JP2000250174A - 写真印画紙原紙用パルプの叩解方法 - Google Patents

写真印画紙原紙用パルプの叩解方法

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JP2000250174A
JP2000250174A JP11056234A JP5623499A JP2000250174A JP 2000250174 A JP2000250174 A JP 2000250174A JP 11056234 A JP11056234 A JP 11056234A JP 5623499 A JP5623499 A JP 5623499A JP 2000250174 A JP2000250174 A JP 2000250174A
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pulp
refiner
blade
disk
groove
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Shigehisa Tamagawa
重久 玉川
Yutaka Kubota
豊 久保田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面平滑性及び剛性に優れ、かつ、叩解時の
パルプ流量制御適性に優れた写真印画紙用原紙の叩解方
法を提供する。 【解決手段】 ディスク外周から延設された溝部及び刃
部を有するリファイナーディスクA及びBを別々の段に
用いて写真印画紙原紙用パルプを多段叩解することを含
み、リファイナーディスクAが、任意に選択した2つの
隣接する前記刃部からなる組のうち少なくとも1組にお
ける堰部の数(以下「堰部数」と称する。)が2以上
で、かつ、前記溝部と前記刃部との面積比(刃部/溝
部)(以下「面積比」と称する。)が0.2〜0.6で
あり、リファイナーディスクBが、堰部数が2未満で、
かつ、面積比が、0.7〜1.1である写真印画紙原紙
用パルプの叩解方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真印画紙原紙用
パルプの叩解方法に関し、さらに詳しくは,平滑性・剛
性に優れた写真印画紙用パルプを得ることができ、か
つ、叩解時のパルプ流量の制御適性に優れた写真印画紙
原紙用パルプの叩解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真印画紙支持体は、従来のバライタ紙
から紙の両面に耐水性樹脂を被覆した支持体が使用され
るようになっている。紙の両面に耐水性樹脂を被覆した
支持体は、物理的強度が高く、また、耐水性および寸法
安定性が優れているため、写真現像工程を効率的に安定
して行うことができる。
【0003】前記写真印画紙支持体には、高い表面平滑
性と剛性が要求される。このため、従来より、写真印画
紙における表面平滑性と剛性とを同時に改善する技術の
開発が盛んに行われているが、満足な成果はまだ報告さ
れていない。例えば、特開昭58−68037公報に
は、使用するパルプの42メッシュ残留分を20〜45
%に調整することが開示されているが、この場合には、
表面平滑性の改善が十分ではない上、剛性を低下させて
しまうという問題点がある。また、特開平3−1979
39号公報には、パルプとして繊維厚さの薄いメープル
を使用することが開示されている。しかし、この場合に
は、表面平滑性についてはある程度改善はされるもの
の,剛性の低下が著しいという問題点がある。更に,特
開平7−7258号公報には,叩解後のパルプの重量平
均繊維長を規定すること等により、表面平滑性と剛性と
を改善する旨が提案されている。しかし、この場合も、
表面平滑性と剛性とを同時にバランスよく、かつ十分な
レベルにまで向上させるができず、前記問題点は、依然
として未解決であった。
【0004】また、印画紙用原紙を製造する場合には、
パルプの叩解と共に各種の工程が連続して行われるた
め、これらの連続工程を効率よく、かつ、支障なく操作
するためには、叩解後のパルプの流量を有効に制御し得
ることが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける各問題点等を解決し、以下の目的を達成すること
を課題とする。即ち、本発明は、平滑性・剛性に優れた
写真印画紙原紙を得ることができ、かつ、叩解時のパル
プ流量制御適性にも優れた写真印画紙原紙用パルプの叩
解方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> ディスク外周から延設された溝部及び刃部を有
するリファイナーディスクA及びBを別々の段に用いて
写真印画紙原紙用パルプを多段叩解することを含み、前
記リファイナーディスクAが、任意に選択した2つの隣
接する前記刃部からなる組のうち少なくとも1組におい
