JP2003002039A - 車両用空調装置および車両用電気負荷制御装置 - Google Patents

車両用空調装置および車両用電気負荷制御装置

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JP2003002039A
JP2003002039A JP2001190308A JP2001190308A JP2003002039A JP 2003002039 A JP2003002039 A JP 2003002039A JP 2001190308 A JP2001190308 A JP 2001190308A JP 2001190308 A JP2001190308 A JP 2001190308A JP 2003002039 A JP2003002039 A JP 2003002039A
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electric
power
power supply
compressor
air
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JP2001190308A
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Takeshi Matsunaga
健 松永
Yuji Takeo
裕治 竹尾
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調装置の電気負荷への電力供給を制限する
際に電動圧縮機を停止させてしまうと、電力供給再開時
に、車室内に吹き出す空調風を目標温度に調整可能にな
るまでに時間がかかってしまい、その間は乗員に不快感
を与えてしまう。 【解決手段】 バッテリ17の充電残量低下時等に複数
の電気負荷のうちの一部への電力供給を制限する際に、
複数の電気負荷のうち電力供給開始時の作動応答性の早
い電気ヒータ53a、53bへの電力供給を優先して停
止し、作動応答性の遅い電動圧縮機17への電力供給が
なるべく継続されるようにする。これによると、バッテ
リ17の充電状態が改善されて電気ヒータ53a、53
bへの電力供給が再開された時に、作動応答性の早い電
気ヒータ53a、53bはすぐに所定の能力を発揮する
ため、空調風の温度を速やかに調整可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電気負荷を
備える車両用空調装置に関し、また走行用電動機を備え
る車両の電気負荷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行用電動機を備える自動車の空調装置
として特開平7−304325号公報に記載されたもの
があり、この公報記載の装置は、空調風の加熱に利用さ
れる電気ヒータと冷媒を圧縮する電動圧縮機とを備えて
いる。
【0003】そして、上記のような空調装置および走行
用電動機を備える自動車においては、空調装置の電気負
荷(電気ヒータおよび電動圧縮機)と走行用電動機に共
通のバッテリから電力を供給するようになっており、バ
ッテリの充電残量低下時、あるいは空調装置の電気負荷
や走行用電動機への電力供給量の増加時には、走行用電
動機への電力供給を優先し、空調装置の電気負荷への電
力供給を制限するようにしている。具体的には、その時
の条件によって、電気ヒータおよび電動圧縮機のうちい
ずれか一方のみ電力供給を停止したり、あるいは両方共
電力供給を停止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気ヒータ
は電力供給開始時の作動応答性が早いため、電力供給を
停止後電力供給を再開したときでもすぐに所定の能力を
発揮することができる。一方、電動圧縮機は電力供給開
始時の作動応答性が遅いため、電力供給を停止後電力供
給を再開したときに回転数は徐々にしか上がらず、すぐ
に所定の能力を発揮することができない。
【0005】従って、空調装置の電気負荷への電力供給
を制限する際に電動圧縮機を停止させてしまうと、電力
供給再開時に、車室内に吹き出す空調風を目標温度に調
整可能になるまでに時間がかかってしまい、その間は乗
員に不快感を与えてしまう。
【0006】そこで、本発明は上記の点に鑑み、空調装
置の電気負荷への電力供給を制限する際に作動応答性が
遅い電気負荷を停止させてしまうことに起因する問題、
すなわち、空調風の温度調整遅れによる乗員の不快感を
解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、バッテリ(17)から
供給される電力により作動して車室内の空調を行う複数
の電気負荷(16、53a、53b)と、複数の電気負
荷への電力供給を制御する空調制御手段(19)とを備
える車両用空調装置において、空調制御手段は、複数の
電気負荷への電力供給を制限する際に、複数の電気負荷
のうち電力供給開始時の作動応答性の早い電気負荷(5
