JP2000252354A - 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法 - Google Patents

埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法

Info

Publication number
JP2000252354A
JP2000252354A JP11053159A JP5315999A JP2000252354A JP 2000252354 A JP2000252354 A JP 2000252354A JP 11053159 A JP11053159 A JP 11053159A JP 5315999 A JP5315999 A JP 5315999A JP 2000252354 A JP2000252354 A JP 2000252354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
insulating film
polishing
forming
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11053159A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Okubo
安教 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11053159A priority Critical patent/JP2000252354A/ja
Publication of JP2000252354A publication Critical patent/JP2000252354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】いわゆる貼り合わせ法によるSOI基板を製造
する方法であって、従来平坦化用として形成してきたポ
リシリコン層を形成することなく、簡便かつより低廉さ
れた製造コストでSOI基板を製造する方法を提供す
る。 【解決手段】第1の基板の一方の面に凹凸パターンを形
成する工程と、前記第1の基板の凹凸パターンを形成し
た面上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の
絶縁膜表面を所定の高さになるまで研磨して平坦化する
工程と、前記第1の絶縁膜上に、第2の絶縁膜を形成す
る工程と、前記第1の基板の前記第2の絶縁膜表面と、
第2の基板の一方の面とを貼り合わせる工程とを有す
る、埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板等の基
板の製造方法に関し、特に埋め込み絶縁膜を有する基板
(以下、「SOI基板」という。)を簡略化した工程、
かつより低廉されたコストで製造することができるSO
I基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路を形成するにあたり、この集積
回路をバルク状の半導体基板につくり込む手法と、絶縁
層上に設けられた薄膜半導体層に各種素子(デバイス)
を形成する手法等が知られている。
【0003】後者の手法は、酸化膜等の絶縁膜上に活性
シリコン層を有するSOI(Silicon on I
nsulator)基板と称される半導体基板を用いる
ものである。なお、本発明においては、かかるSOI基
板を「埋め込み絶縁膜を有する基板」ともいう。
【0004】このSOI基板を用いる場合には、素子間
分離を非常に容易にし、集積回路の高集積化、低消費電
力化、高速化、高耐圧化、高機能素子化、耐放射線化等
が期待される。
【0005】かかるSOI基板を製造する技術としては
種々知られているが、実用化され、あるいは実用化に近
い技術として、いわゆる貼り合わせ法が知られている。
この貼り合わせ法は、基本的には、一方の半導体基板の
素子形成領域に段差を設けて酸化膜を形成し、更にポリ
シリコン膜又は酸化シリコン膜等の平坦化用の層を形成
することにより、段差を埋め込んでこれを平坦化し、別
の半導体基板を貼り合わせたのち、前記一方の半導体基
板を裏面より薄膜になるまで研磨することによりSOI
基板を製造する方法である。
【0006】この貼り合わせ法は、ウェハ口径に制限は
なく、大口径のものを得ることができること、SOI基
板の各層の膜厚の許容範囲が広いこと、シリコン層の厚
さが薄い場合には、MOS構造において、ソースやドレ
イン底部のp−n接合をなくすことが可能であり、接合
容量が減少し、高速・低電力デバイスが実現できるこ
と、及び前記の理由等からより複雑な構造を持つ素子を
作製することができる等の理由から注目を集めている技
術である。従って、貼り合わせ法によるSOI基板を製
造する技術の研究開発が精力的に行われている。
【0007】従来、貼り合わせ法によるSOI基板を製
造する方法としては、例えば、次のようなものが知られ
ている。 (1)特開平2−177433号公報には、図3に示す
ように、(a)半導体基板31上に酸化シリコン膜32
及び窒化シリコン膜33を形成する工程と、(b)前記
