JP2000253637A - トルクモータ - Google Patents

トルクモータ

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JP2000253637A
JP2000253637A JP11047849A JP4784999A JP2000253637A JP 2000253637 A JP2000253637 A JP 2000253637A JP 11047849 A JP11047849 A JP 11047849A JP 4784999 A JP4784999 A JP 4784999A JP 2000253637 A JP2000253637 A JP 2000253637A
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JP
Japan
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rotor
coil
protrusions
stator core
torque
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Withdrawn
Application number
JP11047849A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotomo Asa
弘知 麻
Kenji Takeda
武田  憲司
Yukinobu Kajita
幸伸 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給電流を増加することなくトルクを上昇さ
せるトルクモータを提供する。 【解決手段】 ステータコア20の内周壁に形成された
凹凸は、ロータ40側に突出した突部21a、21b、
ならびにコイル31、32の巻線を巻回し収容する凹状
に形成されたコイル収容部22a、22bにより形成さ
れている。突部21aとコイル収容部22b、ならびに
突部21bとコイル収容部22aとは、ロータ40の回
転軸100を中心とし点対称の位置にある。突部21
a、21bはロータ40側に突出しているので、突部2
1aと永久磁石42、ならびに突部21bと永久磁石4
3とが形成するエアギャップdが小さくなっている。し
たがって、突部21a、21bのないステータコアに比
べ同じ供給電流で大きなトルクが発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスロットル装置のスロット
ル弁の開度を制御するアクチュエータとしてトルクモー
タを用いることがある。このようなトルクモータとして
図6に示すものが知られている。
【0003】トルクモータ200のステータコア201
にそれぞれコイル202および203が巻回されてい
る。ロータ210はステータコア201の内周に回動自
在に収容されている。ロータ210は、ロータコア21
1と、ロータ210の回転軸をはさみ180°反対側の
ロータコア211の外周壁に装着されている永久磁石2
12、213とを有する。
【0004】永久磁石212、213とステータコア2
01との間における磁束密度をB、ロータ210を回動
させるトルク発生に寄与するコイル長さをL、コイル2
02、203に供給する電流値をi、ロータコア211
の回転軸から永久磁石212、213の外周面までの距
離をrとすると、ロータ210に働くトルクTは、T=
B×L×i×rとなる。図6に示す従来例では、永久磁
石212、213とステータコア201とのエアギャッ
プdは周方向に等しいので、永久磁石212、213と
ステータコア201との間を流れる磁束密度Bは周方向
にほぼ等しい。したがって、コイル202、203に通
電することによりロータ210に働くトルクはコイルを
巻回してある角度範囲内ではロータ210の回転角度に
関わらずほぼ等しくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図6に示
すトルクモータ200では、ステータコア201の内周
壁201aと永久磁石212、213との間にそれぞれ
コイル202、203が介在しているので、ステータコ
ア201の内周壁201aと永久磁石212、213の
外周壁とのエアギャップdが大きくなっている。ステー
タコア201の内周壁201aと永久磁石212、21
3とのエアギャップdが大きいとパーミアンス係数が小
さくなるので、ステータコア201と永久磁石212、
213との間における磁束密度Bが小さくなる。磁束密
度Bが小さくなるとコイル202、203に通電するこ
とによりロータ210に発生するトルクが小さくなるの
で、所望のトルクを発生させるためには、コイル20
2、203に供給する電流を増加する必要がある。しか
し、供給電流が増加すると発熱量が増加したり、コイル
202、203に供給する電流を制御する制御回路のパ
ワー素子に大きな負担がかかるという問題がある。本発
明の目的は、供給電流を増加することなくトルクを上昇
させるトルクモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
トルクモータによると、ステータコアの内周壁にロータ
側に突出した突部を周方向に複数配置し、突部の間にコ