て、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2以
上であり、かつ、前記溝部と前記刃部との面積比(刃部
/溝部)が、0.2〜0.6であり、前記リファイナー
ディスクBが、任意に選択した2つの隣接する前記刃部
からなる組のうち少なくとも1組において、前記2つの
隣接する刃部を連結する堰部の数が2未満であり、か
つ、前記溝部と前記刃部との面積比(刃部/溝部)が、
0.7〜1.1であることを特徴とする写真印画紙原紙
用パルプの叩解方法である。
【0007】<2> リファイナーディスクAが、前記
任意に選択した2つの隣接する前記刃部からなる組のう
ち全組数の半数以上の組において、前記2つの隣接する
刃部を連結する堰部の数が2以上であり、リファイナー
ディスクBが、前記任意に選択した2つの隣接する前記
刃部からなる組のうち全組数の半数以上の組において、
前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2未満で
ある<1>に記載の写真印画紙原紙用パルプの叩解方法
である。 <3> リファイナーディスクAが、前記任意に選択し
た2つの隣接する前記刃部からなる組のうち全組におい
て、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2以
上であり、リファイナーディスクBが、前記任意に選択
した2つの隣接する前記刃部からなる組のうち全組にお
いて、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2
未満である、<1>又は<2>に記載の写真印画紙原紙
用パルプの叩解方法である。 <4> 第1段に、リファイナーディスクAを用い、第
2段に、リファイナーディスクBを用いる、<1>から
<3>のいずれかに記載の写真印画紙原紙用パルプの叩
解方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の写真印画紙原紙用パルプ
の叩解方法においては、リファイナーディスクA及びリ
ファイナーディスクBを別々の段に用いて写真印画紙原
紙用パルプを多段叩解することを含む。
【0009】−リファイナーディスクA−前記リファイ
ナーディスクAは、ディスク外周から延設された溝部及
び刃部を有し、任意に選択した2つの隣接する前記刃部
からなる組(以下、適宜「刃部からなる組」と称するこ
とがある。)のうち、少なくとも1組において、前記2
つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2以上である。
また、前記リファイナーディスクAは、前記刃部からな
る組のうち、全組数の半数以上の組において、前記堰部
の数が2以上であることが好ましく、全組において、前
記堰部の数が2以上であることがより好ましい。
【0010】図1は、本発明における前記リファイナー
ディスクAの好ましい実施の形態を示す概略説明図であ
る。図1に示すように、リファイナーディスク部10
は、リファイナーディスクAの一部を形成するものであ
って、環状の中心部から60°の角度で切り離した扇状
部分を表わしている。したがって、前記リファイナーデ
ィスクAは図示したリファイナーディスク部10を6個
連接することにより、環状に形成される。
【0011】溝部12及び刃部13は、ディスク外周1
5から延設されており、これらは、写真印画紙原紙用パ
ルプ(以下、適宜「原料パルプ」と称することがあ
る。)を叩解する際、前記リファイナーディスクAの回
転により該原料パルプの繊維に圧縮力及び剪断力を作用
させ、該原料パルプ繊維を切断し、引き裂くことによっ
て、該原料パルプをフィブリル化する。溝部12及び刃
部13の作用により小繊維化された前記原料パルプの繊
維は、前記リファイナーディスクAの回転の遠心力によ
り、前記リファイナーディスクAの外周15側に移動す
る。
【0012】この時、刃部13からなる組のうち少なく
とも1組において、前記堰部14の数が2以上であれ
ば、前記原料パルプの繊維は、刃部13及び堰部14に
よって囲まれる溝部13に一時的に滞留し、堰部14に
おいて、原料パルプの繊維の切断・引き裂き、及びフィ
ブリル化等が効率的に行われる。この場合、特に原料パ
ルプの繊維の切断が効率的に行われ、重量平均繊維長の
短いパルプ繊維を得ることが可能となるため、原紙の表
面平滑性が向上する。一方、原料パルプ繊維の引き裂き
及びフィブリル化も同時に進行するため、パルプ繊維間
の結合強度が増加し、適度に剛性を保持した原紙を得る
ことができる。また、堰部14の数は、2〜4が好まし
い。堰部14の数が2未満の場合には、前記のような、
原料パルプ繊維の効率的な切断・引き裂き、及びフィブ
リル化は行われず、前記表面平滑性・剛性に優れた原紙
を得ることができない。
【0013】また、前記刃部からなる組のうち、堰部1
4の数を2以上有する組がない場合にも、前記同様の理
由により、前記表面平滑性・剛性に優れた原紙を得るこ
とができない。
