JP2000257027A - 壁構造体 - Google Patents

壁構造体

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JP2000257027A
JP2000257027A JP11059039A JP5903999A JP2000257027A JP 2000257027 A JP2000257027 A JP 2000257027A JP 11059039 A JP11059039 A JP 11059039A JP 5903999 A JP5903999 A JP 5903999A JP 2000257027 A JP2000257027 A JP 2000257027A
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JP
Japan
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panel
flange
fixing bolt
fixed
nut
Prior art date
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Application number
JP11059039A
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English (en)
Inventor
Yoshio Yukiue
義生 雪上
Kazuya Yotsugi
和也 世継
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Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パネルを支柱に容易且つ熟練を要することな
く、さらに作業効率よく固定することができ、又パネル
が支柱より抜け落ちることのない壁構造体を提供する。 【解決手段】溝型支柱1の相対向するフランジ部11間
にパネル3の端部を挿入し、一方のフランジ部11に固
定ボルト4を貫通させると共に固定ボルト4によりパネ
ル3の端部を他方のフランジ部11に押し付けて固定す
る。さらにパネル3の端部に、前記固定ボルト4に係止
して、パネル3が相対向するフランジ部11間より抜け
落ちるのを防止する抜け止め突起33を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として道路や鉄
道の沿線等に沿って設置される壁構造体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の騒音や投物等の防止を目
的として、道路や鉄道の沿線等に沿って防音壁や投物防
止柵等の壁構造体が設置されている。騒音防止を目的と
した壁構造体としては、多数の開孔を有する前面板とそ
の背後に配置した遮音板とにより形成された中空体内に
吸音材を内装し、前面板の開孔より中空体内に入射した
騒音が吸音材により吸音されると共に遮音板により遮音
されて外部に漏れないようになされた吸遮音性のパネル
を使用したものや、単に遮音や吸音のみを目的として合
成樹脂やコンクリート、無機材等の板材からなるパネル
を使用したものがあり、又透視性を有するポリカーボネ
ート等の合成樹脂やガラス等の板材からなるパネルやこ
の透視性を有する板材の周囲に枠材を取付けて補強した
パネルを使用したもの等がある。前記透視性を有する板
材を使用したパネルは、設置されても周囲の景色を遮ら
ないので、近年では富に使用されている。
【0003】従来、かかる壁構造体の構造としては、図
5に示される如く、所定間隔をおいて立設されたH型鋼
からなる支柱aの相対向するフランジ部b間に、パネル
cの端部を挿入し、そしてフランジ部b間よりパネルが
抜け落ちるのを防止すると共にパネルcがフランジ部b
間でガタツキがないように、一方のフランジ部bとパネ
ルcの端部との隙間に固定バネdを打ち込み、この固定
バネdにより、パネルcの端部を他方のフランジ部bに
押し付けて固定するようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら固定バネ
によりパネルを支柱に固定する壁構造体にあっては、次
のような問題点があった。すなわち、パネルは上記の如
く色々な種類のパネルがあり、それに従って厚みも異な
るために、パネルとフランジ部との隙間寸法は一定でな
く、その隙間寸法に対応した各種寸法の固定バネを用意
しておく必要があり、面倒であった。又この固定バネの
取付けは、フランジ部とパネルの端部との隙間にハンマ
ー等の工具を用いて打ち込むことから、熟練した技術を
要するものであり、さらに固定バネを取り外す必要が生
じた場合には、取付時と異なる引き抜き工具が必要であ
り、これまた熟練した技術を要するものであった。さら
にまた固定バネの取付け、取り外しは、概して高所作業
となり、且つ工具と固定バネとを手に持つ必要があり、
一人の場合では両手がふさがり極めて危険を伴うことか
ら、安全を確保するために二人の作業者が必要となる
等、作業効率の問題もある。
【0005】そこで本発明は、上記の如き問題を解決
し、パネルを支柱に容易且つ熟練を要することなく、さ
らに作業効率よく固定することができ、又パネルが支柱
より抜け落ちることのない壁構造体を提供せんとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る壁構造体は、溝型支柱の相対向するフランジ
