JP2000256928A - 複合紡績糸およびそれを用いてなる布帛 - Google Patents

複合紡績糸およびそれを用いてなる布帛

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JP2000256928A JP11061175A JP6117599A JP2000256928A JP 2000256928 A JP2000256928 A JP 2000256928A JP 11061175 A JP11061175 A JP 11061175A JP 6117599 A JP6117599 A JP 6117599A JP 2000256928 A JP2000256928 A JP 2000256928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐切創、耐熱などの機能特性は鞘成分の全芳香
族ポリアミド繊維が、仕立て栄え、プリーツ保持性、防
しわ性などの形態保持性を芯成分のポリエステル繊維が
はたすもので、炎や高温にさらされる作業である消防服
や高熱作業服において、耐熱、切創などの機能を充分に
発揮し、仕立て栄え、プリーツ保持性、防しわ性などの
形態保持性を持ち、審美性をも兼ね備えたアウトドアス
ポーツ用衣料や防護被服用素材を安定的に供給すること
のできる芯鞘型複合紡績糸およびそれを用いてなる布帛
を提供する。 【解決手段】芯鞘型複合紡績糸であって、少なくとも全
芳香族ポリアミド短繊維を含む鞘成分が50〜70重量
%で構成され、少なくともポリエステル短繊維を含む芯
成分が30〜50重量%で構成されてなるとともに、前
記全芳香族ポリアミド短繊維の複合糸に占める割合が5
0〜90重量%であり、かつポリエステル短繊維の複合
糸に占める割合が10〜35重量%であることを特徴と
する芯鞘型複合紡績糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐切創性、耐熱性
に優れた芯鞘型複合紡績糸、および該紡績糸からなるプ
リーツ性、防しわ性などの形態保持性に優れ、仕立て栄
えの良好な布帛に関する。さらに詳しくは、切創、擦過
溶融、火傷の危険の高い職場に用いられる防護被服やア
ウトドアスポーツなどの過酷な環境下で着用に耐える防
護被服素材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、作業効率化、高速化、省力化
が進み、労働、交通災害の危険性が高くなり、人命尊重
の観点から安全性向上が強く望まれている。一方スポー
ツにおいても多岐に渡り参加人数も増え活発になり、ス
ノーボード、フィッシング、登山などのアウトドアスポ
ーツへの参加人口の伸びが著しく、それにともないスポ
ーツ衣料素材も従来以上に耐久性、機能性が要求される
ようになり、特に、耐切創性、耐熱性などの機能性に優
れ、プリーツ性、防しわ性、形態保持性などの審美性の
優れたものが望まれている。また溶接や製鉄工場などで
用いる耐熱作業服や消防服等においても高度の耐熱性が
要求されている。
【0003】これに対して、耐切創性に優れ、耐熱性が
高く、耐薬品性、糸強度が高い全芳香族ポリアミド繊維
が幅広く用いられるている。例えばパラ系アラミド繊維
100%のフィラメント糸や紡績糸を部分的に用いて交
織した実公平1−36600号公報や特公昭62−26
900号公報、特開平2−292036号公報などで提
案されている。
【0004】これらはいずれも引裂抵抗性、耐切創性は
向上するが、パラ系アラミド繊維は本質的に耐熱性繊維
であるがため熱セット性が乏しく、縫製された衣服の仕
立て栄え、着用中のプリーツの消去としわの発生という
形態保持性が劣る欠点がある。これら欠点を解決するも
のとして、特開平3−830号公報では芯部にパラ系ア
ラミド繊維、鞘部にポリエステル繊維を配置した芯鞘型
