JP2000249752A - 位置検出システム - Google Patents

位置検出システム

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JP2000249752A
JP2000249752A JP11050733A JP5073399A JP2000249752A JP 2000249752 A JP2000249752 A JP 2000249752A JP 11050733 A JP11050733 A JP 11050733A JP 5073399 A JP5073399 A JP 5073399A JP 2000249752 A JP2000249752 A JP 2000249752A
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Japan
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oscillator
base station
signal
built
position detecting
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JP11050733A
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Masakatsu Fujiwara
正勝 藤原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、発振器が小型化でき、バッテリの消
耗が少ない位置検出システムを提供するものである。 【解決手段】バッテリを電源とし、独自のコードナンバ
ーをPHSや移動電話通信網などの複数の基地局2に発
信する発振器1を、自転車や自動車、鞄などの移動物体
に設け、総合基地局4に発振器1の信号が入力されるこ
とで、ユーザーからの呼び出し信号に基づいて呼び出し
のあった発振器1の位置をユーザーに対して送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動物体に設けら
れた発振器からの信号を受信して、発振器の所在位置を
表出する位置検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置検出システムにおい
ては、特開平8−99601号公報(B60R25/0
0)に記載の如く、自動車に送信機を取り付け、トラン
クが空いたときに位置情報を親機に電波で送信すること
で盗難を発見するシステムや、また、特開平8−301
073号公報(B60R25/10)に記載の如く、イ
グニッションキーがOFFであるのに係わらず、自動車
が動いた場合、無線機によって位置情報を車両管理局に
送信し、その情報をもとに操作するというシステムが知
られている。
【0003】しかしながら、上述するようなシステムの
場合、親機や車両管理局の所在地まで電波を発信しなけ
ればならないため、比較的大きな出力で電波を送信しな
ければならず、送信機の大きさが大きくなったり、大き
な出力が必要になるためにバッテリの容量が大きなもの
が必要になり、大型化するといった問題があった。
【0004】また、徘徊老人などを探索する簡易型携帯
電話(PHS)等の電話機があるが、このようなもので
あれば、通話機能が必要であり、バッテリを通話用のバ
ッテリと共用しているため、通話によってバッテリが消
耗したり、電話の電源を切っていれば、徘徊老人を探索
することができなくなるといった問題があった。また、
通話機能があるため、本体が大型化してしまうといった
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発振器が小
型化でき、バッテリの消耗が少ない位置検出システムを
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
と、移動物体に設けられバッテリを電源として独自のコ
ードを発信する発振器と、複数箇所に設けられ前記発振
器からの信号を受信して信号送出する基地局と、該基地
局から送出された信号を受け、特定の発振器の呼び出し
信号に基づいて指示のあった発振器の位置情報を送出す
る総合基地局とを備えたことを特徴とする。
【0007】移動物体に取り付けられた発振器から発信
されたコード信号は、基地局によってその信号が受信さ
れ、受信した基地局は総合基地局にその移動物体の信号
を送出し、総合基地局では、複数の基地局からの信号を
元に移動物体の位置を算出する。そして、総合基地局に
呼び出し信号があった場合、どのコードが呼び出されて
いるかを確認し、呼び出された発振器の所在位置を送出
する。この呼び出し信号を発信した使用者は、総合基地
局からの信号を受信することで移動物体の位置を確認す
ることができる。そして、この位置検出システムであれ
ば、発振器だけによるものであるから、電池も小型化で
き、あらゆる移動物体に内蔵することが可能になる。ま
た、発振器の送信距離も移動電話通信網の基地局へ届く
だけの電力でよいので、発振器やバッテリを小型化でき
る。
【0008】また、請求項2の構成によると、発振器
は、予め定めた所定時間間隔で発信するため、電池の消
耗を少なくでき、よって電池の大きさを小さくすること
ができる。且つ、必要最小限の間隔で位置情報を更新す
るため、電池の消耗を少なくしながら使用者は移動物体
の位置を確認することができる。
【0009】そして、請求項3の構成によると、前記発
振器が取り付けられる移動物体は、自転車であり、具体
的には、請求項4に記載するように、自転車を構成する
パイプ内に内蔵したり、請求項5に記載するように、前
記発振器は、ハブダイナモに取り付けられたりする。
【0010】そのような構成にすることで、自転車が盗
難にあったときに、発振器からの発信によって、盗難さ
れた自転車の位置を確認でき、探索することができる。
【0011】更に、請求項6に記載のように、発振器が
取り付けられる移動物体は、車であり、また、請求項7
に記載するように、自動車のホイールに内蔵したり、更
には、請求項8に示すように、ナンバープレートであっ
たりする。
【0012】このように構成することで、自動車が盗難
にあったときに自動車を探索できるほか、ホイールやナ
