着力によって、変速ベルト711bひいては伝動ベルト
711aが走行半径711a′,711b′の位置に引
かれ、バリエータ701の円すい円板直径に相当する大
きな走行半径及び相応して大きな変速比が生ぜしめられ
る。回転点Mを中心とする変向ローラ750a,750
bの回動は手動で、又は自動的に、行うことができる。
【0050】本願の特許請求の範囲は可及的に広い権利
範囲を得るように作成したものである。本出願人は明細
書本文及び又は図面にしか開示しなかった特徴について
も、権利を請求することができるものである。
【0051】各従属請求項は、請求項1の装置をそれぞ
れ減縮したものである。しかし、従属請求項はそれ自体
独立請求項ともなり得るものである。
【0052】本発明は明細書に記載した実施例に限定さ
れるものではない。本発明の範囲内で更に多数の変向及
び修正を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの圧着装置を有している本発明によるバリ
エータの1実施例の縦断面図である。
【図2】軸方向の移動が最小である場合の2つの相補的
な斜面リングを示した図である。
【図3】軸方向の移動が最大である場合の2つの相補的
な斜面リングを示した図である。
【図4】2つの圧着装置を有している本発明によるバリ
エータの1実施例の縦断面図である。
【図5】1つの圧着装置を有している本発明によるバリ
エータの1実施例の縦断面図である。
【図6】軸方向で隣接する2つの圧着装置を有している
本発明によるバリエータの1実施例の縦断面図である。
【図7】浮動のボスと2つの圧着装置とを有している本
発明によるバリエータの1実施例の縦断面図である。
【図8】半径方向で内側に配置された圧着装置を有して
いる本発明によるバリエータの1実施例の縦断面図であ
る。
【図9】aは図8に示した実施例のボスの斜面の幾何形
状を示した展開図であり、bは図8に示した実施例の円
すい円板の斜面の幾何形状を示した展開図である。
【図10】本発明による巻き掛け伝動装置を示した図で
ある。
【図11】a及びbは2つの伝動ベルトの横断面図であ
る。
【図12】巻き掛け伝動装置を示した図である。
【符号の説明】
1 バリエータ、 2,2′ 圧着装置、 3 円すい
円板、 3a 肩、3b 突起、 3d 円板面、 4
円すい円板、 4a 肩、 4d 円板面、 5 駆
動軸、 6 中心孔、 7 固定ねじ、 8 ボス、
8a 突起、8b フランジ部分、 8d ボス軸線、
9 滑り軸受けブッシュ、 9a延長部、 10 滑
り軸受けブッシュ、 10a 延長部、 11 広幅V
ベルト、 12 ボスフランジ、 12a 開口、 1
2b 突起、 12c キー・溝結合部、 13 ボス
フランジ、 14,14′ 転がり軸受け、転動体、
15 ねじ、 15′ ボルト、 16 ねじ、 1
7,17′ 圧縮コイルばね、蓄力器、 18 斜面リ
ング, 19 斜面リング, 19a 斜面プロフィー
ル、 20 斜面リング, 21 斜面リング、 21
a 斜面プロフィール、 22,22′,23,23′
溝、 24,24′ 玉保持器、 25,25′ 保
持リング、 26,26′ 開口、 27,27′ 舌
片、 28,28′ 切り欠き、 29,29′ 室、
29a,29b,29a′,29b′ 部分室、 3
0,31 フランジ部分、 31a シール、 32
リング壁、 32a 突起、 33 リング壁、フラン
ジ、 34 開口、 35保護キャップ、 36 ね
じ、 37 ねじ、 38,38′ 外歯、 39,3
9′ 支承リング、 41 回転振動緩衝器、 42
アーム、 43 蓄力器、 44,44′ 質量リン
グ、 45 摩擦円板、 44a,44a′切り欠き、
101 バリエータ、 103,104 円すい円
板、 105駆動軸、 105a 突起、 105b
肩、 107 ねじ、 108 ボス、 109,11
0 滑り軸受けブッシュ、 111 巻き掛け手段、
112,113 ボスフランジ、 118,119,1
20,121 斜面リング、124,124′ 玉保持
器、 125a、125a′,125b,125b′受
容リング、 129,129′ 室、 130,131
フランジ部分、131a 中間リング、 131b
シール、 132,133 リング壁、139,13
9′ 滑り軸受けブッシュ、 201 バリエータ、
202 圧着装置、 203 円すい円板, 203a
突起、 204 円すい円板、204a 突起、 2
04b 軸方向溝、 204c 転動体、 205 駆
動軸、 205a 肩、 208 ボス、 208a
安全リング、 208b軸方向溝、 211 ベルト、
212 ボスフランジ、 217 圧縮コイルばね、
蓄力器、 218,220 斜面リング、 301 バ
リエータ、 302,302′ 圧着装置、 303,
304 円すい円板、 304a 補助フランジ、 3
04b 中間フランジ、 304c 開口、 308
ボス、 312 ボスフランジ、 312a 一体成形
部、 318,319,320,321 斜面リング、
325,325′ 転動体、 330 ケーシング、
401 バリエータ、 403 円すい円板, 40
