JP2008113877A - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャワーキャップの着脱作業性を向上するとともに、それに伴う安全性を向上する。
【解決手段】ノーズ部13を有する外装体と、貯水タンク31と、貯水タンク31内の水を加熱する加熱手段(ヒータ32)と、お湯をノーズ部13に給水する供給手段(ポンプ34)と、フィルタカップ52と、シャワーキャップ42と、を備えた飲料抽出装置において、ノーズ部13の下部に、横方向に延びる第1スライドレール部20を設けるとともに、第1スライドレール部20の下部に、横方向に延びる第2スライドレール部21を設け、第1スライドレール部20にシャワーキャップ42を横方向からスライドさせて装着するとともに、第2スライドレール部21にフィルタカップ52を横方向からスライドさせて装着する構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コーヒーや紅茶などの抽出を行う飲料抽出装置に関するものである。
コーヒメーカーなどの飲料抽出装置は、タンクに貯留した水を加熱手段によって加熱し、供給手段によって飲料抽出原料であるコーヒー粉を収容したフィルタカップにお湯を供給することにより、コーヒー粉からコーヒー液を抽出し、該コーヒー液を飲料容器に流出させるものである。
この飲料抽出装置に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2003−153808号公報 特開2004−215763号公報
特許文献1では、外装体の前面上部に前方に突出するノーズ部を備え、該ノーズ部の下部に前記フィルタカップが着脱可能に配設されている。また、ノーズ部の下面には、前記フィルタカップに対する給水分布が均一になるように、シャワーキャップが配設されている。
前記シャワーキャップは、給水によりフィルタカップ内の飲料が跳ね返って付着したり、水道水に含まれたカルシウム成分が付着するため、定期的に清浄する必要がある。しかし、このシャワーキャップは、脱落しないように回転により装着する所謂バヨネット方式の取付構造をなすため、取り外し作業時の振動で、供給手段であるポンプからノーズ部までの吐出管の内面に付着した高温のお湯が手に付着する可能性がある。
これに対して、特許文献2では、垂直方向に延びる軸を中心として水平方向に回転可能な一対の回転体を設け、上側の回転体にシャワーキャップを着脱可能に配設するとともに、下側の回転体にフィルタカップを一体成形した構成としている。
この特許文献2のシャワーキャップは、回転体の回転により、お湯の給水位置から離れた位置に回動され、この状態で簡単に取り外すことができるうえ、安全性を確保できる。しかしながら、その取り外し作業は、回転体の回動後に、手をシャワーキャップに持ち替える必要があるため、2アクションの動作が必要である。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、シャワーキャップの着脱作業性を向上するとともに、それに伴う安全性を向上できる飲料抽出装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の飲料抽出装置は、前面上部に前方に突出するノーズ部を有する外装体と、該外装体の後側に設けた貯水タンクと、該貯水タンク内の水を加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱したお湯を前記ノーズ部に給水する供給手段と、該供給手段から注入されたお湯で内部に収容した飲料抽出原料から飲料を抽出する上端開口のフィルタカップと、該フィルタカップへの給水分布を均一にするシャワーキャップと、を備えた飲料抽出装置において、前記ノーズ部の下部に、横方向に延びる第1スライドレール部を設けるとともに、該第1スライドレール部の下部に、横方向に延びる第2スライドレール部を設け、前記第1スライドレール部に前記シャワーキャップを横方向からスライドさせて装着するとともに、前記第2スライドレール部に前記フィルタカップを横方向からスライドさせて装着する構成としている。
本発明の飲料抽出装置では、スライドレール部に対してシャワーキャップおよびフィルタカップを横方向からスライドさせて取り外しおよび装着するため、ワンアクションで簡単かつ確実に着脱作業を行うことができる。そのうえ、お湯の給水位置に手を挿入する必要がないため、安全性を確保できる。