3a、53b)への電力供給を優先して停止することを
特徴とする。
【0008】これによると、作動応答性の早い電気負荷
への電力供給を優先して停止するため、作動応答性の遅
い電気負荷への電力供給は継続される。そして、作動応
答性の早い電気負荷への電力供給が再開された時に、作
動応答性の早い電気負荷はすぐに所定の能力を発揮する
ため空調風の温度を速やかに調整可能であり、従って空
調風の温度調整遅れによる乗員の不快感を解消すること
ができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、複数の電気負
荷(16、53a、53b)は、車室内に吹き出す空調
風の加熱に利用される電気ヒータ(53a、53b)
と、空調風の冷却または加熱に利用される冷媒を圧縮す
る電動圧縮機(16)であり、空調制御手段は、複数の
電気負荷への電力供給を制限する際に、電気ヒータおよ
び電動圧縮機のうち、電気ヒータへの電力供給を優先し
て停止することを特徴とする。
【0010】これによると、電気ヒータへの電力供給を
優先して停止するため、作動応答性の遅い電動圧縮機へ
の電力供給は継続される。そして、電気ヒータへの電力
供給が再開された時に、作動応答性の早い電気ヒータは
すぐに所定の能力を発揮するため空調風の温度を速やか
に調整可能であり、従って空調風の温度調整遅れによる
乗員の不快感を解消することができる。また、電動圧縮
機の運転開始時に発生する振動が乗員に不快感を与えて
しまうが、電動圧縮機への電力供給は継続されるため、
上記の電動圧縮機の振動による乗員の不快感を解消する
ことができる。
【0011】請求項3に記載の発明では、バッテリ(1
7)から供給される電力により作動して駆動力を発生す
る走行用電動機(80)と、バッテリから供給される電
力により作動して車室内の空調を行う複数の電気負荷
(16、53a、53b)と、走行用電動機および複数
の電気負荷への電力供給を制御する制御手段(19、6
0)とを備え、制御手段は、バッテリの充電状態と走行
用電動機への電力供給量とに基づいて複数の電気負荷に
供給可能な電力量を演算し、複数の電気負荷を運転させ
るために必要な空調要求電力を演算し、複数の電気負荷
に空調要求電力を供給不可と判定したときは複数の電気
負荷への電力供給を制限する車両用電気負荷制御装置に
おいて、制御手段は、複数の電気負荷への電力供給を制
限する際に、複数の電気負荷のうち電力供給開始時の作
動応答性の早い電気負荷(53a、53b)への電力供
給を優先して停止することを特徴とする。
【0012】これによると、走行用電動機と空調装置の
電気負荷に共通のバッテリから電力を供給すると共に、
走行用電動機への電力供給を優先するようにした車両用
電気負荷制御装置において、請求項1の発明と同様の効
果が得られる。
【0013】請求項4に記載の発明では、複数の電気負
荷(16、53a、53b)は、車室内に吹き出す空調
風の加熱に利用される電気ヒータ(53a、53b)
と、空調風の冷却または加熱に利用される冷媒を圧縮す
る電動圧縮機(16)であり、制御手段(19、60)
は、複数の電気負荷への電力の供給を制限する際に、電
気ヒータおよび電動圧縮機のうち、電気ヒータへの電力
供給を優先して停止することを特徴とする。
【0014】これによると、走行用電動機と空調装置の
電気負荷に共通のバッテリから電力を供給すると共に、
走行用電動機への電力供給を優先するようにした車両用
電気負荷制御装置において、請求項2の発明と同様の効
果が得られる。
【0015】請求項5に記載の発明では、制御手段(1
9、60)は、電気ヒータ(53a、53b)への電力
供給が停止された状態において、電動圧縮機(16)を
最低回転数で運転させるために必要な電動圧縮機最低電
力を演算し、バッテリ(17)の充放電状態に基づいて
電動圧縮機に電動圧縮機最低電力を供給可と判定したと
きは、電動圧縮機に電動圧縮機最低電力を供給すること
を特徴とする。
【0016】ところで、一般的なサイズの乗用車に用い
られる空調装置においては、電気ヒータの消費電力が4
kw程度であるのに対し、最低回転数で運転時の電動圧
縮機の消費電力は、0.1kw程度と極めて少ない。従
って、請求項5の発明によれば、作動応答性の遅い電動
圧縮機を停止させる頻度が著しく低くなり、空調風の温
度調整遅れによる乗員の不快感や、電動圧縮機の運転開
始時に発生する振動による乗員の不快感を解消すること
ができる。
【0017】また、一般的に電動圧縮機の消費電力は電
気ヒータの消費電力よりも少ないため、請求項6の発明
のように、バッテリ(17)の充放電残量にかかわらず
電動圧縮機(16)の運転を継続するようにしてもよ
い。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項6の発
明において、電動圧縮機(16)の運転を最低回転数で
継続することを特徴とする。
【0019】これによると、最低回転数で運転時の電動
圧縮機の消費電力は極めて少ないため、走行用電動機へ
の電力供給に対する影響が殆どない状態で、電動圧縮機