イルの巻線を巻回する凹状のコイル収容部を形成してい
るので、突部とロータコアに装着した磁石とのエアギャ
ップを小さくすることができる。したがって、磁石と突
部との間における磁束密度が上昇する。ロータに発生す
るトルクTは、前述したようにT=B×L×i×rで表
されるので、磁束密度Bが上昇すると発生するトルクが
上昇する。したがって、コイルに供給する電流を増加す
ることなくトルクを上昇させることができる。
【0007】磁石とステータコアとの間における磁束密
度はステータコアの突部で大きくコイル収容部で小さく
なるので、ロータの回動に伴いロータの各磁石側に働く
トルクの大きさが変動する。請求項1記載のトルクモー
タでは、ロータの回転軸を中心としコイル収容部と突部
とは点対称の位置にあるので、一方の磁石が突部と対向
しているとき他方の磁石はコイルと対向している。した
がって、ロータの回動にともないロータの各磁石側に働
くトルクの位相をずらすことができるので、ロータの各
磁石側で発生するトルクの合計が平坦な特性になる。し
たがって、ロータの回転角度を高精度に制御することが
容易である。
【0008】本発明の請求項2記載のトルクモータによ
ると、突部はロータとの対向側において周方向に延びて
いる延設部を有する。磁石と対向する突部の面積が増加
するので発生トルクが上昇する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるトルクモータ
を図1および図2に示す。図2に示すトルクモータ10
のハウジング11、12は、ボルト13およびナット1
4で結合されている。ハウジング11およびハウジング
12はステータコア20を挟持し固定している。ステー
タコア20の外周壁は滑らかであるが、内周壁には凹凸
が形成されている。ステータコア20の内周壁に形成さ
れた図1に示す凹凸は、ロータ40側に突出した突部2
1a、21b、ならびにコイル31、32の巻線を巻回
し収容する凹状に形成されたコイル収容部22a、22
bにより形成されている。突部21aおよびコイル収容
部22aはコイル31とコイル32との境界である図1
のII−II線の右側に形成され、突部21bおよびコイル
収容部22bは図1のII−II線の左側に形成されてい
る。II−II線上に形成されている突部およびコイル収容
部は、便宜上それぞれ符号21a、22bを付す。II−
II線上のコイル収容部22bにはコイルが巻回されてい
ない。
【0010】II−II線上にある突部21aおよびコイル
収容部22bを除き、突部21aと突部21b、ならび
にコイル収容部22aとコイル収容部22bとは、図1
に示すII−II線を対称軸とし線対称になるように配置形
成されている。さらに、突部21aとコイル収容部22
b、ならびに突部21bとコイル収容部22aとは、ロ
ータ40の回転軸100を中心とし点対称の位置にあ
る。つまり、例えば図1に示す一点鎖線101上に突部
21aおよびコイル収容部22bが位置している。
【0011】コイル31、32は図1のII−II線を境に
巻き方向を逆にし一連の巻線によりステータコア20に
巻回されている。コイル31、32の巻線は、ステータ
コア20の内周側でそれぞれコイル収容部22a、22
bに巻回されている。コイル収容部22a、22bを通
りステータコア20に巻回されているコイル部31a、
32aによりコイル31、32が構成されている。コイ
ル31、32の内周面は突部21a、21bの内周面よ
り僅かにロータ40から離れている。
【0012】ロータ40は、ロータコア41と永久磁石
42、43とを有する。永久磁石42、43は、ロータ
40の回転軸100をはさみ180°反対側のロータコ
ア41の外周壁に接着されている。ロータ40は永久磁
石42、43により一対のロータ磁極を形成している。
【0013】次に、トルクモータ10の作動について説
明する。一連の巻線により巻回されているコイル31、
32に電流を流すと、コイル31とコイル32とで巻き
方向が逆であるからコイル31、32を流れる電流の向
きが逆になる。永久磁石42、43とステータコア20
との間を流れる磁束の向きは同一方向であるから、コイ
ル31、32に電流を流すと、フレミングの左手の法則
にしたがいロータ40の各永久磁石側で同一回転方向に
トルクが発生する。ステータコア20は、コイル31、
32を巻回せずロータ40側に突出している突部21
a、21bを形成しているので、図6に示す従来例に比
べ、突部21aと永久磁石42、ならびに突部21bと
永久磁石43とが形成するエアギャップdが小さくなっ
ている。したがって、従来例に比べ同じ供給電流で大き
なトルクが発生する。
【0014】前述したように、突部21aとコイル収容
部22b、ならびに突部21bとコイル収容部22aと
は、ロータ40の回転軸100を中心とし、点対称の位
置にあるので、図3に示すように永久磁石42側で発生
するトルク110と、永久磁石43側で発生するトルク
111とは位相が反転している。したがって、ロータ4
0の各永久磁石側で発生するトルク110、111を合
成すると、トルク変動分を互いに打ち消し合い全体とし
て平坦な特性を有するトルク112を発生する。
【0015】(第2実施例)本発明の第2実施例による
トルクモータを図4および図5に示す。第1実施例と実