3a ボス、 404 円すい円板、 404a ボ
ス、 408 ボス、 412 ボスフランジ, 41
2a 一体成形部、 413 ボスフランジ、 413
a 一体成形部、 420 斜面リング、 420a
突起、 421 斜面リング、 421a 突起、 5
01 バリエータ、 502,502′ 圧着装置、
503 円すい円板, 503a 溝、 504 円す
い円板、 504a 溝、 505 駆動軸、 508
ボス、 508a,508a′ 溝、 509a,5
09b 滑り軸受けブッシュ、 511 ベルト、 5
24,524′ 転動体、 600巻き掛け伝動装置、
601 バリエータ、 611 ベルト、 611
a,611a′,611a″,611e 伝動ベルト、
611b,611b′,611b″ 変速ベルト、
611c,611d,611f 縦溝、 650 緊張
ローラ、 651,652,653 付随装置、 65
4,655 分離範囲、 656,657 変向ロー
ラ、 700 巻き掛け伝動装置、 701 バリエー
タ、 711a 伝動ベルト、 711a′,711
a″ 走行半径、711b 変速ベルト、 711
b′,711b″ 走行半径、 711b′″弧、 7
50 緊張装置、 750a 変向ローラ、 750
a′,750a″ 終端位置、 750b 変向ロー
ラ、 750b′,750b″ 終端位置、 A,
A′,C,D 展開状態、 M 回転点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月8日(1999.10.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ライク ドイツ連邦共和国 ビュール ゾンハルデ 8 (72)発明者 ルーベン シュミット ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク ヘル マン−シュック−ヴェーク 9 (72)発明者 ヴォルフガンク ハース ドイツ連邦共和国 ビュール ハルトコプ フヴェーク 7 (72)発明者 フリードリッヒ ゲールハルト ドイツ連邦共和国 ケール−ロイテスハイ ム アカツィエンシュトラーセ 5

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に自動車で使用するための、連続的に
    調節可能な巻き掛け伝動装置であって、少なくとも、バ
    リエータと、巻き掛け手段と、少なくとも1つの伝動円
    板とから成り、該バリエータは、軸方向で間隔をおいて
    駆動軸上に取り付けられている2つの円すい円板を有し
    ており、その際少なくとも一方の円すい円板は軸方向で
    しゅう動可能に駆動軸上に取り付けられている形式のも
    のにおいて、本明細書及び図面に開示されている少なく
    とも1つの特徴を有している連続的に調節可能な巻き掛
    け伝動装置。
  2. 【請求項2】 特に自動車で使用するための、連続的に
    調節可能な巻き掛け伝動装置であって、少なくともバリ
    エータから成り、このバリエータは、駆動ユニットに所
    属している駆動軸上にあるいは駆動軸と結合されている
    構造部分上に同心的に支承されている少なくとも2つの
    円すい円板を有しており、少なくとも1つの円すい円板
    は軸方向にしゅう動可能であり、軸方向で円すい円板の
    間に、調節可能な半径のところで巻き掛け伝動手段が取
    り付けられており、この巻き掛け伝動手段は、円すい円
    板と巻き掛け伝動手段との間に摩擦力結合を生ぜしめる
    軸方向に作用する圧着装置によって、伝達すべきモーメ
    ントを、少なくとも1つの別の伝動円板に伝える形式の
    ものにおいて、圧着装置が少なくとも、少なくとも1つ
    の軸方向にしゅう動可能な円すい円板に直接に、かつ少
    なくとも軸方向で固く駆動軸に結合されている構造部分
    に、互いに相補的に配置されている強制案内手段から成
    っており、これらの強制案内手段は、伝達すべきモーメ
    ント及び又は外部から調整される変速比に関連して、円
    周方向の相対回動によって、円すい円板の軸方向のしゅ
    う動を生ぜしめることを特徴とする、連続的に調節可能
    な巻き掛け伝動装置。
  3. 【請求項3】 圧着装置が少なくとも3つの斜面から形
    成され、これらの斜面は軸方向に形成されていて、円周
    に沿って一様に分配されており、少なくとも一方の軸方
    向にしゅう動可能な円すい円板と少なくとも軸方向で固
    く駆動軸に結合されている構造部分とに配置されてお
    り、円周方向で互いにしゅう動可能であることを特徴と
    する、特に請求項1又は2記載の連続的に調節可能な巻
    き掛け伝動装置。
  4. 【請求項4】 圧着装置が複数の溝から成っていて、こ
    れらの溝は、円周に沿って分配されており、少なくとも
    一方の軸方向にしゅう動可能な円すい円板と駆動軸に固
    く結合されているボスとに相補的に形成されており、円
