JPS6054120B2 - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

Info

Publication number
JPS6054120B2
JPS6054120B2 JP57021918A JP2191882A JPS6054120B2 JP S6054120 B2 JPS6054120 B2 JP S6054120B2 JP 57021918 A JP57021918 A JP 57021918A JP 2191882 A JP2191882 A JP 2191882A JP S6054120 B2 JPS6054120 B2 JP S6054120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewage
cylinder
water
outlet
filth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57021918A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58139783A (ja
Inventor
和致 矢倉
聰一郎 湊
哲滋 矢倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MURAKAWA KEIICHIRO
SHINOHARA YOSHIJI
Original Assignee
MURAKAWA KEIICHIRO
SHINOHARA YOSHIJI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MURAKAWA KEIICHIRO, SHINOHARA YOSHIJI filed Critical MURAKAWA KEIICHIRO
Priority to JP57021918A priority Critical patent/JPS6054120B2/ja
Priority to KR1019830000324A priority patent/KR840003217A/ko
Priority to PCT/JP1983/000038 priority patent/WO1983002769A1/ja
Publication of JPS58139783A publication Critical patent/JPS58139783A/ja
Publication of JPS6054120B2 publication Critical patent/JPS6054120B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/24Treatment of water, waste water, or sewage by flotation

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、汚物、例えば油、BODlCOD..SSや
溶融物(塩分、色素等)が含まれた汚水の水処理装置の
改良に関する。
従来の水処理装置では、例えば、分離槽で汚物そのもの
の浮力及び沈澱力を利用して、付着、沈澱、浮上などさ
せて分離していた。
従つて処理能力が非常に悪く、汚泥除去率がせいぜい9
0%程度にしか達しなかつたので、清浄水とはいつても
水でうすめてから放流しなければならなかつた。また、
活性汚泥方式による装置ではその据付に非常に広い土地
を要しており(例えば、処理水2000L/日の場合、
約660イの土地を要していた)ランニングコストも非
常に高かつた。
またこの方式の場合、処理時間は約24Tf間を要し、
残溜汚泥が蓄積するため、1年に1〜2回装置の稼動を
停めて掃除をする必要があつた。本発明は上記欠点を改
良し、浄水能力が高く、構造がコンパクトで狭い据付面
積で足り、ランニングコストの低い水処理装置を提供す
ることを目的とする。
以下本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。
本発明は第1図示の如く分離槽1Aと、油分凝集装置2
Aと、加圧浮上沈澱槽3Aと、該加圧浮上沈澱槽への気
泡混合水を発生圧送する気泡混合液体発生機Apとを組
合せてなる。
しかして、分離槽1Aは第2図および第3図に示す如く
、底壁11に汚水入口11a1浄水出口11bを有する
有底角筒からなる容器状槽本体1と、前記槽本体1の上
側を覆うカバー2と、該カバー2の上端に接続された汚
物排出用のエルボ3と、前記入口11aと出口11bと
の間に設けられ、かつ、本体1の下部を入口側汚水上昇
域1aと出口側浄水下降域1b(第2図)とに仕切る仕
切板4と、支持部材5により支持される汚物粗粒化部材
6と、汚物蓄積量検知部7と、洗滌用空気管8と、ドレ
ーン抜管9とを有する。
そして、本体1の上部より上方の部分が浮上汚物溜り部