窒化シリコン膜33、酸化シリコン膜32及び半導体基
板31を選択的にエッチングすることにより、凹凸形状
を形成する工程と、(c)半導体基板31の段差を有す
る主面に選択酸化法(LOCOS法)を用いて、段差凹
部と段差凸部に対応する面がほぼ同一の絶縁層34を形
成する工程と、(d)該絶縁層34の上に酸化シリコン
膜35、及び該酸化シリコン膜35の上にポリシリコン
層や酸化シリコン層等の平坦化用の層36を被覆する工
程と、(e)該平坦化用の層36及び酸化シリコン膜3
5を平坦化研磨する工程と、(f)該平坦面に別の基板
37を貼り合わせる工程と、(g)上記半導体基板の裏
面より絶縁層34まで研磨し、該絶縁層34で分離され
た半導体島領域を形成する半導体基板の製法が記載され
ている。
【0008】この製法は、平坦化用の層を被着して平坦
研磨する工程を取り入れることによって、良好な貼り合
わせ面を得て、信頼性のよいSOI基板が製造できると
するものである。
【0009】(2)特開平6−216093号公報に
は、図4に示すように、(a)活性層基板41 の少な
くとも片面に段差を有する酸化シリコン膜43を形成す
る工程と、(b)該酸化シリコン膜43を、酸化セリウ
ムを主成分とする研磨剤を用いて剛体定盤により研磨す
る工程と、(c)次いで、得られた接合面に支持基板4
2を貼り合わせる工程と、(d)活性層基板41の面取
り及び研削を行う工程と、(e)活性層基板41の選択
研磨する工程とを有するSOI基板(半導体基板)の製
造方法が記載されている。
【0010】この製造方法によれば、従来接合用に形成
されていた酸化シリコン膜上のポリシリコン層等を形成
する必要がなく、貼り合わせ法によるSOI基板をより
簡略化された工程で形成することができる。
【0011】(3)また、特開平8−153780号公
報には、研磨剤として所定の平均粒径を有するコリダル
シリカを用いて、前記特開平6−216093号公報記
載の方法と同様な方法により、SOI構造の半導体基板
を製造する方法が記載されている。
【0012】この半導体基板は、上記(2)と同様に従
来製造に用いられていたポリシリコン層の形成が不要で
あり、より簡略化された工程により得ることができるも
のである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法には次のような問題がある。即ち、上記(1)の
方法は、平坦化用の層を絶縁層上に形成する必要があ
り、かかる平坦化用の層として、ポリシリコン層や酸化
シリコン層が例示されている。一般に半導体基板に設け
られる凹凸段差は120nm程度であり、この段差を平
坦化する目的で層を形成する場合には、5μm程度の膜
厚の層が必要となる。
【0014】しかし、かかる厚い膜厚のポリシリコン層
を形成するには、多大な成膜時間とシラン系ガスが必要
である。また、例えばCVD(Chemical Va
por Deposition)法により厚い膜厚のポ
リシリコン層を形成する場合には、CVD成膜装置の炉
内に多量のポリシリコンが付着し、作業効率を著しく低
下させることになる。さらに、平坦化用の層として、酸
化シリコン層を形成する場合も、ポリシリコン層を形成
する場合と同様に多大な成膜時間と原料ガスが必要とな
る。
【0015】また、上記(2)の方法は、従来接合用に
形成されていた酸化シリコン膜上のポリシリコン層等を
形成せずに、厚い膜厚の酸化シリコン膜を形成すること
によって、ポリシリコン層の成膜工程を省略するもので
ある。
【0016】しかし、この方法による場合も上記(1)
の場合と同様、酸化シリコン膜を平坦化して残りの酸化
膜を絶縁膜に使用することができる程度に厚い膜厚で形
成することは、多大な成膜時間と原料ガスが必要であ
り、実用的には有利な方法とはいえない。さらに、上記
(3)の方法も上記(2)の場合と同様である。
【0017】従って、貼り合わせ法によりSOI基板の
より簡略化された実用的な製造方法の開発が求められて
いる。
【0018】本発明は、いわゆる貼り合わせ法によるS
OI基板を製造する方法であって、従来平坦化用として
形成してきたポリシリコン層を形成することなく、簡便
かつより低廉された製造コストでSOI基板を製造する
方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成すべく、第1の基板の一方の面に凹凸パターンを形成
する工程と、前記第1の基板の凹凸パターンを形成した
面上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶
縁膜表面を、所定の高さになるまで研磨して平坦化する
工程と、前記第1の絶縁膜上に、第2の絶縁膜を形成す
る工程と、前記第1の基板の前記第2の絶縁膜表面と、
第2の基板の一方の面とを貼り合わせる工程とを有する
埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法を提供する。
【0020】前記本発明の埋め込み絶縁膜を有する基板
の製造方法において、前記第1の基板の一方の面に凹凸
パターンを形成する工程は、単結晶シリコンからなる半
