JP2000251979A - ピン状端子の接続構造及び端子板 - Google Patents

ピン状端子の接続構造及び端子板

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JP2000251979A
JP2000251979A JP11049528A JP4952899A JP2000251979A JP 2000251979 A JP2000251979 A JP 2000251979A JP 11049528 A JP11049528 A JP 11049528A JP 4952899 A JP4952899 A JP 4952899A JP 2000251979 A JP2000251979 A JP 2000251979A
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Makoto Takahashi
誠 高橋
Masahiro Sasaki
政広 佐々木
Kazuhiko Takahashi
和彦 高橋
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Shizuki Electric Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン状端子と導電性プレートとの接続作業を
簡略化できると共に、接続作業時の熱影響を防止できる
ピン状端子の接続構造を提供する。 【解決手段】 導電性プレート12の端子挿入孔14の
周囲に、その自由端側が弾性変形可能な弾性片15を形
成する。端子挿入孔14はピン状端子21よりも小さく
形成し、ピン状端子21を端子挿入孔14内に挿入する
ことにより弾性片15を弾性変形させ、その弾性復元力
によってピン状端子21を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は導電性プレートに
設けた端子挿入孔にピン状端子を挿入して導電性プレー
トとピン状端子とを接続するためのピン状端子の接続構
造と、このような接続構造を備えた端子板とに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気機器を小型化するため
に、電気機器を構成する各部品を小型にしたり、各部品
の実装効率を高める工夫がなされている。例えば、交流
モータを有する家電機器では、ロータとステータとを収
納するケース内に、さらにモータを駆動するのに必要な
コンデンサ等の他の電気部品を共に収納してコンパクト
化を図っている。この場合、モータを構成するコイルと
コンデンサ等の電気部品との接続を行うに際し、端子板
を介した接続構造を採用し、これにより組立作業の簡略
化が図られている。
【0003】図7には、端子板と電気部品との従来の接
続構造の断面図を示している。上記端子板71は、電気
部品間の配線パターンとしての導電性プレート72を有
しており、その表裏両面が樹脂層73、73で被覆され
ている。端子板71には、コイル(図示せず)等の電気
部品からのピン状端子74を挿入するための端子挿入孔
75が形成されており、上記ピン状端子74を端子挿入
孔75内に挿入した状態において、半田76でもって、
ピン状端子74が導電性プレート72に接続されてい
る。この端子板71を用いた接続構造では、ピン状端子
74を導電性プレート72に接続することで、電気部品
間の配線が行えるため、機器の組立工程における作業簡
略化に大きな効果が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の接
続構造においては、ピン状端子74を導電性プレート7
2に半田76によって接続しているため、接続作業に多
くの手数を要し、また接続作業時に他の電気部品に熱影
響を及ぼしてしまうという欠点がある。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、上記のようなピ
ン状端子と導電性プレートとの接続作業を従来よりもさ
らに簡略化できると共に、接続作業時の熱影響を防止で
き、そのため電気機器の製造コストを一段と低減するこ
とが可能なピン状端子の接続構造を提供することにあ
る。またこのようなピン状端子の接続構造を備えた端子
板を提供することもこの発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のピン状
端子の接続構造は、導電性プレート12に端子挿入孔1
4を設け、電気部品20のピン状端子21を上記端子挿
入孔14に挿入して両者を電気的に接続するピン状端子
の接続構造において、上記端子挿入孔14の周囲には、
上記端子挿入孔14から離間する方向に延びる複数の切
込み16・16を設けることにより、各対の切込み1
6、16間に、その自由端側が弾性変形可能な弾性片1
5を形成し、さらに上記端子挿入孔14は上記ピン状端
子21よりも小さく形成し、上記ピン状端子21を上記
端子挿入孔14内に挿入することにより複数の弾性片1
5の自由端側を弾性変形させ、その弾性復元力によって
上記ピン状端子21を保持するようにしていることを特
徴としている。
【0007】上記請求項1のピン状端子の接続構造にお
いては、ピン状端子21を端子挿入孔14に挿入すれ
ば、弾性片15がピン状端子21に接触するので、ピン
状端子21と導電性プレート12との電気的接続が行え
る。またこれと同時に、ピン状端子21は、弾性片15
の弾性復元力によって保持され、この保持力がピン状端
子21の抜出しを阻止する力として作用して、ピン状端
