JP2000254640A - 汚水中の油分回収装置 - Google Patents

汚水中の油分回収装置

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JP2000254640A
JP2000254640A JP11067649A JP6764999A JP2000254640A JP 2000254640 A JP2000254640 A JP 2000254640A JP 11067649 A JP11067649 A JP 11067649A JP 6764999 A JP6764999 A JP 6764999A JP 2000254640 A JP2000254640 A JP 2000254640A
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sewage
pump
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suction port
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Yasuo Kamimura
康雄 上村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水面に設置された吸い込みヘッドから油分
に富んだ汚水を自然流入せしめ、汚水中に設置されたポ
ンプを連続運転しつつ前記油分に富んだ汚水を間欠的に
送り出し、高馬力のポンプで少量の汚水を効率良く油水
分離槽に送ることのできる、油分回収装置を提供する。 【解決手段】 垂直の回転軸14により回転するインペ
ラー13の下部に空所15を形成し、当該空所15の底
部に吸入口16を備えてなるボルテックス型ポンプ8を
汚水2中に設置し、当該ポンプ8の前記吸入口16を汚
水2面に設置された吸い込みヘッド9に接続し、当該吸
い込みヘッド9における吸い込み口を汚水2面に上方に
向ってほゞ水平に保持し、汚水2を前記吸い込み口から
接続管10に自然流入せしめると共に、前記ポンプ8の
送水能力を汚水2の吸い込み口への流入速度よりも十分
に大きいものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水中の油分回収装
置に関するものであって、特に業務用厨房などにおける
グリストラップにおいて、汚水の水面に浮遊した油分に
富んだ部分を集中的に回収するための装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の油分回収装置としては、特
開平8−155440号公報に記載されたものが知られ
ている。このものは汚水面の油分に富んだ汚水をスキー
マーで集め、これを水中ポンプでグリス吸着槽のような
油水分離槽に送り、当該分離槽で油分を分離した残りの
水は汚水に戻すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
油分回収装置においては、汚水中には水や油分のみなら
ず、野菜屑などの固形分が少なからず含まれており、こ
れらが汚水と共にスキーマーに吸入されて吸着槽に送ら
れるため、これらの汚水を送るポンプとしては相当程度
に高馬力のものを使用し、多少の固形分はポンプのイン
ペラーの回転で粉砕して、液体分と共に送り得る能力を
有する必要がある。
【0004】而してこのように高馬力の水中ポンプは送
水能力も高いものとなり、大量の汚水を吸い込んで油水
分離槽に送ることとなるため、当該油水分離槽の分離能
力を超えて汚水がオーバーフローする恐れがある。また
これを防ぐためには油水分離槽も大型で高能力のものが
必要となり、さらに油分を除いたあとの大量の水を汚水
に還流しなければならず、微量の油分を回収するため
に、極めて大型の設備を必要とする。
【0005】また汚水中に含まれる少量の油分を効率よ
く回収するに適した送水能力の水中ポンプでは、インペ
ラーの回転力が小さいため、前述のように野菜屑などの
固形分を吸い込んだときにそれらの固形分が十分に粉砕
されず、インペラーに引っ掛かってポンプが停止した
り、十分に粉砕されない大きな固形分が送水管を詰まら
せる恐れもある。
【0006】また高馬力の水中ポンプを間欠的に駆動
し、全体としての送水量を減少させることも可能である
が、固形物が引っ掛かった状態でインペラーの回転が停
止したとき、この状態からインペラーの回転を再開する
