JP2000253909A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JP2000253909A
JP2000253909A JP11059300A JP5930099A JP2000253909A JP 2000253909 A JP2000253909 A JP 2000253909A JP 11059300 A JP11059300 A JP 11059300A JP 5930099 A JP5930099 A JP 5930099A JP 2000253909 A JP2000253909 A JP 2000253909A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右の連結体を同時に等量だけスライド移動
させて、連結動作を簡単且つ迅速に行うと共にケース部
分を人体の中心部に簡単に位置決めしながら装着するこ
とができる連結具を提供する。 【解決手段】 両端を開口させた筒部の中程にストッパ
操作用の操作孔22を形成したケース2と、該ケース2
の開口からスライド可能に挿入されスライド方向にラッ
ク歯35を形成した本体部30の他側に帯紐等の取付部
31を形成した連結体3,3aと、ケース2内に回転可
能に支持されて上記連結体3,3aのラック歯35に噛
合するピニオン歯70を有する回転体7と、前記ケース
2内に操作孔22から作動操作可能に内装されて、回転
体7を回転可能状態と回転不能状態とに切換可能なスト
ッパ6とからなる連結具にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体に装着するネ
クタイ,衣服,帽子,包帯,ブラジャー,ベルト等並び
に包装用の帯体や容器の開閉蓋等の連結部を、係脱及び
長さ調節可能に連結することができる連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような人体の装着物に用い
られる連結具は、左右の帯紐等の連結部を連結状態と非
連結状態にすると共に、連結状態において連結長さを調
節することができるものが知られており、このような連
結具は一方の連結部に切換調節機構を備えたケース部を
取付固定していると共に、他方の連結部に設けた連結体
を該ケース部内に差し込んだ状態で、切換調節機構を介
して連結位置の長さ調節を行うことができるように構成
され、上記連結位置の調節並びにケース部と連結体の連
結解除を、ケース部の一側にバネ機構で設けた操作片を
押動操作することによって行うことができるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な構成の連結具は、一方の連結部にケース部を取付固定
しているので、他方の連結部に設けた連結体をケース部
内に差し込んで連結位置の長さ調節をした場合に、ケー
ス部が人体の中心部から一側に偏寄した位置に固定され
ることになると共に、連結体の長さを長く形成して調節
代を大きくしたい場合に、ケース部外に露出する連結体
部分が大きくなったり、一方の連結体の移動操作量が多
くなり迅速な調節操作を行い難い等、連結具の見栄え及
び使用感を損なう等の問題がある。
【0004】また一般的に上記のような切換調節機構
は、ケース部の上部に設けた一つの操作片のみの操作
で、連結体をストッパ姿勢とストッパ解除姿勢とに切換
えるようにしているので、上記操作片が衣服等に接当し
て不慮に押動され、連結体を不用意に離脱させる等の誤
動作を伴い易い等の欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するために本発明による連結具は、第1に、両端を開口
させた筒部の中程にストッパ操作用の操作孔22を形成
したケース2と、該ケース2の開口からスライド可能に
挿入されスライド方向にラック歯35を形成した本体部
30の他側に帯紐等の取付部31を形成した連結体3,
3aと、ケース2内に回転可能に支持されて上記連結体
3,3aのラック歯35に噛合するピニオン歯70を有
する回転体7と、前記ケース2内に操作孔22から作動
操作可能に内装されて、回転体7を回転可能状態と回転
