JP3778184B2 - 気体溶解装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、廃水又は混合液などの液体に空気やオゾン等の気体を溶解させる気体溶解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、処理装置の一例として原液(廃水)中に、混濁物(切粉やフロック参照)が多く含まれているものから、該混濁物を効果的に分離する装置としては、次のような構造のものがある。
【0003】
すなわち、混濁物を含む廃水を円筒体に供給し、かつ該廃水に渦流を生じさせて廃水中に予め溶解させた気体(気泡)により、渦流の発生に伴う遠心力に応じて比重が大きい混濁物を外方側へ移動させ、比重が小さい気泡を内方側へ移動させて、混濁物を分離する渦流式分離装置である(例えば特許文献1参照)。
【0004】
一方、浴槽水に微細気泡を充満させる装置としては、次のような構造のものがある。
つまり、浴槽の取出し口と戻し口との間を循環ポンプが介設された循環する通路で接続し、上述の循環ポンプの上流側にベンチュリを設け、このベンチュリで外部の空気を吸引導入して循環通路内の浴槽水に空気を混入させるものである(例えば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−140708号公報
【特許文献2】
特開2000−184978号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許文献1に記載の従来装置において、混濁物の分離性能、捕集性能を向上させるためには、気体(気泡)の溶解効率を高めることが要求される。そこで、この従来装置に対して特許文献2に記載の空気混入手段を組合わせることが考えられるが、単に外部の空気を大気圧で吸引導入しているだけなので、気体の溶解効率を充分に高めるに至らない問題点があった。
【0007】
そこで、この発明は、液体を供給するポンプと、ポンプ下流の液体経路に設けられた気体溶解通路と、この気体溶解通路の上部に接続されて、その下部に液体流出ロを有する液体調整通路と、気体溶解通路下部の液体流入部上流の液体に気体を混入する第1気体混入手段とを設け、その第1気体混入手段に液体調整通路上部の加圧気体を供給する気体循環系等を設けることで、簡単な構成でありながら、低コストかつ低エネルギにて気体の溶解効率を高めることができ、省エネルギ化を達成できる気体溶解装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明による気体溶解装置は、液体に気体を溶解させる気体溶解装置であって、液体を供給するポンプ下流の液体経路に対して、上下方向に配置された気体溶解通路と、該気体溶解通路の上部に接続され、かつ下部に液体流出口を有し、上下方向に配置された液体調整通路とを備え、上記気体溶解通路下部の液体流入部上流の液体に、気体を混入する第1気体混入手段を設け、上記液体調整通路上部の加圧気体を、上記第1気体混入手段に供給する気体循環系を設け、上記第1気体混入手段に加圧気体を供給すると共に、上記液体調整通路上部に加圧気体を供給する気体加圧手段を備えた第2気体混入手段を設け、上記液体調整通路に液位レベルを検知する液面センサを設け、上記液面センサからの信号により液位レベルが所定範囲の時に上記第2気体混入手段を作動させて、加圧気体を第1気体混入手段および液体調整通路上部に供給する制御手段を設けたものである。
【0009】
上記構成の液体は、切粉またはフロック等の混濁物を含む廃水に設定してもよく、また、複数の混合物が分散混入した混合液にしてもよい。さらに液体に溶解させる気体は空気またはO(オゾン)に設定してもよい。
【0010】
上記構成によれば、ポンプから吐出される液体には、第1気体混入手段、気体溶解通路、液体調整通路およびその液体流出口を流れることで、気体が溶解されるが、液体調整通路の上部と第1気体混入手段との間に気体循環系を設けたので、液体調整通路の上部から加圧気体が導入され、その加圧気体が第1気体混入手段で液体に混入され、気体溶解通路において液体に溶解処理される。
【0011】
そして、第1気体混入手段に加圧気体を供給し、液体調整通路上部に加圧気体を供給する気体加圧手段を備えた第2気体混入手段を設け、この第2気体混入手段を、液面センサの信号により液位レベルが所定範囲の時に作動するように制御することで、液体には適切な時期にさらに加圧気体が供給されて気体溶解度が高められることになる。
【0012】
このように、液体調整通路上部の加圧気体を第1気体混入手段に供給する気体循環系を設けるという簡単な構成で、低コストかつ低エネルギにて気体の溶解効率を高めることができる。