Sとなる。しかして、前記カバー2は実施例によると、
段階的に積重された2つの縮径部2a,2bが形成され
る。
即ち、第1縮径部2aは左右側壁が上向小径となるよう
縮径され、上壁は液体の上向流路に対し、その流動を阻
止する水平段部21とされる。そして、該上壁の中央に
、側壁が直円筒をなし、上壁が前記と同様の水平段部2
2とされた第2縮径部2bが接続される。更に、該第2
縮径部2bの水平段部22の中央には径違いエルボ3の
大径部が連結される。該エルボの小径部には図示外の間
欠開閉される電磁弁を備えた汚物排送管が接続されてい
る。前記仕切板4の上端部より下方位置には支持部材5
が水平に設けられ、該支持部材5上に複数枚の金網を重
ね合わせた汚物粗粒化部材6(汚水域1a側が6a1浄
水域1b側が6b)が載置固定される。汚物蓄積量検知
部7は電極7aを利用した第1油量検出器71と第2油
量検出器72とからなり、第1縮径部2aの後壁と槽本
体1の上部後壁とに突設されている。
洗滌用空気管8は槽本体1の底部に左右一対設けられ、
両端が閉止され、上面に多数の空気噴出孔81aを有し
て水平にとりつけられたU字状管81に接続部材82を
介して空気が送入される。ドレーン抜管9は前記仕切板
4を挾む両側底壁11に左右一対設けられる。なお、図
中10aは底壁11の対角線位置2個所に設けられた脚
、10bは分離槽から突設された動振止部材、31は自
動排気弁取付座である。次に、第1図において、油分凝
集装置2Aは、無機凝集剤混合器211、アルカリ剤混
合器212および高分子凝集剤混合器213が並設され
た混合装置210と、無機凝集剤ポンプ221、アルカ
リ剤ポンプ222および高分子凝集剤ポンプ223と、
無機凝集剤タンク231、アルカリ剤タンク232およ
び高分子凝集剤タンク233が収容された薬品槽230
とからなる。前記各混合器は分離槽から送られ、まだ油
分の残留する液体の流路に従つて上流側から下流側へ無
機凝集剤混合器211、アルカリ剤混合器212、高分
子凝集剤混合器213の順に直列に接続される。液体は
これら各混合器内を長さ方向に沿つて進むが、各混合器
内には図示省略したが多数の邪魔板が前記液体の進行方
向に直角に設けられ、ジグザグ流路を形成している。各
混合器の流体入口側には夫々、前記各種タンク231,
232,233よりポンプ221,222,223を経
て送給される無機凝集剤、アルカリ剤、高分子凝集剤の
送給管241,242,243が接続開口されている。
なお図示の2P1は分離槽1Aから混合装置210への
液体供給管2P2は次工程への給送管である。ここで、
無機凝集剤として例えば、ポリ塩化アルミが用いられ、
アルカリ剤は苛性ソーダなどが用いられる。
また高分子凝集剤としてはアクリル系ポリマー主体の商
品名アロンフロックA−101(東亜合成化学株式会社
(東京都)製)、ポリアクリルアミド系のものなどの有
機剤が適当である。また、加圧浮上沈澱槽3Aは、第4
図に示す如く外形が鉛直円筒状をなす第1筒310、第
2筒320、第3筒330、第4筒340と、前記第1
筒310へ連結された気泡混合水導入管350と、前記
第2筒320の上部に接続された汚物導出管360、下
部に接続された沈澱物排出管370とを有する。第1筒
310は有底の円筒状をなし、底壁に汚水入口311と
なる汚水供給管が接続され、また下部側壁には上向開口
する気泡混合水導入管350が貫挿されている。
第1筒310の頂部は開放され汚水出口312となる。
第2筒320は前記第1筒310に対して同心に、隙間
ピース320aを介して外被され、上下端が開放されて
夫々、浮遊汚物出口321、流体出口322となつてい
る。また、第2筒320はその下部が前記第1筒と同心
に配置され、上部は前記第1筒310の上方において段
323aを介して大径部323とされ、前記浮遊物出口
321の上端には汚物導出管360が接続される。第3
筒330は前記第2筒に対し同心に間隔を残して外被さ
れ、その上端の流体出口331は前記大径部323の周
壁下方に位置する。
該出口331の下部には、第3筒の上端から外方へフラ
ンジ332が設けられる。第3筒330の底壁333中
央に前記第1筒310が貫通される。第3筒330の下
部は汚物沈澱室330aとされ、その底壁333に汚物
出口333bを開口された開閉弁付の沈澱物排出管37
0が接続される。更に、第3筒330に対し同心に間隔
を残して第4筒340が外被される。
第4筒340の側壁341、頂壁342、底壁343は
、加圧浮上汚澱槽本体3A1の外側壁を兼ねる。第4筒
340内の下半部には、受台44上に活性炭等の枦過層
340aが設けられている。そして、その下方には下面
に多数の細孔を有する環状の集水管380を経て清浄水
導出管381が接続される。なお、382は前記集水管
380の他方側に接続された逆洗用水供給管、383は
第4筒頂壁342に設けられた逆洗用水排出管である。
汚物導出管360は前記第2筒320の上端に接続され
