JP2000255823A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2000255823A
JP2000255823A JP11065156A JP6515699A JP2000255823A JP 2000255823 A JP2000255823 A JP 2000255823A JP 11065156 A JP11065156 A JP 11065156A JP 6515699 A JP6515699 A JP 6515699A JP 2000255823 A JP2000255823 A JP 2000255823A
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JP
Japan
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medium
processing
pressure roller
roller
feed roller
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Withdrawn
Application number
JP11065156A
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English (en)
Inventor
Makoto Sarutani
誠 猿谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字位置合せマークにより印字位置合せを行
い印字処理する場合、印字位置ずれのない媒体処理装置
を提供する。 【解決手段】 媒体2の表面側に位置する媒体ガイド5
bから外周の一部が突出したフィードローラ4と、媒体
の裏面側から上昇動作しフィードローラ4と圧接可能な
プレッシャローラ3を設けて、媒体種別により媒体2が
セットされた時に上昇するプレッシャローラ3を少なく
とも2段階に分割して動作させる。また、媒体2の表面
側に位置する媒体ガイド5bから外周の一部が突出した
フィードローラ4と、媒体2の裏面側から上昇動作しフ
ィードローラ4と圧接可能なプレッシャローラ3と、媒
体2の搬送方向に複数の媒体検出センサS1〜S3を所
定の間隔で設け、 吸入指示があったとき媒体検出セン
サS1〜S3からの情報に基づき、媒体2の搬送量に補
正を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通帳や伝票等の種類
の異なる媒体に対して、任意の位置に処理を行う媒体処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から媒体処理装置,特に金融機関で
使用される通帳や伝票を処理(例えば印字)する通帳伝
票処理装置は図11に示すような媒体搬送機構で形成さ
れている。図において、2は印字処理される媒体であ
り、係員により媒体挿入ガイド5aに媒体2の一側辺を
沿わせて挿入した媒体2を挿入検出センサS1が検出す
るとプレッシャローラ3が動作してフィードローラ4と
で媒体2を挟持する。挟持した状態を維持したままフィ
ードローラ4を回転させると媒体2は媒体ガイド5にそ
の表裏、及び一側辺位置の規制を受けながら上側ガイド
5bに沿ってプラテン6方向に搬送される。プラテン6
まで搬送された媒体2に対して印字ヘッド7により所定
の処理(印字動作)が行われる。
【0003】通帳伝票処理装置の処理形態によっては、
媒体2上において所望の位置に印字を行う場合がある。
まず印字位置2aと媒体挿入ガイド5aに設けた印字位
置合せマーク5dとを目視で合わせる。次ぎにプレッシ
ャローラ3を動作させ、フィードローラ4とで媒体2を
挟持して所定量(図中L寸法)だけ媒体搬送させること
により印字位置2aに印字処理を施すことがある。
【0004】特に近来では省資源等の問題から印字情報
量は変えずに媒体の小サイズ化、又は、情報量の増加に
伴う印字可能範囲の拡大などを行っている。よって、結
果として媒体の端部から印字許容領域までの余白部が減
少する傾向にある。例えば、媒体の上下端から各々10
mm程度の余白部まで許容するという場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような通帳伝票処