の運転を継続させることができる。
【0020】請求項8の発明のように、複数個の電気ヒ
ータ(53a、53b)に対して選択的に通電して、複
数個の電気ヒータの加熱量を制御することができる。
【0021】請求項9に記載の発明では、電気ヒータ
(53a、53b)を複数個備える請求項4に記載の車
両用電気負荷制御装置において、複数個の電気ヒータへ
の電力の供給をデューティ制御して、複数個の電気ヒー
タの加熱量を制御することを特徴とする。
【0022】これによると、複数個の電気ヒータを均等
に使用して複数個の電気ヒータの寿命を延ばすことがで
きる。
【0023】請求項10に記載の発明では、空調要求電
力は、電気ヒータ(53a、53b)を運転させるため
に必要なヒータ要求電力と電動圧縮機(16)を運転さ
せるために必要な圧縮機要求電力との合計であり、制御
手段(19、60)は、空調要求電力を供給可と判定し
ている状態から、ヒータ要求電力の増加により空調要求
電力を供給不可と判定が変わったときには、判定が変わ
る前の時点の空調要求電力に基づいて複数の電気負荷へ
の電力供給の可否を判定することを特徴とする。
【0024】これによると、ヒータ要求電力の増加によ
り空調要求電力を供給不可と判定が変わったときには、
判定条件を変更して電力供給の可否を再判定することに
より、電気ヒータへの電力供給が継続される機会が増加
し、電気ヒータをなるべく継続して作動させることがで
きる。
【0025】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1〜図3に示す第1実施形態は、
車両の走行駆動源として走行用電動機を備える電気自動
車の空調装置に本発明を適用した例であり、図1にこの
車両用空調装置の概略構成を示す。
【0027】この図1において、通風ダクト10内に
は、図示しない内気導入口から取り入れた車室内空気ま
たは外気導入口から取り入れた車室外空気を送風する送
風機11が配設され、この送風機11の空気流れ下流側
には、冷媒との熱交換により送風空気(以下、空調風と
いう)を冷却するエバポレータ12が配設されている。
【0028】さらに、エバポレータ12の空気流れ下流
側には、エバポレータ12にて冷却された空調風を温水
との熱交換により再加熱するヒータコア13が配設され
ている。このヒータコア13は通風ダクト10内の通路
を約半分塞ぐようにして配設されていて、ヒータコア1
3と並列にバイパス空気通路14が形成されている。そ
して、ヒータコア13の空気流れ上流側には、ヒータコ
ア13を通過する空気とバイパス空気通路14を通過す
る空気との割合を調節して、車室内に吹き出される空調
風の温度を調整するエアミックスダンパ15が回動自在
に設けられている。
【0029】なお、図示しないが、通風ダクト10の空
気流れ最下流部には、温度調整された空調風をフロント
ガラスに向かって吹き出すデフロスタ吹出口、空調風を
乗員の上半身に向かって吹き出すフェイス吹出口、空調
風を乗員の足元に向かって吹き出すフット吹出口が、そ
れぞれ設けられている。
【0030】冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機(電気
負荷に相当)16は、エバポレータ12や図示しない凝
縮器、膨脹弁等と共に周知の冷凍サイクルを構成するも
のであり、この電動圧縮機16は、冷媒を圧縮して吐出
する圧縮機構部とそれを駆動する交流電動機とからな
る。この電動圧縮機16の電動機には、車載のバッテリ
17(本実施形態では定格電圧288Vの直流電源)か
ら得た直流電力がインバータ18によって交流電力に変
換されて供給される。
【0031】バッテリ17は、水素と酸素との化学反応
を利用して電力を発生する燃料電池(発電手段に相当)
30にて充電されるようになっている。
【0032】この燃料電池30の温度を所定の温度範囲
に調整するために、第1冷却水回路40が設けられてい
る。第1冷却水回路40中には、矢印aの向きに冷却水
を循環させる第1ウォーターポンプ41、燃料電池3
0、燃料電池30を通過した冷却水の温度を検出する第
1水温センサ42、冷却水温に応じて第1冷却水回路4
0を開閉するサーモスタット43、および、冷却水と外
気との熱交換を行うラジエータ44が配設されている。
また、第1冷却水回路40は、第1ウォーターポンプ4
1よりも冷却水流れ上流側と、燃料電池30よりも冷却
水流れ下流側とが、第1バイパス冷却水回路45によっ
て接続されている。
【0033】そして、冷却水の温度が高温側設定温度以
上になると、サーモスタット43が開弁することによ
り、冷却水は矢印a1のようにラジエータ44に流れて
冷却される。一方、冷却水の温度が低温側設定温度以下
になると、サーモスタット43が閉弁することにより、
ラジエータ44への冷却水の流れが遮断され、冷却水は
矢印a2のように第1バイパス冷却水回路45を介して
第1ウォーターポンプ41側に戻される。このようなサ
ーモスタット43の作動により、燃料電池30の温度
が、高い発電効率が得られるような温度範囲に調整され
