JP6767341B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、車両用空気調和装置に関する。
自動車等の車両に搭載される空気調和装置(以下「空調装置」とも称する)は、空調サイクルを構成する循環系に封止した冷媒を圧縮機で圧縮した後凝縮器で液化し、液化した冷媒をポンプで蒸発器に圧送し、蒸発器での冷媒の気化による吸熱で温度低下させた冷風を生成することで冷房機能を実現している。冷媒としてはフロンフリーのR134a、HFO−1234yf等が用いられる。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等のエンジンを搭載した車両の場合、エンジンの軸出力の一部を用いて圧縮機を駆動している。
エンジンを圧縮機の駆動源として利用する場合、エンジンを停止させている状態では、一般に空調装置を動作させることができない。このため、バス、トラック、トレーラ等の業務用自動車が高速道路のパーキングエリア等での休憩や、貨物配送先での荷下ろし待ち等のために長時間駐車する場合にエンジンを停止させると、空調装置を作動させることができないので車内環境を快適に保つことが難しくなる問題があった。また、電気自動車ではもともとエンジンが搭載されていないため、エンジン出力により圧縮機を作動させることはできない。
そのため、車両に搭載されているバッテリの電力で圧縮機駆動用のモータを作動させる方式の空調装置が開発され、実用されている。バッテリを駆動源とする場合、エンジン出力を利用する場合と異なり、極力使用電力量を低減させることが求められる。電気自動車の場合、空調関係の電力消費が直接車両の航続距離に影響し、またエンジン搭載車のバッテリの場合でも、空調関係の電力消費で電圧低下が起これば、エンジン始動が困難となる等の問題があるからである。
例えば特許文献1は、自走式防除機の空気調節装置に関し、キャビン10内に空気調節装置9の室内機20を配置し、吸気口21から取り込んだ空気を蒸発器26周辺を通過させて冷却し、ダクト30へ送る構成が例示されている(図1、図3、図6)。
特開2001−301444号公報
特許文献1では、運転室内の居住性を損なうことなく室内機20を設置することを解決課題としており、室内機20の構成としては、上記したように、ファンで吸入した空気に蒸発器を通過させて冷却する一般的なものである。しかし、バッテリでファンを駆動する場合、室内機からの風量を増大させるためには、ファンの回転数を高める必要があり、消費電力が増大して好ましくない。その一方で、吸入した空気は蒸発器を通過する際に受ける流路抵抗によって、ファンの回転数を増加させたとしても風量の増大には限界があるという問題があった。またファンの容量を増大させることも、ファンの大型化につながるため問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ファンの大容量化、回転数の増大による消費電力の増大を避けつつ、室内機からの冷却送風量を増大させることができる車両用空気調和装置を提供することを一つの目的としている。
前記の、及び他の問題点を解決するために、本発明の一つの態様は、冷媒を圧縮するための、バッテリからの電力で駆動される圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を液化するための凝縮器と、前記液化された冷媒を気化させて吸熱し車室内へ供給される空気温度を低下させるための蒸発器と、前記蒸発器に向けて送風するための、前記バッテリによって駆動する送風ファンとを備えている車両用空気調和装置であって、前記蒸発器と前記送風ファンとはハウジングに格納されて前記車両の車室内に設置されており、前記ハウジングには、前記送風ファンの動作によって前記ハウジングの外部から空気を導入して前記蒸発器を通過させるための吸気部と、前記蒸発器を通過して冷却された空気が前記送風ファンによって圧送されて前記ハウジング外に送出されるべく設けられている送気部と、前記ハウジング内の前記吸気部から導入される空気の流路において、前記蒸発器の下流側であって前記送風ファンの上流側にある区域に前記ハウジングの外部から前記車室内の空気を導入して前記蒸発器を通過した空気と混合させるための追加空気導入部が前記ハウジングに設けられている、車両用空気調和装置である