導体基板の一方の面の半導体素子形成領域に、凹凸パタ
ーンを形成する工程であるのが好ましい。
【0021】前記第1の基板の凹凸パターンを形成した
面上に第1の絶縁膜を形成する工程は、好適には、前記
第1の基板の凹凸パターン上に、熱酸化法又はCVD
(Chemical Vapor Depositio
n)法により、酸化シリコン膜を形成する工程を有す
る。
【0022】前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになる
まで研磨して平坦化する工程は、好適には、前記第1の
基板の凹凸パターンの凸部の上端の高さまで、前記第1
の絶縁膜表面を研磨して平坦化する工程を有する。
【0023】前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになる
まで研磨して平坦化する工程は、より好適には、前記基
板の凹凸パターンの凸部を研磨ストッパーとして、前記
第1の絶縁膜表面を研磨して平坦化する工程を有する。
【0024】前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになる
まで研磨して平坦化する工程は、より好適には、前記第
1の絶縁膜の研磨レートと前記基板の研磨レートの比が
5以上、好ましくは10以上である研磨剤を用いて、前
記第1の絶縁膜表面を研磨して平坦化する工程を有す
る。
【0025】前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成
する工程は、好適には、前記第1の絶縁膜上に、熱酸化
法またはCVD法により酸化シリコン膜を形成する工程
を有する。
【0026】また、前記第1の基板の前記第2の絶縁膜
表面と第2の基板とを貼り合わせる工程は、好適には、
前記第1の基板の前記第2の絶縁膜表面と第2の基板表
面とを重ね合わせた後、酸素ガス又は窒素ガスの雰囲気
下、900〜1300℃で加熱処理を行う工程を有す
る。
【0027】さらに、前記本発明の埋め込み絶縁膜を有
する基板の製造方法においては、好適には、前記第1の
基板の前記第2の絶縁膜表面と、第2の基板の一方の面
とを貼り合わせる工程の後に、前記第1の基板表面を前
記第1の絶縁膜が露出するまで研磨する工程をさらに有
する。
【0028】前記第1の基板の貼り合わせ面とは反対側
の表面を前記第1の絶縁膜が露出するまで研磨する工程
は、より好適には、記第1の絶縁膜の凸部を研磨ストッ
パーとして、前記第1の基板を研磨する工程を有してい
る。
【0029】本発明によれば、以下の効果が期待でき
る。 (1)平坦化のためのポリシリコン層の形成が不要とな
り、従来5μm程度の膜厚のポリシリコン層を形成する
必要があったものが、0.1μm程度の膜厚の絶縁膜を
積層すればよいことになる。従って、少量の成膜原料と
短い成膜時間で所望のSOI基板を作製することができ
るので、大幅に製造コストを削減することができる。
【0030】(2)第1の絶縁膜を基板の凹凸パターン
の凸部上端の高さまで研磨し、平坦化する場合において
は、第1の絶縁膜の研磨レートが第1の基板の研磨レー
トに比して十分大きな研磨剤を用いることにより、第1
の基板の凹凸パターンの凸部を研磨ストッパーとするこ
とができる。このようにすることにより、研磨を確実に
第1の基板の凹凸パターンの凸部で終了させることがで
きる。また、研磨が進行しすぎたりすることもない。
【0031】(3)平坦化された第1の絶縁膜の上に第
2の絶縁膜を形成するため、貼り合わせ前に第2の絶縁
膜表面の平坦化研磨が不要となり、貼り合わせが安定
し、基板貼り合わせの歩留り向上を図ることができる。
【0032】(4)平坦化された第1の絶縁膜上に均一
な膜質の第2の絶縁膜を形成するため、十分な絶縁耐圧
を得ることができる。
【0033】(5)さらに、絶縁膜として酸化シリコン
膜を用いる場合には、シリコン同士で貼り合わせを行う
場合に比べて、シリコンと酸化シリコン膜との間で安定
した結合が形成されるため、基板貼り合わせの歩留りの
向上を図ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。第1実施形態 第1の実施形態の製造フローチャートを図1に示す。以
下、本実施形態を図1のフローチャートに従って説明す
る。
【0035】(A)凹凸パターン形成工程 先ず、基板11を用意する。基板11としては、シリコ
ン半導体基板、スピネル上にシリコンをエピタキシャル
成長させた基板、サファイヤ上にシリコンをエピタキシ
ャル成長させた基板、絶縁膜上に多結晶シリコンを熔
融、再結晶させた基板等を挙げることができる。本実施
形態では、結晶性に優れる単結晶シリコンからなる半導
体基板を用いる。また、シリコン半導体基板としては、
N型の不純物がドープされたN型半導体基板やP型の不
純物がドープされたP型半導体基板を用いることができ
る。
【0036】次いで、半導体基板11の片面に、フォト
リソグラフィやエッチング技術を用いて、例えば、深さ
が0.1μmの溝aを500μm間隔で形成する(凹凸
パターンの形成)。該凹凸パターンの凸部には半導体素
子が形成され、該凹凸パターンの凹部に形成された第1
