JP2000250130A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2000250130A
JP2000250130A JP11050672A JP5067299A JP2000250130A JP 2000250130 A JP2000250130 A JP 2000250130A JP 11050672 A JP11050672 A JP 11050672A JP 5067299 A JP5067299 A JP 5067299A JP 2000250130 A JP2000250130 A JP 2000250130A
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projection
lens
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淳 荒井
Shogo Kurosawa
正吾 黒澤
Nobuo Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化された投写レンズを安定して取り付
けることのできる構造体を有する投写型表示装置を提供
すること。 【解決手段】投写型表示装置を構成する電気光学装置を
載置するとともに、投写レンズが取り付けられる構造体
80は、投写レンズ取付面83Aよりも、投写レンズの
先端側に形成される固定孔85Aで外装ケースにねじ止
め固定される。構造体80がこのような位置で固定され
るので、大型の投写レンズを構造体に取り付けても、投
写レンズの重量によって構造体80の投写レンズ取付面
83Aが傾くこともなく、投写レンズを構造体80に安
定して固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に応じて
光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で
形成された光学像を拡大投写する投写レンズと、前記光
源および前記電気光学装置を含む装置本体を収納する外
装ケースと、前記電気光学装置が載置されるとともに、
前記投写レンズが取り付けられる構造体とを備えた投写
型表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、光源と、この光源から出射され
る光束を画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装
置と、この電気光学装置で形成された光学像を拡大投写
する投写レンズと、光源および電気光学装置を含む装置
本体を収納する外装ケースと、電気光学装置が載置され
るとともに、投写レンズが取り付けられる構造体とを備
えた投写型表示装置が知られている。
【0003】このような投写型表示装置は、会議、学
会、展示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに
広く利用される。このため、投写型表示装置による投写
画像の鮮明化、大画面表示を可能とするために、投写レ
ンズの大型化が検討されている。
【0004】ここで、上述した構造体は、側面略L字状
の金属部材から構成され、該L字の一方の内側面が電気
光学装置載置面とされ、該L字の他方の外側面が投写レ
ンズ取付面とされる。そして、このような構造体は、電
気光学装置載置面の端部で外装ケースの底面とねじ止め
固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造体に大型の投写レンズを取り付けようとすると、投
写レンズの重量により、構造体の投写レンズ取付面が傾
いてしまうため、投写レンズの光軸を精度よく設定する
のが困難になるという問題がある。
【0006】また、大型の投写レンズが取り付けられた
構造体はその重心位置が投写レンズの先端側に移動する
ため、電気光学装置載置面のみで構造体を外装ケースに
対して固定すると、安定性が悪くなるという問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、大型化された投写レンズ
を安定して取り付けることのできる構造体を有する投写
型表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る投写型表示装置は、画像情報に応じて
光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で
形成された光学像を拡大投写する投写レンズと、前記光
源および前記電気光学装置を含む装置本体を収納する外
装ケースと、前記電気光学装置が載置されるとともに、
前記投写レンズが取り付けられる構造体とを備えた投写
型表示装置であって、前記構造体は側面略L字状の部材
から構成され、略L字の一方の内側面に前記電気光学装
置が載置されるとともに、略L字の他方の外側面に前記
投写レンズが取り付けられ、この構造体の前記外装ケー
スに対する固定は、前記構造体の投写レンズ取付面より
も、前記投写レンズの先端側で行われることを特徴とす
る。
【0009】このような本発明によれば、構造体の外装
ケースに対する固定が投写レンズ取付面よりも先端側で
行われるので、大型の投写レンズを構造体に取り付けて
も投写レンズ取付面が傾くことがなく、投写レンズを構
造体に安定して固定することが可能となる。
【0010】以上において、上述した投写レンズに投写