ンバープレートそのものが盗難にあっても探索すること
ができる。
【0013】更に、請求項9に記載のように、発振器
は、ペット等に取り付ける首輪に取り付けられ、発信さ
せることでペットが逃げ出して行方不明になったとして
も発振器の発信位置を確認してペットを探索することが
できる。
【0014】また、請求項10のように、発振器を腕時
計に内蔵したり、請求項11のように、発振器を鞄に内
蔵したりすることで、腕時計や鞄そのものの行方を探索
するのみならず、それらを使用している人物を探索する
ことができる。
【0015】そして、請求項12の構成によると、前記
発振器は、電動自転車の駆動部に内蔵され、発振器の発
信位置を確認して電動自転車を探索することができる。
【0016】また、請求項13の構成によると、発振器
は、クレジットカードやキャッシュカードなどのカード
に内蔵され、カードを紛失してもカードの位置を検出す
ることができ、探索することができる。 また、請求項
14の構成によると、発振器は金庫に取り付けられてい
るので、盗難にあったとしても場所が検出できる。ま
た、普通は同じ場所にあるものが移動したということで
盗難を検出することもできる。
【0017】更に、請求項15の構成によると、総合基
地局は、複数の基地局で受信される発振器の信号の強度
から、その発振器の所在位置を算出し、地図上に発振器
の位置を表示する。
【0018】また、請求項16の構成によると、移動物
体は、GPSによる位置検出手段を搭載し、コード信号
と共に位置情報信号も発信し、移動物体から位置情報も
得られることでその情報を利用して位置を算出しなくて
も得ることができる。また、請求項17のような構成で
あれば、基地局からの位置情報信号を地図上に表示する
ことができる。
【0019】更に、請求項18の構成によると、発振器
は、簡易型携帯電話及び携帯電話等の移動電話通信網の
基地局に発信するので、簡易型携帯電話の基地局がない
ところでは携帯電話用の基地局に受信されるので、範囲
に限定されることなく位置検出することができる。
【0020】また、請求項19の構成によると、発振器
は、簡易型携帯電話の基地局に優先して発信し、簡易型
携帯電話の基地局がない場所では携帯電話の基地局に発
信先を切り替えるので、基地局の受信範囲の狭い簡易型
携帯電話を優先することで、細かな範囲での位置検出が
でき、探索が楽になると共に、発信距離を短くできるの
でバッテリの消耗を抑えることができる。
【0021】更に、請求項20の構成によると、前記発
振器は、送信時に現在時間情報も発信し、また、請求項
21の構成によると、前記基地局は、前記発振器からの
信号を受信したとき、あるいは総合基地局へ信号を送出
したときの現在時間情報も発信し、また、請求項22の
構成によると、前記総合基地局は、前記基地局からの信
号を受信した時の現在時間情報も位置情報と同時に格納
するので、時間と共に移動する移動物体の位置を確認す
ることができ、盗難などの場合は早急に探索することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面に基
づき詳述する。
【0023】まず、全体の構成について図1を用いて説
明する。
【0024】1は、様々な移動物体内に組み込まれた発
振器で、該発振器1は、後述する基地局2に独自のコー
ドナンバーを発信する。
【0025】2は、各地に設けられた簡易型携帯電話
(以下、PHSという。)や携帯電話用の基地局で、該
基地局2は前記発振器1からのコードナンバー信号をア
ンテナ3から受信し、受信した基地局2は、そのコード
ナンバーと前記発振器1からの電波の強度信号を送信す
る。
【0026】4は、前記基地局1から送信されたコード
ナンバーと前記発振器1からの電波の強度信号を受信す
る総合基地局で、該総合基地局4は基地局2からの信号
が入力される度に情報を更新していく。 5は、前記総
合基地局4に対して情報の提供を求める時にユーザーが
操作する端末で、該端末5は例えば一般家庭にある電話
機などがこれに該当する。
【0027】次に、前記発振器1の構成と前記総合基地
局4の動作についての第1実施例について説明する。
まず、前記発振器1の構成について、図2に基づいて説
明する。
【0028】6は、前記発振器1が所有する独自のコー
ドナンバーを格納するメモリで、7は、該メモリ6に格
納されるコードナンバーを送信する発振回路で、8は、
前記発振回路7からの信号を発信するアンテナである。
この回路に於いて、電源となるバッテリは省略してい
る。
【0029】次に、前記総合基地局4の動作について、
図3のフローチャートに基づき説明する。
【0030】まず、前記発振器1からの信号が前記基地
局2に入力されたとき、総合基地局4に向けて送信され
た信号が入力されるまで待機する(S1)。そして、前
記基地局2からの信号があった場合、送信されたコード
ナンバー情報を入力し(S2)、それぞれの基地局2へ
の電波の強度と合わせて発振器1の位置を演算する(S
3)。具体的には、発振器1からの信号は、複数の基地
局2にそれぞれ距離の違いにより強さの異なる強度で入
力されるため、基地局2からコードナンバーと共に電波
の強度信号を入力することで、複数の基地局2からのこ
れらの信号によってだいたいの位置が演算できるという
制御を行っている。コードナンバーと演算によって求め
た位置情報は、総合基地局4のメモリに格納され、複数
の発振器1からのコードナンバーと位置情報がそれぞれ
格納される(S4)。
【0031】次に、ユーザーからの端末5である電話機
などからの呼び出し、即ち発振器1を取り付けた移動物
体の位置を探したいと要求する信号が入力されると(S
5)、ユーザーが特定するコードナンバーの発振器1の
所在位置を情報として取り出して出力する(S6)。ユ
ーザーから要求がない場合は、基地局2からの情報を順
次更新してメモリされる。
【0032】次に、前記発振器1の構成と前記総合基地
局4の動作についての第2実施例について説明する。
まず、前記発振器1の構成について、図4に基づいて説
明する。
【0033】前記発振器1が所有する独自のコードナン
バーを格納するメモリ6、また、該メモリ6に格納され
るコードナンバーを送信する発振回路7、そして、前記
発振回路7からの信号を発信するアンテナ8は、第1実