前記追加空気導入部の開口面積は、当該追加空気導入部から導入すべき追加空気の流量に応じて変化させることができるように構成してもよい。
上記した本発明の態様によれば、ファンの大容量化、回転数の増大による消費電力の増大を避けつつ、室内機からの冷却送風量を増大させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置を取り付けた車両を示す模式図である。 図2は、車両用空気調和装置の全体構成例を示す模式図である。 図3は、車両用空気調和装置の室内機に関する電気系統図である。 図4Aは、従来の車両用空気調和装置の室内機における空気の流れを示す模式図である。 図4Bは、本実施形態の車両用空気調和装置の室内機における空気の流れを示す模式図である。 図5は、本実施形態の室内機の外観を例示する斜視図である。 図6は、本実施形態の室内機の内部構成を例示する斜視図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、本発明は、それらの実施形態に限定されるものではない。
まず、図1に、本発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置を取り付けた車両の部分模式図を示している。図1は、トラック等の貨物用自動車100の左側面図を示している。本実施形態の車両用空調装置の取り付け状態を明確に示すために、図1は、貨物用自動車100の運転室110の周辺部分を模式的に示している。貨物自動車100には、運転室110及び荷室140があり、シャシー130上に取り付けられている。
本実施形態の車両用空調装置1は、車内に冷風を供給するための室内機10、車内空気と外気との熱交換を行うための室外機20、及び室内機10、室外機20に電力を供給するための電力変換部であるDC/ACインバータ30(以下「インバータ30」と略称)を有している。シャシー130の側面には貨物自動車100の電源となるバッテリ40が設置されている。また運転室110内には、バッテリ40からの直流電力を交流電力に変換するためのインバータ30が設置されている。
運転室110の外部の上面には、走行時の運転室110による空気抵抗を減少させるための導風板120が設けられている。一般に導風板120は運転室110の前方側から滑らかに立ち上がる凸面を形成する部材であり、その裏側には運転室110上面への取り付け部材や導風板120自体の補強部材が設けられるものの、一定の空間が形成されている。本実施形態では、この導風板120が形成する内側空間に、空調装置の室外機20を設置している。なお、室外機20は運転室110の屋根上以外に、運転室110の外部後面の荷室140との間に設置してもよい。
貨物自動車100の長距離運行等に備えて運転室110内に設けられている居住空間112には、例えば仮眠用ベッド115などとともに室内機10が設けられる。室内機10と室外機20との間は、図示を省略する管路で接続され、室内機10、室外機20で熱交換を行うための冷媒の流路を構成している。
なお、図1に示した貨物自動車100は一例であり、トレーラのように運転室110と荷室140が分離可能な形態の車両でもよい。また、インバータ30,バッテリ40の設置場所は、取り付け対象となる車両の構成に応じて適宜に選定することができる。
次に、本実施形態の空調装置1の全体構成例について説明する。図2に、空調装置1の全体構成例を模式的に示している。空調装置1は、圧縮機21、凝縮器25、及び蒸発器11を備える。本実施形態では、蒸発器11が室内機10に設けられ、圧縮機21、凝縮器25は室外機20に設けられる。圧縮機21、凝縮器25、及び蒸発器11のそれぞれの間は、冷媒が循環できるようにパイプ50によって液密状態に接続されている。パイプ50は、冷媒の種類や使用圧力に応じた耐圧性及び耐食性を有する材料(例えば銅等)によって適宜に構成することができる。
図2に例示する空調装置1では、圧縮機21で圧縮された冷媒が凝縮器25で冷却されて液化し、室内機10へ向けて圧送される。高温高圧の液状冷媒は、毛細管等の微少な流路を通じて低温低圧の霧状となって蒸発器11内に噴出して気化し、その際の気化熱で蒸発器11周辺の空気から吸熱する。このように冷却された空気は、室内機10から運転室110の居住空間112内に放出されて空調効果を発揮する。室内機10内には、蒸発器11周辺で冷却された空気を居住空間112内に送出するためのファン12が設けられている。上記の空調サイクルは、通常の車両用空調装置と同様であるが、本実施形態では圧縮機21及び室内機10内のファン12が電動とされている。
