JP2000257425A - キャブオーバ型車両のエンジン冷却装置 - Google Patents
キャブオーバ型車両のエンジン冷却装置Info
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- JP2000257425A JP2000257425A JP11063395A JP6339599A JP2000257425A JP 2000257425 A JP2000257425 A JP 2000257425A JP 11063395 A JP11063395 A JP 11063395A JP 6339599 A JP6339599 A JP 6339599A JP 2000257425 A JP2000257425 A JP 2000257425A
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- fan
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラジエータの冷却能力を向上する。
【解決手段】 キャブフロア下方に略鉛直かつ車両幅方
向に沿って配設されるラジエータ3と、ラジエータ3の
後方に配設される冷却用のファン2と、ラジエータ3の
前方に配設される冷却用の電動ファン7と、水温センサ
10からの冷却水温度Twに基づいて電動ファン7の駆
動制御を行うコントロールユニット11と、を含んで構
成されるキャブオーバ型車両のエンジン冷却装置におい
て、電動ファン7をファン2の送風範囲外でラジエータ
3に送風を行う位置、具体的には、ラジエータ3の下部
に配設する。
向に沿って配設されるラジエータ3と、ラジエータ3の
後方に配設される冷却用のファン2と、ラジエータ3の
前方に配設される冷却用の電動ファン7と、水温センサ
10からの冷却水温度Twに基づいて電動ファン7の駆
動制御を行うコントロールユニット11と、を含んで構
成されるキャブオーバ型車両のエンジン冷却装置におい
て、電動ファン7をファン2の送風範囲外でラジエータ
3に送風を行う位置、具体的には、ラジエータ3の下部
に配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブフロア下方
にラジエータが配設されるキャブオーバ型車両のエンジ
ン冷却装置に関し、特に、ラジエータへの送風技術に関
する。
にラジエータが配設されるキャブオーバ型車両のエンジ
ン冷却装置に関し、特に、ラジエータへの送風技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】トラック等のキャブオーバ型車両では、
一般的に、キャブフロア下方にラジエータが配設される
ため、乗用車のように、走行風によるラジエータの冷却
はあまり期待できない。このため、キャブオーバ型車両
のラジエータは、主に、エンジンにより回転駆動される
冷却用のファンにより冷却される。
一般的に、キャブフロア下方にラジエータが配設される
ため、乗用車のように、走行風によるラジエータの冷却
はあまり期待できない。このため、キャブオーバ型車両
のラジエータは、主に、エンジンにより回転駆動される
冷却用のファンにより冷却される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン出
力を向上する場合を考えると、出力向上に伴って発熱量
も増大するため、ラジエータの大型化が不可欠となる。
この場合、キャブオーバ型車両では、キャブフロア下方
にエンジンの補機類が配設されている関係上、ラジエー
タのレイアウトには制限が多く、ラジエータを下方に伸
ばして大型化する手法を採らざるを得ないことが多い。
力を向上する場合を考えると、出力向上に伴って発熱量
も増大するため、ラジエータの大型化が不可欠となる。
この場合、キャブオーバ型車両では、キャブフロア下方
にエンジンの補機類が配設されている関係上、ラジエー
タのレイアウトには制限が多く、ラジエータを下方に伸
ばして大型化する手法を採らざるを得ないことが多い。
【0004】しかしながら、キャブオーバ型車両のラジ
エータは、前述したように、主として冷却用のファンに
より冷却される構成であるため、下方に伸ばしたラジエ
ータ部分は、冷却用ファンの送風範囲から外れてしま
い、冷却効率があまり良くない。
エータは、前述したように、主として冷却用のファンに
より冷却される構成であるため、下方に伸ばしたラジエ
ータ部分は、冷却用ファンの送風範囲から外れてしま
