JP2000253624A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2000253624A
JP2000253624A JP11056327A JP5632799A JP2000253624A JP 2000253624 A JP2000253624 A JP 2000253624A JP 11056327 A JP11056327 A JP 11056327A JP 5632799 A JP5632799 A JP 5632799A JP 2000253624 A JP2000253624 A JP 2000253624A
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JP
Japan
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coil
fan
electric machine
fixed
rotor
Prior art date
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Application number
JP11056327A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kamimura
敬一 上村
Toshio Yamamoto
敏夫 山本
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率を落とすことなく回転電機の冷却を可能
とする冷却構造を備えた回転電機を提供することを目的
とする。 【解決手段】 円筒部210、円盤部220、フィン2
30とからなるファン200の円筒部210を、アーマ
チャシャフト140とコイル155との間に潜り込むよ
うに圧入固定されるので、円筒部210が回転電機の回
転によるコイル155やコア150、アーマチャシャフ
ト140の熱を直接吸収し、かつ、その熱が円盤部22
0、フィン230と伝達され、アーマチャシャフト14
0とともに回転するフィン230より大気中に放出する
こととなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機や発電機な
どの回転電機に関し、特に冷却ファンを備えた回転電機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機は、例えば図3に示すよ
うな自動車用ワイパーモータを例にとると、10は鋼板
を深絞りすることにより形成されたヨークであり、この
ヨーク10内にはモータ20が収納されている。このモ
ータ20はヨーク10内面に固定された一対の永久磁石
30と、一端がヨーク10内にメタル15によって回転
自在に支持されたアーマチャシャフト40と、アーマチ
ャシャフト40に取り付けられ、コイル55が巻装され
たコア50及びコンミテータ22、そして前記コンミテ
ータ22に摺設するブラシ24とを有する。ここで便宜
上、アーマチャシャフト40とコイル55が巻装された
コア50とコンミテータ22とを回転子25とする。
【0003】70は前記ヨーク10の他端開口を閉止す
るアルミダイカストにより形成されたギアケースであ
り、図示しないボルトなどの締結手段によりヨーク10
に連結固定されている。このギアケース70内にはアー
マチャシャフト40の他端部が挿入されており、この他
端部にはウォーム45が形成されている。また、ベアリ
ング60とメタルブッシュ80によってアーマチャシャ
フト40の中間部及び他端部が回転自在に支持されてい
る。
【0004】90はギアケース70内に回転自在に収納
されたウォームホイールであり、このウォームホイール
90は前記ウォーム45に噛合し、アーマチャシャフト
40の回転を減速する。そしてこのウォームホイール9
0に係合固定された出力軸95によるモータ20の回転
力を外部に出力するよう構成されている。つまり、ギア
ケース70内でウォーム45及びウォームホイール90
によって減速機構が構成されている。
【0005】前述の回転電機を小型化、高出力化を計る
場合、温度上昇が大きくなる。このような発熱はコイル
55及びコア50に発生し、アーマチャシャフト40、
ウォーム45、ウォームホイール90へと伝達され、結
果的にこの温度上昇によって回転電機の効率が低下して
しまう。
【0006】そこで、回転電機に冷却ファンを固定して
温度上昇を抑制する技術が、実開平5−9168号公
報、特開平8−331807号公報に示されている。こ
れらには回転軸に冷却ファンが取り付けされ、回転によ
り冷却風を発生させる構造である。このような冷却構造
では冷却能力が冷却風量の大きさで決定することとな
る。つまり、風量を大きくするために、例えば冷却ファ
ンの体格を大きくしたり、冷却ファンが固定された回転
軸の回転数を大きくしたりする必要がある。
【0007】しかしながら上記構成では、冷却ファン自
体を回転させるための損失が大きくなり、この損失のた
め巻線電流も増加し、結果モータの周辺温度(ヨーク
内、ハウジング内といったモータが収納された空間の温
度)はその上昇が抑制できるが、モータ自身の発熱は増
大してしまうこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本案は、効率を
落とすことなく回転電機の冷却を可能とする冷却構造を
備えた回転電機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1では、内周面に永久磁石が固着され
たハウジングと、前記永久磁石に対向しコイルを巻装し
てなる電機子と整流子とが回転軸に固定された回転子
と、前記整流子に摺設するブラシとを有する回転電機で
あって、前記コイルに一部が接触し、前記回転子ととも
に回転するファンを備えたことを特徴としている。
【0010】また請求項2では、内周面に永久磁石が固
着されたハウジングと、前記永久磁石に対向しコイルを
巻装してなる電機子と整流子とが回転軸に固定された回
転子と、前記整流子に摺設するブラシとを有する回転電
機であって、前記回転軸と前記コイルとに一部が接触
し、前記回転子とともに回転するファンを備えたことを
特徴としている。
【0011】さらに請求項3では、内周面に永久磁石が
固着されたハウジングと、前記永久磁石に対向しコイル
を巻装してなる電機子と整流子とが回転軸に固定された
回転子と、前記整流子に摺設するブラシとを有する回転
電機であって、前記回転軸と前記コイルとの間に一部が
嵌合固定され、前記回転子とともに回転するファンを備
えたことを特徴としている。
【0012】請求項1記載の回転電機によれば、回転子
を回転させると電機子に巻装されたコイルが入力電流に
よって発熱するが、このコイルに一部が接するファンが
その熱を吸収し、このファンが回転子とともに回転する
ことによって、吸収した熱が空気中に放散されることと
なる。つまり、熱発生源を外から冷却するのではなく、
その熱自体を吸収し、外側へ放出することが可能とな
る。勿論、ファンにより発生する空気の流れが、コイル
を強制空冷することも同時に行われる。
