JP2000254823A - ボルト供給装置 - Google Patents

ボルト供給装置

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JP2000254823A
JP2000254823A JP11063202A JP6320299A JP2000254823A JP 2000254823 A JP2000254823 A JP 2000254823A JP 11063202 A JP11063202 A JP 11063202A JP 6320299 A JP6320299 A JP 6320299A JP 2000254823 A JP2000254823 A JP 2000254823A
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斎藤  誠
Terunobu Kanbara
輝展 蒲原
Yuichi Hazaki
裕一 羽崎
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本のボルトを能率良く被供給部に受け渡
すことのできるボルト供給装置を提供する。 【解決手段】 ボルト供給装置12はボルトホルダ31
とボルト装填機構32を備えている。ロボットハンド1
5aによって移動させることの可能なボルトホルダ31
は、所定ピッチで1列に並ぶ複数のボルト受入れ部47
と、ボルトの落下を防ぐ落下防止機構50を有してい
る。ボルト装填機構32は一定角度ずつ間欠回転するピ
ッチ送り部材63を有する。ピッチ送り部材63はボル
トホルダ31を1ピッチずつ前進させ、1ピッチ前進す
るたびに、パーツフィーダの搬送終端がボルト受入れ部
47に順次対向し、その都度、ボルト受入れ部47にボ
ルトが入るようにしている。落下防止機構50の押さえ
部材52は、ボルトがボルト受入れ部47に入る際に、
カム部64によってボルトの頭部と干渉しない位置に上
昇する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエンジン
の組立工程などのように複数のボルトを扱う作業に好適
に使用されるボルト供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの組立工程において、図12に
示すようにパレット1上に倒立した姿勢で搭載されたシ
リンダブロック2の内部に、クランクシャフト(図示せ
ず)を支持する複数のベアリングキャップ3を組込み、
かつ、各ベアリングキャップ3をビーム4によって連結
することにより、クランクシャフトまわりの剛性を高め
ることが行われている。この場合、ベアリングキャップ
3とビーム4は、複数本(例えば8本)のボルト5によ
ってシリンダブロック2に共締めされる。ベアリングキ
ャップ3は、前工程でシリンダブロック2にダミーボル
ト7(上記ボルト5よりもビームの厚み相当分だけ短い
仮組用のボルト)によって組付けた状態でベアリング支
持面が切削加工される。その後、ベアリングキャップ3
はダミーボルト7をゆるめてシリンダブロック2から取
り外され、前記ダミーボルト7が挿入された状態でベア
リングキャップ置台6上に置かれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、ビーム4にボル
ト5を供給する作業は手作業により行われているが、省
力化を図る上でロボット等を用いたボルト5の自動供給
が望まれる。ボルト5はボルト収容箱などに多数本ラン
ダムに収容された状態でこの組立ラインに搬入されてく
るため、ボルト5の自動供給を行うには、これらのボル
ト5をボルト収容箱から1本ずつ所定の姿勢で取出して
ロボットに受け渡す必要がある。
【0004】そのために市販の振動式パーツフィーダを
使用することが考えられるが、通常のパーツフィーダは
ボルトを1列に順送りする機能を有するのみであるか
ら、パーツフィーダから送り出されるボルト5をロボッ
トによって1本ずつビームに供給するような動作を行わ
せると、全てのボルト5をビーム4に供給するのに長時
間を要し、他の工程との時間的なバランスがとれないと
いう問題が発生する。
【0005】このため、パーツフィーダによって1列に
搬送されるボルト5をビーム4の所定位置に能率良く供
給するには、パーツフィーダの搬送終端から順次取出さ
れる複数のボルト5を、何らかの手段によってビーム4
の所定位置に応じたピッチで仮置台などに並べておき、
