JP2000248753A - サポートヘッド - Google Patents

サポートヘッド

Info

Publication number
JP2000248753A
JP2000248753A JP11053398A JP5339899A JP2000248753A JP 2000248753 A JP2000248753 A JP 2000248753A JP 11053398 A JP11053398 A JP 11053398A JP 5339899 A JP5339899 A JP 5339899A JP 2000248753 A JP2000248753 A JP 2000248753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
head
swing
rod
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11053398A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumori Rikawa
光守 李川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASHIRO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YASHIRO SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YASHIRO SEISAKUSHO KK filed Critical YASHIRO SEISAKUSHO KK
Priority to JP11053398A priority Critical patent/JP2000248753A/ja
Publication of JP2000248753A publication Critical patent/JP2000248753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 勾配型枠を確実に支持することができるヘッ
ドサポートを提供すること。 【解決手段】 柱状のサポートに装着されるヘッド本体
4と、このヘッド本体4に連結ボルト44を中心として
揺動自在に装着された揺動支持部材6と、揺動支持部材
6に設けた棒状部材支持用の支持面16と、この支持面
16の両端部に設けた離脱防止突起36,38と、を具
備するサポートヘッド。揺動支持部材6の揺動軸を支持
面16に支持される棒状部材40,42の長手方向に実
質上平行状態に位置させ、揺動支持部材6が棒状部材4
0,42の長手方向に対して実質上直角方向に揺動する
ようヘッド本体4に対し揺動自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、勾配型枠を支持す
るために用いられるサポートヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】マンション等の建造物では、外壁及び屋
根等がコンクリートから形成されており、これらをコン
クリートで形成する場合、コンクリートを流し込む空間
を規定するための型枠が用いられ、この型枠は、例えば
木製のプレートを組み合わせて形成される。傾斜屋根の
如き傾斜壁を形成するときに用いられる勾配型枠は、例
えば、サポート及びこのサポートに装着されるサポート
ヘッドを用いて支持される。勾配型枠を支持するための
公知のサポートヘッドは、例えば、図6に示す通りの構
成を有する。図6を参照して、この公知のサポートヘッ
ド102は、ヘッド本体104と、このヘッド本体10
4に揺動自在に連結された揺動支持部材106とを備え
ている。揺動支持部材106はプレート状の支持部10
8を有し、この支持部108の上面(図6において上
面)が支持面として作用する。支持部108の中央部に
は上方に延びる仕切壁部110が設けられ、この仕切壁
部110の上端部には、矩形状のスリット開口111が
形成されている。また、支持部108の両端部には離脱
防止突起112,114が設けられ、これら離脱防止突
起112,114は両側に向けて上方に傾斜して延びて
いる。支持部108の下面には間隔をおいて一対の連結
ブラケット116,118が設けられ、これら連結ブラ
ケット116,118に連結ピン120を介してヘッド
本体104の上端部に対して揺動支持部材106が揺動
自在に連結されている。サポートヘッド102は、更
に、仕切壁部110のスリット開口11に挿入されるく
さび部材122を含んでおり、このくさび部材122と
揺動支持部材106とが鎖124を介して連結されてい
る。
【0003】このようなサポートヘッド102は、例え
ば、図7に示す通りにして用いられる。傾斜屋根の内面