    周方向に方向成分を有している軸方向に延びており、こ
    れらの溝内で転動体が案内されていることを特徴とす
    る、特に請求項1から3までのいずれか1項記載の連続
    的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  5. 【請求項5】 バリエータが駆動ユニット特に内燃機関
    の駆動軸上に、あるいはこの駆動軸と力が伝達されるよ
    うに結合されているエレメント上に配置されており、伝
    達すべきモーメントを少なくとも1つの付随装置に、巻
    き掛け手段と力が伝達されるように結合されている伝動
    円板によって伝達することを特徴とする、特に請求項1
    から4までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻
    き掛け伝動装置。
  6. 【請求項6】 バリエータが駆動ユニット特に内燃機関
    の駆動軸上に、あるいはこの駆動軸と力が伝達されるよ
    うに結合されているエレメント上に配置されており、伝
    達すべきモーメントを、巻き掛け手段の走行半径に関し
    て相補的に調節可能な別のバリエータに伝達して、無段
    階に調節可能な伝動装置を構成していることを特徴とす
    る、特に請求項2記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝
    動装置。
  7. 【請求項7】 バリエータが円すい円板を取り付けるボ
    スを有しており、このボスは駆動軸上で心出しされて駆
    動軸に相対回転不能に結合されていることを特徴とす
    る、特に請求項1から6までのいずれか1項記載の連続
    的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  8. 【請求項8】 駆動軸に少なくとも1つのボスフランジ
    が軸方向で固くかつ相対回転不能に結合されており、こ
    のボスフランジは、少なくとも1つの軸方向にしゅう動
    可能な円すい円板と、両者に取り付けられ円周方向で互
    いに相対的にしゅう動可能な斜面によって、結合されて
    いることを特徴とする、特に請求項1から7までのいず
    れか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  9. 【請求項9】 円すい円板が巻き掛け手段を受容するた
    めの、半径方向で外方に向かって開いている軸方向の中
    間室を形成しており、その際それぞれの円すい円板の巻
    き掛け手段に面した走行面とボス上にたてた垂線との間
    の開き角度αが、条件5°<α<20°、有利にはα≒
    10°を満たしていることを特徴とする、特に請求項1
    から8までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻
    き掛け伝動装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも一方の軸方向にしゅう動可
    能な円すい円板が、その外周において走行面とは逆の方
    向で軸方向に向いたフランジ部分とこのフランジ部分の
    外方の端部において半径方向で内方に延びてボスに回動
    可能かつしゅう動可能に心出しされているフランジとに
    よって、圧着装置及びボスフランジを受容するための軸
    方向にしゅう動可能な室を形成しており、その際ボスフ
    ランジはこの軸方向にしゅう動可能な室を2つの部分室
    に分割していることを特徴とする、特に請求項1から9
    までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け
    伝動装置。
  11. 【請求項11】 室を形成するために円すい円板におい
    て半径方向に向いているフランジが駆動軸上で回動可能
    かつ軸方向にしゅう動可能に心出しされていることを特
    徴とする、特に請求項1から10までのいずれか1項記
    載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  12. 【請求項12】 室が圧着装置を潤滑するために少なく
    とも部分的に潤滑剤を満たされていることを特徴とす
    る、特に請求項1から11までのいずれか1項記載の連
    続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  13. 【請求項13】 ボスフランジに少なくとも1つの開口
    が設けられており、この開口によって室の軸方向移動中
    に、部分室の間で潤滑剤の交換移動が行われることを特
    徴とする、特に請求項1から12までのいずれか1項記
    載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  14. 【請求項14】 一方の室が半径方向に向いたフランジ
