JP2000254847A - 眼鏡レンズのヤゲン形状表示装置及びその表示装置によるレンズ周縁加工方法及びそのレンズ周縁加工装置 - Google Patents

眼鏡レンズのヤゲン形状表示装置及びその表示装置によるレンズ周縁加工方法及びそのレンズ周縁加工装置

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JP2000254847A
JP2000254847A JP11060750A JP6075099A JP2000254847A JP 2000254847 A JP2000254847 A JP 2000254847A JP 11060750 A JP11060750 A JP 11060750A JP 6075099 A JP6075099 A JP 6075099A JP 2000254847 A JP2000254847 A JP 2000254847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡レンズと
で眼鏡装用者が装用するレンズの種類が異なる場合に、
右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡レンズとでレンズの
種類が異なることを加工者に認識させることのできる眼
鏡レンズのヤゲン表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明の眼鏡レンズのヤゲン形状表示装
置は、眼鏡フレームの玉型形状に基づき眼鏡レンズのコ
バ厚形状を測定に基づき、加工後の予想ヤゲン形状を表
示するものにおいて、眼鏡レンズの種類をそのコバ厚形
状に基づき判定して眼鏡レンズをグループ分けする判定
手段100と、判定手段100の判定結果に基づき前記
眼鏡レンズの属するグループを識別可能に表示する表示
手段3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズのヤゲ
ン形状表示装置及びその表示装置によるレンズ周縁加工
方法及びそのレンズ周縁加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、玉摺り機(レンズ周縁加工装
置)では、一方(右眼)の眼鏡フレームの玉型形状に基
づいて右眼用の眼鏡レンズを研削加工した後に、他方
(左眼)の眼鏡フレームの玉型形状に基づいて左眼用の
眼鏡レンズを研削加工することが行われ、眼鏡フレーム
への枠入れの際に、左右の眼鏡レンズを見栄え良く枠入
れするために研削加工前にヤゲンシュミレーションによ
ってヤゲン情報を表示する表示装置が設けられ、そのヤ
ゲンシュミレーションによって、加工後の予想ヤゲン形
状を表示して、研削加工後のヤゲンの頂点位置が眼鏡レ
ンズのコバ面上でレンズの前端からどの位置に形成され
るかを予め加工者に認識させたうえで、左右眼用の眼鏡
レンズを研削加工させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、その眼鏡装
用者が装用する眼鏡レンズには、プラスレンズ、平レン
ズ、マイナスレンズ等の各種のものがあり、従来のレン
ズ周縁加工装置では、見栄え良く眼鏡フレームに枠入れ
するために、コバ面上でのレンズの前端からヤゲン頂点
位置までの距離とヤゲン頂点位置からレンズ後端までの
距離との比で定義される分割比率を、例えば、プラスレ
ンズの場合には4:6、平レンズの場合には5:5、マ
イナスレンズの場合には3:7としてヤゲンを研削加工
することにより形成している。
【0004】ところが、眼鏡装用者には右目と左目とで
装用度数が極端に異なる眼鏡レンズを装用する者があ
り、例えば、右目に装用する眼鏡レンズがプラスレンズ
で左目に装用する眼鏡レンズがマイナスレンズの場合
に、プラスレンズを研削加工するときにはそのプラスレ
ンズについて定められた分割比率でヤゲンを形成し、マ
イナスレンズを研削加工するときにはマイナスレンズに
ついて定められた分割比率でヤゲンを形成することとす
ると、左眼用の眼鏡レンズ、右眼用の眼鏡レンズを眼鏡
フレームに枠入れしたときに、一方の眼鏡レンズが他方
の眼鏡レンズに較べてレンズ枠前面からはみ出しすぎて
いるように見え、レンズ枠前面から均等にはみ出でてい
るように見えないので、眼鏡を装用したときに見栄えが
悪いという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その第1の目的は、右眼用の眼鏡レンズと左眼用
の眼鏡レンズとで眼鏡装用者が装用するレンズの種類が
異なる場合に、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡レン
ズとでレンズの種類が異なることを加工者に認識させる
ことのできる眼鏡レンズのヤゲン表示装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明の第2の目的は、右眼用の眼鏡レン
ズと左眼用の眼鏡レンズとでレンズの種類が異なる場合
でも、見栄え良く眼鏡フレームに枠入れすることができ
るように眼鏡レンズを研削加工することができる眼鏡レ
ンズの周縁加工方法及びその周縁加工装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、眼鏡フレームの玉型形状に基づき眼鏡レンズのコバ
厚形状を測定に基づき、加工後の予想ヤゲン形状を表示
する眼鏡レンズのヤゲン形状表示装置において、前記眼
鏡レンズの種類をそのコバ厚形状に基づき判定して前記
眼鏡レンズをグループ分けする判定手段と、該判定手段
の判定結果に基づき前記眼鏡レンズの属するグループを
識別可能に表示する表示手段とを有することを特徴とす
る。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、眼鏡レン
ズの研削加工を開始する前に、右眼用の眼鏡レンズと左
眼用の眼鏡レンズとで、その眼鏡レンズがプラスレン
ズ、平レンズ、マイナスレンズ(累進多焦点レンズ等の
特殊レンズを含む)等のグループのうちのどのグループ
に属するかを認識できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、眼鏡フレームの
左右の玉型形状に基づき左右眼用の眼鏡レンズの周縁を
加工するレンズ周縁加工方法において、一方の玉型形状
に基づく一方の眼鏡レンズの周縁を加工後他方の玉型形
状に基づき他方の眼鏡レンズの周縁を加工するときに、
請求項1に記載の表示手段に表示されている一方の眼鏡
レンズが属するグループ情報と他方の眼鏡レンズが属す
るグループ情報とに基づき、他方の玉型形状の周方向の
任意のコバ位置のヤゲン情報を調整し、調整後のヤゲン
情報に基づき他方の眼鏡レンズの周縁を加工することを
特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、眼鏡フレームの
左右の玉型形状に基づき左右眼用の眼鏡レンズの周縁を
加工するレンズ周縁加工装置において、前記左右眼用の
眼鏡レンズの種類をそのコバ厚形状に基づきそれぞれ判
定して前記左右眼用の眼鏡レンズをグループ分けする判
定手段と、眼鏡フレームの玉型形状に基づき眼鏡レンズ
のコバ厚形状を測定に基づき加工後の予想ヤゲン形状を
表示すると共に前記判定手段の判定結果に基づき前記左
右眼用の眼鏡レンズの属するグループをそれぞれ識別可
能に表示する表示手段と、該表示手段に表示されている
一方の眼鏡レンズが属するグループ情報と他方の眼鏡レ
ンズが属するグループ情報とに基づき他方の玉型形状の
周方向の任意のコバ位置のヤゲン情報を調整するヤゲン
情報調整手段と、調整後のヤゲン情報に基づき他方の眼