て、加圧浮土沈澱層本体3A1の頂部に固定される。
そして下から上へ順に第2筒上端と同径の直円筒部36
1、上狭縮径された円錐第1縮径部362及び径違いエ
ルボ状の第2縮径部363からなる。第2縮径部363
の先端には間欠自動開閉される電磁弁(図示省略)が接
続され、前記汚物導出管360内に溜つた汚物を間欠的
に排出する構造となつている。汚物導出管360の下部
円筒部361の側方には上下に第1第2油検出器390
a,390bが設けられている。
更に、第5図および第6図において、気泡混合液体発生
機Apは互いに同心の気体(空気)ノズル4101液体
(水)ノズル420を有する気泡発生部4Aと、内部に
気泡混合水の第1変向部440、第2変向部450、第
3変向部460か形成された気泡安定部4Bと、内部に
変向導入管480、第1圧力調整室490を備えた気泡
混合水圧力調整タンク4Cとからなる。
気泡発生部4Aにおいて、気体ノズル410は気体噴出
方向を水平とされ、先端外周に液体ノズ”ル420が螺
合される雄ねじ411aが、中心部に先細テーパを有す
る段付空気室411bが形成された基部411と、前記
空気室411bに連結する中間孔412aおよびそれに
続く末広テーパ噴出口412bが設けられた先部412
とからな−る。
液体ノズル420は中心線に沿つて長い円筒状をなし、
基部に水導入孔420aを備え、前記気体ノズル先部4
12の外周に形成され、前記水導入孔420aと連通す
る液体室421と、該液体室421から前記噴出口41
2bの中心線と同j心に穿設された末広テーパ孔422
とを有し、前記噴出口412bの周囲から液体が噴出口
412bの直前に向つて、該噴出口の中心線上に合流す
るよう形成されている。流体ノズル420の基部には前
記気体ノズル410の雄ねじ411aと螺合する雌ねじ
420aが設けられる。4A1はパッキンである。
前記気泡発生部4Aは噴出口412bのテーパ角度をα
、末広テーパ孔422のテーパ角度をβ前記噴出口41
2bの外周延長面と末広テーパ孔422の外周面との仮
想交点をPとし、また、液体室421から末広テーパ孔
422への移行角部をQとした場合に、該移行角度Qか
ら、液体ノズル420の先端までの長さをL1前記仮想
交点Pまでの距離をe1、気体ノズル410の先端まで
の距離をE2とし、更に、前記気体ノズル410の先端
から水導入孔420aの中心線までの距離をE3とする
と、これらの間には次の関係式が成立するよう形成され
る。
なお、前記移行角部Qは流体が層流となるように滑らか
な面取り部とされる。
さてここで、1り≦α≦300としたため、空気ノズル
410からの噴射空気流は液体ノズル420の末広テー
パ孔422の内壁面に衝突して旋回流を起こし、加圧下
において水との攪拌により空気は水中に加圧溶融する。
しかして、αの値が10よりも小さい場合、空気噴流は
孔422の内壁に衝突せず該孔422を突き抜けること
となり、300より大きいとαに関係なく拡散せず、中
間孔412aの直径と略同じ直径の流れになるおそれが
ある。また、1 0より小さくても、また、30てより大きくても微粒気
泡の発生が非常に少くなる。
αくβとされたことは末広テーパ孔422の内壁に末広
テーパ噴出孔412bよりの噴射空気が衝突して気泡を
効果的に発生させる。
更に、0≦11くLの条件では末広テーパ孔422内で
流体が右または左回りに旋回しつつ流動−するので、こ
のとき水と空気とは攪拌されて、空気が水中に溶融され
ることとなる。
従つて、孔422の入口において流体の層流が形成され
る。次の、E2〉0,e2〉0の条件も流体の層流形成
に役立ち、液体が液体室421内に充満して噴出口41
2bの周囲から孔422への平均した水流が得られる。
気泡安定部4Bは前記気泡発生部4Aの末広テーパ孔4
22に連通した外筒430と、該外筒の内側に設けられ
て、前記末広テーパ孔422からの気泡混合水の流入方
向に対し直角に流動方向を変更させるような第1変更部
440、第2変更部450、第3変更部460からなる
邪魔部材とからなる。
即ち、気泡安定部4Bにおいて、外筒430は水平軸線
を有し、流体流入方向に沿う側壁431と、該側壁43
1の流体流入側に設けられた端壁432とからなり、端
壁432にはその中心に液体の第1流入孔432aが設
けられる。
第1変向部440は外筒430内上流側において、前記
液体流入孔432aに対向する円形板状の横(流体の流
入方向に対し直角をなす方向)部材441と、該横板材
441の外縁の複数個所に接し、該横部材441を前記
端壁432に結着させる板状の縦(流体の流入方向に沿
う方向)部材442とからなり、縦部材442と端壁4
32との前記縦部材442を除く隙間部分は液体の第1
変向流路とされている(第6図)。第2変更部450は
外筒430の中間部に設けられ、前記外筒側壁431に
沿う円筒状の縦部材451と、該縦部材451の上流側
端を外筒側壁に結合させる第1横部材452と、前記縦
部材451の下流側端を閉塞する第2横部材453とか