複合紡績糸やポリエステル短繊維とパラ系アラミド短繊
維の均一混紡として特開平6−220730号公報、ポ
リエステル短繊維と芳香族ポリアミド繊維とセルロース
系繊維の均一混紡として特開平4−50340号公報が
提案されている。しかしながらこれらは、防護衣服の形
態保持性は改善されるものの、布帛表面へのパラ系アラ
ミド繊維の被覆が少なく、パラ系アラミド繊維100%
と比較すると耐切創性、耐熱性が劣っているのが現状で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解決せんとするものであって、鞘成分は全芳
香族ポリアミド短繊維で構成され、芯成分はポリエステ
ル短繊維100%もしくはポリエステル短繊維混紡繊維
束で構成されてなり、耐切創、耐熱などの機能特性は鞘
成分の全芳香族ポリアミド繊維が、仕立て栄え、プリー
ツ保持性、防しわ性などの形態保持性を芯成分のポリエ
ステル繊維がはたすもので、炎や高温にさらされる作業
である消防服や高熱作業服において、耐熱、切創などの
機能を充分に発揮し、仕立て栄え、プリーツ保持性、防
しわ性などの形態保持性を持ち、審美性をも兼ね備えた
アウトドアスポーツ用衣料や防護被服用素材を安定的に
供給することのできる芯鞘型複合紡績糸およびそれを用
いてなる布帛を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、次の構成からなる。すなわち、 (1)芯鞘型複合紡績糸であって、少なくとも全芳香族
ポリアミド短繊維を含む鞘成分が50〜70重量%で構
成され、少なくともポリエステル短繊維を含む芯成分が
30〜50重量%で構成されてなるとともに、前記全芳
香族ポリアミド短繊維の複合糸に占める割合が50〜9
0重量%であり、かつポリエステル短繊維の複合糸に占
める割合が10〜35重量%であることを特徴とする芯
鞘型複合紡績糸。
【0007】(2)鞘成分の全芳香族ポリアミド短繊維
の単繊維繊度が0.5〜4.5デニールであり、かつ複
合糸の撚係数Kが2.8〜6であることを特徴とする前
記(1)に記載の芯鞘型複合紡績糸。
【0008】(3)芯成分がポリエステル短繊維100
重量%、またはポリエステル短繊維と天然繊維もしくは
セルロース系繊維の混紡糸であることを特徴とする前記
(1)または(2)に記載の芯鞘型複合紡績糸。
【0009】(4)芯成分に全芳香族ポリアミド短繊維
を芯成分全体の20重量%以内混紡したことを特徴とす
る前記(1)〜(3)のいずれかに記載の芯鞘型複合紡
績糸。
【0010】(5)全芳香族ポリアミド短繊維がパラ系
アラミド短繊維であることを特徴とする前記(1)〜
(4)のいずれかに記載の芯鞘型複合紡績糸。
【0011】(6)全芳香族ポリアミド短繊維がメタ系
アラミド短繊維であることを特徴とする前記(1)〜
(4)のいずれかに記載の芯鞘型複合紡績糸。
【0012】(7)全芳香族ポリアミド短繊維がメタ系
アラミド短繊維とパラ系アラミド短繊維の混紡品である
ことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載
の芯鞘型複合紡績糸。
【0013】(8)パラ系アラミド短繊維がポリパラフ
ェニレンテレフタルアミド繊維であることを特徴とする
前記(5)または(7)に記載の芯鞘型複合紡績糸。
【0014】(9)前記(1)〜(8)のいずれかに記
載の芯鞘型複合紡績糸を布帛重量の30〜100重量%
の範囲で用いてなることを特徴とする布帛。
【0015】
【発明の実施の形態】このように本発明では、芯鞘型複
合紡績糸の芯部に、ポリエステル短繊維およびポリエス
テル短繊維混紡繊維束を配し、鞘部を全芳香族ポリアミ
ド短繊維を配し、ポリエステル繊維を全芳香族ポリアミ
ド繊維で覆い、ポリエステル繊維の耐切創、耐熱の低さ
をカバーして、全芳香族ポリアミド繊維を複合糸表面に
