JP2004359183A - 自転車の位置検出装置および自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダルを漕ぎ難くなるなどの使い勝手の低下を招くことがなく、さらには、一般の自転車にも後付けすることができる自転車の位置検出装置および自転車を提供する。
【解決手段】位置情報に関する信号を発信する発信端末を備えた位置検出装置23を、バスケット15と前輪13の泥よけ14との間に配設した。これにより、ペダル1を漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがない。また、一般に、バスケット15と泥よけ14との間には空きスペースがあるので、位置検出装置23を後付けすることができ、一般の自転車などにも組付けることも可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自転車の位置検出装置および自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動自転車などの自転車に、位置情報に関する信号を発信する発信手段を組み付けて、自転車が盗難にあった際に、自転車の位置情報に関する信号を別途箇所の受信装置に対して発信して、自転車が盗難されたことを判定させて通知したり、自転車の所在地を知らせたりする盗難防止用などに用いられる位置検出装置は既に知られている(特許文献1等)。
【0003】
図11に示すように、この位置検出装置100は、人力を補助する補助駆動力を発生する駆動モータやこの駆動モータからの力を後輪に伝達する駆動力伝達機構、および駆動力制御用の制御基板などが設けられている駆動ユニット101に内蔵されている。
【0004】
また、この種の位置検知装置を配設する箇所としては、上記のように駆動ユニット101に内蔵する代わりに、駆動ユニットのバッテリを収納したバッテリユニットに内蔵することも考えられる。
【0005】
なお、位置情報を得るシステムとしては、複数の人工衛星からの電波を受信することにより現在位置を検出する全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)が既に広く知られている。このGPSを用いた盗難防止用などの位置検出システムは、GPSにより取得した位置情報と、自己の識別情報とを発信して位置情報を別途箇所の管理者や所有者などに通知する構成とされている。
【0006】
また、これ以外の手法により位置情報を得るシステムとしては、PHS(パーソナルハンディフォンシステム)を利用した測位サービスが既に実用化されている。この測位サービスは、複数の基地局装置を有するシステムにおいて、PHS通信端末が自己の識別情報を含む信号を発信した際に、どの箇所の基地局装置の無線通信サービスエリアに存在するかを検出して、このPHS通信端末の位置を割り出すことができるように構成されている。
【0007】
さらにこれ以外の手法では、位置情報検出装置から自己の識別記号を発信させてその電波を3箇所以上の受信装置により受信させ、その受信装置が受信した時の差から電波が発信された場所を逆算する方法がある。
【0008】
この場合には、自己の識別記号は位置情報を得るための情報であるので、位置情報に関する信号となる。
このように、GPSを用いたシステムでは、その位置情報を発信し、PHSを利用したシステム等では、その発信信号に基づいて位置情報を取得するようになっており、何れの場合も、発信機からの信号に基づいて位置情報に関する信号を得るようになっている。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−26254号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の位置検出装置100は、後輪の中央に配設した駆動ユニット101内に内蔵する構成であるため、位置検知装置100を内蔵した分だけ駆動ユニット101が大きくなり、後輪のスポークなどを全て特殊な長さや形状のものを採用しなければならず、製造コストの大幅な増加を招いてしまう恐れがある。
【0011】
また、位置検出装置100をクランク軸の下方や、クランク軸近傍における立パイプと後輪の泥よけとの間などに配置させた場合には、位置検出装置100がペダルを漕ぐ際に足に当たって邪魔になる恐れがある。
【0012】
さらに、この位置検出装置100を電動自転車に用いた場合に、上記従来の位置検出装置100は、駆動ユニット101に内蔵されているため、駆動ユニット101の駆動モータや駆動力制御用の制御基板から発生するノイズが位置検出装置100の制御手段に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0013】
また、金属部品が近くにあると、GPSにより受信できる指向範囲がせまくなって受信できる人工衛星の数が低下したり、マルチパスの影響を受け易くなったりして、位置検出装置100の測定精度低下を招く恐れがある。
【0014】
また、この駆動ユニット101をクランク軸の下方に配置させたり、バッテリユニットに内蔵させたりした場合にも、位置検出装置100を内蔵した分だけ駆動ユニット101やバッテリユニットが大型化するため、ペダルを漕ぐ際に足に当たって邪魔になる恐れがある。
【0015】
また、位置検出装置100を駆動ユニット101やバッテリユニットに内蔵させる場合には、専用の駆動ユニット101やバッテリユニットを用いなければならないため、自転車購入後には、位置検出装置100を取り付けることが困難であるという課題もある。