る。
【0034】また、燃料電池30の熱によって温水とな
った冷却水は第2冷却水回路50を介してヒータコア1
3に流れ、燃料電池30の熱が空調に利用されるように
なっている。この第2冷却水回路50の一端は燃料電池
30よりも冷却水流れ下流側で第1冷却水回路40に接
続され、第2冷却水回路20の他端は第1ウォーターポ
ンプ41よりも冷却水流れ上流側で第1冷却水回路40
に接続されている。
【0035】第2冷却水回路50中には、第2冷却水回
路50内での冷却水の流れを切り替える電動式の三方弁
51、矢印bの向きに冷却水を循環させる電動式の第2
ウォーターポンプ52、冷却水を加熱する2つの電気ヒ
ータ(図2参照、電気負荷に相当)53a、53b、電
気ヒータ53a、53bを通過した冷却水の温度を検出
する第2水温センサ54、および、ヒータコア13が配
設されている。また、第2冷却水回路50においてヒー
タコア13よりも冷却水流れ下流側から第2バイパス冷
却水回路55が分岐され、この第2バイパス冷却水回路
55は三方弁51に接続されている。
【0036】なお、第1、第2電気ヒータ53a、53
bには、バッテリ17から得た直流電力がインバータ1
8によって制御されて供給される。また、第1、第2電
気ヒータ53a、53bは、例えばニクロム線を利用し
たシーズヒータである。
【0037】空調制御装置(以下、空調ECUという)
19は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる
周知のマイクロコンピュータを備え、入力信号に基づい
て、マイクロコンピュータに記憶したプログラムおよび
マップに従って演算処理を行うもので、その演算結果に
基づいて所定の空調制御が行われるように、上記エアミ
ックスダンパ15、電動圧縮機16、インバータ装置1
8、三方弁51、第2ウォーターポンプ52、第1、第
2電気ヒータ53a、53b等を制御する。
【0038】車両制御装置(以下、車両ECUという)
60は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる
周知のマイクロコンピュータを備え、入力情報に基づい
て、マイクロコンピュータに記憶したプログラムおよび
マップに従って演算処理を行うものである。そして、車
両ECU60は、図示しないアクセルペダルの踏み込み
量等に基づいて走行用電動機80を制御すると共に、バ
ッテリ17の充放電状態(バッテリ17の充電残量や、
電動圧縮機16、第1、第2電気ヒータ53a、53b
および走行用電動機80への電力供給量の状態)に基づ
いて燃料電池30の発電量を制御するようになってい
る。また、車両ECU60と空調ECU19との間で情
報信号の入出力がされるようになっている。走行用電動
機80は、バッテリ17から供給される電力により作動
して駆動力を発生するものである。
【0039】なお、空調ECU19は、空調装置の電気
負荷(電動圧縮機16および第1、第2電気ヒータ53
a、53b)への電力供給を制御する空調制御手段をな
している。また、車両ECU60と空調ECU19は、
走行用電動機80および空調装置の電気負荷への電力供
給を制御する制御手段を構成している。
【0040】次に、インバータ18について図2に基づ
いて説明する。このインバータ18にはバッテリ17の
直流電力がヒューズ70を介して供給されている。そし
て、インバータ18は、圧縮機駆動回路18aによって
直流電力をスイッチングして可変周波数の交流出力(交
流電力)を作りだし、その交流出力によって電動圧縮機
16の回転数を可変制御する。
【0041】また、インバータ18は、ヒータ駆動回路
18bによって直流電力をスイッチングして、第1、第
2電気ヒータ53a、53bに供給される電力を断続制
御するようになっており、第1、第2電気ヒータ53
a、53bにはバッテリ17の電圧と等しい電圧がヒー
タ駆動回路18bを介して印加される。なお、圧縮機駆
動回路18aおよびヒータ駆動回路18bのスイッチン
グ素子としては、トランジスタ(例えばIGBT)が用
いられる。
【0042】また、インバータ18は、空調ECU19
からの指令により圧縮機駆動回路18aおよびヒータ駆
動回路18bの作動を制御する制御回路18cと、バッ
テリ17の電圧を検出してその電圧信号を空調ECU1
9に出力する電圧検出回路18dとを有する。
【0043】次に、上記構成になる空調装置の作動につ
いて説明する。
【0044】空調ECU19には、車室内の温度、車室
外の温度、車室内に入射する日射量、車室内の希望設定
温度等の信号が入力されると共に、インバータ18の電
圧検出回路18d、第1水温センサ42、および第2水
温センサ54からの信号が入力される。
【0045】そして、空調ECU19は、それらの各信
号に基づいて、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度を
求め、車室内に吹き出す空気の温度(以下、吹出空気温
度という)がその目標吹出温度になるように、エアミッ