を規定するための勾配内型枠126は下方に傾斜して延
び、この内型枠126の内側には、内型枠126の傾斜
方向(図7において左下から右上の方向)に間隔をおい
て複数本の桟木128が取り付けられている。また、こ
れら桟木128の内側には、桟木128の長手方向に間
隔をおいて複数本の大引き130が取り付けられ、少し
の間隔をおいて設けられる一対の大引き130に対し
て、このサポートヘッド102が用いられる。
【0004】支持部108の片側部(一方の離脱防止突
起112と仕切壁部110との間の部位)には、隣接す
る一方の大引き130の一部が位置付けられ、その他側
部(他方の離脱防止突起114と仕切壁部110との間
の部位)には、隣接する他方の大引き130の一部が位
置付けられ、一対の大引き130を位置付けた状態で、
仕切壁部110のスリット開口111にくさび部材12
2が挿入され、このようにして一対の大引き130の所
定部位にサポートヘッド102が取り付けられる。
【0005】その後、中空円筒管から構成されるサポー
ト132の上端部にサポートヘッド102のヘッド本体
104が挿入され、建造物の床面(屋根に対向するフロ
アの床面)と内型枠126との間に、サポートヘッド1
02を装着したサポート132が介在され、このように
してサポート132及びこれに装着されたサポートヘッ
ド102は勾配内型枠126を支持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
知のサポートヘッド102には、次の通りの解決すべき
問題が存在する。図7から理解されるように、大引き1
30の長手方向と勾配内型枠126の傾斜方向とが一致
しており、このことに関連して、揺動支持部材106
は、大引き130の長手方向に対して実質上垂直な揺動
軸線を中心として揺動自在にヘッド本体104に連結さ
れている。かく構成されているので、揺動支持部材10
6を旋回させてその支持面の傾斜角度を大引き130の
傾斜角度と一致させ、この支持面上に大引き130を位
置付けることができるが、大引き130の長手方向と揺
動支持部材106の支持面の傾斜方向とが同一方向であ
る故に、大引き130がその自重によって揺動支持部材
106の支持面に沿って傾斜方向に滑りやすく、大型車
両等の通過によって振動が付与されると大引き130の
滑りが一層発生しやすくなり、勾配型枠を確実に支持す
ることが困難となる。
【0007】本発明の目的は、勾配型枠を確実に支持す
ることができるヘッドサポートを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、柱状のサポー
トに装着されるヘッド本体と、このヘッド本体の上部に
揺動軸を中心として揺動自在に装着された揺動支持部材
と、該揺動支持部材に設けた棒状部材支持用の支持面
と、該支持面の両端部に設けた離脱防止突起と、を具備
するサポートヘッドにおいて、前記揺動支持部材の前記
揺動軸を前記支持面に支持される前記棒状部材の長手方
向に実質上平行状態に位置させ、前記揺動支持部材が前
記棒状部材の長手方向に対して実質上直角方向に揺動す
るよう前記ヘッド本体に対し揺動自在にしたことを特徴
とする。
【0009】本発明に従えば、揺動支持部材の揺動軸
が、その支持面に支持される棒状部材の長手方向に実質
上平行状態に位置しているので、この揺動支持部材は棒
状部材の長手方向に対して実質上直角方向に揺動し、サ
ポートヘッドは、傾斜屋根等の傾斜方向に対して実質上
直角に延びる棒状部材を支持する。この揺動支持部材の
両端部には離脱防止突起が設けられているので、棒状部
材の滑りは離脱防止突起によって阻止され、かくして棒
状部材の傾斜方向の滑りを確実に防止することができ
る。また、本発明では、一対の離脱防止突起は、前記揺
動支持部材が傾斜状態のときの傾斜面の下端と上端に位
置するよう前記揺動支持部材に設けている。
【0010】本発明に従えば、一対の離脱防止突起は、
揺動支持部材が傾斜状態のときの傾斜面の下端と上端に
設けられているので、この傾斜状態のときの傾斜方向の
棒状部材の滑りが離脱防止突起によって阻止される。ま
た、本発明では、一方の離脱防止突起は、前記支持面か
ら実質上垂直上方に延び、他方の離脱防止突起のは、外
側に向けて上方に傾斜して延びている。
【0011】本発明に従えば、一方の離脱防止突起は揺
動支持部材の支持面から実質上垂直に延びているので、
この離脱防止突起が傾斜方向の下側に位置するように取
り付けることによって、揺動支持部材が傾斜した状態に
おいても上記離脱防止突起が棒状部材に確実に作用し、
この離脱防止突起によってその傾斜方向の滑りを確実に
防止することができる。また、他方の離脱防止突起は外
側に向けて上方に傾斜しているので、その開口側が拡大
しており、この離脱防止突起の傾斜を利用して棒状部材