の絶縁膜により素子分離が行われることになる。
【0037】(B)第1の絶縁膜形成工程 その後、基板表面に第1の絶縁膜13を形成する。第1
の絶縁膜13としては、絶縁性を有し、成膜、研磨平坦
化が容易で、第2の絶縁膜との密着性に優れる膜であれ
ば特にその制限はなく、一般の半導体装置の層間絶縁膜
として用いられる絶縁膜を用いることができる。かかる
絶縁膜として、例えば、酸化シリコン膜、SOG(Sp
in on Glass)膜、PSG(Phospho
Silicate Glass)膜、BPSG(Bo
ro Phospho Silicate Glas
s)膜の他、ポリアリルエーテル、ポリイミド等の有機
高分子膜等を挙げることができる。
【0038】本実施形態では、成膜が容易で、絶縁特性
に優れ、又汎用性の点から、例えば、熱酸化法、LOC
OS(Local Oxidation of Sil
icon)法又はSiH4 −O2 を用いるCVD法等を
用いて、膜厚0.1μm程度の酸化シリコン膜を形成し
ている。
【0039】第1の絶縁膜13の表面は、半導体基板1
1に形成された凹凸形状をそのまま反映した凹凸形状と
なっている。表面に凹凸が残存したままであると、後工
程である貼り合わせの際に気泡発生の原因となる。
【0040】(C)第1の絶縁膜の研磨・平坦化工程 従って、第1の絶縁膜13表面を前記凹凸パターンの凸
部の高さまで研磨を行い、平坦化する。この研磨・平坦
化は、例えば、研磨パッドと研磨スラリーを用いる化学
的機械研磨法(CPM法)により行うことができる。研
磨スラリーとしては、第1の絶縁膜の研磨レートに比し
てポリシリコンの研磨レートが極端に小さいものを用い
るのが好ましい。このような研磨剤を用いることによっ
て、第1の基板11の凹凸パターンの凸部を研磨ストッ
パーとすることができる。
【0041】本実施形態では、第1の酸化シリコン膜1
3の研磨レートに比べてポリシリコンの研磨レートが極
端に小さい中性から弱酸性(pH4〜7)の研磨スラリ
ーを用いるのが好ましい。かかる研磨剤としては、例え
ば、高純度セリア、ジルコニア、二酸化マンガン、アル
ミナ等を含有する研磨剤を挙げることができる。
【0042】研磨が進み所定の高さに達したとき研磨を
停止させる。本実施形態では、研磨が凹凸パターンの凸
部に達したとき、研磨の進行を停止させる。即ち、凹凸
パターンの凹部の段差分だけ第1の絶縁膜が残存し、半
導体基板の凸部と凹部に残った第1の絶縁膜の高さが同
じとなった平坦な表面を有するものが得られる。
【0043】(D)第2の絶縁膜の形成工程 次いで平坦化された表面上に第2の絶縁膜14を形成す
る。第2の絶縁膜としては、絶縁性を有し、成膜が容易
で、第1の絶縁膜との密着性が優れる膜であれば特にそ
の制限はない。特に第2の絶縁膜は、第2の基板と貼り
合わされるものであるため、第2の基板と層間密着性に
優れる材料からなるのが好ましい。
【0044】かかる絶縁膜14としては、例えば、酸化
シリコン膜、SOG膜、PSG膜、BPSG膜等を挙げ
ることができる。その他、900〜1300℃程度の耐
熱性を有するものであれば有機高分子膜を用いることも
できる。
【0045】本実施形態では、第2の基板としてシリコ
ン基板を用いるので、シリコン基板と特に相性のよい
(層間密着性に優れる)酸化シリコン膜を形成してい
る。酸化シリコン膜は、例えば、熱酸化法又はCVD法
等を用いて、膜厚0.6μm程度で形成することができ
る。また、第2の絶縁膜は、第1の絶縁膜13の上に、
CVD法等により平坦な酸化シリコン膜を所定の膜厚で
成膜した後、該酸化シリコン膜上に他の絶縁膜をさらに
積層して形成することもできる。
【0046】この第2の絶縁膜14は平坦な表面を有す
る第1の絶縁膜13及び半導体基板上に形成されるた
め、均一で表面が平坦な膜となる。従って、表面を平坦
化することなく、貼り合わせ可能な面を有する絶縁膜と
なっている。なお、所望に応じ、第2の絶縁膜14の表
面を研磨・平坦化を行ってもよい。
【0047】(E)貼り合わせ工程 次いで、別個のベース基板12を用意し、このものの一
方の面と、半導体基板11の第2の絶縁膜14表面との
重ね合わせを行う。ベース基板としては、シリコン半導
体基板、スピネル上にシリコンをエピタキシャル成長さ
せた基板、サファイヤ上にシリコンをエピタキシャル成
長させた基板、絶縁膜上に多結晶シリコンを熔融、再結
晶させた基板等を挙げることができる。本実施形態で
は、結晶性に優れる単結晶シリコンからなる半導体基板
を用いる。
【0048】重ね合わせは、通常室温で行われるが、重
ね合わせの前には、十分に貼り合わせ面の洗浄等を行っ
て、貼り合わせ時に気泡発生の原因となるパーティクル
等の付着がないようにしておくのが好ましい。又、貼り
合わせ面にOH基が存在して重ね合わせ時に接合が十分
に行われる表面状態にするために、基板表面のRCA洗
浄を行うことが好ましい。例えば、洗浄液として、NH
3 :H2 2 :H2 O=1:2:7の割合で混合した溶
液を用いることができる。洗浄後、表面はスピン方式で
乾燥するのが好ましい。温度を上げて乾燥する場合に
は、表面のOH基が減少し、接合力が低下するおそれが