各ボルトの位置関係を維持したまま各ボルト5を同時に
ロボットハンドに渡し、各ボルトを一括してビーム4に
挿入することが望まれていた。従って本発明の目的は、
複数のボルトを所定の位置関係を維持したまま能率良く
ビーム等の被供給部に受け渡すことができるボルト供給
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を果たすための
本発明は請求項1に記載したように構成され、パーツフ
ィーダによって軸部を下に向けた姿勢で1列に送られて
くるボルトは、ボルト装填機構に挿着されたボルトホル
ダを、一定角度ずつ間欠的に回転するピッチ送り部材に
よって1ピッチずつ前進させるたびに、パーツフィーダ
からボルトホルダのボルト受入れ部に挿入される。この
ボルトがボルト受入れ部に挿入される際に、落下防止機
構の押さえ部材はカム部等によってボルトと干渉しない
位置に移動している。ボルト受入れ部にボルトが挿入さ
れ、ボルトホルダが前進すると、この押さえ部材が元の
状態に戻り、ボルトの頭部などを押さえるようになる。
こうして所定数のボルトがボルトホルダのボルト受入れ
部に供給されたのち、ロボット等の搬送手段によってボ
ルトホルダがボルト装填機構から取出され、かつ、これ
ら複数のボルトが被供給部まで移動させられ、一括して
被供給部に乗せ替えられる。
【0007】請求項2に記載した発明では、ボルトホル
ダが保持している複数のボルトを、2列以上のボルト保
持部材を有するボルト仮置台に乗せ替える際に、まず、
一列目の複数のボルト保持部材の真上に、ボルトホルダ
が保持している複数本のボルトを対向させ、ボルトホル
ダを降下させかつ横方向に移動させることにより、これ
ら複数本のボルトをボルト受入れ部から切離して一列目
のボルト保持部材に同時に落とし込む。そののち、二列
目の複数のボルト保持部材の真上に、ボルトホルダが保
持している残りの複数本のボルトを対向させ、上記と同
様にボルトホルダを降下させかつ横方向に移動させるこ
とにより、これらのボルトを二列目のボルト保持部材に
同時に落とし込む。すなわちボルトホルダには全てのボ
ルトが一列に保持されているが、上記ボルトホルダとボ
ルト仮置台を用いることにより、複数列のボルト保持部
材にふり分けて各ボルトを能率良く乗せ替えることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図11は前記ビーム4
(図12に示す)をシリンダブロック2に組付ける機能
を有する設備10の平面図である。シリンダブロック2
は、メインコンベア11によって図11中の矢印F方向
に運ばれてくるパレット1上に、倒立した姿勢で搭載さ
れている。この設備10は、本発明に係るボルト供給装
置12を含んでいる。
【0009】この設備10は、この発明でいう搬送手段
の一例としてのロボット15の近傍に設けたビーム供給
コンベア16と、ロボット15によってビーム供給コン
ベア16から取出されたビーム4を仮に乗せておくビー
ム仮置台17と、ビーム仮置台17とメインコンベア1
1との間を主に水平方向に往復移動する搬送手段として
機能するローダ18などを備えている。ビーム供給コン
ベア16は、ビーム4を収容したコンテナ19をロボッ
トハンド15aの作動範囲に搬入する機能を担ってい
る。コンテナ19には、エンジン機種に応じたビーム4
が複数段積み重ねた状態で収容されている。
【0010】ボルト供給装置12は、パーツフィーダ3
0と、前記ロボット15によって所望位置まで移動させ
ることの可能な可搬式のボルトホルダ31と、パーツフ
ィーダ30から送り出されてくるボルト5をボルトホル
ダ31に所定本数(例えば8本)供給するボルト装填機
構32と、ボルト仮置台33などを含んでいる。
【0011】パーツフィーダ30は、多数のボルト5を
ランダムに収容するボウル35と、ボウル35内のボル
ト5を振動等を利用した送り作用によって1列に並べた
状態で取出し搬送する搬送部36を有している。この搬
送部36において各ボルト5は、頭部5aを上にし、軸
部5bが垂れ下がった姿勢で1列に連なって順送りに移
動する。
【0012】まず、ボルトホルダ31について説明す
る。図3に示すようにボルトホルダ31は、水平方向に
延びるボディ40を有している。図4等に示すようにボ
ディ40は、その側面から水平方向に突き出るボルト支
持座41と、ボルト支持座41の下方に延出する下部4
2と、ボルト支持座41の上方に突き出る上部43とを