不能状態とに切換可能なストッパ6とからなることを特
徴としている。
【0006】第2に、回転体7に係合するストッパ6
を、ケース2の上下から相対向させて押動操作可能に設
け、両ストッパ6の押動及び押動解除操作により、回転
体7を回転可能状態と回転不能状態とに切換可能にする
ことを特徴としている。
【0007】第3に、回転体7の両側に左右の連結体
3,3aに噛合するピニオン歯70を形成すると共に、
該ピニオン歯70の中央にストッパ6の係止爪60とラ
チェット構造を以て噛合するラック歯35を形成してな
ることを特徴としている。
【0008】第4に、ストッパ6に形成した係止爪60
を、押動時に相対向するストッパ6でストッパ解除姿勢
に作動案内させることを特徴としている。
【0009】第5に、ストッパ6に、係止爪60と、相
対向する係止爪60をストッパ解除姿勢に作動案内する
ガイド溝63と、ストッパ6をストッパ姿勢に付勢する
弾性支持部65を一体的に形成してなることを特徴とし
ている。
【0010】第6に、左右の連結体3,3aの一方をス
ライド端で抜き出し不能にすると共に、他方を抜き出し
可能に形成してなることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。この図に示す連結具1は、例えば人体の
首部に掛け止めする簡易装着型のネクタイ、又は帽子後
部の止め紐やヘルメットのあご紐、或いは胸前中央で係
脱可能に掛け止めするブラジャー、また装飾用のベルト
等の止め具として、好適で便利に使用することができる
ように小型タイプに構成したものを示しており、この連
結具1は両端を開口した角筒状のケース2と、該ケース
2内の両側から各スライド操作可能な左右の連結体3,
3aと、該左右の連結体3,3aをケース2内で位置決
め調節及び係脱可能に固定する切換調節機構5等からな
り、全構成部品を軽量化と製作の容易化を図る上でプラ
スチック材によって製作している。
【0012】そしてこの連結具1は、後述する切換調節
機構5のストッパ6を押し操作することにより、図1図
2に示す使用状態(連結状態)から図5に示す非使用状
態(連結解除状態)に簡単に切換ることができるもので
あり、左右の連結体3,3aのうち例えば左方の連結体
3をケース2に内装支持させた状態で、他方の連結体3
aをケース2内に簡単な差し込み操作を以て挿入するだ
けで、両連結体3,3aを切換調節機構5を介して何れ
も等量だけ内向きにスライド移動させ、ケース2部分を
所定の位置に簡単に位置決め固定することができるもの
である。従って、連結具1は上記のように人体の装着物
に用いたとき、ケース2部分を例えば人体の中心部に的
確に位置決め装着することができ、見栄え及び使用感を
損なうことのない良好な装着使用状態にすることができ
るものである。
【0013】以下各部の詳細な構成について説明する。
先ず図示例のケース2は図6,図7に示すように、組立
て及びその成形加工を容易にするうえで、上側ケース2
aと下側ケース2bとの割り型ケースとし、両者の接合
面側を互いに接合固定することにより角型の筒状ケース
を簡単に製作することができるようにしていると共に、
側面視でケース中央に切換調節機構5を介装させる設置
代(巾)を形成するガイド片20aを設け、その両側に
左右の左右の連結体3,3aをガタツキなく挿入しスラ
イドさせる差込孔20を形成することができるようにし
ている。
【0014】また上側ケース2aと下側ケース2bの内
側の中央部には支軸21を前記設置代までの長さになる
ように一体的に突設し、該両支軸21に切換調節機構5
用の回転体7の回転中心を回転自由に軸支するようにし
ている。そして、上側ケース2aと下側ケース2bの上
下側壁の中央部には、両者の接合時に操作孔22を形成
することができるように切欠しており、この操作孔22
から切換調節機構5のストッパ6の操作片61をケース
外に突出させて、ストッパ6を介して切換調節機構5を
作動操作可能にしている。
【0015】尚、上側ケース2a及び下側ケース2bを
接合させる側壁には、図示例では互いに凹凸係合する係
止部23と係合部25とを形成することにより、上側ケ