出すことにより、全芳香族ポリアミド繊維の機能特性を
十分に発揮させ、芯部のポリエステル繊維により、仕立
て栄え、プリーツ保持性、防しわ性などの形態保持性を
付与させるものである。
【0016】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0017】本発明の芯鞘型複合紡績糸は、全芳香族ポ
リアミド繊維の衣料用途使用の大きな欠点である仕立て
栄え、プリーツ性、防しわ性などの形態保持性を持ち、
審美性を備え、かつ全芳香族ポリアミド繊維の持つ機能
特性を損なうことなく実現すべく鋭意検討し、全芳香族
ポリアミド繊維の特徴である、耐切創性、耐熱性の機能
特性を十分に発揮させるには、種々検討した結果、紡績
糸、布帛の表面に全芳香族ポリアミド繊維を配置するの
が効果が高く最適である事を見出したのである。また、
防護被服の仕立て栄え、プリーツ保持性、防しわ性など
の形態保持性を得るにはポリエステル繊維の優れた熱セ
ット性を利用するのが効果が高く最適であり、いかに全
芳香族ポリアミド繊維と混紡組み合わせるか種々検討し
た結果、紡績糸の中心部に配置して、外周部を全芳香族
ポリアミド短繊維で覆うことで、ポリエステル繊維の耐
切創、耐熱性の低さを防護し、かつポリエステル繊維の
持つ熱セット性を十分発揮できることを見出したのであ
る。
【0018】本発明の芯鞘型複合紡績糸は、芯、鞘成分
いずれも短繊維で構成されてなり、芯成分が複合糸に占
める割合が30〜50重量%の範囲であり、該芯成分を
ポリエステル短繊維100%、あるいはポリエステル短
繊維混紡糸条で構成されてなり、かつ複合糸に占めるポ
リエステル繊維の割合が10〜35重量%の範囲で構成
させるものである。ポリエステル繊維の複合糸に占める
割合が低いと防護被服への満足する熱セット性、形態保
持性を付与することができにくくなる。一方、ポリエス
テル繊維の複合糸に占める割合が多くなるとポリエステ
ル繊維の弱点である耐切創、耐熱の低下が現われ、全芳
香族ポリアミド繊維の優れた高機能特性を損ない好まし
くない。芯成分の短繊維束が複合糸に占める割合が40
〜50重量%、ポリエステル繊維の複合糸に占める割合
が15〜30重量%の範囲がより好ましい。
【0019】一方、鞘成分は全芳香族ポリアミド短繊維
が好ましくは100重量%で構成されている。全芳香族
ポリアミド短繊維の量が少ないと全芳香族ポリアミド繊
維の優れた高機能特性を十分に発揮させることができず
好ましくない、また鞘成分の複合糸に占める割合は50
〜70重量%の範囲である。50重量%未満では芯成分
のポリエステル繊維を鞘成分の全芳香族ポリアミド繊維
で十分に覆うことが難しくなり、全芳香族ポリアミド繊
維の優れた高機能特性を十分に発揮させることができず
好ましくない。また、70重量%を越えると芯成部のポ
リエステル繊維の混紡率が低くなって十分な熱セット性
が得られないばかりか、複合加工性が悪化して好ましく
ない。好ましくは鞘成分の複合糸に占める割合は50〜
60重量%の範囲である。前記全芳香族ポリアミド短繊
維の複合糸に占める割合は50〜90重量%である。
【0020】本発明で用いる全芳香族ポリアミド繊維
は、パラ系アラミド繊維、メタ系アラミド繊維であるこ
とが好ましく、両繊維を任意の混紡率で混紡した混紡品
であってもよく、あるいは各々100%でも、要求され
るスポーツ用衣料や防護被服特性により選定するのが良
い。
【0021】また、上記のパラ系アラミド繊維として
は、例えばポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維や
コポリパラフェニレン−3,4′オキシジフェニレンテ
レフタルアミド繊維があげられる。
【0022】また、上記のメタ系アラミド繊維として
は、例えばポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維が