鏡レンズの周縁を加工する加工制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0011】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、一方の玉型形状に基づく一方の眼鏡レンズの周縁を
加工後他方の玉型形状に基づき他方の眼鏡レンズの周縁
を加工するに際して、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼
鏡レンズとで、その眼鏡レンズがプラスレンズ、平レン
ズ、マイナスレンズ(累進多焦点レンズ等の特殊レンズ
を含む)等のグループのうちのどのグループに属するか
を認識し、ヤゲン情報を調整してヤゲン研削加工を行う
ことができるので、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡
レンズとで装用度数が異なる場合でも、見栄え良く眼鏡
フレームに枠入れすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 <研削加工部>図1において、1は玉摺機の筺体状の本
体、2は本体1の前側上部に設けられた傾斜面、3は傾
斜面2の右側半分に設けられた液晶表示部、4は傾斜面
2の右側下部に設けられたキーボード部(操作パネル
部)である。
【0013】また、本体1の左側部には後述する加工室
BAが設けられていて、加工室BAの底部側には図2に
示すように本体1に回転自在に保持された砥石5が配設
されている。この砥石5は、粗砥石6とV溝砥石7を備
え、モータ8で回転駆動されるようになっている。
【0014】本体1内には、図3に示すキャリッジ支持
用の支持台9が固定されている。この支持台9は、左右
の脚部9a,9bと、脚部9b側に偏らせて脚部9a,
9b間に配設した中間脚部9cと、脚部9a〜9cの上
端部を連設している取付板部9dを有する。
【0015】取付板部9dの両側部には軸取付用のブラ
ケット10,11が突設されている。このブラケット1
0,11には図2に示すように支持軸(揺動軸すなわち
旋回軸)12の左右両端部に嵌着されたベアリングBが
保持され、支持軸12の外周には筒軸(揺動用筒軸)1
3が軸線方向に移動可能に嵌合されている。この支持軸
12,筒軸13等は図1に示すカバー14で覆われてい
る。
【0016】また、このカバー14内には、図4に示す
ようにキャリッジ15が配設されていると共に、板状の
スイングアーム300及びスイングアーム300に取り
付けられた加工圧調整装置310が配設されている。
【0017】図5に示すように、本体1内には上述のカ
バー14で覆われた水受け容器Aが取り付けられてい
る。この水受け容器Aは、上方に開口する下部の水受け
カバー(水受けしたカバーである水受け容器本体)40
1と、この水受けカバー401の上部開口端を閉成する
水受け上部カバー402を有する。そして、この水受け
容器A内に加工室BAが形成され、この加工室BA内に
上述の砥石5とキャリッジ15が配設されている。
【0018】しかも、キャリッジ15は加工室BA内で
上下にスイング(揺動回動)できるようになっている。
また、スイングアーム300等は水受けカバー401の
外側に来るよう配置されている。しかも、この水受け上
部カバー402には、図1に示すように、被加工レンズ
Lの出し入れ用の開口Cがレンズ出入用窓(開閉窓)と
して形成され、この開口Cは図示を省略した窓カバーで
開閉される様になっている。これにより、被加工レンズ
Lの加工室内への出し入れができるようになっている。
【0019】また、図6に示すように、キャリッジ15
と水受けカバー401の側壁401a,401bとの間
には、防水用蛇腹403,403が取付けられている。 <キャリッジ>このキャリッジ15は、図5に示すよう
にキャリッジ本体15aと、このキャリッジ本体15a
の両側に前方に向けて一体に設けられた互いに平行なア
ーム部15b,15cと、キャリッジ本体15aの後縁
部中央に後方に向けて突設された突起15dを有する。
上述した筒軸13は、突起15dを左右に貫通している
と共に、突起15dに固定されている。これによりキャ
リッジ15の前端部が支持軸12を中心に上下回動でき
るようになっている。
【0020】このキャリッジ15のアーム部15bには
レンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ1
5のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配
設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転
軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレ
ンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加
工レンズLが挟持されるようになっている。
【0021】このレンズ回転軸16,17は軸回転駆動
装置(軸回転駆動手段)で回転駆動されるようになって
いる。この軸回転駆動装置は、図2に示すようにキャリ
ッジ本体15a内に固定されたパルスモータ18と、パ
ルスモータ18の回転をレンズ回転軸16,17に伝達
する動力伝達機構(動力伝達手段)19を有する。
【0022】この動力伝達機構19は、レンズ回転軸1
6,17にそれぞれ取り付けられたタイミングプーリ2
0,20と、キャリッジ本体15aに回転自在に保持さ
れた回転軸21と、回転軸21の両端部にそれぞれ固定
されたタイミングプーリ22,22と、タイミングプー
リ20,22に掛け渡されたタイミングベルト23と、
回転軸21に固定されたギヤ24と、パルスモータ18
の出力用のピニオン25等から構成されている。
【0023】また、支持軸12には、図3,図7に示す
ように、支持アーム26の上端部が左右動自在に保持さ
れている(図2,図4では図示略)。しかも、この支持
アーム26は、支持軸12の軸線方向に筒軸13と一体
に移動可能に且つ筒軸13の軸線周りに相対回転可能に
筒軸13に連結されている。尚、脚部9b,9cには図
3に示すように支持軸12と平行なガイド軸26aの両
端部が固定されている。このガイド軸26aは、支持ア
ーム26の下端部を貫通して、支持アーム26を左右動
可能に案内する。 <キャリッジ横移動手段>このキャリッジ15は、図3
に示すように、キャリッジ横移動手段29で左右に移動
駆動可能に設けられている。
【0024】このキャリッジ横移動手段29は、脚部9
cと取付板部9dとに固定された取付板30aと、取付
板30aの前面に固定されたステッピングモータ31
と、ステッピングモータ31の取付板30aを貫通して
背面側に突出する出力軸31aに固定されたプーリ32
と、脚部9bの背面に回転自在に取り付けられたプーリ
32aと、プーリ32,32aに捲回され且つ両端部が
支持アーム26に固定されたワイヤ33を有する。 <スイングアーム300>このスイングアーム300は
上述したように板状体から形成されている。このスイン
グアーム300の左右方向(Z方向)の両端部には、図
2,図4(a)に示すように、前側に突出する突部30
1,302が設けられている。この突部301,302
の前端部には半円状の保持部301a,302aが設け
られ、この保持部301a,302aは筒軸13の両端
部に嵌着されている。尚、この保持部301a,302
aは図示しないビス或は接着剤等の固定手段で筒軸13
に固定されている。 <加工圧調整手段310>この加工圧調整手段310
は、図4(b)に示すように、取付ベースとなる取付枠3
11を有する。この取付枠311は、スイングアーム3
00の一側部下面にスイングアーム300と平行に配設
