JP2000254362A - ノズル切断部付ハサミ - Google Patents

ノズル切断部付ハサミ

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JP2000254362A
JP2000254362A JP11107037A JP10703799A JP2000254362A JP 2000254362 A JP2000254362 A JP 2000254362A JP 11107037 A JP11107037 A JP 11107037A JP 10703799 A JP10703799 A JP 10703799A JP 2000254362 A JP2000254362 A JP 2000254362A
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JP
Japan
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nozzle
blade
cutting
hole
scissors
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JP11107037A
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English (en)
Inventor
Hironori Kitakakiuchi
寛徳 北垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trantechs Ltd
Original Assignee
Hino Auto Body Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルの切断位置を一定にして吐出口の開口
径を均一にすることができるノズル切断部付ハサミを提
供する。 【解決手段】 互いに対向し合う摺り合わせ面11a,
12aのエッジ部分に切断刃11c,12cがそれぞれ
設けられている第1と第2の刃体11,12を枢軸ピン
13を介して摺り合わせ回転可能に組み合わせてなると
ともに、先端を切断するノズル2の先端部分2aを差し
込むことができる貫通孔16を第1の刃体11に設け
る。また、第1の刃体11の摺り合わせ面11aと反対
側の面11bからノズル2を貫通孔16に挿入させる
と、ノズル2が貫通孔16の内面で受けられて位置決め
されるとともに、摺り合わせ面11aから第2の刃体1
2側に突出されたノズル2を摺り合わせ動作時に第2の
刃体12の切断刃12cによって切断でき、ノズル2を
常に同じ位置で切断できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル切断部付ハ
サミに関する。さらに詳述すると、例えばシーリング
材、接着剤等の粘着材をフィルムパックした粘着材パッ
クをシリンダに収めて、その粘着材を粘着材パックのノ
ズルより吐出させる押し出しガンを使用する分野等にお
いて、その粘着材パックのノズル先端を決められた位置
で切断するのに適した構造を持つノズル切断部付ハサミ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の押し出しガンに使用される
粘着材パックの準備段階の状態を示す斜視図である。図
4に示しているように、図示せぬ押し出しガンのシリン
ダに収められる粘着材パック1は、内部に図示せぬ粘着
材が入れられているとともに、一端側に樹脂製のノズル
2を有した構造となっている。ノズル2は先細状に作ら
れており、粘着材パック1内の粘着材を使用するときに
は、ノズル2の先端部分2aを途中からカッターナイフ
3で切断し、その切断で開口された吐出口4より液状を
した粘着材を吐出させる構造となっている。また、吐出
口4の内径もノズル2の外径に略比例して、ノズル先端
側の内径が徐々に小さくなるように形成されていて、ノ
ズル2の切断位置によって吐出口4の開口径が異なり、
粘着材の吐出量にもバラツキが生じる。さらに、吐出口
4が形成された後のノズル2の長さにもバラツキがあ
る。
【0003】また、ノズル2の途中を切断する別の方法
として、ハサミを使用して切断する方法もある。この方
法では通常のハサミを使用して切断しており、そのハサ
ミにはノズルの決められた位置で切断するための手段が
設けられていない。したがって、ハサミを使用した方法
でも、カッターナイフを用いた場合と同様に切断位置に
バラツキが生じ、吐出口4の開口径が均一でなく、粘着
材の吐出量にもバラツキが生じることになる。さらに、
吐出口4が形成された後のノズル2の長さにもバラツキ
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のカッターナイフやハサミを用いたノズルの切断方法で
は、切断位置にバラツキが生じ、ノズルの長さや吐出口
4の開口径が均一になりにくい。このため、粘着材の吐
出量にもバラツキが発生し易く、接着精度も安定しにく
いと言う問題があった。また、使用する粘着材も必要以
上に消費し、無駄が出易いという傾向にあった。
【0005】本発明は、上記した問題に鑑みなされたも
ので、ノズルの切断位置を一定にして吐出口の開口径を
均一にすることができるノズル切断部付ハサミを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、互いに対向し合う摺り合わせ面のエッジ