あげられる。
【0023】上記、芯鞘型短々複合紡績糸の鞘成分を構
成する短繊維束Aについて説明する。本発明の短繊維束
Aは全芳香族ポリアミド短繊維を通常の短繊維紡績工程
である打綿、梳綿、練条、粗紡、精紡などの工程を通す
ことにより得られるスライバーや粗糸などからなる。ま
た、繊維長を長くして(76〜160mm)一般のソ毛
紡績を通したスライバーや粗糸などの短繊維束でもよ
い。短繊維の繊度は0.5〜4.5デニールが好まし
く、複合加工性向上の面から0.8〜2.5デニールが
より望ましい、繊維長については特に限定しないが紡績
方法に合わせ最適な繊維長を選ぶのが良い。
【0024】芯成分を構成する短繊維束Bはポリエステ
ル短繊維100%、あるいはポリエステル短繊維と他の
繊維との混紡品である。また、この芯成分を構成する短
繊維束Bに全芳香族ポリアミド短繊維が短繊維束Bに占
める割合において20重量%以内混紡してもよく、これ
により全芳香族ポリアミド繊維の持つ機能特性をより高
めることができる。全芳香族ポリアミド繊維の割合が2
0重量%を越えると全芳香族ポリアミド繊維の持つ機能
特性は向上するが、ポリエステル繊維の混紡率が低くな
り、防護衣服への満足する形態保持性が付与しにくくな
るので好ましくない。好ましくは15重量%以内であ
る。また混紡繊維としては、難燃処理された木綿繊維
や、セルロース系繊維でもよく、これらの混紡糸でもよ
い。
【0025】本発明の芯鞘型短々複合紡績糸の撚方向は
S、Zいずれでも良く、撚係数K(撚数=K・番
1/2 )は一般の紡績糸よりやや高めにするのが芯部を
全芳香族ポリアミド短繊維で覆う点で好ましく、K=
2.8〜6.0の範囲が望ましい、K=2.8より低く
すると芯、鞘の複合加工性が悪化し好ましくない、K=
6.0より高くすると強撚になりすぎ二重撚の発生が強
く加工性が悪化して好ましくない。K=3.2〜4.5
の範囲がより好ましい。
【0026】次に、本発明の芯鞘型複合紡績糸の製造方
法について説明する。
【0027】本発明における複合糸の製造方法は鞘成分
の短繊維束Aがスライバーや粗糸の場合、一対のテーパ
ーローラーからなるフロントトップローラーおよびフロ
ントボトムローラーを有するリング精紡機により、ガイ
ドを介してフロントローラーの送り出し量の高い側へ通
したエプロンドラフト後の短繊維束Aと、送り出し量の
低い側へ通したエプロンドラフト後の短繊維束Bとを同
時に精紡し、短繊維束Bを中心に短繊維束Aを実撚付与
時に順時巻回させることにより、芯成部の短繊維束Bを
こより状に包み込む状態で糸形成させるようにすればよ
い。
【0028】図1は、本発明の芯鞘型複合紡績糸を製造
する精紡機において、ドラフト、加撚する概要を示すも
のである。
【0029】精紡機にセットされた短繊維束Aと短繊維
束Bとは、それぞれトランペット1a,1bを経てバッ
クローラー2に供給され、エプロンドラフト3を経たの
ち一対のテーパーフロントローラー4a,4bに把持さ
れる。
【0030】この一対のテーパーフロントローラー4
a,4bでは、それぞれ送り出し量の高い側(径の大き
い側)へはトランペット1aを介して短繊維束Aを供給
し、送り出し量の低い側(径の小さい側)へはトランペ
ット1bを介して短繊維束Bを供給する。次いでテーパ
ーフロントローラー4a,4bに把持されながら出てき
た両短繊維束A,Bを間隔3〜10mmの範囲にとって
合体させ、短繊維束Bを芯に短繊維束Aを被覆させなが
ら芯鞘型複合紡績糸5に形成し、これにリング6、トラ
ベラ7で実撚を付与しながら糸管8に巻き取る。
【0031】また、本発明においては、芯を構成する短
繊維束Bとして、あらかじめ紡績糸の状態に形成したも
のであってもよい。、この場合、芯成分を構成する連続
糸条の紡績糸としては、ポリエステル短繊維紡績糸10
0%、またはポリエステル短繊維混紡紡績糸であればよ