ある。
【0049】両基板を重ね合わせた後、このものを酸素
又は窒素雰囲気で900〜1300℃、30〜120分
間の加熱処理することにより、強固な接合状態を形成せ
しめることができる。
【0050】(F)面取り・研削工程 次に、基板外周部分の未接合部分の面取りを行い、接合
された半導体基板11の裏面で段差を形成した側と反対
側を研削する。研削は、研削のダメージが活性層となる
SOI層 に到達しない厚さとなるまで行う。
【0051】また、研削は、例えば、ダイヤモンド砥石
を用い、接合基板を高速回転させながら研削することが
できる。
【0052】(G)選択研磨工程 次いで、第1の酸化膜13上に残存する厚さ10μm前
後のシリコン膜11を選択的に研磨する。このようにし
て、凹凸パターンの段差分だけが残存し、必要なSOI
層 を有するSOI基板を製造することができる。
【0053】このときの選択研磨は、例えば、第1の絶
縁膜として酸化シリコン膜を用いる場合には、研磨パッ
ドとシリコンと第1の絶縁膜との研磨レート比の大きい
研磨液、エチレンジアミン溶液等を使用するCMP法に
より行うことができる。このような研磨剤を用いること
により、第1の絶縁膜の凸部を研磨ストッパーとするこ
とができる。即ち、このよな条件で研磨を行うと、第1
の絶縁膜13の凸部上に研磨が進んだ時点で研磨の進行
が停止することになる。即ち、SOI層15は、第1の
絶縁膜13の段差分の厚さとなって残ることになる。
【0054】本実施形態によれば、従来平坦化層として
必要であった厚い膜厚のポリシリコン層や酸化シリコン
層を形成することなく、薄い膜厚の絶縁膜を形成するだ
けでよい。従って、従来に比して成膜原料を節約でき、
かつ成膜時間も短くて済むので、大幅に製造コストの削
減を図ることができる。
【0055】また、平坦化された第1の絶縁膜の上に第
2の絶縁膜を形成するため、貼り合わせ前に第2の絶縁
膜表面を平坦化する必要がなくなり、工程をより簡略化
することができる。
【0056】さらに、平坦化された第1の絶縁膜上に、
均一な膜質の第2の絶縁膜を形成するため、十分な絶縁
耐圧が確保されたSOI基板を製造することができる。
【0057】第2実施形態 本実施形態では、SOI基板上にデザインされる半導体
素子の種類により、厚い膜厚の埋め込み絶縁層が必要と
なる場合のSOI基板の製造例(即ち、より大きな絶縁
耐圧が必要となる場合の製造例)である。
【0058】第2の実施形態の製造フローチャートを図
2に示す。以下、図2のフローチャートにより第2の実
施形態を説明する。 (A)凹凸パターンの形成工程 先ず、単結晶シリコンからなる半導体基板21を用意す
る。シリコン半導体基板としては、N型の不純物がドー
プされたN型半導体基板やP型の不純物がドープされた
P型半導体基板を用いることができる。
【0059】次いで、半導体基板21の片面に、例え
ば、トレンチ法により、深さが0.1μmの溝bを50
0μm間隔で形成する(凹凸パターンの形成)。
【0060】(B)第1の絶縁膜の形成工程 その後、この表面に第1の絶縁膜23を形成する。第1
の絶縁膜23としては、絶縁性を有し、成膜、研磨平坦
化が容易で、第2の絶縁膜との密着性に優れる膜であれ
ば特にその制限はないが、本実施形態では、SiH4
2 を用いるCVD法により、膜厚0.1μm程度の酸
化シリコン膜を形成している。
【0061】第1の絶縁膜23の表面は、半導体基板2
1に形成された凹凸形状をそのまま反映して凹凸が形成
される。凹凸が残存したままであると、後工程である貼
り合わせの際に気泡発生の原因となる。
【0062】(C)第1の絶縁膜の研磨・平坦化工程 従って、第1の絶縁膜23を前記凹凸パターンの所定の
高さまで研磨を行い、表面を平坦化する必要がある。こ
の研磨平坦化は、例えば、研磨パッドと研磨スラリーを
用いる化学的機械研磨法(CPM法)により行うことが
できる。研磨スラリーとしては、例えば、平均粒径が6
0nmのコロイダルシリカにより段差を除去する。次い
で、平均粒径30nmのコロイダルシリカを用いて、貼
り合わせが可能な面粗さにする。
【0063】このときの研磨は、平坦化された第1の絶
縁膜23で凹凸パターンの凸部上は薄くなるため、製デ
バイスの種類によっては必要とされる耐圧が確保できな
い場合が生じる。この為、本実施形態では、第1の絶縁
膜23を耐圧に必要な500nm程度残存させて、研磨
を停止させる。
【0064】(D)第2の絶縁膜の形成工程 次に、平坦化された表面上に、第2の絶縁膜24を形成
する。第2の絶縁膜24としては、第1の実施形態と同
様にして、CVD法により膜厚0.6μm程度の酸化シ
リコン膜を形成している。なお、この場合、第1の絶縁
膜上に所定の膜厚の平坦な酸化シリコン膜を形成した
後、該酸化シリコン膜上に他の平坦化用の絶縁膜を積層
することもできる。
【0065】この第2の絶縁膜24は平坦な表面を有す
る第1の絶縁膜23上に形成されるため、均一で表面が
平坦な膜となる。従って、表面を平坦化することなく、
貼り合わせ可能な面を有する絶縁膜となっている。な
お、所望により、第2の絶縁膜表面の平坦化を行っても
よい。
【0066】(E)貼り合わせ工程 次いで、別個ベース基板22を用意し、このものの一方
