JP2000256362A - 新規カリックスアレーン誘導体およびそれを含有する硬化性樹脂組成物 - Google Patents

新規カリックスアレーン誘導体およびそれを含有する硬化性樹脂組成物

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JP2000256362A
JP2000256362A JP11061087A JP6108799A JP2000256362A JP 2000256362 A JP2000256362 A JP 2000256362A JP 11061087 A JP11061087 A JP 11061087A JP 6108799 A JP6108799 A JP 6108799A JP 2000256362 A JP2000256362 A JP 2000256362A
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JP11061087A
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English (en)
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Tatatomi Nishikubo
忠臣 西久保
Atsushi Kameyama
敦 亀山
Yoshinori Ando
由典 安藤
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Kuraray Co Ltd
Kanagawa University
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Kanagawa University
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬化性に優れ、重合時の体積収縮の無い新規カ
リックスアレーン誘導体を提供すること、およびこの新
規カリックスアレーン誘導体を含有する、硬化性に優
れ、高い耐熱性を有し、寸法安定性に優れた硬化性樹脂
組成物を提供すること。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 で示されるカリックスアレーン誘導体、及び該カリック
スアレーン誘導体と重合開始剤を含有する硬化性樹脂組
成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なカリックスア
レーン誘導体およびそれを含有する硬化性樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】カリックスアレーンは、フェノールとホ
ルムアルデヒドとの縮合により生成する環状オリゴマー
(大環状フェノール樹脂誘導体)である。カリックスア
レーン誘導体としては、フェノール性水酸基のパラ位に
スルホン酸基やハロゲン基を導入したもの、フェノール
性水酸基をアリルエーテル化、シリルエーテル化または
アセチル化したもの等が知られており(特公平6−53
819号公報、特公平7−23340号公報、ジャーナ
ル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー
(J. Amer. Chem. Soc.)、117巻、2号、586〜
601頁、1995年、等参照)、特に包接化合物とし
ての観点からの研究が盛んに行われている。硬化性のカ
リックスアレーン誘導体としては、カリックスアレーン
骨格に(メタ)アクリロイル基、ビニル基、プロペニル
基等を導入した、熱および/または光硬化性のカリック
スアレーン誘導体が知られている(特開平9−2635
60号公報)が、これは、カリックスアレーン骨格に光
ラジカル重合性の高い(メタ)アクリロイル基等の官能
基を導入したもので、これを重合して得られる樹脂は次
に述べる(メタ)アクリレート系樹脂の問題点を全て有
している。
【0003】(メタ)アクリレート系樹脂は光硬化性樹
脂の代表的なものであり、塗料、インキ、電子材料、歯
科材料、光学材料および光造形等の多くの分野で使用さ
れている。しかし、(メタ)アクリレート系光硬化性樹
脂は、一般に耐熱性が低く、ソルダーレジスト等に要求
される熱安定性を満たすものではない。耐熱性を改良し
たフルオレン骨格を有する(メタ)アクリレート系樹脂
でも、その耐熱性は300℃程度に過ぎなかった。しか
も、(メタ)アクリレート系樹脂は、重合時に空気中の
酸素の影響を受け、表面硬化性が悪くなってしまうとい
う欠点を有するのみならず、重合時の体積収縮が大きい
ため基材への密着性が悪く、寸法精度等に多大な影響を
及ぼすという大きな問題点を有している。一方、重合時
に酸素の影響を受けず、体積収縮も少ない硬化性樹脂と
して、光カチオン硬化性樹脂が知られている。例えば、
ビニルエーテル基とシクロヘキサン核を有するポリエス
テルポリビニルエーテルを有する樹脂(特開平5−31
0811号公報参照)、オキセタン骨格を有する樹脂