施例と同様であるので、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0034】9は、人工衛星(図示せず)からの電波を
受信する受信用アンテナで、該受信用アンテナ9によっ
てGPS受信部10に信号を受信する。前記GPS受信部
10に入力された情報を元に前記位置演算部11で発振器1
の現在位置を演算し、前記発振回路7からアンテナ8を
介して、発振器1独自のコードナンバーと現在位置の情
報とを前記総合基地局4に送信する。
【0035】次に、前記総合基地局4の動作について、
図3のフローチャートに基づき説明する。
【0036】まず、前記発振器1からの信号が前記基地
局2に入力されたとき、総合基地局4に向けて送信され
た信号が入力されるまで待機する(S1)。そして、前
記基地局2からの信号があった場合、送信されたコード
ナンバーと現在の位置情報を入力し(S2)、これらの
コードナンバーと位置情報は、総合基地局4のメモリに
格納される(S3)。
【0037】次に、ユーザーからの端末5である電話機
などからの呼び出し、即ち発振器1を取り付けた移動物
体の位置を探したいと要求する信号が入力されると(S
4)、ユーザーが特定するコードナンバーの発振器1の
所在位置を情報として取り出して出力する(S5)。ユ
ーザーから要求がない場合は、基地局2からの情報を順
次更新してメモリされる。
【0038】次に、前記発振器1の構成と前記総合基地
局4の動作についての第3実施例について説明する。
まず、前記発振器1の構成について、図6に基づいて説
明する。
【0039】前記発振器1が所有する独自のコードナン
バーを格納するメモリ6、また、該メモリ6に格納され
るコードナンバーを送信する発振回路7、そして、前記
発振回路7からの信号を発信するアンテナ8は、第1実
施例と同様であるので、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0040】また、人工衛星からの電波を受信する受信
用アンテナ9、該受信用アンテナ9から信号が受信され
るGPS受信部10、GPS受信部10に入力された情報を
元に現在位置を演算する位置演算部11は、第2実施例と
同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0041】12は、現在の時刻を刻み、時刻の信号を出
力する時計で、該時計12は、時刻の信号を位置演算部11
に入力し、前記発振回路7から、コードナンバー、現在
の位置情報、及び現在時刻を送信するようになってい
る。
【0042】次に、前記総合基地局4の動作について、
図7のフローチャートに基づき説明する。
【0043】まず、前記発振器1からの信号が前記基地
局2に入力されたとき、総合基地局4に向けて送信され
た信号が入力されるまで待機する(S1)。そして、前
記基地局2からの信号があった場合、送信されたコード
ナンバーと現在の位置情報、及び現在の時間信号を入力
し(S2)、これらのコードナンバーと位置情報、時間
信号は、総合基地局4のメモリに格納される(S3)。
【0044】次に、ユーザーからの端末5である電話機
などからの呼び出し、即ち発振器1を取り付けた移動物
体の位置を探したいと要求する信号が入力されると(S
4)、ユーザーが特定するコードナンバーの発振器1の
所在位置を情報として取り出して出力する(S5)。ユ
ーザーから要求がない場合は、基地局2からの情報を順
次更新してメモリされる。
【0045】本実施例では、コードナンバー、及び位置
情報を順次更新したが、発振器1の動きの軌跡をメモリ
して移動状況を表示するようにしても構わない。
【0046】また、第3実施例では、時間信号を格納す
る時計を発振器1に設けたが、基地局2や総合基地局4
に設けても良く、発振器1や基地局2からの信号が入力
されたときに時間情報を付与しても構わない。
【0047】前記発振器1の電波は、PHS、携帯電話
の両方の基地局2に発信され、総合基地局4ではそれら
の情報をとりまとめて管理する。この場合、PHSの基
地局2を優先させて送信することで、PHSの狭い受信
範囲を利用して発振器1の位置をより明確に細かく表示
させることができる。また、本実施例では、PHSと携
帯電話の基地局2との両方に送信するようにしたが、P
HSの基地局2の多い場所ではPHSの基地局へ、PH
Sの基地局2が無い郊外などでは携帯電話の基地局2へ
発信を切り替えることで、効率よく、また総合基地局4
の信号処理も簡単に行うことができる。
【0048】次に、前記発振器1を取り付ける移動物体
の具体例について説明する。
【0049】図8に示すものは、自転車の本体フレーム
を構成するパイプ内に取り付ける構造について示してお
り、具体的構成について説明する。
【0050】13は、自転車を構成する本体フレームで、
前輪14及び後輪15が取り付けられている。
【0051】16は前記前輪14を操向操作するグリップ17
を設けたハンドル、18は使用者が乗車するためのサド
ル、19は使用者が漕ぐことによって前記後輪15を駆動す
るペダルである。
【0052】前記発振器1は、電源となるバッテリと共
に自転車を構成するパイプの中に内蔵されており、具体
的な例として3カ所の内蔵位置が示されている。
【0053】まず、前記ハンドル16に組み込まれた例を
説明すると、前記発振器1とバッテリは、前記ハンドル
16に設けられたグリップ17を外した状態でハンドル16の
パイプの中に組み込まれており、組み込んだ状態でグリ
ップ17によって施蓋するようになっている。このように
構成することで、発振器1のバッテリ交換をする際、グ
リップ17を外すだけで簡単にできると共に、第三者には
発振器1のある場所が簡単にはわからないので、万が一
盗難にあっても発振器1が簡単に見つけられることがな
く、盗難にあっても総合基地局4への情報の取り出しに
よって簡単に現在位置を確認することができ、自転車を
探すことができる。
【0054】次に、前記発振器1とバッテリが、サドル
18を取り付けたシートポスト13aに内蔵されている場合
を示す。前記発振器1とバッテリは、前記サドル18を外
した状態でパイプの中に組み込まれており、組み込んだ
状態でサドル18によって施蓋するようになっている。こ
のように構成することで、発振器1のバッテリ交換をす
る際、サドル18を外すだけで簡単にできると共に、第三