次に、本実施形態の空調装置1の電気系統の構成について説明する。図3に、本実施形態の空調装置1に含まれる室内機10まわりの制御系統例を示している。空調装置1の電源は、バッテリ40と、バッテリ40の直流電力を交流電力に変換するインバータ30とで構成される。この構成により、空調装置1は車両のエンジンが停止している場合でも運転して運転室110内に冷風を供給することができる。バッテリ40としては、自動車用バッテリとして一般的な鉛蓄電池を用いることができるが特に特定の形式のバッテリに限定されるものではない。鉛蓄電池を用いる場合には、実用的にはJIS D 5301に規定する5時間率容量で120Ah以上のものを使用することが好ましい。
インバータ30は、室外機20に設けられている圧縮機駆動用モータに電力を供給するための電力変換部である。本実施形態では、圧縮機駆動用モータの電源として単相AC220Vが供給される構成としているが、これ以外の電力仕様を用いても差し支えない。インバータ30の回路方式としては、パルス幅変調(PWM)方式等の適宜の方式を採用することができる。またインバータ30の出力容量は、負荷となる各モータ等の仕様に応じて決定すればよい。なお、以下、蒸発器(Evaporator)、凝縮器(Condenser)、圧縮機(Compressor)を、それぞれEV、CD、CPの略号で示すことがある。
室内機10内には、EVファンモータ12A、EVファンモータ駆動回路13、EVファンモータ駆動制御回路14(以下「EVファン制御回路14」とも称する)、及び入出力インタフェース部17が備えられている。EVファンモータ12Aは蒸発器11へ送風するためのブロワファンを駆動するモータであり、例えば単相ACモータ、ブラシレスDCモータ等が用いられる。EVファンモータ駆動回路13は、バッテリ40からの電力を受けてEVファンモータ12A駆動用の出力電圧を生成する回路ブロックであり、例えばEVファンモータ12Aへの供給電力を制御するIGBTのゲートドライブ回路として構成される。この回路ブロックの回路方式としては、PWM方式等を用いることができる。
EVファンモータ駆動回路13の出力は、EVファン制御回路14によって制御される。EVファン制御回路14は、後述するようにCPU等のプロセッサを備え、室内機10から送出される空気温度の情報を温度センサ16から取得し、またEVファンモータ12に設けられる回転センサ12Bからモータ12Aの回転数の情報を取得し、これらの情報に基づいてプロセッサが実行する演算処理によりEVファンモータ駆動回路13の出力を制御する。バッテリ40とEVファンモータ駆動回路13、EVファン制御回路14の入力との間には電源スイッチ15が設けられており、空調装置10を運転しない場合には電源スイッチ15をオフしておくことにより、回路13,14において無用の電力が消費されないように構成されている。
回転センサ12Bは、EVファンモータ12のロータ回転数を検出するためのセンサであり、例えば磁気抵抗素子、ホール素子を利用して構成される。温度センサ16は、サーミスタ等の素子を用いて実現される。温度センサ16は、例えば室内機10の外部上面に設置され、室内機10が設置されている居住空間112の空気温度を測定する。温度センサ16の出力信号は、室内機10と室外機20との間を接続する通信線70を通じて、室外機20の圧縮機モータ駆動制御回路にも供給される。これにより、室外機20側でも居住空間112内の温度データを利用することができる。
入出力インタフェース部17は、空調装置1による居住空間112内の目標温度設定等のデータ入力、現在の室温、室内機10あるいは室外機20による異常検出報知といったデータ出力の機能を実現するブロックであり、例えば液晶表示パネル、タッチパネル、プッシュスイッチ等の入出力デバイスにより構成されている。入出力インタフェース部17は、EVファン制御回路14と通信可能に接続されてデータの授受を行う。また入出力インタフェース部17は、室内機10と室外機20とを接続する前記の通信線70を通じて、室外機20のCP制御回路ともデータの授受を行うことができる。
なお、以上の室内機10の構成は一例であり、後述する本実施形態の空調装置1の機能を実現するために、他の種々の構成を採用することが可能である。