らなる。
そして、前記縦部材451には周囲に第2変向流路たる
多数の横方向孔451aが設けられ、第1横部材452
にはその中央に縦部材が密接内嵌される第2流入孔45
2aが開口されている。前記第2変向孔451aは前記
縦部材451の同一円周上4個が等間隔かつ、縦方向等
間隔に設けられている。第3変向部460は外筒430
内下流側において該外筒内を仕切る第1横部材461、
第2横部材462と、これら両横部材を連結する複数の
板状縦部材463と、更に、該縦部材463の中間に支
持された円形板状の第3横部材464とからなる。
そして、前記第1横部材461にはその中心に第3流入
孔461aが、また、第2横部材462の中心に液体流
出孔462aが設けられる。前記第3横部材464の前
後において、前記縦部材464を除く部分は第3変向流
路とされる。気泡混合水圧力調整タンク4Cは、下部に
気泡混合水出口470aを備えた鉛直軸線をもつ円筒形
側壁471と弁付空気排出孔472aを有する頂壁47
2と底壁473とからなる第2圧力調整室たるタンク本
体470と、その内部に設けられた前記気泡安定部4B
から送入される気泡混合水を受入れる導入管480と、
更に、該導入管480の下流部を覆つた第1圧力調整室
490とを備えている。導入管480は本体470の下
部に設置され、前記気泡安定部4Bの外筒431内下流
側に開口する水平円筒部481と、該水平円筒部481
に連続し、前記第1圧力調整室490内に下向開口する
鉛直円筒部482とよりなる。
前記水平円筒部481と鉛直円筒部482とはタンク内
流路変向部分となる。第1圧力調整室490において、
前記鉛直円筒部482と同心で、かつ、該円筒部482
より大径の鉛直円筒側壁491の下端が前記タンク本体
470の底壁473に対し水密とされ、頂部は多数の噴
射孔492aを有する頂板492で覆われる。
なお、図中474は圧力計取付用座である。以上におい
て次にその作動状態を説明する。分離槽1Aにおいて、
汚物が混入された水はポンプ圧力が加えられて、入口1
1aより槽内の入口側汚水域1aに送入される。該汚水
域1a内の混入汚物のうち大粒のものは大きな浮力によ
つて金網の目を通つて浮上し、カバー2の下面付近に集
合する。一方、浮力の弱い微粒状汚物は金網6a層内で
他の微粒状汚物と結合して粗粒化され、浮力が増して浮
上する。カバー2の下面付近に集合した汚物は間欠的に
電磁弁(図示外)が開かれることによりエルポ3を経て
圧送排出される。しかして、上記排出に際し、エルボ3
、特にカバー2が下部を大きく開口し上部が小径となる
よう縮径されているため、貯溜汚物は分離槽頂部全面積
にわたつて圧し出される。
また、このような形状のカバーの場合、分離槽が相当量
傾いたときでも第2縮径部2bの下部開口に水面が到達
して汚物の代りに水が圧し出される懸念がない。このよ
うに浄化された水は出口側浄水域1bを経て出口11b
より排出される。この排出に際し粗粒化汚物が排出され
ないように浄水域1b上方の金網6bは汚物枦過材の役
目をする。第1検出器71は、カバー2の下面付近に汚
物が充満し、該汚物のため水面がおし下げられ、水と汚
物との界面が前記油量検出器71の位置まで下つたこと
を感知して汚物排送管の電磁弁を開放させる役目をする
また、第2油検出器72は界面が該器の設置高さまで下
つたとき、前記電磁弁の開放を制御するのに役立つ。こ
のようにして界面は常時、前記第1第2油検出器71,
72の設置位置との間の高さに維持される。洗滌用空気
管8は分離槽内の清掃時に空気を噴射させ、槽内部およ
び前記汚物粗粒化部材6に付着する油成分に対して気泡
会合を起させて油塊状とし浮上させるためのものである
本発明によると、汚物粗粒化部材6として金網合成樹脂
網や金属、合成樹脂繊維体をランダムに積層した網目状
体層が使用されるので、従来の板バイブ等の多数を組合
せ、これに汚物を付着させて分離させていた方式に比べ
て、汚物の付着率が低く、掃除が容易である。
次に油分凝集装置2Aの各混合容器2「1,212,2
13において、その入口で、夫々の薬品が添加されると
、各薬品は夫々の混合器内においてジグザグ状に流下す
るが、この流下中に液体とよく混合され、微細油分をフ
ロック化する。
即ち無機凝集剤混合器211において液体にポリ塩化ア
ルミが加えられると、液体中の油分は凝集され次のアル
カリ凝集剤混合器212ではPH6.5〜7.5程度に
調整され、最終の高分子凝集剤混合器213では、散在
微粒汚物を架橋作用により前記フロックに凝集強化させ
る。そして次の工程の加圧浮上沈澱分離槽において分離
容易な程度の適正な大きさの油塊が形成される。また、
加圧浮上沈澱槽3Aにおいて、フロック化された汚物が
混入された水はポンプ圧力を加えられて汚水入口311
から第1筒310内に送られるが、第1筒内には同時に
気泡混合水発生機Apより気泡混合水導管350を経て
微粒気泡が混合された水が送入される。