部間にパネルの端部を挿入し、一方のフランジ部に固定
ボルトを貫通させると共にこの固定ボルトによりパネル
の端部を他方のフランジ部に押し付けて固定し、さらに
パネルの端部に、前記固定ボルトに係止してパネルが相
対向するフランジ部間より抜け落ちるのを防止する抜け
止め突起を形成したことを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、固定ボルトを一方のフラ
ンジ部に貫通させ、この固定ボルトによりパネルの端部
を他方のフランジ部に押し付けて固定するので、色々な
種類のパネルであっても、そのパネルとフランジ部との
隙間寸法に対応して固定ボルトを締め付けることによ
り、パネルを支柱に容易且つ熟練を要することなく固定
することができ、又作業は一人でも行えるので、作業効
率がよい。
【0008】さらに、パネルの端部に、前記固定ボルト
に係止してパネルが相対向するフランジ部間より抜け落
ちるのを防止する抜け止め突起を形成しているので、パ
ネルは不必要に支柱から抜け落ちることがなく、極めて
安全である。
【0009】なお、パネルとフランジ部との隙間寸法
は、手が入りにくい程狭いものであるので、固定ボルト
を支柱の一方のフランジ部に貫通させるために、前記隙
間に固定ボルトが螺合するナットを後から挿入し、位置
決めするのは困難であり、作業性が悪い。そこで、その
フランジ部に雌ねじ加工した貫通孔を形成し、固定ボル
トをその貫通孔に螺合するようにしてもよく、又雌ねじ
加工する代わりに、貫通孔に連通してナットを外面又は
内面に溶接等により予め固定し、固定ボルトをそのナッ
トに螺合するようにしてもよい。必要によっては緩み止
めナット等の他の部材を併用してもよい。
【0010】又、次のようにクリップ部材を使用しても
よい。すなわち、支柱の一方のフランジに設けた貫通孔
に対応して一方の脚部に挿入孔を設けると共に他方の脚
部にナットを固定した略コ字状のクリップ部材をフラン
ジに装着し、固定ボルトをクリップ部材の挿入孔よりフ
ランジの貫通孔に挿通して、前記ナットに螺合させ、そ
の固定ボルトの先端でパネルの端部を他方のフランジ部
に押し付けて固定するようにしてもよい。
【0011】かかるクリップ部材を使用することによ
り、フランジ部に雌ねじ加工したり、ナットを溶接する
等の必要がなく、又容易に固定作業を行うことができ、
その作業効率を向上させることができる。
【0012】本発明に係るパネルの形態は、特に限定さ
れるものではないが、ポリカーボネート等の合成樹脂や
ガラス等の透視性を有する面材を使用したパネルが最適
である。その理由は、これらパネルは風圧によるたわみ
が大きくなるが、本発明によれば、効果的に抜け止め防
止がなされるためである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。図1は本発明に係
る壁構造体の実施の一形態を示す正面図、図2は図1の
主要部の断面図、図3はクリップ部材を示し、(イ)は
正面図、(ロ)は側面図、(ハ)は背面図である。
【0014】図面において、1は、断面がH型やコ字型
等からなる溝型支柱であり、外側面にフランジ部11が
前後に相対向して形成され、その一方のフランジ部11
には貫通孔12が設けられているものであって、この支
柱1は、隣り合う支柱1の前記フランジ部11を相対向
させて、互いに間隔を隔てて道路や鉄道等に沿って立設
される。
【0015】2は、前後に相対向する脚部21を有する
略コ字状のクリップ部材であり、このクリップ部材2
は、前記一方のフランジ部11に設けた貫通孔12に対
応して、一方の脚部21に挿入孔22が設けられると共
に他方の脚部21にはナット23が固定されており、前
記挿入孔22及びナット23が前記フランジ部11の貫
通孔12に連通するようにして、そのフランジ部11に
装着されている。
【0016】3は、遮音性を有するパネルであり、この
パネル3は、ポリカーボネート等の透視性を有する合成
樹脂やガラス等からなる面材31の周囲に、アルミニウ
ム合金等からなる枠材32が取付けられて補強されてい
るものであり、前記支柱1の相対向するフランジ部11
間にその端部が挿入されている。
【0017】4は、固定ボルトであり、固定ボルト4
は、支柱1の一方のフランジ部11に装着されたクリッ
プ部材2の挿入孔22よりフランジ部11の貫通孔12
に挿通されて、前記ナット23に螺合され、その固定ボ
ルト4の先端により、パネル3の端部が他方のフランジ
部11に押し付けられて、パネル3が支柱1に固定され
ている。固定ボルト3の締付け強さは、パネルが外気温
によって熱膨張するため、その熱膨張を妨げない程度の
強さにするのが好ましく、その強さは締付けトルクの管
理を行うことにより、均一化することができる。なおク
リップ部材2のナット23に固定ボルト4を螺合する
際、固定ボルト4に予め緩み止めナット等の緩み止め部
材を取付けておき、クリップ部材2のナット23に螺合
すると共に、この緩み止め部材により緩み止めを行うよ
うにしてもよい。
【0018】さらに、前記パネル3の端部には、前記固
定ボルト4に係止してパネル3が相対向するフランジ部
11間より抜け落ちるのを防止する抜け止め突起33が
形成されており、パネル3が不必要に支柱1から抜け落
ちないようになされている。すなわち固定ボルト4によ