具体的には、この飲料抽出装置は、前記第1スライドレール部と第2スライドレール部とは、同一の前後方向に延び、前側から着脱可能に装着することが好ましい。
また、前記第1スライドレール部の幅と、第2スライドレール部の幅を異ならせることが好ましい。
この場合、前記シャワーキャップの幅を、前記第2スライドレール部の幅より小さくすることが好ましい。
このようにすれば、シャワーキャップおよびフィルタカップの誤装着を防止できる。
さらに、前記ノーズ部の下面および前記シャワーキャップの上面に、装着状態で互いに係合する係合部を設けることが好ましい。このようにすれば、シャワーキャップの装着状態を作業者が容易に認識できるとともに、装着状態を確実に維持できる。しかも、取り外しの際には、係合抵抗によりシャワーキャップに振動が加わるため、該シャワーキャップに付着したお湯を滴下させ、作業者に付着することを防止できる。
さらにまた、前記シャワーキャップを、前記フィルタカップの上端開口を閉塞可能な平面視形状とすることが好ましい。このようにすれば、フィルタカップに対して均一な給水が可能になる。しかも、フィルタカップ内の温度降下を抑制できるうえ、下部のフィルタカップに注出されたお湯の湯気がノーズ部の下面に付着することを防止できる。
そして、前記フィルタカップに、前記シャワーキャップの前端を覆う被覆部を設けることが好ましい。このようにすれば、シャワーキャップを不完全な状態で装着した場合に、該シャワーキャップの上面を伝ってお湯が前面から漏出することを防止できるうえ、製品の外観を向上できる。また、フィルタカップの装着により、シャワーキャップを正規位置に装着することもできる。
また、前記ノーズ部において、前記供給手段の先端の注出口の周囲に、上向きに窪む凹部を設けることが好ましい。このようにすれば、シャワーキャップとノーズ部との間からのお湯の漏出を更に確実に防止できる。
本発明の飲料抽出装置では、シャワーキャップおよびフィルタカップを横方向からスライドさせて取り外しおよび装着するため、ワンアクションで簡単かつ確実に着脱作業を行うことができる。しかも、お湯の給水位置に手を挿入する必要がないため、安全性を十分に確保できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施形態に係る飲料抽出装置を示す。この飲料抽出装置は、大略、タンク31、加熱手段および供給手段を有する本体10の前面に、飲料注出部材と保温機構とを設けたものである。
前記本体10は、筒状をなす金属製の胴体11と、該胴体11の上端に配設した肩体12と、胴体11の下端に配設した底体15とを有する外装体を備えている。この本体10は、上部に位置する肩体12に、前面から前方に突出するようにノーズ部13が設けられ、このノーズ部13の下端がレール部材14により覆われている。また、下部に位置する底体15に、前面から前方に突出するように台座部26が設けられている。そして、筒状をなす胴体11は、上側がレール部材14にネジ止めにより固定され、下側が底体15にネジ止めにより固定されている。また、肩体12は、ノーズ部13の背部が開口され、この開口が回動可能に取り付けられた蓋体16により閉塞されている。
そのうち、前記ノーズ部13は、その内部に後述する吐出管40が配管されるとともに、操作基板62および制御基板85が配設されている。そして、このノーズ部13を遮蔽するレール部材14は、図1および図2に示すように、横(水平)方向に延びる平坦な下端面を有する露出部17と、該露出部17の背部に位置する内装部23とを備えている。
前記ノーズ部13の下面を構成する露出部17には、吐出管40に連通される注出口18が設けられ、この注出口18の周囲に上向きに窪む凹部19が設けられている。また、このレール部材14の両側部には、横方向である前後方向に向けて延びる第1スライドレール部20および第2スライドレール部21が設けられている。第1スライドレール部20は、露出部17の外周縁から下向きに突出する側壁部20aと、該側壁部20aの下端から内向きに突出する桟部20bとを有する。第2スライドレール部21は、第1スライドレール部20の側壁部20aの下端より面一で下向きに突出する側壁部21aと、該側壁部21aの下端から内向きに突出する桟部21bとを有する。そして、第1スライドレール部20の側壁部20aは、第2スライドレール部21の側壁部21aより内側に向けて厚肉に形成され、これにより第1スライドレール部20の左右方向の幅が第2スライドレール部21の左右方向の幅とは異なり、小さくなるように構成されている。また、露出部17の背面側には、断面略半円形状をなすように下向きに突出する係合凸部22が設けられている。