を支持面に容易に位置付けることができる。
【0012】更に、本発明では、前記ヘッド本体は略U
字状で、上方に延びる一対の連結部を有し、前記揺動支
持部材は下方に突出する連結突部を有し、前記連結突部
が連結部材を介して前記一対の連結部間に揺動自在に連
結されている。
【0013】本発明に従えば、U字状のヘッド本体の一
対の連結部の間に揺動支持部材の連結突部が位置し、連
結突部が連結部材を介して一対の連結部に揺動自在に装
着されるので、簡単な構成でもって両者を揺動自在に連
結することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して、本
発明に従うサポートヘッドの一実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従うサポートヘッドの一実施形態
を示す正面図であり、図2は、図1のサポートヘッドを
示す側面図であり、図3は、図1のサポートヘッドの揺
動支持部材の一部を示す部分断面図であり、図4は、図
1のサポートヘッドの使用の一例を示す部分断面図であ
る。
【0015】図示のサポートヘッド2は、ヘッド本体4
と、このヘッド本体4に旋回自在に装着された揺動支持
部材6とを具備している。ヘッド本体4は略U字状であ
り、間隔をおいて対向して位置する一対の連結部8,1
0と、これら連結部8,10の一端部を接続する接続部
12とを有し、一対の連結部8,10は上記接続部12
から上方に延びており、それらの上端部には連結用貫通
孔(図示せず)が形成されている。このヘッド本体4
は、例えば鉄等の金属から形成される。
【0016】揺動支持部材6はプレート状の支持部14
を有し、その上面(図1において上側の面)に、実質上
平坦な支持面16が形成されている。この支持部14の
下面には、下方に延びる連結突部18が設けられてい
る。この連結突部18は、例えば連結ブラケット20を
支持部14に固着することによって形成され、その先端
部には、連結用の貫通孔22(図3)が形成されてい
る。
【0017】支持部14の長手方向(図1及び図3にお
いて左右方向、図2において紙面に垂直な方向)中央部
には、仕切部材24が設けられている。図3の実施形態
では、連結ブラケット20の上端両端部26は幾分上方
に突出し、突出端部26が溶接の如き手段によって支持
部14の下面に固定されている。連結ブラケット20の
突出端部26間の部位は凹状に形成され、この凹状部2
8に仕切部材24の下端部が固定されている。仕切部材
24は、例えば、断面が略円形状の棒状部材から構成さ
れ、その下端部は外径が幾分大きくなっており、この大
外径部30の端部に固定フランジ32が設けられ、かか
る固定フランジ32が溶接の如き手段によって連結ブラ
ケット20の凹状部28に固定されている。仕切部材2
4をこのように固定することに関連して、支持部14の
長手方向中央部には略円形の開口34が形成され、仕切
部材24の先端側はこの開口34を通して、支持部14
の支持面16に対して実質上垂直上方に延びている。連
結ブラケット20の肉厚は支持部14の肉厚よりも大き
く、従って充分な強度を有しており、仕切部材24をこ
の連結ブラケット20に固定することによって、仕切部
材24を充分な強度でもって固定することができる。ま
た、このように構成することによって、溶接による肉盛
りが支持面16上に突出せず、後述する棒状部材を支持
面16でもって所要の通りに支持することができる。
尚、この仕切部材24の下端部を支持部14の支持面1
6に直接固定するようにしてもよい。
【0018】支持面16の両端部には、上方に突出する
離脱防止突起36,38が設けられている。一方(図1
及び図3において右側)の離脱防止突起36は支持面1
6から実質上垂直上方に延びており、他方(図1及び図
3において左側)の離脱防止突起38は、外側(図1及
び図3において左側)に向けて上方に傾斜して延びてい
る。支持部14の支持面16上には、図1に二点鎖線で
示すように、隣接して位置する一対の棒状部材40,4
2が位置付けられ、一方の棒状部材40は、一方の離脱
防止突起36と仕切部材24との間に位置付けられ、ま
た他方の棒状部材42は、他方の離脱防止部材38と仕
切部材24との間に位置付けられる。このような支持状
態において棒状部材40,42が支持部14の両側に滑
ると、それらの側部が離脱防止突起36,38に当接
し、棒状部材40,42の支持部14から外側への離脱
が確実に防止される。尚、このような構成の揺動支持部
材6は、鉄などの金属から形成される。
【0019】揺動支持部材6はヘッド本体4に揺動自在
に連結される。揺動支持部材6の連結突部18はヘッド
本体4の一対の連結部8,10の間に配置され、一対の
連結部8,10の貫通孔(図示せず)及び連結突部18