い、冷却効率があまり良くない。
【0005】また、乗用車に関する技術であるが、特開
平8−21240号公報に開示されるように、ラジエー
タ後方に電動ファンを配設する技術もあるが、この位置
にはラジエータホース及び上下動するフロントアクスル
があり、キャブオーバ型車両に適用することは極めて困
難である。
平8−21240号公報に開示されるように、ラジエー
タ後方に電動ファンを配設する技術もあるが、この位置
にはラジエータホース及び上下動するフロントアクスル
があり、キャブオーバ型車両に適用することは極めて困
難である。
【0006】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、ラジエータ前方にある空間に電動ファンを配
設することで、ラジエータの冷却能力を向上したキャブ
オーバ型車両のエンジン冷却装置を提供することを目的
とする。
点に鑑み、ラジエータ前方にある空間に電動ファンを配
設することで、ラジエータの冷却能力を向上したキャブ
オーバ型車両のエンジン冷却装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、キャブフロア下方に略鉛直かつ車両幅方向に
沿って配設されるラジエータと、該ラジエータの後方に
配設される冷却用のファンと、当該ラジエータの前方に
配設される冷却用の電動ファンと、該電動ファンの駆動
制御を行う制御手段と、を含んで構成されるキャブオー
バ型車両のエンジン冷却装置であって、前記電動ファン
は、冷却用のファンの送風範囲外においてラジエータに
送風を行う位置に配設されることを特徴とする。
の発明は、キャブフロア下方に略鉛直かつ車両幅方向に
沿って配設されるラジエータと、該ラジエータの後方に
配設される冷却用のファンと、当該ラジエータの前方に
配設される冷却用の電動ファンと、該電動ファンの駆動
制御を行う制御手段と、を含んで構成されるキャブオー
バ型車両のエンジン冷却装置であって、前記電動ファン
は、冷却用のファンの送風範囲外においてラジエータに
送風を行う位置に配設されることを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、冷却用のファンによ
る送風範囲外に位置するラジエータ部分に対しては、電
動ファンにより送風が行われるため、ラジエータの冷却
能力が向上する。
る送風範囲外に位置するラジエータ部分に対しては、電
動ファンにより送風が行われるため、ラジエータの冷却
能力が向上する。
【0009】請求項2記載の発明は、前記電動ファン
は、ラジエータの略水平方向に沿って複数配設される構
成であることを特徴とする。かかる構成によれば、例え
ば、冷却用のファンによる送風範囲外が長方形形状であ
っても、複数の電動ファンにより、その全範囲に亘って
効率的に送風が行われるため、ラジエータの冷却能力が
効果的に向上する。
は、ラジエータの略水平方向に沿って複数配設される構
成であることを特徴とする。かかる構成によれば、例え
ば、冷却用のファンによる送風範囲外が長方形形状であ
っても、複数の電動ファンにより、その全範囲に亘って
効率的に送風が行われるため、ラジエータの冷却能力が
効果的に向上する。
【0010】請求項3記載の発明は、前記電動ファン
は、ラジエータへの送風効果を高めるシュラウドの開口
部に取り付けられる構成であることを特徴とする。かか
る構成によれば、シュラウドにより、電動ファンからの
送風が拡散されずにラジエータに導かれるため、必要最
小限の電動モータとすることができる。従って、電動モ
ータの小型化により、重量増加,コスト上昇及び消費電
力増大が抑制される。
は、ラジエータへの送風効果を高めるシュラウドの開口
部に取り付けられる構成であることを特徴とする。かか
る構成によれば、シュラウドにより、電動ファンからの
送風が拡散されずにラジエータに導かれるため、必要最
小限の電動モータとすることができる。従って、電動モ
ータの小型化により、重量増加,コスト上昇及び消費電
力増大が抑制される。
【0011】請求項4記載の発明は、前記ラジエータ内
を流通する冷却水温度を検出する温度検出手段を備え、
前記制御手段は、冷却水温度が所定温度以上のときの
み、電動ファンを駆動する制御を行う構成であることを
特徴とする。
を流通する冷却水温度を検出する温度検出手段を備え、
前記制御手段は、冷却水温度が所定温度以上のときの
み、電動ファンを駆動する制御を行う構成であることを