前記内装部23は、胴体11と肩体12との間に内装され、胴体11とネジ止めにより固定されるもので、該胴体11の内面に沿った外壁面を有する膨出部24が設けられている。この膨出部24の一部には、吐出管40を挿通する挿通孔25が設けられている。
前記台座部26は、図1に示すように、ガラス製のジャグ27を着脱可能に載置するもので、上面には熱伝導性が良好な金属製の感熱部材28が配設されている。また、この台座部26の内部には、図3に示すように、保温用加熱手段である保温ヒータ29が配設されるとともに、感熱部材28を介してジャグ27内の飲料温度を検出する保温用温度検出手段である保温温度センサ30が配設されている。
図1に示すように、前記外装体の内部において、蓋体16で閉塞される肩体12の上端開口には、液体である水を貯留する上端開口のタンク31が配設されている。このタンク31の底には、図3に示すように、タンク31内に貯留した水を沸騰および保温する容器用加熱手段であるヒータ32が配設されるとともに、タンク31内の湯温を検出する容器用温度検出手段である容器温度センサ33が配設されている。
また、外装体とタンク31との間には、該タンク31内の水をノーズ部13へ供給する供給手段としてスクリューポンプ34が配設されている。このスクリューポンプ34は、ケーシング35の内部に配設したスクリュー36を駆動手段であるモータ37によって回転させるものである。ケーシング35の吸引口には、上流側であるタンク31の底に接続した吸水管38が接続されている。この吸水管38には、タンク31内に貯留された水の残量検出手段として、水量に応じて変化する水圧によって検出する圧力センサ39が分岐接続されている。また、スクリューポンプ34の上端に位置するケーシング35の供給口には、下流側であるノーズ部13に配管される吐出管40が接続されている。この吐出管40の先端は、接続部材を介してノーズ部13の注出口18に接続されている。また、吐出管40は、上向きに延びる中間部分が背面側に向けて湾曲され、タンク31に略接触させることにより、内部の液体温度の降下を防止している。なお、符号41は断熱部材である。
図1および図2に示すように、ノーズ部13の下部には、飲料注出部材としてシャワーキャップ42とフィルタカップ52とが着脱可能に配設されている。
前記シャワーキャップ42は、レール部材14の第1スライドレール部20に対して前方から着脱可能に装着するもので、略平板状をなし、その所定位置に下向きに窪む散水部43を設けたものである。この散水部43は、後述するフィルタカップ52の貯留部53の内径より小さい円形状のもので、その内部には、円環状をなす第1隔壁44および第2隔壁46が上向きに突設されている。第1隔壁44は、後述するフィルタカップ52内に略5カップ分の飲料を抽出するための原料を収容させた際の外径と略同一の内径を有し、その内側の底面には放射状に位置するように複数の散水孔45が設けられている。第2隔壁46は、フィルタカップ52内に略10カップ分の飲料を抽出するための原料を収容させた際の外径と略同一の内径を有し、第1隔壁44との間の底面には、周方向に所定間隔をもって複数の散水孔47が設けられている。なお、第1隔壁44の全高は、第2隔壁46の全高より低く、第1隔壁で囲繞された内部から溢れたお湯が第2隔壁46との間に供給されるように構成している。また、第2隔壁46の全高は、シャワーキャップ42に付着の上面までは達しないように構成されている。さらに、第2隔壁46と散水部43の内周壁43aとの間は、散水孔45,47の部分的な目詰まりなどによって第2隔壁46から溢れたお湯を受ける予備領域であり、その底には周方向に所定間隔をもって排水孔48が設けられている。また、シャワーキャップ42の先端には、レール部材14の係合凸部22に着脱可能に係合する係合凹部49が下向きに窪むように設けられている。さらに、この係合凹部49の逆側端部には、着脱操作用の把持縁部50が下向きに突設されている。さらにまた、シャワーキャップ42の外周縁には、第1スライドレール部20の桟部20bに載置される縁部51が設けられている。