従つて、第1筒内の汚物に気泡が付着して汚物の浮力が
増大され、大径部323を経て汚物導出管360に蓄積
される。そして、前記汚物が除去された残りの水は第2
筒320を上から下へ下降し、残留する汚物の重いもの
は汚物沈殿室330aに沈積される。水は更に進んで第
3筒330を下から上へ通過し第4筒340に入る。第
4筒340に進んだ水は枦過層340aを通つて浄化さ
れ、下部に設けられた集水管380に集水され、清浄水
導出管381より流出する。汚物導出管360の直円筒
部361、第1縮径部362および第2縮径部363内
に浮上集積されている汚物は、第2縮径部363の先端
に設けられた電磁弁(図示せず)が間欠開放されると水
圧によりおし出される。
この際、汚物導出管360は小径でしかも、汚物の導出
方向に沿つて更に小径となるよう縮径されているため、
汚物導出管360から汚物と一緒に水が導出されること
はない。このことは、水処理装置が船などに搭載された
場合該加圧浮上沈澱槽3Aが船の揺れに従つて或る程度
傾いた場合でも適用される。第1油検出部390aは、
汚物導出管360内に汚物が充満し、該汚水のため水面
が圧し下げられ、水と汚物との界面が前記油量検出器3
90aの位置まで下つたことを感知して汚物導出管36
0の電磁弁を開放させる役目をする。
また、第2油検出器390bは界面が該器の設置高さま
で下つたとき、前記電磁弁の開放を制御するのに役立つ
。このようにして界面は常時、前記第1、第2油検出器
390a,390bの設置位置との間の高さに維持され
る。第4筒340内の淵過層340a形成部材の洗浄に
際し逆洗用水供給管382から水が注入され、逆洗用水
排出管383より排出される。
これら両管は常時に閉止されている。沈澱物排出管37
0は汚物沈澱室330a内に溜つた沈澱物を排出する際
に開放される。
上記実施例において、第1筒310の上端が汚物導出管
360の下部円筒部361内に位置され.てもよい。
また、汚物導出管360は少なくとも一部分に上狭縮径
部をもつていればよく、第2縮径部363はテーパ付で
なく、同径エルボであつてもよい。
次に、気体ノズル410に加圧空気、液体ノズル420
に加圧水(空気と同圧力)が供給されると気泡発生部4
Aにおいて、液体導入孔420aを経て液体室421中
に流入する水は、気体ノズル410よりの噴射空気によ
る末広テーパ孔422内における気泡膨張作用によつて
、細かい気泡混合水とされ、気泡安定部4Bに送りこま
れる。
該気泡安定部4B内では矢示Fに従い第1変更部440
、第2変更部450、第3変更部460を経て次の気泡
混合水圧力調整タンク4C内に送られるが、これら変更
部において、気泡混合水は各邪魔部材に衝突し方向変向
を繰り返すことにより攪拌されて気泡結合が阻止され、
気泡は益々細粒・化されることになる。気泡混合水は更
に次の圧力調整タンク4C内の導入管480に入つて変
向が行われ、また、第1圧力調整室490内で脈動が防
止されて調圧され、噴射孔492aから徐々に噴射され
るため、気泡が粗粒化されることはない。圧力調整タン
ク4Cは次工程へ送られる気泡混合水の脈動防止に役立
つ。なお、余剰空気は本体470の上部に溜り、排出孔
472aより外部へ排出される。このようにして、例え
ば30μという微細な気泡を持つ混合水が瞬時に生成さ
れ、しかも例えば1時間位という長時間にわたり気泡が
消滅することなく安定に保持される。
なお、また、図示省略されたが、前記気泡発生部4A1
気泡安定部4Bはそれらの軸線を鉛直に向けてもよい。
この場合、気泡安定部4Bの上端が圧力調整タンク4C
の底壁473の中心に接続され、鉛直導入管480の上
方に邪魔板が設けられ、導入管480からの流体は邪魔
板に当つて水平に変向されて第1調整室490へ入る。
第7図は分離槽1Aの槽内が円筒状仕切板40で仕切ら
れ、入口汚水域1aと出口浄水域1bとに分割された他
の実施例の横断面を示す。該実施例では槽本体1の中央
に設けられた汚水域1aの中心に入口11aが、また前
記仕切板40の外周に形成された浄水域1b内に複数の
出口11bが設けられている。また、第8図は大量の汚
水を処理可能とした2つの槽本体10A,310Bを有
する分離槽の実施例の一部切欠側面図てある。
即ち、第1分離槽10Aと第2分離槽10BとはZ状に
曲折された接続管10で連結され、第1分離槽10Aの
中央下向に元口10aが、また第2分離槽10Bの中央
上向に先口10bが開口される。先口10bは帽状の泊
適用金網62で包被されている。この実施例構造による
と下隅部に設けられた入口11aから汚水が導入される
と汚物は浮上して金網61を通過するとき粗大化される
また汚水は接続管10を経て第2分離槽10Bへ送られ
帽状金網62によつて再び粗粒化作用が付与されるとと
もに枦過される。浄化水は出口11bより送り出される
。前記金網61,62により粗粒化された汚物は浮力が
付され、縮径部20,20に溜められ、エルボ状排出管
30,30を経て夫々圧送排出される。