ース2aと下側ケース2bの組付けを簡単且つ確実に行
うことができようにしているが、この方式に限ることな
く、両者は上下対称形状にすると共に接合を接着剤等に
よって適宜行うようにしてもよい。
【0016】次に、図8,図9を参照し左右の連結体
3,3aについて説明する。この左右の連結体3,3a
は何れも、ケース2内に挿入される側を前記差込孔20
に差し込み可能な断面で平坦な板状体の本体部30に形
成し、該本体部30の外側端には前記装着物の帯紐等の
連結部9,9a取付け用の取付部31を一体的に形成し
ていると共に、該取付部31は差し込み姿勢において前
記ガイド片20a(設置代)側に向けて屈曲形成させる
ことにより、左右の連結体3,3aの取付部31,31
をケース2の中心側において近接一致させるようにし、
これにより、使用状態時における連結具1の傾き等を防
止することができるようにしている。
【0017】尚、図示例で上記取付部31は帯紐状の連
結部9,9aの取付けを容易に行ううえで縦長の取付穴
31aを穿設しているが、例えば、この連結具1を包装
箱等の両開き用の蓋に用いる場合には、取付部31は該
蓋と一体的に形成してもよいものである。また連結具1
をベルトのバックル用にするような場合には、ベルトの
両端に左右の連結体3,3aを一体的に形成してもよい
ものである。
【0018】そして、左右の連結体3,3aの各本体部
30には、その巾の中心部でスライド方向に沿って、前
記支軸21に嵌挿してスライド案内可能なガイド溝32
を穿設していると共に、上記支軸21に支持された状態
の回転体7の両端に嵌合する凹溝状の噛合溝33をプラ
スチック成形型によって一体的に形成することにより、
連結具1の厚さの拡大を抑制し可及的に薄厚することが
できるように構成している。
【0019】また左右の連結体3,3aに形成する噛合
溝33には、回転体7のピニオン歯70に両側から各噛
合させるラック歯35を相対向する側辺に形成し、両ラ
ック歯35がピニオン歯70の上下両側において的確に
噛合させることで、左右の連結体3,3aの抜き差し動
作によって、回転体7の回転を円滑に行わせることがで
きるようにしている。
【0020】また左方の連結体3の本体部30は、ガイ
ド溝32の内側端を閉鎖又は狭窄状にする係止部36を
設け、該係止部36を支軸21に接当させることによ
り、連結体3を引き出したスライドストローク上限(ス
ライド端)において、その抜け止めを行うことができる
ようにしている。尚、連結体3は上記スライドストロー
ク上限において、ピニオン歯70に対するラック歯35
の初期噛合位置を設定している。
【0021】これにより、左右の連結体3,3aのうち
一方のものをケース2と分離させることなく、他方の連
結体3aの連結を簡単に行うことができ連結具1の使用
を便利に行うことができるようにしている。また右方の
連結体3aの本体部30は、ガイド溝32の内側端を二
股状に開放させると共に、そのコーナ部に面取りを施し
収束させることにより、差込孔20と支軸21に対して
の差し込み動作を、簡単且つ迅速に行うことができるよ
うにしている。そしてこの場合もラック歯35又は他方
の噛合溝33の内側部の開放端側には、後述するピニオ
ン歯70に係合し、一定以上の力を加えた時に外れる突
起部その他のストッパー部(図示しない)を設けること
ができる。
【0022】次に、前出の切換調節機構5について図
5,図10等を参照し説明する。この切換調節機構5
は、ケース2の支軸21に枢止される回転体7と、該回
転体7に係合するストッパ本体部をケース2の上下に形
成した操作孔22を介して外部操作可能なストッパ6と
から構成している。図10に示すように上記回転体7
は、その両側で左右の連結体3,3aのラック歯35に
各噛合する径小のピニオン歯70と、ストッパ6の係止
爪(係止部)60に係脱可能に噛合させる径大な噛合溝
(ラチェット歯)71を形成していると共に、両端の中
心部にケース2の支軸21を嵌挿させる支軸孔72を凹
入形成している。
【0023】また上記係止爪60と噛合溝71は、係止
爪60がストッパ本体部に弾性を有して立設されている
