JP2000257579A - 回転型圧縮機 - Google Patents

回転型圧縮機

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JP2000257579A
JP2000257579A JP11058733A JP5873399A JP2000257579A JP 2000257579 A JP2000257579 A JP 2000257579A JP 11058733 A JP11058733 A JP 11058733A JP 5873399 A JP5873399 A JP 5873399A JP 2000257579 A JP2000257579 A JP 2000257579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
balance weight
end ring
rotary compressor
balance
Prior art date
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Pending
Application number
JP11058733A
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English (en)
Inventor
Sei Horie
星 堀江
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転型圧縮機において、電動機部のエンドリ
ングにバランスウェイトを取り付ける際、取付ミスによ
りロータのバランスが悪くなることを防止する。 【解決手段】 密閉容器2の内部に電動機部3と圧縮部
4とをシャフト5により連結し、ロータ13と偏心部6
とを有するシャフト5の回転に伴い前記偏心部6が偏心
回転する回転型圧縮機1において、前記ロータ13の両
端にシャフト5との回転バランスをとるバランスウェイ
ト15を設ける。このバランスウェイト15はロータ1
3のエンドリング14に傾斜面を設けてエンドリング1
4と一体成形する。この傾斜面によりオイルの粒滴が細
分化されにくく、オイルの密閉容器外への吐出量を減少
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転型圧縮機に関
し、特に回転型圧縮機のロータのバランスウェイトに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転型圧縮機は圧縮要素のアンバ
ランスを補正し振動を小さくするため、電動要素のロー
タ13のエンドリング14にバランスウェイト15を取
り付けることが一般的である。
【0003】図3に回転型圧縮機1の縦断面図を示す。
図3において、2は密閉容器、3は電動機部、4は圧縮
部である。
【0004】圧縮部4はシャフト5の回転に伴い偏心部
6が偏心回転することによってシリンダ7の内壁に沿っ
て回転するローラ8と、このローラ8の内周面に圧接さ
れてシリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画するように
バネで押圧されるベーン(図示せず)と、シリンダ7の
開口を封じると共に、シャフト5を回転可能に支持する
上部軸受11及び下部軸受12とで構成される。
【0005】電動機部3はロータ13と偏心部6とを有
するシャフト5を備えている。図4は従来のロータ13
の分解斜視図である。14はエンドリング、15はバラ
ンスウェイトである。エンドリング14の上面には、一
体に成形されたピン16が2箇所設けられ、このピン1
6にバランスウェイト15が取り付け固着される。同様
にエンドリング14の下面にも上面のピン16の位置に
対してシャフト5を中心に180度回転した位置にピン
16が2箇所設けられバランスウェイト15が取り付け
られている。図5はバランスウェイト15をエンドリン
グ14に取り付けたときのロータ13の側面図である。
バランスウェイト15の縦壁17がエンドリング14の
上面18と垂直に交わっている。同様にエンドリング1
4の下面19とバランスウェイト15の縦壁17も垂直
に交わっている。
【0006】このように構成された圧縮機1において、
シリンダ7内の吸入口20から流入した冷媒は、ローラ
8とベーン(図示せず)との共働により圧縮され、圧縮
部4の上部軸受11に備えられる吐出弁装置22からカ
ップマフラ23内に吐出される。このカップマフラ23
内の冷媒は電動機部3のエアギャップを通り電動機部3
の上部に吐出される。電動機部3の上部に吐出された冷
媒はロータ13の回転により旋回させられ、内部に含ま
れている重いオイルを旋回による遠心力で密閉容器2の
内壁側に振り飛ばして分離している。オイルの分離され
た冷媒は吐出管26から密閉容器2外に吐出される。分
離されたオイルはステータ24のオイル戻し孔(図示せ
ず)からオイル溜25へ戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電動機部3
の上部に吐出されたオイルの一部はロータ13の回転に
よる上部のバランスウェイト15の縦壁17に沿って上
方に振り飛ばされ吐出管26から密閉容器2外に吐出さ
れるのでこのような圧縮機1を使用した冷凍機器では圧
縮機1へのオイルの戻りが悪い場合オイル不足のおそれ
がある。
【0008】また、エンドリング14にバランスウェイ
ト15を取り付ける際、取付ミスによりエンドリング1
4の上面18(または下面19)とバランスウェイト1
5との接合面に隙間ができ、ロータ13のバランス不均
一となったり、バランスが悪くなるという問題があっ
た。
【0009】本発明は上述のような従来の問題を解消
し、バランスウェイトによるオイルの飛散を少なくし、
バランスウェイトとロータとの取付状態を改良した回転
型圧縮機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ロータ部と偏心部を有する回転軸とを備える電動機部
と、前記偏心部により駆動されるローラを有する圧縮部
とを密閉容器に収納し、この密閉容器内を圧縮部で加圧
されたガスの吐出流路の一部としている回転型圧縮機に
おいて、前記偏心部との回転バランスをとるためにロー
タの両端に設けられたバランスウェイトはロータのエン
ドリングとの間に傾斜面を設けてエンドリングと一体成
形されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、図3ないし図5と同一の構
成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0012】図1は本発明の一実施形態を示す回転型圧
縮機のロータの斜視図である。図2はロータの側面図で
ある。図1、2において、ロータ13はシャフト5を挿
通する孔及び図示されていない篭形導体を形成するスキ
ュー出し孔と共に円形に打ち抜かれた電気鉄板を圧縮部
4のガス加圧能力に応じた規定枚数積層して作られ、こ
の積層された鉄板を両端のエンドリング14と共にスキ
ュー出し孔を介してダイカストで一体に成形してするこ
とにより作られる。バランスウェイト15はこのように
してロータ13をダイカストする際にロータ13のエン
ドリング14と一体に作られるものであり、エンドリン
グ14の成形型にバランスウェイト15用の成形部を設
けることによりエンドリング14成形と同時にダイカス
ト材で成形される。バランスウェイト15はシャフト5
の偏心部6との動バランス及び静バランスを含めた回転
バランスを取るためにロータ13の両端に突出するよう
に形成され、その形状は、例えば図2に示すようにロー
タ13のエンドリング14との間に傾斜面27を設けて
滑らかにバランスウェイト15の頂部28とつながるよ
うにしている。図2ではバランスウェイト15の形状は
台形であるがこの形状は必ずしも台形である必要はな
く、上述したようなシャフト5と偏心部6との回転バラ
ンスを取るのに適した質量を付与するものであれば滑ら
かな山形の形状でも良く、また、エンドリング14の両
端のバランスウェイト15の形状や質量をそれぞれの位
置において最も好ましい形と質量を付与するようにする
ことが好ましい。さらにまた、回転型圧縮機1において
は、電動要素のロータ13の回転方向は決まっているの
で、バランスウェイト15とエンドリング14とを結ぶ
傾斜面27は密閉容器2中でロータ13が回転する際に
密閉容器2中のガス及びガス中に浮遊する潤滑油滴等と
のガス流抵抗が最も小さくなるような滑らかな曲面を持
った傾斜面27にするのが好ましく、特に電動機による
圧縮機の駆動回転数が変化できる構成の圧縮機の場合に
は、最も使用頻度の高い回転数領域付近におけるガス流
抵抗が最小になるような傾斜面27にするのが良い。
【0013】このような構成により、吸入口20から導
入され、圧縮部4で圧縮された後カップマフラ23を経
て密閉容器2内に吐出され電動機部3の上部に流出され
たガス及び潤滑オイルの粒滴は、ロータ13の回転に伴
うバランスウェイト15による撹乱にもかかわらずバラ
ンスウェイト15とエンドリング14との間の傾斜面2
7によって油滴が細分化されるよりむしろ遠心力によっ
て振り飛ばされ電動機部3のコイルエンド29や密閉容
器2の内壁側に当たって集積され、オイル溜25に戻さ
れる。このように、潤滑オイルの粒滴が細分化しにくい
ため、密閉容器外に吐出されるオイル量を少なくするこ
とができる。
【0014】また、ロータ13のエンドリング14とバ
ランスウェイト15とは一体となって成形されるので、
従来のようなエンドリング14へのバランスウェイト1
5の取付作業がなくなり、エンドリング14とバランス
ウェイト15との接合面に隙間が発生したり、また、ロ
ータ13の遠心力によりバランスウェイト15が外れる
問題を防ぐことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、バランスウェイトとエ
ンドリングとの間を傾斜面を設けてバランスウェイトを
エンドリングと一体に成形することにより、電動機部の
上部に吐出されたオイルの粒滴は、ロータのバランスウ
ェイトの回転により細粒化される事態は、従来のバラン
スウェイトに比較して大幅に減少され電動機部のコイル
エンドや密閉容器の内壁に集積されて下方の油溜に戻さ
れるので、吐出管の開口部から密閉容器外に吐出される
オイル量が少なくなりオイル不足のおそれの少ない回転
型圧縮機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回転型圧縮機のロー
タの斜視図である。
【図2】図1のロータの側面図である。
【図3】一般的な回転型圧縮機の縦断面図を示す。
【図4】従来のロータの分解斜視図である。
【図5】エンドリングにバランスウェイトを取り付けた
場合のロータの側面図である
【符号の説明】
1 回転型圧縮機 2 密閉容器 3 電動機部 4 圧縮部 5 シャフト 6 偏心部 13 ロータ 14 バランスウェイト 15 エンドリング 24 ステータ 25 オイル溜 26 吐出管 27 傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ部と偏心部を有する回転軸とを備
    える電動機部と、前記偏心部により駆動されるローラを
    有する圧縮部とを密閉容器に収納し、この密閉容器内を
    圧縮部で加圧されたガスの吐出流路の一部としている回
    転型圧縮機において、 前記偏心部との回転バランスをとるためにロータの両端
    に設けられたバランスウェイトはロータのエンドリング
    との間に傾斜面を設けてエンドリングと一体成形されて
    いることを特徴とする回転型圧縮機。
JP11058733A 1999-03-05 1999-03-05 回転型圧縮機 Pending JP2000257579A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11058733A JP2000257579A (ja) 1999-03-05 1999-03-05 回転型圧縮機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040040712A (ko) * 2002-11-07 2004-05-13 엘지전자 주식회사 밀폐형 회전식 압축기
CN109578285A (zh) * 2019-01-08 2019-04-05 珠海凌达压缩机有限公司 一种平衡块、挡油板结构及应用其的压缩机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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