ことが困難となり、ポンプが停止してしまう。
【0007】さらにバルブで送水量を制御することも考
えられるが、そのバルブに固形分が引っ掛かって詰まる
恐れがあり、また固形分を含んだ水はその流速が小さく
なると固形分が管内で詰まる可能性がある。
【0008】前記特開平8−155440号公報の装置
においては、水中ポンプで送られた水の一部を戻しバル
ブで汚水に戻し、残りの一部のみを油水分離槽に送って
分離するようになっているが、このようなものではスキ
ーマーで捕捉された油分の一部しか分離槽での分離工程
に送られないこととなり、油分回収装置としては極めて
効率が悪い。
【0009】さらにまた、スキーマーにおいて汚水を空
気と共に吸い込み、空気と水との混合流体として油水分
離槽に送ることにより、汚水の送り量を制限することも
考えられるが、空気の量が多いと混合流体の密度が小さ
くなり、ポンプによってその混合流体に対して十分な送
り圧力を加えることができず、事実上空運転を続けるに
等しい状態となる。
【0010】前述のような水中ポンプで汚水面の油分に
富んだ汚水を吸い込み、これを油水分離槽に送って油分
を分離する形式の装置は、グリストラップとしては優れ
たものと考えられるが、ここで使用される水中ポンプ
は、汚水中に多少の固形分が含まれていてもそれを粉砕
して強力に押し流し得るだけの高馬力で送水量の大きい
ものを使用し、且つその水中ポンプを連続運転しなが
ら、全体としての汚水の送り量はスキーマーで集められ
た油分に富んだ汚水のみであって、前述のような強力な
水中ポンプの送水能力の数分の一ないし数十分の一程度
に抑えなければならないという、矛盾した送水機能が必
要とされるのである。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、汚水面に設置された吸い込みヘッドから油分に
富んだ汚水を自然流入せしめ、汚水中に設置されたポン
プを連続運転しつつ前記油分に富んだ汚水を間欠的に送
り出し、高馬力のポンプで少量の汚水を効率良く油水分
離槽に送ることのできる、油分回収装置を提供すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、垂直の
回転軸により回転するインペラーを有し、当該インペラ
ーの下部に空所を形成し、当該空所の底部に吸入口を備
えてなるボルテックス型ポンプを汚水中に設置し、当該
ポンプの前記吸入口を接続管を介して汚水面に設置され
た吸い込みヘッドに接続し、当該吸い込みヘッドにおけ
る吸い込み口を汚水面に上方に向ってほゞ水平に保持
し、汚水を前記吸い込み口から接続管に自然流入せしめ
ると共に、前記ポンプの送水能力を汚水の吸い込み口へ
の流入速度よりも十分に大きいものとし、そのポンプの
吐出口を油水分離槽に接続したことを特徴とするもので
ある。
【0013】本発明においては、前記ポンプにおける前
記インペラーの上部のケーシングに、空気抜き孔を穿設
することが好ましい。
【0014】また前記吸い込みヘッドを可撓ホースを介
してポンプの吸入口に接続すると共に、当該吸い込みヘ
ッドをフロートにより汚水面に保持したものとすること
が好ましい。
【0015】また前記吸い込みヘッドが、前記接続管の
先端に螺合により結合された口部材を有すると共に、当
該口部材の先端に前記吸い込み口を開口せしめ、その口
部材を回転させることにより接続管に対して上下動可能
とすることが好ましい。さらにこの構造においては、前
記口部材の吸い込み口の周縁に切り込みを形成すること
が好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の油分回収装置を使
用したグリストラップ槽の一例を示すものであって、当
該油分回収装置1で汚水2の水面付近の油分に富んだ汚
水を回収し、これを油水分離槽3に送ってここで水4と
油分5とを分離して水4は汚水2に戻し、油水分離槽3
内に残った油分5は定期的にポンプ6で汲み上げて排液
タンク7に回収し、所要の廃棄処理をするようになって
いる。
【0017】而して本発明の油分回収装置1は、汚水中
に設置されたポンプ8と、汚水の水面に設置された吸い
込みヘッド9とよりなり、当該吸い込みヘッド9はポン
プ8の吸入口に接続管10を介して接続されている。
【0018】図2は本発明におけるポンプ8を示すもの
であって、本体11の下部にチャンバー12が形成さ
れ、当該チャンバー12内の上部にインペラー13が、