りパネル3を支柱1に固定していると共に、この固定ボ
ルト4に抜け止め突起33を係止させることによりパネ
ル3の抜け落ちを防止している。
【0019】前記抜け止め突起33は、パネル3の端
部、本形態では枠材32に一体的に形成されていてもよ
いが、本形態では、L字状の部材を枠材32に取付ける
ことにより形成されている。又本形態の抜け止め突起3
3は、固定ボルト4に対して、支柱1のウエブ13寄り
に形成されているが、図4の如く、支柱1のウエブ13
寄りとフランジ部11の先端寄りにそれぞれ形成する等
して、固定ボルト4の両側に形成されていてもよい。
【0020】なお、抜け止め突起33と固定ボルト4と
により、パネル3が相対向するフランジ部11間より抜
け落ちないようにするために、抜け止め突起33は、固
定ボルト4に直接係止させるようにしてもよいし、クリ
ップ部材2のナット23の如く、固定ボルト4に係合さ
れた他の部材を介して、固定ボルト4に係止させるよう
にしてもよい。なおパネル3において、34は面材31
の挿入溝、35は縁部材、36はパッキン材であり、縁
部材35によってパッキン材36の挿入溝34への挿入
を容易にすると共に、パッキン材36により、枠材32
内での面材31のガタツキを防止すると共に、雨水が挿
入溝34内に浸入しないようにしている。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、固定ボルトを一方のフ
ランジ部に貫通させ、この固定ボルトによりパネルの端
部を他方のフランジ部に押し付けて固定するので、色々
な種類のパネルであっても、そのパネルとフランジ部と
の隙間寸法に対応して固定ボルトを締め付けることによ
り、パネルを支柱に容易且つ熟練を要することなく確実
に固定することができ、又作業は一人でも行えるので、
作業効率がよい。
【0022】さらに、パネルの端部に、前記固定ボルト
に係止してパネルが相対向するフランジ部間より抜け落
ちるのを防止する抜け止め突起を形成しているので、パ
ネルは不必要に支柱から抜け落ちることがなく、極めて
安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁構造体の実施の一形態を示す正
面図である。
【図2】図1の主要部の断面図である。
【図3】クリップ部材を示し、(イ)は正面図、(ロ)
は側面図、(ハ)は背面図である。
【図4】本発明に係る壁構造体の実施の他の形態を示す
断面図である。
【図5】従来の壁構造体を示す断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 11 フランジ 12 貫通孔 13 ウエブ 2 クリップ部材 21 脚部 22 挿入孔 23 ナット 3 パネル 31 面材 32 枠材 33 抜け止め突起 34 挿入溝 35 縁部材 36 パッキン材 4 固定ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝型支柱の相対向するフランジ部間にパ
    ネルの端部を挿入し、一方のフランジ部に固定ボルトを
    貫通させると共にこの固定ボルトによりパネルの端部を
    他方のフランジ部に押し付けて固定し、さらにパネルの
    端部に、前記固定ボルトに係止してパネルが相対向する
    フランジ部間より抜け落ちるのを防止する抜け止め突起
    を形成したことを特徴とする壁構造体。
  2. 【請求項2】 支柱の一方のフランジに設けた貫通孔に
    対応して一方の脚部に挿入孔を設けると共に他方の脚部
    にナットを固定した略コ字状のクリップ部材をフランジ
    に装着し、固定ボルトをクリップ部材の挿入孔よりフラ
    ンジの貫通孔に挿通して、前記ナットに螺合させ、その
    固定ボルトの先端でパネルの端部を他方のフランジ部に
    押し付けて固定するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の壁構造体。
  3. 【請求項3】 パネルは、透視性を有する面材を使用し
    たものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    壁構造体。
JP11059039A 1999-03-05 1999-03-05 壁構造体 Pending JP2000257027A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013991A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Nisshin Tekku:Kk 支柱に板状体を取り付ける取付装置
JP2009174118A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Bridgestone Corp 防音装置の取付け構造
JP2014077290A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Sekisui Jushi Co Ltd 防音パネル
KR101852009B1 (ko) 2017-12-05 2018-04-25 주식회사 누리플랜 유지보수성, 차음성 및 흡음성이 우수한 방음벽용 프레임 및 이를 이용한 방음벽

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