されたベース板312と、前後方向(X方向)に延び且
つベース板312の右側部に固定された側板313と、
ベース板312の前縁部及び側板313に固定された前
側板314と、ベース板312の後縁部及び側板313
に固定された後側板315とを有する。そして、この取
付枠311は図示しないブラケットやビス等を介してス
イングアーム300の下面に固定されている。
【0025】また、加工圧調整手段310は、ベース板
312の上方に配設した立方体状の重錘316と、重錘
316を貫通して前後方向(X方向)に延びるガイド軸
317と、重錘316に設けられた前後方向に延びる雌
ネジ(図示せず)に螺着され且つ重錘316を貫通する
送りネジ318を有する。このガイド軸317は両端部
が側板314,315に固定され、送りネジ318は両
端部が側板314,315に回転自在に保持されてい
る。尚、ガイド軸317と送りネジ318は平行に設け
られている。
【0026】更に、加工圧調整手段310は、ベース板
312上に固定されたブラケット319と、ブラケット
319に固定され且つ出力軸320aが前後方向に向け
られたパルスモータ320と、パルスモータ320の出
力軸320aに固定されたタイミングギヤ321と、送
りネジ317の後端部近傍の部分に固定されたタイミン
グギヤ322と、タイミングギヤ321,322に掛け
渡されたタイミングベルト323とを有する。これによ
り、パルスモータ320の回転は、タイミングギヤ32
1,322及びタイミングベルト323を介して送りネ
ジ317に伝達される。
【0027】しかも、パルスモータ320を正回転させ
ると、送りネジ318を正回転させて、重錘316が前
方向に移動させられる一方、パルスモータ37を逆回転
させると、送りネジ318が逆回転させられて、重錘3
16が後方に移動させられるようになっている。 <キャリッジ昇降手段>また、上述のスイングアーム3
00の後縁部上にはキャリッジ昇降手段36が配設され
ている。このキャリッジ昇降手段36は、スイングア−
ム300の上方位置に上下に向けて配設され且つブラケ
ット(図示せず)を介して本体1内に保持されたパルス
モータ37と、パルスモータ37の出力軸37aと同軸
上で一体に設けられた雌ネジ38と、雌ネジ38に上下
動可能に螺着された雌ネジ筒39と、雌ネジ筒39の下
端に一体に設けられた球状の押圧部材40を有する。そ
して、雌ネジ筒39は軸線回りに回転不能に且つ上下動
自在に図示しないブラケットを介して本体1内に保持さ
れ、押圧部材40はスイングアーム300の上面に当接
させられている。 <玉型形状形状測定部(玉型形状測定手段)>玉型形状
測定部46は、図2に示すように、パルスモータ47
と、パルスモータ47の出力軸47aに取り付けられた
回転アーム48と、回転アーム48に保持されたレール
49と、レール49に沿って長手方向に移動可能なフィ
ラー支持体50と、フィラー支持体50に装着されたフ
ィラー51(接触子)と、フィラー支持体50の移動量
を検出するエンコーダ52と、フィラー支持体50を一
方向に付勢しているスプリング53を有する。
【0028】なお、玉型形状測定部46をレンズ加工装
置と一体に構成するか、これをレンズ加工装置と別体に
構成し両者を電気的に接続する代わりに、レンズ加工装
置と別体のレンズ枠形状測定装置により測定されたレン
ズ枠形状データをフロッピーディスクやICカードに一旦
入力し、レンズ加工装置にはこれら記憶媒体からデータ
を読み取る読取装置を設けるように構成してもよいし、
眼鏡フレームメーカーからオンラインでレンズ枠形状デ
ータをレンズ加工装置に入力できるように構成してもよ
い。 <コバ厚測定手段60>図2,図7に示すコバ厚測定手
段60は、説明の便宜上キャリッジ15から分離して図
示しているが、キャリッジ15を小型化するために、実
際には図5,図8及び図9(a)〜(c)に示すようにキャリ
ッジ15の上部を覆う防水上カバー402の上部に取り
付けられる。この場合に、コバ厚測定手段60は、図2
のレンズ回転軸16,17に保持された被加工レンズL
に対応して、スイングアーム300側から下側が前側に
向うように傾斜した状態で配置される。
【0029】しかも、このコバ厚測定手段60のフィー
ラー66は防水上カバー402に設けた開口402aか
ら加工室BAに出し入れ可能となっているが、被加工レ
ンズLの砥石5による研削加工中に、図示しない研削液
供給ノズルから研削部に研削液が供給される際に、被加
工レンズLや研削部から飛散する研削液(研削水)が開
口402aからコバ厚測定手段60側に染み込まないよ
うに、図9(a)のコバ厚測定装置開閉装置80が加工室
BAとコバ厚測定手段60との間、即ち開口402aの
部分に位置させて防水上カバー402上に、以下のよう
にして取り付けられている。
【0030】すなわち、開口402aは、防水上カバー
402にビスB1で取り付けた取付板501で閉成され
ている。この取付板501には加工室BA側に突出する
凹部501aが形成され、この凹部501aの底部(底
壁)501bに開口501cが形成されている。また、
この凹部501a内には凹部501aに沿う取付板50
2がビスB2で固定されている。
【0031】しかも、コバ厚測定装置開閉装置80は、
凹部502aの上部開口端の一側部に位置させて取付板
502に突設された軸受(軸受突部)83と、凹部50
2aの上部開口端の他側部に位置させて取付板501に
ビス83aで固定した軸受(軸受突部)83´と、凹部
502a内に下半分が配設された回転体Dを有する。こ
の回転体Dは、筒体81と筒体(円筒窓部材)81の両
端部内に配設された端壁部材81b,81bと、周方向
に間隔をおいた筒体81を端壁部材81b,81bに固
定するビスS1,S2を有する。図9(a)中、502b
は取付板502の底部(底壁)、502cは底部502
bに設けた開口である。
【0032】そして、端壁部材81b,81bの軸部8
1c,81cが軸受83,83´に回転自在に保持され
ている。また、この筒体81には、長手方向に延びる一
対の窓開口81d,81dが周方向に180゜の間隔を
おいて形成されている。この窓開口81d,81dを通
して、フィーラー66の出入れが可能となっている。
【0033】また、開口502aの周囲に沿って配設し
た押え板86はビス86bで取付板501に固定され、
この押え板86の上方に位置させたパッキン85は取付
板501の開口501cに沿わせて取付板501の底部
501bに固着されている。86aは押え板80の開口
である。そして、開口501cのシール時にはパッキン
85が筒体81に開口81dの周囲に位置して弾接させ
られている。尚、図ではパッキン85が筒体81の開口
81dの周囲に位置して筒体81に弾接させられるが、
このパッキン85は筒体81の開口81dと略等しいか
あるいは少し大きく形成してもよいものである。
【0034】この筒体81の一方の軸部81cに固定し
たギヤ88は、駆動モータ82の出力軸に固定したギヤ
87に噛合させられて、駆動モータ82により回転制御
される。この駆動モータ82は、ブラケットBTを介し
て防水上カバー402に固定されている。また、ブラケ
ットBTにはマイクロスイッチ89,90が取り付けら
れている。
【0035】コバ厚測定モードが選択されると、図9
(a)に示すモータ82により、ギア86、87を介し
て、筒体81を回転させ、図9(b)に示す状態から図9
(c)に示す状態になるようにする。この回転位置は図9
(c)のように筒体81にある、例えばビスS1,S2の
頭部Sa,Sbを利用したような位置決めにより、マイ
クロスイッチ89、90で制御する。
【0036】このレンズコバ厚測定装置60は、図7に
示すようなコ字状に形成され且つキャリッジ15上に取
り付けられたブラケット61と、粗砥5の左側部上に対