レンズ取付面との固定のために、当該投写レンズの径方
向外側に向かって突出するフランジが形成されている場
合、このフランジは投写レンズの基端面よりも先端側に
形成されているのが好ましい。
【0011】すなわち、固定用のフランジがこのような
位置に形成されているので、投写レンズと投写レンズ取
付面との固定位置を投写レンズの重心位置に近づけるこ
とができ、構造体への投写レンズの固定が一層安定す
る。
【0012】また、上述したレンズ取付面には、投写レ
ンズの基端部分が挿入される凹部が形成されているのが
好ましい。
【0013】ここで、前記凹部は、投写レンズの外径に
応じた形状を有しているのが好ましく、断面円形の投写
レンズであれば、この円形断面に応じた開口を有する凹
部であるのが好ましい。
【0014】すなわち、投写レンズの基端部分が凹部に
挿入されることで、投写レンズ取付面に対する投写レン
ズの位置決めを容易に行うことが可能となるうえ、投写
レンズ取付面に対する投写レンズの取付構造を強固にす
ることが可能となる。また、投写レンズ取付面に凹部が
形成されることで、投写レンズ取付面の面外方向の変形
を規制でき、構造体への投写レンズの固定が一層安定す
る。
【0015】さらに、上述した投写レンズがレンズ等の
光学部品を保持する枠部を有している場合、この枠部の
基端側端面は、黒色であるのが好ましい。
【0016】すなわち、枠部の基端側端面を黒色とする
ことで、光源から出射された光束が反射することがない
ので、このような反射によって投写画像が不鮮明となる
ことを防止し、鮮明な投写画像を得ることが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。
【0018】(1)装置の全体構成 図1、図2には、本実施形態に係る投写型表示装置1の
概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、図
2は下面側から見た斜視図である。
【0019】投写型表示装置1は、光源としての光源ラ
ンプから出射された光束を赤(R)、緑(G)、青
(B)の三原色に分離し、これらの各色光束を電気光学
装置を構成する液晶パネルを通して画像情報に対応させ
て変調し、変調した後の各色の変調光束をプリズム(色
合成光学系)により合成して、投写レンズ6を介して投
写面上に拡大表示する形式のものである。投写レンズ6
の一部を除いて、各構成部品は外装ケース2の内部に収
納されている。
【0020】(2)外装ケースの構造 外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパー
ケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、背
面部分を覆うリアケース5(図2)と、装置前面を覆う
フロントケース9から構成され、リアケース5が樹脂製
である他はマグネシウム等の金属製である。
【0021】図1に示されるように、アッパーケース3
の上面において、その前方側の左右の端には、スピーカ
用の多数の連通孔25R、25Lが形成されている。ま
た、これらの連通孔25R、25L間には、投写型表示
装置1の画質等を調整するための操作パネル60が設け
られている。さらに、アッパーケース3の前面の向かっ
て右上部分には、図示略のリモートコントローラからの
光信号を受信するための受光部70が設けられている。
【0022】図2に示されるように、ロアーケース4の
底面の略中央には、装置内部を冷却する冷却空気を取り
入れるための空気取入口240が設けられている。空気
取入口240は、樹脂製のフィルタ交換蓋241に設け
られており、このフィルタ交換蓋241をロアーケース
4の側面側から着脱することで、内部のフィルタを交換
することが可能である。
【0023】また、ロアーケース4の底面には、その前
端の左右の角部にフット31R、31Lが設けられ、後
端の略中央部にフット31Cが設けられている。尚、フ
ット31R、31Lの上下の進退量を調整することによ
って、表示画面の傾きを変更することが可能である。
【0024】リアケース5は、図2に示されるように、
装置背面側に配置された各種の入出力端子群51が設け
られるインターフェースパネル501と、装置内部の空
気を排出する通気口としての排気口および受光部70が
設けられた光源ランプ交換蓋502とで構成されてい
る。また、装置背面側には、外部電力供給用のACイン
レット50が設けられている。尚、光源ランプ交換蓋5
02は、インターフェースパネル501から着脱可能に
なっていて、この光源ランプ交換蓋502を外装ケース
2から取り外すことにより、装置内部の光源ランプユニ
ット8を交換することができる。
【0025】(3)装置の内部構造 図3には、投写型表示装置1の内部構造が示されてい
る。
【0026】この図に示されるように、装置1の内部に
は、投写レンズ6の一側方に配置された電源としての電
源ユニット7、電源ユニット7の後方に配置された光源
ユニットとしての光源ランプユニット8、光学系を構成
する光学ユニット10、ユニット10内の電気光学装置
925を駆動するドライバーボード(図示せず)、およ
び装置1全体を制御するメインボード(図示せず)など
が収容されている。
【0027】電源ユニット7は、ACインレット50か
らの電力を変圧して光源ランプユニット8や、ドライバ
ーボード、メインボード、電気光学装置925の下方ま
たは上下両方に配置された吸気ファン(図示せず)、お