特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、冷却水温度が所定温
度未満の冷機状態ときには、電動ファンが停止するの
で、オーバクールを防止しつつ、暖機促進が行われる。
一方、冷却水温度が所定温度以上の暖機状態では、電動
ファンが駆動するので、ラジエータの冷却能力が向上
し、オーバヒートが防止される。
度未満の冷機状態ときには、電動ファンが停止するの
で、オーバクールを防止しつつ、暖機促進が行われる。
一方、冷却水温度が所定温度以上の暖機状態では、電動
ファンが駆動するので、ラジエータの冷却能力が向上
し、オーバヒートが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明に係るキャブオーバ
型車両のエンジン冷却装置の全体構成を示す。
本発明を詳述する。図1は、本発明に係るキャブオーバ
型車両のエンジン冷却装置の全体構成を示す。
【0014】図示しないキャブ下方には、水冷式エンジ
ン(以下「エンジン」という)1が縦置きに搭載され
る。エンジン1前方には、エンジン出力により回転駆動
する吸い込み型の冷却用ファン(以下「ファン」とい
う)2が取り付けられる。また、ファン2前方には、エ
ンジン各部を冷却した冷却水の温度を低下させるラジエ
ータ3が略鉛直に取り付けられる。ラジエータ3は、図
2に示すように、キャブフロア4下方の空間に取り付け
られる。
ン(以下「エンジン」という)1が縦置きに搭載され
る。エンジン1前方には、エンジン出力により回転駆動
する吸い込み型の冷却用ファン(以下「ファン」とい
う)2が取り付けられる。また、ファン2前方には、エ
ンジン各部を冷却した冷却水の温度を低下させるラジエ
ータ3が略鉛直に取り付けられる。ラジエータ3は、図
2に示すように、キャブフロア4下方の空間に取り付け
られる。
【0015】エンジン1とラジエータ3とは、上部及び
下部に設けられたラジエータホース5,6により夫々接
続される。ここで、下部に設けられたラジエータホース
6は、上下動するフロントアクスルとの干渉を避けるた
め、図のような形状に屈曲されている。
下部に設けられたラジエータホース5,6により夫々接
続される。ここで、下部に設けられたラジエータホース
6は、上下動するフロントアクスルとの干渉を避けるた
め、図のような形状に屈曲されている。
【0016】また、ラジエータ3は、キャブフロア4下
方に配設されたエンジンの補機類(図示せず)と干渉し
ないように、鉛直方向下方にその下部が伸ばされ、大型
化されている。従って、前述したように、下方に伸ばさ
れたラジエータ部分は、ファン3の送風範囲から外れ、
冷却効率があまり良くない。
方に配設されたエンジンの補機類(図示せず)と干渉し
ないように、鉛直方向下方にその下部が伸ばされ、大型
化されている。従って、前述したように、下方に伸ばさ
れたラジエータ部分は、ファン3の送風範囲から外れ、
冷却効率があまり良くない。
【0017】そこで、本発明に係る構成として、ラジエ
ータ3の前方かつ下部に電動ファン7を取り付け、下方
に伸ばされたラジエータ部分への送風を行うようにして
いる。この場合、図示するように、電動ファン7による
送風を効果的にラジエータ3に導くことを目的として、
シュラウド8の開口部8aに電動ファン7を取り付ける
ことが望ましい。そして、シュラウド8に電動ファン取
付ステー8bを一体的に取り付けることで、電動ファン
7の取付を確実かつ容易に行うことができる。
ータ3の前方かつ下部に電動ファン7を取り付け、下方
に伸ばされたラジエータ部分への送風を行うようにして
いる。この場合、図示するように、電動ファン7による
送風を効果的にラジエータ3に導くことを目的として、
シュラウド8の開口部8aに電動ファン7を取り付ける
ことが望ましい。そして、シュラウド8に電動ファン取
付ステー8bを一体的に取り付けることで、電動ファン
7の取付を確実かつ容易に行うことができる。
【0018】ここで、電動ファン7の第1実施形態とし
て、図1及び図2に示すように、電動ファン7の羽根部
7aがラジエータ3と対面して配置される押し出し型の
ものがある。かかる構成によれば、例えば、前輪駆動式
の乗用車等で使用される吸い込み型の電動ファンを流用
し、その回転方向を逆にして押し出し型として使用する
ことで、コスト上昇を抑制することができる。但し、こ
の場合には、羽根部7aを逆回転させるために、本来の
送風効率は期待できないという欠点がある。
て、図1及び図2に示すように、電動ファン7の羽根部