して進退自在にブラケット61に保持されたフィラー軸
62(測定アーム)と、フィラー軸62に設けられたラ
ック63と、ブラケット61に固定されたパルスモータ
64と、パルスモータ64の出力軸64aに固定され且
つラック63に噛合するピニオン65と、フィラー軸6
2の一端に一体に設けられた円板状のフィラー66と、
フィラー軸62の他端側に位置させてキャリッジ15上
に固定されたマイクロスイッチ67を有する。
【0037】このマイクロスイッチ67は、フィラー6
6が被加工レンズLから外れた位置まで後退したとき
に、フィラー軸62の他端で押圧されてONするようにな
っている。 <電装部>電装部Dの演算制御回路100(制御手段)
は、上述の研削加工部のモータ8,ステッピングモータ
31,パルスモータ18,37,47,64等を駆動制
御するドライブコントローラ101と、フレームデータ
メモリ102と、フレームPD値FPDおよび装用者の瞳孔
間距離値PDとを入力するためのFPD/PD入力装置103
と、眼鏡フレームがセルフレームである旨を入力するフ
レーム材質入力装置104と、フレームの材質に応じて
予め定めた補正値Cを記憶している補正値メモリ105
と、レンズLを加工するための加工データ(Pi,Θi)を記
憶するための加工データメモリ106とが接続されてい
る。
【0038】FPD/PD入力装置103としては、テンキ
ー入力装置のような手入力装置でもよいし、検眼装置か
らのオンライン入力や、フロッピーディスクやICカード
等の検眼データ記憶手段からの読取装置で構成してもよ
い。
【0039】しかも、演算制御部100でドライブコン
トローラ101を作動させることにより、パルス発生器
106から駆動パルスを発生させて、パルスモータ47
を作動させると、回転アーム48が回転させられる。こ
れにより、フィーラー51が眼鏡フレームF(眼鏡枠)
のレンズ枠RFまたはLFの内周に沿って移動させられる。
【0040】この際、上述したフィーラー51の移動量
はエンコーダ52で検出され動径長fρiとして電装部D
のフレームデータメモリ102に入力され、パルス発生
器106からパルスモータ47に供給されたと同じパル
スが回転アーム48の回転角すなわち動径角fθiとして
フレームデータメモリ102に入力され、レンズ枠(ま
たは型板)の動径データ(fρi,fθi)として記憶される
ようになっている。 <キーボード(操作パネル部)4>操作パネル部すなわ
ちキーボード4には、図10に示すように、レンズ周縁
及びレンズ周縁のヤゲン研削加工のための「オート」モ
ードとマニュアル操作用の「モニター」モード等の切換
を行う加工コース用のスイッチ400、眼鏡枠(フレー
ム)材質選択のための「フレーム」モード用のスイッチ
401、旧レンズを活かして新しいフレームに入れ替え
る加工のための「枠替え」モード用のスイッチ402、
鏡面加工のための「鏡面」モード用のスイッチ403が
設けられている。
【0041】また、キーボード4には、瞳孔間距離P
D,フレーム幾何学中心間距離FPD,上寄せ量「U
P」等の「入力変更」モード用のスイッチ404,
「+」入力設定用のスイッチ405,「−」入力設定用
のスイッチ405,カーソル枠406の移動操作用のカ
ーソルキー407,レンズ材質がガラスを選択するため
のスイッチ408、レンズ材質がプラスチックを選択す
るためのスイッチ409、レンズ材質がポリカーボネイ
トを選択するためのスイッチ410,レンズ材質がアク
リル樹脂を選択するためのスイッチ411が設けられて
いる。
【0042】更に、キーボード4には、「左」レンズ研
削加工用のスイッチSWL,「右」レンズ研削加工用の
スイッチSWR等のスタートスイッチ、「再仕上/試」
モード用のスイッチ412,「砥石回転」用のスイッチ
413、ストップ用のスイッチ414,データ要求用の
スイッチ415、画面用のスイッチ416,加工部にお
ける一対のレンズ回転軸間の開閉用のスイッチ417,
418及びレンズ厚さ測定開始用のスイッチ419等が
設けられている。
【0043】以下、上記構成のレンズ加工装置の作用を
説明する。 (1)メガネの玉型形状測定 図1,図2に示す測定スタート用のスイッチSを押し
て、玉型形状測定部46を作動させると、演算制御回路
100は眼鏡フレームFの右眼レンズ枠RFと左眼レン
ズ枠LFのレンズ枠形状(玉型形状)を順次測定するよ
うになっている。尚、レンズ枠RF、LFのの測定は同
様に行われるので、右眼レンズ枠RFの測定についての
み説明して、左眼レンズ枠LFの測定に付いての説明は
省略する。
【0044】まず、演算制御回路100は、図11,図
12に示すような眼鏡フレームFの右眼レンズ枠RFまた
は型板等の玉型の形状を測定し、レンズ枠(または型板)
等のメガネの玉型の動径データ(fρi,fθi)(ここでi=
1,2,3,………N)を求め、これをフレームデータメモ
リ102に記憶させる。
【0045】加工者は眼鏡フレームFがセルフレームで
ある場合、フレーム材質入力装置104でその旨を演算
制御回路100に入力する。
【0046】また、加工者はフレームPD値FPDおよび装
用者の瞳孔間距離値PDとをFPD/PD入力装置106で演算制
御回路100に入力する。演算制御回路100は入力さ
れたフレームPD値FPDと瞳孔間距離値PDおよび補正値メ
モリ105に記憶されている補正値Cとから、レンズ枠
入れ後の眼鏡フレームの変形による右眼レンズの光学中
心OLRのずれを見込んだ補正内寄せ量IN´を IN´={(FPD−PD)/2}−C/2 …………(1) として求め、フレームデータメモリ102に記憶されて
いるレンズ枠RFの幾何学中心に原点をもつレンズ枠(ま
たは型板)動径データ(fρi,fθi)の各サンプリングポ
イントQiについて、その動径データをx−y座標変換し を求め、このx座標値を前記補正内寄せ量IN´分だけx軸
方向(水平方向)に移動させ、新たな原点に基づく加工デ
ータ(Pi,Θi)(ここでi=1,2,3,…………N)を として求め、これを加工データメモリ102に記憶させ
る。
【0047】ここで、補正値Cは眼鏡フレームFがアセテ
ート、アクリル、ナイロンやプロピオネート等の一般的
な材質の場合は0.3〜0.5mmが、エポキシ樹脂等の熱可塑
性に富んだ材質の場合は0.8〜1.0mmが選択される。この
ように複数種類のセルフレームに対応させるためにはフ
レーム材質入力装置107に複数の入力キーを設け、補正
値メモリ105に各々のフレーム材質入力に対応して複数
の補正値Cを記憶させておけばよい。 (2)レンズコバ厚Wiの測定 次に、(1)で求めた動径データ(fρi,fθi)に対応する
加工データ(Pi,Θi)に基づいて被加工レンズLのコバ
厚Wiを求める。
【0048】即ち、キーボード部4を操作してコバ厚測
定モードにすると、演算制御部100はドライブコント
ローラ101を介してパルスモータ18を駆動制御し
て、このパルスモータ18の回転を動力伝達機構19を
介してレンズ軸16,17に伝達させ、被加工レンズL
の加工データ(Pi,Θi)の内の初期加工データ(P1,Θ1)
をフィーラー66の当接位置に移動させる。
【0049】フィーラー66を被加工レンズLの当節位
置に移動させる前に、コバ厚測定手段60と加工室の間
にある、コバ厚測定装置開閉装置80の筒体81の窓部
を、コバ厚測定モードにした時に、開くようにしてお
く。そして、コバ厚測定モードが選択されると、図9
(a)に示すモータ82により、ギア88、87を介し
て、筒体81を回転させ、図9(b)に示す状態から図9
(c)に示す状態となるようにする。この回転位置は図9
(d)に示すように筒体81にある例えばビスS1(S
2)の頭部Sa,Sbを利用したような位置決めによ
り、マイクロスイッチ88、89で制御する。
