JP2000255695A - 水利用装置 - Google Patents

水利用装置

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JP2000255695A
JP2000255695A JP11059850A JP5985099A JP2000255695A JP 2000255695 A JP2000255695 A JP 2000255695A JP 11059850 A JP11059850 A JP 11059850A JP 5985099 A JP5985099 A JP 5985099A JP 2000255695 A JP2000255695 A JP 2000255695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水漏れの心配が殆ど不要であり、また、浄水
フィルタ装置自体又は浄水フィルタの交換も簡単な水利
用装置を提供する。 【解決手段】 給茶機は、内部に液体が貯留される水タ
ンク33と、該水タンクの底部に向かって延びる吸込ホ
ース51と、該吸込ホースに吸込口が連絡されたポンプ
とを備える。吸込ホースには浄水フィルタ装置50が取
り付けられる。この浄水フィルタ装置は、ケーシング6
0と、該ケーシングの内周面から離間して該ケーシング
内に配置された中空フィルタ62とを備え、該ケーシン
グに螺合するその蓋体61の開口61aには、前述した
吸込ホースの下端開口が接続される。ケーシングの底部
60aには、下方に延びて水タンクの底部に当接する突
部67が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば製氷機や、
飲料供給装置もしくは飲料ディスペンサのような水利用
装置に関し、特に、かかる水利用装置において用いられ
る液体貯留タンク(水タンク)に関し、特に内部に浄水
フィルタを備えた液体貯留タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、良質な水を供給しうる水源が限ら
れているにも拘わらず、水の需要は相変わらず増加傾向
にあるため、水質が良いとは言えない水をも殺菌もしく
は滅菌処理して、水道法の水質基準に適合する状態と
し、飲用等に供している。しかし、これらの基準は通常
の水道水源を想定した一応の基準であって,それだけで
安全が保証されるわけではないので、トリハロメタンの
ように発癌性が疑われている物質の混入のような危険要
因を未然に防御したいと試みるのは当然である。
【0003】そのために、一般家庭においても、屋外の
上水道設備から家屋内に敷設された水道管に浄水フィル
タを取り付けて可能な限り清浄な水の摂取に努めてお
り、また、かかる水道管に直結される水利用装置、例え
ば製氷機や、給茶機のような飲料供給装置には、配管途
中に浄水フィルタが装着され、利用者の安全を更に確保
するようになっている。
【0004】しかし、上述のような製氷機や、飲料供給
装置は、必ずしも上水道設備の水道管に直結されるもの
ばかりではなく、水道管の敷設が困難であったり、例え
ば飛行機や、列車のように水道管の敷設が事実上不可能
な場所に据え付けねばならないこともある。そのような
場合には、着脱自在な可搬のカセット式水タンクを備え
た水利用装置が用いられるが、このような水利用装置に
おいても、浄水フィルタが設置されるようになってき
た。
【0005】図6及び図7は、カセット式水タンクを備
えた従来の給茶機を示すもので、この給茶機1は、水道
水等の原水を貯留するカセット式水タンク2を備え、前
面の扉3を開閉して該水タンク2を出し入れ可能となっ
ている。一方、給茶機1の内部上方位置には、給湯タン
ク5が固定配置されている。この給湯タンク5と水タン
ク2は、継手部17及び18において、ポンプ6及び浄
水フィルタ装置20を介して補給用配管7に接続され、
水タンク2に貯留された原水がポンプ6で汲み上げられ
て浄水フィルタ装置20を経由し給湯タンク5に供給さ
れるようになっている。
【0006】給湯タンク5の前面下部には、電磁弁10
を介設した給湯口11が下向きに設けられ、給湯口11
