JP2009012821A - ウォーターサーバー用給水器具 - Google Patents

ウォーターサーバー用給水器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2009012821A
JP2009012821A JP2007177386A JP2007177386A JP2009012821A JP 2009012821 A JP2009012821 A JP 2009012821A JP 2007177386 A JP2007177386 A JP 2007177386A JP 2007177386 A JP2007177386 A JP 2007177386A JP 2009012821 A JP2009012821 A JP 2009012821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
bottle
drinking water
drinking
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007177386A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Tanizawa
正明 谷澤
Tomio Nakai
冨男 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNITECH MEDICAL CO Ltd
Original Assignee
UNITECH MEDICAL CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNITECH MEDICAL CO Ltd filed Critical UNITECH MEDICAL CO Ltd
Priority to JP2007177386A priority Critical patent/JP2009012821A/ja
Publication of JP2009012821A publication Critical patent/JP2009012821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

【課題】ウォーターサーバーに容易に飲料水を供給することのできるウォーターサーバー用給水器具を提供する。
【解決手段】ウォーターサーバー100の上部に着脱自在に載置され、ウォーターサーバー100に飲料水を供給するウォーターサーバー用給水器具1が、吐水栓22を有してウォーターサーバー100に載置された貯水槽2と、前記貯水槽2内で複数本の飲料水ボトルBが交換自在に支持可能なボトルホルダー3とを備え、ボトルホルダー3に倒置状態で支持された飲料水ボトルBの飲料水が前記貯水槽2に貯水されるとともに吐水栓22を通してウォーターサーバー100に供給されたことで、小容量の飲料水ボトルBを1本単位で交換し、大きな労力を要することなくウォーターサーバー100に飲料水が供給できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウォーターサーバーに飲料水を供給するための給水器具に関するものである。
従来から、一般家庭、オフィスや工場等において、冷水や温水、あるいは熱湯を自由に利用できるウォーターサーバーが設置されている。
このウォーターサーバー100は、図6(a)、(b)に示すように、前面に冷水栓101及び温水栓102が配置され、図示しないクーラー、及びヒーターが設けられるとともに、上部に貯水タンク(図示せず)が配置されて構成されている。
そして、ウォーターサーバー100の貯水タンクの開口部周縁に形成された支持部103には、ガロンボトルGが倒置状態で載置される。このとき、このガロンボトルGの口部g1に設けられて、通常は閉鎖されている吐水栓g2が、貯水タンクから上方に突出する突起体104により押し開かれ、飲料水がガロンボトルGから貯水タンクに流下する。この貯水タンクには、ガロンボトルGの注水口に水位が達するまで飲料水が流下し、貯留された飲料水はクーラーによって冷却され、あるいはヒーターによって加熱される。そして、ウォーターサーバー100に設けられた冷水栓101、及び温水栓102をそれぞれ操作することにより、冷水や温水が提供される。
なお、飲料水が消費されると、その消費された分の飲料水が、ガロンボトルGから貯水タンクに流下し、常に、貯水タンクにはガロンボトルGの注水口に達する水位が確保されている。