一体に備えている。ボディ40の上部43には、ロボッ
トハンド15a(図7等に一部を示す)が把持可能な形
状のつかみ部44が設けられている。つかみ部44の上
面側に、ロボットハンド15aの位置決めピン45が挿
入されるガイド孔46が開口している。
【0013】前記ボルト支持座41に、その一側面と上
下両面が開放する切欠き状のボルト受入れ部47が形成
されている。ボルト受入れ部47は、ボディ40の長手
方向(図3に矢印Aで示す前後方向)に、等ピッチP1
で合計8か所に形成されている。これらボルト受入れ部
47は、図2等に一部を示すように、ボルト5の軸部5
bをボディ40の側面方向から挿入できる大きさに開口
している。図4に示すようにボルト受入れ部47に挿入
されたボルト5は、頭部5aがボルト支持座41の上面
に乗ることにより、頭部5aを上にして軸部5bが垂れ
下がった姿勢でボルトホルダ31に保持されることにな
る。
【0014】このボルトホルダ31は落下防止機構50
を備えている。落下防止機構50はボディ40に設けた
水平方向に延びる軸51を中心に上下方向に回動可能な
押さえ部材52と、押さえ部材52の先端部52aを降
下させる方向に付勢するばね53と、押さえ部材52の
後端側に設けたカムフォロア54などを備えている。ば
ね53によって付勢される押さえ部材52の先端部52
aは、ボルト受入れ部47に挿入されたボルト5の頭部
5aを上から押さえることにより、このボルト5がボル
ト受入れ部47から脱落することを防ぐようにしてい
る。押さえ部材52とばね53とカムフォロア54の組
合わせは、それぞれボルト受入れ部47と対応した位置
に合計8か所設けられている。
【0015】また、ボディ40の背面側にローラ状の係
合部55が設けられている。この係合部55は、後述す
るピッチ送り部材63の歯部70に嵌合可能な形状であ
り、ボディ40の長手方向(前後方向)にボルト受入れ
部47と同一ピッチP1で合計9か所に設けられてい
る。
【0016】上記ボルトホルダ31にボルト5を供給す
るためのボルト装填機構32は、図1,図2等に示すよ
うに構成されている。このボルト装填機構32は、工場
の床側に固定されるフレーム構体60と、フレーム構体
60に設けた水平方向に延びる後側ガイド部材61およ
び前側ガイド部材62と、ガイド部材61,62に沿っ
てボルトホルダ31を前記ピッチP1に相当する距離ず
つ前進させることの可能なピッチ送り部材63と、前記
カムフォロア54に接するカム部64と、シャッタ機構
65などを備えている。
【0017】スプロケット状のピッチ送り部材63は、
その周方向に等間隔で6か所の歯部70を有している。
このピッチ送り部材63はロータリ形のアクチュエータ
71によって、例えば60°ずつ間欠的に回転駆動され
るようになっている。図5に示すように、ピッチ送り部
材63の歯部70がボルトホルダ31の係合部55に順
次嵌合しながらアクチュエータ71が前記角度分だけ回
転することにより、ボルトホルダ31がピッチP1ずつ
間欠的に前進する構成である。図1中の矢印Aはボルト
ホルダ31が前進する方向を示している。ガイド部材6
1,62には、ボルトホルダ31の下部42が前後方向
に移動自在に嵌合するガイド溝72(図6に示す)が形
成されている。
【0018】カム部64は、ボルトホルダ31が前進す
る際に各ボルト受入れ部47がパーツフィーダ30の搬
送終端75と対向する位置まで移動してきたとき、図6
に示すように押さえ部材52のカムフォロア54の上面
と接することにより、押さえ部材52の先端部52aを
少し上昇(変位)させてボルト頭部5aとの干渉を避け
るような位置に設けられている。
【0019】シャッタ機構65は、パーツフィーダ30
の搬送終端75の前側に出し入れ可能に設けたシャッタ
本体76と、シャッタ本体76を駆動するエアシリンダ
等のアクチュエータ77などを含んでおり、アクチュエ
ータ77によってシャッタ本体76を図2に示す閉位置
すなわち搬送終端75をさえぎる第1ポジションと、開
位置すなわち搬送終端75からボルト5が出ることを許
容する第2ポジションとにわたって往復移動させること
ができるようになっている。シャッタ本体76の近傍
に、ボルト5の有無を検出するためのセンサ78が設け
られている。
【0020】一方、ボルト仮置台33は図9と図10に
示すように構成されている。このボルト仮置台33はベ
ースフレーム80に設けた昇降ユニット81を備えてい