者には発振器1のある場所が簡単にはわからないので、
万が一盗難にあっても発振器1が簡単に見つけられるこ
とがなく、盗難にあっても総合基地局2への情報の取り
出しによって簡単に現在位置を確認することができ、自
転車を探すことができる。
【0055】更に、前記発振器1とバッテリが、ハンド
ル16を取り付けたハンドルポスト13bに内蔵されている
場合を示す。前記発振器1とバッテリは、前記ハンドル
16を外した状態でパイプの中に組み込まれており、組み
込んだ状態でハンドル16によって施蓋するようになって
いる。このように構成することで、発振器1のバッテリ
交換をする際、ハンドル16を外すだけで簡単にできると
共に、第三者には発振器1のある場所が簡単にはわから
ないので、万が一盗難にあっても発振器1が簡単に見つ
けられることがなく、盗難にあっても総合基地局4への
情報の取り出しによって簡単に現在位置を確認すること
ができ、自転車を探すことができる。
【0056】図9乃至図12に示すものは、自転車の前
照灯の電源となるハブダイナモに、前記発振回路1を取
り付けた構造について示しており、具体的構成について
説明する。
【0057】21は、前照灯(図示せず)の電源となるハ
ブダイナモで、前記前輪14のハブに設けられており、前
記前輪14の回転によって発電するようになっている。
【0058】22は、前記ハブダイナモ21の発電された電
流を取り出すための端子であり、該端子22と前記前照灯
とを配線することで前照灯に電源を供給することができ
る。
【0059】23は、前記発振器1、及び発振器1の電源
となる充電回路(図示せず)を覆うカバーである。
【0060】本実施例では、ハブダイナモ21は前照灯の
点灯、消灯に係わらず発電しているため、前輪14が回転
しているときに充電回路に常に充電し、これを電源とし
て、前記発振器1を駆動するようになっている。
【0061】以上のように構成することで、発振器1の
バッテリが不要になると共に、第三者には発振器1のあ
る場所が簡単にはわからないので、万が一盗難にあって
も発振器1が簡単に見つけられることがなく、盗難にあ
っても総合基地局4への情報の取り出しによって簡単に
現在位置を確認することができ、自転車を探すことがで
きる。また、充電回路によって発信しているため、ハブ
ダイナモ21が発電しない停車中でも、発信することがで
きる。
【0062】以上のように、自転車等に取り付ける場合
は、第1実施例に示す、メモリ6と発振回路7のみによ
る発振器1が最適であることはいうまでもないが、内蔵
できるのであれば、第2実施例、及び第3実施例に記載
の発振器を採用しても構わない。
【0063】また、発振器1のアンテナ8に自転車のフ
レームを利用しても構わない。
【0064】また、バイクなどの二輪車にも取り付けら
れることは言うまでもない。
【0065】次に、自動車に発振器1を取り付ける場合
について説明する。
【0066】24は、自動車本体であり、前後左右4つの
車輪25が取り付けられている。該車輪25には、ホイール
26が取り付けられている。27は、自動車本体24に取り付
けられたナンバープレートである。
【0067】まず、自動車本体24に、発振器1を取り付
けた場合について説明する。
【0068】発振器1は、任意の位置に取り付けられ、
例えば、本体内の制御ボックスが取り付けられている場
所や、シートの下、エンジンルーム、また、車載用オー
ディオ内などが考えられる。
【0069】本実施例の場合、場所の制約を受けないの
で、第2実施例や第3実施例に示すような、GPS受信
部10を設けたものや時計12を設けたものが良いが、第1
実施例の発振回路1でも構わない。GPS受信部10につ
いては、カーナビゲーションシステムなどの回路を兼用
しても構わない。また、発振回路1の電源は、自動車用
のバッテリを兼用しても構わない。
【0070】次に、車輪25に取り付けられるホイール26
に発振回路1、及び発振回路1の電源となるバッテリを
取り付けた物について、図14及び図15に基づき説明
する。本実施例における発振回路1は第1実施例に示す
発振回路1が最適である。
【0071】26は、車輪25に取り付けるためのホイール
本体である。
【0072】28は、前記ホイール本体26を車輪25に取り
付けるためのナット取付部で、該ナット取付部28を挿通
してネジ止めすることで車輪25にホイール本体26を取り
付けることができる。
【0073】本実施例における発振器1は、前記ホイー
ル本体26を形成するときに内蔵して組み込まれ、端面の
一部をホイール本体26の内側に露出することで、バッテ
リの交換が簡単に行えるようになっている。また、ホイ
ール本体26がアンテナ8を兼用している。
【0074】このように、ホイール本体26内に発振器1
を組み込むことによって、第三者には発振器1のある場
所が簡単にはわからないので、万が一盗難にあっても発
振器1が簡単に見つけられることがなく、盗難にあって
も総合基地局4への情報の取り出しによって簡単に現在
位置を確認することができ、探すことができる。また、
ホイール本体26そのものが盗難にあってもホイール本体
26を探し出すことができる。
【0075】次に、ナンバープレートに発振器1を埋め
込んだ場合について、図16及び図17に基づき説明す
る。
【0076】27は、自動車本体24に取り付けられるナン
バープレートで、該ナンバープレート27の上方には自動
車本体24と接する裏側に膨出部28を一体的に形成し、該
膨出部28内に前記発振器1を内蔵している。また、ナン
バープレート27は、アンテナ8を兼用している。
【0077】このように、ナンバープレート27内に発振
器1を組み込むことによって、第三者には発振器1のあ
る場所が簡単にはわからないので、万が一盗難にあって
も発振器1が簡単に見つけられることがなく、盗難にあ
っても総合基地局4への情報の取り出しによって簡単に
現在位置を確認することができ、自動車本体24を探すこ
とができる。また、ナンバープレート27そのものが盗難
にあってもナンバープレート27を探し出すことができ
る。
【0078】次に、ペット用の首輪に発振器を取り付け
た場合について、図18に基づき説明する。
【0079】29は、犬や猫の首に取り付ける首輪で、該
首輪29の一端には止め金30が設けてあり、他端には前記
止め金30と結合する複数の孔31が形成してある。そし