ガロンボトルGの飲料水が消費されてなくなれば、空のガロンボトル(空容器)と新たなガロンボトルGとが交換され、ウォーターサーバー100に飲料水が供給される。その後、この空のガロンボトルは業者によって回収され、工場にて洗浄、消毒等の処理が施されてから、再び飲料水が充填され、需要者に提供される(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3128612号公報
ところで、ウォーターサーバー100に提供されるガロンボトルGは、通常、ビニル等のプラスチックによってボトル形状に形成されており、大容量のボトルに飲料水が充填されると、重量が約10kgにもなる。したがって、このガロンボトルGが、口部g1が下に向けて持ち上げられ、ウォーターサーバー100の支持部103にガロンボトルGが載置されるにはかなりの労力が必要となる。特に、非力な女性や高齢者にとってはこのガロンボトルGは重く、ガロンボトルGの交換作業は容易でない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、大きな労力を要することなく、飲料水が容易に供給されるウォーターサーバー用給水器具を提供するものである。
本発明に係るウォーターサーバー用給水器具は、ウォーターサーバーの上部に着脱自在に載置され、飲料水をウォーターサーバーに供給するウォーターサーバー用給水器具であって、前記給水器具は、吐水栓を有してウォーターサーバーに載置された貯水槽と、前記貯水槽内に配置され、複数本の飲料水ボトルが交換自在に支持可能なボトルホルダーとを備え、ボトルホルダーに倒置状態で支持された飲料水ボトルの飲料水が前記貯水槽に貯水されるとともに、吐水栓を通してウォーターサーバーに供給されることを特徴とする。
本発明によれば、給水器具を構成するボトルホルダーは、複数本の飲料水ボトルを支持することができる。したがって、このボトルホルダーには、ガロンボトルの容積に相当する飲料水が、複数本の飲料水ボトルに分割されて支持されているので、ガロンボトルを交換する場合に比べて、大きな労力を要することなく、飲料水ボトルが交換される。しかも、飲料水ボトルの飲料水は、一旦貯水槽に貯水されてからウォーターサーバーに供給されるので、飲料水ボトルの飲料水が消費されて空になっても、ウォーターサーバーの飲料水がきれることがなくなる。
また、前記ボトルホルダーは、下端面に係合部が形成されるとともに、軸方向に間隔をおいて複数個の段付き部が形成された支持軸と、前記支持軸の各段付き部に支持可能な貫通穴が中心部に形成されるとともに、周方向に間隔をおいて飲料水ボトルに対応する複数個の設置穴が周辺部に形成された複数枚の円板とから構成され、最下段の円板の各設置穴に飲料水ボトルが支持されてもよい。
これにより、ボトルホルダーを構成する支持軸下端面の係合溝がウォーターサーバーの突起体に係合されることにより、ボトルホルダーは、貯水槽の形状を問わず安定して貯水槽内部に設置される。そして、このボトルホルダーを構成する円板に設けられた各設置穴に飲料水ボトルを挿通させるだけで、容易に飲料水ボトルがボトルホルダーに支持される。
また、本発明は、前記最下段の円板の各設置穴は、それぞれ内径が相違することを特徴とする。
これにより、複数本の飲料水ボトルは、ボトルホルダーにそれぞれ異なった高さに支持され、さらに、最も注水口の支持位置が高い飲料水ボトルから順に飲料水が貯水槽に注水されるので、飲料水ボトルの飲料水は1本づつ使い切られることになる。したがって、複数本の飲料水ボトルがボトルホルダーに一旦支持されると、ボトル交換等の手間を要することなく、飲料水が自動的にウォーターサーバーに供給される。
また、前記最下段の円板に飲料水ボトルのキャップを開栓するオープナーが備えられていてもよい。
これにより、開栓された飲料水ボトルのみから飲料水が貯水槽に注水されるので、飲料水ボトルの飲料水が1本づつ使い切られる。そして、開栓された飲料水ボトルが空になると、他に支持されている飲料水ボトルのキャップがオープナーにより開栓されて、飲料水がすぐに供給される。また、飲料水ボトルは密栓されたままでボトルホルダーに設置できるので、飲料水は衛生的に保管され、使用する直前に開栓することができる。