【0013】
また、液体調整通路の液位レベルが所定範囲の時に、第2気体混入手段を作動させて、さらに加圧気体を供給するように構成したため、必要時のみ第2気体混入手段の作動が行われ、省エネルギ化を達成することができる。
【0014】
上記構成の気体加圧手段は、エアコンプレッサに設定してもよい。
この発明の一実施態様においては、上記気体循環系は、上記液体調整通路上部と第1気体混入手段とを接続する気体循環通路で構成され、該気体循環通路に前記第2気体混入手段の気体加圧手段が接続されたものである。
上記構成によれば、気体加圧手段にて加圧した気体を供給するので、気体溶解度をより一層高めることができる。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記気体は空気またはオゾンに設定されたものである。
上記構成によれば、気体を空気に設定した場合には、装置のランニングコストの低減を図ることができ、また気体をオゾンに設定した場合には、COD(Chemical Oxygen Demandの略で汚濁度または汚染度)の低下を図ることができる。
【0016】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は気体溶解装置を示し、図1において、この気体溶解装置Xは、処理装置Yで処理される液体に気体を溶解させるものである。
この実施例では上述の液体として混濁物を含む廃水Zを用い、気体としては空気(大気)を用いている。
【0017】
上述の気体溶解装置Xは液体経路1に介設したポンプ2と、このポンプ2の下流の液体経路1に対して、上下方向に配置された気体溶解通路3と、この気体溶解通路3の上部に連通部4を介して接続され、かつ下部に処理装置Yへ接続される液体流出口5を有して、上下方向に配置された液体調整通路6と、気体溶解通路3の下部つまり上流側の液体流入部に設けられた第1気体混入手段としてのエゼクタ7と、液体調整通路6上部の加圧気体をエゼクタ7に供給する気体循環通路8と、気体溶解通路3の上流の液体に気体を混入させる第2気体混入手段としてのエアコンプレッサ9とを備えている。
【0018】
図1に示すように液体を所定圧力で圧送する上述のポンプ2のサクション(吸込み)側には上流の液体経路1を介してタンク10を連通接続し、このタンク10内には液体としての廃水Zを貯溜している。なお、このタンク10は凝集反応槽に設定してもよい。
【0019】
上述の気体溶解装置Xの詳細構造は図2に示す通りである。
すなわち、上下方向に延びる所定長さのパイプ11と、上下の管フランジ12,13とで気体溶解通路3を形成し、この気体溶解通路3の下部にはパイプ14および管継手15を介してエゼクタ7の混合流出口7aを接続している。
【0020】
また、上述の管フランジ12に接続される管フランジ16、管継手17、パイプ18、および管フランジ19により上述の連通部4を形成し、この連通部4により気体溶解通路3の上部と、液体調整通路6の上部とを互に連通接続している。
【0021】
さらに、上述の液体調整通路6は、上下方向に延びる所定長さのパイプ20と、上下の管フランジ21,22とで構成され、下側の管フランジ22にはパイプ23および管継手24を介して流体流出口5を設けている。
上述の管フランジ19の上部に取付けた蓋部材25には、液体調整通路6内部の液位レベルを検知する液面センサ26を設けている。
【0022】
図2の実施例では上述の液面センサ26として2本の電極26a,26bを有する電極式水位計を用いており、この液面センサ26からの信号により液位レベルがレベルAになった時、エアコンプレッサ9をOFF(停止)し、レベルBになった時、エアコンプレッサ9をON(駆動)にすべく構成している。
【0023】
液体調整通路6の上部の加圧気体をエゼクタ7の2次流形成ポート7bに供給する気体循環通路8は次のように構成している。
つまり、蓋部材25から管フランジ19内と連通するようにパイプ27を設ける一方、エゼクタ7の2次流形成ポート7bにはパイプ28を取付けて、これらの両パイプ27,28間を、管継手29、パイプ30、管継手31、パイプ32および管継手33で連通接続している。
【0024】
上述の管継手33はその内部にT字状の通路が形成されたもので、この管継手33の残りの接続口には加圧気体供給通路34を介して上述のエアコンプレッサ9を接続している。
つまり、この実施例では、加圧気体を供給する気体加圧手段としてのエアコンプレッサ9を気体循環通路8に接続したものである。
【0025】