理装置では通帳と伝票を共通の媒体搬送路で搬送するた
めに、媒体ガイド部は紙厚の多い通帳の搬送に支障のな
い間隙で構築されている。よって、紙厚の薄い伝票に対
しては、広い間隙の間を搬送することになる。
【0006】印字位置合せマーク5dと印字位置2aを
目視で合わせてから媒体2(特に伝票)を挟持する瞬間
に媒体2のクランプ位置ずれが発生する。例えば図11
(b)に示すように印字位置2aが媒体2の比較的に上
端側の時に、プレッシャローラ3を動作させるとそのク
ランプ位置はδaだけ挿入口側にずれてしまう。また、
図11(c)に示すように印字位置2aが媒体の下端側
に近い時にはプレッシャローラ3を動作させるとそのク
ランプ位置はδbだけプラテン側にずれてしまう。従っ
て、所定量(L)搬送した場合には所望する印字位置2
aと実際に印字される位置での誤差が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】媒体の任意の位置を処理
するために媒体挿入ガイドに設けた処理位置合せマーク
と、略水平にセットした媒体の表裏位置を規制し処理部
まで案内する媒体ガイドと、媒体の表面側に位置する媒
体ガイド面から外周の一部が突出し、かつ、回動可能に
支持されたフィードローラと、媒体の裏面側から上昇動
作しフィードローラと圧接可能なプレッシャローラと、
そのフィードローラを回転させ媒体を処理部まで所定量
搬送する搬送手段と、媒体種別をその外形サイズから識
別し、該識別結果により媒体がセットされた時に上昇す
るプレッシャローラを2段階に分割して動作させる制御
手段を設ける。
【0008】第2の実施の形態では、媒体の任意の位置
を処理するために媒体挿入ガイドに設けた処理位置合せ
マークと、略水平にセットした媒体の表裏位置を規制し
処理部まで案内する媒体ガイドと、媒体の表面側に位置
する媒体ガイド面から外周の一部が突出し、かつ、回動
可能に支持されたフィードローラと、媒体の裏面側から
上昇動作しフィードローラと圧接可能なプレッシャロー
ラと、媒体の吸入指示を行う入力手段と、フィードロー
ラを回転させ媒体を処理部まで所定量搬送する搬送手段
と、媒体ガイドの搬送方向に複数の媒体検出手段を所定
の間隔で設け、入力手段からの指示入力があったとき、
媒体検出手段からの媒体位置情報に基づき、媒体の挿入
量が所定位置より少ないときには所定量搬送を増加さ
せ、また所定位置より多いときには所定量搬送を減少さ
せる補正を加える。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を説明
する。図1は本発明の媒体処理装置の要部構成を示す概
略側面図で、図2は媒体処理装置を示す概略側面図であ
る。また、図3は媒体処理装置の制御ブロック図であ
り、図4は媒体処理装置の要部構成の動作状態を示す側
面図である。
【0010】1は媒体処理装置であり、本実施の形態の
説明では通帳伝票処理装置として説明する。2は媒体で
あり通帳を2b,伝票を2cとして説明する。3はプレ
ッシャローラであり対向して配置されているフィードロ
ーラ4と共に上側ガイド5b及び下側ガイド5cに設け
られた穴部から媒体搬送面に突出可能に構成され、媒体
2を挟持可能になっている。6は媒体2の処理位置の一
つであるところの印字位置まで搬送された媒体2に対し
て印字を行うための印字ヘッド7に対向配置されたプラ
テンである。
【0011】8は媒体ガイド5の始端部である媒体挿入
口であり、ここから処理すべき媒体2を係員が手挿入す
ることになる。この媒体挿入口8側より目視可能な位置
に印字位置合せマーク5dが設けられており、本実施の
形態の説明では媒体挿入ガイド5aに三角マークを設
け、同マークを着色して表示していることにする。な
お、図示しないが媒体2側にも同様に印字位置マークが
印刷されていて、本処理操作において印字しようとする
印字位置マークを印字位置合せマーク5dに手合せする
ことになる。
【0012】9は挿入された通帳2b等に設けられた磁
気ストライプ記録情報を処理する磁気ストライプリード
ライト部であり磁気ヘッド9aなどで構成される。10
は通帳2b等に設けられた頁マーク情報の読取処理など
を行うページセンサ(PSセンサ)である。