の側方には図示しない茶葉供給部が設けられている。茶
漉器12がこの茶葉供給部の真下位置と給湯口11の真
下位置との間で移動可能に設けられている。また、給湯
口11の下方位置には、茶湯等を入れるコップ14を載
置するためのスノコ状の容器置き15が設けられてお
り、該容器置き15の下面には、排水トレイ16が前面
からの出し入れ可能に装着されている。そして、茶漉器
12が茶葉供給部の真下位置で茶葉を受けたのち給湯口
11の真下位置に戻り、ここで注出ボタンが押圧される
と、電磁弁10が開放されて給湯口11から所定量の温
水が吐き出され、茶漉器12を通過することで茶湯とな
ってコップ14に注がれる。注出が所定回数繰り返され
ると、或いは人為的にリセットボタンが操作されると、
茶漉器12は、図6の向こう側に反転し、図示しない茶
捨て容器に茶殻が排出され、再び茶葉供給部の真下位置
に戻って、上記した動作が繰り返される。
【0007】補給用配管7に設けられる従来の浄水フィ
ルタ装置20の詳細は、図8及び図9に示されている。
図8及び図9において、該浄水フィルタ装置20は、主
として、適宜の材料からなる中空の浄水フィルタ21
と、該浄水フィルタ21をその周囲から離間して覆うケ
ーシング22とからなる。ケーシング22には側面に原
水の入口22aが形成され、頂面に浄化された水の出口
22bが形成されている。この入口22a及び出口22
bに前述した補給用配管7の途中に嵌合し、水漏れのな
いようにホースクランプ23a,23bによりしっかり
取り付けられる。浄水フィルタ21の定期交換に便利な
ように、ケーシング22は上端にフランジ部22cを有
し、そこにパッキン24を介して蓋体25が螺着されて
いる。この蓋体25に前記出口22bが形成されてい
る。蓋体25の一側は上方に折曲され浄水フィルタ装置
20の取付部25aとなっている。
【0008】一方、浄水フィルタ21は、ケーシング2
2よりも小さい寸法に作られていて、両者間に環状のス
ペース26が存在し、また、中空に作られていて、縦方
向に延びるスペース21aを中央に有する。そして、該
浄水フィルタ21は、パッキン27を介してケーシング
22の底部上に置かれ、蓋体25により上下のパッキン
24,27間に保持されている。従って、原水入口22
aから環状スペース26に入った原水は、全量が浄水フ
ィルタ21を半径方向に貫いて中央のスペース21aに
入り、出口22bを経由して給湯タンク5に供給され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に水タンク2外の補給用配管7に取り付けられる浄水フ
ィルタ装置20では、長期にわたり確実な水密性が要求
されるため、水密を確保するための部品点数が増え、そ
の結果、組み立て工数も増えるなどコスト高となるだけ
でなく、浄水フィルタ装置20の取付位置が給茶機内部
の配管途中であるから、浄水フィルタの定期交換作業や
保守作業は狭い場所での作業となり、面倒で長い時間を
要していた。従って、本発明の目的は、水漏れの心配が
殆ど不要であり、また、浄水フィルタ装置自体又は浄水
フィルタの交換も簡単な水利用装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明は、内部に液体が貯留される
タンクと、該タンクの底部に向かって延びる液体吸込手
段と、該液体吸込手段に吸込口が連絡されたポンプとを
備えた水利用装置において、前記タンクの内部の液体を
取り入れて前記液体吸込手段に送るように該液体吸込手
段の下端開口と連通するように設けられた浄水フィルタ
装置を備えることを特徴とするものである。また、請求
項2に記載の本発明は、水を加熱して内部に貯留する給
湯タンクと、該給湯タンクのオーバーフロー水を溢水配
管を介して受けると共に該給湯タンクに給水配管に設け
られたポンプを介して水を供給する水タンクと、該水タ
ンクの頂部開口から入って底部に向かって延びる液体吸
込手段と、前記水タンクの前記頂部開口を画成する短ス
リーブに螺合する開口付きタンクキャップと、該タンク
キャップの開口に嵌合する継手部とを備え、該継手部
は、前記溢水配管に接続される開口部と、一端で前記液
体吸込手段に接続され他端で前記給水配管に接続される
