JP2000256938A - 弗素樹脂繊維交撚織物 - Google Patents
弗素樹脂繊維交撚織物Info
- Publication number
- JP2000256938A JP2000256938A JP11101577A JP10157799A JP2000256938A JP 2000256938 A JP2000256938 A JP 2000256938A JP 11101577 A JP11101577 A JP 11101577A JP 10157799 A JP10157799 A JP 10157799A JP 2000256938 A JP2000256938 A JP 2000256938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber yarn
- fabric
- fluororesin
- fluororesin fiber
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】弗素樹脂繊維糸と、綿、麻のような基材繊維糸
との交撚織物において、弗素樹脂繊維糸と、基材繊維糸
との結合を強め、織物の水もれに対する強度を向上する
こと。 【解決手段】弗素樹脂繊維糸1と、該弗素樹脂繊維糸1
より高い融点の基材繊維糸2とを交撚した織物wにおい
て、前記交撚織物wを、弗素樹脂繊維糸1の融点より幾
分低い温度で熱圧して、基材繊維糸2と弗素樹脂繊維糸
1とをその交叉部において結合して得た織物。
との交撚織物において、弗素樹脂繊維糸と、基材繊維糸
との結合を強め、織物の水もれに対する強度を向上する
こと。 【解決手段】弗素樹脂繊維糸1と、該弗素樹脂繊維糸1
より高い融点の基材繊維糸2とを交撚した織物wにおい
て、前記交撚織物wを、弗素樹脂繊維糸1の融点より幾
分低い温度で熱圧して、基材繊維糸2と弗素樹脂繊維糸
1とをその交叉部において結合して得た織物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】弗素樹脂繊維糸とこれより融
点の高い基材繊維糸、たとえば綿糸、麻糸、との交撚織
物。
点の高い基材繊維糸、たとえば綿糸、麻糸、との交撚織
物。
【0002】
【従来技術】従来の弗素樹脂繊維糸を交撚した織物は基
材繊維に対し、弗素樹脂繊維糸の交叉部における絡み合
いが良好でなかった。なぜならば弗素樹脂繊維糸は滑り
性に富むため、どうしても基材繊維との交叉部において
滑りが生じ、織物の編目が弱いものとなり型が崩れた
り、編目が大きくなったりして水が浸入し易くなったり
する。
材繊維に対し、弗素樹脂繊維糸の交叉部における絡み合
いが良好でなかった。なぜならば弗素樹脂繊維糸は滑り
性に富むため、どうしても基材繊維との交叉部において
滑りが生じ、織物の編目が弱いものとなり型が崩れた
り、編目が大きくなったりして水が浸入し易くなったり
する。
【解決しようとする課題】弗素樹脂繊維糸と、綿、麻の
ような基材繊維糸との交撚織物において、弗素樹脂繊維
糸と、基材繊維糸との結合を強め、織物の水もれに対す
る強度を向上すること。
ような基材繊維糸との交撚織物において、弗素樹脂繊維
糸と、基材繊維糸との結合を強め、織物の水もれに対す
る強度を向上すること。
【技術的手段】弗素樹脂繊維糸1と、該弗素樹脂繊維糸
1より高い融点の基材繊維糸2とを交撚した織物wにお
いて、前記交撚織物を、弗素樹脂繊維糸1の融点か、ま
たそれより幾分低い温度で熱圧し、弗素樹脂繊維糸1a
と基材繊維糸2aとを結合した織物。
1より高い融点の基材繊維糸2とを交撚した織物wにお
いて、前記交撚織物を、弗素樹脂繊維糸1の融点か、ま
たそれより幾分低い温度で熱圧し、弗素樹脂繊維糸1a
と基材繊維糸2aとを結合した織物。
【効果】(a)弗素樹脂繊維糸1aと基材繊維糸2aと
を熱圧して結合しているので、織物の強度が強くなる。
結果的に型崩れがしないし、しわも寄らなくなる。 (b)熱圧温度が弗素樹脂繊維糸1の融点より幾分低い
温度でなされるので、基材繊維糸2aは殆ど変質しない
で、織物の柔軟性が保持できる。
を熱圧して結合しているので、織物の強度が強くなる。
結果的に型崩れがしないし、しわも寄らなくなる。 (b)熱圧温度が弗素樹脂繊維糸1の融点より幾分低い
温度でなされるので、基材繊維糸2aは殆ど変質しない
で、織物の柔軟性が保持できる。
【実施の態様】以下本発明織物について説明する。図1
〜4において 1:弗素樹脂繊維糸、 2:綿、麻などの弗素樹脂繊維糸1より熱圧の高い基材
繊維糸、 1a:熱圧された弗素樹脂繊維糸、 2a:熱圧された基材繊維糸、 w:熱圧される前の原織物、 w1:本発明織物、 h:熱圧機、 図2は熱圧されていない原織物で、弗素樹脂繊維糸1お
よび麻、綿などの弗素樹脂繊維糸1より融点の高い基材
繊維糸である。両者は図2のように交撚されている。本
発明織物w1は、図2のように弗素樹脂繊維糸1と弗素
樹脂繊維糸1より融点の高い綿、麻のような基材繊維糸
2とを交撚した原織物wを図1のように熱圧機hで熱圧
する。その熱圧温度は弗素樹脂繊維糸1の融点250°
〜310°内外とする。したがって、この熱圧により基
材繊維糸2、弗素樹脂繊維糸1は共に扁平となるが基材
繊維糸2は溶融して、図3(b)、図4に示すように弗
素樹脂が基材繊維糸2を融着する。そしてこの状態で冷
却すると弗素樹脂繊維糸1aは扁平のまま同じく扁平に
なった基材繊維糸2aと結合する。なお、弗素樹脂繊維
糸としては、ETFE,PFA,FEPが選択される。
これらの弗素樹脂繊維糸はその物性が丈夫でかつ撥水性
に富むからである。また、融点も割合低く作業性が良好
だからである。
〜4において 1:弗素樹脂繊維糸、 2:綿、麻などの弗素樹脂繊維糸1より熱圧の高い基材
繊維糸、 1a:熱圧された弗素樹脂繊維糸、 2a:熱圧された基材繊維糸、 w:熱圧される前の原織物、 w1:本発明織物、 h:熱圧機、 図2は熱圧されていない原織物で、弗素樹脂繊維糸1お
よび麻、綿などの弗素樹脂繊維糸1より融点の高い基材
繊維糸である。両者は図2のように交撚されている。本