の面と、第2の絶縁膜24表面との重ね合わせを行う。
ベース基板22としては、本実施形態では、単結晶シリ
コンからなる半導体基板を用いている。
【0067】重ね合わせは、通常室温で行われるが、重
ね合わせの前には十分に貼り合わせ面を洗浄等を行っ
て、貼り合わせ時に気泡発生の原因となるパーティクル
等の付着がないようにしておくのが好ましい。又第1実
施形態と同様に貼り合わせ面にOH基が存在して重ね合
わせ時に接合が十分に行われる表面状態にしておくのが
好ましい。
【0068】両基板を重ね合わせた後、このものに酸素
又は窒素雰囲気で900〜1300℃、30〜120分
間の加熱処理を施すことにより、強固な接合状態を形成
せしめることができる。
【0069】(F)面取り・基板研削工程 次に、基板外周部分の未接合部分の面取りを行い、接合
された半導体基板21の裏面で段差を形成した側と反対
側を研削する。研削は、研削のダメージが活性層となる
SOI層25に到達しない厚さとなるまで行う。
【0070】また、研削は、例えば、ダイヤモンド砥石
を用い、接合基板を高速回転させながら研削することが
できる。
【0071】(G)選択研磨工程 次いで、第1の酸化膜23上に残存する厚さ10μm前
後のシリコン膜25を選択研磨により段差分だけ残し
て、必要なSOI層25を有するSOI基板を製造する
ことができる。
【0072】なお、このときの選択研磨は、研磨パッド
とシリコンと第1の絶縁膜との研磨レート比の大きい研
磨液、例えば、第1の絶縁膜として酸化シリコン膜を用
いる場合には、エチレンジアミン溶液等を使用するCM
P法により行うことができる。このような研磨剤を用い
ることにより、第1の絶縁膜を研磨ストッパーとするこ
とができる。即ち、この条件で研磨を行うと、研磨が第
1の絶縁膜23の凸部上に進んだ時点で研磨の進行が停
止することになる。このとき、SOI層25は、第1の
絶縁膜23の段差分の厚さとなって残る。
【0073】本実施形態は、第1の絶縁膜23の研磨
を、基板上に形成された凹凸パターンの凸部の高さより
も500nm程度高い位置で停止させている。従って、
本実施形態によれば、第1実施形態の奏する効果に加え
て、厚い膜厚の埋め込み絶縁膜が形成されることになる
ため、高い絶縁耐圧を要求されるデバイスの製造に用い
ることのできるSOI基板を製造することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来平坦化層として必要とされていた厚い膜厚のポリシ
リコン層や酸化シリコン層を形成することなく、薄い膜
厚の絶縁膜を積層するだけでよい。従って、従来に比し
て成膜原料を節約でき、かつ成膜時間も短くて済むの
で、大幅にSOI基板の製造コストの削減を図ることが
できる。
【0075】また、平坦化された第1の絶縁膜の上に第
2の絶縁膜を形成するため、貼り合わせ前に第2の絶縁
膜表面を平坦化する必要がなくなり、製造工程をより簡
略化することができる。
【0076】さらに、平坦化された第1の絶縁膜上に、
均一な膜質の第2の絶縁膜を形成するため、十分な絶縁
耐圧が確保されたSOI基板を製造することができる。
【0077】特に、基板表面に形成された凹凸パターン
の凸部の高さを限度として、それより高い任意の位置で
第1の絶縁膜の研磨を停止させることができるので、所
望の膜厚の埋め込み絶縁膜を形成することが可能であ
る。
【0078】また、第2の絶縁膜を第2の基板と層間密
着性に優れる膜を用いる場合には、貼り合わせが安定す
る。従って、本発明のSOI基板の製造方法によれば、
高品質のSOI基板を歩留りよく、かつ低廉された製造
コストで製造することができる。
【0079】従って、本発明により製造されるSOI基
板は、種々の膜厚の埋め込み絶縁膜を有する高品質なS
OI基板であり、SOI基板上にデザインされる種々の
素子を有する種々の半導体装置の製造に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のSOI基板の製造工程を示す
フローチャートである。
【図2】図2は、本発明のSOI基板の製造工程を示す
フローチャートである。
【図3】図3は、従来のSOI基板の製造工程を示すフ
ローチャートである。
【図4】図4は、従来のSOI基板の製造工程を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11,21…第1の基板、12,22…第2の基板、1
3,23…第1の絶縁層、14,24…第2の絶縁層、
15,25…SOI層、31,37…シリコンウェー
ハ、32…パッドSiO2 膜、33…SiN膜、34…
LOCOS酸化膜、35…SiO2 層、36…平坦化用
の層、41…活性層基板側のシリコン基板、42…支持
基板側のシリコン基板、43…表面層(酸化膜)、a,
b…基板の凹凸パターン凹部(溝)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板の一方の面に凹凸パターンを形
    成する工程と、 前記第1の基板の凹凸パターンを形成した面上に、第1