ように前記継手部を貫通して延びる接続管を備える水利
用装置において、前記タンクの内部の液体を取り入れて
前記液体吸込手段に送るように該液体吸込手段の下端開
口と連通するように設けられた浄水フィルタ装置を備
え、前記水タンクの前記頂部開口及び前記浄水フィルタ
装置の相対的な大きさは、前記タンクキャップを前記短
スリーブから外して該タンクキャップと共に前記継手
部、前記液体吸込手段及び前記浄水フィルタ装置を一体
的に外部に取り出すことを可能にするように形成されて
いることを特徴とするものである。更に、請求項3に記
載の本発明によると、前記浄水フィルタ装置は、それぞ
れ開口を有する底部及び頂部を備えたケーシングと、該
ケーシングの内周面から離間して該ケーシング内に配置
された中空フィルタとを備え、前記ケーシングに螺合す
るその頂部の開口には、前記液体吸込手段の下端開口が
接続され、前記ケーシングの底部には、下方に延びて前
記タンクの底部に当接する突部が形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、給茶
機に具現された本発明の好適な実施の形態について説明
するが、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すもの
とする。また、本発明は、以下の説明から分かるよう
に、この実施形態に限定されるものではなく、種々の改
変が可能である。
【0012】先ず、図1及び図2において、本発明の一
実施形態による給茶機(水利用装置)30は、上部側が
やや前面に張り出した縦長の箱形に形成され、底面の四
隅に設けられた脚31によって図示しないカウンター等
の上に支持され、張り出した部分の前面の開口に扉32
がヒンジにより開閉可能に装着されている。この扉32
は、図1において開状態で、図2においては閉状態で示
されている。給茶機本体内のほぼ下半部は水タンク33
を収納する収納スペース34となっており、その上方に
は、水タンク33から延びる後述の液体吸込手段に吸込
口36aで接続されるポンプ36(図2)を介して原水
を受けて加熱する給湯タンク35が設けられている。給
湯タンク35内には電気ヒータのような図示しない加熱
手段が設けられている。
【0013】給湯タンク35の周面の上部側には、図2
に示すように、給水口37及びオーバーフロー口38を
有する継手部39が設けられており、給水口37に接続
された給水配管40及びオーバーフロー口39に接続さ
れた溢水配管41は継手部42を介して水タンク33に
連絡している。継手部39及び42は、例えば本出願人
の特願平9−215247号明細書に開示されているも
のと実質的に同様の構造を有するものでよいが、本発明
と関連する継手部42について、図3を参照して代表的
に後述する。
【0014】図3において、水タンク33の上面には、
頂部開口43aを画成する短スリーブ43が上向きに突
設されている。短スリーブ43の外周には雄ネジが切ら
れており、この雄ネジに大径筒部44a及び小径筒部4
4bからなるタンクキャップ44が螺合する。即ち、タ
ンクキャップ44の大径筒部44aの内周に雌ネジが形
成されており、これが短スリーブ43の雄ネジに螺合す
るようになっている。タンクキャップ44の小径筒部4
4bはその上面が開口しており、該開口を介して挿入さ
れたジョイント管45が小径筒部44bにシールリング
46を介して緊密に嵌合するようになっている。ジョイ
ント管45が前述した継手部42を構成する。
【0015】ジョイント管45は、前述したようにタン
クキャップ44の小径筒部44bに嵌合し、該小径端部
44bの長さの途中で終端する筒状の下半部45aと、
筒状の上半部45bと、中間のフランジ部45cとを有
する。ジョイント管45の上半部45bは、図2に示し
た溢水配管41に接続されるようになっている。また、
図2に示した給水配管40と連通するように、接続管4
7がジョイント管45のフランジ部45cを半径方向に
貫いてL形に延びている。該接続管47は、給水配管4
0に接続される水平部47aと垂直部47bとからな
り、垂直部47bは、ジョイント管45の下半部45a