【0014】前記リファイナーディスクAは、溝部12
と刃部13との面積比(刃部13/溝部12)(以下、
適宜「面積比(刃部13/溝部12)」と、称すること
がある。)が、0.2〜0.6であることが必要であ
り、0.3〜0.5が好ましい。
【0015】前記面積比(刃部13/溝部12)が、
0.2未満であると、原料パルプ繊維と刃との接触面積
が小さ過ぎて、原料パルプの叩解効率が低下してしまう
ため、好ましくない。一方、前記面積比(刃部13/溝
部12)が、0.7を超えると、原料パルプ繊維の切断
が進み難くなるため好ましくない。
【0016】ディスク外周15と、最短長の刃部におけ
るリファイナーディスクAの中心側に位置する端部を含
む、ディスク外周15と同心の円周と、により挟まれた
環状領域に設けられる刃部13の刃先角としては、直角
又は鋭角が好ましく、直角がより好ましい。一方、前記
環状領域以外の領域に設けられる刃部13の刃先角とし
ては、鈍角であってもよく、特に、刃部13のリファイ
ナーディスクAの中心側に位置する端部は、叩解の際の
原料パルプの導入部となるため、鈍角が好ましい。尚、
図1における位置6はリファイナーディスクAを固定す
るための締結具を装着する位置を示している。
【0017】図2(A)は、図1において前記リファイ
ナーディスク部10をディスク外周15から延設された
溝部12及び刃部13の長手方向と平行方向(A−
A’)に切断したときの断面を表す概略説明図である。
また、図2(B)は、図1において前記リファイナーデ
ィスク部10をディスク外周15から延設された溝部1
2及び刃部13の長手方向と直交する方向(B−B’)
に切断したときの断面を表す概略説明図である。
【0018】図2において、溝部の深さD1としては、
3〜10mmが好ましく、5〜8mmがより好ましい。
また、溝部の平均長さL1としては、10〜100mm
が好ましく、30〜80mmがより好ましい。さらに、
溝部の巾W1としては、4〜10mmが好ましく、6〜
8mmがより好ましい。前記溝部の深さD1、溝部の長
さL1、溝部の巾W1は、それぞれ、総ての溝部につい
て均一の値であることが好ましいが、溝部ごとに若干不
均一の値であっても構わない。さらに溝部間の距離は
1.5〜5mmが好ましく、2〜4mmがより好まし
い。前記堰部の巾W2としては、1〜5mmが好まし
く、2〜4mmがより好ましい。
【0019】−リファイナーディスクB− 前記リファイナーディスクBは、ディスク外周から延設
された溝部及び刃部を有し、前記刃部からなる組のうち
少なくとも1組において、前記堰部の数が2未満であ
る。また、前記リファイナーディスクBは、前記刃部か
らなる組のうち、全組数の半数以上の組において、前記
堰部の数が2未満であることが好ましく、全組におい
て、前記堰部の数が2未満であることがより好ましい。
【0020】図3は、本発明における前記リファイナー
ディスクBの好ましい実施の形態を示す概略説明図であ
る。前記リファイナーディスクAの場合と同様に、図3
に示すリファイナーディスク部40は、リファイナーデ
ィスクBの一部を形成するものである。また、ディスク
外周45から延設された刃部42及び溝部43の詳細に
ついても、前記リファイナーディスクAと同様である。
【0021】前記リファイナーディスクBには、前記堰
部が設けられていてもよく、該堰部の数としては、0〜
1が好ましい。前記堰部の数が、2以上の場合には、叩
解時に、通過する原料パルプに対する抵抗が大きくなる
ため、パルプの設定流量が広範囲である場合には、該原
料パルプの流量を制御することが困難になるため、好ま
しくない。
【0022】前記刃部42からなる組のうち、前記堰部
の数が2未満である組が、ない場合には前記同様の理由
により好ましくない。
【0023】前記リファイナーディスクBは、溝部43
と刃部42との面積比(刃部42/溝部43)(以下、
適宜「面積比(刃部42/溝部43)」と、称すること
がある。)が、0.7〜1.1であることが必要であ
る。また、前記面積比(刃部42/溝部43)として
は、0.7〜1.0が好ましく0.8〜0.9がより好
ましい。前記面積比(刃部42/溝部43)が、0.7
未満であると、原料パルプのフィブリル化が進み難くな
るため、好ましくない。一方、前記面積比(刃部42/
溝部43)が1.1を超えると、原料パルプの流量を制
御することが困難となるため、好ましくない。
【0024】図4は、図3においてリファイナーディス
ク部40をディスク外周45から延設された刃部42及
び溝部43の長手方向と直交する方向(D−D’)に切
断したときの断面を表す概略説明図である。
【0025】図4において、溝部43の深さD2として
は、2〜10mmが好ましく、3〜6mmがより好まし
い。また、溝部43の平均長さとしては、50mm以上
が好ましく、100mm以上がより好ましい。さらに、
溝部43の巾W3としては、1〜6mmが好ましく、
1.5〜4mmがより好ましい。溝部43の深さD2、