い。
【0032】上記の紡績糸を芯とした芯鞘型複合紡績糸
の製造方法としては、特に限定するものではないが、鞘
成分の短繊維束がスライバーや粗糸の場合、例えば一対
のテーパーローラーからなるフロントトップローラーお
よびフロントボトムローラーを有するリング精紡機によ
り、トランペットを介してバックローラー、エプロンロ
ーラーを経て、フロントローラーの送り出し量の高い側
へ通し、芯成分の紡績糸をフロントローラーの送り出し
量の低い側へガイドを介して通した後、短繊維束と同時
にフロントローラーより紡出し、連続紡績糸を中心に短
繊維束が実撚付与時に順時巻回され、芯成部の紡績糸を
こより状に包み込む状態で糸形成させることにより得る
ことができる。
【0033】本発明の芯鞘型複合紡績糸は該紡績糸中に
占める鞘成分の全芳香族ポリアミド短繊維の割合が50
〜70重量%であり、全芳香族ポリアミド短繊維束Aと
ポリエステル繊維束Bの構成比率を適宜設定することに
よって本発明の芯鞘型複合紡績糸を得ることができる。
【0034】芯、鞘両繊維束の合体時の間隔は両成分の
送り出し量の差、すなわち短繊維束の巻回状態を変える
ものであり、重なり状態や複合糸の物性をみて決めるの
がよい。
【0035】次に、本発明の芯鞘型複合紡績糸を単糸あ
るいは双糸として、織、編物加工してもよく、該糸10
0%使いでも良いが、フィラメント、加工糸、弾性繊維
などとの交編、交織さらには、耐熱、耐切創が要求され
る特定の部分に本発明紡績糸を用い、常法により織、編
物などの製品を得ることができるが、織、編物製品など
の全体の重量の30〜100%の範囲で用いてなるもの
である。上記本発明の紡績糸が織、編物製品全体の重量
の30%未満ではたとえ特定の部分に本発明糸を用いて
も十分な耐切創性、耐熱性が得られにくくなり、好まし
くない。好ましくは50〜100%の範囲である。
【0036】
【実施例】以下、実施例をあげて、本発明をさらに具体
的に説明する。なお、実施例における特性値等の測定法
は次の通りである。 <切創抵抗力>枠体の中央部に約3mmの間隔で2枚の
試料シートを把持し、この試料シートのスリット部に角
度60度で2辺に刃のあるセラミック製の刃を垂直に立
てて当て、この刃先に500mm/分の速度で荷重をか
けていったときの該試料シートが切創される最大荷重を
測定する。 <プリーツ性>織、編物のタテ方向に長さ25cmの試
料を切り取り、長さ方向5cm間隔で印をつけ(4箇
所)中央部の15cmを折り込み、5cmの長さで試料
が3重になるように折り、通常のプレス機でプレス温度
140℃、プレス圧力0.5kg/cm2 で10秒間プ
レスしたのちバキューム処理を10分間行い試料を冷却
する。プリーツ性(プリーツのつき方)は肉眼で級判定
した。判定基準を下記する。(5級:非常にシャープな
プリーツ、4級:シャープなプリーツ、3級:プリーツ
がある、2級:プリーツが少しある、1級:プリーツが
ほとんどない) <プリーツ保持性>プリーツ性を評価した試料を用いJ
IS L0217−103法にもとずき洗濯後試料のプ
リーツ性を評価した、結果をプリーツ保持性として級判
定した。 <難溶融性(熱溶融性)>500℃に加熱された金属棒
(直径約0.6cm)の先端に試料を5秒間接触させた
時の穴開きの程度を5級(穴開きなし)〜1級(完全に
穴が開く)の5段階で級判定する。 <布帛風合い(官能評価)>布帛を次の4段階に官能評
価した。(◎:ソフトでふくらみがあり適度の張り、腰
があるもの、○:これに準ずる良好なもの、△:ソフト
感、ふくらみに欠け、硬く劣るもの、×:粗硬で劣るも
の)。 [実施例1〜3、比較例1〜3]鞘成分の短繊維束とし
て、繊度1.5d、繊維長51mmの引張強度23g/
d、破断伸度3.7%、熱分解温度500℃のパラ系ア
ラミド短繊維〔商標:東レ・デュポン(株)製“ケブラ