る。昇降ユニット81は、リニヤブッシュ82によって
上下方向に移動自在に案内される昇降フレーム83と、
昇降フレーム83上に立設された筒状のボルト保持部材
84と、ストッパ85と、昇降フレーム83を押上げる
方向に付勢するばね86などを備えている。
【0021】図9に示すようにボルト保持部材84は、
昇降フレーム83上に4本ずつ互いに平行に2列(合計
8本)設けられている。各列ごとのボルト保持部材84
間の距離(ピッチP2)は、前述したボルトホルダ31
におけるボルト受入れ部47のピッチP1と同等(P1
=P2)である。
【0022】これらのボルト保持部材84は、図10に
示すようにそれぞれボルト5の軸部5bを上方から挿入
できるように上部側が開口しているとともに、軸部5b
が径方向に移動することを規制できるように筒状をなし
ている。ボルト保持部材84の底部にサポートピン87
が設けられている。サポートピン87の下部はベースフ
レーム80に固定されており、前記ローダ18(図11
に示す)が降下して昇降フレーム83のストッパ85が
押し下げられたときに、昇降フレーム83とボルト保持
部材84が下がることにより、サポートピン87とボル
ト5が相対的に所定量上昇するようにしている。
【0023】次に前記ボルト供給装置12の作用につい
て説明する。パーツフィーダ30のボウル35にランダ
ムに収容された多数のボルト5は、パーツフィーダ30
の送り作用によりボウル35から1本ずつ搬送部36に
取出され、軸部5bを下に向けた姿勢で搬送部36を一
列に連なって搬送終端75に向かって移動する。
【0024】一方、ボルトホルダ31はロボットハンド
15aによって図1に示す初期位置(最も後退した位
置)に挿着され、ボルトホルダ31の下部42がガイド
部材61のガイド溝72に嵌合した状態となっている。
このときシャッタ機構65のシャッタ本体76は、アク
チュエータ77によって前記閉位置(第1ポジション)
に突き出ており、パーツフィーダ30の搬送終端75に
あるボルト5を一時的に止めている。
【0025】ボルト装填機構32のアクチュエータ71
が回動し、ピッチ送り部材63が例えば60°回転する
ことにより、ピッチ送り部材63の歯部70によってボ
ルトホルダ31の係合部55が1ピッチ(P1)分だけ
前進する。この前進により、ボルトホルダ31の最前部
のボルト受入れ部47がパーツフィーダ30の搬送終端
75に対向する。また、カムフォロア54がカム部64
に接することにより、押さえ部材52の先端部52aが
少し上昇する。
【0026】そしてシャッタ機構65のアクチュエータ
77によってシャッタ本体76が開位置(第2ポジショ
ン)まで退避することにより、それまでパーツフィーダ
30の搬送終端75に止まっていた1本目のボルト5の
軸部5bがボルト受入れ部47に入る。
【0027】次いで、アクチュエータ71が再び所定量
回転することにより、ピッチ送り部材63が1ピッチ分
(例えば60°)回転する。この回転により、ボルトホ
ルダ31の前から2番目のボルト受入れ部47がパーツ
フィーダ30の搬送終端75に対向するため、この2番
目のボルト受入れ部47に2本目のボルト5が入ること
になる。
【0028】以上の動作を繰り返すことにより、図7お
よび図8に示すようにボルトホルダ31の全てのボルト
受入れ部47に合計8本のボルト5が挿入される。上記
のようにボルトホルダ31が前進すると、カムフォロア
54がカム部64から離れるため、押さえ部材52がば
ね53の弾力によってボルト5の頭部5aを上から押さ
えるようになる。このためボルト受入れ部47に挿入さ
れているボルト5は、ボルトホルダ31がロボット15
によって移動させられるときにボルト受入れ部47から
脱落することが回避される。
【0029】以上の工程を経て8本分のボルト5がボル
トホルダ31に供給されたのち、シャッタ機構65のア
クチュエータ77によってシャッタ本体76が前記閉位
置に戻されることにより、パーツフィーダ30の搬送部
36を移動してくる後続のボルト5が搬送終端75から
出てしまうことが阻止される。
【0030】そしてロボットハンド15aがボルトホル
ダ31に向かって降下し、位置決めピン45がボルトホ
ルダ31のガイド孔46に挿入されるとともに、ロボッ
トハンド15aがつかみ部44をクランプする。そのの
ちロボットハンド15aが上昇することにより、ボルト
ホルダ31がガイド部材62から取り出される。さらに
このロボットハンド15aは、ボルトホルダ31と共に