溝部43の長さ、溝部43の巾W3は、それぞれ総ての
溝部43について均一の値であることが好ましいが、溝
部43ごとに若干不均一の値であっても構わない。
【0026】−その他のリファイナーディスク− 本発明における写真印画紙原紙用パルプの叩解方法にお
いては、所望により、前記リファイナーディスクA及び
リファイナーディスクB以外の公知のリファイナーディ
スクも適宜用いることができる。
【0027】前記リファイナーディスクは、ダブルディ
スクリファイナー(二枚の回転可能なリファイナーディ
スクと、これらのリファイナーディスクに挟まれて設け
られる固定リファイナーディスクとからなるもの)とし
て使用してもよいし、シングルディスクリファイナー
(一枚の回転可能なリファイナーディスクと、該リファ
イナーディスクと相対して設けられる固定ディスクとか
らなるもの)として使用してもよい。
【0028】−写真印画紙原紙用パルプ− 前記写真印画紙原紙用パルプとしては、例えば、針葉樹
や広葉樹等を原料とした砕木パルプ(GP)、リファイ
ナーグラウンドパルプ(RGP)及びサーモメカニカル
パルプ(TMP)等の機械パルプ(MP)、亜硫酸パル
プ(SP)及びクラフトパルプ(KP)等の化学パルプ
(CP)、ケミグラウンドパルプ(CGP)、セミケミ
カルパルプ(SCP)、古紙を原料とした脱インクパル
プ(DIP)などが挙げられる。
【0029】前記原料パルプの中でも、クラフトパルプ
(KP)が好ましく、クラフトパルプ(KP)中でも、
特に広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)が好ましい。
また、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)の場合、叩
解前の重量平均繊維長としては、0.60〜0.74m
mが好ましく、0.65〜0.70mmがより好まし
い。
【0030】前記重量平均繊維長が0.60mm未満の
場合、得られる写真印画紙の剛性が低下しやすく、一
方、前記重量平均繊維長が0.74mmを超えると、得
られる写真印画紙の表面平滑性が低下しやすい。また、
一般に広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)の叩解前の
重量平均繊維長は0.5〜0.8mmであることから、
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)の入手が困難とな
り、不便となるため好ましくない。なお、前記重量平均
繊維長は、例えば、特開昭60−69649号公報に記
載された方法に準じて測定することができる。この測定
に際しては、パルプ繊維を約0.001重量%程度含有
する液量50〜100mlの試料液が使用される。
【0031】本発明の叩解方法に使用される原料パルプ
は、水性スラリーを使用するもので、原料パルプの濃度
としては、2〜6重量%程度のものが望ましい。原料パ
ルプの濃度が2重量%よりも低いと、一定時間当たりの
パルプ処理量が小さく経済的に非効率的であり、一方、
原料パルプの濃度が6重量%よりも高いと繊維の切断が
発生しにくくなり得られる写真印画紙用原紙の平滑性の
向上の程度が減少する。
【0032】また、原料パルプには、通常の叩解工程で
添加される成分、例えば、pH調整剤、イオン封鎖剤、
スライムコントロール剤等を添加することができ、本発
明の叩解工程には特に添加成分による制約はない。前記
写真印画紙用原紙用パルプは、水性スラリーの状態でリ
ファイナーディスクを備えたリファイナーに供給され、
ここで後述のように叩解される。
【0033】−多段叩解− 本発明において、前記リファイナーディスクA及びリフ
ァイナーディスクBは、別々の段に用いて、多段叩解を
行う。前記リファイナーディスクAのみを総ての段に用
いて多段叩解した場合には、原料パルプの切断が進みす
ぎ、剛性に優れた原紙を得ることができない。また、前
記リファイナーディスクBのみを総ての段に用いて叩解
した場合には、原料パルプの繊維の切断・引き裂きが効
率的に行われず、表面平滑性に優れた原紙を得ることが
できない。一方、前記リファイナーディスクA及びリフ
ァイナーディスクBを別々の段に用い、これらを組み合
わせて多段叩解すれば、前記のような問題は発生せず、
叩解時における原料パルプの流量の制御が可能で、か
つ、表面平滑性・剛性に優れた原紙を得ることができ
る。
【0034】本発明においては、前記リファイナーディ
スクA及びリファイナーディスクBを別々の段に用いて
叩解する点、叩解後のパルプの重量平均繊維長等を所定
の範囲内に制御することが容易になるという点からも、
多段叩解が好ましく、さらに運転コスト等の点からは、
2段叩解がより好ましい。
【0035】前記多段叩解においては、第1段には、前
記リファイナーディスクAを用い、第2段以降には、前
記リファイーディスクBを用いることが好ましい。第1
段に前記リファイナーディスクBを用いる場合には、第