【0013】請求項2記載の回転電機によれば、磁気変
動により回転するため電機子や回転軸なども発熱する
が、ファンの一部がコイルとともに回転軸にも接触して
いるので、より多くの熱吸収が可能となる。
【0014】請求項3記載の回転電機によれば、ファン
の一部を回転軸とコイルとの間に形成される空間に嵌合
されることにより、回転軸とコイルとの間つまり外から
の空気の流れは届きにくい部位の熱吸収が容易に行うこ
とが可能となる。また、巻装されたコイルの回転軸方向
長内にファンの一部が入りこみ固定されるので、ファン
を回転子に取り付けても回転子軸長が長くなることを抑
制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用し
た回転電機における回転子125の実施形態であり、従
来の回転子25(図3参照)に替わるものである。
【0016】回転子125は、アーマチャシャフト14
0に、コイル155が巻装されたコア150と、コンミ
テータ122とが圧入固定され、一端側にはウォーム1
45が形成されている。そして他端側にファン200が
固定される。
【0017】ファン200は、内周面にアーマチャシャ
フト140が挿通する円筒部210と、この円筒部21
0から径方向に連接した円盤部220と、円盤部220
の周方向に所定間隔毎に配設された複数のフィン230
とから形成されている。
【0018】アーマチャシャフト140にコイル155
が巻装されていないコア150が圧入され、圧入固定後
にコイル155が巻装される。その後アーマチャシャフ
ト140のコア150他端側(コンミテータ122が固
定されている側とは反対側)へファン200の円筒部2
10を圧入固定する。この固定時に、円筒部210の先
端側のテーパ部215がアーマチャシャフト140とコ
イル155との間に潜り込むように圧入されていくの
で、圧入時にコイル155を傷つけることもない。そし
て圧入固定が完了すると、円筒部210はその内周面が
アーマチャシャフト140に、外周面がコイル155に
接触している状態となる。
【0019】またファン200の円筒部はコイル155
が巻装されたコア150軸長内に入り込むこととなるの
で、円盤部220とフィン230との軸方向長さ分だけ
が従来の回転子25より長くなるだけで済む。
【0020】前記構成の回転子125では、ファン20
0の円筒部210が、その内周面がアーマチャシャフト
140に、外周面がコイル155に接触面積が大きく接
している状態となるので、回転電機の回転によるコイル
155やコア150、アーマチャシャフト140の熱を
直接吸収し、かつ、その熱が円盤部220、フィン23
0と伝達され、アーマチャシャフト140とともに回転
するフィン230より大気中に放出することとなる。ま
た、アーマチャシャフト140とコイル155との間と
いう外部からの冷却が極めて困難な部位の熱を効率良く
吸収し放出可能である。さらにヨーク10に外気との通
気口(図示省略)を形成することにより、フィン230
の回転によってヨーク10内に冷却風が発生するのでコ
イル155を強制冷却もする。
【0021】図2はファン200の別例である。ファン
200は円筒部210、円盤部220、フィン230が
一体成形されたものであったが、ファン300ではフィ
ン330と円盤部320とは一体成形されているが円筒
部310は別体部品として構成されている。この場合
は、アーマチャシャフト140にコイル155が巻装さ
れていないコア150が圧入固定された状態で円筒部3
10がアーマチャシャフトに圧入固定される。その後コ
イル155の巻回作業が行われ、フィン330と円盤部
320が圧入され、円盤部320と先に圧入固定されて
いる円筒部310とが接触しファン300が完成する。
【0022】ファン300による冷却効果はファン20
0の時と同等であるが、円筒部310が固定された後に
コイル155が巻回されるので、作業性良く、無理なく
コイルが円筒部310に接触することとなる。
【0023】ファン200、300は例えばアルミでダ
イカスト加工又はプレス加工などにより成形される。こ
のように熱伝導率の良い材料を用いることで、コイル1
55やアーマチャシャフト140の熱をファン200、
300へより多く伝達することができ、効率の良い冷却
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適応した回転電機における回転子一部
断面側面図である。
【図2】本発明を適応した回転電機における、ファンの
別例を示す部分拡大断面図である。
【図3】従来の回転子を備えた回転電機で、ワイパモー
タの部分断面図である。
【符号の説明】
10…ヨーク、24…ブラシ、122…整流子、30…
永久磁石、140…アーマチャシャフト、150…コ
ア、155…コイル、200…ファン、210…円筒
部、215…テーパ部、220…円盤部、230…フィ
ン、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に永久磁石が固着されたハウジン
    グと、 前記永久磁石に対向しコイルを巻装してなる電機子と整
    流子とが回転軸に固定された回転子と、 前記整流子に摺設するブラシと、 を有する回転電機であって、 前記コイルに一部が接触し、前記回転子とともに回転す
    るファンを備えたことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 内周面に永久磁石が固着されたハウジン
    グと、 前記永久磁石に対向しコイルを巻装してなる電機子と整
    流子とが回転軸に固定された回転子と、 前記整流子に摺設するブラシと、 を有する回転電機であって、 前記回転軸と前記コイルとに一部が接触し、前記回転子
    とともに回転するファンを備えたことを特徴とする回転
    電機。
  3. 【請求項3】 内周面に永久磁石が固着されたハウジン
    グと、 前記永久磁石に対向しコイルを巻装してなる電機子と整
    流子とが回転軸に固定された回転子と、 前記整流子に摺設するブラシと、 を有する回転電機であって、 前記回転軸と前記コイルとの間に一部が嵌合固定され、
    前記回転子とともに回転するファンを備えたことを特徴
    とする回転電機。
JP11056327A 1999-03-04 1999-03-04 回転電機 Pending JP2000253624A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515412A (ja) * 2006-12-28 2010-05-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ワイパ駆動装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515412A (ja) * 2006-12-28 2010-05-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ワイパ駆動装置

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