次に、本実施形態の室内機10の具体的な構成について、模式図を参照して説明する。図4Aに従来の車両用空気調和装置の室内機10における空気の流れを示す模式図を、図4Bに、本実施形態の車両用空気調和装置1の室内機10における空気の流れを示す模式図を示している。
まず、図4Aを参照すると、室内機10は樹脂成形品等で形成された箱形のハウジング10Aを有している。ハウジング10A内の上部には蒸発器11が設けられ、図外の室外機20と配管50により接続されている。ハウジング10A内の下部にはファン12が設けられ、蒸発器11を通過して冷却された空気を吸引してハウジング10A外へ送風する機能を果たしている。蒸発器11とファン12との間は、蒸発器11から滴下する凝縮水の受け皿を兼ねた隔離板10Cによって仕切られており、ファン12の上流側の空気と下流側の空気とが混じり合って冷却効率が低下しないように構成されている。
ハウジング10Aには、正面上部に外部空気吸入部10A−1が、正面下部に冷却空気送出部10A−2が設けられている。外部空気吸入部10A−1、冷却空気送出部10A−2は、いずれもハウジング10Aに設けられた開口部であって、外部空気吸入部10A−1からハウジング10A内に導入された空気が冷却空気送出部10A−2から送出される構成となっている。
図4Aの従来例では、ファン12が動作することによってハウジング10A外から外部空気吸入部10A−1を通じて外部空気がハウジング10A内に導入され、蒸発器11を通過して冷却される。冷却された空気は内部領域10Bを流れてファン12によって冷却空気送出部10A−2からハウジング10Aの外部へ送出される。図中の矢印は、空気の流れを模式的に示している。図4Aの従来例の場合、ハウジング10A外からの空気は、外部空気吸入部10A−1のみからハウジング10A内に導入される。このため、急速冷房等のために冷却空気送出部10A−2から送出される冷却空気量を増やすためには、ファン12の羽径を大きくして容量を増やすか、ファン12の回転数を高めて風量を増やすしかない。しかし、ファン12の羽径を拡大することはファン12自体の大型化につながり、室内機10のコンパクト化の要請と反して問題である。またファン12の回転数を高めることも、消費電力の増大の点でまた問題である。
このような問題点に関して、図4Bに例示する本実施形態の室内機10の構成例を説明する。本実施形態の室内機10において、図4Aの従来例と構成上異なるのは、ハウジング10Aの天板部に追加空気導入部10A−3が設けられていることである。追加空気導入部10A−3は、ハウジング10Aの天板部に設けられた開口部であって、ハウジング10A外の空間とハウジング10Aの内部領域10Bとを空気流通可能としている。このため、図4Bの室内機10でファン12を動作させた場合、外部空気吸入部10A−1からハウジング10A内に導入されて蒸発器11を通過した空気と、追加空気導入部10A−3を通じてハウジング10A内に導入された空気とが内部領域10Bで混合され、ファン12を介して冷却空気送出部10A−2から送出される。これにより、図4Aの従来例と比較して、冷却空気送出部10A−2からの送出空気量(風量)を増大させることができる。
追加空気導入部10A−3の開口面積を設定するにあたっては、その開口面積を当初大きく設定しておき、徐々に開口面積を小さくしていきながら、冷却空気送出部10A−2から所望の送出風量が得られるようにチューニングすればよい。なお、追加空気導入部10A−3の開口面積は、上記チューニングにより決定した値に固定してもよいし、あるいは適宜のパラメータに応じて可変とすることも可能である。例えば、追加空気導入部10A−3の開口部にフラップ等のシャッターの機能を果たす要素と当該フラップ等を室内温度に応じて開閉する構成を付加しておくことができる。この場合、空調装置1の運転を開始してから所定温度まではフラップ等を閉じておき、所定温度以下に下がったらフラップを開けて追加空気導入部10A−3からある程度冷却された室内空気を導入して風量を増大させるように制御することが可能である。あるいは、追加空気導入部10A−3の開口部に取り付け可能なアダプタを用意しておき、当該開口部の面積を適宜に手動で調整可能と構成することもできる。