(特開平8−208832号公報参照)等が知られてい
るが、いずれも耐熱性が不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、酸素の影響を受けないため硬化性に優れ、重合時の
体積収縮の無い新規カリックスアレーン誘導体を提供す
ること、およびこの新規カリックスアレーン誘導体を含
有する、硬化性に優れ、高い耐熱性を有し、寸法安定性
に優れた硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は一般式(I)
【0006】
【化5】
【0007】(式中、R1は水素原子または置換されて
いてもよいアルキル基を表し、R2は水素原子または置
換されていてもよい低級アルキル基を表し、nは4〜1
0の整数を表し、X1およびX2はそのいずれか一方が一
般式(II)
【0008】
【化6】
【0009】で示されるスピロオルトエステル誘導体を
表し、他方は水素原子を表す。)で示されるカリックス
アレーン誘導体(以下、カリックスアレーン誘導体
(I)と称することがある。)および一般式(I)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R1、R2、n、X1およびX2は前
記定義のとおりである。)で示されるカリックスアレー
ン誘導体および重合開始剤を含有する硬化性樹脂組成物
(以下、硬化性樹脂組成物( III)と称することが
ある。)を提供することにより達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】一般式(I)においてR1で表さ
れるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、t−
オクチル基等の炭素数1〜12のアルキル基が挙げられ
る。R1で表されるアルキル基はメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、t−ブチル基
等の低級アルキル基で置換されていてもよい。また、R
2で表される低級アルキル基としては、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜5のアルキ
ル基が挙げられる。R2で表されるアルキル基はメチル
基、エチル基、プロピル基等の低級アルキル基で置換さ
れていてもよい。
【0013】カリックスアレーン誘導体(I)の原料で
あるカリックスアレーン類は、公知の方法により合成す
ることができる。例えば、適当な溶媒中でp−アルキル
フェノールとホルムアルデヒドを水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム等の塩基性物質の存在下に加熱することに
より得られる。反応条件を選択(例えば、オーガニック
・シンセシス(Organic syntheses),68巻,234〜
245頁参照)することにより、nが4〜10のものが
得られるが、特にnが4〜8のカリックスアレーン類が
好ましい。
【0014】カリックスアレーン誘導体(I)は、例え
ば以下の方法により合成される。即ち、原料p−アルキ
ルカリックスアレーンと炭酸セシウムを溶媒中で攪拌
し、次いでテトラブチルアンモニウムブロミド等の相間
移動触媒の存在下にブロモ酢酸メチル等のハロゲン化酢
酸エステルを加え、50〜100℃の範囲の温度で10
〜50時間程度加熱することにより、一般式(IV)
【0015】
【化8】
【0016】で示されるエーテル体(以下、エーテル体
(IV)と称することがある。)が得られる。エーテル
体(IV)に水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の塩
基性物質を加え、溶媒中で攪拌、次いでテトラブチルア
ンモニウムブロミド等の相間移動触媒と水を加え、加熱
攪拌することにより一般式(V)
【0017】
【化9】
【0018】で示されるカルボン酸(以下、カルボン酸
(V)と称することがある。)が得られる。カルボン酸
(V)からカリックスアレーン誘導体(I)への変換
は、例えば、カルボン酸(V)および1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセンに溶媒を加え、
加熱攪拌しながら、2−ブロモメチル−1,4,6−ト
リオキサスピロ[4.4]ノナンを滴下して加え、加熱
攪拌を継続することにより行われる。
【0019】以上の様にして得られるカリックスアレー
ン誘導体(I)は、適当な熱重合開始剤および/または
光重合開始剤を添加し、加熱および/または光を照射す
ることにより容易に重合する。ここで得られる重合物
は、熱重量分析法によれば、5%重量減少で315〜3
51℃、10%重量減少で333〜365℃という高い
熱安定性を示し、(メタ)アクリレート系樹脂と異な
り、重合時の体積収縮が無く、基材に対する密着性、硬
度等の特性にも優れている。従って、カリックスアレー
ン誘導体(I)と熱重合開始剤および/または光重合開
始剤を含有する硬化性樹脂組成物は、塗料、インキ、接