7aがラジエータ3と対面して配置される押し出し型の
ものがある。かかる構成によれば、例えば、前輪駆動式
の乗用車等で使用される吸い込み型の電動ファンを流用
し、その回転方向を逆にして押し出し型として使用する
ことで、コスト上昇を抑制することができる。但し、こ
の場合には、羽根部7aを逆回転させるために、本来の
送風効率は期待できないという欠点がある。
【0019】また、電動ファン7の第2実施形態とし
て、図3に示すように、電動ファン7のモータ部7bが
ラジエータ3と対面して配置される吸い込み型のものが
ある。かかる構成によれば、例えば、他のエンジン(本
エンジンも含む)で使用されているファンの中に適切な
大きさのものがあれば、それを流用することで、送風効
率を低下させずにラジエータ3への送風を行うことがで
きる。
て、図3に示すように、電動ファン7のモータ部7bが
ラジエータ3と対面して配置される吸い込み型のものが
ある。かかる構成によれば、例えば、他のエンジン(本
エンジンも含む)で使用されているファンの中に適切な
大きさのものがあれば、それを流用することで、送風効
率を低下させずにラジエータ3への送風を行うことがで
きる。
【0020】さらに、電動ファン7の第3実施形態とし
て、図4に示すように、電動ファン7がラジエータ3の
略水平方向に沿って複数取り付けられるものがある。か
かる構成は、ラジエータ3の幅Bに比べて、下方に伸ば
したラジエータ部分の高さHが短い場合を想定したもの
ある。即ち、ラジエータ3の拡大部は、図示するように
長方形形状となるため、1つの電動ファンだけではその
全範囲に十分な送風を行うことができず、複数の電動フ
ァンにより冷却を行うことが効率的である。なお、図示
する電動ファン7は押し出し型であるが、吸い込み型の
ものを用いても良い。
て、図4に示すように、電動ファン7がラジエータ3の
略水平方向に沿って複数取り付けられるものがある。か
かる構成は、ラジエータ3の幅Bに比べて、下方に伸ば
したラジエータ部分の高さHが短い場合を想定したもの
ある。即ち、ラジエータ3の拡大部は、図示するように
長方形形状となるため、1つの電動ファンだけではその
全範囲に十分な送風を行うことができず、複数の電動フ
ァンにより冷却を行うことが効率的である。なお、図示
する電動ファン7は押し出し型であるが、吸い込み型の
ものを用いても良い。
【0021】次に、電動ファン7の制御機構について説
明する。制御機構として、図1に示すように、冷却水温
度Twを検出する水温センサ10(温度検出手段)と、
電動ファン7を駆動制御するマイクロコンピュータ内蔵
のコントロールユニット11と、が備えられる。そし
て、水温センサ10の出力はコントロールユニット11
に入力され、後述する制御に従ってコントロールユニッ
ト11が電動ファン7のON/OFF制御を行う。
明する。制御機構として、図1に示すように、冷却水温
度Twを検出する水温センサ10(温度検出手段)と、
電動ファン7を駆動制御するマイクロコンピュータ内蔵
のコントロールユニット11と、が備えられる。そし
て、水温センサ10の出力はコントロールユニット11
に入力され、後述する制御に従ってコントロールユニッ
ト11が電動ファン7のON/OFF制御を行う。
【0022】図5は、電動ファン7の制御内容を示すフ
ローチャートである。なお、かかる制御は、制御手段に
相当し、図示しないイグニッションスイッチのONによ
り開始され、イグニッションスイッチがOFFになるま
で繰り返し行われる。
ローチャートである。なお、かかる制御は、制御手段に
相当し、図示しないイグニッションスイッチのONによ
り開始され、イグニッションスイッチがOFFになるま
で繰り返し行われる。
【0023】ステップ1(図では「S1」と略記する。
以下同様)では、水温センサ10から冷却水温度Twを
読み込み、冷却水温度Twが所定温度(例えば、100
℃)以上であるか否かを判定する。そして、冷却水温度
Twが所定温度以上であればステップ2へと進み(Ye
s)、冷却水温度Twが所定温度未満であればステップ
3へと進む(No)。
以下同様)では、水温センサ10から冷却水温度Twを
読み込み、冷却水温度Twが所定温度(例えば、100
℃)以上であるか否かを判定する。そして、冷却水温度
Twが所定温度以上であればステップ2へと進み(Ye
s)、冷却水温度Twが所定温度未満であればステップ
3へと進む(No)。
【0024】ステップ2では、冷却水温度Twが所定温
度以上の暖機状態であると判断できるので、ラジエータ