支柱に一体的に形成していること、及び噛合溝71が一
側に偏寄した鋭角状の凹溝に形成されていることによ
り、逆転方向への回動を不能にするラチェット構造にな
るように構成している。
【0024】一方、図5に示すようにストッパ6は、ス
トッパ本体部の側辺に操作孔22から突出させる操作片
61と、ストッパ本体部の中央部に凹入形成した回転体
7介装用の凹部の一側に立設した、支柱に前記係止爪6
0と後述するガイド片62を形成していると共に、凹部
の他側に上記ガイド片62を嵌挿して誘導するガイド溝
63と、ストッパ本体部の操作片61を外部に突出方向
に付勢させる弾力を有する弾性支持部65と、該弾性支
持部65の付勢力に抗してケース2の内壁に接当し回転
体7を逆転不能状態に位置決めする位置決め部66を一
体的に形成している。尚、図示例のストッパ6の弾性支
持部65は、ストッパ本体部の一部を切欠することによ
って足状に形成することにより、材料自身のバネ力を利
用した簡単で廉価型なものにしているが、これに限るこ
となく別途形成されたバネ部材を用いてもよいものであ
る。
【0025】上記のように形成したストッパ6は、同一
のものを相反転対向させた状態でケース2の操作孔22
に操作片61部分を嵌挿させながら、係止爪60を回転
体7の噛合溝71に噛合させると、切換調節機構5をケ
ース2内に簡単な構成を以てコンパクトに纏めて設置す
ることができる利点がある。またこの状態で相対向する
ストッパ6は、弾性支持部65の付勢力で離間されて、
係止爪60を自由状態で回転体7に噛合させた逆転不能
状態にし、回転体7に噛合している連結体3,3aの抜
き方向への移動を不能にしていると共に、差し込み方向
への移動及び固定を自由に行うことができるようにして
いる。
【0026】またストッパ6は、上下のストッパ本体部
が操作片61を介して互いにつまみ押動されるとき、係
止爪60とガイド溝63との両者間には、係止爪60を
逆転不能状態から拡開方向に移動させて、回転体7との
係合を解除したストッパ解除姿勢に確実に切換作動させ
ることができる、拡開状の斜面を有するガイド片62を
形成している。また上記ガイド溝63は、ストッパ6が
押動を解除され弾性支持部65によって逆転不能状態
(ストッパ姿勢)に復帰動するとき、係止爪60の復帰
動作を助成するように形成していると共に、回転体7の
正転方向の回動を妨げない係止爪60の作動代分の余裕
を有した形状にしている。
【0027】本発明の連結具1は以上のように構成した
ことにより、図5に示すように、右方の連結体3aがケ
ース2外に引き出された連結解除状態では、左方の連結
体3はガイド溝63のストローク端に引き出されたケー
ス2内支持状態にあると共に、切換調節機構5は上下の
ストッパ6が自由状態にあって、回転体7をストッパ姿
勢で固定支持している。そして、連結体3aを開口して
いる一方の差込孔20から差し込みケース2内に押し込
むと、連結体3aはそのラック歯35が回転体7に噛合
した状態で、ケース2内壁とガイド溝63と支軸21で
案内され安定よくスライド移動すると同時に、回転体7
の回転によってピニオン歯70とラック歯35との噛合
状態にある連結体3も内側に自動的に駆動移動すること
ができる。
【0028】従って、右方の連結体3aをケース2内に
簡単な差し込み操作を以て挿入するだけで、両連結体
3,3aは切換調節機構5の回転体7を介して何れも等
量だけ内向きにスライド移動させることができるので、
連結動作を簡単且つ迅速に行うことができると共に、こ
の差し込み動作を止めた時点で、係止爪60がピニオン
歯70と一体的に複数形成した所定の噛合溝71と係合
して、回転体7の逆転を防止し左右の連結体3,3aを
所定位置に位置決め固定することができて、連結部9,
9aを的確に連結状態にすることができるものである。
【0029】またこのとき、連結具1はケース2の外側
に突出する左右の連結体3,3aの突出量を、図2の点
線で示すように常に等量にすることができるから、連結
具1を人体の装着物として例えば前述した形態のネクタ
イ或いはブラジャーの止め具として用いた場合に、ケー
ス2部分を人体の中心部に的確且つ簡単に位置決めしが