本発明によれば、小容量の飲料水ボトルが1本単位で交換されるので、大きな労力を要することなく、ウォーターサーバーに飲料水が容易に供給される。特に、女性、あるいは高齢者であっても飲料水ボトルの交換作業が容易に行われる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本実施形態に係るウォーターサーバー用給水器具1は、図1及び図2に示すように、ウォーターサーバー100に載置された貯水槽2と、貯水槽2内に配置されたボトルホルダー3と、これら貯水槽2及びボトルホルダー3を覆うカバー4とから構成され、ボトルホルダー3には複数本の飲料水ボトルBが交換自在に支持されている。
ウォーターサーバー100は、図6(a)、(b)に示した従来公知ものであり、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
貯水槽2は、プラスチック等によって飲料水を貯留可能なわん状に形成され、その口部21に吐水栓22が配設されている。この実施形態においては、前述したガロンボトルGが上下に二分割され、吐水栓22を装着した口部21を有する上半部が、貯水槽2として使用される。
ボトルホルダー3は、支持軸5と、支持軸5に支持された上部円板6及び下部円板7からなり、上部円板6及び下部円板7にわたって飲料水ボトルBが支持される。
支持軸5の下端面には、ウォーターサーバー100の突起体104と係合可能な係合部51が設けられている。そして、この支持軸5には、上方の軸径が下方の軸径よりも小径となる2個の段付き部52、53が、軸方向に間隔をおいて形成されている。
上部円板6と下部円板7は、いずれも貯水槽2に挿入可能な外径に形成されている。そして、これら円板6、7の中心部に支持軸5を挿入する貫通穴61、71が形成されている。このように、貫通穴61、71が挿通された支持軸5の上方から、押し入れられた円板6、7が、支持軸5に設けられた段付き部51、52にそれぞれ支持される。また、これら円板6、7の周辺部には、飲料水ボトルBの胴部に対応する複数個の設置穴62と、飲料水ボトルBの肩部に対応する複数個の設置穴72が周方向に間隔をおいて設けられている。
具体的には、上部円板6の中心部において、支持軸5の上部の外径より大きく、中間部の外径よりも小径となる貫通穴61が、支持軸5の上方の段付き部52に支持されるように形成されている。そして、この上部円板6の周方向で飲料水ボトルBの胴部形状に対応して、該飲料水ボトルBを挿通可能な4個の設置穴62が、90度の間隔をおいて周辺部に形成されている。また、下部円板7の中心部において、支持軸5の中間部の外径よりも大きく、下部の外径よりも小径となる貫通穴71が、支持軸5の下方の段付き部53に支持されるように形成されている。そして、この下部円板7の周方向で飲料水ボトルBの胴部形状に対応して、該飲料水ボトルBを挿通可能な4個の設置穴62が、90度の間隔をおいて周辺部に形成されている。
ここで、下部円板7の4個の設置穴72は、それぞれ内径が相違しているため、倒置状態で各設置穴72に挿通させると、飲料水ボトルBの肩部の支持位置が相違することになる。その結果、下部円板7に対する各飲料水ボトルBの注水口の高さが相違する。
カバー4は、貯水槽2の上端開口を覆うことができるように、プラスチック等によってわん状に形成されている。本実施形態においては、前述したガロンボトルGが上下に二分割され、その下半部の開口端縁部分を加熱した後に拡径されたものが使用されている。
次に、このように構成された給水器具1からウォーターサーバー100に飲料水が供給される要領について説明する。
まず、支持軸5の上端から下部円板7と上部円板6の順に、貫通穴71、61が挿通されると、下部円板7が支持軸5の下方の段付き部53に、上部円板6が支持軸5の上方の段付き部52にそれぞれ支持され、ボトルホルダー3が組立てられる。次に、下方に向けられた貯水槽2の口部21がウォーターサーバー100の突起体104に差込まれ、突起体104によって吐水栓22が開放される。その後、貯水槽2の内部に組立てた給水器具1が挿入され、支持軸5の係合部51が突起体104に係合されると、ボトルホルダー3が突起体104に支持される。このように、貯水槽2の内部に支持されたボトルホルダー3に、倒置状態で把持された飲料水ボトルBの口部21が上部円板6の設置穴62から下部円板7の設置穴72に挿通されると、飲料水ボトルBの肩部がその設置穴72に支持される。
これにより、ボトルホルダー3に倒置状態で支持された飲料水ボトルBの注水口から飲料水が流出するとともに、開放された吐水栓22を通して、飲料水がウォーターサーバー100の貯水タンクに流下する。ウォーターサーバー100の貯水タンクに飲料水が流れ込み、貯水タンクの水位が貯水槽2の注水口に達すれば、注水口の水圧が大気圧となり、それ以上水位が上昇することはなく、その状態に保持される。また、貯水槽2においても、飲料水ボトルBの注水口に達するまで水位が上昇すると、それ以上飲料水ボトルBから飲料水が流出することが阻止される。