発明織物w1は、図2のように弗素樹脂繊維糸1と弗素
樹脂繊維糸1より融点の高い綿、麻のような基材繊維糸
2とを交撚した原織物wを図1のように熱圧機hで熱圧
する。その熱圧温度は弗素樹脂繊維糸1の融点250°
〜310°内外とする。したがって、この熱圧により基
材繊維糸2、弗素樹脂繊維糸1は共に扁平となるが基材
繊維糸2は溶融して、図3(b)、図4に示すように弗
素樹脂が基材繊維糸2を融着する。そしてこの状態で冷
却すると弗素樹脂繊維糸1aは扁平のまま同じく扁平に
なった基材繊維糸2aと結合する。なお、弗素樹脂繊維
糸としては、ETFE,PFA,FEPが選択される。
これらの弗素樹脂繊維糸はその物性が丈夫でかつ撥水性
に富むからである。また、融点も割合低く作業性が良好
だからである。
【図1】 図1のf1−f1矢視図、
【図2】 熱圧後の平面図、
【図3a】原織物wの平面図、
【図3b】本発明織物w1の平面図、
【図4】 本発明織物w1の斜視図、
1:原織物wの弗素樹脂繊維糸、 2:原織物wの基材繊維糸、 1a:本発明織物w1の弗素樹脂繊維糸、 2a:本発明織物w1の基材繊維糸、 w:原織物、 w1:本発明織物。
Claims (2)
- 【請求項1】 弗素樹脂繊維糸1と、該弗素樹脂繊維糸
1より高い融点の基材繊維糸2とを交撚した織物wにお
いて、 前記交撚織物wを、弗素樹脂繊維糸1の融点より幾分低
い温度で熱圧して、基材繊維糸2と弗素樹脂繊維糸1と
をその交叉部において結合して得た織物。 - 【請求項2】 弗素樹脂繊維糸1としてETFE,PF
A,FEPが選択された請求項1記載の織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11101577A JP2000256938A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 弗素樹脂繊維交撚織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11101577A JP2000256938A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 弗素樹脂繊維交撚織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000256938A true JP2000256938A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=14304259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11101577A Pending JP2000256938A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 弗素樹脂繊維交撚織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000256938A (ja) |
-
1999
- 1999-03-05 JP JP11101577A patent/JP2000256938A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3199559B2 (ja) | スピーカ用ダンパー及びその製造方法 | |
JP2003049340A5 (ja) | ||
CN101700144A (zh) | 无缝线接合结构及其加工方法 | |
JPH10168603A (ja) | シャツのカラーもしくは類似部片に用いる補強基布 | |
BR0215341A (pt) | Folha composta de múltiplas camadas estiráveis, processo para a preparação de uma folha composta de múltiplas camadas estiráveis e artigo de tecido | |
JP2000256938A (ja) | 弗素樹脂繊維交撚織物 | |
JP2004149964A (ja) | 融着糸および目崩れ防止布帛 | |
JP3818079B2 (ja) | 防水床の製造方法 | |
US20100162462A1 (en) | Fishing Trousers | |
JP5073604B2 (ja) | 製紙用フェルト及びその製造方法 | |
TWM547863U (zh) | 無車縫結合物件之布面結構 | |
CN210054674U (zh) | 一种运动卫衣 | |
WO2001090482A3 (en) | Process for manufacturing a fibre web comprising a thermosetting resin, such a fibre web, and a reinforced fibre web comprising a thermosetting resin composite | |
JPH0586594A (ja) | 製紙用ウエツトプレスエンドレスフエルト | |
KR100310114B1 (ko) | 모프용의 융착된 합연사 및 그 제조방법 | |
CN216585341U (zh) | 双组份中空纤维 | |
CN221371410U (zh) | 一种多股复合橡筋线 | |
JP2534240Y2 (ja) | ブラジャーカップ用基材 | |
CN210283484U (zh) | 一种弹力中空复合透气保温面料 | |
JPS60139846A (ja) | 硬化布帛 | |
KR840000531Y1 (ko) | 직물제 열접착 테이프 | |
JPH0354082Y2 (ja) | ||
KR100883851B1 (ko) | 열융착사를 혼합한 헤드타이용 직물지의 제조방법 | |
US20040029476A1 (en) | Thermoplastic spatial fabric application | |
JPH01166698A (ja) | スピーカ用振動板 |