クスダンパ15、電動圧縮機16、インバータ装置1
8、三方弁51、第2ウォーターポンプ52、第1、第
2電気ヒータ53a、53b等を制御する。
【0046】まず、空調ECU19は、空調装置の運
転、停止を決定する図示しないエアコンスイッチがオン
されると、第2ウォーターポンプ52を作動させると共
に、第1水温センサ42の信号に基づいて三方弁51を
制御して、第2冷却水回路50内での冷却水の流れを切
り替えるようになっている。
【0047】具体的には、燃料電池30を通過した冷却
水の温度が設定温度以上になって空調風を加熱可能にな
った場合は、第2冷却水回路50と第2バイパス冷却水
回路55との間を三方弁51にて遮断する。これによ
り、燃料電池30、第1、第2電気ヒータ53a、53
b、ヒータコア13を結ぶ回路が形成され、燃料電池3
0を通過した冷却水が、第1、第2電気ヒータ53a、
53bやヒータコア13に流通し、ヒータコア13を通
過した冷却水は矢印b1のように燃料電池30側に戻さ
れる。なお、この場合には第1、第2電気ヒータ53
a、53bによる冷却水の加熱は不要であるため、第
1、第2電気ヒータ53a、53bには通電しない。
【0048】一方、燃料電池30を通過した冷却水の温
度が設定温度未満の場合は、第2バイパス冷却水回路5
5と第2ウォーターポンプ52の冷却水流れ上流側とを
連通させると共に、第2バイパス冷却水回路55と燃料
電池30の冷却水流れ下流側との間を遮断する。これに
より、ヒータコア13を通過した冷却水は、矢印b2の
ように、燃料電池30側には流れずに、第2バイパス冷
却水回路55を介して第2ウォーターポンプ52側に戻
される。
【0049】そして、この場合には、第2水温センサ5
4の信号に基づいて第1、第2電気ヒータ53a、53
bへの通電を選択的に制御して、ヒータコア13に流入
する冷却水の温度を所定の温度に調整する。すなわち、
ヒータコア13に流入する冷却水の温度が所定の温度以
下の場合において、その温度差が大きいときには、第
1、第2電気ヒータ53a、53bの両方に通電し、そ
の温度差が小さいときには、第1、第2電気ヒータ53
a、53bの一方にのみ通電する。
【0050】次に、空調ECU19において実行される
制御処理のうち、電動圧縮機16および第1、第2電気
ヒータ53a、53bの制御にかかわる部分について図
3の流れ図にて説明する。
【0051】まず、図3および以下の説明において用い
る用語について説明する。「圧縮機要求電力Wc」は吹
出空気温度を目標吹出温度に制御するために必要な電動
圧縮機16の電力、「圧縮機最低電力Wc・min」は
電動圧縮機16を最低回転数で運転させるために必要な
電力、「ヒータ要求電力Wh」は吹出空気温度を目標吹
出温度に制御するために必要な第1、第2電気ヒータ5
3a、53bの合計電力、「空調要求電力Wac」は
「圧縮機要求電力Wc」と「ヒータ要求電力Wh」の合
計電力であり、これらの電力は空調ECU19にて演算
されて車両ECU60に出力される。「許可電力Wpe
r」は、車両側の電力負荷(走行用電動機80の使用電
力等)やバッテリ17の充電残量を考慮したうえで空調
装置にて使用が許可される電力であり、車両ECU60
にて演算される。
【0052】図3において、ステップS10では、空調
要求電力Wacを算出して車両ECU60に出力する。
車両ECU60は、空調要求電力Wacと許可電力Wp
erとを比較し、空調要求電力Wacが許可電力Wpe
r以下であれば、空調作動許可信号を空調ECU19に
出力する。そして、車両ECU60から空調作動許可信
号が出力されていればステップS20がYESとなり、
ステップS30およびステップS40にて、吹出空気温
度が目標吹出温度になるように電動圧縮機16および第
1、第2電気ヒータ53a、53bを制御する。
【0053】ステップS20がNOの場合、すなわち、
車両ECU60から空調作動許可信号が出力されていな
い場合は、ステップS50で圧縮機要求電力Wcを算出
して車両ECU60に出力する。車両ECU60は、圧
縮機要求電力Wcと許可電力Wperとを比較し、圧縮
機要求電力Wcが許可電力Wper以下であれば、圧縮
機作動許可信号を空調ECU19に出力する。そして、
車両ECU60から圧縮機作動許可信号が出力されてい
ればステップS60がYESとなり、ステップS70に
て吹出空気温度が目標吹出温度になるように電動圧縮機
16を制御し、続いてステップS80にて第1、第2電
気ヒータ53a、53bへの電力供給を停止する。
【0054】ステップS60がNOの場合、すなわち、
車両ECU60から圧縮機作動許可信号が出力されてい
ない場合は、ステップS90で圧縮機最低電力Wc・m
inを算出して車両ECU60に出力する。車両ECU
60は、圧縮機最低電力Wc・minと許可電力Wpe
rとを比較し、圧縮機最低電力Wc・minが許可電力
Wper以下であれば、圧縮機最低作動許可信号を空調
ECU19に出力する。そして、車両ECU60から圧
縮機最低作動許可信号が出力されていればステップS1