の内周面から離間して同下半部の端面よりも下方に延び
ている。なお、この接続管47はジョイント管45と一
体的に形成されている。
【0016】再び図3において、水タンク33内には、
吸込ホース51の下端に接続される浄水フィルタ装置5
0が設けられている。吸込ホース51の上端には吸込管
52が嵌め込まれている。吸込管52の上端は、図3か
ら了解されるようにジョイント管45の下半部45aの
端面から軸方向に若干離れた位置で終端している。ま
た、前述した本出願人の特許出願明細書に記載されてい
るのでここでは簡単に説明するに留めるが、吸込管52
の上端周面部には複数のブレード54が円周方向に離間
して設けられており、各ブレード54の先端がタンクキ
ャップ44の小径筒部44aの内周に取り付けられてい
る。従って、この実施形態では、タンクキャップ44と
吸込管52は(延いては、浄水フィルタ装置50及び吸
込ホース51も)一体構造である。また、ジョイント管
45と一体の接続管47の垂直部47bはその下端部が
吸込管52の上端部にシールリング55を介して嵌合し
ている。上述した給水配管40、接続管47、吸込ホー
ス51及び吸込管52が液体吸込手段を構成する。
【0017】次に、本発明に従って吸込ホース51の下
端に接続された浄水フィルタ装置50の構成について説
明する。再び図3において、該浄水フィルタ装置50
は、ほぼ円筒形のケーシング60と、このケーシング6
0の上端部周面に形成された雄ネジ部に螺合する蓋体6
1と、ケーシング60内に環状のスペース64を残して
収納された筒状フィルタ62とを備える。蓋体61の上
面には開口が形成されており、該開口を囲むネック部6
1aが上方に延び、そこに吸込ホース51の下端が緊密
に嵌合している。また、ケーシング60の底部60aに
は、上記スペース64に連通する複数の開口65が形成
されると共に、浄水フィルタ装置50が水タンク33の
底部上に載置されたときに、該底部とケーシング60の
底部60aとの間に図示のようにスペース66が存在す
るように、下方に延びる環状の突部67が形成されてい
る。この突部67の基端部から上方に延びる半球状の受
け部68は、筒状フィルタ62の中空部に入り該フィル
タ62を受けて安定的に支持する。ケーシング60の底
部60aに突部を設ける代わりに、或いはこの突部に加
えて、水タンク33の底部内面に突部を形成し、これに
よりケーシング60の底部中央を下から支持するように
してもよい。なお、フィルタ62の上下端面とケーシン
グ60の蓋体及び底部の間に設けられているのはパッキ
ン63a,63bである。
【0018】図1及び図2に戻って給茶機30の構造に
ついて更に説明すると、パネル70の前面部の上部位置
には、茶葉等を貯蔵するキャニスタ71が設けられてい
る。キャニスタ71の下部には、茶葉を掬って所定量ず
つ落下させることのできる定量ドラムを内蔵した茶葉供
給部72が設けられ、その下端の茶葉供給口が開閉可能
なシャッタ73で覆われている。給湯タンク35の前面
下部には、電磁弁74を介設した給湯口75が下向きに
設けられ、給湯口75の側方には茶葉供給部72が設け
られている。ファンネル80に取り付けられた茶漉器7
6がこの茶葉供給部の真下位置と給湯口75の真下位置
との間で回動可能に設けられている。また、給湯口75
の下方位置には、茶湯を入れるコップ77を載置するた
めのスノコ状の容器置き78が設けられており、該容器
置き78には、排水トレイ79が前面から出し入れ可能
に装着されている。81は茶殻容器である。
【0019】給湯口75は図5の(a)に示す構造を有
する。即ち、給湯口75は、電磁弁74につながる給湯
管74aの先端に嵌め込まれる口金部(ただし、金属製
であることを必要とせず、プラスチック製でもよい。)
75aと、該口金部75aの内部に形成された環状の凹
部に嵌合する網状もしくは小穴付きのフィルタ75bと
からなる。茶漉器76に供給される湯はこのフィルタ7
5bを通りシャワー状に茶漉器76内の茶葉全体に均等
に注がれるようになっている。しかし、例えば長時間の
使用に伴いシリカが析出してフィルタ75bが詰まった
り、何らかの理由によりフィルタ75bが口金部75a