の貫通孔22(図3)を通して、揺動軸を構成する連結
ボルト44が装着され、かく装着することによって、揺
動支持部材6がヘッド本体4に揺動自在に連結される。
従って、揺動支持部材6は、図1に示すように、連結ボ
ルト44(この中心軸線が揺動軸線を構成する)を中心
として二点鎖線で示すように揺動自在であり、図1の矢
印45で示す方向への揺動は、二点鎖線6Aで示す角度
位置を越えて支持部14の一端部がヘッド本体4に当接
する角度位置まで許容され、図1の矢印47で示す方向
の旋回は、二点鎖線6Bで示す位置を越えて支持部14
の他端部がヘッド本体4に当接する角度位置まで許容さ
れる。
【0020】この形態では、連結ボルト44の頭部側に
締付ナット52が螺合され、そのねじ部の先端部に一対
の締付ナット54が螺合され、これら締付ナット52,
54によってヘッド本体4の一対の連結部8,10間が
締め付けられている。また、ヘッド本体4の一方の連結
部8と揺動支持部材6の連結突部18との間にワッシャ
46及びばねワッシャ48が介在され、他方の連結部1
0と連結突部18との間に2枚のワッシャ50が介在さ
れている。これらワッシャ46,48,50の枚数は、
間隙の大きさに応じて適宜設定することができ、ワッシ
ャ46,48,50を用いることに代えて、またこれら
と組み合わせて短筒状スペーサを用いてもよい。上述の
ようにばねワッシャ48を介在させることによって、ヘ
ッド本体4と揺動支持部材6との間に適当な摩擦力を付
与することができ、これによって、ヘッド本体4に対す
る揺動支持部材6の自由な揺動を防止し、作業の安全性
及びその使い勝手の改善を図ることができる。尚、揺動
軸として連結ボルト44を用いることに代えて、連結ピ
ン等を用いこともでき、このような場合、例えば、連結
ピンの両端部がヘッド本体4の連結部8,10に溶接の
如き手段によって固定される。
【0021】サポートヘッド2は、揺動支持部材6の支
持部14に位置する棒状部材40,42を固定するため
のくさび部材56を含んでいる。くさび部材56は肉厚
が厚い金属製プレート状部材から構成され、先端側に向
けてその幅が漸減している。このくさび部材56に関連
して、揺動支持部材6の仕切壁部24の先端部には、上
下方向に細長い矩形状のスリット開口58(図2参照)
が形成されている。くさび部材56の先端側はこのスリ
ット開口58に挿入され、かく挿入することによって、
くさび部材56の下側側部が揺動支持部材6の支持面1
6に位置する棒状部材40,42の上面に作用し、一対
の棒状部材40,42は揺動支持部材14の支持部14
とくさび部材56との間に挟持される。
【0022】このくさび部材56は、連結用鎖58を介
して、揺動支持部材6に連結されている。この形態で
は、揺動支持部材6の支持部14の長手方向中央の両側
部は下方に折り曲げられており、これら折曲部60の一
方に溶接の如き手段によって係止部材としてのねじ62
が固定され、このねじ62に鎖58の一端部が連結され
ている。また、くさび部材56の基部側には、カシメの
如き手段によって係止部材としてのピン64が装着さ
れ、このピン64に鎖58の他端部が連結されている。
【0023】このようなサポートヘッド2は、例えば図
4に示す通りにして用いられる。傾斜屋根を規定するた
めの勾配型枠の内型枠72は、コンクリートによって形
成する屋根の傾斜に対応して下方(図4において左上か
ら右下方向)に傾斜して延び、この内型枠72の内側
に、桟木74が上記傾斜方向に対して実質上垂直な方向
(図4において紙面に垂直な方向)に間隔をおいて複数
本設けられ、更にこれら桟木74の内側に、天引きとし
て機能する棒状部材40,42が、上記傾斜方向に間隔
をおいて複数本取り付けられている。桟木74は、例え
ば断面矩形状の鋼管パタ、桟木等から構成され、勾配内
型枠72の傾斜方向に延びている。また、棒状部材4
0,42は断面矩形状の鋼管、木材等から構成され、勾
配内型枠72の傾斜方向に対して実質上垂直な方向に延
びており、これら一対の棒状部材40,42を支持する
ためにサポートヘッド2が用いられる。
【0024】勾配内型枠72を支持するには、まず、一
対の棒状部材40,42の所定部位にサポートヘッド2
を取り付ける。サポートヘッドヘッド2を取り付けるに
は、その揺動支持部材6の支持面16上に一対の棒状部
材40,42を位置付ける。かく位置付けると、一方の
棒状部材40は離脱防止突起36と仕切部材24との間
に位置し、他方の棒状部材42は他方の離脱防止突起3
8と仕切部材24との間に位置し、仕切部材24は一対
の棒状部材40,42の間を通してこれらの上方に突出
する。
【0025】次いで、仕切部材24のスリット開口58
(図2)にくさび部材56を挿入する。このようにくさ
び部材56を挿入すると、その下側側部が一対の棒状部
材40,42の上面に作用してこれらを下方に押圧し、