同様に、他の飲料水ボトルBについても、順に倒置状態に上部円板6の設置穴62から下部円板7の設置穴72に口部21が挿通されると、飲料水ボトルBの肩部がその設置穴72に支持される。
この際、下部円板7の各設置穴72に支持された飲料水ボトルBの肩部を支持する位置が異なることから、各飲料水ボトルBの注水口高さH1、H2(図2参照)が異なるものとなる。したがって、先に支持された飲料水ボトルBの注水口高さH2よりも、後で支持された飲料水ボトルBの注水口高さH1が高い位置にあるとき、それらの水位の差を埋めるように、後で支持された飲料水ボトルBからその注水口高さH1に水位が上昇するまで、飲料水が流出する。
この後、貯水槽2及び複数本の飲料水ボトルBが支持されたボトルホルダー3の上方からカバー4が被され、貯水槽2の上端開口部が被覆される。
一方、冷水栓101、あるいは温水栓102を通して飲料水が消費されると、ウォーターサーバー100の貯水タンクの水位が低下する。そうすると、貯水槽2に貯水された飲料水が、この貯水タンクから低下した水位に相当する量だけ、吐水栓22を通して流下する。また、この貯水タンクに飲料水が流下することにより、貯水槽2の水位が低下すれば、その低下した水位に相当する量の飲料水が飲料水ボトルBの注水口から流出し、貯水槽2の注水口に水位が到達すると、貯水タンクへの流下が停止される。
このように、注水口が高い位置に支持された飲料水ボトルBから順に飲料水が流出することから、ボトルホルダー3に複数本の飲料水ボトルBが支持されていれば、ボトル交換等の手間を要することなく、飲料水が自動的に供給される。
そして、全ての飲料水ボトルBの飲料水が流出すれば、カバー4を取り外した後にボトルホルダー3から空の飲料水ボトルBが引き上げられて、新しい飲料水ボトルBが交換される。
以上述べたように、複数本支持された小容量の飲料水ボトルBが順に交換されることにより、ウォーターサーバー100に飲料水が供給されるので、ガロンボトルG等の大容量のボトルを交換する場合と比べて、大きな労力を使う必要がなくなる。これにより、女性や高齢者であっても容易に交換することができる。
また、本発明に係る給水器具においては、小容量の飲料水ボトルBが使用できるので、複数本の飲料水ボトルBは、同じ容量の飲料水が充填されたガロンボトルGに比べて嵩が低くなる。これにより、宅配業者は、一度に大量の飲料水を配達することができる。そして、宅配を利用した消費者は、大量の飲料水ボトルBが配達されても場所をとることなく保管することができる。
また、これらの飲料水ボトルBは、空容器となった場合も特別な処理を行う必要がなく、地方公共団体指定の方式によって廃棄することができる。これにより、業者から飲料水が充填されたガロンボトルGが提供されることや、空になったガロンボトルGが回収され、再利用のために行われるガロンボトルGの洗浄作業等が不要になる。また、ガロンボトルGが輸送され、洗浄される際に傷が付くことにより、飲料水の容器が白濁して飲料水の品質に不安を生じさせることもなくなる。
<実施形態2>
本実施形態に係るウォーターサーバー用給水器具1も図3及び図4に示すように、ウォーターサーバー100に載置された貯水槽2と、貯水槽2内に配置されたボトルホルダー3と、これら貯水槽2及びボトルホルダー3を覆うカバー4(図1参照)とから構成され、ボトルホルダー3には複数本の飲料水ボトルBが交換自在に支持されるようになっている。
この実施形態における貯水槽2及びカバー4は、先に説明したものと同一であり、同一の符号を付して説明を省略し、ボトルホルダー3のみ、以下、説明する。
ボトルホルダー3は、支持軸5と、支持軸5に支持された上部円板6、下部円板7及び注水円板8とからなり、これら上部円板6、下部円板7及び注水円板8にわたって飲料水ボトルBが支持されるようになっている。
支持軸5は、下端面にウォーターサーバー100の突起体104と係合可能な係合部51が形成される一方、上方の軸径が下方の軸径よりも小径となる2個の段付き部52、53が軸方向に間隔をおいて形成されている。
上部円板6及び下部円板7は、貯水槽2に挿入可能な外径を有し、これら円板6、7の中心部に各段付き部52、53に支持される貫通穴61、71が形成され、また、円板6、7の周辺部に飲料水ボトルBに対応する設置穴62、72が形成されている。