【0013】11は改頁部であり、通帳2bの印字頁に
印字可能行がなくなった場合に頁捲りを行うための処理
部である。12は搬送(以後、LF:ラインフィード)
モータであり、前述したフィードローラ4を回転させる
動力源である。フィードローラ4はフィードシャフト4
aに固着され同心度や外径寸度が厳密に製造、管理され
ておりLFモータ12の回転量を制御することにより挟
持した媒体の搬送量を管理できる。
【0014】13はプラテン6のUP/DOWN動作用
のUD(アップダウン)モータである。このUDモータ
13により図示しない機構を駆動して、プラテン6部ま
で搬送された媒体2を上方に持ち上げて印字ヘッド7と
の間に適正な印字ギャップを確保するものである。14
は前述したUDモータ13により印字ヘッド7との間に
適正な印字ギャップを確保したのち、印字桁方向に印字
ヘッド7を移動させるためのSP(スペース)モータで
ある。
【0015】第1の実施の形態においては、磁気ストラ
イプリードライト部9、ページセンサ10、プラテンU
P/DOWN機構、印字機構及び改頁部11などの詳細
な説明は省略する。
【0016】15はクランプモータ(ステッピングモー
タ)であり、回転軸にモータギヤ16を固着している。
このモータギャ16に対応してプレッシャシャフト17
の端部に固着されたギャ18が噛合っている。更に、図
示しないフレームに軸支されるプレッシャシャフト17
にはプレッシャローラ3を先端に保持したローラアーム
19が固着されており、このローラアーム19にシャフ
ト3aによりプレッシャローラ3が自由に回転可能に軸
支されている。なお、プレッシャシャフト17とローラ
アーム19の固着方法はネジ止めでもピン打ち止めでも
構わない。
【0017】このプレッシャローラ3は図4に示すよう
に動作する。即ち、クランプモータ15を所定のステッ
プ数だけ回転させると、モータギャ16からギャ18に
その回転が伝達され、ギャ18の取り付いたプレッシャ
シャフト17が所定角度だけ回転する。このプレッシャ
シャフト17の回転によりローラアーム19の先端のプ
レッシャローラ3がフィードローラ4に近づき、最終的
にはローラアーム19を撓ませて圧接状態となる。な
お、クランプモータ15の回転軸をプレッシャシャフト
17と直結しても良いことは言うまでもない。
【0018】このローラアーム19の撓みにより圧接力
を発生させている。本実施の形態では後述するようにプ
レッシャローラ3の上下方向のストロークを7mmとし
て、その内の2mmをオーバストロークとしてローラア
ーム19の撓み量に設定している。以上のプレッシャロ
ーラ3とフィードローラ4は対を構成するが、媒体挿入
口8の直近に配置されたローラ対の1つは媒体挿入ガイ
ド5a近くに配設され、媒体2自身のこしによる垂れ下
がりが発生しない位置、例えば媒体挿入ガイド5aから
プレッシャローラ3の媒体挿入ガイド側の端面までが1
5mm程度までの位置である。
【0019】20はドライバ回路であり、前述した印字
ヘッド7や各モータ12〜15の駆動回路である。21
はアンプ回路であり、挿入検出センサS1やPSセンサ
10等の増幅回路であり、制御部22が各信号を検出す
ることにより制御部22からドライバ回路に駆動指示が
発信されるようにプログラムされている。また、23は
各種の動作制御プログラムが格納されたROMやCD−
ROM及び動作情報などを一時的に格納するRAMなど
で構成された記憶部である。
【0020】24はセット釦であり、通帳伝票処理装置
1の表面に配設されているもので、媒体2を挿入し、印
字位置合せ操作後に係員が押下することによりセット完
了信号が発信される。この信号を受信した制御部22は
ドライバ回路20を駆動制御してクランプモータ15を
回転駆動させるものである。なお、クランプモータ15
は一定角度範囲のみの回転動作制御であるため、機構的
な回転量規制部材(ストッパ)や電源投入時に原点位置
出しを行うための原点検出器を有する。
【0021】S1は挿入検出センサであり、発光ダイオ
ードと受光トランジスタを対向配置し構成された光学検
出器で、搬送路を遮断する方向に光を透過させてある。
この光軸を媒体2が遮断することにより生じる受光トラ
ンジスタの出力変動を利用してON/OFF信号を得る
ことができる。SBは媒体幅検出センサであり、図11