00がYESとなり、ステップS110にて、電動圧縮
機16を最低回転数で運転させる。
【0055】ステップS100がNOの場合、すなわ
ち、車両ECU60から圧縮機最低作動許可信号が出力
されていない場合は、ステップS120にて電動圧縮機
16への電力供給を停止する。
【0056】ところで、電力供給を停止後電力供給を再
開したときに、電動圧縮機16の回転数は徐々にしか上
がらないのに対し、抵抗負荷である第1、第2電気ヒー
タ53a、53bは短時間で最大能力を出すことができ
る。そして、本実施形態では、車両側の電力負荷やバッ
テリ17の充電残量の状況から、電動圧縮機16および
第1、第2電気ヒータ53a、53bの両方への電力供
給が許可されない場合には(ステップS20がNO)、
作動応答性の早い第1、第2電気ヒータ53a、53b
への電力供給を優先して停止させ、作動応答性が遅い電
動圧縮機16への電力供給がなるべく継続されるように
している。このため、車両側の電力負荷が減少したりあ
るいはバッテリ17の充電状態が改善されて第1、第2
電気ヒータ53a、53bへの電力供給が再開された時
には、第1、第2電気ヒータ53a、53bは短時間で
最大能力を発揮して空調風を目標温度に速やかに調整可
能であり、従って空調風の温度調整遅れによる乗員の不
快感を解消することができる。
【0057】また、電動圧縮機16の運転開始時に発生
する振動が乗員に不快感を与えてしまうが、電動圧縮機
16への電力供給がなるべく継続されるようにしている
ため、上記の電動圧縮機16の振動による乗員の不快感
を解消することができる。
【0058】また、一般的なサイズの乗用車に用いられ
る空調装置においては、第1、第2電気ヒータ53a、
53bの消費電力が常用域では4kw程度(最大能力時
6kw程度)、電動圧縮機16の最大消費電力は2kw
程度であるのに対し、最低回転数で運転時の電動圧縮機
16の消費電力は0.1kw程度と極めて少ない。そし
て、本実施形態のように、吹出空気温度を目標吹出温度
に制御するために必要な電動圧縮機16の電力使用が許
可されない場合でも(ステップS60がNO)、圧縮機
最低電力Wc・minが許可電力Wper以下であれば
電動圧縮機16を最低回転数で運転させるようにしてい
るため、電動圧縮機16を停止させる頻度が著しく低く
なり、上記の乗員の不快感を解消することができる。
【0059】(第2実施形態)図4および図5は第2実
施形態を示すもので、第1、第2電気ヒータ53a、5
3bへの通電をデューティ制御することにより第1、第
2電気ヒータ53a、53bの能力(加熱量)を制御す
る点が第1実施形態と異なっている。
【0060】本実施形態では、インバータ18(図2参
照)は、ヒータ駆動回路18bによって直流電力をスイ
ッチングして、第1、第2電気ヒータ53a、53bに
供給される電力をデューティ制御する。このデューティ
制御によって、第1、第2電気ヒータ53a、53bに
はバッテリ17の電圧と等しい電圧がヒータ駆動回路1
8bを介して印加される。
【0061】また、本実施形態では、デューティ制御を
行うために、第1実施形態の流れ図(図3参照)におけ
る第1、第2電気ヒータ53a、53bの制御にかかわ
るステップS40が、図4のようにステップS200お
よびステップS210のように変更されている。
【0062】この図4において、車両ECU60から空
調作動許可信号が出力されていればステップS20がY
ESとなり、ステップS30にて吹出空気温度が目標吹
出温度になるように電動圧縮機16を制御する。次い
で、ステップS200で第1、第2電気ヒータ53a、
53bの駆動デューティ比を算出し、ステップS210
ではステップS200で算出したデューティ比で第1、
第2電気ヒータ53a、53bを制御する。ここで、図
5はデューティ比が50%の時の通電パターンを示して
おり、第1、第2電気ヒータ53a、53bは同じデュ
ーティ比で駆動され、また、第1、第2電気ヒータ53
a、53bはデューティ制御の位相を半周期分ずらして
駆動される。
【0063】本実施形態のように、デューティ制御によ
り第1、第2電気ヒータ53a、53bの能力を制御す
ることにより、第1、第2電気ヒータ53a、53bを
均等に使用して第1、第2電気ヒータ53a、53bの
寿命を延ばすことができる。
【0064】(第3実施形態)図6は第3実施形態を示
すもので、第1実施形態の流れ図(図3参照)における
ステップS20がNOになった場合、すなわち、車両E
CU60から空調作動許可信号が出力されていない場合
でも、なるべく第1、第2電気ヒータ53a、53bを
作動可能にしたものである。そのため、本実施形態で
は、第1実施形態の流れ図(図3参照)におけるステッ
プS60の後に、ステップS300ないしステップS3
20を追加している。
【0065】この図6において、車両ECU60から空
調作動許可信号が出力されていて(ステップS20がY
ES)、第1、第2電気ヒータ53a、53bが例えば
5kwで作動している状態から、暖房負荷の増加により