【0050】図9(c)ような状態になった後、フィーラ
ー66を加工室BA内に出して、被加工レンズLの測定
を行う。
【0051】加工を行うと、研削水或いは研削屑が、筒
体81に付着することもある。このように、研削水或い
は研削屑がフィーラー66の開閉窓部に付着すると、従
来の平板状のものを開閉させる方式であると、固定ベー
ス402との間で固まってしまい、開閉できなくなった
り、開閉する際に付着したものが、フィーラー測定部の
中に入ってきていまい、故障を起こす原因となってしま
う。
【0052】図9(a)の場合は、開閉の際、円筒を回転
させその際にパッキン85で外周部を接触させて行うよ
うになっており、筒体81に付着したものをパッキン8
5で落とすことができ、フィーラー測定部の中にも入っ
てくることがなくなる。また、このパッキン85によ
り、筒体81と加工室BAの間の防水の役目も果たして
いる。
【0053】更に、従来の平板状のものを開閉させるも
のに比べ、円筒状のものを回転させるだけですみ、機構
が簡単であり、コンパクトに構成できる。
【0054】また、キーボード部4を操作して演算制御
部100によりステッピングモータ31を作動させて、
キャリッジ15を図7中左方に移動させる。この際、キ
ャリッジ15の移動量は、演算制御回路100に入力さ
れる。
【0055】この後、演算制御回路100によりドライ
ブコントローラ101を作動させて、パルスモータ64
を駆動制御し、ピニオン65及びラック63を介してフ
ィラー軸62を砥石5上に移動させ、フィラー軸62の
フィーラー66を被加工レンズLの側方に移動させる。
【0056】この際、フィーラー軸62の移動にともな
い、フィーラー軸62がマイクロスイッチ67から離れ
て、マイクロスイッチ67がOFFすると、このOFF信号が
演算制御回路100に入力され、演算制御回路100は
このOFF開始時からのフィーラー軸62の移動量をパル
スモータ64への駆動パルス数から検出する。しかもフ
ィーラー66は、被加工レンズLの加工データ(Pi,Θ
i)の内の初期加工データ(P1,Θ1)の位置に対応する部
分まで移動させられる。
【0057】この状態で、ステッピングモータ31への
通電を停止させてステッピングモータ31を自由回転状
態とすると、キャリッジ15及び支持アーム26がバネ
力で図4中右側に移動付勢され、レンズ回転軸16,1
7間に保持された被加工レンズLの右側の屈折面がフィ
ーラー66に当接する。この際、当接位置は、被加工レ
ンズLの初期加工データ(P1,Θ1)の位置になる。
【0058】そして、演算制御回路100は、フィーラ
ー66の初期当接位置からパルスモータ18及び64を
駆動制御して、フィーラー66の当接位置を加工データ
(Pi,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動
させ、この際のロータリーエンコーダ34の出力からキ
ャリッジ15の移動量を加工データ(Pi,Θi)に対応さ
せて加工データメモリ106に記憶させる。
【0059】また、同様にして、キーボード部4を操作
して演算制御部100によりステッピングモータ31を
作動させて、キャリッジ15を図7中右方に移動させた
後、フィーラー66を被加工レンズLの左側の屈折面に
当接させて、フィーラー66の当接位置を加工データ(P
i,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動さ
せ、加工データ(Pi,Θi)に対応するキャリッジ15の
移動量を演算制御回路100により求めさせて、この移
動量を加工データ(Pi,Θi)に対応させて加工データメ
モリ106に記憶させる。
【0060】そして、演算制御回路100は、このよう
にして求めたキャリッジ15の移動量から被加工レンズ
Lの左右の屈折面へのフィーラー66の当接位置を加工
データ(Pi,Θi)に対応して求め、この加工データ(Pi,
Θi)に対応する被加工レンズLの左右の屈折面へのフィ
ーラー66の当接位置から被加工レンズLのコバ厚Wi
が加工データ(Pi,Θi)に対応して求める。
【0061】同時に、演算制御回路100はその測定結
果に基づいて、レンズの種類を判断して、そのレンズが
プラスレンズであるのか、平レンズであるのか、マイナ
スレンズであるのかを判定する。被加工レンズLを回転
させつつ玉型形状に沿ってコバ厚を測定するとき、凸レ
ンズの場合には周辺から中心に近づくに従って厚くな
り、マイナスレンズの場合には周辺から中心に近づくに
従って薄くなり、平レンズの場合には周辺と中心とでそ
の厚さがほとんど変化しないので、コバ厚に基づいてレ
ンズの種類を判定できる。これにより、演算制御回路1
00はレンズの種類をグループ分けしてメモリに記憶す
る。ここではレンズの種類はプラスレンズ、平レンズ、
マイナスレンズの3種類に分類され、図13に模式的に
示すようにプラスレンズには符号RZ1で示す図形記号
が付与され、マイナスレンズには符号RZ2で示す図形
記号が付与され、平レンズには符号RZ3で示す図形記
号が付与されている。 (3)レンズ研削加工 (a)右眼レンズRL(一方のレンズ)の研削加工 演算制御回路100の制御によって眼鏡の左右のレンズ
(左眼レンズLL、右眼レンズRL)の研削加工制御を
連続して行う際、右眼レンズRL(右眼用眼鏡レンズ)
から先に研削加工するように予め設定されている場合に
ついて、図14〜図22の表示及び図23、図24に示
すフローチャートを用いて作用を説明する。 ステップS1 演算制御回路100は、上述したようにして加工データ
(Pi,Θi)が求められると、この求められた加工データ
(Pi,Θi)を加工データメモリ102に記憶させる。
【0062】そして、図10の右眼レンズ加工スタート
用のスイッチSWR(加工スタートスイッチ)を押す
と、ステップS1で右眼レンズRLが加工済みであるか
否かが判断され、加工済みの場合にはステップS2に移
行し、加工済みでない場合にはステップSAに移行す
る。 ステップSA このステップでは、液晶表示部3の下部に図14の如く
「右加工しますか?」,「Yes→右スタート」という
文字表示或いは「右加工をスタートしますか?」という
文字表示等による確認画面を表示させて、作業者に注意
を促し、ステップSBに移行する。 ステップSB このステップでは、左スタート用のスイッチSWL(又
はストップスイッチSTP)が押されたか、或いは右ス
タート用のスイッチSWRが押されたかが判断され、左
スタート用のスイッチSWL(又はストップスイッチS
TP)が押された場合にはステップS4に移行し、右ス
タート用のスイッチSWRが押された場合にはステップ
S3に移行する。 ステップS2 このステップでは、液晶表示部3に図15の如く「もう
一度、同じデータで右加工をしますか?」,「Yes→
右スタート」という文字表示による確認画面を表示させ
て、作業者に注意を促し、ステップS3に移行する。 ステップS3 このステップでは、演算制御回路100は、ドライブコ
ントローラ101を制御してモータ8を駆動し砥石5を
回転させ、右眼用レンズRLの研削加工を開始する。
【0063】そして、ドライブコントローラ101は演
算制御回路100の制御下でパルス発生器51から加工
データメモリ106に記憶されている加工データ(Pi,
Θi)に対応して、レンズ回転軸22,23を角度Θiだ
け回転させるパルスをパルスモータ18に供給し、この
角度Θiにおけるレンズの加工動径がPiとなる位置でキ
ャリッジ15の降下を阻止するために、この位置にスイ
ングアーム300を停止させるだけのパルスをパルスモ
ータ37に供給する。
【0064】これにより、レンズ回転軸22,23は加
工動径角度Θiだけ回転される。一方、レンズRLが砥石
6にキャリッジ15の自重等により圧接させられた状態