この縁部51は、前記把持縁部50より全高が低く、この把持縁部50の端部が第1スライドレール部20に当接した状態で、係合凹部49が係合凸部22に係合するように構成している。そして、本実施形態では、このシャワーキャップ42の左右方向の幅は、第2スライドレール部21の幅、即ち、桟部21b,21b間の隙間より小さくしている。また、シャワーキャップ42の前後方向の寸法は、ノーズ部13の下部に正規位置に装着した状態で、その手前側縁である把持縁部50の一部に、後述するフィルタカップ52の被覆部60が略当接する全長に設定されている。
前記フィルタカップ52は、レール部材14の第2スライドレール部21に対して前方から着脱可能に装着するもので、略円錐筒状をなす貯留部53を備えている。この貯留部53の底は、その中心に向けて下向きに傾斜した閉鎖面とされ、その中心に抽出孔54が設けられるとともに、その抽出孔54から放射状に突出するようにリブが設けられている。この貯留部53の上端縁には、第2スライドレール部21の桟部21bに載置される載置段部55が外向きに突設されている。この載置段部55は、平面視形状を前記シャワーキャップ42より若干大きく形成することにより、該シャワーキャップ42により貯留部53の上端開口を閉塞する構成としている。また、載置段部55の手前側には、着脱操作等の把持部56が設けられている。この把持部56は、載置段部55の縁から下向きに突出する把持縁部57と、該把持縁部57と所定間隔をもって位置するリブ58と、これら把持縁部57からリブ58を経て貯留部53の外周面にかけて延びる側板部59とを備えている。また、載置段部55には、把持部56に対して面一で上向きに延び、レール部材14への装着状態でシャワーキャップ42の前端である把持縁部50を覆う被覆部60が設けられている。さらに、載置段部55の外周縁には、滴下されたお湯の漏出を防止するために外縁部61が上向きに突設されている。この外縁部61は、第1スライドレール部20と第2スライドレール部21との隙間と略同一の全高を有する高縁部61aと、差し込み作業性を考慮して全高を低くした先端側の低縁部61bとを有する。
前記ノーズ部13の内部には表示手段であるセグメント表示方式の液晶パネル64と、設定や動作を指定する指示手段である複数のスイッチ77〜84とを実装した操作基板62が配設され、その表面に操作パネル63が設けられている。
図3に示すように、操作パネル63の液晶パネル64には、左側に圧力センサ39によって検出したタンク31内の残水量を段階的にレベル表示する残水量表示部65が設けられるとともに、その下部に給水表示部66が設けられている。また、上側には、むらし工程またはむらし設定時間を意味するむらし表示部67が設けられるとともに、その右側に湯沸し予約状態であることを意味する湯沸し予約表示部68が設けられている。さらに、これらの下部である中央には、水(湯)量や時間を示す4桁の数値表示部69が設けられている。この数値表示部69の下部には、表示した数値が抽出湯量であることを意味する抽出湯量表示部70と、予約時間であることを意味する時間後表示部71と、むらし時間であることを意味する秒表示部72とが設けられている。そして、液晶パネル64の下部には、スクリューポンプ34の交換時期を意味するP表示部73と、タンク31の洗浄時期を意味するS表示部74と、注出量を意味する5表示部75および10表示部76が設けられている。
また、操作パネル63の指示手段としては、液晶パネル64の周囲に、湯沸し切/入スイッチ77と、抽出切/入スイッチ78と、コーヒー保温切/入スイッチ79と、湯沸し予約スイッチ80と、むらし時間スイッチ81と、カップ数スイッチ82と、抽出湯量スイッチ83とが設けられている。
この飲料抽出装置は、本体10において、底体15の側面に配設したメインスイッチ84をオン位置とすることにより、ノーズ部13の内部に配設した制御基板85のマイコン86に電力が供給され、このマイコン86によって、予め設定されたプログラムに従って制御される。なお、メインスイッチ84の周囲には、上側および両側部を囲繞するように外向きに突出した防水リブ87が設けられている。
前記マイコン86による制御は、タンク31内に貯留された水を加熱し、飲料抽出に最適な温度に温調する。また、指定された抽出湯量に従って所定量のお湯を注入して一旦停止し、所定時間むらし工程を実行する。また、このむらし工程が終了すると、所定量のお湯を断続的に注湯するドリップ工程を実行し、目的の飲料抽出を実行するものである。