3への送風量を増大して冷却能力を向上すべく、電動フ
ァン7を駆動(ON)する。その後、ステップ1へと戻
り、処理を繰り返す。
度以上の暖機状態であると判断できるので、ラジエータ
3への送風量を増大して冷却能力を向上すべく、電動フ
ァン7を駆動(ON)する。その後、ステップ1へと戻
り、処理を繰り返す。
【0025】ステップ3では、冷却水温度Twが所定温
度未満の冷機状態であると判断できるので、ラジエータ
3への送風量を低下して暖機促進を図るべく、電動ファ
ン7を停止(OFF)する。その後、ステップ1へと戻
り、処理を繰り返す。
度未満の冷機状態であると判断できるので、ラジエータ
3への送風量を低下して暖機促進を図るべく、電動ファ
ン7を停止(OFF)する。その後、ステップ1へと戻
り、処理を繰り返す。
【0026】以上説明したステップ1〜ステップ3の処
理によれば、冷却水温度Twに基づいて電動ファン7の
ON/OFFが行われる。この場合、冷却水温度Twが
所定温度以上であれば、電動ファン7が駆動するので、
ラジエータ3の冷却能力を向上することができる。一
方、冷却水温度Twが所定温度未満であれば、電動ファ
ン7が停止するので、オーバクールを防止しつつ、暖機
促進を図ることができる。
理によれば、冷却水温度Twに基づいて電動ファン7の
ON/OFFが行われる。この場合、冷却水温度Twが
所定温度以上であれば、電動ファン7が駆動するので、
ラジエータ3の冷却能力を向上することができる。一
方、冷却水温度Twが所定温度未満であれば、電動ファ
ン7が停止するので、オーバクールを防止しつつ、暖機
促進を図ることができる。
【0027】なお、以上説明した実施形態では、ラジエ
ータを大型化した場合を前提としたが、既存のラジエー
タにも本発明を適用することも可能である。この場合に
は、現状に比べて、ラジエータの冷却能力が向上するの
で、例えば、高負荷運転時におけるオーバヒートを効果
的に防止することができる。
ータを大型化した場合を前提としたが、既存のラジエー
タにも本発明を適用することも可能である。この場合に
は、現状に比べて、ラジエータの冷却能力が向上するの
で、例えば、高負荷運転時におけるオーバヒートを効果
的に防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ラジエータの冷却能力を向上することがで
きる。
明によれば、ラジエータの冷却能力を向上することがで
きる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、冷却用のフ
ァンによる送風範囲外が長方形形状であっても、ラジエ
ータの冷却能力を効果的に向上することができる。請求
項3記載の発明によれば、電動モータが小型化され、重
量増加,コスト上昇及び消費電力増大を抑制することが
できる。
ァンによる送風範囲外が長方形形状であっても、ラジエ
ータの冷却能力を効果的に向上することができる。請求
項3記載の発明によれば、電動モータが小型化され、重
量増加,コスト上昇及び消費電力増大を抑制することが
できる。
【0030】請求項4記載の発明によれば、冷機状態の
ときには、オーバクールを防止しつつ暖機を促進するこ
とができる。一方、暖機状態のときには、ラジエータの
冷却能力が向上し、オーバヒートを防止することができ
る。
ときには、オーバクールを防止しつつ暖機を促進するこ
とができる。一方、暖機状態のときには、ラジエータの
冷却能力が向上し、オーバヒートを防止することができ
る。
【図1】 本発明に係るエンジン冷却装置の全体構成図
【図2】 電動ファンの第1実施形態の説明図
【図3】 電動ファンの第2実施形態を示し、(A)は
斜視図、(B)は断面図
斜視図、(B)は断面図
【図4】 電動ファンの第3実施形態の説明図
【図5】 電動ファンの制御内容を示すフローチャート
1 エンジン 2 ファン 3 ラジエータ 4 キャブフロア 7 電動ファン 8 シュラウド 8a 開口部 10 水温センサ 11 コントロールユニット
Claims (4)
- 【請求項1】キャブフロア下方に略鉛直かつ車両幅方向
に沿って配設されるラジエータと、 該ラジエータの後方に配設される冷却用のファンと、 当該ラジエータの前方に配設される冷却用の電動ファン
と、 該電動ファンの駆動制御を行う制御手段と、 を含んで構成されるキャブオーバ型車両のエンジン冷却
装置であって、 前記電動ファンは、冷却用のファンの送風範囲外におい
てラジエータに送風を行う位置に配設されることを特徴