さらに上述のエゼクタ7の駆動流入口7cにはポンプ2下流の液体経路1を接続している。このエゼクタ7はノズルを有し、駆動流入口7cからの駆動流により、2次流形成ポート7bに減圧状態を発生し、この2次流形成ポート7bに接続した気体循環通路8およびエアコンプレッサ9からの加圧気体をエゼクタ7内に吸引し、液体経路1からの液体と混合して、この混合流を混合流出口7aから吐出するものである。
【0026】
このエゼクタ7の吐出側に接続された管継手15はその内部にT字状の通路が形成されたもので、1つの接続口にはエゼクタ7を接続し、他の1つの接続口にはパイプ14を接続し、残りの接続口はプラグ35で閉塞している。なお、管継手15およびプラグ35から成る管構成に代えて、エルボを用いてもよいことは勿論である。
【0027】
上述のポンプ2はタンク10内の液体つまり廃水Zを液体経路1に吐出供給し、エゼクタ7配設部では液体と空気(加圧空気)とが混合され、この混合流体が気体溶解通路3に供給されると、液体に混入された空気はパイプ11の下部において気泡となってバブリングし、この気泡つまり空気はパイプ11を上昇する過程において液体に溶解する。そして、気体としての空気が溶解された液体は連通部4および液体調整通路6を介してその液体流出口5から処理装置Yへ供給される。
【0028】
ここで、溶け残った空気は液体調整通路6上部の連通部4に溜まり、所謂空気だまりが形成される。
そこで、液体調整通路6の上部に残った加圧空気を気体循環通路8を介してエゼクタ7にリターンさせるものである。
【0029】
また加圧空気の供給が少なければ、気体溶解装置X内で溶けこんだ空気は順次持ち出されて、液体調整通路6内の液位が上昇するので、この液位がレベルBになった時、コンプレッサ9を駆動し、逆に液位が下がると、空気のみが流出することを防止するために、液位がレベルAになった時、コンプレッサ9を停止するものである。
【0030】
なお、気体溶解装置Xの内部は約3〜4kg/cmに加圧される。
上述の液体流出口5は減圧弁36を介して処理装置Y側の供給通路40に接続されている。
【0031】
この処理装置Yは図3、図4、図5に示すように液体としての混濁物を含む廃水Zに渦流を生じさせて廃水Z中の気泡により混濁物を分離する渦流式分離装置に設定されている。
【0032】
この処理装置Yとしての渦流式分離装置は次のように構成されている。
すなわち、図3〜図5に示すように、この渦流式分離装置は上下の2つの円筒体41,42から成る外筒43と、内外2つの中間筒44,45と、インナパイプ46との4重管構造を有している。
【0033】
上述の外筒43の下部には供給通路40から供給される液体が外筒43内において旋回流動(図5の矢印b参照)するように該供給通路40を接続すると共に、この液体供給部位の外筒43と中間筒44との間には案内板47を取付けている。
【0034】
上述の旋回流による遠心力の発生で、廃水Z中の比重が大きい混濁物を外筒43内の外側に移動させ、この混濁物(詳しくは比重が大きい混濁物を含む1次排出液)を矢印jで示すように外部へ排出するために、外筒43上部の蓋部48にはバルブ49を有する排出通路50を取付けている。
【0035】
一方、外側の中間筒44は外筒43上下の蓋部48,51間にわたって上下方向に配置され、かつ上側の蓋部48より上方に突出した突出部52には、バルブ53を有する排出通路54を取付けている。
【0036】
また上述の中間筒44の上下方向の中間部には複数の孔部55をもった上方側が小径となる先細り状のテーパ部56を形成している。上述の孔部55は比重が小さい混濁物の捕集時に後述する気泡によって覆われるものである。
【0037】
内側の中間筒45は円筒体42の上下方向の中間部から上方に延びるもので、この中間筒45の上端には、バルブ57,58を有するリターンライン59を取付け、このリターンライン59の先端部60は図3、図5に示すように各中間筒44,45間に沿って円弧状に延びるように配設している。
【0038】
さらに上述の内側の中間筒45において外側の中間筒44のテーパ部56と対応する部位には、複数の小孔61をもった先細り状のテーパ部62を形成している。この小孔61も比重が小さい混濁物の捕集時に後述する気泡によって覆われるものである。
【0039】
一方、インナパイプ46の上端部には上述のテーパ部62と対応して、先細り状のテーパ部63を形成すると共に、その頂部には開口部64を設けている。
またインナパイプ46の下端部46aは下側の蓋部51から下方に延出し、この延出部には調整バルブ65をもった清澄液導出通路66を連通接続している。
【0040】