具体的には、上部円板6の中心部において、支持軸5の上部の外径より大きく、中間部の外径よりも小径となる貫通穴61が、支持軸5の上方の段付き部52に支持されるように形成されている。そして、この上部円板6の周方向で飲料水ボトルBの胴部形状に対応して、該飲料水ボトルBを挿通可能な4個の設置穴62が、90度の間隔をおいて周辺部に形成されている。また、下部円板7の中心部において、支持軸5の中間部の外径よりも大きく、下部の外径よりも小径となる貫通穴71が、支持軸5の下方の段付き部53に支持されるように形成されている。そして、この下部円板7の周方向で飲料水ボトルBの胴部形状に対応して、該飲料水ボトルBを挿通可能な4個の設置穴62が、90度の間隔をおいて周辺部に形成されている。
注水円板8は、下方の段付き部53のさらに下方に位置して、溶接等によって支持軸5に固定されている。また、この注水円板8の周辺部には、上部円板6及び下部円板7の設置穴62、72の中心にこの注水円板8中心が臨むように、飲料水ボトルBの口部を挿通可能な1個の注水穴81が形成されている。すなわち、支持軸5の軸心を中心とする上部円板6及び下部円板7の設置穴62、72のそれぞれ中心までの半径と、注水円板8の注水穴81の中心までの半径とが同一に設定されている。
また、注水円板8の上面には、注水穴81の近傍にキャップオープナー9が設けられている。このキャップオープナー9は、支持軸5の軸心を中心として注水円板8の注水穴81の中心までの半径を有する円周上で、注水穴81の近辺に円弧状に設置される。そして、このキャップオープナー9の形状は、注水穴81に接近するにしたがって高さが徐々に高くなるとともに、頂点がナイフエッジ状の断面略鋭角三角形に形成されている。これにより、キャップオープナー9の頂点が飲料水ボトルBのキャップCの天面C1に接触すると、キャップCの薄肉C2部分に容易に切れ目が入れられるようになっている。
次に、このように構成された給水器具1からウォーターサーバー100に飲料水が供給される要領について説明する。
なお、本実施形態に用いられる飲料水ボトルBは、天面C1の中心部に薄肉C2が形成されたキャップCによって密封されており、飲料水ボトルBは、キャップCを装着した状態で使用される。
まず、注水円板8が一体に固定された支持軸5の上端から、下部円板7と上部円板6の
順に貫通穴71、61が挿通されると、下部円板7が支持軸5の下方の段付き部53に、上部円板6が支持軸5の上方の段付き部52にそれぞれ支持されて、ボトルホルダー3が組立てられる。次に、下方に向けられた貯水槽2の口部21が、ウォーターサーバー100の突起体104に差込まれると、突起体104によって吐水栓22が開放される。その後、貯水槽2の内部に組立てた給水器具1が挿入され、支持軸5の係合部51が突起体104に係合されると、ボトルホルダー3が突起体104に支持される。
ボトルホルダー3が貯水槽2の内部に支持された後に、キャップCにより密封された飲料水ボトルBが倒置状態で上部円板6の設置穴62と下部円板7の設置穴72に挿通される。そうすると、キャップCの天面C1が注水円板8の上面に当接して、飲料水ボトルBがボトルホルダー3に支持される。この場合、キャップCが装着されているため、飲料水ボトルBを倒置状態に姿勢を変えても飲料水が流出することはない。
そして、貯水槽2の内部にボトルホルダー3及び飲料水ボトルBが設置された後、支持軸5が回転しないように把持しながら、飲料水ボトルBが支持軸5まわりに回転操作される。これにより、飲料水ボトルBとともに上部円板6及び下部円板7が支持軸5まわりに回転される。このとき、飲料水ボトルBに装着されたキャップCの天面C1が注水円板8の上面を摺接して、注水穴81に接近する。さらに、飲料水ボトルBが回動されて、注水穴81により接近すると、注水穴81の近傍に設けられたキャップオープナー9の頂点に飲料水ボトルBのキャップCが乗り上げる。これにより、飲料水ボトルBの自重が、ボトルキャップCの天面C1における薄肉C2中心部に作用することにより、切れ目が形成されて、注水口が開口される。なおも、飲料水ボトルBの回動が継続されると、キャップCは、天面C1に切り目が入れられた状態でキャップオープナー9から離脱するとともに、注水円板8の注水穴81に口部が入り込み、飲料水ボトルBの肩部が注水穴81の周縁によって支持される。