着剤、印刷版、エッチングレジスト、ソルダーレジスト
等に有効に用いることができる。
【0020】熱重合開始剤としては、一般的にラジカル
重合開始剤として知られているアゾビスイソブチロニト
リル等のアゾ系化合物、過酸化ベンゾイル、ジクミルパ
ーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド等の有機過酸
化物など公知の化合物を用いることができる。
【0021】また、光重合開始剤としては、一般的に光
カチオン重合用開始剤として知られている4−モルフォ
リオ−2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウムヘキサ
フルオロホスフェート等のアリールジアゾニウム塩、ジ
アリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート等
のジアリールハロニウム塩、トリフェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニ
ウムホスフェート、p−(フェニルチオ)フェニルジフ
ェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、p
−(フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘ
キサフルオロホスフェート、4−クロロフェニルジフェ
ニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、4−ク
ロロフェニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモネート、ビス−[4−(ジフェニルスルフォニ
オ)フェニル]スルフィド−ビス(ヘキサフルオロホス
フェート)等のトリアリールスルホニウム塩、ピリジニ
ウム塩、キノリニウム塩等、また、((η−シクロペン
タジエン)(η−1−イソプロピルベンゼン)鉄(II)
ヘキサフルオロホスフェート等のメタロセン化合物等が
用いられる。さらにヨードニウム塩、スルホニウム塩等
の増感剤も使用することが可能である。さらに、光ラジ
カル重合用開始剤として知られているベンゾイン、ベン
ゾインメチルエーテル等のベンゾインアルキルエーテル
類、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルフォニルフェニル)−ブタン−1−オ
ン等のアセトフェノン類、2−メチルアントラキノン等
のアントラキノン類、2,4−ジメチルチオキサントン
等のチオキサントン類、アセトフェノンジメチルケター
ル等のケタール類、ベンゾフェノン等のベンゾフェノン
類、キサントン等のキサントン類等、アシルホスフィン
オキシド類等も使用することが可能である。これらの光
ラジカル重合用開始剤は、N,N−ジメチルアミノ安息
香酸エチル、トリエタノールアミンなどの三級アミン等
の光増感剤と組み合わせて用いることも可能である。上
記の各種開始剤は単独で、または二種以上を組み合わせ
て用いることもできる。
【0022】上記開始剤の使用量は、開始剤の種類にも
よるが、カリックスアレーン誘導体(I)に対して、
0.1〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%で
ある。
【0023】また、本発明の硬化性樹脂組成物は、その
性能が損なわれない範囲で、ビニルエーテル化合物、エ
ポキシ化合物、オキセタン化合物等の反応性希釈剤と混
合して使用することもできる。ビニルエーテル化合物と
しては、例えば、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒ
ドロキシブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテ
ル、プロペニルエーテルプロピレンカーボネート、シク
ロヘキシルビニルエーテル等、官能基としてのビニルエ
ーテルを一個含有する化合物、シクロヘキサンジメタノ
ールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニ
ルエーテル等、ビニルエーテルを二個以上含有する化合
物等が用いられる。また、エポキシ化合物としては、例
えば、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジル
エーテル、シクロヘキセンオキシド等のエポキシ基を一
個含有する化合物、ヘキサンジオールジグリシジルエー
テル、テトラエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、
ビスフェノールAジグリシジルエーテル、4−ビニル−
1−シクロヘキセンジエポキシド、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル、3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレートおよびノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ基を二個以上含有する化合物が用いられる。