よび光源ランプユニット8の後方に配置された排気ファ
ン16などに供給するものであり、電源フィルタ、トラ
ンス(変圧器)、整流回路、平滑回路、電圧安定回路等
が形成された電源回路基板の他、光源ランプユニット8
の光源ランプ181を駆動するためのランプ駆動基板等
を備えている。
【0028】光源ランプユニット8は、投写型表示装置
1の光源部分を構成するものであり、図4にも示される
ように、光源ランプ181およびリフレクタ182から
なる光源装置183を有し、この光源装置183がラン
プハウジング(図示略)に収納されることで、ユニット
化されている。このような光源ランプユニット8は、前
述した吸気ファンからの冷却空気や、外装ケース2と投
写レンズ6との間の隙間から吸引される冷却空気で冷却
されるが、冷却空気は、先ず、吸引された直後に電気光
学装置925および電源ユニット7等を冷却し、この後
に装置1内部の略全域を冷却するように後方に流れ、最
終的にはその大部分が光源ランプユニット8内を通って
背後の排気ファン16で排気される。従って、排気ファ
ン16の直前に光源ランプユニット8が配置されている
ことにより、その内部の光源装置183を大量の冷却空
気で効率よく冷却することが可能である。
【0029】光学ユニット10は、光源ランプユニット
8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に
対応した光学像を形成するユニットであり、照明光学系
923、色分離光学系924、電気光学装置925、お
よび色合成光学系としてのプリズムユニット910とを
含んで構成される。電気光学装置925およびプリズム
ユニット910以外の光学ユニット10の光学素子は、
上ライトガイド(図示略)、および下ライトガイド90
2の間に上下に挟まれて保持された構成となっている。
尚、これらの上ライトガイド、下ライトガイド902は
一体とされて、ロアーケース4の側に固定ネジにより固
定されている。また、これらのライトガイドは、プリズ
ムユニット910の側に同じく固定ネジによって固定さ
れている。
【0030】直方体状のプリズムユニット910は、図
5に示されるように、マグネシウムの一体成形品から構
成される側面略L字状のヘッド体80のL字の一方の内
側面に固定ネジにより固定されている。また、電気光学
装置925を構成する各液晶パネル925R、925
G、925Bは、プリズムユニット910の3側面に固
定部材を介して固定されている。
【0031】ドライバーボードは、電気光学装置925
の各液晶パネル925R、925G、925Bを駆動・
制御するためのものであり、光学ユニット10の上方に
配置される。
【0032】メインボードは、投写型表示装置1全体を
制御する制御回路が形成されたものであり、前記ドライ
バーボードの上方に配置される。このようなメインボー
ドは、前述のドライバーボードおよび操作パネル60と
電気的に接続される。
【0033】(4)光学系の構造 次に、投写型表示装置1の光学系即ち光学ユニット10
の構造について、図4に示す模式図に基づいて説明す
る。
【0034】上述したように、光学ユニット10は、光
源ランプユニット8からの光束(W)の面内照度分布を
均一化する照明光学系923と、この照明光学系923
からの光束(W)を、赤(R)、緑(G)、青(B)に
分離する色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを
画像情報に応じて変調する電気光学装置925と、変調
後の各色光束を合成する色合成光学系としてのプリズム
ユニット910とを含んで構成されている。
【0035】照明光学系923は、第1のレンズ板92
1と、その出射側に配置された第2のレンズ板922
と、光源ランプユニット8から出射された光束Wの光軸
1aを装置1前方向に折り曲げる反射ミラー931とを
備えている。
【0036】第1のレンズ板921は、マトリクス状に
配置された複数の矩形レンズを有しており、光源から出
射された光束を複数の部分光束に分割し、各部分光束を
第2のレンズ板922の近傍で集光させる。
【0037】第2のレンズ板922は、マトリクス状に
配置された複数の矩形レンズを有しており、第1のレン
ズ板921から出射された各部分光束を電気光学装置9
25を構成する液晶パネル925R、925G、925
B(後述)上に重畳させる機能を有している。
【0038】このように、本例の投写型表示装置1で
は、照明光学系923により、液晶パネル925R、9
25G、925B上をほぼ均一な照度の光で照明するこ
とができるので、照度ムラのない投写画像を得ることが
できる。
【0039】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
イックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー9
42と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑
反射ダイクロイックミラー941において、照明光学系
923から出射される光束Wに含まれている青色光束B
および緑色光束Gが直角に反射され、緑反射ダイクロイ
ックミラー942の側に向かう。
【0040】赤色光束Rは、この青緑反射ダイクロイッ
クミラー941を通過し、後方の反射ミラー943で直
角に反射されて、赤色光束Rの出射部944からプリズ