このようにして、キャップCに形成された切れ目が注水口となり、注水穴81に支持された飲料水ボトルBの注水口から流出した飲料水が貯水槽2に貯水される。また、貯水槽2に蓄えられた飲料水は、開放された吐水栓22を通してウォーターサーバー100の貯水タンクに流下する。流下した飲料水が貯水タンクの水位が貯水槽2の口部21に達すれば、それ以上水位が上昇することはなく、その状態に保持される。また、貯水槽2においても、飲料水ボトルBの注水口に達するまで水位が上昇し、注水口に達する位置まで貯水されると、それ以上飲料水が飲料水ボトルBから流下することが阻止される。
なお、残りの飲料水ボトルBについても、倒置状態で上部円板6の設置穴62及び下部円板7の設置穴72に胴部が挿通されると、キャップCの天面C1を注水円板8の上面に当接して、飲料水ボトルBがボトルホルダー3に支持される。
この後、貯水槽2及び複数本の飲料水ボトルBが支持されたボトルホルダー3の上方からカバー4が被されて、貯水槽2の上端開口部が被覆される。
一方、冷水栓101あるいは温水栓102を通して飲料水が消費されると、ウォーターサーバー100の貯水タンクの水位が低下する。そうすると、貯水槽2に貯水された飲料水が、この貯水タンクから低下した水位に相当する量だけ、吐水栓22を通して流下する。また、この貯水タンクに飲料水が流下することにより、貯水槽2の水位が低下すれば、その低下した水位に相当する量の飲料水が飲料水ボトルBのキャップCの切れ目を注水口として流出し、その注水口に水位が到達すれば流出が停止される。
そして、飲料水ボトルBから飲料水が全て流出すれば、カバー4を取り外した後に、空の飲料水ボトルBをボトルホルダー3から引き上げて、支持軸5が回転しないように把持しながら、飲料水ボトルBが支持軸5まわりに回転操作される。これにより、再び、飲料水ボトルBとともに、上部円板6及び下部円板7が支持軸5まわりに回転される。このとき、飲料水ボトルBに装着されたキャップCの天面C1が注水円板8の上面を摺接して、注水穴81の近傍に設けられたキャップオープナー9の頂点に飲料水ボトルBのキャップCが乗り上げる。これにより、飲料水ボトルBの自重が、ボトルキャップCの天面C1における薄肉C2中心部に作用することにより、切れ目が形成されて、注水口が開口される。なおも、飲料水ボトルBの回動が継続されると、キャップCは、天面C1に切り目が入れられた状態でキャップオープナー9から離脱するとともに、注水円板8の注水穴81に口部が入り込み、飲料水ボトルBの肩部が注水穴81の周縁によって支持される、これにより、新たな飲料水ボトルBから飲料水が貯水槽2に供給される。そして、空の飲料水ボトルBが引き上げられた上部円板6の設置穴62及び下部円板7の設置穴72には、新たな飲料水ボトルBを補充することができる。
このように、飲料水ボトルBは、使用する際にキャップCに切れ目が入れられて注水口が開口されることから、ボトルホルダー3に複数本の飲料水ボトルBを支持しても、常に1本の飲料水ボトルBのみから飲料水が供給される。また、残りの飲料水ボトルBはキャップCによって密閉されているので、使用する直前まで衛生的に保管することができる。
また、本発明に係る給水器具においては、小容量の飲料水ボトルBが使用できるので、複数本の飲料水ボトルBは、同じ容量の飲料水が充填されたガロンボトルGに比べて嵩が低くなる。これにより、宅配業者は、一度に大量の飲料水を配達することができる。そして、宅配を利用した消費者は、大量の飲料水ボトルBが配達されても場所をとることなく保管することができる。
また、これらの飲料水ボトルBは、空容器となった場合も特別な処理を行う必要がなく、地方公共団体指定の方式によって廃棄することができる。これにより、業者から飲料水が充填されたガロンボトルGが提供されることや、空になったガロンボトルGが回収され、再利用のために行われるガロンボトルGの洗浄作業等が不要になる。また、ガロンボトルGが輸送され、洗浄される際に傷が付くことにより、飲料水の容器が白濁して飲料水の品質に不安を生じさせることもなくなる。
本発明に係るウォーターサーバー用給水器具を載置したウォーターサーバーの全体図である。 本発明の実施形態1に係るウォーターサーバー用給水器具の縦断面図である。 本発明の実施形態2に係るウォーターサーバー用給水器具の縦断面図である。 本発明の実施形態2に係る飲料水ボトルが設置されたボトルホルダーを示す斜視図である。 設置された飲料水ボトルのキャップが開栓される過程を示す模式図である。 (a)は従来のウォーターサーバーの全体図であり、(b)はガロンボトルが載置される支持部の拡大図である。
符号の説明
1 ウォーターサーバー用給水器具
2 貯水槽
22 吐水栓
3 ボトルホルダー
5 支持軸
51、52 段付き部
53 係合部
6 上部円板
61 貫通穴
62、64 設置穴
7 下部円板
71 貫通穴