て、ペットの首のサイズに合わせて結合する孔31の位置
を変えることで首に合うように大きさを調節することが
できる。
【0080】32は、前記発振器1、及び発振器1の電源
となるバッテリが内蔵される箱体で、該箱体32は前記首
輪29の中央に位置するように設けてある。
【0081】このように、首輪29に発振器1を組み込む
ことによって、ペットが逃げ出したときに、総合基地局
4から情報を取り出すことで、ペットの位置を探し出す
ことができ、ペットを簡単に探し出せるという効果があ
る。
【0082】次に、時計に取り付けた場合について、図
19乃至図20に基づき説明する。
【0083】33は、発振器1が内蔵された腕時計本体
で、該腕時計本体33は、数字を示す文字盤34と、腕に巻
くためのバンド35と、文字盤34の裏側に施蓋する裏蓋36
がネジ止めによって取り付けられている。本実施例にお
ける腕時計本体33は、周知の腕時計が使用されている。
【0084】そして、腕時計本体33には、第1実施例に
示す発振器1と該発振器1の電源となるバッテリ37が内
蔵されている。そして、前記裏蓋36を取り外すことでバ
ッテリ37の交換が容易にできるようになっている。ま
た、裏蓋36は、アンテナ8を兼ねている。
【0085】本実施例では、アンテナ8を裏蓋にした
が、腕時計本体33の内周にループ状のアンテナを設けて
も良い。また、本実施例では、第1実施例の発振器1を
使用したが、腕時計に組み込み可能であれば、第2実施
例、第3実施例の発振器1を使用しても構わない。
【0086】このように、腕時計本体33に発振器1を内
蔵することで、腕時計を装着している人の位置がわか
り、探し出すことができ、徘徊老人や迷子になった子供
などを探すことができる。また、腕時計そのものを紛失
したときに探すことができる。
【0087】次に、鞄に取り付けた場合について、図2
1乃至図23に基づき説明する。
【0088】図21及び図22に示すのもは、鞄の止め
金具に発振器1を内蔵した例で、38は、鞄本体、39は、
背中に背負うための2本のベルト、40は、鞄の蓋となる
カバー、41は、カバー40先端に取り付けられた止め金具
Aと、該止め金具Aと係合する鞄本体38側に取り付けら
れた止め金具Bとによって構成される止め金具である。
【0089】そして、鞄本体38の止め金具41には、発振
器1と発振器1の電源となるバッテリーが内蔵されてお
り、鞄本体38の外側からは発振器1やバッテリを取り外
せないようになっている。本実施例の発振器1は、第1
実施例に示す発振器1が小型化できるということから最
も最適である。
【0090】図23に示すものは、アタッシュケースに
発振器1を内蔵した例で、42は、鞄を構成する左右の蓋
で、43は、アタッシュケースの上部に設けられた取っ手
である。
【0091】1は、アタッシュケースの底に内蔵される
発振器で、電源となるバッテリーと共に蓋42の肉厚部分
に内蔵される。この発振器1は、鞄の蓋42の中に見えな
いように内蔵されることが好ましい。
【0092】このように鞄に発振器1を内蔵する構成に
することで、鞄本体38を持っている人の位置を探すこと
ができ、徘徊老人や迷子になった子供を探すことができ
る。また、鞄本体38そのものを紛失したときにも探すこ
とができる。また、図23に示すようなアタッシュケー
スの代わりに現金輸送用のジュラルミンケースを適用す
ることもでき、ジュラルミンケースにこの発振器1を内
蔵することで、現金が盗まれたときに探し出すのが容易
になる。
【0093】次に、電動自転車に発振器1を組み込んだ
例について、図24及び図25に基づき説明する。
【0094】44は、自転車を構成する本体フレームで、
前輪45及び後輪46が取り付けられている。
【0095】47は前記前輪45を操向操作するハンドル、
48は使用者が乗車するためのサドル、49は使用者が漕ぐ
ことによって前記後輪46を駆動するペダルである。50
は、後輪46のハブを構成する駆動部で、該駆動部50は、
人力の大きさを検出するトルク検出部51、モータ52、及
び減速機53を内蔵している。54は、後輪46の車軸に設け
られ、使用者の操作によって切り替え可能な変速機であ
る。55は、モータ52を制御するための制御基板であり、
該制御基板55も駆動部50に内蔵されている。また、56
は、前記モータ52を駆動するための電源となるバッテリ
である。
【0096】本実施例では、前記ペダル49によって後輪
46を駆動する人力駆動力と、前記モータ52によって後輪
46を駆動する電動駆動力の2つの駆動力によって後輪46
が回転するようになっており、トルク検出部51で検出さ
れた人力駆動力と同じ比率で駆動力が出力されるように
モータ52が駆動するようになっている。
【0097】前記発振器1は、前記駆動部50に内蔵され
ており、前記制御基板55に取り付けられている。また、
発振器1の電源となるバッテリは発振器1専用の小型バ
ッテリを使用しており、モータ52駆動用のバッテリ56が
消耗しても常に発信することができる。また、発振器1
のアンテナ8は、駆動部50を構成するハブや、自転車の
本体フレーム44を使用している。
【0098】本実施例では、発振器1の電源に専用のバ
ッテリを使用したが、モータ52駆動用のバッテリ56を兼
用してもよい。この場合、バッテリ56を装着し、電動自
転車として走行しているときは、もちろん発振器1から
の信号は発信し、停車しているときでもバッテリ56が装
着されていれば発信するようになっている。しかし、バ
ッテリ56が装着されていないときは、発信しない。この
ように構成することで、本実施例の電動自転車が盗難に
遭って、盗難者が走行しようとしている時は発信してい
るので簡単に所在位置を確認することができる。また、
バッテリ56を取り外しているときは発信しないが、この
時は通常の自転車よりも重量が重いため、価値のない自
転車となってしまうことから盗難に遭う確率が少なくな
る。
【0099】更に、駆動部50に発振器1を内蔵している
ため、盗難者が発振器を外そうとして駆動部50を分解し
たときには電動自転車としての価値がなくなるため、盗
難に遭う確率が少なくなる。即ち、発振器1は駆動部50
が動作しなくなるまで分解しないと取り外せないように
しておくことで、盗難にあっても電動自転車を持って行
かれることがなくなる。