ー”(デュポン社登録商標)〕100%を通常の2イン
チ紡績方法で、太さ0.6g/mの粗糸を作成した。芯
成分として短繊維束Bであるポリエステル繊度1.5
d、繊維長51mm〔商標:東レ(株)製“テトロン”
(登録商標)〕を通常の2インチ紡績方法で、0.7、
0.3、0.2g/mの粗糸を作成し、各々の粗糸を用
いて、一対のフロントテーパーローラーを有する2イン
チリング精紡機に仕掛け、短繊維束Aの粗糸をトランペ
ットを通してフロントローラーの送り出し量の高い側へ
バックローラーから供給し、フロントローラーの送り出
し量の低い供給側へ短繊維束Bをトランペットに通して
供給した。精紡トータルドラフト33.0〜20.4倍
で、芯鞘型短々紡績糸の番手を15s(綿番手)、撚係
数はK=3.5(13.6T/in)Z撚りとした。両
フリースの間隔を5mmになるようにトランペットとガ
イドの間隔およびコレクターで調整した後ドラフトし合
体させ通常の方法で管糸に巻き取り、鞘成分のパラ系ア
ラミド繊維が複合糸に占める割合が46.2、66.
7、75%の3種(比較例1、実施例1、実施例2)ポ
リエステル繊維が複合糸に占める割合が53.8%、3
3.3%、25.0%であった。また芯、鞘成分が50
%/50%のパラ系アラミド繊維100%、30s、K
=3.5(比較例2)の複合糸を得た。
【0037】また、実施例3、比較例3として芯成分の
短繊維束をポリエステル50%/木綿(米綿コーマ綿)
50%の0.4g/mと0.3g/mの粗糸を作成し鞘
成分としてパラ系アラミド短繊維100%の1.4g/
mの粗糸を作成し、実施例1と同様にフロントテーパロ
ーラーを有する精紡機を用い複合加工して15s、K=
3.5、鞘成分のパラ系アラミド繊維が複合糸に占める
割合が77.8%と82.4%、ポリエステル繊維が複
合糸に占める割合が11.1%、8.8%(実施例3、
比較例3)の芯鞘型短々複合紡績糸を得た。得られた複
合糸6種を90℃×20分の撚止めセットをおこないそ
れぞれ100%使いで平織物を作成した。
【0038】織成に際して経糸には糊剤を付与した、織
密度は経糸78本/in、緯糸65本/in、織幅98
cmを作成後、パラ系アラミド繊維の織物表面への出現
状態(被覆状態)、耐切創性、耐熱性、プリーツ性を評
価した。表1に示すように複合糸に占めるポリエステル
繊維の割合が53.8%の比較例1はプリーツ性、防し
わ性などの形態保持性は良好であるが、複合糸に占める
芯成分のポリエステル繊維の混紡割合が高くパラ系アラ
ミド繊維による被覆不足により、パラ系アラミド繊維の
機能特性が十分に発揮できず耐切創性、耐熱性などの高
機能特性が劣るものであった。
【0039】パラ系アラミド繊維が複合糸に占める割合
が82.4%の比較例3の複合糸と100%の複合糸の
比較例2はパラ系アラミド繊維の機能特性、すなわち耐
切創性、耐熱性は発揮されるが複合糸に占めるポリエス
テル繊維の割合が5.6%と0%と少なく、プリーツ保
持性などの形態保持性が劣るものであった。 [実施例4〜5、比較例4]鞘成分の短繊維束として、
繊度1.5d、繊維長38mmのパラ系アラミド短繊維
“ケブラー”と、繊度1.5d、繊維長38mmのメタ
系アラミド短繊維[デュポン社製“ノーメックス”(登
録商標)]を50/50%(実施例4)の比率で混紡し
たものを通常の綿紡績方法で、太さ0.6g/mの粗糸
を作成し、芯成分としてポリエステル短繊維100%の
0.3g/mの粗糸を作成後実施例1と同様にして複合
加工して15s、K=3.5、パラ系アラミド、メタ系
アラミド各々繊維混紡率33.3重量%ポリエステル繊
維混紡率33.3重量%の芯鞘型短々複合糸を得た。
【0040】また、実施例4のパラ系アラミド短繊維ケ
ブラーを、繊度5d、繊維長89mm、メタ系アラミド
短繊維ノーメックスを繊度1.5d、繊維長76mmに
して50/50%(比較例4)の割合で混紡し、実施例