の凹部に正常に嵌合していないと、湯は茶葉上に好適に
注がれないことになる。
【0020】次に上述した構成を有する本発明の実施形
態に係る給茶機の動作について説明する。図1〜図3に
おいて、扉32の前面にある操作パネル(図示せず)に
設けられた図示しない給茶スイッチを操作すると、給湯
タンク35内の湯が、電磁弁74を介して、茶葉の入れ
られた茶漉器12に向けて給湯口75から所定量吐き出
され、コップ77に注がれる。所定回数(例えば5回)
の茶の注出が行われると、茶漉器76が茶殻容器81側
に反転駆動されて、茶殻は茶殻容器81内に廃棄され
る。続いて茶漉器76が元位置に復帰する途中におい
て、斜め姿勢で茶葉供給口の直下に停止し、所定量の新
たな茶葉が茶漉器76内に供給される。その後、茶漉器
76が元位置に復帰して、次の茶の注出が可能となる。
また、この給茶機は図示しない給湯ボタンを押すことに
より白湯のみを供給しうるようにもなっているが、この
機能については、例えば本出願人の特願平10−194
658号明細書を参照されたい。
【0021】上述したような操作を繰り返して行うと、
給湯タンク35内の液位が徐々に低下し、所定レベルに
達すると、図示しない液位センサが作動して、ポンプ3
6が駆動されることにより、水タンク33内の清浄な水
は、給湯タンク35内に再び所定レベルに達するまで供
給される。万一、例えば図示しない液位センサの故障に
より給湯タンク35がオーバーフローしても、水は、溢
水配管41を経由して水タンク33内に戻る。ポンプ3
6により水タンク33の水を給湯タンク35に送る際、
水タンク33内の水は、図3に矢印で示すように、浄水
フィルタ装置50のケーシングの底部60aに形成され
た突部67の作用により、水タンク33の底部内面との
間に形成されたスペース66に流入し、ケーシング底部
60aに形成された開口65を経由してケーシング60
及びフィルタ62間の環状スペース64に入り、次いで
フィルタ62を半径方向の内方に貫流して浄化される。
水タンク33が空に近い状態になったら、給茶機の前面
扉32’(図2)を開いて継手部42を外し、水タンク
33を給茶機外に出す。このとき、水タンク33は、図
3から継手部42を除くが、タンクキャップ44及び浄
水フィルタ装置50が接続された状態である(但し、水
は水タンク内に殆ど存在しない。)。
【0022】この状態で水タンク33を水道水のような
給水源に運び、タンクキャップ44を外し、吸込ホース
51及び浄水フィルタ装置50を少し引き出すが、吸込
ホース51及び浄水フィルタ装置50は水タンク33内
に残した状態で短スリーブ43の開口部から水を補給す
る。
【0023】また、浄水フィルタ装置50を清掃した
り、内部のフィルタ62或いは浄水フィルタ装置50自
体を交換したい場合には、上述したようにタンクキャッ
プ44を外せば、容易に行うことができることが理解で
きよう。即ち、水タンク33の短スリーブ43により画
成される開口は、浄水フィルタ装置50の直径よりも大
きく形成されているので、浄水フィルタ装置50は、タ
ンクキャップ44、継手部42及び吸込ホース51等と
共に、開口43aを経由して容易に取り出される。な
お、給茶機内への水タンク33の収納は逆の手順で行わ
れる。
【0024】一方、前述したように、長時間の使用に伴
いシリカが析出してフィルタ75bが詰まったり、何ら
かの理由によりフィルタ75bが口金部75aの凹部に
正常に嵌合していないと、湯は茶葉上に好適に注がれな
いことになる。従って、そのようなことが起きないよう
に、或いは起きているか否か確認するために、給湯口7
5からの注出状態即ちシャワー状態を定期的に又は随意
に監視しうることが望ましい。そのため、本発明の実施
形態に係る給茶機用の制御回路(図示せず)では、扉3
2の開閉状態に拘わらず、図示しない前述した給茶ボタ
ンと給湯ボタンを同時に押せば、給湯タンク35内の湯
を電磁弁74及び給湯口75を介して茶漉器76に注出
即ちシャワーしうるようになっている。これにより、口
金部75aの異物付着を防止できるだけでなく、シャワ
ー状態を簡単に確認しうるようになり、茶葉を有効に利
用しうるので、茶葉の使用量が減少してランニングコス