【0100】このように、電動自転車に発振器1を組み
込むことで、第三者には発振器1のある場所が簡単には
わからないので、万が一盗難にあっても発振器1が簡単
に見つけられることがなく、盗難にあっても総合基地局
4への情報の取り出しによって簡単に現在位置を確認す
ることができ、電動自転車を探すことができる。
【0101】次に、キャッシュカードやクレジットカー
ドなどのカードに発振器1を取り付けた場合について、
図26に基づいて説明する。
【0102】57は、クレジットカードやキャッシュカー
ドなどのカード本体で、1は、カード本体57内に挟み込
まれた発振器、58は、前記カード本体57内に挟み込まれ
前記発振器1の電源となるバッテリ、8は、カード本体
57に挟み込んでカード本体57内に張り巡らせたアンテナ
である。
【0103】このように、キャッシュカードやクレジッ
トカードなどのカード本体57に発振器1を内蔵したの
で、万一カードを盗まれても探すことができる。
【0104】次に、金庫に発振器1を取り付けた場合に
ついて、図27に基づき説明する。
【0105】59は、金庫本体で、該金庫本体59には扉60
が設けてある。発振器1とその電源となるバッテリは、
扉60の裏側に取り付けてある。
【0106】本実施例の場合、常に発信するようになっ
ており、金庫本体59が移動したとき、即ち盗まれたとき
は、発振器1の発信によって金庫本体59のある場所が確
認できる。
【0107】本実施例とは別に、金庫本体59が移動した
ときに電源が入って発振器1が発信するように構成して
も良く、このようにすることでバッテリの消耗を最小限
にすることができる。
【0108】次に、図28に示すものは、発振器1から
発信される信号によって発振器1が地図上のどこにある
かを示した図であり、この表示は総合基地局4にて行わ
れる。
【0109】本実施例の場合、地図上に発振器1の所在
を示すことによって、端末5によるユーザーからの呼び
出しがあった場合には、地図と共にユーザーに送信する
ことで簡単に所在地を知らせることができる。ここで使
用する発振器1は、第1乃至第3実施例のいずれでも良
い。
【0110】また、本実施例では1つの発振器の表示し
かしていないが、複数のコードナンバーを持つ発振器1
を全て表示させることで、バスやタクシーなどの運行管
理が行える。
【0111】次に、他の実施例について図面に基づき説
明する。
【0112】まず、上述したハブダイナモへの発振器1
の組み込みについて、図29に基づき説明する。
【0113】61は、ハブダイナモ21内の車軸に取り付け
られ、前記発振器1が取り付けられた基板で、該基板61
には前記発振器1とは別に二次電源装置、例えば電気二
重層コンデンサ62が取り付けられている。該電気二重層
コンデンサ62は、ハブダイナモ21が発電しているときに
充電を行い、ハブダイナモ21が充電していないとき、例
えば、停車中や駐輪中に発振器1へ電源を供給すること
によって発振器1を動作することができる。
【0114】このように構成することによって、発振器
1を盗難者によって簡単に取り外すことができず、ま
た、ハブダイナモ21が発電していない停車中であっても
発振器1からの信号を発信することができ、常に自転車
の位置を確認することができる。
【0115】次に、上述した実施例に示す自動車やオー
トバイ、電動自転車に発振器1を組み込んだ例について
図30に基づき説明する。
【0116】63は、オートバイや自動車であればエンジ
ンを起動したりエンジン回転数を制御し、電動自転車で
あればモータの回転数を制御する制御基板で、該制御基
板63は、バッテリ64を電源として動作する。また、バッ
テリ64と並列に二次電源装置、例えば電気二重層コンデ
ンサ65が取り付けられており、バッテリ64から充電を行
う。そして、前記発振器1は、前記バッテリ64を電源と
して動作し、バッテリ65が無いときには前記前記電気二
重層コンデンサ65から電源供給が行われる。また、制御
基板63に取り付けられている発振器1とエンジンやモー
タを制御する回路とは連動しており、発振器1が取り外
されたときには走行するための制御は行われないように
なっている。
【0117】66は、自動車や電動自転車、オートバイの
制御基板に組み込まれ、これらの制御のプログラムが組
み込まれたマイコンで、該マイコン66には前記発振器1
が内蔵されている。
【0118】このように構成した制御基板63の動作につ
いて説明する。
【0119】これらの制御基板63が組み込まれた移動物
体が盗難にあった場合、発振器1はバッテリ64を電源と
して発信し、移動物体の現在位置を知らせることができ
る。また、例えばバッテリ64が本体から外された場合で
も、電気二重層コンデンサ65が取り付けてあるため、電
気二重層コンデンサ65からの電源供給によって発信する
ようになっている。即ち、バッテリ64が取り外された場
合や残量が無くなったときでも発振器1は動作し、所在
位置を確認することが可能になる。
【0120】また、発振器1自身が制御基板63から外さ
れた場合、前述したようにエンジンやモータを制御する
回路と連動して動作しないように制御されるので、自動
車、オートバイや電動自転車を走行させることができな
くなる。即ち、盗難にあっても移動物体を動かすことが
できず、盗難できなくなる。
【0121】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によると、移動
物体に設けられバッテリを電源として独自のコードを発
信する発振器と、複数箇所に設けられ前記発振器からの
信号を受信して信号送出する基地局と、該基地局から送
出された信号を受け、特定の発振器の呼び出し信号に基
づいて指示のあった発振器の位置情報を送出する総合基
地局とを備えたので、この呼び出し信号を発信した使用
者は、総合基地局からの信号を受信することで移動物体
の位置を確認することができる等の効果を奏する。そし
て、この位置検出システムであれば、発振器だけによる
ものであるから、電池も小型化でき、あらゆる移動物体
に内蔵することが可能になる。また、発振器の送信距離
も移動電話通信網の基地局へ届くだけの電力でよいの
で、発振器やバッテリを小型化できる等の効果を奏す
る。
【0122】また、請求項2の構成によると、前記発振
器は、予め定めた所定時間間隔で発信するので、電池の