1と同様にポリエステル短繊維0.3g/mの粗糸を芯
成分として複合加工して15s、K=3.5のパラ系ア
ラミド、メタ系アラミド各々繊維混紡率33.3重量
%、ポリエステル繊維混紡率33.3重量%の複合糸を
得た。
【0041】実施例5として実施例1の芯成分ポリエス
テル短繊維100%をポリエステル短繊維1.5デニー
ル、51mm、50%、ケブラー1.5デニール、51
mm、50%の混紡に変更して実施例1と同様に加工し
て複合糸に占めるパラ系アラミド短繊維の割合が83.
4%、複合糸に占めるポリエステル繊維の割合が16.
7%、15s、K=3.5、の複合糸を得て実施例1と
同様に織物に加工後布帛評価し結果を表1に表した。
【0042】パラ系アラミド繊維の単繊維デニールを5
デニールにした比較例4は、耐熱、耐切創などの機能特
性、プリーツ性などの形態保持は良好であるが、布帛が
粗硬で防護被服としては劣るものであった。
【0043】“ケブラー”と“ノーメックス”1.5
d、38mmをそれぞれ、50/50%混紡した実施例
4、パラ系アラミド短繊維が複合糸に占める割合が8
3.4%、ポリエステル繊維が複合糸に占める割合が1
6.6%の実施例5は全芳香族ポリアミド繊維の機能特
性である耐熱性、耐切創性などの高機能特性を十分に発
揮し、プリーツ性などの形態保持性をも兼ね備え、布帛
がソフトでしなやかで防護被服に適した優れた布帛であ
った。 [比較例5、比較例6]芯、鞘成分繊維および混紡率、
複合方法を実施例1と同様にして、撚係数をK=2.6
(9.7T/in)にした比較例5、K=6.2(2
4.0T/in)の比較例6の複合糸を作成した、撚係
数K=2.6の比較例5は複合加工において芯鞘の合体
性が悪く分離して糸切れが多く複合加工性が劣り好まし
くなかった。K=6.2の比較例6は精紡工程における
複合加工において二重撚の発生が起こり、異常張力によ
るトラベラ飛散、糸切れが起こり好ましくなく、両水準
ともに評価水準より削除した。 [実施例6〜7、比較例7]実施例1の15s複合紡績
糸を織物全体重量の25%(比較例7)、40%(実施
例6)、100%(実施例7)になるように経糸、緯糸
に均一に用い平織地を作成した、ベース糸としてT65
%木綿35%、15s、K=3.4のサイロスパン糸を
用い、織成に際して経糸には糊剤を付与した。織密度は
経糸78本/in、緯糸65本/inであり織幅98c
mのものであった、布帛評価結果を表2に示した。
【0044】本発明糸を25%使用した比較例7はプリ
ーツ保持性などの形態保持性は良好であったが、耐熱、
耐切創などの全芳香族ポリアミド繊維の高機能特性が劣
るものであった。実施例6、実施例7は全芳香族ポリア
ミド繊維の高機能特性を十分に発揮し、プリーツ性など
の形態保持性をも兼ね備えた優れた布帛であった。
【0045】また実施例6、実施例7の布帛をスラック
スに仕立て、仕立て栄えを目視評価した、ポリエステル
繊維の持つシャープなプリーツであり、仕立て栄えの良
さが現われた良好なスラックスであり、着用評価を10
名にて実施した結果擦過溶融、プリーツ保持性も良好で
あり好評を得た。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の芯鞘型短々複合
紡績糸および布帛は、芯部を構成するポリエステル短繊
維混紡品からなる短繊維束を、鞘部を構成する全芳香族
ポリアミド短繊維束で被覆させることにより、全芳香族
ポリアミド繊維の持つ耐切創性、耐熱性、などの優れた
高機能特性を損なうことなく全芳香族ポリアミド繊維の
持つ欠点であるプリーツ性、防しわ性などの形態保持性
を大幅に改善して高機能特性の要求される防護被服用分
野やアウトドアスポーツ衣料に好適な布帛を提供するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯鞘型複合紡績糸の製造方法の一例を