オキセタン化合物としては、3−エチル−3−フェノキ
シメチルオキセタン、3−メチル−3−メトキシメチル
オキセタン等のオキセタン骨格を一個含有する化合物、
1,4−ビス(3’−エチル−3’−オキセタンメトキ
シメチル)ベンゼン等のオキセタン骨格を二個以上含有
する化合物が用いられる。
【0024】さらに、反応性希釈剤として、(メタ)ア
クリロイル基を含有する化合物を使用することも可能で
ある。(メタ)アクリロイル基を含有する化合物として
は、フェノール、ノニルフェノールおよび2−エチルヘ
キサノール等のアルコール並びにそれらのアルキレンオ
キシド付加物の(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リロイル基を一個含有する化合物、ビスフェノールA、
イソシアヌル酸、エチレングリコールおよびプロピレン
グリコール等のアルコール並びにそれらのアルキレンオ
キシド付加物のジ(メタ)アクリレート等の(メタ)ア
クリロイル基を二個含有する化合物、ペンタエリスリト
ール、トリメチロールプロパンおよびイソシアヌル酸等
のアルコール並びにこれらのアルキレンオキシド付加物
のトリ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリロイル
基を三個含有する化合物、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール等のポリ(メタ)アクリレート等が
挙げられる。また、ウレタン結合を主鎖とするウレタン
アクリレート、エステル結合を主鎖とするポリエステル
アクリレート、エポキシ化合物にアクリル酸を付加した
エポキシ(メタ)アクリレート等の従来公知のアクリレ
ート系モノマー・オリゴマー等も挙げられる。
【0025】また、一般的な有機溶媒、例えばジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル系溶媒;クロロホルム、塩
化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒;ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒;アセトン、エチル
メチルケトン等のケトン系溶媒;ジメチルホルムアミド
等のアミド系溶媒;酢酸セロソルブ等のセロソルブ系溶
媒;アセトニトリル等のニトリル系溶媒、ジメチルスル
ホキシド等の溶媒を希釈剤として用いることもできる。
本発明のカリックスアレーン誘導体は溶媒への溶解性が
良好なためこれら一般的な有機溶媒を希釈剤として用い
ることができることも工業的な利点である。
【0026】上記の希釈剤は、単独でまたは二種以上を
組み合わせて用いることができる。希釈剤の使用量は、
使用する希釈剤および使用目的によっても異なるが、カ
リックスアレーン誘導体(I)に対して200重量%以
下、好ましくは10〜150重量%である。
【0027】本発明の硬化性樹脂組成物には、光反応性
や熱硬化反応性が損なわれない範囲で、硫酸バリウム、
酸化珪素、タルク、クレー、炭酸カルシウム等の無機充
填剤、フタロシアニン・ブルー、フタロシアニン・グリ
ーン、酸化チタン、カーボンブラック等の着色用顔料、
消泡剤、密着性付与剤、レベリング剤等の添加剤を加え
ても良い。
【0028】光照射の光源としては、低圧水銀灯、高圧
水銀灯、キセノンランプ等の光源や、レーザー光線、電
子線、X線等を用いることができる。また、光照射後、
硬化性樹脂組成物を約80〜200℃、好ましくは約1
00〜180℃で加熱することにより、短時間で硬化を
進行させることができる。このようにして、耐熱性、寸
法安定性、密着性、硬度等に優れた樹脂が得られる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。
【0030】参考例1 塩化カルシウム管を取り付けた50mlのナスフラスコ
にカリックス[4]レゾルシンアレーン(以下、CRA
と略す。)を0.34gおよび、炭酸セシウムを1.9
6g入れて、N−メチルピロリドン3mlを加え、室温
で5時間攪拌した。次に、相間移動触媒としてのテトラ
ブチルアンモニウムブロミド0.08gを加えた後、ブ
ロモ酢酸メチル1.15gを加え、70℃で48時間攪
拌した。反応後、反応混合物をクロロホルムで希釈し、
蒸留水にて5回洗浄し、クロロホルム層を無水炭酸ナト
リウムで乾燥した。乾燥剤を除去後、クロロホルムを減
圧留去し、得られた固体をクロロホルム、メタノールを
用いて2回再沈精製した。沈殿物を濾別し、60℃で2
4時間減圧乾燥し、2,8,14,20−テトラメチル
−4,6,10,12,16,18,22,24−オク
タキス((メトキシカルボニル)メトキシ)カリックス
[4]レゾルシンアレーン(以下、CRAエステル誘導
体と略す。)0.62gを得た。 IR(film,cm-1):1739(νC=O), 1586, 1498(νC=C of aro