ヒータ要求電力Whが例えば6kwに増加してステップ
S20がNOになった場合は、ステップS50からステ
ップS60に進んでステップS60がYESとなり、ス
テップS70にて電動圧縮機16を制御する。
【0066】次に、ステップS300では、前回許可さ
れたヒータ要求電力Wh(本例では5kw)、すなわち
暖房負荷が増加する前のヒータ要求電力Whを車両EC
U60に出力する。車両ECU60は、圧縮機要求電力
Wcと前回許可されたヒータ要求電力Whの合計電力が
許可電力Wper以下であれば、ヒータ作動許可信号を
空調ECU19に出力する。そして、車両ECU60か
らヒータ作動許可信号が出力されていればステップS3
10がYESとなり、ステップS320にて、前回許可
されたヒータ要求電力Whで第1、第2電気ヒータ53
a、53bを制御する。
【0067】本実施形態によれば、暖房負荷の増加によ
りステップS20がNOになった場合でも、第1、第2
電気ヒータ53a、53bへの電力供給が継続される機
会が増加し、第1、第2電気ヒータ53a、53bをな
るべく継続して作動させることができる。
【0068】(他の実施形態)上記実施形態では、電動
圧縮機16および第1、第2電気ヒータ53a、53b
の両方への電力供給が許可されない場合には(ステップ
S20がNO)、ステップS60あるいはステップS1
00にて電動圧縮機16のみへの電力供給が可能か否か
を判定するようにしたが、一般的に電動圧縮機16の消
費電力は第1、第2電気ヒータ53a、53bの消費電
力よりも少ないため、電動圧縮機16および第1、第2
電気ヒータ53a、53bの両方への電力供給が許可さ
れない場合、電動圧縮機16のみへの電力供給が可能か
否かを判定せずに、電動圧縮機16の運転を継続するよ
うにしてもよい。その際、電動圧縮機16を最低回転数
で運転させることにより、走行用電動機80への電力供
給に対する影響が殆どない状態で電動圧縮機16の運転
を継続させることができる。
【0069】また、上記実施形態では、第1、第2電気
ヒータ53a、53bとしてシーズヒータを使用した
が、本発明では電気によって発熱するヒータであればよ
く、例えばPTCヒータ素子を利用したPTCヒータで
もよい。
【0070】また、上記実施形態では、第1、第2電気
ヒータ53a、53bにて冷却水を加熱し、その冷却水
の熱を利用してヒータコア13により空調風を加熱する
例を示したが、第1、第2電気ヒータ53a、53b
を、第2冷却水回路50中ではなく、通風ダクト10内
においてヒータコア13に近接する位置に配置し、ヒー
タコア13による空調風の加熱量が不足する際に第1、
第2電気ヒータ53a、53bにて空調風を直接加熱し
てもよい。
【0071】また、上記実施形態では、電動圧縮機16
やエバポレータ12等にて構成される冷凍サイクルにて
空調風を冷却する例を示したが、冷凍サイクルとして冷
房機能および暖房機能を切り替え可能なヒートポンプサ
イクルを構成する場合にも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態になる車両用空調装置の
概略構成図である。
【図2】図1の電気回路部のブロック図である。
【図3】図1の空調ECU19にて実行される制御処理
を示す流れ図である。
【図4】本発明の第2実施形態になる車両用空調装置に
て実行される制御処理を示す流れ図である。
【図5】第2実施形態における電気ヒータへの通電パタ
ーンを示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態になる車両用空調装置に
て実行される制御処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
16…電気負荷をなす電動圧縮機、17…バッテリ、1
9…制御手段をなす空調ECU、53a、53b…電気
負荷をなす電気ヒータ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ(17)から供給される電力に
    より作動して車室内の空調を行う複数の電気負荷(1
    6、53a、53b)と、前記複数の電気負荷への電力
    供給を制御する空調制御手段(19)とを備える車両用
    空調装置において、 前記空調制御手段は、前記複数の電気負荷への電力供給
    を制限する際に、前記複数の電気負荷のうち電力供給開
    始時の作動応答性の早い電気負荷(53a、53b)へ
    の電力供給を優先して停止することを特徴とする車両用
    空調装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の電気負荷(16、53a、5
    3b)は、車室内に吹き出す空調風の加熱に利用される
    電気ヒータ(53a、53b)と、前記空調風の冷却ま
    たは加熱に利用される冷媒を圧縮する電動圧縮機(1
    6)であり、前記空調制御手段は、前記複数の電気負荷
    への電力供給を制限する際に、前記電気ヒータおよび前