    部分の内周のところに、ボスを駆動軸に取り付けるため
    の開口を有しており、この開口は保護キャップによって
    閉鎖可能であることを特徴とする、特に請求項1から1
    3までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛
    け伝動装置。
  15. 【請求項15】 ボスフランジが室の外周において軸方
    向にしゅう動可能かつ回動可能に滑り軸受けされかつ又
    は心出しされていることを特徴とする、特に請求項1か
    ら14までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻
    き掛け伝動装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも一方の円すい円板の半径方
    向の支承部及び軸方向の支承部が空間的に離れているこ
    とを特徴とする、特に請求項1から15までのいずれか
    1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  17. 【請求項17】 少なくとも一方の軸方向にしゅう動可
    能な円すい円板の半径方向の支承が円すい円板の外周
    で、かつ軸方向の支承が圧着装置の半径方向の高さのと
    ころで行われていることを特徴とする、特に請求項1か
    ら16までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻
    き掛け伝動装置。
  18. 【請求項18】 軸方向の支承が圧着装置によって行わ
    れていることを特徴とする、特に請求項1から17まで
    のいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動
    装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも一方の軸方向にしゅう動可
    能な円すい円板の軸方向の支承が圧着装置の斜面リング
    上で行われていることを特徴とする、特に請求項1から
    18までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き
    掛け伝動装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも一方の円すい円板の、円す
    い円板間隔が大きくなる方向での軸方向しゅう動が、少
    なくとも一方の軸方向にしゅう動可能な円すい円板とこ
    の円すい円板に所属するボスフランジとの間に支えられ
    ている蓄力器の作用に抗して行われることを特徴とす
    る、特に請求項1から19までのいずれか1項記載の連
    続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  21. 【請求項21】 蓄力器の軸方向の作用によってモーメ
    ントに無関係な最小圧着力ひいては巻き掛け手段の最小
    張力が調整されることを特徴とする、特に請求項1から
    20までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き
    掛け伝動装置。
  22. 【請求項22】 蓄力器が有利には圧縮コイルばねある
    いは皿ばねであることを特徴とする、特に請求項1から
    21までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き
    掛け伝動装置。
  23. 【請求項23】 ボスに少なくとも1つの半径方向に向
    いたボスフランジが結合されており、このボスフランジ
    は、円すい円板に向いた円周に沿って分配された斜面か
    ら成る斜面リングを備えており、その際斜面は円すい円
    板に設けられている斜面リングの斜面に対して相補的に
    構成されていることを特徴とする、特に請求項1から2
    2までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛
    け伝動装置。
  24. 【請求項24】 それぞれ軸方向で互いに向き合ってい
    る斜面リングを有している2つのボスフランジが互いに
    間隔をおいてボス上に配置されており、かつ、ボス上で
    心出しされ軸方向にしゅう動可能であるそれぞれ1つの
    円すい円板が、ボスフランジの斜面リングに向いた相補
    的な斜面リングを有していて、ボスフランジの間に配置
    されていることを特徴とする、特に請求項1から23ま
    でのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝
    動装置。
  25. 【請求項25】 斜面リングの中間半径が、少なくとも
    一方の軸方向にしゅう動可能な円すい円板の半径の半分
    よりも小さいことを特徴とする、特に請求項1から24
    までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け
    伝動装置。
  26. 【請求項26】 少なくとも一方のボスフランジにおけ
    る斜面リング若しくは少なくとも一方の軸方向にしゅう
    動可能な円すい円板における斜面リングが一体に成形さ
    れていることを特徴とする、特に請求項1から25まで
    のいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動
    装置。
  27. 【請求項27】 斜面リングがプラスチック又は金属か
    ら製作されていることを特徴とする、特に請求項1から
    26までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き
    掛け伝動装置。
  28. 【請求項28】 少なくとも一方の軸方向にしゅう動可
    能な円すい円板の斜面と少なくとも一方のボスフランジ
    の斜面との間に軸方向に転動体が挿入されていることを
    特徴とする、特に請求項1から27までのいずれか1項
    記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  29. 【請求項29】 転動体がリング形の玉保持器内に保持
    されている玉であることを特徴とする、特に請求項1か
    ら28までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻
    き掛け伝動装置。
  30. 【請求項30】 玉保持器が保持リングと結合されてお
    り、この保持リングは、少なくとも一方のボスフランジ
    の円周に沿って分配されている開口内に軸方向に係合す
    る舌片によって回動不能かつ紛失不能に取り付けられて
    いることを特徴とする、特に請求項1から29までのい
    ずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  31. 【請求項31】 少なくとも一方のボスフランジ及び少
    なくとも一方の軸方向にしゅう動可能な円すい円板が軸
    方向で転動体によって相互に支承されていることを特徴
    とする、特に請求項1から30までのいずれか1項記載
    の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  32. 【請求項32】 斜面の傾斜プロフィール又は溝の経過
    が直線的であることを特徴とする、特に請求項1から3
    1までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛
    け伝動装置。
  33. 【請求項33】 溝の傾斜プロフィール又は経過が直線
    的ではなく、有利には指数関数的であることを特徴とす
    る、特に請求項1から32までのいずれか1項記載の連
    続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  34. 【請求項34】 転動体がその回動に関して強制案内さ
    れていることを特徴とする、特に請求項1から33まで
    のいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動
    装置。
  35. 【請求項35】 強制案内が玉保持器内に設けられてい
    る複数のピニオンによって行われ、これらのピニオン
    は、ボスフランジ内及び又は少なくとも一方の軸方向に
    しゅう動可能な円すい円板内に設けられている歯に沿っ
    て転動することを特徴とする、特に請求項1から34ま
    でのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝
    動装置。
  36. 【請求項36】 少なくとも一方の軸方向にしゅう動可
    能な円すい円板がボス上で回動可能に支承されているこ
    とを特徴とする、特に請求項1から35までのいずれか
    1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  37. 【請求項37】 2つの軸方向にしゅう動可能な円すい
    円板がそれぞれ滑り軸受けブッシュを介してボス上に回
    動可能に支承されていることを特徴とする、特に請求項
    1から36までのいずれか1項記載の連続的に調節可能
    な巻き掛け伝動装置。
  38. 【請求項38】 第1の軸方向にしゅう動可能な円すい
    円板が第1の滑り軸受けブッシュを介して支承されてお
    り、第2の軸方向にしゅう動可能な、第2の滑り軸受け
    ブッシュ上に配置されている円すい円板が設けられてお
    り、その際第2の滑り軸受けブッシュは第1の滑り軸受
    けブッシュ上で軸方向にしゅう動可能に支承されている
    ことを特徴とする、特に請求項1から37までのいずれ
    か1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  39. 【請求項39】 1つのボスフランジが軸方向で両側に