matic), 1206(νC-O-C)1 H−NMR(200MHz)δ(ppm in CDCl3:TMS) :1.48(d,J=
6.8Hz,3H,CH-CH 3), 3.76(s,6H,OCH3), 4.33(s,4H,CH2),
4.72(q,J=6.8Hz,1H,CH), 6.24(s,1H,aromatic H), 6.6
0(s,1H,aromatic H)
【0031】参考例2 塩化カルシウム管を取り付けた50mlのナスフラスコ
にp−メチルカリックス[6]アレーン(以下、MCA
と略す。)を0.30gおよび、炭酸セシウムを0.9
8g入れて、N−メチルピロリドン3mlを加え、室温
で5時間攪拌した。次に、相間移動触媒としてのテトラ
ブチルアンモニウムブロミド0.04gを加えた後、ブ
ロモ酢酸メチル0.57gを加え、70℃で48時間攪
拌した。反応後、反応混合物をクロロホルムで希釈し、
蒸留水にて3回洗浄し、クロロホルム層を無水炭酸ナト
リウムで乾燥した。乾燥剤を濾別後、クロロホルムを減
圧留去し、得られた固体をクロロホルム、メタノールを
用いて2回再沈精製した。沈殿物を濾別し、60℃で2
4時間減圧乾燥し、5,11,17,23,29,35
−ヘキサメチル−37,38,39,40,41,42
−ヘキサキス(カルボメトキシ)カリックス[6]アレー
ン(以下、MCAエステル誘導体と略す。)0.39g
を得た。 IR(film,cm-1) :1741(νC=O), 1479(νC=C aromatic),
1201(νC-O-C)1 H-NMR(200MHz):δ(ppm in CDCl3:TMS) :1.48(s,3H,Ar-
CH3), 3.71(s,3H,OCH3),3.81〜4.56(m,4H,Ar-CH2,OC
H2), 6.75(s,2H,aromatic H) 元素分析(C66H72O18):計算値(%)C:68.73,H:6.2
9;実測値(%)C:68.78,H:6.06
【0032】参考例3 塩化カルシウム管を取り付けた50mlのナスフラスコ
にp−tert−ブチルカリックス[8]アレーン(以
下、BCAと略す。)を0.41g、および炭酸セシウ
ムを0.98g入れ、N−メチルピロリドン3mlを加
え、室温で5時間攪拌した。次に、相間移動触媒として
のテトラブチルアンモニウムブロミド0.04gを加え
た後、ブロモ酢酸メチル0.57gを加え、70℃で4
8時間攪拌した。反応後、反応混合物をクロロホルムで
希釈し、蒸留水にて3回洗浄し、クロロホルム層を無水
炭酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を除去後、クロロホ
ルムを減圧留去し、得られた固体をクロロホルム、メタ
ノールを用いて2回再沈精製した。沈殿物を濾別し、6
0℃で24時間減圧乾燥し、5,11,17,23,2
9,35,41,47−オクタ−tert−ブチル−4
9,50,51,52,53,54,55,56−オク
タキス((メトキシカルボニル)メトキシ)カリックス
[8]アレーン(以下、BCAエステル誘導体と略す。)
0.51gを得た。 IR(film,cm-1):1761(νC=O),1479(νC=C of aromatic),
1201(νC-O-C)1 H-NMR(200MHz):δ(ppm in CDCl3:TMS) :0.90〜1.28
(m,9H,C(CH3)3), 3.51(s,3H,CH3), 3.84〜4.10(m,1H,Ph
-CH2,O-CH2), 6.75(s,2H,aromatic H) 元素分析(C112H144O24):計算値(%)C:71.77,H:7.7
4;実測値(%)C:71.57,H:7.74
【0033】参考例4 CRAエステル誘導体(2,8,14,20−テトラメ
チル−4,6,10,12,16,18,22,24−
オクタキス((メトキシカルボニル)メトキシ)カリッ
クス[4]レゾルシンアレーン)0.70gおよび水酸
化カリウム0.68gに1,4−ジオキサン10mlを
加え攪拌した。次いで相間移動触媒としてのテトラブチ
ルアンモニウムブロミド0.08g、水1mlを加え、
80℃で24時間攪拌した。反応後、1,4−ジオキサ
ンを減圧留去し、反応混合物を蒸留水に滴下した。次に
クエン酸を用いて酸析を行い、析出した固体を濾別し
た。得られた固体を蒸留水およびメタノールで洗浄した
後、60℃で24時間減圧乾燥し、2,8,14,20
−テトラメチル−4,6,10,12,16,18,2
2,24−オクタキス(カルボキシメトキシ)カリック
ス[4]レゾルシンアレーン(以下、CRAカルボン酸
誘導体と略す。)0.57gを得た。 IR(KBr,cm-1):3630〜3050(νOH),1757(νC=O),1587,150
2(νC=C of aromatic),1188(νC-O-C)
【0034】参考例5 MCAエステル誘導体(5,11,17,23,29,
35−ヘキサメチル−37,38,39,40,41,
42−ヘキサキス(カルボキシメトキシ)カリックス
[6]アレーン)0.48gおよび水酸化カリウム0.