【0016】
さらに、従来の位置検出装置100は駆動ユニット101やバッテリユニットに内蔵されるため、位置を検知する機能があるものの、実質的には自転車の位置を検知するためだけしか利用できず、利用用途が限られてしまう欠点もある。
【0017】
本発明は上記課題を解決するもので、ペダルを漕ぎ難くなるなどの使い勝手の低下を招くことがなく、さらには、一般の自転車にも後付けすることができる自転車の位置検出装置および自転車を提供することを目的とする。
【0018】
また本発明は上記欠点を解決するもので、利用用途を広げることができる自転車の位置検出装置および自転車を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載に係る自転車の位置検出装置は、位置情報に関する信号を発信する発信手段と、この発信手段をバスケットと車輪の泥よけとの間に配設するための取付装置とを有することを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、発信手段がバスケットと車輪の泥よけとの間に配設されているので、ペダルを漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがない。また、一般に、バスケットと車輪の泥よけとの間には空きスペースがあるので、位置検出装置を後付けすることができ、一般の自転車などにも組付けることも可能となる。
【0021】
本発明の請求項2記載に係る自転車の位置検出装置は、位置情報に関する信号を発信する発信手段と、この発信手段をサドルの直下部に配設するための取付装置とを有することを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、発信手段がサドルの直下部に配設されているので、ペダルを漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがない。また、一般に、サドルの直下部には空きスペースがあるので、位置検出装置を後付けすることができ、一般の自転車などにも組付けることも可能となる。
【0023】
本発明の請求項3記載に係る自転車の位置検出装置は、位置情報に関する信号を発信する発信手段が、自転車に対して着脱自在に取り付けられたことを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、発信手段を自転車から取り外し、人に持たせて人の所在地を検知したり、他の自転車や車に取り付けてこれらの移動位置を検知したりすることができ、利用用途を広げることができる。
【0025】
請求項4記載に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載の自転車の位置検出装置において、位置情報に関する信号を発信する発信手段とこの発信手段に給電する端末バッテリとを内蔵した発信端末を、前記発信端末に電源を供給する電源供給装置を内蔵したユニットケースに対して着脱自在に取り付け、前記ユニットケースに、端末収納空間を開閉する開閉蓋を設け、前記開閉蓋に、発信端末の取り出しを阻止する錠を取り付けたことを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、端末収納空間を開閉する開閉蓋をユニットケースに設け、この開閉蓋に錠を取り付けたので、解錠できる所有者などに対しては、位置情報に関する信号を発信できる発信端末を自由に取り出すことができる一方、盗難などを図ろうとする人に対しては、発信端末を取り出すことを阻止できる。
【0027】
請求項5記載に係る発明は、請求項4記載の自転車の位置検出装置において、開閉蓋を、自転車進行方向に対する左側に配設したことを特徴とする。
この構成によれば、クランク軸からの駆動力を伝達するチェーンなどが配設されておらず、自転車に対する乗り降りや各種操作などを行い易い自転車進行方向に対する左側箇所から、開閉蓋を開閉することができるため、開閉蓋の開閉動作を行い易くて便利となる。
【0028】
請求項6記載に係る発明は、請求項4または5に記載の自転車の位置検出装置において、位置検出装置の所定位置に発信手段が配設されているか否かを検知する配設状態検知手段を設け、発信手段が前記所定位置にあるかどうかで出力する信号を変更するように構成したことを特徴とする。
【0029】
この構成によれば、発信手段により自転車の位置を検出しているのか、それとも、自転車から取り出された状態の発信端末の位置を検出しているのかを、発信された信号に基づいて判断することができる。
【0030】
本発明の請求項7記載に係る自転車は、請求項1〜6の何れかに記載の位置検出装置を備えたことを特徴とする。
請求項8記載に係る発明は、請求項7記載の自転車において、自転車が電動自転車であることを特徴とする。
【0031】
請求項9記載に係る発明は、請求項8記載の自転車において、補助駆動力を発生する駆動源を駆動させるための駆動用バッテリにより、発信手段に給電する端末バッテリを充電可能に構成したことを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、発信手段に給電する端末バッテリを個別に充電しなくても、駆動用バッテリにより充電され、位置情報検知装置を長期にわたって継続して使用することができる。
【0033】