垂直の回転軸14により回転するように設けられてお
り、当該インペラー13の下部のチャンバー12は空所
15を形成したものであって、ボルテックス型ポンプの
構造を有している。
【0019】そしてその空所15の下部に吸入口16が
形成され、当該吸入口16が前記接続管としての可撓ホ
ース10を介して前記吸い込みヘッド9に接続されてい
る。また17は吐出口であって、ここから吐出する汚水
を吐出管18により前記油水分離槽3に供給するように
なっている。
【0020】またこの図面の例においては、ケーシング
におけるインペラー13より上部の位置に、チャンバー
12からポンプの外部に通じる空気抜き孔19が穿設さ
れている。
【0021】図3及び図4は吸い込みヘッド9の一例を
示すものであって、前記可撓ホース10の先端に筒体2
0が結合されており、当該筒体20の先端に口部材21
が螺合されている。そして当該口部材21の先端が吸い
込み口を形成し、その周縁には複数の切り込み22が形
成されている。
【0022】また筒体20には水平板23が固定されて
おり、当該水平板23の外周に複数のフロート24が取
り付けられ、当該フロート24により吸い込みヘッド9
を汚水2の水面に、口部材21が垂直に上向きに開口す
るように保持すると共に、口部材21を回転させること
により捩子の作用で上下動させ、切り込み22に対する
汚水面の位置を調節し得るようになっている。
【0023】なお吸い込みヘッド9は、フロート24に
より汚水2面に浮遊せしめると共に、ポンプ8との間を
可撓ホース10で接続することにより、汚水2面の変動
に拘らず口部材21と汚水2面との位置を一定に保持で
きるので好ましいが、汚水2面の変動が小さい場合に
は、吸い込みヘッド9を固定したものとすることも可能
である。
【0024】そして吸い込みヘッド9が汚水面に浮かん
だ状態で、汚水2の表面の水は口部材21の切り込み2
2から筒体20を通じて可撓ホース10内に自然流入す
るようになっていると共に、当該口部材21への汚水の
流入速度よりも、ポンプ8の送水能力が十分に大きいも
のとなっている。
【0025】
【作用】本発明の油分回収装置1においては、吸い込み
ヘッド9はフロート24によって汚水2の水面に保持さ
れており、当該汚水2の水面の水が口部材21の切り込
み22から可撓ホース10内に自然流入する。このとき
汚水2中に含まれる油分は比重が小さいために水面近く
に浮んでおり、油分に富んだ水が可撓ホース10内に流
入する。
【0026】そして油分回収装置1の作動の初期におい
ては、口部材21から流入した水25は、可撓ホース1
0を通じてポンプ8のチャンバー12内に流入し、図5
(a)のように当該チャンバー12内を満たす。
【0027】ここでポンプ8を作動させるとインペラー
13が回転し、チャンバー12内が水25で満たされて
いるためにインペラー13の回転による送水力は水25
に伝わり、ポンプ8は適切に作動して可撓ホース10内
の水25をチャンバー12に吸入すると共に、当該チャ
ンバー12内の水25を吐出管18を通じて油水分離槽
3に送り出すことができる。
【0028】しかしながら口部材21からの汚水2の供
給は自然流入に限られており、その流入速度はポンプ8
による送水速度よりも十分に小さいため、可撓ホース1
0内の水25がポンプ8に吸入されると、口部材21か
らの汚水2の流入速度が追い付かず、可撓ホース10内
は空になる。またチャンバー12内も水25が送り出さ
れた後は空になり、可撓ホース10及びチャンバー12
内は空気26で満たされた状態となる。
【0029】そしてチャンバー12内が空気26で満た
されると、インペラー13は水25がない状態で空転す
ることとなり、可撓ホース10を減圧することがなく、
また吐出管18内を加圧することもなく、ポンプ8は稼
働していても汚水2の回収は停止する。
【0030】この状態で時間が経過すると、吸い込みヘ
ッド9から汚水2が自然流入し、また吐出管18内の先
端は開放されているため、当該吐出管18内に残留して
いた水25がチャンバー12内の空気26と入れ替って
逆流し、それらの水は可撓ホース10を満たし、さらに
チャンバー12内にまで入り込む。また空気抜き孔19
を形成することにより、チャンバー12内の空気26が
抜けて水25の増加速度が速くなる。
【0031】そして可撓ホース10の下部が水25で満
たされ、さらにチャンバー12内の水25が増加する