に示すように通帳幅の媒体を挿入しても光軸を遮断でき
ない位置に設けた光学検出器である。
【0022】本実施の形態においては、通帳2bの横幅
を140mmとし、媒体挿入ガイド5aから145mm
離れた位置に媒体幅検出センサSBを配置する。また伝
票2cの横幅は148mm以上と定めてあることにす
る。
【0023】<媒体のクランプ動作>本発明の媒体処理
装置における媒体手合せ時の媒体クランプ動作を図5に
示す動作フローチャートと図6に示すローラ間隙とステ
ッピングモータの回転量の関係図により説明する。な
お、Sは動作ステップを示す。
【0024】係員は図示しない操作部等から「手合わせ
印字処理」を指示入力すると、制御部22はセット釦2
4を有効にし、各プレッシャローラ3の動作を待機させ
る。続いて媒体挿入口8から媒体挿入ガイド5aに沿っ
て媒体2を挿入すると、挿入検出センサS1がこれを検
出する(S1)。制御部22は挿入検出センサS1の検
出信号を得ると、媒体幅検出センサSBの出力を確認す
る。即ち挿入された媒体が通帳横幅以上であるか、また
は通帳横幅以下であるかを判断する(S2)。
【0025】媒体幅検出センサSBが「OFF」、即ち
光軸が遮断されない場合には少なくとも横幅は145m
m以下であることから、制御部22は「通帳2b」と媒
体識別して動作を開始する(S3)。まず、クランプモ
ータ15に「A」ステップまでの回転を指示する。図6
に示すようにステップ数「A」回転するとプレッシャロ
ーラ3が2.5mmだけ上昇する(S4)。この状態で
は媒体が通帳2b(最大厚3mm程度)であっても加圧
力はほとんどなく、挿入した通帳2bを挿入方向に出し
入れでき、印字位置合せマーク5dと通帳2bの所望す
る印字位置合せができる。なお通常、通帳2bは開かれ
て挿入され、かつ、印字頁によりその厚さが異なるた
め、ローラ間隙2.5mmでも印字位置合せができる。
【0026】ステップS2において、媒体幅検出センサ
SBが「ON」、即ち光軸が遮断さた場合には少なくと
も横幅は145mm以上であることから、制御部22は
「伝票2c」と媒体識別して動作を開始する(S5)。
まず、クランプモータ15に「B」ステップの回転を指
示する。図6に示すようにステップ数「B」ではプレッ
シャローラ3が4.2mmまで上昇する(S6)。この
状態では伝票2cが厚さ0.1〜0.5mmであっても
加圧するものではなく、挿入した伝票2cを挿入方向に
出し入れでき、印字位置合せマーク5dと媒体(伝票)
の所望する印字位置合せができる。
【0027】このようにして印字位置合せが終了し、係
員がセット釦24を押下すると(S7)、制御部22は
この信号を得てクランプモータ15に残りのステップ数
の回転を指示する(S8)。このプレッシャローラ3の
残ストロークは図6からも理解できるようにステップ数
「C」までの「残り」であり、ステップS4を経た動作
(通帳の時)では「C−Aステップ」で、ステップS6
を経た動作(伝票の時)では「C−Bステップ」となる。
【0028】ステップS7でセット釦24が所定時間押
下されないとタイムアウトになる(S9)。例えば、ク
ランプ動作を開始してから10秒経過してもセット釦2
4が押下されないときに係員に継続して処理を行うか、
又はキャンセルするかなどを図示しない表示部などを利
用して報知する(S10)。
【0029】残ストロークの動作が完了すると、図6に
示すオーバストローク分により媒体2はフィードローラ
4とプレッシャローラ3により挟持されていることにな
る。制御部22は残ストロークの動作分だけクランプモ
ータ15を駆動させたのち、所定時間(200ms程
度)が経過したらLFモータ12に駆動指示を出す(S
11)。
【0030】プレッシャローラ3は搬送路に複数設けて
あるが、これらのプレッシャローラ3の全てを同時動作
させてもよいが、搬送制御に伴って順次動作させても良
いことは言うまでもない。
【0031】以上、説明したように手合わせ印字処理要
求があるときに、媒体挿入検出してもプレッシャローラ
3は動作未完結の状態で一旦停止し、媒体2を所定量だ
け持ち上げることになり、ローラ間隙が媒体厚に近い状
態で手合せが可能である。よって、印字位置ずれをなく
すことができる。
【0032】次に第2の実施の形態の説明を行う。図7