請求項10記載に係る発明は、請求項9記載の自転車において、位置検出装置の所定位置に発信手段が配設されているか否かを検知する配設状態検知手段と、端末バッテリの電圧が低下したことを検知する電圧低下検知手段との、少なくとも一方の検知手段を設け、前記所定位置に発信手段が配設されていないことを検知した場合または端末バッテリの電圧が低下したことを検知した場合に、位置情報に関する信号を発信する発信間隔を長めに変更するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0034】
この構成により、発信手段が自転車から取り外された際や、発信手段が自転車から取り外されて端末バッテリの電圧が低下した際には、位置情報に関する信号を発信する発信間隔が長めに変更されるので、発信手段を単独で持ち運んでいる際の端末バッテリの電源の消耗を少なくすることができて電池切れを最小限に抑えることができる。
【0035】
請求項11記載に係る発明は、請求項9または10に記載の自転車において、駆動用バッテリの電圧を端末バッテリに給電するための電圧変換装置を備えたことを特徴とする。
【0036】
請求項12記載に係る発明は、請求項9〜11の何れかに記載の自転車において、発信手段の端末バッテリに電源を供給する電源供給装置は、駆動用バッテリからの電池電圧が規定値より低下した場合に端末バッテリへの電源供給を停止するように構成していることを特徴とする。
【0037】
この構成によれば、発信手段の端末バッテリへの給電により駆動用バッテリの電池電圧が極めて低い電圧まで下がってしまうことを防止することができ、駆動用バッテリの劣化を最小限に抑えることができる。
【0038】
請求項13記載に係る発明は、請求項7〜12の何れかに記載の自転車において、補助駆動力を発生する駆動ユニットをクランク軸近傍に配設し、駆動ユニットを駆動する駆動用バッテリからの電源を発信手段に供給する接続コードの少なくとも一部を立パイプ内に通したことを特徴とする。
【0039】
この構成によれば、接続コードが立パイプ内に通されているので、接続コードが立パイプにより保護され、外部から切断されることを防止できて、防犯性能が向上する。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る電動自転車の左側面図である。
【0041】
図1に示すように、この電動自転車には、ペダル1が取り付けられたクランク軸2の近傍箇所、詳しくは、クランク軸2の近傍におけるメインパイプ3の後端部からチェーンステー4の前端部にわたる下方位置に、電動モータ5の補助駆動力を、ペダル1およびクランク軸2からの人力による駆動力に加える駆動ユニット6が配設されている。また、駆動ユニット6の上方における立パイプ7と後輪8の泥よけ9との間には、電動モータ5を駆動させるための駆動用バッテリ10が着脱可能に装着されている。図2に示すように、駆動ユニット6には、電動モータ5に加えて駆動力制御用の制御回路6aや駆動用バッテリ10を充電するための充電回路6bなども内蔵されている。また、立パイプ7と駆動用バッテリ10にわたってシリンダ錠11が取り付けられており、このシリンダ錠11の鍵は、後輪8をロックさせるサークル錠12の鍵と同一のもので開閉できるようになっている。また、図1における45は、駆動用チェーンなどを覆うチェーンカバーで、電動自転車の自転車進行方向に対する右側後部寄りに配設されている。
【0042】
前輪13の上方には樹脂製で箱型のバスケット15が取り付けられている。このバスケット15は、その背面部15aで、ヘッド部16に取り付けられたバスケット用ブラケット17にねじなどにより固定され、バスケット15の底面部15bは前輪13の上方に配設された前側の荷台18上に載せられた状態で取り付けられている。荷台18は、上下方向に延び、その下端が前輪13のハブ軸19の両端部にそれぞれ結合され、その上端が左右につながれた支持アーム20と、この支持アーム20の上端部が挿通されて連結され、バスケット15の底面部15bを下方から受けた姿勢でねじ止めされた受台部21とから構成されている。
【0043】
ここで、図3に示すように、受台部21には、この電動自転車などの位置を検出する位置検出装置23を収容する収容枠部21aが一体形成され、この収容枠部21aにより、位置検出装置23がバスケット15と前輪13の泥よけ14との間に配設されている。すなわち、受台部21はバスケット15だけを取り付けるためだけでなく、位置検出装置23についても取付装置として機能している。
【0044】
図3〜図7に示すように、位置検出装置23は、平面視して略L字型で箱状の樹脂製のユニットケース24内に、発信端末30を内蔵した構造とされ、ユニットケース24は受台部21の収容枠部21aに対して特殊なネジ等を用いて、容易には取り外せないように固定されている一方、発信端末30は、ユニットケース24内の収納空間に内蔵されているが、後述する開閉蓋26を開けることにより、発信端末30だけを外部に取り出して使用することができるように、着脱自在に配設されている。
【0045】
図7などに示すように、発信端末30は、GPSシステムにより位置情報を検知する位置情報検知手段31と、位置情報に関する信号を発信する発信機32と、この発信機32に給電する端末バッテリ33と、発信端末30の各種制御を行う制御部37とを内蔵している。また、発信端末30のケースの一部には、発信端末30の電源スイッチ34や、充電状態を赤色で表示する充電状態表示部35や、発信タイミングを緑色で表示する発信状態表示部36などが埋め込まれている。さらに、ユニットケース24内における、発信端末30の配置箇所の近傍には、発信端末30に電源を供給する電源供給装置25が配設されているとともに、図7に示すように、発信端末30に対して着脱可能に配置された給電用の接続コネクタ42が設けられている。