と、インペラー13の回転によりこれらの水25に吸引
力が作用し、チャンバー12内に吸引されてインペラー
13の回転により加圧され、ポンプ8によるポンプ作用
が復活して、吐出管18を経由して油水分離槽3に吐出
される。
【0032】このときポンプ作用が復活する際のチャン
バー12内における水25と空気26の挙動は必ずしも
明らかではないが、次のような現象が起きているのでは
ないかと推測される。
【0033】すなわち、チャンバー12内には空気26
があり、その空気26はインペラー13の高速回転によ
りチャンバー12内に高速の空気流を生じている。その
空気流はほゞチャンバー12内に限定され、可撓ホース
10内にまで影響を与えることはない。またチャンバー
12内に水25が入り込んできても、その水25の量が
少ない間は図5(b)のように空所15内の低い位置に
滞留するため、空所15内に自由な空気流を生じ、その
空気流は低所に滞留した水25に大きな影響を与えるに
至らず、吸引力は生じない。
【0034】然るにチャンバー12内の水25の量が増
し、その水面とインペラー13との間隔が小さくなる
と、当該間隔における空気流が水25により阻害され、
高速の空気流が空所15内の水25に擾乱を生じ、図5
(c)に示すように水25に空気の泡27が混じり、ま
た空気26にも水滴28が混合し、水25と空気26と
の混合流体がチャンバー12内を満たすようになる。
【0035】このような状態になると、インペラー13
は水25と空気26との混合流体の中を回転することと
なり、当該混合流体の比重は水25と空気26との中間
程度となるため、可撓ホース10内の水25に対して吸
引力が働き、当該水25をチャンバー12内に吸い込
む。するとチャンバー12内は水25で満たされ、イン
ペラー13は当該水25に対して送水力を与えるので、
可撓ホース10及びチャンバー12内の水25は一気に
吐出管18に送り込まれ、油水分離槽3に吐出するので
ある。
【0036】本発明においてはインペラー13の下部に
形成される空所15が重要であると思われる。すなわち
空所15が無くインペラー13の下部に直接吸入口16
が開口していると、チャンバー12内が空の状態のとこ
ろへ吸入口16から水25が侵入すると、直ちにインペ
ラー13が水25に触れてその回転で水25の表面を弾
き飛ばすため、水25と空気26とが混合した飛沫とな
って吐出管18から吐出される。
【0037】可撓ホース10内の水に多少の吸引力が作
用してチャンバー12内に吸い込まれるが、チャンバー
12内に侵入した水から順に弾き飛ばされて飛沫となる
ため、まとまった水がチャンバー12を満たすことがな
い。さらに可撓ホース10が空になってもまだチャンバ
ー12内には飛沫が残って吸引力が働くため、吸い込み
ヘッド9から流入した水は直ちにチャンバー12に吸い
込まれ、インペラー13で弾き飛ばされて飛沫となって
吐出する。従ってこのようなポンプでは、常時空運転に
近い状態が続き、吐出管18の先端からは常時飛沫を吐
出し続けることとなるのである。
【0038】これに対し本発明では、インペラー13の
下部に空所15が有るため、可撓ホース10からチャン
バー12に侵入した水がその空所15内に滞留し、吸引
力が作用すると可撓ホース10内の水25を吸い込んで
チャンバー12を満たし、まとまった水として一気に吐
出管18から吐出するのである。
【0039】
【発明の効果】従って本発明によれば、油分に富んだ汚
水2を吸い込みヘッド9から自然流入せしめると共に、
その流入量に比べて過大な能力を有するポンプ8を使用
した状態において、ポンプ8は流入した汚水をまとめて
一気に送り出す工程と、空運転とを交互に繰り返し、吸
い込みヘッド9で集めた汚水を間欠的に油水分離槽3に
回収することができるのである。
【0040】そして回収する汚水は吸い込みヘッド9で
集めた分のみであるため、過剰な汚水を油水分離槽3に
供給してオーバーフローさせることがなく、また十分に
油分に富んだ汚水のみを集めて必要な量のみを油水分離
槽3に供給するので、過大な能力を有する油水分離槽3
を必要としない。
【0041】またポンプ8は吸い込みヘッド9における
汚水2の自然流入量に比べて十分に高能力のものを使用
するので、汚水2と共に野菜屑などの固形分が混入した
場合においても、インペラー13の回転で粉砕すること
ができる。またポンプ8が汚水を送り出す工程において
は、一塊の汚水をまとめて一気に送り出すため、粉砕さ