ら装着することができるので、見栄え及び使用感を損な
うことのない良好な装着使用状態にすることができる等
の利点がある。
【0030】そして上記のように構成した連結具1は、
ケース2の上下に切換調節機構5の切換操作用の操作片
61を設置し、両操作片61を上下から同時につまみ操
作することにより、ケース2の固定支持を安定よく行い
ながら両操作片61の押動操作を容易に行うことができ
るので、図1,図2に示す使用状態(連結状態)での連
結具1の長さ調節を自由に行うことができると共に、図
5に示す非使用状態(連結解除状態)に簡単に切換るこ
とができ、また従来のもののように一つの操作片61が
不慮に押動されることによる連結体の離脱等の誤動作を
防止することができるものである。
【0031】また左右の連結体3,3aの一方をスライ
ド端で抜き出し不能にして、他方を抜き出し可能に構成
した連結具1は、連結体3a側を離脱させた非使用状態
において、ケース2部分が常に一方の連結体3にそのス
トローク端で接続しているので、再使用を速やかに行う
ことができる等の利点がある。
【0032】また上記切換調節機構5は、回転体7の両
側に左右の連結体3,3aに噛合するピニオン歯70を
形成すると共に、該ピニオン歯70の中央にストッパ6
の係止爪60とラチェット構造を以て噛合するラック歯
35を形成し、ストッパ6に係止爪60と押動時に相対
向するストッパ6でストッパ解除姿勢に作動案内させる
ガイド溝63と、ストッパ6をストッパ姿勢に付勢する
弾性支持部65を一体的に形成しているので、ストッパ
6のストッパ姿勢とストッパ解除姿勢の切換を円滑に行
うことができると共に、連結具1の小型化並びに軽量化
等を図ることができるものである。
【0033】尚、図示例の切換調節機構5は、両側のピ
ニオン歯70の間に形成した噛合溝71にストッパ6の
係止爪60を噛合させるラチェット構造にしたが、噛合
溝71を上記ピニオン歯70が兼ねる構成にしてもよい
ものである。また上記のように構成する連結具1は、ケ
ース2の表面に適宜な象形を施したり装飾を施すことに
より装飾用品に兼ねることができると共に、連結体3の
ガイド溝32の係止部36を除去して連結体3aと同様
な形状にした場合には、ケース2を装着物に固定支持し
た状態で、該ケース2の両側から左右の連結体3,3a
を同時に差し込むことにより、左右の連結部9,9aを
ケース2部分で連結するように使用してもよいものであ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り、次のような効果を奏する。連結体を開口からケース
内に差し込むと、左右の連結体はそのラック歯が回転体
の両側に噛合した状態で安定よく同時にスライド移動す
るので、簡単な差し込み操作を以て両連結体は、切換調
節機構を介して何れも同時に等量だけスライド移動させ
ることができ、連結動作を簡単且つ迅速に行うことがで
きると共に、ストッパの操作解除で回転体の逆転を防止
して左右の連結体の位置決め固定を的確に行うことがで
きる。
【0035】また連結具は、ケースの外側に突出する左
右の連結体の突出量を等量にすることができるから、連
結具を人体の装着物に用いた場合等に、ケース部分を人
体の中心部に的確且つ簡単に位置決めしがら装着するこ
とができて、見栄え及び使用感を損なうことのない良好
な装着使用状態にすることができる。また連結体の一方
をスライド端で抜き出し不能にすると共に、他方を抜き
出し可能にしているので、連結具の再使用を簡単にする
ことができる。
【0036】また回転体に係合するストッパは、ケース
の上下から相対向させて押動操作可能に設けて、両スト
ッパの押動及び押動解除操作で回転体を回転可能状態と
回転不能状態とに切換可能にしたことにより、従来の連
結具のような誤動作を的確に防止することができる。
【0037】また連結具は、回転体の両側に左右の連結
体に噛合するピニオン歯を形成すると共に、該ピニオン
歯の中央にストッパの係止爪とラチェット構造を以て噛
合するラック歯を形成していることにより、両連結体の
連結と連結解除を的確に行うことができると共に、スト
ッパに形成した係止爪を、押動時に相対向するストッパ