一方、ユーザが飲料抽出原料であるコーヒー粉をセットまたは取り出す場合には、まず、フィルタカップ52を手前に引っ張ることにより、第2スライドレール部21に沿って引き出す。なお、フィルタカップ52の引き出しは、第2スライドレール部21から完全に取り外してもよいし、完全に取り外していない途中段階としてもよい。
そして、内部にフィルタを配置してその内部にコーヒー粉を収容させ、または、使用後のコーヒー粉が収容されたフィルタを取り出して廃棄する。この作業が終了すると、フィルタカップ52を第2スライドレールに沿って背面側に向けて押し込み、ノーズ部13の下部の所定位置に装着する。
また、S表示部74の点灯により、または、ユーザまたはメンテナンス業者の意思により、シャワーキャップ42を洗浄する場合には、まず、フィルタカップ52を手前に引っ張ることにより、該フィルタカップ52を完全に取り外す。これにより、露出したシャワーキャップ42の把持縁部50を把持し、同様に手前に引っ張り、第1スライドレール部20に沿って引き出して、完全に取り外す。
この際、シャワーキャップ42は、係合凹部49とレール部材14の係合凸部22との係合により、これらの係合抵抗で、特にその係合が解除された際に、シャワーキャップ42に振動が加わる。そのため、シャワーキャップ42に注出したお湯が付着している場合には、その付着したお湯を滴下させ、ユーザまたは作業者に付着することを防止できる。
さらに、シャワーキャップ42およびフィルタカップ52を清浄し、再び本体10に装着する場合には、まず、シャワーキャップ42を第1スライドレール部20に手前から差し込んだ後、フィルタカップ52を第2スライドレール部21に手前から差し込む。
この際、ユーザまたは作業者が、シャワーキャップ42を第2スライドレール部21に差し込むという誤装着をしようとした場合、各スライドレール部20,21の幅が異なり、しかも、シャワーキャップ42の幅が第2スライドレール部21の幅より小さいため、装着することはできない。また、シャワーキャップ42を装着することなく、フィルタカップ52を先に第1スライドレール部20に差し込むという誤装着をしようとした場合、同様に、スライドレール部20,21の幅の違いにより装着することはできない。そのため、各スライドレール部20,21に対するシャワーキャップ42およびフィルタカップ52の誤装着を確実に防止できる。
なお、シャワーキャップ42の装着時には、第1スライドレール部20に沿った差し込み時に、その先端がレール部材14の係合凸部22に当接すると、一時的に差し込みが止められる。この状態で、ユーザまたは作業者は、シャワーキャップ42を押圧することにより、係合凸部22を乗り越えさせて、該係合凸部22を係合凹部49に係合させることができる。そして、この際には、ユーザまたは作業者に対して節度感を与えることができるため、確実に装着状態を認識できる。しかも、係合凸部22と係合凹部49との係合により、シャワーキャップ42の装着状態を確実に維持できる。
一方、ユーザまたは作業者が、シャワーキャップ42をノーズ部13の下部に不完全な状態で装着している場合、即ち、係合凸部22と係合凹部49とが係合していない場合には、後のフィルタカップ52の装着により、その被覆部60がシャワーキャップ42の縁に当接する。そして、フィルタカップ52を正規位置まで完全に差し込むことにより、シャワーキャップ42を連動させ、係合凸部22と係合凹部49とを係合させた正規位置に確実に装着することができる。
このように、本発明の飲料抽出装置では、スライドレール部20,21に対してシャワーキャップ42およびフィルタカップ52を横方向からスライドさせて取り外しおよび装着するため、ワンアクションで簡単かつ確実に着脱作業を行うことができる。そのうえ、お湯の給水位置に手を挿入する必要がないため、安全性を確保できる。しかも、装着状態では、フィルタカップ52の被覆部60でシャワーキャップ42を覆い隠すため、製品の外観を向上できる。