縮径部2,20は第8図に示す如く段付でなくてもよい
。また、排出管3,20は上方への汚物噴流が直線状に
噴きあがるのを阻止するような曲管であれば必らずしも
縮径されていなくてもよい。なお、本装置における試験
例をあげると、処理水2000L/日の場合、汚物除去
率約99%以上(海水から真水も造水可能)、据付面積
約60イ、処理時間約15〜2紛であり、ランニングコ
ストも従来のものの約113となつた。
本発明は以上の如くであるので、汚物除去率が格段に向
上し、従つて処理水は水質規制値以下になるので、稀し
やくせずの放流できることとなつた。
また装置据付に要する面積は最少限となり、ランニング
コストも大幅に低下した。そのうえ本発明では汚水は流
動しながら処理されるので、処理時間も格段に短縮され
、しかも装置内に沈澱汚泥が殆んど残ることがない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2図は分離
槽の切欠正面図、第3図はその側面図、第4図は加圧浮
上沈澱槽の縦断面図、第5図は気泡混合流体発生機の縦
断面図、第6図は第5図の■−■端面図、第7図は分離
槽本体の他の実施例を示す横断面図、第8図は更に他の
実施例を示す切欠正面図である。 1A・・・・・分離槽、1・・・・・・槽本体、2・・
・・・・カバー、3・・・・・・径違いエルボ、4・・
・・・・仕切板、6・・・・・汚物粗粒化部材、2A・
・・・・油分凝集装置、210・・・混合装置、230
・・・・・・薬品槽、3A・・・・・・加圧浮上沈澱槽
、310・・・・・・第1筒、320・・・・・・第2
筒、330・・・・・・第3筒、340・・・・・・第
4筒、Ap・・・気泡混合水発生機、4A・・・・・・
気泡発生部、410・・・・・気体ノズル、420・・
・・・・液体ノズル、4B・・・・・・気泡安定部、4
C・・・・・気泡混合水圧力調整タンク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下部に汚水の入口および出口を有し汚水中の汚物を
    浮上分離させる分離槽と、該分離槽からの汚水を通過さ
    せると共にその流路の上流側から下流側へ順に無機凝集
    剤、アルカリ剤および高分子凝集剤が注入されるように
    した汚物凝集装置と、該汚物凝集装置からの汚水が下部
    に導入さる上向き流路と、これに続く下向き流路とを有
    し、前記上向き流路の下部に微細気泡混合水導入管が接
    続され、かつ、前記上向流路の上方に浮上汚物の溜り部
    を持つ加圧浮上沈澱槽と、前記微細気泡混合水導入管に
    接続された気泡混合水発生機とを含むことを特徴とする
    水処理装置。 2 前記分離槽は、下部の汚水入口から導入された汚水
    を上方に流動するように案内する汚水上昇域と該汚水上
    昇域からの汚水をその流動方向を変えて下方に流動する
    ように案内し、下部の浄水出口から排出するようにした
    浄水下降域と、前記両域の上方に設けられ、少なくとも
    一部に上狭縮径部を持つ浮上汚物溜り部とを含む特許請
    求の範囲第1項記載の水処理装置。 3 前記汚物凝集装置において、流路の上流側から下流
    側へ順に直列に接続された無機凝集剤混合器、アルカリ
    剤混合器および高分子凝集剤混合器と、これら各混合器
    の流体入口側に接続された無機凝集剤ポンプ、アルカリ
    剤ポンプ、高分子凝集剤ポンプと、これら各ポンプの吸
    入側へ接続された無機凝集剤タンク、アルカリ剤タンク
    および高分子凝集剤タンクとを含む特許請求の範囲第1
    項記載の水処理装置。 4 前記加圧浮上沈澱槽は、下端に汚水入口、上端に汚
    水出口をもつ第1筒と、該第1筒に対し同心に間隔を残
    して外被され下端が流体出口、上端が浮遊汚物出口とな
    つた第2筒と、該第2筒の上端に接続されて少なくとも
    一部分に上狭縮径部を持つ汚物導出管と、前記第1筒の
    下部に接続された気泡混合水導入管とを含む特許請求の
    範囲第1項記載の水処理装置。 5 前記気泡混合水発生機は、気体ノズルとその外周に
    被嵌された液体ノズルからなり、該液体ノズルにおいて
    、前記気体ノズルの気体噴出口の周囲から液体が噴出口
    直前に向つて該気体噴出口の中心線上に合流するように
    、前記気体ノズルの外周に液体室が形成され、該液体室
    から前記気体噴出口の中心線と同心に穿設された末広テ
    ーパー孔を含む特許請求の範囲第1項記載の水処理装置
JP57021918A 1982-02-12 1982-02-12 水処理装置 Expired JPS6054120B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57021918A JPS6054120B2 (ja) 1982-02-12 1982-02-12 水処理装置