2段以降のリファイナーディスクAによる切断の効果が
出にくくなることがあり、好ましくない。
【0036】前記第1段に用いられるリファイナーとし
ては、総てのリファイナーディスクが、前記リファイナ
ーディスクAであるのが最も好ましいが、少なくとも、
1枚が前記リファイナーディスクAであればよい。同様
に、前記第2段以降に用いられるリファイナーとして
は、総てのリファイナーディスクが、前記リファイナー
ディスクBであるのが最も好ましいが、少なくとも、1
枚が前記リファイナーディスクBであればよい。
【0037】前記多段叩解に用いられるリファイナーに
おいては、回転ディスクと固定ディスクとの間のクリア
ランスは、0.15mm以下であることが好ましく、
0.10〜0.05mmがより好ましい。前記クリアラ
ンスが0.15mmを超えると、原料パルプの重量平均
繊維長が長くなるため、原紙の平滑性に劣ることがあ
る。一方、前記クリアランスが余りにも短すぎる場合
は、原料パルプの重量平均繊維長が短くなりすぎるた
め、剛性に劣ることがある。
【0038】前記多段叩解においては、例えば叩解が2
段叩解である場合には、第1段においては、濾水度が3
00〜420ccとなるように叩解し、第2段において
は、濾水度が230〜350ccとなるように叩解する
ことが好ましい。したがって、叩解の時間等は、上記の
濾水度を満たすように調整されることが好ましい。ここ
で、前記濾水度はJIS−P8121の「パルプの濾水
度試験方法」におけるカナダ標準形試験方法に従って測
定したものである。
【0039】本発明においては、前記多段叩解後に得ら
れる写真印画紙原紙用パルプのスラリー(以下、適宜
「パルプ紙料」と称することがある。)には必要に応じ
て各種の添加剤、例えば、填料、乾燥紙力増強剤、サイ
ズ剤、湿潤紙力増強剤、定着剤、pH調整剤、その他の
薬剤などが添加される。
【0040】前記填料としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、クレー、カオリン、白土、タルク、酸化チタン、珪
藻土、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム等が挙げられる。前記乾燥紙力増強剤として
は、例えば、カチオン化澱粉、カチオン化ポリアクリル
アミド、アニオン化ポリアクリルアミド、カルボキシ変
成ポリビニルアルコール等が挙げられる。前記サイズ剤
としては、例えば、脂肪酸塩、ロジン、マレイン化ロジ
ン等のロジン誘導体、パラフィンワックス、アルキルケ
テンダイマー、アルケニル無水琥珀酸(ASA)等が挙
げられる。前記湿潤紙力増強剤としては、例えば、ポリ
アミンポリアミドエピクロロヒドリン、メラミン樹脂、
尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂等が挙げられる。
前記定着剤としては、例えば、硫酸アルミニウム、塩化
アルミニウム等の多価金属塩、カチオン化澱粉等のカチ
オン性ポリマー等が挙げられる。前記pH調整剤として
は、例えば苛性ソーダ、炭酸ソーダ等が挙げられる。
【0041】前記その他の薬剤としては、例えば、消泡
剤、染料、スライムコントロール剤、蛍光増白剤等が挙
げられる。また、必要に応じて柔軟化剤等を添加するこ
ともできる。前記柔軟化剤については、例えば、新・紙
加工便覧(紙薬タイム社編)554〜555頁(198
0年発行)に記載があるが、特に分子量200以上のも
のが好ましい。この柔軟化剤は、炭素数10以上の疎水
性基を有し、セルロースと自己定着するアミン塩又は第
4級アンモニウム塩となっている。前記柔軟化剤の具体
例としては、無水マレイン酸共重合体とポリアルキレン
ポリアミンとの反応生成物、高級脂肪酸とポリアルキレ
ンポリアミンとの反応生成物、ウレタンアルコールとア
ルキル化剤との反応生成物、高級脂肪酸の4級アンモニ
ウム塩等が挙げられるが、特に無水マレイン酸共重合体
とポリアルキレンポリアミンとの反応生成物、ウレタン
アルコールとアルキル化剤との反応生成物が好ましい。
【0042】本発明においては、これらの各種添加剤等
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよい。また、これらの各種添加剤等の前記パルプ紙料
中への添加量としては、本発明の目的を害しない範囲に
おいて適宜選択でき、通常0.1〜1.0重量%が好ま
しい。
【0043】前記パルプ紙料を抄紙する手段としては、
例えば、手抄紙機、長網抄紙機、丸網抄紙機、ツインワ
イヤマシン、コンビネーションマシンなどを用いること
ができる。本発明においては、これらの手段によって抄
造され、乾燥され、巻き取られた原紙に、サイズプレ
ス、タブサイズなどの公知の方法により、表面サイズ処
理やカレンダー処理を施すことができる。一般に、前記
表面サイズ処理は、前記乾燥の前後のいずれかにおいて
行われ、前記カレンダー処理は、前記乾燥の後から前記
巻取りの間に行われる。