消耗を少なくでき、よって電池の大きさを小さくするこ
とができる。且つ、必要最小限の間隔で位置情報を更新
するため、電池の消耗を少なくしながら使用者は移動物
体の位置を確認することができる等の効果を奏する。
【0123】更に、請求項3の構成によると、前記発振
器が取り付けられる移動物体は、自転車であり、発振器
は、前記自転車を構成するパイプ内に内蔵されたり、ハ
ブダイナモに取り付けられているので、自転車が盗難に
あったときに、発振器からの発信によって、盗難された
自転車の位置を確認でき、探索することができる。
【0124】また、請求項6の構成によると、前記発振
器は、自動車に取り付けられ、前記発振器は、前記自動
車の車輪に取り付けられるホイールに内蔵されていた
り、ナンバープレートに内蔵されている構成になってい
るので、自動車が盗難にあったときに自動車を探索でき
るほか、ホイールやナンバープレートそのものが盗難に
あっても探索することができる等の効果を奏する。
【0125】更に、請求項9の構成によると、前記発振
器は、ペット等に取り付ける首輪に取り付けられている
ので、ペットが逃げ出して行方不明になったとしても発
振器の発信位置を確認してペットを探索することができ
る等の効果を奏する。
【0126】そして、請求項10の構成によると、前記
発振器は、腕時計に内蔵され、また、請求項11の構成
によると、前記発振器は、鞄に内蔵されているので、腕
時計や鞄そのものの行方を探索するのみならず、それら
を使用している人物を探索することができる等の効果を
奏する。
【0127】また、請求項12の構成によると、前記発
振器は、電動自転車の駆動部に内蔵されるので、発振器
の発信位置を確認して電動自転車を探索することができ
る等の効果を奏する。
【0128】更に、請求項13の構成によると、前記発
振器は、クレジットカードやキャッシュカードなどのカ
ードに内蔵されているので、カードを紛失してもカード
の位置を検出することができ、探索することができる等
の効果を奏する。
【0129】そして、請求項14の構成によると、前記
発振器は、金庫に内蔵されているので、盗難にあったと
しても場所が検出できる。また、普通は同じ場所にある
ものが移動したということで盗難を検出することもでき
る等の効果を奏する。
【0130】更に、請求項15、請求項17の構成によ
ると、前記総合基地局は、地図上に発振器の位置を表示
するので、ユーザーからの呼び出し信号があったときに
地図にして場所を表示できるので見やすいという効果が
ある。
【0131】また、請求項16の構成によると、前記移
動物体は、GPSによる位置検出手段を搭載し、コード
信号と共に位置情報信号も発信するので、位置を算出す
る手間を省くことができ、また正確な場所を表示させる
ことができる。
【0132】更に、請求項18の構成によると、前記発
振器は、簡易型携帯電話及び携帯電話等の移動体通信機
器の基地局に発信するので、簡易型携帯電話の基地局が
ないところでは携帯電話用の基地局に受信されるので、
範囲に限定されることなく位置検出することができる等
の効果を奏する。
【0133】そして、請求項19の構成によると、前記
発振器は、簡易型携帯電話の基地局に優先して発信し、
簡易型携帯電話の基地局がない場所では携帯電話の基地
局に発信先を切り替えるので、基地局の受信範囲の狭い
簡易型携帯電話を優先することで、細かな範囲での位置
検出ができ、探索が楽になると共に、発信距離を短くで
きるのでバッテリの消耗を抑えることができる等の効果
を奏する。
【0134】更に、請求項20の構成によると、前記発
振器は、送信時に現在時間情報も発信し、請求項21の
構成では、前記基地局は、前記発振器からの信号を受信
したとき、あるいは総合基地局へ信号を送出したときの
現在時間情報も発信し、また、請求項22の構成による
と、前記総合基地局は、前記基地局からの信号を受信し
た時の現在時間情報も位置情報と同時に格納するので、
時間と共に移動する移動物体の位置を確認することがで
き、盗難などの場合は早急に探索することができる等の
効果を奏する。
【0135】
【図面の簡単な説明】
【0136】
【図1】本発明の全体のシステムの構成図を示すブロッ
ク図である。
【0137】
【図2】本発明の発振器の第1実施例を示すブロック図
である。
【0138】
【図3】同総合基地局の動作を示すフローチャートであ
る。
【0139】
【図4】本発明の発振器の第2実施例を示すブロック図
である。
【0140】
【図5】同総合基地局の動作を示すフローチャートであ
る。
【0141】
【図6】本発明の発振器の第3実施例を示すブロック図
である。
【0142】
【図7】同総合基地局の動作を示すフローチャートであ
る。
【0143】
【図8】本発明の発振器を自転車に取り付けた図であ
る。
【0144】
【図9】本発明の発振器を自転車のハブダイナモに取り
付けた図である。
【0145】
【図10】同ハブダイナモの側面図である。
【0146】
【図11】同ハブダイナモの側面図である。
【0147】
【図12】同ハブダイナモの分解斜視図である。
【0148】
【図13】本発明の発振器を車に取り付けた図である。
【0149】
【図14】同本発明の発振器を車のホイールに取り付け
た図である。
【0150】
【図15】同断面図である。
【0151】
【図16】本発明の発振器を車のナンバープレートに取
り付けた図である。
【0152】
【図17】同断面図である。
【0153】
【図18】本発明の発振器をペットの首輪に取り付けた
図である。
【0154】
【図19】本発明の発振器を時計に取り付けた図であ
る。
【0155】
【図20】同時計の裏側から見た図である。
【0156】
【図21】本発明の発振器を鞄に取り付けた図である。
【0157】
【図22】本発明の発振器をランドセルに取り付けた図
である。
【0158】
【図23】本発明の発振器をアタッシュケースに取り付
けた図である。
【0159】
【図24】本発明の発振器を電動自転車に取り付けた図
である。
【0160】
【図25】同駆動部に発振器を取り付けた図である。
【0161】
【図26】本発明の発振器をカードに取り付けた図であ
る。
【0162】
【図27】本発明の発振器を金庫に取り付けた図であ
る。
【0163】
【図28】本発明の発振器の位置を地図上に示した地図
の図である。
【0164】