KR1019830000324A KR840003217A (ko) 1982-02-12 1983-01-27 물 처리 장치
PCT/JP1983/000038 WO1983002769A1 (en) 1982-02-12 1983-02-07 Water treatment apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57021918A JPS6054120B2 (ja) 1982-02-12 1982-02-12 水処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58139783A JPS58139783A (ja) 1983-08-19
JPS6054120B2 true JPS6054120B2 (ja) 1985-11-28

Family

ID=12068454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57021918A Expired JPS6054120B2 (ja) 1982-02-12 1982-02-12 水処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPS6054120B2 (ja)
KR (1) KR840003217A (ja)
WO (1) WO1983002769A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05136728A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯電話機
US8408718B2 (en) 2001-02-27 2013-04-02 Dolby Laboratories Licensing Corporation Locally dimmed display
US8446351B2 (en) 2002-03-13 2013-05-21 Dolby Laboratories Licensing Corporation Edge lit LED based locally dimmed display
US8687271B2 (en) 2002-03-13 2014-04-01 Dolby Laboratories Licensing Corporation N-modulation displays and related methods

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415193A (en) * 1987-07-08 1989-01-19 Fuji Electric Co Ltd Method and device for treatment of waste washing water from electrostatic precipitator
JPH0685892B2 (ja) * 1987-11-13 1994-11-02 富士電機株式会社 電気集じん装置の洗浄処理方法
DE4038606A1 (de) * 1990-09-10 1992-09-17 Rohe Gmbh A Verfahren und vorrichtung zum aufbereiten des abwassers einer kfz-waschanlage
DE4038605A1 (de) * 1990-09-10 1992-09-17 Rohe Gmbh A Verfahren und vorrichtung zum abtrennen von schmutzteilchen aus dem abwasser einer kfz-waschanlage
KR100323852B1 (ko) * 1999-06-28 2002-02-07 홍유표 현탁물질제거 및 난분해성 물질제거장치
KR100330493B1 (ko) * 1999-11-20 2002-04-09 주대성 취수구의 수질 정화장치
KR100383802B1 (ko) * 2000-12-13 2003-05-12 정병욱 정수장치 및 이동형 정수장치
CN114433371B (zh) * 2020-11-05 2024-03-22 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 一种旋流分离器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1011888A (en) * 1972-12-13 1977-06-07 Improved Machinery Inc. Apparatus and methods for clarifying an influent water