【0044】前記表面サイズ処理に使用される処理液に
は、例えば、水溶性高分子、サイズ剤、吸湿性物質、顔
料、pH調整剤、エポキシ化脂肪酸アミド(EFA)、
ポリアミンポリアミドエピクロロヒドリン、染料、蛍光
増白剤などが含まれていてもよい。
【0045】前記水溶性高分子としては、例えば、カチ
オン化澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシ変成ポ
リビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、セルロースサルフェート、
ゼラチン、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩、ポリスチ
レンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0046】前記サイズ剤としては、例えば、石油樹脂
エマルジョン、スチレン−無水マレイン酸共重合体アル
キルエステルのアンモニウム塩、ロジン、高級脂肪酸
塩、アルキルケテンダイマー(AKD)等が挙げられ
る。
【0047】前記吸湿性物質としては、例えば、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリエチレン、塩化ビニリデン共重合体等のラテッ
クス・エマルジョン類、グリセリン、ポリエチレングリ
コール等が挙げられる。
【0048】前記顔料としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、クレー、カオリン、タルク、硫酸バリウム、酸化チ
タン等が挙げられる。前記pH調整剤としては、例え
ば、塩酸、苛性ソーダ、炭酸ソーダ等が挙げられる。
【0049】前記カレンダー処理は、前記表面サイズ処
理を乾燥後に行う場合には、表面サイズ処理の前後のい
ずれにおいても実施することができるが、各種処理を実
行した最終の仕上げ工程でカレンダー処理を実施するの
が好ましい。カレンダー処理に使用する金属ロールや弾
性ロールは、通常の紙の製造に用いられる公知のものが
使用される。
【0050】前記カレンダー処理により、原紙は、最終
的に50〜250μmの厚みに調整される。なお、原紙
の密度としては、0.8〜1.3g/m3が好ましく、
1.0〜1.2g/m3が好ましい。
【0051】前記パルプ紙料を抄紙してなる原紙の少な
くとも一方の表面に被覆層を形成したものものが印画紙
として望ましい。被覆層は通常は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のα−オレフィンの単独重合体及びこれら
の混合物などのポリオレフィン樹脂が用いられる。
【0052】前記前記被覆層は、加熱溶融した二酸化チ
タン等を含有するペレットを溶融し、必要に応じて前記
被覆層を形成する樹脂で希釈して溶融し、走行させた前
記原紙上に、通常ラミネート法、逐次ラミネート法、又
は、フィートブロックタイプ、マルチマニホールドタイ
プ、マルチスロットタイプ等の単層若しくは多層押出ダ
イ、ラミネーター等によるラミネート法のいずれかの方
法により被覆することにより、形成される。前記単層若
しくは多層押出用ダイの形状としては、特に制限される
ものではないが、一般に、Tダイ、コートハンガーダイ
等が好適に挙げられる。
【0053】また、前記被覆層を形成する樹脂を前記原
紙の一方又は両方の表面に被覆する前に、前記原紙に、
コロナ放電処理、火炎処理、グロー放電処理、又はプラ
ズマ処理などの活性化処理を施すことが好ましい。
【0054】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定さ
れるものではない。なお、以下、溝部と刃部との面積比
を、単に、「面積比(刃部/溝部)」と称する。 (実施例1)写真印画紙原紙用パルプとして、広葉樹晒
クラフトパルプ(LBKP)を使用し、これを原料とし
た濃度4重量%のスラリー(重量平均繊維長:0.7
0)を用い、リファイナーディスクAとして、刃部から
なる組のうち、全組において、堰部の数が2であって、
かつ、面積比(刃部/溝部)が0.41であるリファイ
ナーディスクAを第1段のリファイナーに用い、リファ
イナーディスクBとして、刃部からなる組のうち、全組
において、堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝部)が
0.75であるリファイナーディスクBを第2段のリフ
ァイナーに用いて、2段叩解し、原紙を得た。
【0055】(実施例2)実施例1において、第1段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクAを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部の数が3であっ
て、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.32であるリフ
