JP3915262B2 - 電気自動車用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍サイクルのコンプレッサを電動モータで駆動するとともに、車両走行用バッテリの電力によって電動モータを駆動する電気自動車用空調装置が知られている。
電気自動車は、バッテリの電力によって走行する。このため、走行距離を伸ばすために、空調装置に使用される電力を抑える要求がある。この要求を満たす技術として、特開平5−201241号公報に開示された技術が知られている。この技術は、操作パネルに節電スイッチを設け、この節電スイッチが乗員によって操作されると、コンプレッサを駆動するための電動モータの消費電力を制限するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記に示す従来の技術では、乗員に節電の意思がなければ(つまり、節電スイッチがONされなければ)、車両走行用バッテリの電力の多くが空調装置に使用されて、車両の走行距離が著しく短くなってしまう。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、乗員に節電の意思がなくても、空調装置に使用される電力消費を抑えるとともに、乗員が希望する場合は空調能力を増大させて空調フィーリングを向上させることのできる電気自動車用空調装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
通常時は電動モータの消費電力の上限値を低い値に制限しておくことにより、乗員に節電の意思がなくても、空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
乗員が空調装置の能力不足を感じた場合など、乗員が空調能力の増大を望んで手動スイッチがオン操作されると、制御手段が所定時間に亘って、電動モータの消費電力の上限値を高い値に引き上げる。これによって、空調能力が増大し、空調フィーリングが向上する。
手動スイッチのオン操作後、所定時間が経過すると、再び電動モータの消費電力の上限値が低い値に制限される。このため、乗員の節電の意思に関係なく、再び空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
【0006】
〔請求項2の手段〕
通常時は吹出温度の制限値を、冷房運転時は高めに制限し、暖房運転時は低めに制限しておくことにより、乗員に節電の意思がなくても、電動モータの回転数が抑えられ、空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
乗員が空調装置の能力不足を感じた場合など、乗員が空調能力の増大を望んで手動スイッチがオン操作されると、制御手段が所定時間に亘って、吹出温度の制限値を、冷房運転時は低く、暖房運転時は高くする。これによって、空調能力が増大し、空調フィーリングが向上する。
手動スイッチのオン操作後、所定時間が経過すると、再び吹出温度の制限値が、冷房運転時は高めに、暖房運転時は低めに制限される。このため、乗員の節電の意思に関係なく、再び空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、複数の実施例に基づき説明する。
〔第1実施例〕
第1実施例を図1、図2を用いて説明する。
電気自動車用空調装置は、図1の要部ブロック図に示すように、乗員によって操作可能な位置に配置されたコントロールパネル1を備える。このコントロールパネル1には、乗員によって操作される風量切替スイッチ2、温度コントロールレバー3、およびマックスエアコンスイッチ4(手動スイッチに相当する)が設けられている。コントロールパネル1の信号は、エアコン制御装置5(制御手段に相当するもので、図1ではエアコンECUと示す)に入力される。
【0008】
エアコン制御装置5は、図2に示すように、温度コントロールレバー3の設定位置に応じてインバータ6の入力電力(コンプレッサ駆動用モータ8の消費電力)を制御する。このインバータ6は、エアコン制御装置5からの指示信号に応じて、車両走行用バッテリ7からコンプレッサ駆動用モータ8に供給される電力を制御するものである。
【0009】
エアコン制御装置5によるコンプレッサ駆動用モータ8の通電制御を具体的に説明する。
エアコン制御装置5は、通常運転時、温度コントロールレバー3の設定位置(ミニマム〜マックス)に応じて、インバータ6の入力電力を0.8〜1.5kWの範囲で制御し(図2の実線参照)、マックスエアコンスイッチ4がオン操作されると、所定時間に亘って、インバータ6の入力電力を0.8〜3.0kWの範囲で制御するものである(図2の破線参照)。
なお、通常運転時における上限値の1.5kW(数値は一例)は、バッテリ容量から予め低めに設定された節電用の値であり、マックスエアコンスイッチ4がオン操作された所定時間内における上限値の3.0kW(数値は一例)は、エアコン能力を優先した高めの値である。
【0010】
通常時はコンプレッサ駆動用モータ8の消費電力の上限値を低い値(例えば、1.5kW)に制限しておくことにより、乗員に節電の意思がなくても、空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
高熱負荷時など、空調能力が不足してマックスエアコンスイッチ4がオン操作されると、所定時間に亘って、コンプレッサ駆動用モータ8の消費電力の上限値を高い値(例えば、3.0kW)に引き上げる。これによって、空調能力が増大し、空調フィーリングが向上する。