トが低減できるだけでなく、風味のよい茶を提供しうる
ようになる。
【0025】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は、この実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次のような実施形態も本発明の範囲に含
まれ、更に、下記の実施形態以外にも本発明の精神及び
範囲から逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。 (1)本発明は、茶葉だけではなく、タンクからの湯に
より粉末日本茶や、粉末コーヒーや、ウーロン茶等を溶
融して飲料として供給する飲料ディスペンサ全般に広く
適用することができる。 (2)また、本発明は、水タンクから供給される原水を
加熱することににより温水を生成して貯留するタイプに
限らず、逆に水タンクの原水を冷却することで冷水を生
成して貯留するタイプのタンクを備えたものにも同様に
適用することができる。 (3)更に、本発明は、カセット式タンクの内部に浄水
フィルタ装置を組み込むものだけでなく、内部の水又は
湯がポンプにより揚水される形式のタンクを備えた、製
氷機を含む任意の水利用装置に同様に適用することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から了解されるように、請求
項1に係る本発明の水利用装置によれば、液体が貯留さ
れるタンクの底部に向かって延びる液体吸込手段の下端
開口に浄水フィルタ装置が設けられているので、浄水フ
ィルタ装置と配管との接続箇所が減るだけでなく、部品
点数及び組み付け工数も削減でき、水利用装置の製造コ
ストダウンが可能である。しかも、通常、浄水フィルタ
装置はタンク内に水没しており、液漏れに対する対策が
事実上不要になるので、水密性確保のために従来必要で
あった部品やその組み付けも不要となり、このことも、
水利用装置の製造コストダウンを可能にする。更に、浄
水フィルタ装置がタンク内に水没していると、同浄水フ
ィルタ装置に外力が作用することは実質的にないであろ
うから、浄水フィルタ装置を特別に固定する必要がな
く、従来固定に必要であった部品及び組み付け工数を削
減できるので、このことも、水利用装置の製造コストダ
ウンを可能にする。また、浄水フィルタ装置自体及び内
部のフィルタの交換或いは清掃は、水タンクを水利用装
置から取り出して広いスペースの場所で行えば、容易で
ある。
【0027】また、請求項2に記載の本発明によれば、
水利用装置は、水タンクの内部の液体を取り入れて液体
吸込手段に送るように該液体吸込手段の下端開口と連通
するように設けられた浄水フィルタ装置を備え、水タン
クの頂部開口及び浄水フィルタ装置の相対的な大きさ
は、タンクキャップを短スリーブから外して該タンクキ
ャップと共に継手部、液体吸込手段及び浄水フィルタ装
置を一体的に外部に取り出すことを可能にするように形
成されているので、上述した効果に加えて、浄水フィル
タ装置を更に容易に短時間に取り出すことができ、メン
テナンス費用の低減をもたらす。
【0028】更に、請求項3に記載の本発明によれば、
浄水フィルタ装置のケーシング底部に突部を形成したた
め、底部に浄水フィルタ装置内への取水部(開口)を設
けてもこの取水部が塞がれることがない。また、請求項
1〜3に記載の本発明において、浄水フィルタ装置を有
するため給湯口での異物付着を防止できるほか、温水タ
ンクでは特に塩素ガスの臭いが強く発生するが、浄水フ
ィルタ装置により防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態が具現された給茶機の上
半部をその前面扉が開いた状態で示す斜視図である。
【図2】 図1の給茶機の全体構成を示す側面概要図で
ある。
【図3】 図2の給茶機の下半部に示された水タンクの
詳細断面図である。
【図4】 図3に示された浄水フィルタ装置の底部突部
を示す斜視図である。
【図5】 (a)及び(b)は図2に示された給湯口の
詳細を断面で示す説明図である。
【図6】 従来の給茶機の図2に相当する図である。
【図7】 図6の給茶機のブロック図である。