とするキャブオーバ型車両のエンジン冷却装置。 - 【請求項2】前記電動ファンは、ラジエータの略水平方
向に沿って複数配設される構成である請求項1記載のキ
ャブオーバ型車両のエンジン冷却装置。 - 【請求項3】前記電動ファンは、ラジエータへの送風効
果を高めるシュラウドの開口部に取り付けられる構成で
ある請求項1又は請求項2に記載のキャブオーバ型車両
のエンジン冷却装置。 - 【請求項4】前記ラジエータ内を流通する冷却水温度を
検出する温度検出手段を備え、 前記制御手段は、冷却水温度が所定温度以上のときの
み、電動ファンを駆動する制御を行う構成である請求項
1〜請求項3のいずれか1つに記載のキャブオーバ型車
両のエンジン冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063395A JP2000257425A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | キャブオーバ型車両のエンジン冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063395A JP2000257425A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | キャブオーバ型車両のエンジン冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000257425A true JP2000257425A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13228087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11063395A Pending JP2000257425A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | キャブオーバ型車両のエンジン冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000257425A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008129100A1 (es) * | 2007-04-23 | 2008-10-30 | Utiform Technologies, Sl | Sistema de refrigeración para máquinas transportadoras de materiales para la construcción |
WO2021193487A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
WO2021193485A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11063395A patent/JP2000257425A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008129100A1 (es) * | 2007-04-23 | 2008-10-30 | Utiform Technologies, Sl | Sistema de refrigeración para máquinas transportadoras de materiales para la construcción |
ES2306614A1 (es) * | 2007-04-23 | 2008-11-01 | Utiform Technologies, S.L. | Sistema de refrigeracion para maquinas transportadoras de material para la construccion. |
WO2021193487A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
WO2021193485A1 (ja) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | いすゞ自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
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