    斜面リングを有していて、これによってそれぞれ1つの
    軸方向にしゅう動可能な円すい円板のための2つの圧着
    装置を構成しており、その際ボスフランジに隣接してい
    る第1の円すい円板は、第2の円すい円板と結合されて
    いる軸受けフランジ上に支承されていて、第1の圧着装
    置を形成しており、第2の円すい円板は、該軸受けフラ
    ンジと結合されボスフランジの第2の円すい円板とは逆
    の側に配置されている半径方向で外方に向いた斜面リン
    グを有するフランジ部分によって、第2の円すい円板の
    ための圧着装置を形成していることを特徴とする、特に
    請求項1から38までのいずれか1項記載の連続的に調
    節可能な巻き掛け伝動装置。
  40. 【請求項40】 2つの斜面リングを有しているボスフ
    ランジが、円すい円板と駆動ユニットあるいはバリエー
    タの駆動ユニットとは逆の側の外方端部との間に配置さ
    れていることを特徴とする、特に請求項1から39まで
    のいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動
    装置。
  41. 【請求項41】 斜面が摩擦値を減少させる被覆を備え
    ていることを特徴とする、特に請求項1から40までの
    いずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  42. 【請求項42】 バリエータ内に回転振動緩衝器が設け
    られており、この回転振動緩衝器は、ボスと結合されて
    いるフランジと、このフランジに対して相対的に円周方
    向で作用する少なくとも1つの蓄力器の作用に抗して回
    動可能な緩衝質量体とから成っていることを特徴とす
    る、特に請求項1から41までのいずれか1項記載の連
    続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  43. 【請求項43】 回転振動緩衝器が、有利には駆動ユニ
    ット側のボスフランジの外周の範囲に設けられているこ
    とを特徴とする、特に請求項1から42までのいずれか
    1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  44. 【請求項44】 ボスと結合されているフランジがボス
    フランジによって形成され、緩衝質量体がこのボスフラ
    ンジを軸方向で挟んで互いに結合されている2つの質量
    リングによって形成され、その際円周方向で作用する少
    なくとも1つの蓄力器が、半径方向に向いてボスフラン
    ジに設けられていて負荷手段として作用するアーム及び
    質量リング内に形成されている窓内に収容されているこ
    とを特徴とする、特に請求項1から43までのいずれか
    1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  45. 【請求項45】 バリエータにおける巻き掛け手段の走
    行半径が、バリエータにおける巻き掛け手段の有効長さ
    の調整によって変化せしめられることを特徴とする、特
    に請求項1から44までのいずれか1項記載の連続的に
    調節可能な巻き掛け伝動装置。
  46. 【請求項46】 巻き掛け手段の有効長さが、バリエー
    タに対して半径方向で内方又は外方に向かってしゅう動
    可能な少なくとも1つの緊張ローラによって変化せしめ
    られることを特徴とする、特に請求項1から45までの
    いずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  47. 【請求項47】 少なくとも1つの緊張ローラのしゅう
    動が電気モータによって制御されることを特徴とする、
    特に請求項1から46までのいずれか1項記載の連続的
    に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  48. 【請求項48】 電気モータがセルフホールディング型
    であることを特徴とする、特に請求項1から47までの
    いずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  49. 【請求項49】 電気モータが巻き掛け伝動装置によっ
    て駆動される少なくとも1つの円板及び又はバリエータ
    の回転数に関連して制御されることを特徴とする、特に
    請求項1から48までのいずれか1項記載の連続的に調
    節可能な巻き掛け伝動装置。
  50. 【請求項50】 少なくとも1つの回転数信号発生器が
    少なくとも1つの伝動円板及び又はバリエータに配置さ
    れていることを特徴とする、特に請求項1から49まで
    のいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動