そして、この渦流式分離装置(処理装置Y)は、矢印aで示すように供給通路40から外筒43内に混濁物を含む廃水Z(液体)を供給すると、気体溶解装置Xで予め気体が溶解された液体は、減圧弁36の通過後において気泡d(図4、図5参照)を発生するので、外筒43内において矢印bで示すように旋回流動する液体と、リターンライン59およびその先端部60を介して濾過手段67(いわゆるフィルタ)の中間筒44,45間に供給されたリターン流体とによって、図4、図5に矢印cで示す清澄液が駆動されて旋回流動することにより、この清澄液が濾過手段67を通過する際の抵抗により若干の圧力上昇を生じた後、中心部の静圧が外周部に比較して低くなった静圧分布が生成される。
このため、液体よりも比重が小さい混濁物を含む清澄液と、廃液Z中に混入された気泡dとが静圧差による浮力を受けて中心部側に移動する。
【0041】
そして図4に示すようにインナパイプ46の中央部には、開口部64を覆うように気泡dの集合体が形成されると共に、気泡dと清澄液との気液混相渦流eが生成されるので、比重の小さい混濁物が気泡dによって捕集された後、気液混相渦流e(いわゆるトルネード)の浮力を受けて図4に矢印fで示すように上昇することにより、上述の清澄液が2次排出液と2次清澄液とに分離される。
【0042】
上述の2次排出液は中間筒45の上端部に接続されたリターンライン59を介して中間筒44,45間に供給されると共に、定期的に回収される。
また比重が小さい混濁物が除去されることにより生成された2次清澄液は、インナパイプ46の開口部64を通って図4に矢印gで示すように下方に流下し、清澄液導出通路66を介して矢印hで示す如く外部に導出される。
【0043】
さらに、中間筒44,45間の比重が小さい混濁物を含む2次排出液は外側の中間筒44の突出部52に接続された排出通路54を介して矢印kで示すように外部に排出される。
【0044】
つまり、この処理装置Yは図3に矢印aで示す廃液Zの流入により、比重が大きい混濁物を含む1次排出液を同図に矢印jで示すように排出通路50から排出し、比重が小さい混濁物を含む2次排出液を矢印kで示すように排出通路54から排出し、混濁物が除去分離された2次清澄液を矢印hで示すように外部に導出するものであって、その詳細構造は特開2000−140708公報に記載された構造とほぼ同等である。
【0045】
また図3〜図5においては孔部55,61およびテーパ部56,62から成る濾過手段67(いわゆるフィルタ)を備えた渦流式分離装置を例示したが、これはフィルタを有さない構造のものであってもよい。
【0046】
なお、図示した孔部55,61は、接線方向に対して垂直に孔を開けたものであるが、流体をよりスムーズに中間筒44,45内部に導くために、接線方向に対して任意な鋭角(望ましくは15〜30°)で孔を開けてもよい。このように孔を開けた場合には、流体の整流効果を得ることができるため、トルネードの渦が安定して形成することができ、分離性能の向上を図ることができる。
【0047】
さらに、テーパ部56,62については、濾過機能を得るために必須ではないため、設けなくてもよい。
【0048】
図6は図1、図2で示した気体溶解装置Xの制御回路ブロック図であって、CPU70は液面センサ26からの信号に基づいて、ROM71に格納されたプログラムに従って、ポンプ2およびエアコンプレッサ9を駆動制御し、またRAM72は必要なデータを記憶する。
【0049】
ここで、上述のCPU70は液面センサ26からの信号により液体調整通路6の液位レベルが所定範囲の時にエアコンプレッサ9を作動させて、加圧気体を混入するための制御手段である。
【0050】
このように構成した気体溶解装置の作用を、図7に示すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
ステップS1で、CPU70はポンプ2を駆動する。ポンプ2が駆動されると、タンク10内の液体(廃液Z)はこのポンプ2により加圧されて、加圧流体となって、気体溶解通路3の下部から該気体溶解通路3に流入した後に、連通部4を介して液体調整通路6に供給される。
【0051】
次にステップS2で、CPU70は液面センサ26からの信号を読込んで液位判定を実行し、液位が図2に示すレベルBの時にはステップS3に、レベルAの時にはステップS4にそれぞれ移行する。
【0052】
ステップS3で、CPU70はエアコンプレッサ9を駆動するので、このエアコンプレッサ9からの加圧空気がエゼクタ7を介して気体溶解通路3に供給される。上述のエゼクタ7の部位において空気と液体とが混合された後、この混合流体が気体溶解通路3のパイプ11を上昇する過程で空気は液体に溶解し、溶け残った空気は液体調整通路6上部の連通部4に溜まり、所謂空気だまりと成る。
【0053】