でストッパ解除姿勢に作動案内させるので、簡単な構成
を以て連結体の離脱を容易に行うことができる。
【0038】またストッパに、係止爪と相対向する係止
爪をストッパ解除姿勢に作動案内するガイド溝と、スト
ッパをストッパ姿勢に付勢する弾性支持部を一体的に形
成すると、切換調節機構の構成を簡潔にして連結具の小
型化及び軽量化を図ることができると共に、廉価に製造
することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結具の使用状態を示す正面図。
【図2】図1の平断面図。
【図3】図1の縦断面図。
【図4】図1の側面図。
【図5】図1の非使用状態を一部断面して示す正面図。
【図6】上側ケースの構成を示し、(A)は背面図。
(B)は側断面図。(C)は縦断面図。
【図7】下側ケースの構成を示し、(A)は背面図。
(B)は側断面図。(C)は縦断面図。
【図8】左方の連結体の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は縦断面図。
【図9】右方の連結体の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は縦断面図。
【図10】回転体の構成を示し、(A)は正面図。
(B)は縦断面図。
【符号の説明】
1 連結具 2 ケース 2a 上側ケース 2b 下側ケース 3,3a 左右の連結体 5 切換調節機構 6 ストッパ 7 回転体 9,9a 連結部 22 操作孔 30 本体部 31 取付部 32 ガイド溝 35 ラック歯 36 係止部 60 係止爪 61 操作片 62 ガイド片 63 ガイド溝 65 弾性支持部 70 ピニオン歯 71 噛合溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を開口させた筒部の中程にストッパ
    操作用の操作孔(22)を形成したケース(2)と、該
    ケース(2)の開口からスライド可能に挿入されスライ
    ド方向にラック歯(35)を形成した本体部(30)の
    他側に帯紐等の取付部(31)を形成した連結体
    (3),(3a)と、ケース(2)内に回転可能に支持
    されて上記連結体(3),(3a)のラック歯(35)
    に噛合するピニオン歯(70)を有する回転体(7)
    と、前記ケース(2)内に操作孔(22)から作動操作
    可能に内装されて、回転体(7)を回転可能状態と回転
    不能状態とに切換可能なストッパ(6)とからなる連結
    具。
  2. 【請求項2】 回転体(7)に係合するストッパ(6)
    を、ケース(2)の上下から相対向させて押動操作可能
    に設け、両ストッパ(6)の押動及び押動解除操作によ
    り、回転体(7)を回転可能状態と回転不能状態とに切
    換可能にする請求項1の連結具。
  3. 【請求項3】 回転体(7)の両側に左右の連結体
    (3),(3a)に噛合するピニオン歯(70)を形成
    すると共に、該ピニオン歯(70)の中央にストッパ
    (6)の係止爪(60)とラチェット構造を以て噛合す
    るラック歯(35)を形成してなる請求項1又は2の連
    結具。
  4. 【請求項4】 ストッパ(6)に形成した係止爪(6
    0)を、押動時に相対向するストッパ(6)でストッパ
    解除姿勢に作動案内させる請求項1又は2又は3の連結
    具。
  5. 【請求項5】 ストッパ(6)に、係止爪(60)と、
    相対向する係止爪(60)をストッパ解除姿勢に作動案
    内するガイド溝(63)と、ストッパ(6)をストッパ
    姿勢に付勢する弾性支持部(65)を一体的に形成して
    なる請求項1又は2又は3又は4の連結具。
  6. 【請求項6】 左右の連結体(3),(3a)の一方を
    スライド端で抜き出し不能にすると共に、他方を抜き出
    し可能に形成してなる請求項1又は2又は3又は4又は
    5の連結具。
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