72 設置穴
8 注水円板
81 注水穴
9 キャップオープナー
100 ウォーターサーバー
B 飲料水ボトル

Claims (4)

  1. ウォーターサーバーの上部に着脱自在に載置され、飲料水をウォーターサーバーに供給するウォーターサーバー用給水器具であって、
    前記給水器具は、吐水栓を有してウォーターサーバーに載置された貯水槽と、前記貯水槽内に配置され、複数本の飲料水ボトルが交換自在に支持可能なボトルホルダーとを備え、ボトルホルダーに倒置状態で支持された飲料水ボトルの飲料水が前記貯水槽に貯水されるとともに、吐水栓を通してウォーターサーバーに供給されることを特徴とするウォーターサーバー用給水器具。
  2. 前記ボトルホルダーは、下端面に係合部が形成されるとともに、軸方向に間隔をおいて複数個の段付き部が形成された支持軸と、前記支持軸の各段付き部に支持可能な貫通穴が中心部に形成されるとともに、周方向に間隔をおいて飲料水ボトルに対応する複数個の設置穴が周辺部に形成された複数枚の円板とから構成され、最下段の円板の各設置穴に飲料水ボトルが支持されることを特徴とする請求項1に記載のウォーターサーバー用給水器具。
  3. 前記最下段の円板の各設置穴は、それぞれ内径が相違することを特徴とする請求項2に記載のウォーターサーバー用給水器具。
  4. 前記最下段の円板に飲料水ボトルのキャップを開栓するキャップオープナーが備えられていることを特徴とする請求項2に記載のウォーターサーバー用給水器具。
JP2007177386A 2007-07-05 2007-07-05 ウォーターサーバー用給水器具 Pending JP2009012821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007177386A JP2009012821A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 ウォーターサーバー用給水器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007177386A JP2009012821A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 ウォーターサーバー用給水器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009012821A true JP2009012821A (ja) 2009-01-22

Family

ID=40354209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007177386A Pending JP2009012821A (ja) 2007-07-05 2007-07-05 ウォーターサーバー用給水器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009012821A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014073853A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Focalworks Corp 供給装置、水サーバ及び加湿器
KR101944624B1 (ko) * 2017-07-29 2019-04-17 김근태 생수병 물이 순서대로 배출되는 냉온수기

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB999965A (en) * 1961-09-25 1965-07-28 Stone J & Co Ltd Improvements relating to means for dispensing liquids from bottles
JPH0398897A (ja) * 1989-06-23 1991-04-24 Georgia Pacific Corp 流動性供給物を分配する装置
FR2715923A1 (fr) * 1994-02-08 1995-08-11 Guerre Dailly Annie Dispositif destiné à former une réserve d'eau provoquée par le perçage de neuf bouteilles d'eau de source, en vue d'être consommée.