この気体溶解装置X内で液体に溶けこんだ空気は順次持ち出され、液体調整通路6内の液位が上昇するので、この液位が上述のレベルBになった時、エアコンプレッサ9を駆動し、逆に液位が下がると、空気のみが流出されることを防止するために、液位がレベルAになると、ステップS4でコンプレッサ9を停止するものである。
【0054】
上述のエアコンプレッサ9がOFFの間は、空気だまりの加圧空気を有効利用するものである。
つまり、エゼクタ7の2次流形成ポート7bに作用する減圧状態を利用して、液体調整通路6上部の加圧気体を、気体循環通路8を介して該エゼクタ7に吸引するものである。
【0055】
上述のステップS3、S4での処理後にはステップS1にリターンして、以上の処理を繰返すようになっている。
一方、液体調整通路6の下部の液体流出口5から流出された液体(混合物を含むと共に気体としての空気が溶解された廃液Z)は次段の処理装置Yに導びかれて、混濁物が分離されるものである。
【0056】
このように上記実施例の気体溶解装置Xは、処理装置Yで処理される液体に気体を溶解させる気体溶解装置であって、液体(廃液Z参照)を供給するポンプ2下流の液体経路1に対して、上下方向に配置された気体溶解通路3と、該気体溶解通路3の上部に接続され、かつ下部に処理装置Yへ接続される液体流出口5を有し、上下方向に配置された液体調整通路6とを備え、上記気体溶解通路3下部の液体流入部に第1気体混入手段(エゼクタ7参照)を設け、上記液体調整通路6上部の加圧気体を上記第1気体混入手段(エゼクタ7参照)に供給する気体循環通路8を設け、さらに、上記気体溶解通路3の上流の液体に気体を混入させる第2気体混入手段(エアコンプレッサ9参照)を設けたものである。
【0057】
この構成によれば、ポンプ2から吐出される液体は、第1気体混入手段(エゼクタ7参照)、気体溶解通路3、液体調整通路6およびその液体流出口5を介して処理装置Yに供給されるが、液体調整通路6の上部と第1気体混入手段(エゼクタ7参照)との間に気体循環通路8を設けることで、液体には加圧気体を混入することができ、また気体溶解通路3の上流の液体に対して気体を混入させる第2気体混入手段(エアコンプレッサ9参照)を設けたので、さらに高圧の気体が気体溶解通路3の上流部に混入され、この加圧気体が気体溶解通路3において液体に溶解処理されるので、処理装置Yに対しては加圧気体が溶解された液体が供給される。
【0058】
このように、液体調整通路6上部の加圧気体を第1気体混入手段(エゼクタ7参照)に供給する気体循環通路8を設けるという簡単な構成で、加圧気体を液体に混入することができるため、低コストかつ低エネルギにて気体の溶解効率を高めることができる。
【0059】
また、上記第2気体混入手段が気体循環通路8に接続され、加圧気体を供給する気体加圧手段(エアコンプレッサ9参照)を備えたものである。
この構成によれば、気体加圧手段(エアコンプレッサ9参照)にて、さらに加圧した気体を供給するので、気体溶解度をより一層高めることができる。
【0060】
さらに、上記液体調整通路6に液位レベルを検知する液面センサ26を設け、上記液面センサ26からの信号により液位レベルが所定範囲の時に上記第2気体混入手段(エアコンプレッサ9参照)を作動させて、加圧気体を混入する制御手段(CPU70参照)を設けたものである。
【0061】
この構成によれば、制御手段(CPU70参照)は液面センサ26からの信号に基づいて液位レベルが所定範囲の時に第2気体混入手段(エアコンプレッサ9参照)を作動させるものである。つまり、必要時にのみ第2気体混入手段を作動させるので、省エネルギ化を達成することができる。
【0062】
加えて、上記処理装置Yで処理される液体が混濁物を含む廃水Zであって、上記処理装置Yは廃水Zに渦流を生じさせて廃水Z中の気泡dにより混濁物を分離する渦流式分離装置に設定されたものである。
この構成によれば、渦流式分離装置により混濁物を分離するので、分離能力の向上を図ることができる。
【0063】
さらに、上記気体は空気に設定されたものである。
この構成によれば、気体を空気に設定したので、装置のランニングコストの低減を図ることができる。
【0064】
ここで、上述の気体溶解装置Xを構成する配管は塩化ビニル管を用いることができるが、中高圧用途に対しては塩化ビニル管に代えて配管用鋼管や厚肉鋼管を用いてもよい。
また、実施例で示したように、第1気体混入手段にエゼクタ7を用いたので、ごく微細な気泡を生成することができ、気泡と加圧液との接触面積の増加により、溶解効率の向上を図ることができる。
【0065】
さらに気体溶解通路3と液体調整通路6との上部相互間が接続された所謂U字管構造を採用したので、流入側の気体溶解通路3は常時満水状態となり、変動のない固定長さの気体接触距離を確保でき、安定した空気溶解量が確保できる。