また、飲料の抽出時には、シャワーキャップ42をフィルタカップ52の上端開口を覆う構成としているため、該フィルタカップ52に対して均一な給水を行うことができる。しかも、フィルタカップ52内の温度降下を抑制できるうえ、下部のフィルタカップ52に注出されたお湯の湯気がノーズ部13の下面に付着して汚すことを防止できる。さらに、ノーズ部13において注出口18の周囲に凹部19を設けているため、シャワーキャップ42とノーズ部13との間からのお湯の漏出を防止できる。しかも、万が一お湯がシャワーキャップ42とノーズ部13との間に浸入しても、フィルタカップ52の被覆部60により遮断し、前面から漏出することを確実に防止できる。
なお、本発明の飲料抽出装置は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、第1スライドレール部20と第2スライドレール部21とを、同一の前後方向に延びるように設けたが、左右方向に延びるようにしてもよいうえ、各スライドレール部20,21を異なる方向に延びるように構成してもよい。
また、前記実施形態では、第1スライドレール部20の幅を第2スライドレール部21の幅より小さくし、かつ、シャワーキャップ42の幅も第2スライドレール部21の幅より小さくしたが、これらの寸法設定は希望に応じて変更が可能である。
本発明の実施形態に係る飲料抽出装置を示す部分断面図である。 レール部材、シャワーキャップおよびフィルタカップを示す分解斜視図である。 飲料抽出装置の操作パネルを含むブロック図である。
符号の説明
10…本体
11…胴体(外装体)
12…肩体(外装体)
13…ノーズ部
14…レール部材
15…底体(外装体)
16…蓋体
18…注出口
19…凹部
20…第1スライドレール部
21…第2スライドレール部
22…係合凸部
31…タンク
32…ヒータ(加熱手段)
34…スクリューポンプ(給水手段)
40…吐出管
42…シャワーキャップ
49…係合凹部
52…フィルタカップ
60…被覆部

Claims (8)

  1. 前面上部に前方に突出するノーズ部を有する外装体と、該外装体の後側に設けた貯水タンクと、該貯水タンク内の水を加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱したお湯を前記ノーズ部に給水する供給手段と、該供給手段から注入されたお湯で内部に収容した飲料抽出原料から飲料を抽出する上端開口のフィルタカップと、該フィルタカップへの給水分布を均一にするシャワーキャップと、を備えた飲料抽出装置において、
    前記ノーズ部の下部に、横方向に延びる第1スライドレール部を設けるとともに、該第1スライドレール部の下部に、横方向に延びる第2スライドレール部を設け、前記第1スライドレール部に前記シャワーキャップを横方向からスライドさせて装着するとともに、前記第2スライドレール部に前記フィルタカップを横方向からスライドさせて装着するようにしたことを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 前記第1スライドレール部と第2スライドレール部とは、同一の前後方向に延び、前側から着脱可能に装着するものであることを特徴とする請求項1に記載の飲料抽出装置。
  3. 前記第1スライドレール部の幅と、第2スライドレール部の幅を異ならせたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料抽出装置。
  4. 前記シャワーキャップの幅を、前記第2スライドレール部の幅より小さくしたことを特徴とする請求項3に記載の飲料抽出装置。
  5. 前記ノーズ部の下面および前記シャワーキャップの上面に、装着状態で互いに係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  6. 前記シャワーキャップを、前記フィルタカップの上端開口を閉塞可能な平面視形状としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  7. 前記フィルタカップに、前記シャワーキャップの前端を覆う被覆部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
  8. 前記ノーズ部において、前記供給手段の先端の注出口の周囲に、上向きに窪む凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の飲料抽出装置。
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