【0046】
また、ユニットケース24内における接続コネクタ42の近傍箇所には、発信端末30側に突出する突起60が設けられ、発信端末30には、突起60に当接する配設状態検知スイッチ61が設けられており、この配設状態検知スイッチ61により発信端末30がユニットケース24内にあるかどうかを検知するようになっている。
【0047】
また、ユニットケース24の自転車進行方向に対する左側側面には、端末収納空間を開閉する開閉蓋26が設けられており、上述したように、開閉蓋26を開けることにより、発信端末30だけを外部に取り出して使用可能に構成されている。開閉蓋26の前端には、開閉時の回動軸となるヒンジ27が配設され、開閉蓋26の後部には、発信端末30の取り出しを阻止する錠28が取り付けられている。ここで、この錠28に用いる鍵29(図5参照)は、駆動用バッテリ10の取り外しを禁止するシリンダ錠11の鍵と、後輪8をロックさせるサークル錠12の鍵と同一のもので開閉できるようになっている。なお、41は、開閉蓋26を開けた際に、発信端末30のユニットケース24から露出する部分を覆う保護カバーである。また、ユニットケース24は上下に2分割された構造とされているが、これらの外周部にはゴムリングなどからなるシール材が配設され、内部に雨水などが浸入しない防水構造とされている。
【0048】
また、図2は、この電動自転車における端末バッテリ33への給電に関する電気回路を概略的に示した図である。同図に示すように、端末バッテリ33は、接続コネクタ42を介して、位置検出装置23の電源供給装置25に接続され、電源供給装置25は、メインパイプ3に沿わせた接続コード43を介して、駆動ユニット6に内蔵された制御回路6aと充電回路6bとに接続され、充電回路6bには、電動モータ5を回転駆動させる駆動用バッテリ10が接続されている。そして、駆動用バッテリ10の電圧が駆動ユニット6の変圧回路や位置検出装置23の電源供給装置25に設けられた変圧器(これらの変圧回路および変圧器が、駆動用バッテリ10の電圧を端末バッテリ33に給電するための電圧変換装置として機能する)を介して変圧されて端末バッテリ33に給電される。
【0049】
この電動自転車では、所定の時間間隔(例えば約72時間間隔)で、電動自転車により走行していないときに、駆動用バッテリ10を電源として端末バッテリ33に給電するように構成されているが、これに限るものではない。なお、駆動用バッテリ10を電動自転車から外して充電する充電装置や、発信端末30を位置検出装置23から外して充電する充電装置も別途に設けられている。
【0050】
また、発信端末30に電源を供給する電源供給装置25には、制御回路も設けられており、駆動用バッテリ10からの電池電圧が規定値より低下した場合には、端末バッテリ33への電源供給を停止するように構成している。
【0051】
さらに、発信端末30に設けられた制御部37は、発信端末30がユニットケース24から取り外されて、配設状態検知スイッチ61が突起60に当たっていないことを検知した際には、発信端末30が単独で使用されていると判定して、位置情報に関する信号を発信する時間間隔を、発信端末30がユニットケース24に内蔵されて配設状態検知スイッチ61が突起60に当たっている際よりも、長くするように制御する。そして、この位置情報を受信する管理装置(図示せず)においては、この発信端末30からの信号の発信時間間隔に基づいて、発信端末30が電動自転車に取り付けられているのか、発信端末30が電動自転車から取り外されて、単独で使用されているのかを通知できるようになっている。
【0052】
上記構成において、電動自転車の位置検出装置23に装着された発信端末30からGPSにより得た位置情報を例えば所定間隔毎に発信されるように設定しておく。これにより、電動自転車が万一盗難にあった場合でも、電動自転車の現在の位置情報を、この情報を受信する受信機を備えた管理装置により検索することで得ることができ、これにより盗難に対する必要な処置を行うことができる。なお、電動自転車からの位置情報の発信タイミングとして、例えば、駆動ユニット6の駆動状態から判断して、走行中での発信動作時間間隔を短めに設定して頻繁に送信させるようにしてもよい。
【0053】
また、位置検出装置23のユニットケース24に設けられている開閉蓋26の錠28を、鍵29を用いて開けて、中に収容されている発信端末30を取り出すことで、電動自転車の位置を検出する以外の用途にも使用できる。たとえば、この発信端末30を人に持たせることで、その人の所在地を検知することが可能となり、また、この発信端末30を他の自転車や自動車などに取り付けることで、前記他の自転車や自動車などの位置を検知することが可能となり、この結果、利用用途を大幅に広げることができる。
【0054】
また、位置検出装置23がユニットケース24内にあるのかどうかが、発信端末30からの信号の発信時間間隔に基づいて、管理装置が判定して通知するので、前記信号に基づいて、発信端末30が電動自転車に取り付けられているのか、それとも取り外されて別の用途で使用されているのかを容易に知ることができる。なお、この実施の形態においては、配設状態に応じて発信時間間隔を異ならすようにした場合を述べたが、これに限るものではなく、発信端末30がユニットケース24内にあるかどうかを識別する信号を直接付加して発信するようにしてもよい。