US6059146A (en) * 1998-07-29 2000-05-09 Perrier Group Of America Liquid delivery system that automatically delivers liquid from a plurality of containers
US6269980B1 (en) * 1999-11-08 2001-08-07 David M Randall Portable beverage dispenser

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB999965A (en) * 1961-09-25 1965-07-28 Stone J & Co Ltd Improvements relating to means for dispensing liquids from bottles
JPH0398897A (ja) * 1989-06-23 1991-04-24 Georgia Pacific Corp 流動性供給物を分配する装置
FR2715923A1 (fr) * 1994-02-08 1995-08-11 Guerre Dailly Annie Dispositif destiné à former une réserve d'eau provoquée par le perçage de neuf bouteilles d'eau de source, en vue d'être consommée.
US6059146A (en) * 1998-07-29 2000-05-09 Perrier Group Of America Liquid delivery system that automatically delivers liquid from a plurality of containers
US6269980B1 (en) * 1999-11-08 2001-08-07 David M Randall Portable beverage dispenser

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014073853A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Focalworks Corp 供給装置、水サーバ及び加湿器
KR101944624B1 (ko) * 2017-07-29 2019-04-17 김근태 생수병 물이 순서대로 배출되는 냉온수기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100900300B1 (ko) 물분배기
US5139666A (en) Bottle and filter
CN102574673B (zh) 饮料分配设备
US8727183B2 (en) Water dispenser with flow-interruptible dispensing arrangement
JP2023502463A (ja) 飲料装置および方法
JP2009504516A (ja) 飲料供給アセンブリ
JP2013506547A (ja) 水処理カートリッジ
JP2013506607A (ja) 水処理装置のためのボトル
WO2013150918A1 (ja) ウォーターサーバー
RU2349540C2 (ru) Раздаточное устройство и аппарат для разлива алкогольных напитков (варианты)
US6485644B2 (en) Liquid dispenser with closed gravity filter and air breathing system
JP2009012821A (ja) ウォーターサーバー用給水器具
JP5998094B2 (ja) 飲料水ディスペンサ
JP2006044698A (ja) 飲料ディスペンサ
JP4464290B2 (ja) 飲料サーバー
JP5715631B2 (ja) ボトルドウォーターを製造するための水処理装置
US20140319034A1 (en) Tank with an integral filter and beverage dispensing appliance comprising such a tank
KR200472378Y1 (ko) 스마트형 파우셋
JP2010046637A (ja) ペットボトルを活用した簡易濾過式浄水具
JP2000255695A (ja) 水利用装置
JP2005187076A (ja) 水利用装置
JP2015098326A (ja) ポリタンク及び給水装置
US20050150824A1 (en) Water filtration tank dispensing system
CN211432345U (zh) 直饮水机
JP6580386B2 (ja) 飲料水ディスペンサおよびそれに用いるボトル位置決め部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100312

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100312

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110830

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111025

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02