部分に切断刃がそれぞれ設けられている第1と第2の刃
体を連結手段を介して摺り合わせ回転可能に組み合わせ
てなるとともに、先端を切断するノズルの先端部分を差
し込むことができる貫通孔を前記第1の刃体に設ける。
そして、前記第1の刃体の前記摺り合わせ面と反対側の
面から前記ノズルを前記貫通孔に挿入させると、前記ノ
ズルが前記貫通孔の内面で受けられて位置決めされると
ともに、前記摺り合わせ面から前記第2の刃体側に突出
された前記ノズルを、前記摺り合わせ動作時に前記第2
の刃体の前記切断刃によって切断できるようにしたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、互いに対向し合う摺り合わせ面のエッジ部分に切断
刃がそれぞれ設けられている2枚の刃体を連結手段を介
して摺り合わせ回転可能に組み合わせてなり、先細状の
樹脂製ノズルを切断するのに使用されるハサミにおい
て、他方の前記刃体の切断刃の回動軌跡領域と対応する
位置に開口を有する貫通孔を一方の前記刃体に設けてい
るとともに、前記貫通孔の最小内径寸法を前記ノズルの
最小外径寸法よりも大きく、かつ最大外径寸法よりも小
さく設定し、前記一方の刃体の前記摺り合わせ面と反対
側の面から前記貫通孔に挿入された前記ノズルを前記貫
通孔の内面で受けて位置決めし、前記摺り合わせ面から
前記他方の刃体側に突出された前記ノズルを前記他方の
刃体の前記切断刃により切断できるようにしたことを特
徴とするノズル切断部付ハサミの構成としたものであ
る。
【0008】この構成では、前記一方の刃体の前記摺り
合わせ面と反対側の面から貫通孔にノズルを所定の位置
まで挿入させると、ノズルが前記貫通孔の内面に当接さ
れ、またノズル先端が摺り合わせ面から他方の刃体側に
所定量突出された状態で位置決めされる。次いで、2枚
の刃体を摺り合わせ動作させると、前記摺り合わせ面か
ら前記他方の刃体側に突出されている前記ノズルの先端
部分を前記他方の刃体の前記切断刃によって切断でき
る。このハサミを使ってノズルを切断した場合では、常
にノズルを同じ位置で切断することができるので、ノズ
ルの吐出口の開口径を均一にすることができるという作
用を有する。
【0009】以下、本発明の実施の形態におけるノズル
切断部付ハサミについて図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態では、図4に示した粘着材パック1
のノズル2を切断する場合を一例として説明する。した
がって、以下の説明で図4と対応する部分には図4と同
じ符号を付して説明する。
【0010】図1は本実施の形態におけるノズル切断部
付ハサミの外観を示す全体斜視図、図2は粘着材パック
1のノズル2を切断する直前の状態を示す拡大断面図で
ある。図1及び図2において、ハサミ10は、第1の刃
体11と第2の刃体12とでなる2枚の刃体を、その摺
り合わせ面11aと12aを対向させて重ね合わせた状
態で略中間の部分を連結手段としての枢軸ピン13で相
互に回転可能に連結した構造になっている。
【0011】さらに詳述すると、上記第1の刃体11及
び第2の刃体12のそれぞれは、例えば一定の厚みのス
テンレス鋼材を所定形状に打ち抜いてから、その部材に
切削加工や研磨加工等を適宜施して形成されたものであ
る。また、枢軸ピン13で連結された部分を挟んで一端
側、すなわち摺り合わせ面11a,11bが設けられて
いる側において、第1の刃体11の摺り合わせ面11a
と厚み方向に対向している側面11bの上側のエッジ部
分にはストレート状の切断刃11cが設けられ、第2の
刃体12の摺り合わせ面12aと厚み方向に対向してい
る側面12bの下側のエッジ部分にはストレート状の切
断刃12cが設けられている。これに対して、枢軸ピン
13で連結された部分を挾んで他端側は柄11d,12
dとなっており、この柄11d,12dはハサミの使用
者が指を通して操作するリング状をした部分11e,1
2eを持つとともに、2つの刃体11,12の回転範囲
を規制するためのストッパー14,15が形成されてい
る。
【0012】以上の構成はハサミの一般的な構造であ
る。次に、本発明の最も特徴とする部分について説明す
る。本発明の最も特徴とする部分は、第1の刃体11の
切断刃11cが設けられている側において、摺り合わせ
面11aと側面11bにそれぞれ開口を持つ状態にし
て、ノズル切断部として厚み方向に横切る貫通孔16を
設けた点にある。その貫通孔16は、第2の刃体12の
回転時に切断刃12cが移、動される回動軌跡領域内に
位置して設けられているとともに、その内面16aは側
面11bから摺り合わせ面11a側へ進に従って徐々に
内径が狭まる状態にしてテーパー状に形成されていて、
摺り合わせ面11aと隣接するエッジ部分がノズル切断
刃として機能する状態にして作られている。また、貫通
孔16の最小内径の寸法は、先細状に形成されているノ
ズル2の先端側における外径寸法よりも大きく、かつノ
ズル2の根元側における外径寸法よりも小さく形成され
ており、ノズル2の太さや形状によって、色々な内径を
した貫通孔16が用意されるもので、その形成は第1の
刃体11を作るとき同時に作られる。
【0013】以上のように構成されているハサミ10に
おいてノズル2を切断する場合は、まず第2の刃体12
と貫通孔16との重なりをなくした状態で、第1の刃体
11の側面11b側からノズル2を貫通孔16内に先端
側より挿入させて行く。すると、所定量挿入された時点