【0055】
また、ユニットケース24に設けられている開閉蓋26に錠28を取り付けたので、解錠できる所有者や管理者は、位置情報に関する信号を発信できる発信端末30を自由に取り出すことができる一方、盗難などを図ろうとする人に対しては、発信端末30が取り外されることを阻止できる。さらに、開閉蓋26の錠28の鍵29が、駆動用バッテリ10の取り外しを禁止するシリンダ錠11の鍵と、後輪8をロックさせるサークル錠12の鍵との、同一のもので開閉できるので、所有者は単一の鍵29を持って操作するだけで済み、便利である。
【0056】
また、ユニットケース24の開閉蓋26を、自転車進行方向に対する左側に配設したので、開閉蓋26を右側に配設した場合と比較して、開閉蓋26の開閉動作を行い易くて便利となる。つまり、自転車の自転車進行方向に対する右側には、クランク軸2からの駆動力を伝達するチェーンやこのチェーンを覆うチェーンカバー45(図1参照)が配設されているため、電動自転車に対する開閉蓋26の開閉動作を行う場合でも、身体や腕などがチェーンカバー45やチェーンなどに当たり易くなり、操作が行い難い場合が多いだけでなく、衣服などがチェーンカバー45やチェーンなどに当たって汚れやすい不具合を生じるが、上記構成によれば、このような不具合がない。
【0057】
また、開閉蓋26のヒンジ27がユニットケース24の前端に配設されており、開閉蓋26が前開き構造であるので、所有者などは電動自転車の真横に位置した姿勢で開閉蓋26を開けることができて、便利である。さらに、錠28が開閉蓋26の後寄りの位置に配置されているので、鍵29の操作も行い易い。
【0058】
また、上記構成によれば、位置検出装置23がバスケット15と前輪13の泥よけ14との間に配設されているので、この位置検出装置23に足などが当たることがなく、ペダル1を漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがない。また、クランク軸2近傍箇所の駆動ユニット6に位置検出装置23を内蔵しない構造であるので、駆動ユニット6が大型化することもなく、駆動ユニット6の大型化によってペダル1を漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることもない。
【0059】
また、位置検出装置23の上方にバスケット15が配設されているので、位置検出装置23に雨がかかることを最小限に抑えることができ、ユニットケース24自体の防水機能に加えて、雨の侵入を一層確実に防止でき、信頼性が向上する。さらに、バスケット15の下方に位置検出装置23を配置しているため、位置検出装置23が目立ち難く、しかも、発信端末30を取り出す操作を行い易い。また、バスケット15の下方に配置しているため、位置検出装置23が大きい場合でも、この位置検出装置23を前輪13の泥よけ14との間に略水平姿勢で安定して配設することができる。さらに、位置検出装置23の取付位置が受台部21における支持アーム20よりも後側であり、バスケット15におけるこの部分は、受台部21の支持アーム20とバスケット用ブラケット17との2箇所で安定して支持されているので、走行時でもバランスよく走行できて、位置検出装置23への振動も伝わり難い。
【0060】
また、発信端末30と制御回路を有する電源供給装置25などとを接近させて配置したので、位置検出装置23としてコンパクト化することができる。
また、位置検出装置23の電源供給装置25には充電機能のオンオフなどを行う制御回路が設けられ、また、発信端末30にも各種の働きを行う制御回路が設けられているが、これらの制御回路を有する位置検出装置23が、駆動ユニット6の電動モータ5や駆動力制御用の制御回路6aから離れた位置に配設されているので、これらの電動モータ5や制御回路6aから発生するノイズによって、位置検出装置23の制御回路に悪影響を及ぼす恐れがなく、信頼性が向上する。
【0061】
また、発信端末30に電源を供給する電源供給装置25を、駆動用バッテリ10からの電池電圧が規定値より低下した場合に端末バッテリ33への電源供給を停止するように構成しているので、発信端末30への電源の供給により駆動用バッテリ10の電池電圧が極めて低い電圧まで下がってしまうことを防止することができ、この結果、駆動用バッテリ10が劣化することを最小限に抑えることができて信頼性が向上する。
【0062】
また、発信端末30が自転車から取り外された際には、発信端末30からの信号を発信する発信間隔が長めに変更されるので、発信端末30を単独で持ち運んでおり、充電できない状態である際の電源の消耗を少なくすることができて発信端末30の電池切れを最小限に抑えることができ、信頼性が向上する。なお、発信端末30の電源電圧を測定する手段を設けて、発信端末30の電源電圧が低下した際に、発信端末30の発信発信間隔を長めに変更しても同様の効果を得られる。例えば、電圧で周期が代わる発振回路の出力信号をカウントし、このカウント数に対応して発信タイミングを決定するように構成するとよい。
【0063】
さらに、位置検出装置23の上方には樹脂製のバスケット15しかなくて金属部品が比較的少ないので、GPSの受信アンテナの指向範囲を広い状態に良好に維持できて、受信できる人工衛星の数を多めに維持できるととも、マルチパスの影響を受け難くなり、位置検出装置100の測定精度を良好に維持できて信頼性が向上する。
【0064】