【0066】
加えて、液体調整通路6の上部は気体層となり、管内レベルを調整することで、気体溶解通路3の固定長さの気体接触距離を維持しつつ、容易に気体層容量を変更することができる。
また気体の溶解をパイプ11内にて行なうので、圧力容器となる加圧タンクが不要となり、気体溶解通路3の容量はパイプ11の長さを変更するのみでよい。
【0067】
さらに、液体調整通路6上部の気体層は装置停止時の圧力上昇時の気体膨脹部としても利用でき、次の加圧液体流入時には加圧液体により圧縮されるので、無駄とならない。
加えて、エゼクタ7とポンプ2との間に定流量弁(図示せず)を設けると、特別な制御装置を設けることなく、始動時、運転時の圧力安定化を図ることができる。
【0068】
図8は気体溶解装置の他の実施例を示し、図1で示した先の実施例においてはタンク10の廃液Zを全てポンプ2を介して気体溶解装置Xに供給する全加圧方式と成したが、図8に示すこの実施例では部分加圧方式と成したものである。
【0069】
すなわち、タンク10には上下2つのポート10a,10bを形成し、上側のポート10aからは、加圧に対して強い混濁物含有廃液をポンプ2を介して気体溶解装置Xに供給し、下側のポート10bと供給通路40との間を、各要素2,1,X,36をバイパスするバイパス通路73で接続すると共に、このバイパス通路73には調整弁74を介設して、下側のポート10bからは加圧に対して弱い混濁物含有廃液を、気体溶解装置Xを経由することなくバイパス通路73から直接、供給通路40に導びくように構成したものである。
一般にフロックは加圧すると崩壊されるので、フロックが多い廃液は上述のバイパス通路73を介して供給することが望ましい。
【0070】
図8の実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0071】
図9、図10は液面センサの他の実施例を示し、図2の実施例においては液面センサ26として電極式水位計を用いたが、図9の実施例では2つのフロートスイッチ26A,26Bにより液面センサを構成している。
また図10の実施例においては電極式水位計に代えては超音波式液面センサ76を用いたものである。
【0072】
図9、図10の実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図9、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0073】
なお、液体に対して混入する気体をオゾンに設定すると、Oの効果により廃液Z中のCOD(Chemical Oxygen Demandの略で汚濁度または汚染度)の低下を図ることができる。
【0074】
図11は、上述の気体溶解装置Xで生成した気体溶解液を第1混合物と第2混合物を分離する加圧浮上装置(処理装置)Vに適用した実施例を示す。この実施例の気体溶解装置Xについては図1の実施例と同様であるため、図1と同一の部分には、同一番号を付して、その説明を省略する。
【0075】
加圧浮上装置(処理装置)Vは、破砕機(図示せず)によって破砕された被分離材料を気泡の浮力を利用して、少なくとも第1混合物w1と第2混合物w2に分離するものであり、被分離材料の混入した混合液Wから、気泡が付着しやすい第2混合物w2を浮上させ、気泡が付着しにくい第1混合物w1を沈降させることで、両者の分離を行うものである。
【0076】
この加圧浮上装置(処理装置)Vは、次のように構成している。
すなわち、破砕機で破砕した被分離材料の混入した混合液Wを内部に貯蔵する処理液槽80を設け、その処理液槽80内部には、水平方向に延びるように散気管81を配設し、その散気管の下方には散気管同様に水平方向に延びるように液体導入管82を配設している。
【0077】
このうち散気管81は気体溶解装置の液体流出口5の下流側に膨張弁83を介して接続され、気体溶解装置Xによって生成された気体溶解液を矢印で示すように処理液槽80内に噴射している。
【0078】
一方、液体導入管82は気体溶解装置の液体経路1のポンプ2の上流側に接続されて、気体溶解装置Xに混合液Vを導入(吸込み)している。
【0079】
なお、図面上、散気管81、液体導入管82は共に一本づつしか開示していないが、より大量の混合液Wを処理するため、当然複数本設定してもよい。特に散気管については、処理液槽内全域にわたって気体溶解液(気泡)を噴出する必要があるため、複数本設定するのが望ましい。
【0080】
また、散気管81には、管の全周に複数の微細な噴出孔84を開けて、散気管がより効果的に気体溶解液(気泡)を噴出するようにしている。