は第2の実施の形態の媒体処理装置の要部構成を示す側
面図で、図8はその制御ブロック図である。なお、第1
の実施の形態と同じ部分は同一の符号を付け説明を省略
する。
【0033】25はクランプマグネットであり、先端に
リンク26を掛合している。更に、このリンク26に連
結したアーム27がプレッシャシャフト17に固着され
いる。このプレッシャシャフト17はクランプマグネッ
ト25と共に図示しないフレームに支持されている。
【0034】プレッシャシャフト17は前記第1の実施
の形態で説明したように、プレッシャローラ3を先端に
保持したローラアーム19が設けられており、このロー
ラアーム19にシャフト3aによりプレッシャローラ3
が自由に回動可能に軸支されている。なお、プレッシャ
シャフト17とローラアーム19の固着方法はネジ止め
でもピン打ち止めでもかまわないのは前述の通りであ
る。
【0035】このプレッシャローラ3はクランプマグネ
ット25を励磁することにより所定の角度だけローラア
ーム19が回転する。この回転によりローラアーム19
の先端のプレッシャローラ3がフィードローラ4に近づ
き、最終的にはローラアーム19を撓ませて圧接状態と
なる。
【0036】このローラアーム19の撓みにより圧接力
を発生させている。本実施の形態でもプレッシャローラ
3の上下方向のストロークを7mmとして、その内の2
mmをオーバストロークとしてローラアーム19の撓み
量に設定している。28は一端をローラアーム19の一
部に掛け、他端を図示しないフレームに掛けたリセット
スプリングであり、クランプマグネット26の励磁が停
止されるとこのスプリングの張力によりプレッシャロー
ラ3はフィードローラ4から離れる。
【0037】20はドライバ回路であり、前述した印字
ヘッド7や各モータ12〜15及びクランプマグネット
25の駆動回路である。21はアンプ回路であり、挿入
検出センサS1やPSセンサ10等の増幅回路である。
【0038】24はセット釦であり、通帳伝票処理装置
1′の表面に配設されているもので、媒体2を挿入し、
印字位置手合わせ操作後に係員が押下することによりセ
ット完了信号が発信される。この信号を受信した制御部
22はドライバ回路20を駆動制御してクランプマグネ
ット25を励磁駆動させるものである。
【0039】S1は挿入検出センサであり、発光ダイオ
ードと受光トランジスタと対向配置され構成された光学
検出器で、搬送路を遮断する方向に光を透過させてあ
る。この光軸を媒体2が遮断することにより生じる受光
トランジスタの出力が変動を利用してON/OFF信号
を得ることができる。S2及びS3は搬送方向に所定の
間隔で配設された媒体位置センサA,Bである。SBは
媒体幅検出センサであり、図11及び第1の実施の形態
と同様に通帳幅の媒体を挿入しても光軸を遮断できない
位置に設けた光学検出器である。
【0040】22aは媒体搬送量補正値設定部であり、
前述した挿入検出センサS1や媒体位置センサS2,S
3よりのON/OFF信号を得て媒体の挿入量から搬送
量補正値を把握するためのものである。なお、この補正
値は図示しない操作部から事前に設定入力しておく。
【0041】媒体搬送量補正値設定部22aには、例え
ば通帳は「0」,伝票は「1」とし、加えて、挿入量は
3桁の情報で区別され、挿入検出センサS1のみONで
あれば「100」、挿入検出センサS1と媒体位置セン
サS2がONであれば「110」で、挿入検出センサS
1と媒体位置センサS2及びS3がONであれば「11
1」として媒体位置情報を3桁のデジタルデータで区別
され、図10に示すようにそれぞれに補正値情報が予め
記憶してある。
【0042】<媒体の処理部への搬送動作>本発明の第
2の実施の形態の媒体処理装置における媒体挿入時の媒
体搬送動作を図9に示す動作フローチャートと図10に
示す補正値の関係表により説明する。なお、Sは動作ス
テップを示す。
【0043】係員は図示しない操作部等から「手合わせ
印字処理」を指示入力すると、制御部22はセット釦2
4を有効にし、各プレッシャローラ3の動作を待機させ
る。続いて媒体挿入口8から媒体挿入ガイド5aに媒体
2の一側端を沿わせて挿入し、所望する印字位置と印字
位置合せマーク5dを目視で合わせる(S21)。この
印字位置合せの操作は言うまでもなく、印字を所望する