    装置。
  51. 【請求項51】 巻き掛け手段が、バリエータにおける
    巻き掛け手段の走行半径を定める変速ベルトと、少なく
    とも1つの伝動円板を駆動する伝動ベルトとに分割され
    ていることを特徴とする、特に請求項1から50までの
    いずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  52. 【請求項52】 変速ベルト及び伝動ベルトが形状結合
    で互いに係合するプロフィールを有しており、その際変
    速ベルトが伝動ベルトを該プロフィールによって駆動す
    ることを特徴とする、特に請求項1から51までのいず
    れか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  53. 【請求項53】 プロフィールが変速ベルトの外面に設
    けられていることを特徴とする、特に請求項1から52
    までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け
    伝動装置。
  54. 【請求項54】 伝動ベルトがプロフィールをもって少
    なくとも1つの伝動円板を介して少なくとも1つの付随
    装置を駆動することを特徴とする、特に請求項1から5
    3までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛
    け伝動装置。
  55. 【請求項55】 前記プロフィールが、巻き掛け手段の
    縦方向に沿って延びるV形の縦溝を有する多数縦溝プロ
    フィールであることを特徴とする、特に請求項1から5
    4までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛
    け伝動装置。
  56. 【請求項56】 伝動ベルトが両面に多数縦溝プロフィ
    ールを有しており、一方の面で変速ベルトと形状結合
    し、かつ他方の面で少なくとも1つの伝動円板を駆動す
    ることを特徴とする、特に請求項1から55までのいず
    れか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  57. 【請求項57】 両面のプロフィールで伝動ベルトが左
    回転及び右回転の付随装置を駆動することを特徴とす
    る、特に請求項1から56までのいずれか1項記載の連
    続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  58. 【請求項58】 伝動ベルトが少なくとも1つの緊張ロ
    ーラによって緊張せしめられることを特徴とする、特に
    請求項1から57までのいずれか1項記載の連続的に調
    節可能な巻き掛け伝動装置。
  59. 【請求項59】 変速ベルトの直径が円すい円板の直径
    にほぼ等しいことを特徴とする、特に請求項1から58
    までのいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け
    伝動装置。
  60. 【請求項60】 変速比を変化させるための調節装置が
    直接に変速ベルトに作用し、その際伝動ベルトの有効長
    さが緊張手段によって後調節されることを特徴とする、
    特に請求項1から59までのいずれか1項記載の連続的
    に調節可能な巻き掛け伝動装置。
  61. 【請求項61】 調節装置が少なくとも、バリエータ中
    心点に対して半径方向に変位可能な緊張ローラから成っ
    ていることを特徴とする、特に請求項1から60までの
    いずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  62. 【請求項62】 変速比を変化させるための調節装置が
    伝動ベルトに作用し、その際伝動ベルトの有効長さが調
    節装置によって後調節され、かつ変速ベルトの有効長さ
    が、伝動ベルトと変速ベルトとの形状結合の形成と分離
    との間で変速比に関連して形成されるループによって補
    償されることを特徴とする、特に請求項1から61まで
    のいずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動
    装置。
  63. 【請求項63】 伝動ベルトと変速ベルトとの形状結合
    の形成及び分離の範囲内に、経路案内手段が配置されて
    いることを特徴とする、特に請求項1から62までのい
    ずれか1項記載の連続的に調節可能な巻き掛け伝動装
    置。
  64. 【請求項64】 経路案内手段が変向ローラ,付随装置
    の伝動円板及び又は緊張ローラであることを特徴とす
    る、特に請求項1から63までのいずれか1項記載の連
    続的に調節可能な巻き掛け伝動装置。
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