    記電動圧縮機のうち、前記電気ヒータへの電力供給を優
    先して停止することを特徴とする請求項1に記載の車両
    用空調装置。
  3. 【請求項3】 バッテリ(17)から供給される電力に
    より作動して駆動力を発生する走行用電動機(80)
    と、前記バッテリから供給される電力により作動して車
    室内の空調を行う複数の電気負荷(16、53a、53
    b)と、前記走行用電動機および前記複数の電気負荷へ
    の電力供給を制御する制御手段(19、60)とを備
    え、 前記制御手段は、前記バッテリの充電状態と前記走行用
    電動機への電力供給量とに基づいて前記複数の電気負荷
    に供給可能な電力量を演算し、前記複数の電気負荷を運
    転させるために必要な空調要求電力を演算し、前記複数
    の電気負荷に前記空調要求電力を供給不可と判定したと
    きは前記複数の電気負荷への電力供給を制限する車両用
    電気負荷制御装置において、 前記制御手段は、前記複数の電気負荷への電力供給を制
    限する際に、前記複数の電気負荷のうち電力供給開始時
    の作動応答性の早い電気負荷(53a、53b)への電
    力供給を優先して停止することを特徴とする車両用電気
    負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の電気負荷(16、53a、5
    3b)は、車室内に吹き出す空調風の加熱に利用される
    電気ヒータ(53a、53b)と、前記空調風の冷却ま
    たは加熱に利用される冷媒を圧縮する電動圧縮機(1
    6)であり、 前記制御手段(19、60)は、前記複数の電気負荷へ
    の電力の供給を制限する際に、前記電気ヒータおよび前
    記電動圧縮機のうち、前記電気ヒータへの電力供給を優
    先して停止することを特徴とする請求項3に記載の車両
    用電気負荷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段(19、60)は、前記電
    気ヒータ(53a、53b)への電力供給が停止された
    状態において、前記電動圧縮機(16)を最低回転数で
    運転させるために必要な電動圧縮機最低電力を演算し、
    前記バッテリ(17)の充放電状態に基づいて前記電動
    圧縮機に前記電動圧縮機最低電力を供給可と判定したと
    きは、前記電動圧縮機に前記電動圧縮機最低電力を供給
    することを特徴とする請求項4に記載の車両用電気負荷
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段(19、60)は、前記電
    気ヒータ(53a、53b)への電力供給が停止された
    状態において、前記バッテリ(17)の充放電状態にか
    かわらず前記電動圧縮機(16)の運転を継続すること
    を特徴とする請求項4に記載の車両用電気負荷制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記電動圧縮機(16)の運転を最低回
    転数で継続することを特徴とする請求項6に記載の車両
    用電気負荷制御装置。
  8. 【請求項8】 前記電気ヒータ(53a、53b)を複
    数個備え、前記複数個の電気ヒータに対して選択的に通
    電して、前記複数個の電気ヒータの加熱量を制御するこ
    とを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1つに記載
    の車両用電気負荷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記電気ヒータ(53a、53b)を複
    数個備え、前記複数個の電気ヒータへの電力の供給をデ
    ューティ制御して、前記複数個の電気ヒータの加熱量を
    制御することを特徴とする請求項4ないし7のいずれか
    1つに記載の車両用電気負荷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記空調要求電力は、前記電気ヒータ
    (53a、53b)を運転させるために必要なヒータ要
    求電力と前記電動圧縮機(16)を運転させるために必
    要な圧縮機要求電力との合計であり、 前記制御手段(19、60)は、前記空調要求電力を供
    給可と判定している状態から、前記ヒータ要求電力の増
    加により前記空調要求電力を供給不可と判定が変わった
    ときには、判定が変わる前の時点の前記空調要求電力に
    基づいて前記複数の電気負荷への電力供給の可否を判定
    することを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1つ
    に記載の車両用電気負荷制御装置。
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