子21が導電性プレート12に固定されることになる。
【0008】上記請求項1のピン状端子の接続構造は、
請求項2のように樹脂層を有さない端子板や、請求項3
のように樹脂層13、13を有する端子板に用いるのが
好ましく、特に請求項4のようにコンデンサに適用する
のが好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明のピン状端子の接続
構造と端子板との具体的な実施の形態について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。
【0010】まず端子板11は、図2、図3、図6の各
断面図からも明らかなように、導電性プレート12の表
裏面が樹脂層13、13で被覆されており、端子挿入孔
14を含むその周囲の部分において、上記樹脂層13、
13が局部的に除去され、導電性プレート12の一部が
外部に露出している。この導電性プレート12は、従来
のものと略同様に電気部品間の配線パターンとして形成
されたものであって、板状のものである。
【0011】上記端子挿入孔14の周囲の導電性プレー
ト12の平面図を、図1に示しているが、上記端子挿入
孔14は概略円形のものであって、上記端子挿入孔14
の周囲には、導電性プレート12から上記端子挿入孔1
4に向かって先細状に延びる3個の弾性片15・15が
形成されている。この弾性片15は、上記端子挿入孔1
4の内周部から径方向外方へと延びる6本の切込み16
・16を設け、各対の切込み16、16間の部分に形成
されたものである。各弾性片15は、その自由端側が弾
性変形可能となっており、また図2、図3、図6の各断
面図からも明らかなように、ピン状端子21、31の挿
入を容易にするため、各自由端側は、ピン状端子21、
31の挿入方向の後方に向けて折曲形成されている。そ
して各弾性片15、15の間の部分であって、上記端子
挿入孔14の内周部に隣接する扇形の部分は、上記弾性
片15の自由な弾性変形を確保するため、導電性プレー
ト12を切り取った切除部17となされている。また上
記端子挿入孔14の寸法についていえば、その内径は、
接続されるピン状端子21、31の直径よりも若干小さ
く設定されている。
【0012】次に、上記端子板11の使用状態について
説明する。まず図2において、20はコイル、21はそ
のピン状端子を示している。このコイル20を上記端子
板11に接続するには、同図のように、端子板11をそ
の上方から下降させ、上記ピン状端子21を、弾性片1
5の反折曲側から端子挿入孔14内に挿入する。そうす
るとピン状端子21によって各弾性片15・15は、径
方向の外方へと弾性変形し、所定の挿入位置において、
ピン状端子21は、各弾性片15の弾性復元力によって
保持される。この状態では、弾性片15がピン状端子2
1に接触しているので、ピン状端子21と導電性プレー
ト12との電気的接続が行える。またこれと同時に、ピ
ン状端子21は、弾性片15の弾性復元力によって保持
され、この保持力がピン状端子21の抜出しを阻止する
力として作用して、ピン状端子21が導電性プレート1
2に固定される。この結果、ピン状端子21が端子板1
1に対して、電気的、機械的に接続されることになる。
なお図4は上記ピン状端子21の挿入前の端子挿入孔1
4の周辺部分の状態を示す斜視図、図5は上記ピン状端
子21の挿入後の端子挿入孔14の周辺部分を状態を示
す斜視図である。
【0013】図6には、他の実施の形態を示している。
これは上記端子板11に対して、複数の電気部品を装着
したものである。同図において、20はコイル、30は
コンデンサを示しており、端子板11の一方の面にコイ
ル20が、また他方の面にコンデンサ30が装着される
ようになっている。従って、端子板11においては、各
端子挿入孔14及び弾性片15は、コイル20のピン状
端子21は下方から上方に向けて挿入が可能となるよう
に、またコンデンサ30のピン状端子31は上方から下
方に向けて挿入可能となるように形成されている。つま
り上記弾性片15の折曲方向がコイル20用とコンデン
サ30用とでは、表裏逆になっているということであ
る。この場合にも各ピン状端子21、31は端子板11
に対して、上記図3、図5に示したのと全く同様に、電
気的、機械的に接続されることになる。尚、端子板11
を必ずしも折曲形成する必要はなく、予め折曲形成して
おかない場合は、ピン状端子を上方、下方どちらからで
も挿入でき端子板11の汎用性が増加する。
【0014】上記ピン状端子の接続構造及びこのような
接続構造を有する端子板11によれば、ピン状端子2
1、31を端子挿入孔14に挿入すれば、ピン状端子2
1、31と導電性プレート12との電気的接続が行え、
またこれと同時に、ピン状端子21、31は、弾性片1
5の弾性復元力によって保持され、この保持力がピン状
端子21の抜出しを阻止する力として作用して、ピン状
端子21が導電性プレート12に固定される。この結
果、ピン状端子21が端子板11に対して、電気的、機
械的に接続されることになる。このようにピン状端子2
1、31と端子板11との接続作業を従来よりもさらに
簡略化できるので、電気機器の製造コストを一段と低減
することが可能となる。また半田を用いる場合に比較し
て接続作業時の熱影響を防止できる。
【0015】以上にこの発明の実施形態の説明をした
が、この発明のピン状端子の接続構造及び端子板は上記
実施形態に限られるものではなく、種々変更して実施す
ることが可能である。例えば、上記においては接続すべ
き電気部品としてコイル20やコンデンサ30を例示し
ているが、これらの他、抵抗、ヒユーズ、集積回路部品