示す工程図である。
【符号の説明】
A:短繊維束A B:短繊維束B 1a,1b:トランペット 2:バックローラー 3:エプロンドラフトローラー 4a,4b:テーパーフロントローラー 5:複合紡績糸 6:リング 7:トラベラ 8:紙管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04B 21/04 D04B 21/04 (72)発明者 波多野 武 大阪市北区中之島3丁目4番18号 東レ・ デュポン株式会社大阪本社内 (72)発明者 冨江 里香 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 Fターム(参考) 4L002 AA06 AA07 AB01 EA05 FA01 4L036 MA05 MA06 MA08 MA35 PA21 PA31 PA46 RA24 UA30 4L048 AA20 AA24 AA25 AA48 AA53 AB02 AB19 AC09 AC14 BA01 BA02 CA01 CA06 CA14 DA01 DA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯鞘型複合紡績糸であって、少なくとも全
    芳香族ポリアミド短繊維を含む鞘成分が50〜70重量
    %で構成され、少なくともポリエステル短繊維を含む芯
    成分が30〜50重量%で構成されてなるとともに、前
    記全芳香族ポリアミド短繊維の複合糸に占める割合が5
    0〜90重量%であり、かつポリエステル短繊維の複合
    糸に占める割合が10〜35重量%であることを特徴と
    する芯鞘型複合紡績糸。
  2. 【請求項2】鞘成分の全芳香族ポリアミド短繊維の単繊
    維繊度が0.5〜4.5デニールであり、かつ複合糸の
    撚係数Kが2.8〜6であることを特徴とする請求項1
    に記載の芯鞘型複合紡績糸。
  3. 【請求項3】芯成分がポリエステル短繊維100重量
    %、またはポリエステル短繊維と天然繊維もしくはセル
    ロース系繊維の混紡糸であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の芯鞘型複合紡績糸。
  4. 【請求項4】芯成分に全芳香族ポリアミド短繊維を芯成
    分全体の20重量%以内混紡したことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の芯鞘型複合紡績糸。
  5. 【請求項5】全芳香族ポリアミド短繊維がパラ系アラミ
    ド短繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の芯鞘型複合紡績糸。
  6. 【請求項6】全芳香族ポリアミド短繊維がメタ系アラミ
    ド短繊維であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の芯鞘型複合紡績糸。
  7. 【請求項7】全芳香族ポリアミド短繊維がメタ系アラミ
    ド短繊維とパラ系アラミド短繊維の混紡品であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の芯鞘型複合
    紡績糸。
  8. 【請求項8】パラ系アラミド短繊維がポリパラフェニレ
    ンテレフタルアミド繊維であることを特徴とする請求項
    5または7に記載の芯鞘型複合紡績糸。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の芯鞘型複
    合紡績糸を布帛重量の30〜100重量%の範囲で用い
    てなることを特徴とする布帛。
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