で貫通孔16の内面にノズル2の外周が当接され、摺り
合わせ面11aからノズル2の先端を突出させてそれ以
上の挿入が規制された状態で位置決めされる。図2は、
その状態を示している。また、その状態で第1と第2の
刃体11,12を相対的に回転させて内側に狭める、す
なわち摺り合わせ操作を行うと、摺り合わせ面11aか
ら突出されているノズル2の先端部分2aが第2の刃体
12の切断刃12cと貫通孔16のエッジ部分とにより
切断除去される。すると、その切断除去された後に吐出
口4が形成される。
【0014】したがって、本実施の形態で示したハサミ
10を用いてノズル2の先端を切断し、吐出口4を形成
するようにした場合では、同じ形状のノズル2同志であ
れば、貫通孔16内に挿入されると、同じ位置まで差し
込まれたところで外周が貫通孔16の内面に当接し、常
にそこで位置決めされる。また、その位置決めされた状
態で切断すると、常に同じ位置で切断することができ、
同じ大きさの吐出口4をバラツキ無く簡単に作ることが
できる。これにより、ノズル2の切断位置を一定にして
吐出口の開口径を均一にすることができる。この結果、
粘着材の吐出量を安定させ、接着精度も向上させること
ができる。また、粘着材の吐出量も安定するので、粘着
材を多めに付着させる等の方法を採らなくても良いの
で、必要以上の粘着材の消費が抑えられ、コストも抑え
ることができる。
【0015】上述した本実施の形態の構造では、第1の
刃体11にノズル切断部として1つの貫通孔16を設け
た構造を開示したが、例えば図3中に示すように、第1
の刃体11及び第2の刃体12にそれぞれ貫通孔16を
追加する等して複数個設けるとともに、各貫通孔16の
内径寸法を異ならせておくと、太さや形状が異なるノズ
ル2を取り扱う場合であっても、1つのハサミ1で対応
させることも可能になる。なお、図3において図1及び
図2と同じ符号を付したものは図1及び図2と同じ部材
を示しているもので、その働きも同じであるので重複し
た説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のノズル切
断部付ハサミは、一方の刃体の貫通孔にノズルの挿入が
止まる位置まで挿入させ、次いで2枚の刃体を摺り合わ
せ動作させると、摺り合わせ面から他方の刃体側に突出
されているノズルの先端部分を切断することができるの
で、常にノズルを同じ位置で切断することが可能にな
り、ノズルの吐出口の開口径を均一にすることができ
る。これにより、粘着材の吐出量を安定させることがで
きるとともに、必要以上の粘着材の消費を抑えてコスト
を下げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すノズル切断部付
ハサミの外観を示す全体斜視図である。
【図2】ノズルを切断する直前の状態で示す本実施の形
態におけるハサミの要部拡大断面図である。
【図3】本発明の一変形例として示すノズル切断部付ハ
サミの全体斜視図である。
【図4】従来のノズル切断方法を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…粘着材パック、2…ノズル、2a…先端部分、4…
吐出口、10…ハサミ、11…第1の刃体、11a…摺
り合わせ面、11b…側面、11c…切断刃、12…第
2刃体、12a…摺り合わせ面、12b…側面、12c
…切断刃、13…枢軸ピン(連結手段)、16…貫通孔
(ノズル切断部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向し合う摺り合わせ面のエッジ
    部分に切断刃がそれぞれ設けられている2枚の刃体を連
    結手段を介して摺り合わせ回転可能に組み合わせてな
    り、先細状の樹脂製ノズルを切断するのに使用されるハ
    サミにおいて、 他方の前記刃体の切断刃の回動軌跡領域と対応する位置
    に開口を有する貫通孔を一方の前記刃体に設けていると
    ともに、 前記貫通孔の最小内径寸法を前記ノズルの最小外径寸法
    よりも大きく、かつ最大外径寸法よりも小さく設定し、 前記一方の刃体の前記摺り合わせ面と反対側の面から前
    記貫通孔に挿入された前記ノズルを前記貫通孔の内面で
    受けて位置決めし、前記摺り合わせ面から前記他方の刃
    体側に突出された前記ノズルを前記他方の刃体の前記切
    断刃により切断できるようにしたことを特徴とするノズ
    ル切断部付ハサミ。
JP11107037A 1999-03-10 1999-03-10 ノズル切断部付ハサミ Abandoned JP2000254362A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089215A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Brother Ind Ltd 印刷装置の切断機構、およびこれを備えた印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010089215A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Brother Ind Ltd 印刷装置の切断機構、およびこれを備えた印刷装置
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