ムユニット910の側に出射される。
【0041】次に、青緑反射ダイクロイックミラー94
1で反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑反射ダ
イクロイックミラー942において、緑色光束Gのみが
直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945からプリ
ズムユニット910側に出射される。
【0042】この緑反射ダイクロイックミラー942を
通過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部946から
リレー光学系927の側に出射される。本例では、照明
光学系923の光束Wの出射部から、色分離光学系92
4における各色光束R、G、Bの出射部944、94
5、946までの距離が全て等しくなるように設定され
ている。
【0043】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。従って、各出
射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これらの集
光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0044】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、入射側偏光板960R、960Gを通って光
変調装置である液晶パネル925R、925Gに入射し
て変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。
すなわち、これらの液晶パネル925R、925Gは、
前述のドライバーボードによって画像情報に応じてスイ
ッチング制御されて、これにより、ここを通過する各色
光の変調が行われる。
【0045】一方、青色光束Bは、リレー光学系927
を介して対応する液晶パネル925Bに導かれ、ここに
おいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。尚、
本実施形態の液晶パネル925R、925G、925B
としては、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものを採用することができる。
【0046】リレー光学系927は、青色光束Bの出射
部946の出射側に配置した集光レンズ954と、入射
側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、こ
れらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、
液晶パネル925Bの手前側に配置した集光レンズ95
3とから構成されており、集光レンズ953から出射し
た青色光束Bは、入射側偏光板960Bを通って液晶パ
ネル925Bに入射して変調される。
【0047】この際、光束Wの光軸1aおよび各色光束
R、B、Bの光軸1r、1g、1bは同一平面内に形成
されるようになる。そして、各色光束の光路の長さ、す
なわち光源ランプ181から各液晶パネルまでの距離
は、青色光束Bが最も長くなり、従って、この光束の光
量損失が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を
介在させることにより、光量損失を抑制できる。
【0048】次に、各液晶パネル925R、925G、
925Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、出
射側偏光板961R、961G、961Bを通ってプリ
ズムユニット910に入射され、ここで合成される。そ
して、このプリズムユニット910によって合成された
カラー画像が投写レンズ6を介して所定の位置にある投
写面100上に拡大投写されるようになっている。
【0049】(5) ヘッド体80の構造 上述した構造体である側面略L字状のヘッド体80は、
図5に示すように、プリズムユニット910および電気
光学装置925が載置される水平部81と、この水平部
81の前方側に立設される垂直部83とを有し、垂直部
83の外側面には、投写レンズ6がレンズ位置調整機構
40を介して固定されている。
【0050】レンズ位置調整機構40は、ヘッド体80
の垂直部83に固定される固定部材401と、この固定
部材401に対して、上下に摺動可能な可動部材402
と、この可動部材402を固定部材401に対して摺動
させるための回転伝動機構414とを含んで構成され
る。そして、本例の場合、投写レンズ6は、可動部材4
02の側面に取り付けられ、回転伝動機構414を操作
することにより、投写レンズ6の位置が上下に移動し、
投写レンズ6の光軸を調整することができるようになっ
ている。
【0051】投写レンズ6は、レンズ等の光学部品を収
納する円筒状の枠部61と、枠部61の基端部分に設け
られ、投写レンズ6の径方向外側に向かって突出するフ
ランジ63と、枠部61の先端に設けられ、枠部61の
円周方向に回動させることで、投写画像のズーム、フォ
ーカスを調整するズーム・フォーカス調整機構65とを
備えている。
【0052】フランジ63は、枠部61の基端面よりも
レンズ先端側に形成され、フランジ63の四隅で固定ね
じ62によって、可動部材402に固定されている。
尚、図5では図示を略したが、可動部材402の前方側