で砥石6で研削加工されると共に、この研削に伴ってキ
ャリッジ15が下方に自重等により降下させられる。こ
のキャリッジ15の降下は、スイングアーム300が上
昇して押圧部材40に当接して、レンズRLの加工動径が
Piとなるまで行われる。
【0065】この際、レンズRLが砥石6にキャリッジ1
5の自重等により圧接させられるときの圧力を加工圧と
すると、この加工圧は演算制御回路100によりレンズ
RLのコバ厚Wiに応じて調整されるようになっている。
即ち、演算制御回路100は、レンズRLのコバ厚Wiが
大きくなるに従って加工圧を大きくさせる一方、レンズ
RLのコバ厚Wiが小さくなるに従って加工圧を小さくさ
せるようになっている。そして、この加工圧は、キャリ
ッジ15の下方への回転モーメントFiとして以下のよ
うにして求めることができる。
【0066】ここで、自重によるキャリッジ15の下方
への回転モーメントをf1とし、スイングアーム300
の下方への回転モーメントをf2とし、加工圧調整手段
310の重錘316の重量を除く部分の下方への回転モ
ーメントをf3とし、重錘316による下方への回転モ
ーメントをfai(f1>f2+f3+fai)とすると、キ
ャリッジ15を下方に実際に回転させる回転モーメント
Fiは、 Fi=f1−(f2+f3+fai) となる。しかも、重錘316の重量をWgとし、支持軸
12の中心から重錘316の重心までの距離をBiとす
ると、この重錘316の下方への回転モーメントfai
は、 fai=Wg×Bi となる。この距離Biは、重錘316を前後方向に移動
させることで変化させることができる。この重錘316
の前後方向への移動制御は演算制御回路100により行
われる。
【0067】即ち、演算制御回路100は、レンズRLの
コバ厚Wiが大きくなるに従い、パルスモータ320を
正回転駆動制御して、送りネジ318を正回転させ、重
錘316を前方向に移動させる。一方、演算制御回路1
00は、レンズRLのコバ厚Wiが小さくなるに従い、パ
ルスモータ320を逆回転駆動制御して、送りネジ31
8を逆回転させ、重錘316を後方に移動させるように
なっている。
【0068】そして、この重錘316の前側への移動に
より回転モーメントfaiは小さくなって、キャリッジ1
5の下方への回転モーメントFi(加工圧)は大きくな
る一方、重錘316の後方への移動により回転モーメン
トfaiは大きくなって、キャリッジ15の下方への回転
モーメントFi(加工圧)は小さくなる。
【0069】従って、レンズRLのコバ厚Wiが大きくな
るに従って加工圧が大きなる一方、レンズRLのコバ厚W
iが小さくなるに従って加工圧が小さくなるので、大き
いコバ厚を有する被検レンズを砥石6で研削する際に、
砥石6が被検レンズに対してスリップするようなことが
生ずるのを未然に回避できると共に、被加工レンズのコ
バ厚が小さい場合には砥石6から被加工レンズに無理な
加工圧が作用するのを回避できる。このように、被加工
レンズのコバ厚Wiに応じて被加工レンズの加工圧が自
動的に調整されるので、手間を要せず研削加工作業を効
率的に行うことができる。なお、被加工レンズの種類に
よっても加工圧を調整することができるように制御可能
である。演算制御回路にレンズ種別に応じて加工圧をど
のくらい調整するかメモリを設け、そのメモリから読み
出すことによって加工圧を調整できる。例えば、プラス
チックレンズの場合、加工圧を3.5kgになるようにメ
モリに記憶させ、ガラスレンズの場合、5.0kgにメモ
リに記憶させる。そうして、メモリから読み出すことで
演算制御回路100は加工圧調整装置310を制御す
る。
【0070】この動作を加工データ(Pi,Θi)の全てに
ついて実行することにより、被加工レンズLを加工デー
タに基いて荒研削してレンズ枠RFと相似形状のレンズRL
に研削加工する。
【0071】砥石6で荒研削が完了すると、図示しない
公知のキャリッジ移動手段でレンズRLを移動してV溝砥
石7でヤゲン加工する。この際、演算制御回路100
は、(2)で求めた加工データ(Pi,Θi)に対応するコバ厚
を基に、レンズRLの周縁にヤゲン加工を行わせる。そし
て、演算制御回路100は、右眼用のレンズRLの研削
加工が終了すると、ドライブコントローラ101を制御
してモータ8を停止させ砥石5の回転を停止させる。な
お、レンズRLはその光学中心OLRがレンズ回転軸2,2の回
転軸線と一致するようにレンズ回転軸2,2にチャッキン
グされる。
【0072】そして、ステップS3で右眼レンズRLの
研削加工が終了すると、作動が停止され、ステップS4
に移行する。 ステップS4 ステップSBにおいて左スタート用のスイッチSWLが
押されて、このステップS4に移行した場合には、ステ
ップS5に移行する。また、ステップSBにおいてスト
ップSTPが押されてこのステップS4に移行した場
合、及び、ステップS3からこのステップS4に移行し
た場合には、スイッチSWR、SWLが押されるのを待
機する。そして、スイッチSWR、SWLのいずれかが
押されると、ステップS5に移行する。 ステップS5 このステップS5では、左眼レンズLLの研削加工が終
了したか否かが判断され、加工が終了していれば左加工
済みとしてステップS6に移行し、加工が終了していな
ければステップSCに移行する。 ステップSC このステップでは、液晶表示部3の下部に図16の如く
「左加工しますか?」,「Yes→左スタート」という
文字表示或いは「左加工をスタートしますか?」という
文字表示による確認画面を表示させて、作業者に注意を
促し、ステップSDに移行する。 ステップSD このステップでは、右スタート用のスイッチSWR(又
はストップスイッチSTP)が押されたか、或いは左ス
タート用のスイッチSWLが押されたかが判断され、右
スタート用のスイッチSWR(又はストップスイッチS
TP)が押された場合には加工を終了し、左スタート用
のスイッチSWLが押された場合にはステップS7に移
行する。 ステップS6 このステップでは、図17に示すように、液晶表示部3
に「もう一度、同じデータで左加工をしますか?」,
「Yes→左スタート」という文字表示による確認画面
を表示させて、作業者に注意を促し、ステップS7に移
行する。 ステップS7 ここでは、ステップS1、SA、SB、S3を経由して
右レンズの研削加工が終了し、ステップS4、S5、S
Cを経由して、ステップSDに至ったときに、表示部3
には、図18に示すように、これから加工しようとする
左眼用の未加工レンズに対応する玉型形状曲線が実線で
表示され、加工済みの右眼用の眼鏡レンズに対応する玉
型形状曲線が破線で表示される。
【0073】また、液晶表示部3の右側にはオート、モ
ニター切り換え表示、フレーム間PD(FPD)、瞳孔
間距離、上寄せ量UP、サイズが表示される。その図1
8において、黒丸印「・」は眼鏡レンズの光学中心を示
し、十字の交点は眼鏡フレームの幾何学中心を示してい
る。
【0074】ここで、左スタート用のスイッチSWLを
押すと、左眼用の眼鏡レンズのコバ厚測定が開始される
(図24のステップS.10)。このコバ厚測定は右眼
用の眼鏡レンズのコバ厚測定と同様の手順であるので、
その詳細な説明は省略する。
【0075】演算制御回路100は、このコバ厚測定結
果に基づいて左眼用の眼鏡レンズがプラスレンズRZ
1、平レンズRZ3、マイナスレンズRZ2のどのグル
ープに属するかを判定し、右眼用の眼鏡レンズの属する
グループと左眼用の眼鏡レンズの属するグループとが一
致するか否かを比較する(S.11)。
【0076】演算制御回路100は、右眼用の眼鏡レン
ズの属するグループと左眼用の眼鏡レンズの属するグル
ープとが一致している場合には、オートモードのまま
で、ヤゲンシュミュレーション画面表示に移行し(S.