のような電気部品の接続用として使用してもよい。また
上記では3個の弾性片15を形成した例を示したが、弾
性片15の個数も複数であれば任意であり、電気部品
は、端子板11の片面だけに装着するようにしてもよ
い。ピン状端子21、31と端子挿入孔14についてい
えば、これらは円形断面のものに限られず、矩形断面を
始めとする種々の断面形状のものを用いることができ
る。さらに端子板11が複数の接続構造を有する場合、
全ての接続構造に対してこの発明を適用する必要はな
く、少なくとも1箇所の接続構造がこの発明による接続
構造であればよく、この発明の接続構造と、それ以外の
接続構造(半田付け、スポット溶接、ねじ止め等)とが
混在する端子板11もこの発明の端子板11に含まれる
ものであると理解されたい。
【0016】
【発明の効果】上記請求項1のピン状端子の接続構造に
よれば、ピン状端子を端子挿入孔に挿入するだけの作業
で電気部品を導電性プレートに接続することが可能とな
るので、電気部品のピン状端子と端子板との接続作業を
従来よりもさらに簡略化できる。従って、電気機器の製
造コストを一段と低減することが可能となる。また半田
を用いる場合に比較して接続作業時の熱影響を防止でき
る。
【0017】また上記請求項1のピン状端子の接続構造
は、請求項2のように樹脂層を有さない端子板や、請求
項3のように樹脂層を有する端子板に用いるのが好まし
く、特に請求項4のようにコンデンサに適用するのが好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のピン状端子の接続構造の第1実施形
態の端子挿入孔とその周辺部を示す平面図である。
【図2】上記実施形態において、ピン状端子を挿入する
前の状態を示す断面図である。
【図3】上記実施形態において、ピン状端子を挿入した
後の状態を示す断面図である。
【図4】上記実施形態において、ピン状端子の挿入前の
端子挿入孔の周辺部分の状態を示す斜視図である。
【図5】上記実施形態において、ピン状端子の挿入後の
端子挿入孔の周辺部分の状態を示す斜視図である。
【図6】この発明のピン状端子の接続構造の他の実施形
態を示す断面図である。
【図7】従来の接続構造を示す断面図である。
【符号の説明】
11 端子板 12 導電性プレート 13 樹脂層 14 端子挿入孔 15 弾性片 16 切込み 20 コイル 21 ピン状端子 30 コンデンサ 31 ピン状端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 和彦 兵庫県西宮市大社町10番45号 株式会社指 月電機製作所内 Fターム(参考) 5E086 CC47 DD02 DD17 DD35 LL02 LL05 LL06 LL07 LL08 LL09 LL14 LL16 LL17 LL20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性プレート(12)に端子挿入孔
    (14)を設け、電気部品(20)のピン状端子(2
    1)を上記端子挿入孔(14)に挿入して両者を電気的
    に接続するピン状端子の接続構造において、上記端子挿
    入孔(14)の周囲には、上記端子挿入孔(14)から
    離間する方向に延びる複数の切込み(16)を設けるこ
    とにより、各対の切込み(16)(16)間に、その自
    由端側が弾性変形可能な弾性片(15)を形成し、さら
    に上記端子挿入孔(14)は上記ピン状端子(21)よ
    りも小さく形成し、上記ピン状端子(21)を上記端子
    挿入孔(14)内に挿入することにより複数の弾性片
    (15)の自由端側を弾性変形させ、その弾性復元力に
    よって上記ピン状端子(21)を保持するようにしてい
    ることを特徴とするピン状端子の接続構造。
  2. 【請求項2】 上記導電性プレート(12)に請求項1
    のピン状端子の接続構造を設けていることを特徴とする
    端子板。
  3. 【請求項3】 上記導電性プレート(12)の表裏に樹
    脂層(13)(13)を設けると共に、局部的に上記導
    電性プレート(12)を露出させ、この露出部に請求項
    1のピン状端子の接続構造を設けていることを特徴とす
    る端子板。
  4. 【請求項4】 上記ピン状端子は、コンデンサ(30)
    のピン状端子(31)であることを特徴とする請求項2
    又は請求項3の端子板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725537B2 (en) * 2000-02-01 2004-04-27 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Method of connecting circuit element
KR100830697B1 (ko) * 2006-09-14 2008-05-20 한국단자공업 주식회사 터미널플레이트 조립체

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US6725537B2 (en) * 2000-02-01 2004-04-27 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Method of connecting circuit element
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