34gに1,4−ジオキサン10mlを加え攪拌した。
次いで相間移動触媒としてのテトラブチルアンモニウム
ブロミド0.08g、水1mlを加え、80℃で24時
間攪拌した。反応後、1,4−ジオキサンを減圧留去
し、反応混合物を蒸留水に滴下した。次にクエン酸を用
いて酸析を行い、析出した固体を濾別した。得られた固
体を蒸留水およびメタノールで洗浄した後、60℃で2
4時間減圧乾燥し、5,11,17,23,29,35
−ヘキサメチル−37,38,39,40,41,42
−ヘキサキス(カルボキシメトキシ)カリックス[6]
アレーン(以下、MCAカルボン酸誘導体と略す。)
0.42gを得た。 IR(KBr,cm-1) :3610〜3080(νOH), 1601(νC=O), 1457
(νC=C of aromatic), 1214(νC-O-C)
【0035】参考例6 BCAエステル誘導体(5,11,17,23,29,
35,41,47−オクタ−tert−ブチル−49,
50,51,52,53,54,55,56−オクタキ
ス((メトキシカルボニル)メトキシ)カリックス
[8]アレーン)0.59gおよび水酸化カリウム0.
34gに1,4−ジオキサン10mlを加え攪拌した。
次いで相間移動触媒としてのテトラブチルアンモニウム
ブロミド0.08g、水1mlを加え、80℃で48時
間攪拌した。反応後、1,4−ジオキサンを減圧留去
し、反応混合物を蒸留水に滴下した。次にクエン酸を用
いて酸析を行い、析出した固体を濾別した。得られた固
体を蒸留水およびメタノールで洗浄した後、60℃で2
4時間減圧乾燥し、5,11,17,23,29,3
5,41,47−オクタ−tert−ブチル−49,5
0,51,52,53,54,55,56−オクタキス
(カルボキシメトキシ)カリックス[8]アレーン(以
下、BCAカルボン酸誘導体と略す。)0.50gを得
た。 IR(film,cm-1) :3515〜3060(νOH), 1606(νC=O), 1478
(νC=C of aromatic), 1209(νC-O-C) 元素分析(C104H128O24):計算値(%)C:70.89,H:7.3
2;実測値(%)C:70.82,H:7.32
【0036】実施例1 CRAカルボン酸誘導体(2,8,14,20−テトラ
メチル−4,6,10,12,16,18,22,24
−オクタキス(カルボキシメトキシ)カリックス[4]
レゾルシンアレーン)0.50gおよび1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン0.73gに
N−メチルピロリドン3mlを加え、60℃で12時間
攪拌した。次いで2−ブロモメチル−1,4,6−トリ
オキサスピロ[4.4]ノナン1.44gを滴下し、9
0℃で48時間攪拌した。反応後、反応混合物をクロロ
ホルムで希釈し、蒸留水にて5回洗浄、クロロホルム層
を無水炭酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾別後、ク
ロロホルムを減圧留去し、2−プロパノールを用いて再
沈精製した。得られた固体を濾別し、60℃で24時間
減圧乾燥し、式
【0037】
【化10】
【0038】で表されるスピロオルトエステル基を有す
るCRAオルトエステル誘導体(以下、CRAオルトエ
ステル誘導体と略す。)0.57gを得た。 IR(film,cm-1) :1652(νC=O), 1590, 1498(νC=C of ar
omatic), 1211(νC-O-C), 1040(νC-O-C of spiro orth
o ester)1 H-NMR(200MHz):δ(ppm in CDCl3:TMS): 1.49(d,J=6.8H
z,3H,CH3), 1.90〜2.40(m,8H), 3.30〜3.58(m,4H), 3.6
5〜4.08(m,8H), 4.30〜4.58(m,6H), 4.70(q,J=6.8Hz,1
H,CH), 7.20〜7.75(m,2H,aromatic H)
【0039】実施例2 MCAカルボン酸誘導体(5,11,17,23,2
9,35−ヘキサメチル−37,38,39,40,4
1,42−ヘキサキス(カルボキシメトキシ)カリック
ス[6]アレーン)0.39gおよび1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセン0.37gにN