面には、凹部が形成され、この凹部に枠部61の基端部
分が挿入される。
【0053】ヘッド体80は、図6に示すように、電気
光学装置925およびプリズムユニット910が載置さ
れる水平部81、およびこの水平部81の前方側端縁に
立設される垂直部83と、この垂直部83から前方に水
平に突出する突出部85とを備えている。
【0054】水平部81の四隅には、固定孔81Aが形
成されているとともに、突出部85にも2つの固定孔8
5Aが形成されている。そして、これらの固定孔81
A、85A、87Aに固定ねじを挿入し、ロアーケース
4の底面とねじ止め固定することにより、ヘッド体80
は、外装ケース2に対して固定される。
【0055】垂直部83の投写レンズ取付面83Aに
は、プリズムユニット910からの出射光の光軸1aを
中心とした円形状の開口を有する凹部83Bが形成さ
れ、その周囲には、格子状のリブ83Cが形成されてい
る。凹部83Bの底面は平坦面とされ、その略中央に
は、プリズムユニット910からの出射光束を導くため
の矩形状の開口部83Dが形成されている。また、凹部
83Bの開口面の周囲には、固定ねじを挿入するための
ねじ孔83Eが4つ形成されているとともに、凹部83
Bの円形開口面の直径方向に離間配置された一対の位置
決めピン83Fが設けられている。
【0056】このような凹部83Bには、上述したレン
ズ位置調整機構40の固定部材401が取り付けられる
が、固定部材401の垂直部83と当接する基端面に
は、この凹部83Bの円形開口面形状と係合するリング
状の突起が設けられている(図示略)。固定部材401
の取り付けに際しては、固定部材401の基端面外周部
分に設けられる孔(図示略)に位置決めピンを挿入し、
孔のクリアランスを使って、位置調整を行った後、ねじ
孔83Eにねじを挿入して、固定部材401を垂直部8
3に固定する。尚、このような垂直部83は、レンズ位
置調整機構40を介して投写レンズ6を接続するだけで
なく、投写レンズ6の基端部分を直接接続できるように
なっていて、凹部83Bの円形開口面は、前記投写レン
ズ6の枠部61の外周縁にも対応している。
【0057】突出部85は、垂直部83の底部端縁に沿
って前方に突出するリブ状部85Bと、リブ状部85B
の両端に設けられる箱状部85Cとを備えている。この
箱状部85Cの上面には、上述した固定孔85Aが形成
されているとともに、箱状部85Cの上面端部近傍に
は、前記垂直部83の投写レンズ取付面83Aに向かっ
て延びるリブ85Dが複数設けられている。
【0058】尚、このようなマグネシウム合金製のヘッ
ド体80は、チクソ成形法によって一体成形され、レン
ズ取付面83Aに格子状のリブ83Aを形成すること
で、垂直部83の強度を落とすことなく、ヘッド体80
の軽量化を図っている。
【0059】(6) 実施形態の効果 前述のような本実施形態によれば、次のような効果があ
る。
【0060】すなわち、ヘッド体80の外装ケース2に
対する固定が投写レンズ取付面83Aよりも投写レンズ
6の先端側で行われるので、大型の投写レンズ6を取り
付けても垂直部83が傾くことがなく、投写レンズ6を
ヘッド体80に安定して固定することができる。
【0061】また、投写レンズ取付面83Aに凹部83
Bが形成されているので、この凹部83Bに固定部材4
01のリング状突起の基端部分を挿入することで、投写
レンズ取付面83Aに対する固定部材401の位置決め
を容易に行うことができるうえ、投写レンズ取付面83
Aに対する固定部材401の取付構造を強固にすること
ができる。そして、投写レンズ取付面83Aに凹部83
Bが形成されることで、投写レンズ取付面83Aの面外
方向の変形を規制することができるので、ヘッド体80
への投写レンズ6の固定が一層安定する。
【0062】さらに、投写レンズ6のフランジ63が枠
部61の基端面よりもレンズ先端側に形成されているの
で、可動部材402および投写レンズの固定位置を投写
レンズ6の重心位置に近づけることができ、レンズ位置
調整機構40を介したヘッド体80への投写レンズ6の
固定が一層安定する。
【0063】そして、投写レンズ取付面83Aの凹部8
3Bの外周面に格子状のリブ83Cが形成されているの
で、凹部83Bによる補強効果に加えて、投写レンズ取
付面83Aの面外方向の変形が一層防止される。
【0064】また、突出部85から垂直部83の投写レ
ンズ取付面83Aに向かって延びるリブ85Dが設けら
れているので、垂直部83の前方側への変形を防止する
ことができ、大型の投写レンズ6を取り付けても、該変
形を極力することができる。 (7) 実施形態の変形 尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものでは
なく、以下に示すような変形をも含むものである。
【0065】前期実施形態では、投写レンズ6は、レン
ズ位置調整機構40を介してヘッド体80に取り付けら
れていたが、これに限られない。すなわち、ヘッド体8
0に直接投写レンズ6を固定しても、前述の実施形態で
述べた効果と同様の効果を享受することができる。尚、
この場合、投写レンズの枠部の基端面は黒色であるのが
好ましい。枠部の基端面を黒色とすることにより、プリ
ズムユニットから出射された光束がこの枠部に当たって
も、反射しにくくなり、枠部の反射によって光学像が不
鮮明となることを防止することができる。
【0066】また、前記実施形態では、電気光学装置9
25は、TFT駆動の液晶パネル925R、925G、