ボルト仮置台33(図11に示す)に向かって移動す
る。この移動の際に、各ボルト5はそれぞれ押さえ部材
52によってボルトホルダ31から脱落することが阻止
される。
【0031】こうしてボルト仮置台33の上方に移動さ
せられたボルトホルダ31は、その前から4本目までの
合計4本のボルト5が、ボルト仮置台33の一方の列の
4本分のボルト保持部材84の真上に対向させられる。
そしてロボットハンド15aが降下することにより、こ
れら4本分のボルト5がボルト仮置台33の一方の列の
4本分のボルト保持部材84に上方から同時に挿入され
るとともに、ロボットハンド15aが水平方向に移動す
ることにより、これら4本のボルト5の頭部5aがボル
トホルダ31のボルト支持座41から外れる。このため
各ボルト5は、自重によって一列目のボルト保持部材8
4に挿入され、サポートピン87によって規制される高
さまで落下する。
【0032】上記のようにボルトホルダ31からボルト
5の頭部5aを外す際に、頭部5aはボルト支持座41
上を水平方向に滑りながらボルト受入れ部47の側面開
口から抜け出ることになる。このため、ボルト5の頭部
5aが押さえ部材52によって上から押さえ付けられて
いても、頭部5aは問題なく円滑にボルトホルダ31か
ら外れることができる。
【0033】こうして前側4本分のボルト5がボルト仮
置台33の一方の列のボルト保持部材84に供給された
のち、ロボットハンド15aは、今度は他方の列のボル
ト保持部材84の真上にボルトホルダ31の後側4本分
のボルト5を位置させるように移動したのち、前記と同
様にロボットハンド15aを降下させるとともに、ロボ
ットハンド15aが水平方向に移動することにより、残
り4本分のボルト5が他の列のボルト保持部材84に落
とし込まれる。
【0034】こうして合計8本のボルト5がボルト仮置
台33に供給されたのち、空になったボルトホルダ31
はロボットハンド15aによって、元の位置すなわちボ
ルト装填機構32の初期位置(図1,図2に示す位置)
まで移動する。ボルト装填機構32に戻されたボルトホ
ルダ31には、前記と同様のボルト供給サイクルが繰返
される。
【0035】一方、ボルト仮置台33に供給された8本
のボルト5は、互いの位置関係(ピッチP2)が維持さ
れたままローダ18によってチャックされ、予めビーム
仮置台17の上に供給されていたビーム4のボルト挿入
孔(4か所×2列=合計8か所)に一括して挿入され
る。
【0036】なお、ボルトホルダ31に保持された複数
のボルト5を、ボルト仮置台33やローダ18を介さず
に、ロボット15によって直接ビーム4に供給するよう
に構成してもよい。また、ボルトホルダ31のボルト受
入れ部47の数やボルト仮置台33のボルト保持部材8
4の数等は、必要に応じて適宜に設定されるから、前記
実施形態に限らないことは言うまでもない。また、この
発明はビーム組付用のボルトの供給に制約されるもので
はなく、必要に応じてボルト仮置台33のボルト保持部
材84が3列以上あってもよいなど、この発明を実施す
るに当たって、この発明の構成要素を適宜に変形して実
施できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、パー
ツフィーダから1列に順次送られてくるボルトをボルト
ホルダに供給する際に、ボルト装填機構のピッチ送り部
材によってボルトホルダを一定のピッチで間欠的に前進
させるだけで、所定本数のボルトをボルトホルダの各ボ
ルト受入れ部に自動挿入することができ、パーツフィー
ダからボルトホルダへのボルト供給を能率良く行うこと
ができる。そしてこのボルトホルダに供給された複数の
ボルトをロボット等によって被供給部まで移動させれ
ば、所望本数のボルトを互いの位置関係を保ったまま一
括して被供給部に受け渡すことが可能である。そしてボ
ルトホルダの移動中に各ボルトがボルトホルダから脱落
することを押さえ部材によって防止できるとともに、こ
の押さえ部材はボルトを被供給部に受け渡す際の妨げに
ならない。
【0038】請求項2に記載した発明によれば、ボルト
仮置台に複数列のボルト保持部材が設けられている場合
に、ボルトホルダによって1列に保持されている複数の
ボルトを、ボルト仮置台の各列のボルト保持部材ごとに
ふり分けて円滑に供給することができ、複数列のボルト
保持部材を有するボルト仮置台にボルトを能率良く移し
替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すボルト供給装置の