−メチルピロリドン3mlを加え、50℃で3時間攪拌
した。次いで2−ブロモメチル−1,4,6−トリオキ
サスピロ[4.4]ノナン0.72gを滴下し、90℃
で48時間攪拌した。反応後、反応混合物をクロロホル
ムで希釈し、蒸留水にて5回洗浄、クロロホルム層を無
水炭酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾別後、クロロ
ホルムを減圧留去し、2−プロパノールを用いて再沈精
製した。得られた固体をクロロホルムおよびメタノール
を用いて再沈し、濾別した固体を60℃で24時間減圧
乾燥し、式
【0040】
【化11】
【0041】で表されるスピロオルトエステル基を有す
るMCAオルトエステル誘導体(以下、MCAオルトエ
ステル誘導体と略す。)0.48gを得た。 IR(film,cm-1) :1635(νC=O), 1468(νC=C of aromati
c), 1201(νC-O-C), 1065(νC-O-C of spiro ortho est
er)1 H-NMR(200MHz):δ(ppm in CDCl3:TMS) :1.58〜2.60(m,
7H), 3.20〜4.65(m,11H), 6.40〜6.78(m,2H,aromatic
H) 元素分析(C102H120O96):計算値(%)C:63.74,H:6.2
9;実測値(%)C:63.40,H:6.53
【0042】実施例3 BCAカルボン酸誘導体(5,11,17,23,2
9,35,41,47−オクタ−tert−ブチル−4
9,50,51,52,53,54,55,56−オク
タキス(カルボキシメトキシ)カリックス[8]アレー
ン)0.44gおよび1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]−7−ウンデセン0.37gにN−メチルピロ
リドン3mlを加え、50℃で3時間攪拌した。次いで
2−ブロモメチル−1,4,6−トリオキサスピロ
[4.4]ノナン0.72gを滴下し、90℃で48時
間攪拌した。反応後、反応混合物をクロロホルムで希釈
し、蒸留水にて5回洗浄、クロロホルム層を無水炭酸ナ
トリウムで乾燥した。乾燥剤を濾別後、クロロホルムを
減圧留去し、2−プロパノールを用いて再沈精製した。
得られた固体をクロロホルムおよびメタノールを用いて
再沈し、濾別した固体を60℃で24時間減圧乾燥し、
【0043】
【化12】
【0044】で表されるスピロオルトエステル基を有す
るBCAオルトエステル誘導体(以下、BCAオルトエ
ステル誘導体と略す。)0.62gを得た。 IR(film,cm-1) :1652(νC=O), 1480(νC=C of aromati
c), 1208(νC-O-C), 1037(νC-O-C of spiro ortho est
er)1 H-NMR(200MHz):δ(ppm in CDCl3:TMS) :0.96〜1.25(m,
9H,C(CH3)3), 1.95〜2.36(m,4H), 3.31〜4.60(m,11H),
6.80〜7.00(m,2H,aromatic H)
【0045】実施例4 実施例1〜3で得られたカリックスアレーン誘導体(C
RAオルトエステル誘導体、MCAオルトエステル誘導
体、BCAオルトエステル誘導体)の熱安定性を、熱重
量分析(TGA)を用いて窒素雰囲気下、10℃/mi
nの昇温速度で検討したところ、表1に示される結果が
得られた。これによりカリックスアレーン誘導体は高い
熱安定性を有することが判明した。
【0046】
【表1】
【0047】実施例5 CRAオルトエステル誘導体に、種々の光重合開始剤
((η−シクロペンタジエン)(η−1−イソプロピル
ベンゼン)鉄(II)ヘキサフルオロホスフェート(C
BI)、ビス−[4−(ジフェニルスルフォニオ)フェ
ニル]スルフィド−ビス(ヘキサフルオロホスフェー
ト)(DPSP)、4−モルフォリオ−2,5−ジブト
キシベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロホスフェート
(MDBZ))をスピロオルトエステル残基に対して5
mol%各々添加し、クロロホルムに溶解させ、均一に
なるまで攪拌した。その後、KBr板に塗布した後、乾
燥してフィルムを形成させた。次に、光源に250W高