    の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになるまで研磨して
    平坦化する工程と、 前記第1の絶縁膜上に、第2の絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第1の基板の前記第2の絶縁膜表面と、第2の基板
    の一方の面とを貼り合わせる工程とを有する、 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1の基板の一方の面に凹凸パターン
    を形成する工程は、単結晶シリコンからなる半導体基板
    の半導体素子形成領域に、凹凸パターンを形成する工程
    を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記第1の基板の凹凸パターンを形成した
    面上に、第1の絶縁膜を形成する工程は、前記第1の基
    板の凹凸パターン上に、熱酸化法又はCVD(Chem
    ical Vapor Deposition)法によ
    り酸化シリコン膜を形成する工程を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになる
    まで研磨して平坦化する工程は、前記基板の凹凸パター
    ンの凸部上端の高さまで、前記第1の絶縁膜表面を研磨
    して平坦化する工程を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになる
    まで研磨して平坦化する工程は、前記基板の凹凸パター
    ンの凸部を研磨ストッパーとして、前記第1の絶縁膜表
    面を研磨して平坦化する工程を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記第1の絶縁膜表面を所定の高さになる
    まで研磨して平坦化する工程は、前記第1の絶縁膜の研
    磨レートと前記基板の研磨レートの比が10以上である
    研磨剤を用いて、前記第1の絶縁膜表面を研磨して平坦
    化する工程を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成
    する工程は、前記第1の絶縁膜上に、熱酸化法又はCV
    D(Chemical Vapor Depositi
    on)法により酸化シリコン膜を形成する工程を有す
    る、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記第1の基板の第2の絶縁膜表面と、第
    2の基板の一方の面とを貼り合わせる工程は、前記第1
    の基板の第2の絶縁膜表面と第2の基板の一方の表面と
    を重ね合わせた後、酸素又は窒素雰囲気下、900〜1
    300℃で加熱処理を行う工程を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】前記第1の基板の前記第2の絶縁膜表面
    と、第2の基板の一方の面とを貼り合わせる工程の後
    に、前記第1の基板の貼り合わせ面とは反対側の表面を
    前記第1の絶縁膜が露出するまで研磨する工程をさらに
    有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記第1の基板の貼り合わせ面とは反対
    側の表面を前記第1の絶縁膜が露出するまで研磨する工
    程は、前記第1の絶縁膜の凸部を研磨ストッパーとし
    て、前記第1の基板を研磨する工程を有する、 請求項1記載の埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方
    法。
JP11053159A 1999-03-01 1999-03-01 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法 Pending JP2000252354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053159A JP2000252354A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053159A JP2000252354A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000252354A true JP2000252354A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12935081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11053159A Pending JP2000252354A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000252354A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253883A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 On Semiconductor Trading Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2012009725A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法、半導体装置およびカメラモジュール