一部の正面図。
【図2】 図1に示されたボルト供給装置の一部の平面
図。
【図3】 図1に示されたボルト供給装置のボルトホル
ダの正面図。
【図4】 図3中のF4−F4線に沿うボルトホルダの
縦断面図。
【図5】 図1に示されたボルト供給装置のピッチ送り
部材とボルトホルダの係合部とが噛み合った状態を示す
縦断面図。
【図6】 図1に示されたボルト供給装置のカム部にカ
ムフォロアが接した状態を示す縦断面図。
【図7】 図1に示されたボルト供給装置のボルトホル
ダが前進した状態の正面図。
【図8】 図1に示されたボルト供給装置のボルトホル
ダが前進した状態の平面図。
【図9】 この発明の一実施形態のボルト供給装置に使
われるボルト仮置台の平面図。
【図10】 図9中のF10−F10線に沿う断面図。
【図11】 上記ボルト供給装置を有する設備の全体の
平面図。
【図12】 シリンダブロックとビームとボルト等を示
す斜視図。
【符号の説明】
5…ボルト 12…ボルト供給装置 15…ロボット(搬送手段) 30…パーツフィーダ 31…ボルトホルダ 32…ボルト装填機構 33…ボルト仮置台 47…ボルト受入れ部 50…落下防止機構 52…押さえ部材 63…ピッチ送り部材 64…カム部 84…ボルト保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蒲原 輝展 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 羽崎 裕一 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三菱 自動車エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C030 AA01 3F080 AA24 BA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーツフィーダから順次送り出されるボル
    トを複数本同時に被供給部に供給するためのボルト供給
    装置であって、 前記パーツフィーダから送り出されるボルトをボルト装
    填機構を介して受入れるボルトホルダと、該ボルトホル
    ダに供給された複数のボルトを前記被供給部に搬送する
    搬送手段とを有し、 前記ボルトホルダは前記ボルト装填機構に対して着脱可
    能でかつ前後方向に所定ピッチで1列に並ぶ複数のボル
    ト受入れ部およびこれらボルト受入れ部に挿入された各
    ボルトの落下を防ぐ落下防止機構を有し、 前記ボルト受入れ部は前記ボルトの軸部が側方から挿入
    可能に開口するとともにボルトの頭部を支持可能とし、 前記ボルト装填機構は、前記ボルトホルダを前記所定ピ
    ッチに応じた距離ずつ間欠的に前進させるピッチ送り部
    材を有して該ボルトホルダを1ピッチ移動させるたびに
    前記パーツフィーダが前記ボルト受入れ部に対向して該
    ボルト受入れ部にボルトを挿入するようになっており、 前記落下防止機構は、前記ボルトが前記ボルト受入れ部
    に挿入される際にボルトと干渉しない位置まで変位させ
    られかつボルト挿入後はボルトを押さえる位置に移動す
    る押さえ部材を備えていることを特徴とするボルト供給
    装置。
  2. 【請求項2】前記ボルト装填機構から離れた位置にボル
    ト仮置台を有し、このボルト仮置台は前記ボルトホルダ
    のボルト受入れ部と同一ピッチで配された複数のボルト
    保持部材を2列以上備えており、各ボルト保持部材の上
    部は前記ボルトの軸部を上方から挿入できるように開口
    していることを特徴とする請求項1記載のボルト供給装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103753496A (zh) * 2014-01-21 2014-04-30 宁波工程学院 螺栓固定器
CN110406898A (zh) * 2019-09-11 2019-11-05 海盐嘉海五金有限公司 一种汽车发动机油缸卸油孔螺栓的翻转传送装置
CN113182826A (zh) * 2021-04-12 2021-07-30 联合汽车电子有限公司 一种螺钉自动预装方法及其装置

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