位置により媒体2の挿入量がそれぞれ異なることにな
る。印字位置合せが行われるとセット釦24が押下され
る(S22)。セット釦24が押下されると制御部22
はクランプマグネット25の動作指示を出してプレッシ
ャローラ3により媒体2を挟持する(S23)。このプ
レッシャローラ3は媒体搬送路の媒体ガイド5に複数設
けてあるが、これらのプレッシャローラ3の全てを同時
動作させてもよいし、搬送制御に伴って順次動作させて
も良いことは前述した通りである。
【0044】クランプマグネット25の駆動指示後、所
定時間(200ms程度)が経過したら各センサS1〜
S3のON/OFF状態の検出を行う(S24)。ま
ず、比較的に挿入量が少ない(所望の印字位置が媒体の
上端寄り)場合を説明する。この場合には挿入検出セン
サS1のみONとなり、制御部22は挿入検出センサS
1の検出信号を得ると、媒体幅検出センサSBの出力を
確認する。即ち挿入された媒体が通帳横幅以上である
か、または通帳横幅以下であるかを判断する(S2
5)。
【0045】媒体幅検出センサSBが「ON」、即ち光
軸が遮断された場合には少なくとも横幅は通帳サイズ以
上であることから「挿入された媒体は伝票であり、印字
位置は上端寄り」という識別結果になる。即ち、区分情
報としては“1001”となる。制御部22は区分情報
が“1001”であると、媒体搬送量補正値設定部22
aから補正値(α)情報を読み出して所定の搬送量
(L)に加算する(S26)。この加算された搬送量だ
けLFモータ12を駆動して伝票2cをプラテン6に向
かって搬送を開始することなる。
【0046】ステップS25にて、媒体幅検出センサS
Bが「OFF」、即ち光軸が遮断されない場合には少な
くとも横幅は通帳サイズ以下であることから「挿入され
た媒体は通帳であり、印字位置は上端寄り」という識別
結果になる。即ち、区分情報としては“1000”とな
る。制御部22は区分情報が“1000”であると、媒
体搬送量補正値設定部22aから補正値(α′)情報を
読み出して所定の搬送量(L)に加算する(S27)。
この加算された搬送量だけLFモータ12を駆動して通
帳2bをプラテン6に向かって搬送を開始することにな
るのは前述した通りである。
【0047】次に、挿入量が中央部(所望の印字位置が
媒体の中央寄り)までの場合を説明する。この場合には
ステップS24にて挿入検出センサS1と媒体位置セン
サS2がONとなり、制御部22は挿入検出センサS1
及び媒体位置センサS2の検出信号を得ると、媒体幅検
出センサSBの出力を確認する。即ち挿入された媒体が
通帳横幅以上であるか、または通帳横幅以下であるかを
判断する(S28)。
【0048】媒体幅検出センサSBが「ON」、即ち光
軸が遮断された場合には少なくとも横幅は通帳サイズ以
上であることから「挿入された媒体は伝票であり、印字
位置は中央寄り」という識別結果になる。即ち、区分情
報としては“1101”となる。制御部22は区分情報
が“1101”であると、媒体搬送量補正値設定部22
aから補正値(β)情報を読み出して所定の搬送量
(L)に加算する(S29)。
【0049】ステップS28にて、媒体幅検出センサS
Bが「OFF」、即ち光軸が遮断されない場合には少な
くとも横幅は通帳サイズ以下であることから「挿入され
た媒体は通帳であり、印字位置は中央寄り」という識別
結果になる。即ち、区分情報としては“1100”とな
る。制御部22は区分情報が“1100”であると、媒
体搬送量補正値設定部22aから補正値(β′)情報を
読み出して所定の搬送量(L)に加算する(S30)。
【0050】最後に、挿入量が媒体後端部(所望の印字
位置が媒体の後端?又は中央部より下端寄り)までの場
合を説明する。この場合にはステップS24にて挿入検
出センサS1と媒体位置センサS2、S3がONとな
り、制御部22は挿入検出センサS1及び媒体位置セン
サS2、S3の検出信号を得る。本第2の実施の形態で
は媒体位置センサS3がONする場合のある縦長さの通
帳の使用を許容しないため、媒体幅検出センサSBの出
力を確認するまでもなく「挿入された媒体は伝票であ
り、印字位置は後端寄り」という識別結果になる。即
ち、区分情報としては“1110”となる。
【0051】制御部22は区分情報が“1110”であ