12)、図19に示すように、液晶表示部3にヤゲン情
報を表示する。画面左側において、符号RZ4は未加工
レンズLを正面から見た玉型形状曲線を示し、符号RZ
5はその未加工レンズLを上側から見たレンズ形状曲線
を示し、符号RZ6はその未加工レンズLを下側から見
たレンズ形状曲線を示している。
【0077】また、この玉型形状曲線RZ4の内側の
「+」は光学中心を示し、「・」はフレームの幾何学中
心を示している。また、この玉型形状曲線RZ4上の小
さな黒「■」は最小コバ厚位置図形RZ7を示し、大き
な黒「■」は最大コバ厚位置図形RZ8を示し、「+」
は周方向任意コバ厚位置図形RZ9を示している。
【0078】液晶表示部3の画面真ん中には、上から順
に最小コバ厚位置図形RZ7、最大コバ厚位置図形RZ
8、周方向任意コバ厚位置図形RZ9が表示されてい
る。また、その周方向任意コバ厚位置図形RZ9の下に
は、加工済みの右眼用の眼鏡レンズの周方向任意コバ厚
位置図形RZ10が破線で示されている。その加工済み
レンズの周方向任意コバ厚位置図形RZ10は未加工レ
ンズの周方向任意コバ厚位置図形RZ9の玉型形状曲線
RZ7上での表示位置と一対一に対応している。
【0079】その最小コバ厚位置図形の右横には、その
最小コバ厚位置におけるヤゲン頂点の「位置」の文字及
び数値が表示され、その右横には「厚さ」の文字及び数
値が表示されている。例えば、最小コバ厚位置における
ヤゲン頂点位置はコバ面上でレンズの前端から0.01
4のところにあり、その最小コバ厚は0.036である
ことが表示される。その文字及び数値の下には、最小コ
バ厚位置でのヤゲン断面形状が図形表示されている。
【0080】同様に、最大コバ厚位置図形RZ8の右横
には、その最大コバ厚位置におけるヤゲン頂点の「位
置」の文字及び数値が表示され、その右横には「厚さ」
の文字及び数値が表示され、その文字及び数値の下に
は、最大コバ厚位置でのヤゲン断面形状が図形表示され
ている。
【0081】同様に、周方向任意コバ厚位置図形RZ9
の右横には、その任意コバ厚位置におけるヤゲン頂点の
「位置」の文字及び数値が表示され、その右横には「厚
さ」の文字及び数値が表示され、その文字及び数値の下
には、周方向任意コバ厚位置でのヤゲン断面形状が図形
表示されている。
【0082】加工済みの右眼用の眼鏡レンズの周方向任
意コバ厚位置図形RZ10の右横には、加工済みの眼鏡
レンズの周方向任意コバ厚位置におけるヤゲン頂点の
「位置」の文字及び数値が表示され、その右横には「厚
さ」の文字及び数値が表示され、その文字及び数値の下
には、その右眼用の眼鏡レンズの周方向任意コバ厚位置
におけるヤゲン断面形状が図形表示されている。
【0083】加工者はこの液晶表示部3のヤゲン情報を
見ることにより、加工後の最小コバ厚、最大コバ厚、周
方向任意位置でのコバ厚、各位置におけるヤゲン形状を
加工前に予想できる。
【0084】液晶表示部3の右側には、「オート、メタ
ル、ヤゲン、DF、全体、回転、サイズ、Fカーブ、Y
カーブ」の文字が表示され、ここでは、オートモードで
あるので、オートモードが黒地に白抜きで表示されてい
る。「回転」の右横の数字は、指定されている周方向任
意コバ厚位置図形RZ9が基準位置から250度の位置
にあることを意味し、Fカーブの右横の数値はフレーム
カーブを意味し、Yカーブの右横の数値はヤゲンカーブ
(ヤゲンの頂点軌跡)を意味している。このヤゲンカー
ブは、液晶表示部3の画面左側に破線RZ11で図形表
示されている。
【0085】なお、加工済みの周方向任意コバ厚位置図
形RZ10は右眼用の玉型形状曲線上で基準位置から2
50度の位置にあることを意味している。
【0086】また、この液晶表示部3には、加工済みの
右眼用の眼鏡レンズの属するグループと未加工の左眼用
の眼鏡レンズの属するグループとが表示されている。こ
こでは、図19には加工済みのレンズの属するグループ
と未加工レンズの属するグループとが同じであり、か
つ、共にマイナスレンズRZ2であることを示す図形記
号が表示されている。
【0087】そして、左スタートスイッチSWLを押す
と(S.16)、演算制御回路100は、ドライブコン
トローラ101を制御してモータ8を駆動し砥石5を回
転させ、左眼用の眼鏡レンズの研削加工が実行され
(S.17)、研削加工が終了する。なお、図24にお
いて破線で示すように、左スタートスイッチSWLを押
さずに自動的に研削加工を実行してもよい。
【0088】ステップS.11において、加工済みの眼
鏡レンズの属するグループと未加工の眼鏡レンズの属す
るグループとが異なる場合には、モニターモードのヤゲ
ンシュミレーション画面表示に移行する(S.13)。
図20はそのモニターモードのヤゲンシュミレーション
画面を表示している。そして、S.14に移行して、オ
ートモードに変更するか否かを問い合わせする。ヤゲン
情報の調整が不要な場合には、オートモードのヤゲンシ
ュミレーション画面表示に移行して(S.12)、オー
トモードでの加工処理が実行される。モニターモードの
ままの場合には、図20に示す画面を見ながらヤゲン情
報を調整する(S.14)。なお、オートモードに変更
するか否かの問い合わせ(S.14)は省略してもよ
い。
【0089】図20では、加工済み眼鏡レンズの属する
グループがプラスレンズであることが符号RZ1の付さ
れた図形記号で表示され、未加工レンズの属するグルー
プがマイナスレンズであることが符号RZ2の付された
図形記号で表示され、これにより、加工済みのレンズの
グループと未加工レンズのグループとが異なることを加
工者は認識できる。
【0090】次に、カーソルキー407を操作してカー
ソルをヤゲンの位置に移行させる(S.15)。する
と、黒地に白抜きの「ヤゲン」の文字が表示される。次
に、加工者は液晶表示部3の画面に表示されているヤゲ
ン断面形状図形及び数値を見ながら、加工済みのレンズ
のヤゲン頂点位置と未加工レンズのヤゲン頂点位置とを
比較する。そして、カーソルキー407を操作して画面
上の「全体」にカーソルを合わせ、入力変更スイッチ4
04を操作した後、「+」スイッチ405を操作すると
ヤゲンが前端から後端に向かって移動し、「−」スイッ
チ406を操作するとヤゲンが後端から前端に向かって
移動し、これによって、図21に示すように、周方向任
意コバ厚位置での未加工レンズのヤゲン頂点位置が調整
される。その図21において、符号RZ12で示す破線
は、調整後のヤゲンの断面形状を示し、数値はヤゲンの
頂点位置を示している。
【0091】次に、カーソルキー407を操作して「回
転」の位置にカーソルを合わせ、入力変更スイッチ40
4を操作した後、「+」スイッチ405又は「−」スイ
ッチ406を操作すると、玉型形状曲線RZ4上で周方
向任意コバ厚位置図形「+」の表示位置が時計回り又は
反時計回りに移動すると共に、その周方向任意コバ厚位
置図形「+」で指定された周方向任意コバ厚位置におけ
るヤゲン断面形状と、レンズ前端を基準にしてのヤゲン
頂点の位置を示す数値と、コバ厚を示す数値とがヤゲン
情報として表示される。と同時に、この未加工の眼鏡レ
ンズの周方向任意コバ厚位置に対応する位置での加工済
み眼鏡レンズのヤゲン情報が表示される。これを所望に
応じて繰り返すことにより、右眼用の眼鏡レンズと左眼
用の眼鏡レンズとをレンズ枠に枠入れしたときに、その
レンズ枠の前面から均等にはみ出るようにヤゲン情報を
調整することができる。
【0092】次に、左スタートスイッチSWLを押すと
研削加工が実施される(S.16、S.17)。
【0093】本発明によれば、一方の玉型形状に基づく
一方の眼鏡レンズ(右眼用の眼鏡レンズ)の周縁を加工
後他方の玉型形状に基づき他方の眼鏡レンズ(左眼用の