ァイナーディスクAに代え、第2段のリファイナーに用
いたリファイナーディスクBを、刃部からなる組のう
ち、全組において堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝
部)が0.82であるリファイナーディスクBに代えた
以外は実施例1と同様に2段叩解して、原紙を得た。
【0056】(実施例3)実施例1において、第1段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクAを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部の数が2であっ
て、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.50であるリフ
ァイナーディスクAに代え、第2段のリファイナーに用
いたリファイナーディスクBを、刃部からなる組のう
ち、全組において堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝
部)が0.98であるリファイナーディスクBに代えた
以外は実施例1と同様に2段叩解して、原紙を得た。
【0057】(実施例4)実施例1において、第1段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクAを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部の数が3であっ
て、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.28であるリフ
ァイナーディスクAに代え、第2段のリファイナーに用
いたリファイナーディスクBを、刃部からなる組のう
ち、全組において堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝
部)が1.02であるリファイナーディスクBに代えた
以外は実施例1と同様に2段叩解して、原紙を得た。
【0058】(比較例1)実施例1において、第2段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクBを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部の数が2であっ
て、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.28であるリフ
ァイナーディスクに代えた以外は、実施例1と同様に2
段叩解し、原紙を得た。
【0059】(比較例2)実施例1において、第1段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクAを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部がなく、かつ、
面積比(刃部/溝部)が0.98であるリファイナーデ
ィスクに代え、第2段のリファイナーに用いたリファイ
ナーディスクBを、刃部からなる組のうち、全組におい
て堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.82
であるリファイナーディスクBに代えた以外は実施例1
と同様に2段叩解し、原紙を得た。
【0060】(比較例3)実施例1において、第1段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクAを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部がなく、かつ、
面積比(刃部/溝部)が0.50であるリファイナーデ
ィスクに代え、第2段のリファイナーに用いたリファイ
ナーディスクBを、刃部からなる組のうち、全組におい
て堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.50
であるリファイナーディスクに代えた以外は実施例1と
同様に2段叩解し、原紙を得た。
【0061】(比較例4)実施例1において、第1段の
リファイナーに用いたリファイナーディスクAを、刃部
からなる組のうち、全組において、堰部の数が2であっ
て、かつ、面積比(刃部/溝部)が0.98であるリフ
ァイナーディスクに代え、第2段のリファイナーに用い
たリファイナーディスクBを、刃部からなる組のうち、
全組において堰部がなく、かつ、面積比(刃部/溝部)
が0.82であるリファイナーディスクBに代えた以外
は実施例1と同様に2段叩解し、原紙を得た。
【0062】以上により得られた原紙について、以下の
測定・評価を行った。その結果を表1に示した。
【0063】《測定・評価》 <重量平均繊維長の測定>実施例1〜4及び比較例1〜
4において得られた原紙について、重量平均繊維長を測
定・評価した。
【0064】<表面平滑性の測定・評価>実施例1〜4