質的に同一構成部分に同一符号を付し、説明を省略す
る。図4に示すように、第2実施例のステータコア50
の内周壁に、ロータ40に向け突出した突部51a、5
1bが形成されている。突部51a、51bはそれぞれ
第1実施例の突部21a、21bと同じ周方向位置に形
成されている。したがって、突部51aとコイル収容部
22b、ならびに突部51bとコイル収容部22aとは
ロータ40の回転軸100を中心とし点対称の位置にあ
る。
【0016】図5に示すように、突部51a、51bは
コイル部31a、32aを覆うように周方向両側に延び
る延設部52a、52bをそれぞれ有している。隣接す
る延設部同士が形成する間隙wは、突部51aと永久磁
石42、ならびに突部51bと永久磁石43とが形成す
るエアギャップdよりも大きくなるように設定されてい
る。これは、通電中にコイル部31a、32aに発生す
る磁束が隣接する延設部間で流れないようにするためで
ある。延設部52a、52bを有することにより、永久
磁石42、43と対向する突部51a、51bの面積が
増加するので、ロータ40に働くトルクが上昇する。
【0017】以上説明した本発明の実施の形態を示す上
記複数の実施例では、コイルの巻線を巻回せずロータ側
に突出する突部をステータコアの内周壁に設けることに
より、コイルの巻線を巻回するコイル収容部と突部とを
ロータの回転軸を中心とし点対称に配置している。した
がって、ロータコアに装着された永久磁石と突部とのエ
アギャップが小さくなり、コイルに供給する電流を増加
することなくロータに大きなトルクが発生する。さら
に、突部およびコイル収容部と永久磁石との間の磁束密
度の差によりロータが回動するときに各永久磁石におい
て発生するトルク変動は、コイル収容部と突部とをロー
タの回転軸を中心とし点対称に配置することにより相殺
され、ロータ全体として平坦な特性を有するトルクが発
生する。したがって、高精度な回転角度制御を要求され
る装置のアクチュエータ、例えばエンジンのスロットル
装置のアクチュエータとして本発明のトルクモータを用
いると効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるトルクモータを示す
模式的断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ロータの回転角度とトルクとの関係を示す特性
図である。
【図4】本発明の第2実施例によるトルクモータを示す
模式的断面図である。
【図5】第2実施例における突部の拡大図である。
【図6】従来のトルクモータを示す模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
10 トルクモータ 20 ステータコア 21a、21b 突部 22a、22b コイル収容部 31、32 コイル 40 ロータ 41 ロータコア 42、43 永久磁石 50 ステータコア 51a、51b 突部 52a、52b 延設部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 憲司 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 梶田 幸伸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアと、前記ロータコアの外周壁
    に装着され一対のロータ磁極を形成する一組の磁石とを
    有するロータと、 前記ロータの外周を取り囲んでいる環状のステータコア
    と、 前記ステータコアの前記各磁石と対向する位置に巻回さ
    れている一組のコイルとを備えるトルクモータであっ
    て、 前記ステータコアは、前記ステータコアの内周壁の周方
    向に複数配置され前記ロータ側に突出する突部と、隣接
    する前記突部と前記突部との間に各コイルの巻線を巻回
    する凹状のコイル収容部とを有し、前記突部と前記コイ
    ル収容部とは前記ロータの回転軸を中心とし点対称の位
    置に配設されていることを特徴とするトルクモータ。
  2. 【請求項2】 前記突部は、前記ロータとの対向側にお
    いて周方向に延びている延設部を有することを特徴とす
    る請求項1記載のトルクモータ。
JP11047849A 1999-02-25 1999-02-25 トルクモータ Withdrawn JP2000253637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110474510A (zh) * 2019-08-20 2019-11-19 哈尔滨工业大学 一种拼装式铁心集中绕组的有限转角力矩器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110474510A (zh) * 2019-08-20 2019-11-19 哈尔滨工业大学 一种拼装式铁心集中绕组的有限转角力矩器
CN110474510B (zh) * 2019-08-20 2021-12-17 哈尔滨工业大学 一种拼装式铁心集中绕组的有限转角力矩器

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Effective date: 20060509