また、一般にバスケット15と前輪13の泥よけ14との間には空きスペースがあるので、位置検出装置23を後付けすることが自由に行え、一般の自転車などにも組付けることも可能となる。つまり、受台部21を交換するだけで、位置検出装置23を後付けすることができる。
【0065】
さらに、電動自転車だけでなく、一般の自転車に対しても、発信端末30を内蔵した位置検出装置23を後付けするなどして取り付けたり、位置検出装置23を自転車に取り付けて販売したりすることも可能である。なお、一般の自転車では、駆動用バッテリ10を有していないため、位置検出装置23内には、発信端末30だけを内蔵したり、位置検出装置23内に設けた電源供給装置25に対して、外部から給電したりする構成が必要となる。
【0066】
また、上記実施の形態では前輪13の泥よけ14と、前側に配設されているバスケット15との間に位置検出装置23を配設した場合を述べたが、これに限るものではなく、後輪8の上方に荷台およびバスケットを有する自転車において、この後輪8の泥よけと、前記後輪8の上方の荷台およびバスケットとの間に位置検出装置23を配設することも可能であり、この場合でも、この位置検出装置23に足などが当たることがないので、ペダル1を漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがなく、また、位置検出装置23の上方にバスケットが配設されているので、位置検出装置23に雨がかかること自体を最小限に抑えることができ、さらに、バスケットの下方に配置しているため、位置検出装置23が目立ち難く、しかも、発信端末30を取り出し操作を行い易い利点がある。
【0067】
次に、図8〜図10により本発明の第2の実施の形態に係る電動自転車について説明する。なお、上記実施の形態と同機能のものには同符号を付し、その説明は省略する。
【0068】
図8〜図10に示すように、この電動自転車では、位置検出装置23が、バスケット15と前輪13の泥よけ14との間に配設されている代わりに、サドル50の直下部に配設されている。すなわち、サドル50の裏側に、位置検出装置23を保持する取付装置としての収納枠部51が取り付けられ、この収納枠部51に位置検出装置23が収容されている。また、この実施の形態では、ユニットケース24の後面部に開閉蓋26が取り付けられ、ヒンジ27が開閉蓋26の下端部に取り付けられて、開閉蓋26が下方に回動されて開けられるように構成されている。また、ユニットケース24内における上部に発信端末30が収容され、開閉蓋26の下部に錠28が取り付けられている。なお、54は、サドル50を下方から支持するサドル取付用ばねである。
【0069】
また、図2に示すような、クランク軸2近傍に配設されている駆動ユニット6の充電回路6b及び制御回路6aと、位置検出装置23の電源供給装置25とを接続する接続コード43が、図8〜図10に示すように、立パイプ7およびシートポスト53内を通されており、図示しないが、立パイプ7より下方に出た部分が駆動ユニット6の充電回路6b及び制御回路6aに接続され、シートポスト53から上方に出た部分が位置検出装置23の電源供給装置25に接続されている。
【0070】
この構成によっても、所有者などはサドル50の直下部に配設されている位置検出装置23の錠26を開けて、中に収容されている発信端末30を取り出すことで、発信端末30を、電動自転車の位置を検出する以外の用途にも使用することができて、人の所在地や他の自転車や自動車などの位置を検知することが可能となり、この結果、発信端末30の利用用途を大幅に広げることができる。
【0071】
また、開閉蓋26のヒンジ27や錠28が開閉蓋26の後面下部に配設されており、開閉蓋26が後下方に開く構造であるので、電動自転車の略真横に位置した姿勢で開閉蓋26を開けることができて、便利である。さらに、錠28が開閉蓋26の下方寄りの位置に配置されているので、鍵29の操作も行い易い。
【0072】
また、上記構成によれば、位置検出装置23がサドル50の直下部に配設されているので、この位置検出装置23に足などが当たることがなく、ペダル1を漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがない。また、クランク軸2近傍箇所の駆動ユニット6に位置検出装置23を内蔵しない構造であるので、駆動ユニット6が大型化することもなく、駆動ユニット6の大型化によってペダル1を漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることもない。
【0073】
また、位置検出装置23の上方にサドル50が配設されているので、位置検出装置23に雨がかかること自体を最小限に抑えることができ、ユニットケース24自体の防水機能に加えて、雨の侵入をより確実に防止でき、信頼性が向上する。さらに、サドル50の直下部に配置しているため、位置検出装置23が目立ち難く、しかも、発信端末30を取り出し操作を行いやすい。また、サドル取付用ばね54を介して取り付けられているサドル50に対して、収容枠部51が固定され、この収容枠部51内に位置検出装置23が収容されているので、走行時でも地上からの振動がサドル取付用ばね54により吸収されて位置検出装置23に伝わり難い。
【0074】
また、制御回路を有する位置検出装置23が、駆動ユニット6の電動モータ5や駆動力制御用の制御回路6aから離れた位置に配設されているので、これらの電動モータ5や制御回路6aから発生するノイズによって、位置検出装置23の制御回路に悪影響を及ぼす恐れがなく、信頼性が向上する。