ると、媒体搬送量補正値設定部22aから補正値(γ)
情報を読み出して所定の搬送量(L)に加算する(S3
1)。この加算された搬送量だけLFモータ12を駆動
して媒体2をプラテン6に向って搬送を開始する(S3
2)。
【0052】制御部22はプラテン6に向って媒体2の
搬送を開始すると同時にLFモータ12の駆動ステップ
数のカウントを開始する(S33)。搬送を進行させる
と媒体2は後端部まで吸入され媒体挿入口8から見えな
くなり、間もなく挿入検出センサS1の位置を通過す
る。制御部22はこの通過による挿入検出センサS1の
OFF信号を検出したらカウントを終了し、その時点の
カウント値(ステップ数)を予め設定した値と比較する
(S35)。例えば、ステップS28を経た動作におい
ても、この作用により印字位置2aから媒体後端までの
寸法を把握することができる。
【0053】ステップS35によるカウント値の比較か
ら、所望の印字位置2aが媒体2の後端寄りであると判
断されると、前述した補正に加えて新たに補正量θを加
算して(S36)、プラテン6までの搬送を完了させ
る。
【0054】なお、媒体2の縦長さが大きい時には、挿
入検出センサS1がOFFする前に所定量の搬送が完了
してしまうことが考えられる。しかし本願発明が媒体2
の前後端部近傍をクランプする際のクランプ位置ずれを
補正するものであるから問題外となることは言うまでも
ない。
【0055】また、ステップS22でセット釦24が押
下されないとタイムアウトになるのは前述した通りであ
る。更に、ステップS24にて挿入検出センサS1と媒
体位置センサS2、S3がONとなると、「挿入された
媒体は伝票であり、印字位置は後端寄り」という識別結
果にしたが許容する通帳縦サイズによってはステップS
25又はステップS28からのフローで説明したように
通帳又は伝票の補正値を設定できることは言うまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】以上、説明した本発明は次の効果を奏す
る。媒体の挿入を検出するとプレッシャローラが所定量
だけ上昇して、媒体を持ち上げるため、近傍に設けた印
字位置合せマークと印字位置を目視で合わせてもプレッ
シャローラの残り動作量が少ないため媒体を挟持する際
のクランプ位置ずれを削減できる。従って、所定量
(L)搬送した場合でも所望する印字位置と実際に印字
される位置との誤差を無視できる程度にすることが可能
となる。第2の実施の形態では、媒体を挟持する際のク
ランプ位置ずれが発生することを前提に挿入された媒体
の挿入量に応じて処理部までの搬送量を自動補正するの
で、所望する印字位置と実際に印字される位置との誤差
が無視できる程度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体処理装置の要部構成を示す側面図
である。
【図2】本発明の媒体処理装置を示す概略側面図であ
る。
【図3】本発明の媒体処理装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】本発明の媒体処理装置の要部構成を示す側面図
である。
【図5】本発明の動作フローチャートである。
【図6】本発明のローラ間隙とステッピングモータの回
転量の関係図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の媒体処理装置の要
部構成を示す側面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の媒体処理装置の制
御ブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における動作フロー
チャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるセンサ状
態と補正量の関係を示す表である。
【図11】従来から使用されている媒体処理装置の概念
図である。
【符号の説明】