【図8】 図6及び図7に示された浄水フィルタ装置の
斜視図である。
【図9】 図6及び図7に示された浄水フィルタ装置の
断面図である。
【符号の説明】
30…給茶機(水利用装置)、33…水タンク、35…
給湯タンク、36…ポンプ、40…給水配管、41…溢
水配管、42…継手部、43…短スリーブ、43a…水
タンクの頂部開口、44…タンクキャップ、47…接続
管(液体吸込手段)、50…浄水フィルタ装置、51…
吸込ホース(液体吸込手段)、52…吸込管(液体吸込
手段)、60…ケーシング、60a…ケーシングの底
部、61…蓋体、61a…ネック部(ケーシングの頂
部)、62…フィルタ、67…突部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/10 530A Fターム(参考) 3E047 AA02 BA01 BA02 DA01 DA08 DC04 DC08 EB03 ED07 GA06 3E082 AA02 BB04 CC02 DD01 EE01 EE02 FF09 4D024 AA02 AB11 CA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体が貯留されるタンクと、該タ
    ンクの底部に向かって延びる液体吸込手段と、該液体吸
    込手段に吸込口が連絡されたポンプとを備えた水利用装
    置において、前記タンクの内部の液体を取り入れて前記
    液体吸込手段に送るように該液体吸込手段の下端開口と
    連通するように設けられた浄水フィルタ装置を備えるこ
    とを特徴とする水利用装置。
  2. 【請求項2】 水を加熱して内部に貯留する給湯タンク
    と、該給湯タンクのオーバーフロー水を溢水配管を介し
    て受けると共に該給湯タンクに給水配管に設けられたポ
    ンプを介して水を供給する水タンクと、該水タンクの頂
    部開口から入って底部に向かって延びる液体吸込手段
    と、前記水タンクの前記頂部開口を画成する短スリーブ
    に螺合する開口付きタンクキャップと、該タンクキャッ
    プの開口に嵌合する継手部とを備え、該継手部は、前記
    溢水配管に接続される開口部と、一端で前記液体吸込手
    段に接続され他端で前記給水配管に接続されるように前
    記継手部を貫通して延びる接続管を備える水利用装置に
    おいて、前記水タンクの内部の液体を取り入れて前記液
    体吸込手段に送るように該液体吸込手段の下端開口と連
    通するように設けられた浄水フィルタ装置を備え、前記
    水タンクの前記頂部開口及び前記浄水フィルタ装置の相
    対的な大きさは、前記タンクキャップを前記短スリーブ
    から外して該タンクキャップと共に前記継手部、前記液
    体吸込手段及び前記浄水フィルタ装置を一体的に外部に
    取り出すことを可能にするように形成されていることを
    特徴とする水利用装置。
  3. 【請求項3】 前記浄水フィルタ装置は、それぞれ開口
    を有する底部及び頂部を備えたケーシングと、該ケーシ
    ングの内周面から離間して該ケーシング内に配置された
    中空フィルタとを備え、前記ケーシングに螺合するその
    頂部の開口には、前記液体吸込手段の下端開口が接続さ
    れ、前記ケーシングの底部には、下方に延びて前記タン
    クの底部に当接する突部が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の水利用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011169567A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Hoshizaki Electric Co Ltd 飲料冷却装置
JP2014012559A (ja) * 2007-09-06 2014-01-23 Deka Products Lp 製品ディスペンサシステム
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