マックスエアコンスイッチ4のオン操作後、所定時間が経過すると、再びコンプレッサ駆動用モータ8の消費電力の上限値が低い値(例えば、1.5kW)に制限される。このため、乗員の節電の意思に関係なく、再び空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
【0011】
〔第2実施例〕
第2実施例を図3を用いて説明する。
上記第1実施例のエアコン制御装置5は、温度コントロールレバー3の設定位置に応じてインバータ6の入力電力を制御する例を示した。これに対して、この第2実施例のエアコン制御装置5は、コンプレッサ駆動用モータ8の回転数を制御して吹出温度を制御するものである。
【0012】
このエアコン制御装置5による吹出温度制御を暖房時と冷房時とに分けて説明する。
エアコン制御装置5は、通常暖房運転時、温度コントロールレバー3の設定位置(ミニマム〜マックス)に応じて、目標吹出温度を25〜40℃の範囲で制御し{図2(a)の実線参照}、マックスエアコンスイッチ4がオン操作されると、所定時間に亘って、目標吹出温度を25〜60℃の範囲で制御するものである{図2(a)の破線参照}。
なお、通常暖房運転時における制限値の40℃(数値は一例)は、バッテリ7容量から予め低めに設定された節電用の値であり、マックスエアコンスイッチ4がオン操作された所定時間内における制限値の60℃(数値は一例)は、暖房能力を優先した高めの値である。
【0013】
エアコン制御装置5は、通常冷房運転時、温度コントロールレバー3の設定位置(ミニマム〜マックス)に応じて、目標吹出温度を25〜15℃の範囲で制御し{図2(b)の実線参照}、マックスエアコンスイッチ4がオン操作されると、所定時間に亘って、目標吹出温度を25〜3℃の範囲で制御するものである{図2(b)の破線参照}。
なお、通常冷房運転時における制限値の15℃(数値は一例)は、バッテリ7容量から予め高めに設定された節電用の値であり、マックスエアコンスイッチ4がオン操作された所定時間内における制限値の3℃(数値は一例)は、冷房能力を優先した低めの値である。
【0014】
通常運転時は吹出温度の制限値を、冷房運転時は高め(例えば、15℃)に制限し、暖房運転時は低め(例えば、40℃)に制限しておくことにより、乗員に節電の意思がなくても、コンプレッサ駆動用モータ8の回転数が抑えられ、空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
高熱負荷時など、空調能力が不足してマックスエアコンスイッチ4がオン操作されると、所定時間に亘って、吹出温度の制限値が、冷房運転時は低く(例えば、3℃)、暖房運転時は高く(例えば、60℃)なる。これによって、空調能力が増大し、空調フィーリングが向上する。
マックスエアコンスイッチ4のオン操作後、所定時間が経過すると、再び吹出温度の制限値が、冷房運転時は高めに(例えば、15℃)に制限され、暖房運転時は低め(例えば、40℃)に制限される。このため、乗員の節電の意思に関係なく、再び空調装置に使用される電力消費を抑えることができ、車両走行距離を伸ばすことができる。
【0015】
〔第3実施例〕
第3実施例を図4を用いて説明する。
この第3実施例は、上記第2実施例と同様、エアコン制御装置5がコンプレッサ駆動用モータ8の回転数を制御して吹出温度を制御するものであるが、通常暖房運転時{図4(a)参照}、通常冷房運転時{図4(b)参照}は、コンプレッサ駆動用モータ8の消費電力を1.5kW(数値は一例)に制限しておき、マックスエアコンスイッチ4がオン操作されると、所定時間に亘って、コンプレッサ駆動用モータ8の消費電力の制限を解除するものである。
この第3実施例の制御によっても、上記第1、第2実施例と同様、空調装置の節電と、空調能力不足の解消とを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気自動車用空調装置の要部ブロック図である(第1実施例)。
【図2】レバー設定位置とインバータ入力電力との関係を示すグラフである(第1実施例)。
【図3】レバー設定位置と目標吹出温度との関係を示すグラフである(第2実施例)。
【図4】レバー設定位置と目標吹出温度との関係を示すグラフである(第3実施例)。
【符号の説明】
4 マックスエアコンスイッチ(手動スイッチ)
5 エアコン制御装置(制御手段)
7 車両走行用バッテリ
8 コンプレッサ駆動用モータ(コンプレッサを駆動する電動モータ)

Claims (2)

  1. 冷凍サイクルのコンプレッサを電動モータで駆動するとともに、車両走行用バッテリの電力によって前記電動モータを駆動する電気自動車用空調装置であって、
    乗員によってオン操作可能に設けられ、節電運転を解除するための手動スイッチと、
    この手動スイッチがオン操作された場合、所定時間に亘って前記電動モータの消費電力の上限値を高い値に引き上げる制御手段と、
    を備える電気自動車用空調装置。
  2. 冷凍サイクルのコンプレッサを電動モータで駆動するとともに、車両走行用バッテリの電力によって前記電動モータを駆動する電気自動車用空調装置であって、
    乗員によってオン操作可能に設けられ、節電運転を解除するための手動スイッチと、
    前記電動モータの回転数を制御して吹出温度を制御するものであり、前記手動スイッチがオン操作された場合、所定時間に亘って吹出温度の制限値を、冷房運転時は低く、暖房運転時は高くする制御手段と、
    を備える電気自動車用空調装置。
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