【0075】
さらに、位置検出装置23の上方にはサドル50しかなくて金属部品が比較的少ないので、GPSの受信アンテナの指向範囲を広い状態に良好に維持できて、受信できる人工衛星の数を多めに維持できるととも、マルチパスの影響を受け難くなり、位置検出装置100の測定精度を良好に維持できて信頼性が向上する。
【0076】
そして特に、この実施の形態によれば、駆動ユニット6の充電回路6bおよび制御回路6aと、位置検出装置23の電源供給装置25とを接続する接続コード43が、立パイプ7およびシートポスト53内を通されているので、接続コード43が立パイプ7およびシートポスト53により保護されて外部から切断されることを防止でき、防犯性能が良好に保たれる。なお、この実施の形態においては、立パイプ7およびシートポスト53が設けられている全長部分で接続コード43を通した場合を述べたが、立パイプ7またはシートポスト53の一部分だけを通しても、その箇所では接続コード43を保護できるため、効果がある。
【0077】
さらに、この構成によっても、位置検出装置23が設けられているサドル50部分を交換するだけで、電動自転車に後付けすることができる。また、一般の自転車に対しても、発信端末30を内蔵した位置検出装置23を後付けするなどして取り付けることも可能である。なお、この場合には、駆動用バッテリ10を有していないため、位置検出装置23内には、発信端末30だけを内蔵したり、位置検出装置23内に設けた電源供給装置25に対して、外部から給電したりする構成が必要となる。
【0078】
また、上記実施の形態では、発信端末30に、GPSシステムにより位置情報を検知する位置情報検知手段31が備えられている場合について述べたが、これに限るものではなく、発信端末30自体は位置情報を検知する手段は有しないで、位置検出装置の識別信号を発信するだけのシステムでもよい。例えば、PHSを利用した測位サービスを用いて、PHS通信端末が自己の識別情報を含む信号を発信した際に、どの箇所の基地局装置の無線通信サービスエリアに存在するかを検出して、このPHS通信端末の位置を割り出すことができるように構成してもよい。
【0079】
さらにこれ以外の手法として、位置情報検出装置から自己の識別記号を発信させてその電波を3箇所以上の受信装置により受信させ、その受信装置が受信した時の差から電波が発信された場所を逆算する方法を用いてもよく、この場合には、自己の識別記号は位置情報を得るための情報であるので、位置情報に関する信号となる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、位置情報に関する信号を発信する発信手段を、バスケットと車輪の泥よけとの間に配設したり、サドルの直下部に配設したりすることにより、ペダルを漕ぎ難くなるなどの不具合を生じることがなくて、使い勝手がよく、また、位置検出装置を後付けすることができ、一般の自転車などにも組付けることも可能となる。さらに、位置検出装置の上方にバスケットがあるので、位置検出装置に雨がかかることを最小限に抑えることができるとともに、位置検出装置が目立ち難い。また、位置検出装置の上方や近傍には金属部品が少ないので、GPSシステムを利用した場合には、指向範囲が広い状態を良好に維持できて、受信できる人工衛星の数を多めに維持できるととも、マルチパスの影響を受け難くなり、位置検出装置の測定精度を良好に維持できて信頼性が向上する。
【0081】
また、位置情報に関する信号を発信する発信手段が、自転車に対して着脱自在に取り付けられていることにより、発信手段を自転車から取り外し、人に持たせて人の所在地を検知したり、他の自転車や車に取り付けてこれらの移動位置を検知したりすることができ、利用用途を広げることができ、利便性が向上する。
【0082】
また、発信端末を内蔵したユニットケースに開閉蓋を設け、前記開閉蓋に、発信端末の取り出しを阻止する錠を取り付けたことにより、解錠できる所有者などに対しては、位置情報に関する信号を発信できる発信端末を自由に取り出すことができて良好な利便性を得られる一方、盗難などを図ろうとする人に対しては、発信端末を取り出すことを阻止でき、防盗性を向上させることができる。
【0083】
また、位置検出装置の所定位置に発信手段が配設されているか否かを検知する配設状態検知手段を設け、発信手段が前記所定位置にあるかどうかで出力する信号を変更するように構成したことにより、発信手段で自転車の位置を検出しているのか、それとも、自転車から取り出された状態の発信手段の位置を検出しているのかを、発信された信号に基づいて判断することができ、利便性が向上する。
【0084】
また、補助駆動力を発生する駆動源を駆動させるための駆動用バッテリにより、発信手段に給電する端末バッテリを充電可能に構成したことにより、発信手段に給電する端末バッテリを個別に充電しなくても、駆動用バッテリにより充電され、位置情報検知装置を長期にわたって継続して使用することができる。
【0085】
また、位置検出装置の所定位置に発信手段が配設されているか否かを検知する配設状態検知手段と、端末バッテリの電圧が低下したことを検知する電圧低下検知手段との、少なくとも一方の検知手段を設け、前記所定位置に発信手段が配設されていないことを検知した場合または端末バッテリの電圧が低下したことを検知した場合に、位置情報に関する信号を発信する発信間隔を長めに変更するように制御することにより、発信手段を単独で持ち運んでいる際の電源の消耗を少なくすることができて電池切れを最小限に抑えることができ、信頼性が向上する。