及び比較例1〜4において得られた原紙の表面平滑性
を、サンプル見本と相対して視覚的に観察し、以下の4
段階の評価基準に従い、評価した。 ◎ ・・・平滑性が極めて良好である。 ○ ・・・平滑性が良好である。 △ ・・・平滑性がやや悪い。 × ・・・平滑性が悪い。
【0065】<剛性の測定・評価>実施例1〜4及び比
較例1〜4において得られた原紙の剛性(腰)を触手時
の感触にて調べ、以下の4段階の評価基準に従って評価
した。 ◎ ・・・剛性が極めて良好である。 ○ ・・・剛性が良好である。 △ ・・・剛性がやや悪い。 × ・・・剛性が悪い。
【0066】<パルプ流量制御適性>得られた原紙1〜
4及び原紙H1〜H4のパルプ流量制御適性を、以下の
基準に従い評価し、結果を表1に示した。 ○ ・・・叩解によって得られるパルプスラリーは広範
囲の設定流量に対して制御できる。 ×・・・ 叩解によって得られるパルプスラリーは広範
囲の設定流量に対して制御できない。
【0067】
【表1】
【0068】表1から、実施例1〜4で得られた原紙1
〜4は、表面平滑性及び剛性に優れ、また、叩解時のパ
ルプ流量の制御適性も良好であることがわかる。一方、
比較例1〜4においては、表面平滑性、剛性、及びパル
プ流量制御適性のいずれかが不十分であることがわか
る。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、平滑性・
剛性に優れた写真印画紙原紙を得ることができ、かつ、
叩解時のパルプ流量制御適性にも優れた写真印画紙原紙
用パルプの叩解方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リファイナーディスクAの好ましい実施の形
態の一例を示す要部平面図である。
【図2】 (A)は図1におけるA−A’線断面図、
(B)は図1におけるB−B’線断面図である。
【図3】 リファイナーディスクBの好ましい実施の形
態の一例を示す要部平面図である。
【図4】 図3におけるD−D’線断面図である。
【符号の説明】
10 リファイナーディスク部 12 溝部 13 刃部 14 堰部 15 リファイナーディスクA外周 40 リファイナーディスク部 42 刃部 43 溝部 45 リファイナーディスクB外周

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク外周から延設された溝部及び刃
    部を有するリファイナーディスクA及びBを別々の段に
    用いて写真印画紙原紙用パルプを多段叩解することを含
    み、 前記リファイナーディスクAが、任意に選択した2つの
    隣接する前記刃部からなる組のうち少なくとも1組にお
    いて、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2
    以上であり、かつ、前記溝部と前記刃部との面積比(刃
    部/溝部)が、0.2〜0.6であり、 前記リファイナーディスクBが、任意に選択した2つの
    隣接する前記刃部からなる組のうち少なくとも1組にお
    いて、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2
    未満であり、かつ、前記溝部と前記刃部との面積比(刃
    部/溝部)が、0.7〜1.1であることを特徴とする
    写真印画紙原紙用パルプの叩解方法。
  2. 【請求項2】 リファイナーディスクAが、前記任意に
    選択した2つの隣接する前記刃部からなる組のうち全組
    数の半数以上の組において、前記2つの隣接する刃部を
    連結する堰部の数が2以上であり、 リファイナーディスクBが、前記任意に選択した2つの
    隣接する前記刃部からなる組のうち全組数の半数以上の
    組において、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の
    数が2未満である請求項1に記載の写真印画紙原紙用パ
    ルプの叩解方法。
  3. 【請求項3】 リファイナーディスクAが、前記任意に
    選択した2つの隣接する前記刃部からなる組のうち全組
    において、前記2つの隣接する刃部を連結する堰部の数
    が2以上であり、 リファイナーディスクBが、前記任意に選択した2つの
    隣接する前記刃部からなる組のうち全組において、前記
    2つの隣接する刃部を連結する堰部の数が2未満であ
    る、請求項1に記載の写真印画紙原紙用パルプの叩解方
    法。
  4. 【請求項4】 第1段に、リファイナーディスクAを用
    い、第2段に、リファイナーディスクBを用いる、請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の写真印画紙原紙用
    パルプの叩解方法。
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