眼鏡レンズ)の周縁を加工するに際して、右眼用の眼鏡
レンズと左眼用の眼鏡レンズとで、その眼鏡レンズがプ
ラスレンズ、平レンズ、マイナスレンズ(累進多焦点レ
ンズ等の特殊レンズを含む)等のグループのうちのどの
グループに属するかを認識し、ヤゲン情報を調整してヤ
ゲン研削加工を行うことができるので、右眼用の眼鏡レ
ンズと左眼用の眼鏡レンズとで装用度数が異なる場合で
も、見栄え良く眼鏡フレームに枠入れすることができ
る。
【0094】図22はヤゲンシュミレーションの他の発
明の実施の形態の説明図であって、Yカーブ(ヤゲンカ
ーブ)の調整例を示している。
【0095】このYカーブを調整するときには、カーソ
ルスイッチ407を操作してカーソルをYカーブの位置
に合わせ、入力変更スイッチ404を操作し、プラスス
イッチ405又はマイナススイッチ406を操作して、
数値を変更する。
【0096】図22は図20に示されているYカーブの
数値が「0.500」から「0.400」に変更された
状態が示されている。
【0097】このYカーブを調整することによっても、
右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡レンズとをレンズ枠
に枠入れしたときに、そのレンズ枠の前面から均等には
み出るようにヤゲン情報を調整することができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、眼鏡レ
ンズの研削加工を開始する前に、右眼用の眼鏡レンズと
左眼用の眼鏡レンズとで、その眼鏡レンズがプラスレン
ズ、平レンズ、マイナスレンズ(累進多焦点レンズ等の
特殊レンズを含む)等のグループのうちのどのグループ
に属するかを認識できる。
【0099】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、一方の玉型形状に基づく一方の眼鏡レンズの周縁を
加工後他方の玉型形状に基づき他方の眼鏡レンズの周縁
を加工するに際して、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼
鏡レンズとで、その眼鏡レンズがプラスレンズ、平レン
ズ、マイナスレンズ(累進多焦点レンズ等の特殊レンズ
を含む)等のグループのうちのどのグループに属するか
を認識し、ヤゲン情報を調整してヤゲン研削加工を行う
ことができるので、右眼用の眼鏡レンズと左眼用の眼鏡
レンズとで装用度数が異なる場合でも、見栄え良く眼鏡
フレームに枠入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレンズ周縁加工装置(玉摺機)
の外観図である。
【図2】この発明にかかるレンズ周縁加工装置(玉摺
機)を示す制御回路図である。
【図3】図2に示すキャリッジ取付部の概略背面図であ
る。
【図4】(a)は図2に示すキャリッジとスイングアーム
との関係を示す部分概略斜視図、(b)は(a)に置ける加工
圧調整手段の説明のための斜視図である。
【図5】図2に示す装置の防水カバーの配置を示す概略
斜視図である。
【図6】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図2に示すキャリッジとフィラーとの関係を示
した概略平面説明図である。
【図8】図7に示すキャリッジの側面図である。
【図9】(a)は図8のB−B線に沿う断面図、(b)は(a)
のC−C線に沿う位置での閉状態を示す説明図、(c)は
(b)のC−C線に沿う開状態の断面図、(d)は(a)のマイ
クロスイッチの配置を示す説明図である。
【図10】図1に示すレンズコバ厚測定装置のキーボー
ド(操作パネル)の拡大説明図である。
【図11】図2に示す被加工レンズとレンズ枠形状との
関係を示す説明図である。
【図12】図2に示すレンズ枠の幾何学中心からの内寄
せ量及び上寄せ量を示す説明図である。
【図13】レンズ種類を区別する図形記号の説明図であ
る。
【図14】右レンズ加工時の表示画面の説明図である。
【図15】続けて右レンズを加工するときの表示画面の
説明図である。
【図16】左レンズ加工時の表示画面の説明図である。
【図17】続けて左レンズを加工するときの表示画面の
説明図である。
【図18】右レンズ加工済みで左レンズの加工を開始す
るときの表示画面の説明図である。
【図19】右眼用の眼鏡レンズの属するグループと左眼
用の眼鏡レンズの属するグループとが同じ場合の表示画
面の説明図である。
【図20】右眼用の眼鏡レンズの属するグループと左眼
用の眼鏡レンズの属するグループとが異なる場合の表示
画面の説明図である。
【図21】図20に示すヤゲン情報に基づいてヤゲンの
位置の調整を説明するための図である。
【図22】図20に示すヤゲン情報に基づいてヤゲンカ
ーブの調整を説明するための図である。
【図23】この装置の全体作動制御を説明するためのフ
ローチャートである。
【図24】本発明に係わるヤゲン情報調整作業を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
3…液晶表示部(表示手段) 60…コバ厚測定手段 100…演算制御回路(加工制御手段、判定手段) RL…右眼レンズ LL…左眼レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡フレームの玉型形状に基づき眼鏡レ
    ンズのコバ厚形状を測定に基づき、加工後の予想ヤゲン
    形状を表示する眼鏡レンズのヤゲン形状表示装置におい
    て、 前記眼鏡レンズの種類をそのコバ厚形状に基づき判定し
    て前記眼鏡レンズをグループ分けする判定手段と、該判
    定手段の判定結果に基づき前記眼鏡レンズの属するグル
    ープを識別可能に表示する表示手段とを有することを特
    徴とする眼鏡レンズのヤゲン形状表示装置。
  2. 【請求項2】 眼鏡フレームの左右の玉型形状に基づき
    左右眼用の眼鏡レンズの周縁を加工するレンズ周縁加工
    方法において、 一方の玉型形状に基づく一方の眼鏡レンズの周縁を加工
    後他方の玉型形状に基づき他方の眼鏡レンズの周縁を加
    工するときに、請求項1に記載の表示手段に表示されて
    いる一方の眼鏡レンズが属するグループ情報と他方の眼
    鏡レンズが属するグループ情報とに基づき、他方の玉型
    形状の周方向の任意のコバ位置のヤゲン情報を調整し、
    調整後のヤゲン情報に基づき他方の眼鏡レンズの周縁を
    加工することを特徴とするレンズ周縁加工方法。
  3. 【請求項3】 眼鏡フレームの左右の玉型形状に基づき
    左右眼用の眼鏡レンズの周縁を加工するレンズ周縁加工
    装置において、 前記左右眼用の眼鏡レンズの種類をそのコバ厚形状に基
    づきそれぞれ判定して前記左右眼用の眼鏡レンズをグル
    ープ分けする判定手段と、 眼鏡フレームの玉型形状に基づき眼鏡レンズのコバ厚形
    状を測定に基づき、加工後の予想ヤゲン形状を表示する
    と共に、前記判定手段の判定結果に基づき前記左右眼用
    の眼鏡レンズの属するグループをそれぞれ識別可能に表
    示する表示手段と、 該表示手段に表示されている一方の眼鏡レンズが属する
    グループ情報と他方の眼鏡レンズが属するグループ情報
    とに基づき他方の玉型形状の周方向の任意のコバ位置の
    ヤゲン情報を調整するヤゲン情報調整手段と、 調整後のヤゲン情報に基づき他方の眼鏡レンズの周縁を
    加工する加工制御手段と、 を有するレンズ周縁加工装置。
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