【0081】
一方、液体導入管82にも、混合液Vを気体溶解装置Xに導入する導入孔85を開けているが、この導入孔85は不純物をできるだけ吸込まないように管の下半分にのみに設けている。
【0082】
処理液槽80の上方には、破砕機から矢印で示すように水流搬送される混合液Wを処理液槽80内に取り入れる吐出口86を設置している。
この混合液Wは、被分離材料の第1混合物w1と第2混合物w2とが分散混入したもので、分散混入する混合物の大きさは約0.7mm〜4mm程度に設定され、第2混合物w2は第1混合物w1よりも気泡が付着しやすいものとされる。例えば、第2混合物は第1混合物よりも繊維質である物質、または比重の軽い物質とされる。
【0083】
被分離材料については様々なものがあるが、例えば、破砕された食肉から肉と骨を分離する場合等が挙げられる。この場合には肉の方が繊維質であるため、気泡が付着しやすい肉を第2混合物として浮上分離することになる。
【0084】
このように、第1混合物w1と第2混合物w2との間で気泡の付きやすさに差異があることにより、この加圧浮上装置Vで混合液から第1混合物と第2混合物を分離することができる。
【0085】
また、処理液槽80の上下方向中央部には、破砕機で破砕した被分離材料を混合液Wとして水流搬送する際用いられる循環水(真水)を破砕機に送り戻す循環水取入口87を設定している。
【0086】
さらに、処理液槽80の上部には、混合液Wから浮上分離された第2混合物w2を混合液の液面からすくい上げ、第2混合物を収納する第2収納部88に搬送する搬送装置であるスクレーパー89が設置されている。一方、処理液槽80の下部には、混合液Wから沈降分離された第1混合物w1を処理液槽の底からすくい取り、第1混合物を収納する第1収納部90に搬送する搬送装置であるスクリューコンベア91が設置されている。両搬送装置は共にモータ等の回転駆動手段によって駆動され、常時または適時に各混合物w1,w2を各収納部88,90に搬送するように設定されている。
【0087】
このように構成した加圧浮上装置Vの作用を、以下に詳述する。
まず、吐出口86から混合液Wを処理液槽80に所定量貯蔵した後、散気管81から膨張弁83で減圧された気体溶解液を処理液槽80内に噴出する。このとき気体溶解液からは膨張弁で減圧することで空気が析出され、10〜50μm程度の微細な気泡mが発生する。
【0088】
この微細な気泡mは、図示するように、特に第2混合物w2に付着して第2混合物w2が処理液槽80内で浮上するのを補助する。
【0089】
一般に気泡は、微細であればある程、物質に付着しやすくでき、液体内での上昇速度も遅く液体内に長時間滞留させることができるため、本実施例のように10〜50μm程度の微細な気泡mが得られると、より多くの気泡を第2混合物w2に付着させることができる。
【0090】
こうして微細な気泡が付着した第2混合物w2は、処理液槽80の上部に浮上する。このとき、第2混合物w2の大きさをある一定以下に制限して、大きな不純物を取り除く場合には、処理液槽80上部にフィルタースクリーン92を設置すればよい。
【0091】
このようにして混合液の液面に浮上した第2混合物w2は、スクレーパー89を介して第2収納部88に収納される。
【0092】
一方、気泡の付着しにくい第1混合物w1には、気泡が付着しないため、気泡によって浮上分離されることなく沈降する。特に比重の重い場合には処理液槽80の底に沈降分離される。こうして沈降分離された第1混合物w1は、スクリューコンベア91を介して第1収納部90に収納される。
【0093】
なお、液体導入管82からは、矢印で示すように混合液Wがポンプ2の発生する減圧状態により気体溶解装置X内に吸込まれる。気体溶解装置Xに導入された後、混合液Wに気体が溶解される作用については、上述の実施例と同様であるため説明を省略する。
【0094】
このように気体溶解装置Xで生成した気体溶解液を加圧浮上装置Vで用いた場合には、気体溶解液から析出される10〜50μm程度の微細な気泡mにより、第2混合物w2を確実に浮上分離させることができるため、加圧浮上装置Vの分離性能を高める事ができる。
【0095】
また、液体導入管82は散気管81の下方に配置されるが、このように配置することにより、散気管の噴射孔84から噴出される気泡および混合物等を散気管81の導入孔85から気体溶解装置Xに吸込むことが少なくなるため、詰まりを起こすことなくより効率的に混合液Wに気体を溶解させることができる。
【0096】
なお、本実施例では2つの混合物の分離について開示したが、気泡の付着状態が各物質で異なれば、3つ以上の混合物の分離に本発明を適用してもよい。