US8372682B2 (en) 2011-03-24 2013-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing same
JP5677430B2 (ja) * 2010-07-30 2015-02-25 京セラ株式会社 複合基板、電子部品、ならびに複合基板および電子部品の製造方法
KR20210108073A (ko) * 2020-02-25 2021-09-02 (주)더숨 Soi 기판 제조 방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253883A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 On Semiconductor Trading Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2012009725A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法、半導体装置およびカメラモジュール
US8748316B2 (en) 2010-06-28 2014-06-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing semiconductor device, semiconductor device, and camera module
JP5677430B2 (ja) * 2010-07-30 2015-02-25 京セラ株式会社 複合基板、電子部品、ならびに複合基板および電子部品の製造方法
US8372682B2 (en) 2011-03-24 2013-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing same
KR20210108073A (ko) * 2020-02-25 2021-09-02 (주)더숨 Soi 기판 제조 방법
KR102533585B1 (ko) * 2020-02-25 2023-05-18 주식회사 효산 Soi 기판 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6846723B2 (en) Semiconductor substrate, semiconductor device, and processes of production of same
TW521339B (en) An apparatus of wafer smoothing for bonding using chemo-mechanical polishing (CMP)
JP2000183157A (ja) Soiウェ―ハの製造方法
JP3948035B2 (ja) 張り合わせsoi基板の作成方法
US5449638A (en) Process on thickness control for silicon-on-insulator technology
JP2001028354A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000252354A (ja) 埋め込み絶縁膜を有する基板の製造方法
JP3161425B2 (ja) Stiの形成方法
JP2002057309A (ja) Soi基板の作製方法
JP2003109918A (ja) 化学機械研磨(cmp)を用いてボンディングのためにウェハを平滑化する装置およびその方法
JP2002057310A (ja) Soi基板の作製方法
JPH08236615A (ja) 誘電体分離基板及びその製造方法
JPH09270398A (ja) Soi基板の形成方法
JP2004096044A (ja) 基板及びその製造方法
JPH10125880A (ja) 張り合わせsoi基板の作製方法
JP2000349148A (ja) 半導体層を有する基板の製造方法
JPH08255883A (ja) 半導体基板の製造方法
KR100303358B1 (ko) 에스오아이 웨이퍼 제조방법
JP2002343972A (ja) 半導体素子の製造方法
JPH0382138A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08153780A (ja) 半導体基板
KR100333393B1 (ko) 에스오아이 웨이퍼 제조방법
CN113611601A (zh) 晶圆的平整度的调整方法
JP2000306993A (ja) 多層基板の製造方法
JP2003324199A (ja) 半導体装置の製造方法