【図29】本発明の発振器を自転車のハブダイナモに取
り付けた図である。
【0165】
【図30】本発明の発振器を制御基板に取り付けた図で
ある。
【0166】
【符号の説明】
37 バッテリ 58 バッテリ 64 バッテリ 1 発振器 2 基地局 4 総合基地局 21 ハブダイナモ 24 自動車 25 車輪 26 ホイール本体 27 ナンバープレート 29 首輪 33 腕時計 38 鞄本体 50 駆動部 57 カード本体 59 金庫 11 位置検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 H04B 7/26 106A 9A001 Fターム(参考) 2C032 HB24 HC08 HC11 HD03 HD12 2F002 AA01 AA07 AB05 AB06 BB02 BB04 CB01 FA16 GA04 GA06 GC07 5H180 AA01 AA05 AA21 BB05 BB08 BB15 CC12 FF05 FF22 FF32 5J062 AA01 BB01 BB05 CC07 5K067 AA21 BB32 DD20 EE02 EE10 FF03 JJ53 9A001 CC05 JJ11 JJ78 KK56

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体に設けられバッテリを電源とし
    て独自のコードを発信する発振器と、複数箇所に設けら
    れ前記発振器からの信号を受信して信号送出する基地局
    と、該基地局から送出された信号を受け、特定の発振器
    の呼び出し信号に基づいて指示のあった発振器の位置情
    報を送出する総合基地局とを備えたことを特徴とする位
    置検出システム。
  2. 【請求項2】 前記発振器は、予め定めた所定時間間隔
    で発信することを特徴とする請求項1記載の位置検出シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記発振器が取り付けられる移動物体
    は、自転車であることを特徴とする請求項1記載の位置
    検出システム。
  4. 【請求項4】 前記発振器は、前記自転車を構成するパ
    イプ内に内蔵されることを特徴とする請求項3記載の位
    置検出システム。
  5. 【請求項5】 前記発振器は、ハブダイナモに取り付け
    られる請求項3記載の位置検出システム。
  6. 【請求項6】 前記発振器は、自動車に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  7. 【請求項7】 前記発振器は、前記自動車の車輪に取り
    付けられるホイールに内蔵されていることを特徴とする
    請求項6記載の位置検出システム。
  8. 【請求項8】 前記発振器は、ナンバープレートに内蔵
    されていることを特徴とする請求項6記載の位置検出シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記発振器は、ペット等に取り付ける首
    輪に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    の位置検出システム。
  10. 【請求項10】 前記発振器は、腕時計に内蔵されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  11. 【請求項11】 前記発振器は、鞄に内蔵されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  12. 【請求項12】 前記発振器は、電動自転車の駆動部に
    内蔵されることを特徴とする請求項1記載の位置検出シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記発振器は、クレジットカードやキ
    ャッシュカードなどのカードに内蔵されていることを特
    徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  14. 【請求項14】 前記発振器は、金庫に内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  15. 【請求項15】 前記総合基地局は、地図上に発振器の
    位置を表示することを特徴とする請求項1記載の位置検
    出システム。
  16. 【請求項16】 前記移動物体は、GPSによる位置検
    出手段を搭載し、コード信号と共に位置情報信号も発信
    することを特徴とする請求項1記載の位置検出システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記総合基地局は、前記基地局からの
    位置情報信号を地図上に表示することを特徴とする請求
    項16記載の位置検出システム。
  18. 【請求項18】 前記発振器は、簡易型携帯電話及び携
    帯電話等の移動体通信機器の基地局に発信することを特
    徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  19. 【請求項19】 前記発振器は、簡易型携帯電話の基地
    局に優先して発信し、簡易型携帯電話の基地局がない場
    所では携帯電話の基地局に発信先を切り替えることを特
    徴とする請求項1記載の位置検出システム。
  20. 【請求項20】 前記発振器は、送信時に現在時間情報
    も発信することを特徴とする請求項1、又は請求項16
    記載の位置検出システム。
  21. 【請求項21】 前記基地局は、前記発振器からの信号
    を受信したとき、あるいは総合基地局へ信号を送出した
    ときの現在時間情報も発信することを特徴とする請求項
    1、又は請求項16記載の位置検出システム。
  22. 【請求項22】 前記総合基地局は、前記基地局からの
    信号を受信した時の現在時間情報も位置情報と同時に格
    納することを特徴とする請求項1、又は請求項16記載
    の位置検出システム。
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