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05136728A (ja) * 1991-11-13 1993-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯電話機
US8408718B2 (en) 2001-02-27 2013-04-02 Dolby Laboratories Licensing Corporation Locally dimmed display
US8419194B2 (en) 2001-02-27 2013-04-16 Dolby Laboratories Licensing Corporation Locally dimmed display
US8684533B2 (en) 2001-02-27 2014-04-01 Dolby Laboratories Licensing Corporation Projection displays
US8446351B2 (en) 2002-03-13 2013-05-21 Dolby Laboratories Licensing Corporation Edge lit LED based locally dimmed display
US8687271B2 (en) 2002-03-13 2014-04-01 Dolby Laboratories Licensing Corporation N-modulation displays and related methods
US8890799B2 (en) 2002-03-13 2014-11-18 Dolby Laboratories Licensing Corporation Display with red, green, and blue light sources
US11378840B2 (en) 2002-03-13 2022-07-05 Dolby Laboratories Licensing Corporation Image display

Also Published As

Publication number Publication date
WO1983002769A1 (en) 1983-08-18
JPS58139783A (ja) 1983-08-19
KR840003217A (ko) 1984-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3090806B1 (en) Injection type dissolved air flotation water treatment apparatus
US5766484A (en) Dissolved gas floatation device
US6017449A (en) Container for liquid with dispersion device
US5173184A (en) Wastewater treatment apparatus
KR100992430B1 (ko) 침전 장치 및 이를 포함하는 하ㆍ폐수 처리 장치
US6949195B2 (en) System and method for removing contaminants from liquid
RU2303000C2 (ru) Установка для флотационной очистки воды
JPS6054120B2 (ja) 水処理装置
JPS631906B2 (ja)
NZ195076A (en) Activated sludge sewage disposal system adapted for marine use
JP2007136378A (ja) 浄化槽
KR101941078B1 (ko) 입자 크기가 제어되는 버블 반응에 의한 용존공기 부상시스템
RU1836301C (ru) Устройство дл очистки сточных вод
JP3582036B2 (ja) 気液接触装置
US4237004A (en) Method for treating waste water
KR101094188B1 (ko) 용존공기부상법을 이용한 수처리장치
JP3778184B2 (ja) 気体溶解装置
JP3772860B2 (ja) 気体溶解装置
JPS6216157B2 (ja)
AU618454B2 (en) Waste water treatment
WO1998031634A1 (en) Method and apparatus for purifying a liquid by means of flotation
CA2455127C (en) System and method for removing contaminants from liquid
KR100228571B1 (ko) 오폐수 처리 시스템
CN209872592U (zh) 基于超氧纳米微气泡的气浮污水处理装置
JPS632156Y2 (ja)