1,1′ 媒体処理装置 2 媒体 2a 印字位置 2b 通帳 2c 伝票 3 プレッシャローラ 4 フィードローラ 5 媒体ガイド 5a 媒体挿入ガイド 5b 上側ガイド 5c 下側ガイド 5d 印字位置合せマーク 12 LFモータ 15 クランプモータ 19 ローラアーム 20 ドライバ回路 22 制御部 22a 媒体搬送量補正値設定部 23 記憶部 24 セット釦 25 クランプマグネット 27 アーム S1 挿入検出センサ S2,S3 媒体位置センサ SB 媒体幅検出センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体の任意の位置を処理するために媒体
    挿入ガイドに設けた処理位置合せマークと、 略水平にセットした媒体の表裏位置を規制し処理部まで
    案内する媒体ガイドと、 前記媒体の表面側に位置する前記媒体ガイド面から外周
    の一部が突出し、かつ、回動可能に支持されたフィード
    ローラと、 前記媒体の裏面側から上昇動作し前記フィードローラと
    圧接可能なプレッシャローラと、 前記フィードローラを回転させ、前記媒体を処理部まで
    所定量搬送する搬送手段と、 前記媒体がセットされた時に上昇するプレッシャローラ
    を段階的に動作させる制御手段を有することを特徴とす
    る媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の媒体処理装置において、 セットされた前記媒体種別をその外形サイズから識別
    し、該識別結果により前記プレッシャローラの動作量が
    制御される媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の媒体処理装置において、 前記プレッシャローラの段階的な動作はステッピングモ
    ータの回転量制御による媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2及び請求項3記載の媒体処理装
    置において、 前記制御手段はプレッシャローラの全ストロークを2段
    階に分割して動作させる媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 媒体の任意の位置を処理するために媒体
    挿入ガイドに設けた処理位置合せマークと、 略水平にセットした媒体の表裏位置を規制し処理部まで
    案内する媒体ガイドと、 前記媒体の表面側に位置する前記媒体ガイド面から外周
    の一部が突出し、かつ、回動可能に支持されたフィード
    ローラと、 前記媒体の裏面側から上昇動作し前記フィードローラと
    圧接可能なプレッシャローラと、 前記媒体の吸入指示を行う入力手段と、 前記フィードローラを回転させ、前記媒体を処理部まで
    所定量搬送する搬送手段と、 前記媒体ガイドの搬送方向に複数の媒体検出手段を所定
    の間隔で設け、 前記入力手段からの指示入力があったとき、前記媒体検
    出手段からの媒体位置情報により前記所定量搬送に補正
    を加えることを特徴とする媒体処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の媒体処理装置において、 前記補正は、前記媒体検出手段からの媒体位置情報に基
    づき、前記媒体の挿入量が所定位置より少ないときには
    所定量搬送を増加させ、また所定位置より多いときには
    所定量搬送を減少させる媒体処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の媒体処理装置において、 前記媒体検出手段からの媒体位置情報により挿入された
    媒体を識別し、その識別結果毎に補正する媒体処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105392721A (zh) * 2013-09-19 2016-03-09 冲电气工业株式会社 介质输送装置和介质交易装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105392721A (zh) * 2013-09-19 2016-03-09 冲电气工业株式会社 介质输送装置和介质交易装置
CN105392721B (zh) * 2013-09-19 2018-11-13 冲电气工业株式会社 介质输送装置和介质交易装置

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