JP3652455B2 - 回路内蔵型モールドモータ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
モールドフレーム内に、基板を内蔵し、この基板に密着してヒートシンクが設けられた回路内蔵型モールドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における回路内蔵型モールドモータの一例である回路内蔵型ブラシレスDCモータ(以下BLモータという)を図2および図3を用いて説明する。図2は、従来におけるBLモータの側断面図である。図3は、図2におけるBLモータ内の基板部の部分拡大断面図である。
【0003】
図2において、BLモータ11は、熱硬化性の樹脂がベースとなったプリミックス2により、固定子3と基板12とをモールド成形して、筒状に形成されたモールドフレーム13と、永久磁石14を備えモールドフレーム13の内周側に収納された回転子6と、回転子6を支持して回転子6を回転自在にさせる軸受7と、軸受7を収納し、モールドフレーム13の開口部に取り付けられたボールハウジング8とで構成されている。
【0004】
固定子3は、積層コア15と、絶縁材16を介して積層コア15に巻かれた複数個の巻線17とで構成されている。
【0005】
また、固定子3に隣接して基板12が固定子3に取り付けられている。そして、基板12の端部には、巻線17の端末が接続されている(図示しない)。そして、この巻線17の巻かれた基板12の端部には、各巻線17間を接続するためのパターン(図示しない)が設けられている。
【0006】
回転子6は、シャフト18と、シャフト18の外周に固着されたヨーク19と、ヨーク19の外周に固着された永久磁石14とで構成されている。
【0007】
図3において、基板12上には、BLモータ11を駆動・制御するための各種電子部品が搭載されている。これら電子部品の中で発熱量が多く、各巻線17間に流す電流の切り替えを行っているパワーIC9には、ヒートシンク10がパワーIC9に密着して取り付けられ、パワーIC9より発生する熱を放散する役割を果たしている。また、ヒートシンク10は、基板12面上にも密着して取り付けられており、モールド成形時におけるモールド圧でヒートシンク10が移動し基板12より取り外れないように取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
回路内蔵型のモールドモータは、エアコンなどのファンモータとして使用されることが多いが、近年、エアコンの小型化により、ファンモータにおいても、小型化が要求されてきている。
【0009】
この対策の一つとして、モールドフレーム内に内蔵されているヒートシンクの容量を小さくして、モータを小型化する方法があるが、パワーICの発熱量の関係で、ヒートシンクの容量を小さくするには限界があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明によれば、モールドフレーム内に、基板を内蔵し、この基板に装着されたパワーICに密着してヒートシンクが設けられた回路内蔵型モールドモータにおいて、前記基板に任意の大きさの孔を形成し、この孔の箇所に前記ヒートシンクを配したのち、前記パワーIC及びヒートシンクを装着した基板、巻線、及び積層コアを熱硬化性プリミックスにより覆ったことを特徴とする回路内蔵型モールドモータを提供する。
【0011】
【作用】
基板上に取り付けられたパワーICに、ヒートシンクを固着する。そして、このヒートシンクを基板面上に密着して取り付ける。この時、基板に設けられた孔をヒートシンクで塞ぐようにして取り付ける。
【0012】
そして、この基板をモールド成形してプリミックスによりヒートシンクが覆われると、基板に設けられた孔の大きさだけ、ヒートシンクとプリミックスとの接触面積が広くなり、ヒートシンクの放熱性が向上する。
【0013】
【実施例】
本発明における実施例を図1を用いて説明する。図1は、本発明におけるBLモータ内に内蔵された基板部の拡大部分断面図である。
【0014】
図1において、BLモータ1は、従来例で説明したBLモータと同様に、プリミックス2により、固定子3と基板4とをモールド成形して形成されたモールドフレーム5と、回転子6と、軸受7と、ボールハウジング8とで構成されている。基板4上には、従来例と同様に、パワーIC9が搭載されており、また、このパワーIC9に密着して、ヒートシンク10が取り付けられている。基板4には、孔4aが設けられており、この孔4aを塞ぐようにして、ヒートシンク10が取り付けられている。
【0015】
基板4の孔4aの大きさは、モールド成形時におけるモールド圧により、ヒートシンク10が基板4から剥離しない強度で取り付けることができりように、基板4の孔4aの大きさを決定する。
【0016】
また、プリミックス2の熱伝導率は、2.8〜3.5×10-3cal/cm・s℃であり、基板4の熱伝導率は、9〜11×10-4cal/cm・s℃である。つまり、プリミックス2は、基板4と比較して、より熱を放散することができる。従って、ヒートシンク10とプリミックス2との接触面積を広くすることにより、ヒートシンク10の放熱性が向上する。
【0017】
以上のように、ヒートシンク10の放熱性が向上することにより、ヒートシンクの容量を小さくすることができ、回路内蔵型モールドモータの小型化を行うことができる。または、回路内蔵型モールドモータの出力を上げて、パワーICにかかる負荷を多くしてもヒートシンクの容量を大きくする必要がない。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、ヒートシンクの容量を小さくすることにより、回路内蔵型モールドモータの小型化を行うことができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるBLモータ内に内蔵された基板部の拡大部分断面図。
【図2】 従来おけるBLモータの側断面図。
【図3】 図2におけるBLモータ内に内蔵された基板部の拡大部分断面図。
【符号の説明】
1、11…BLモータ(回路内臓型ブラシレスDCモータ)
2…プリミックス
3…固定子
4、12…基板
5…モールドフレーム
6…回転子
7…軸受
8…ボールハウジング
9…パワーIC
10…ヒートシンク
13…モールドフレーム
14…永久磁石
15…積層コア
16…絶縁材
17…巻線
18…シャフト
19…ヨーク
Claims (1)
- モールドフレーム内に、基板を内蔵し、この基板に装着されたパワーICに密着してヒートシンクが設けられた回路内蔵型モールドモータにおいて、
前記基板に任意の大きさの孔を形成し、この孔の箇所に前記ヒートシンクを配したのち、前記パワーIC及びヒートシンクを装着した基板、巻線、及び積層コアを熱硬化性プリミックスにより覆ったことを特徴とする回路内蔵型モールドモータ。
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- 1996-09-20 JP JP27152096A patent/JP3652455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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