圧水銀灯[照度15mW/cm2(360nm)]を用
いて光照射を行い、続いてフィルムを加熱することによ
り検討を行った。スピロオルトエステル残基の転化率
は、フェニル基の吸収ピークを基準にし、スピロオルト
エステルのC−O−Cに起因する1050cm-1付近の
吸収ピークの減少をFT−IR測定機を用いて算出し
た。前記3種類の光重合開始剤を用い、5分光照射後1
50℃で加熱した場合の硬化結果を図1に示す。得られ
たフィルムに収縮は見られず、酸素の影響を受け易いフ
ィルム表面の硬化も充分であった。この結果より、各種
光重合開始剤が使用可能であり、特に光照射と加熱を組
み合わせることにより効果的に光硬化可能なことが判明
した。
【0048】実施例6 MCAオルトエステル誘導体およびBCAオルトエステ
ル誘導体について、光重合開始剤としてDPSPを5m
ol%使用し、5分光照射後、150℃で加熱した場合
の硬化結果を図2に示す。得られたフィルムに収縮は見
られず、酸素の影響を受け易いフィルム表面の硬化も充
分であった。この結果より、これらのカリックスアレー
ン誘導体が使用可能であり、特に光照射と加熱を組み合
わることにより効果的に光硬化可能なことが判明した。
【0049】
【発明の効果】以上の様に、本発明のカリックスアレー
ン誘導体(I)に熱重合開始剤または光重合開始剤を添
加し、加熱および/または光を照射することにより得ら
れる樹脂は高い熱安定性を示す。また、(メタ)アクリ
レート系樹脂に比べて、硬化時に酸素の影響を受けず、
硬化の際の収縮が無く基材に対する密着性にも優れてい
る。従って、本カリックスアレーン誘導体(I)と熱お
よび/または光重合開始剤を含有する硬化性樹脂組成物
は、塗料、インキ、接着剤、印刷版、各種レジスト等の
用途に有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CRAオルトエステル誘導体に種々の光重合開
始剤(CBI、DPSP、MDBZ)を添加して得られ
た硬化性樹脂組成物からフィルムを形成したのち光照射
を行い、加熱時間とスピロオルトエステル残基の転化率
を指標として硬化性樹脂組成物の硬化結果を比較したも
のである。
【図2】MCAオルトエステル誘導体およびBCAオル
トエステル誘導体に光重合開始剤としてDPSPを添加
して得られた硬化性樹脂組成物からフィルムを形成した
のち光照射を行い、加熱時間とスピロオルトエステル残
基の転化率を指標としてそれぞれの硬化性樹脂組成物の
硬化結果を示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 由典 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内 Fターム(参考) 4C071 AA04 BB01 CC13 EE04 FF15 GG03 LL03 4J005 AA09 BA00 4J031 CA06 CA32 CA37 CA83 CA86 CA89 CB06 4J033 CA01 CA11 CA12 CA32 CC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子または置換されていてもよいア
    ルキル基を表し、R2は水素原子または置換されていて
    もよい低級アルキル基を表し、nは4〜10の整数を表
    し、X1およびX2はそのいずれか一方が一般式(II) 【化2】 で示されるスピロオルトエステル誘導体を表し、他方は
    水素原子を表す。)で示されるカリックスアレーン誘導
    体。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化3】 (式中、R1は水素原子または置換されていてもよいア
    ルキル基を表し、R2は水素原子または置換されていて
    もよい低級アルキル基を表し、nは4〜10の整数を表
    し、X1およびX2はそのいずれか一方が一般式(II) 【化4】 で示されるスピロオルトエステル誘導体を表し、他方は
    水素原子を表す。)で示されるカリックスアレーン誘導
    体および重合開始剤を含有することを特徴とする硬化性
    樹脂組成物。
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