れた固形分などはその汚水によって一気に押し流され、
途中で引っ掛かったり流路を詰まらせたりすることもな
い。
【0042】従って本発明によれば、吸い込みヘッド9
で回収された少量の油分を効率良く油水分離槽3に送
り、多少の野菜屑などの固形分を含んでもそれらをもま
とめて送ることができ、また複雑な制御機構を必要とす
ることもなく、油分を効率良く回収することができるの
である。
【0043】また請求項2の発明においては、空気抜き
孔19によりチャンバー12内の空気を抜き、チャンバ
ー12への水25の侵入を促進して間欠的な水25の吐
出の間隔を調節することができる。またバルブなどによ
り空気抜き孔19から空気が抜ける量を調節可能とする
ことにより、条件に応じて吐出の間隔をコントロールす
ることができる。
【0044】また請求項3の発明によれば、吸い込みヘ
ッド9をフロート24で汚水2面に浮遊させるので、汚
水2の水面が変動してもその汚水2に対する吸い込み口
の位置は一定であり、汚水2の流入量を一定に保持する
ことができる。また請求項4によれば汚水2面に対する
吸い込み口の高さを調節し、汚水2の流入量をコントロ
ールすることができる。さらに請求項5によれば、その
流入量のコントロールが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を使用したグリストラップ装置の概念
【図2】 本発明におけるポンプの中央縦断面図
【図3】 本発明における吸い込みヘッドの斜視図
【図4】 本発明における吸い込みヘッドの中央縦断面
【図5】 本発明におけるポンプの作動状態の工程を示
す主要部の中央縦断面図
【符号の説明】
1 油分回収装置 2 汚水 3 油水分離槽 8 ポンプ 9 吸い込みヘッド 10 接続管(可撓ホース) 12 チャンバー 13 インペラー 14 回転軸 15 空所 16 吸入口 17 吐出口 19 空気抜き孔 21 口部材 24 フロート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直の回転軸(14)により回転するイ
    ンペラー(13)を有し、当該インペラー(13)の下
    部に空所(15)を形成し、当該空所(15)の底部に
    吸入口(16)を備えてなるボルテックス型ポンプ
    (8)を汚水(2)中に設置し、当該ポンプ(8)の前
    記吸入口(16)を接続管(10)を介して汚水(2)
    面に設置された吸い込みヘッド(9)に接続し、当該吸
    い込みヘッド(9)における吸い込み口を汚水(2)面
    に上方に向ってほゞ水平に保持し、汚水(2)を前記吸
    い込み口から接続管(10)に自然流入せしめると共
    に、前記ポンプ(8)の送水能力を汚水(2)の吸い込
    み口への流入速度よりも十分に大きいものとし、そのポ
    ンプ(8)の吐出口(17)を油水分離槽(3)に接続
    したことを特徴とする、汚水中の油分回収装置
  2. 【請求項2】 前記ポンプ(8)における前記インペラ
    ー(13)の上部のケーシングに、空気抜き孔(19)
    を穿設したことを特徴とする、請求項1に記載の汚水中
    の油分回収装置
  3. 【請求項3】 前記吸い込みヘッド(9)を可撓ホース
    (10)を介してポンプ(8)の吸入口(16)に接続
    すると共に、当該吸い込みヘッド(9)をフロート(2
    4)により汚水(2)面に保持したことを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の汚水中の油分回収装置
  4. 【請求項4】 前記吸い込みヘッド(9)が、前記接続
    管(10)の先端に螺合により結合された口部材(2
    1)を有すると共に、当該口部材(21)の先端に前記
    吸い込み口を開口せしめ、その口部材(21)を回転さ
    せることにより接続管(10)に対して上下動可能とし
    たことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の汚水
    中の油分回収装置
  5. 【請求項5】 前記口部材(21)の吸い込み口の周縁
    に切り込み(22)を形成したことを特徴とする、請求
    項4に記載の汚水中の油分回収装置
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