【0086】
また、発信手段の端末バッテリに電源を供給する電源供給装置を、駆動用バッテリからの電池電圧が規定値より低下した場合に端末バッテリへの電源供給を停止するように構成したことにより、駆動用バッテリが劣化することを最小限に抑えることができる。
【0087】
さらに、駆動ユニットを駆動する駆動用バッテリからの電源を発信手段に供給する接続コードの少なくとも一部を立パイプ内に通したことにより、接続コードが立パイプにより保護され、外部から切断されることを防止できて、防犯性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電動自転車の左側面図
【図2】同電動自転車における端末バッテリへの給電に関する電気回路を概略的に示した図
【図3】同電動自転車の位置検出装置を収容する収容枠部とその近傍箇所の斜視図
【図4】同電動自転車の位置検出装置の斜視図
【図5】同位置検出装置の平面図
【図6】同位置検出装置の開閉蓋を開けた状態を示す斜視図
【図7】同位置検出装置の開閉蓋を開けた状態を示す平面図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電動自転車の左側面図
【図9】同電動自転車のサドルおよびその近傍箇所の部分切欠側面図
【図10】同電動自転車のサドルおよびその近傍箇所の一部切欠背面図
【図11】従来の電動自転車の位置検出装置の概略図
【符号の説明】
1 ペダル
2 クランク軸
3 メインパイプ
5 電動モータ
6 駆動ユニット
7 立パイプ
8 後輪
9 泥よけ
10 駆動用バッテリ
6a 制御回路
6b 充電回路
11 シリンダ錠
12 サークル錠
13 前輪
15 バスケット
17 バスケット用ブラケット
15b 底面部
18 荷台
19 ハブ軸
20 支持アーム
21 受台部
21a 収容枠部(取付装置)
23 位置検出装置
24 ユニットケース
25 電源供給装置
30 発信端末
26 開閉蓋
27 ヒンジ
28 錠
29 鍵
31 位置情報検知手段
32 発信機
33 端末バッテリ
34 電源スイッチ
35 充電状態表示部
36 発信状態表示部
43 接続コード
50 サドル
51 収納枠部
53 シートポスト
54 サドル取付用ばね

Claims (13)

  1. 位置情報に関する信号を発信する発信手段と、この発信手段をバスケットと車輪の泥よけとの間に配設するための取付装置とを有することを特徴とする自転車の位置検出装置。
  2. 位置情報に関する信号を発信する発信手段と、この発信手段をサドルの直下部に配設するための取付装置とを有することを特徴とする自転車の位置検出装置。
  3. 位置情報に関する信号を発信する発信手段が、自転車に対して着脱自在に取り付けられたことを特徴とする自転車の位置検出装置。
  4. 位置情報に関する信号を発信する発信手段とこの発信手段に給電する端末バッテリとを内蔵した発信端末を、前記発信端末に電源を供給する電源供給装置を内蔵したユニットケースに対して着脱自在に取り付け、前記ユニットケースに、端末収納空間を開閉する開閉蓋を設け、前記開閉蓋に、発信端末の取り出しを阻止する錠を取り付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自転車の位置検出装置。
  5. 開閉蓋を、自転車進行方向に対する左側に配設したことを特徴とする請求項4に記載の自転車の位置検出装置。
  6. 位置検出装置の所定位置に発信手段が配設されているか否かを検知する配設状態検知手段を設け、発信手段が前記所定位置にあるかどうかで出力する信号を変更するように構成したことを特徴とする請求項4または5に記載の自転車の位置検出装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の位置検出装置を備えたことを特徴とする自転車。
  8. 自転車が電動自転車であることを特徴とする請求項7記載の自転車。
  9. 補助駆動力を発生する駆動源を駆動させるための駆動用バッテリにより、発信手段に給電する端末バッテリを充電可能に構成したことを特徴とする請求項8記載の自転車。
  10. 位置検出装置の所定位置に発信手段が配設されているか否かを検知する配設状態検知手段と、端末バッテリの電圧が低下したことを検知する電圧低下検知手段との、少なくとも一方の検知手段を設け、前記所定位置に発信手段が配設されていないことを検知した場合または端末バッテリの電圧が低下したことを検知した場合に、位置情報に関する信号を発信する発信間隔を長めに変更するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項9に記載の自転車。
  11. 駆動用バッテリの電圧を端末バッテリに給電するための電圧変換装置を備えたことを特徴とする請求項9または10に記載の自転車。
  12. 発信手段の端末バッテリに電源を供給する電源供給装置は、駆動用バッテリからの電池電圧が規定値より低下した場合に端末バッテリへの電源供給を停止するように構成していることを特徴とする請求項9〜11の何れかに記載の自転車。
  13. 補助駆動力を発生する駆動ユニットをクランク軸近傍に配設し、駆動ユニットを駆動する駆動用バッテリからの電源を発信手段に供給する接続コードの少なくとも一部を立パイプ内に通したことを特徴とする請求項7〜12の何れかに記載の自転車。
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