【0097】
以上、この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の液体は、実施例の廃液Zまたは混合液Wに対応し、
以下同様に、
第1気体混入手段は、エゼクタ7に対応し、
第2気体混入手段は、エアコンプレッサ9またはエゼクタ77に対応し、
液面センサは、電極式水位計によるセンサ26、フロートスイッチ26A,26Bによるセンサ、超音波式液面センサ76に対応し、
制御手段は、CPU70に対応し、
噴射部は、噴射孔84に対応し、
液体導入部は、導入孔85にするも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0098】
例えばOは加圧しても危険がないので、図1または図8の構成を用いて加圧気体として加圧オゾンを用いてもよい。
【0099】
【発明の効果】
この発明によれば、液体を供給するポンプと、ポンプ下流の液体経路に設けられた気体溶解通路と、この気体溶解通路の上部に接続されて、その下部に液体流出ロを有する液体調整通路と、気体溶解通路下部の液体流入部上流の液体に、気体を混入する第1気体混入手段と、液体調整通路上部の加圧気体を第1気体混入手段に供給する気体循環系とを設けたので、簡単な構成でありながら、加圧気体を液体に混入することができるため、低コストかつ低エネルギにて気体の溶解効率を高めることができる効果がある。
【0100】
また、第1気体混入手段と液体調整通路上部とに加圧気体を供給する気体加圧手段を備えた第2気体混入手段を設け、液体調整通路に液位レベルを検知する液面センサを設け、液面センサからの信号により液位レベルが所定範囲の時に第2気体混入手段を作動させて、加圧気体を第1気体混入手段および液体調整通路上部に供給する制御手段を設けたので、必要時のみ第2気体混入手段の作動が行われ、省エネルギ化を達成することができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の気体溶解装置を示す側面図。
【図2】 図1の要部の拡大断面図。
【図3】 処理装置の断面図。
【図4】 図3の部分拡大断面図。
【図5】 図4のC−C線矢視断面図。
【図6】 制御回路ブロック図。
【図7】 コンプレッサ制御を示すフローチャート。
【図8】 部分加圧方式の気体溶解装置を示す側面図。
【図9】 気体溶解装置の他の実施例を示す断面図。
【図10】 気体溶解装置のさらに他の実施例を示す断面図。
【図11】 気体溶解装置を他の処理装置に用いた実施例を示す側面図。
【符号の説明】
X…気体溶解装置
Y…処理装置(過流式分離装置)
Z…廃液(液体)
V…加圧浮上装置(処理装置)
W…混合液(液体)
w1…第1混合物
w2…第2混合物
1…液体経路
2…ポンプ
3…気体溶解通路
5…液体流出口
6…液体調整通路
7…エゼクタ(第1気体混入手段)
8…気体循環通路(気体循環系)
9…エアコンプレッサ(第2気体混入手段)
26,76…液面センサ
26A,26B…フロートスイッチ(液面センサ)
70…CPU(制御手段)
80…処理液槽
84…噴射孔(噴射部)
85…導入孔(液体導入部)

Claims (3)

  1. 液体に気体を溶解させる気体溶解装置であって、
    液体を供給するポンプ下流の液体経路に対して、上下方向に配置された気体溶解通路と、
    該気体溶解通路の上部に接続され、かつ下部に液体流出口を有し、上下方向に配置された液体調整通路とを備え、
    上記気体溶解通路下部の液体流入部上流の液体に、気体を混入する第1気体混入手段を設け、
    上記液体調整通路上部の加圧気体を、上記第1気体混入手段に供給する気体循環系を設け、
    上記第1気体混入手段に加圧気体を供給すると共に、上記液体調整通路上部に加圧気体を供給する気体加圧手段を備えた第2気体混入手段を設け、
    上記液体調整通路に液位レベルを検知する液面センサを設け、
    上記液面センサからの信号により液位レベルが所定範囲の時に上記第2気体混入手段を作動させて、加圧気体を第1気体混入手段および液体調整通路上部に供給する制御手段を設けた
    気体溶解装置。
  2. 上記気体循環系は、上記液体調整通路上部と第1気体混入手段とを接続する気体循環通路で構成され、
    該気体循環通路に前記第2気体混入手段の気体加圧手段が接続された
    請求項1記載の気体溶解装置。
  3. 上記気体が空気またはオゾンに設定された
    請求項1又は2記載の気体溶解装置。
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