図5に、本実施形態の室内機10の外観を例示する斜視図を、図6に、本実施形態の室内機10の内部構成を例示する斜視図を示している。すでに説明したように、室内機10は樹脂成形品等で形成されるハウジング10Aを有し、その正面上部には外部空気吸入部10A−1が、その正面下部には冷却空気送出部10A−2が設けられている。外部空気吸入部10A−1には、室内機10の外観デザインの要請等から適宜の格子部品等を設けることができる。また、冷却空気送出部10A−2には、送出される冷却空気の向きを可変とするためのルーバ等を設けることができる。室内機10の正面右手には入出力インタフェース部17としての液晶ディスプレイ、操作ボタン等が配置されている。また、室内機10の側面には、電源スイッチ15が設けられている。
ハウジング10Aの上面には、複数の小穴の集合として構成される追加空気導入部10A−3が設けられている。図5の例では、この小穴の開口面積として追加空気導入部10A−3の開口面積が設定されている。
図6に示すように、ハウジング10A内には蒸発器11が設けられている。蒸発器11は、冷媒が流通する屈曲チューブ11Aと、アルミニウム等の熱伝導性の高い材料で形成された多数のフィン11Bを備えている。屈曲チューブ11Aには空調装置1の室外機20からの配管50に連通するパイプ10Dが接続されている。
蒸発器11の後方下部には、ファン12が設けられている。図6の例では、ファン12は蒸発器11の幅方向にわたって延在するラインフローファンとして構成されている。
図4A、図4Bの模式図で示したように、外部空気吸入部10A−1からハウジング10A内に導入された空気は蒸発器11のフィン11Bの間を通過する間に熱交換を行って冷却され、蒸発器11後部の内部領域10Bに入る。ここで冷却空気には追加空気導入部10A−3から導入された空気が混合されて、ファン12によって冷却空気送出部10A−2からハウジング10A外へと送出される。このような作用によって、ファン12の大型化、回転数の増大を抑制しつつ、室内機10から送出される冷却空気の風量を増大させることが可能である。
以上詳細に説明したように、本実施形態の車両用空調装置によれば、ファンの大容量化、回転数の増大による消費電力の増大を避けつつ、室内機からの冷却送風量を増大させることができる。
1 車両用空気調和装置
10室内機
10A ハウジング
10A−1 外部空気吸入部
10A−2 冷却空気送出部
10A−3 追加空気導入部
10B 内部領域
11 蒸発器
12 ファン
12A 蒸発器ファンモータ
12B 回転センサ
13 EVファンモータ駆動回路
14 EVファンモータ駆動制御回路
15 主スイッチ
16 温度センサ
20 室外機
21 圧縮機
25 凝縮器
30 DC/ACインバータ
40 バッテリ

Claims (2)

  1. 冷媒を圧縮するための、バッテリからの電力で駆動される圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された冷媒を液化するための凝縮器と、前記液化された冷媒を気化させて吸熱し車室内へ供給される空気温度を低下させるための蒸発器と、前記蒸発器に向けて送風するための、前記バッテリによって駆動する送風ファンとを備えている車両用空気調和装置であって、
    前記蒸発器と前記送風ファンとはハウジングに格納されて前記車両の車室内に設置されており、
    前記ハウジングには、前記送風ファンの動作によって前記ハウジングの外部から空気を導入して前記蒸発器を通過させるための吸気部と、前記蒸発器を通過して冷却された空気が前記送風ファンによって圧送されて前記ハウジング外に送出されるべく設けられている送気部と、前記ハウジング内の前記吸気部から導入される空気の流路において、前記蒸発器の下流側であって前記送風ファンの上流側にある区域に前記ハウジングの外部から前記車室内の空気を導入して前記蒸発器を通過した空気と混合させるための追加空気導入部が前記ハウジングに設けられている、
    車両用空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空気調和装置であって、
    前記追加空気導入部の開口面積は、当該追加空気導入部から導入すべき追加空気の流量に応じて変化させることができるように構成されている、
    車両用空気調和装置。
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