925Bから構成されていたが、これに限らず、他の駆
動方式から構成される光変調装置を備えた投写型表示装
置に本発明を採用してもよい。
【0067】さらに、前記実施形態では、電気光学装置
925は、3枚の液晶パネル925R、925G、92
5Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2枚
の液晶パネルから構成される光変調装置に本発明を採用
してもよい。
【0068】そして、前記実施形態では、電気光学装置
925を構成するパネルは液晶素子から構成されていた
が、液晶以外のプラズマ素子、マイクロミラーを用いた
デバイスパネルから構成される光変調装置を備えた投写
型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0069】また、前記実施形態における電気光学装置
925は、光束R、G、Bを透過して変調する形式のも
のであったが、これに限らず、入射した光を反射しつつ
変調して出射する反射型の光変調装置を備えた投写型表
示装置に本発明を採用してもよい。
【0070】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
【0071】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、構造体の
外装ケースに対する固定が投写レンズ取付面よりも先端
側で行われるので、大型の投写レンズを構造体に取り付
けても投写レンズ取付面が傾くことがなく投写レンズを
構造体に安定して固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投写型表示装置の上部
から見た外観斜視図である。
【図2】前記実施形態における投写型表示装置の下部か
ら見た外観斜視図である。
【図3】前記実施形態における投写型表示装置の内部構
造を表す斜視図である。
【図4】前記実施形態における光学系の構造を説明する
ための模式図である。
【図5】前記実施形態における投写レンズおよび電気光
学装置の取り付けられた状態を表す外観斜視図である。
【図6】前記実施形態における構造体を表す外観斜視図
である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 2 外装ケース 6 投写レンズ 61 枠部 63 フランジ 80 ヘッド体(構造体) 83A 投写レンズ取付面 83B 凹部 85A 固定孔 181 光源ランプ(光源) 925 電気光学装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 信男 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 EA19 HA05 HA21 HA24 MA20 5C058 AB03 BA35 EA01 EA02 EA11 EA12 EA42 EA45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報に応じて光学像を形成する電気光
    学装置と、この電気光学装置で形成された光学像を拡大
    投写する投写レンズと、前記光源および前記電気光学装
    置を含む装置本体を収納する外装ケースと、前記電気光
    学装置が載置されるとともに、前記投写レンズが取り付
    けられる構造体とを備えた投写型表示装置であって、 前記構造体は側面略L字状の部材から構成され、略L字
    の一方の内側面に前記電気光学装置が載置されるととも
    に、略L字の他方の外側面に前記投写レンズが取り付け
    られ、 この構造体の前記外装ケースに対する固定は、前記構造
    体の投写レンズ取付面よりも、前記投写レンズの先端側
    で行われることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記投写レンズには、前記投写レンズ取付面との固定の
    ために、当該投写レンズの径方向外側に向かって突出す
    るフランジが形成され、 このフランジは、前記投写レンズの基端面よりも先端側
    に形成されていることを特徴とする投写型表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記投写レンズ取付面には、前記投写レンズの基端部分
    が挿入される凹部が形成されていることを特徴とする投
    写型表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の投
    写型表示装置において、 前記投写レンズは、レンズ等の光学部品を保持する枠部
    を有し、この枠部の基端側端面は、黒色であることを特
    徴とする投写型表示装置。
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WO2010027245A1 (en) * 2008-09-05 2010-03-11 Dmitrijs Volohovs Image projection apparatus
JP2010164726A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Seiko Epson Corp プロジェクター

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