かくして揺動支持部材6の支持部14とくさび部材56
との間に棒状部材40,42が挟持され、このようにし
てサポートヘッド2は棒状部材40,42に取り付けら
れる。この取り付け状態では、一対の棒状部材40,4
2の長手方向と揺動支持部材6の旋回軸線、即ち連結ボ
ルト44の軸線とが実質上平行で、揺動支持部材6は棒
状部材40,42の長手方向に対して実質上垂直な方向
に旋回可能となる。
【0026】しかる後、中空円筒管から構成されるサポ
ート76の上端部にサポートヘッド102のヘッド本体
104を挿入し、挿入した状態でこのサポート76を建
造物の床面(屋根に対向するフロアの床面)にほぼ垂直
に立て、上記床面と内型枠126との間に、サポートヘ
ッド2を装着したサポート76を介在させる。かくサポ
ート76を立てると、揺動支持部材6に対してヘッド本
体4が相対的に揺動され、サポート76に装着されたサ
ポートヘッド2は、勾配内型枠72の傾斜方向に傾斜し
た状態で棒状部材40,42を支持しする。サポート7
6の上端部には半径方向外方に突出する環状フランジ7
8が一体的に設けられており、ヘッド本体4をサポート
76内に挿入すると、連結ボルト44の頭部及びこれに
螺合されたナット52,54が環状フランジ78に当接
し、これによってヘッド本体4の更なる挿入が阻止され
る。尚、ナット52,54等に代えて、そのねじ部を当
接するようにしてもよい。
【0027】棒状部材40,42を支持する状態では、
勾配方向に傾斜する揺動支持部材6の支持部14の両端
部、即ち傾斜支持面16の下端及び上端に離脱防止突起
36,38が位置し、また一対の棒状部材40,42間
に仕切部材24が位置するので、傾斜方向上側の棒状部
材42が仮に傾斜方向に滑ったとしても仕切部材24に
当接し、この仕切部材24によってその滑り方向の移動
が確実に阻止され、また傾斜方向下側の棒状部材40が
仮に傾斜方向に滑ったとしても離脱防止突起36に当接
し、この離脱防止突起36によってその滑り方向の移動
が確実に阻止され、かくして棒状部材40,42の傾斜
方向の滑りを防止することができる。
【0028】この実施形態では、支持面16に対して実
質上垂直上方に延びる離脱防止突起36が傾斜方向下側
に位置するように、サポートヘッド2が棒状部材40,
42に装着される。それ故に、揺動支持部材6が揺動軸
を中心としてある程度旋回したとしても離脱防止突起3
6は水平軸に対して斜め上方に傾斜し、棒状部材40の
傾斜方向の滑りを確実に防止することができる。尚、他
方の離脱防止突起36は支持面16に対して外側に向け
て斜め上方に傾斜して延びるので、支持面16の上方空
間が拡がり、棒状部材42を支持面16に容易に位置付
けることができる。
【0029】図5は、本発明に従うサポートヘッドの他
の実施形態を示す正面図であり、一本の棒状部材を支持
するように作られたものである。図5の実施形態では、
揺動支持部材の構成が上記実施形態のものと相違してい
る。
【0030】このサポートヘッド2aでは、揺動支持部
材6aの支持部14aの両端部に設けられた離脱防止突
起36a,38aは、支持面16aから実質上垂直上方
に延び、それらの先端部に、矩形状の細長いスリット開
口82,84が形成されている。スリット開口82の長
手方向(図5において上下方向)の長さは、他方のスリ
ット開口84の長手方向の長さよりも大きく、従ってく
さび部材56は、スリット開口82を通して他方のスリ
ット開口84に図5において右から左へと挿入される。
【0031】この揺動支持部材6aには仕切部材が設け
られておらず、その支持部14aの支持面16aには一
本の棒状部材88(例えば鋼管、木材等から構成され
る)が位置付けられ、従って、このサポートヘッド2a
は、一本の棒状部材88を支持するときに用いられる。
【0032】揺動支持部材6aは、揺動軸として機能す
る連結ボルト44を介してヘッド本体4に揺動自在に連
結され、揺動支持部材6aの揺動軸(その中心軸線が揺
動軸線を構成する)は棒状部材88の長手方向に延びて
いる。従って、サポートヘッド2aも図4に示すと同様
に用いられ、上述したと同様の効果が達成される。
【0033】以上、本発明に従うサポートヘッドの実施
形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することな
く種々の変形乃至修正が可能である。
【0034】例えば、図示の実施形態では、揺動支持部
材6の支持部14を平らなプレート状部材から構成して
いるが、この支持部の強度を高めるために、必要に応じ
て補強用の凹凸を設けることもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1のサポートヘッドによ
れば、揺動支持部材は棒状部材の長手方向に対して実質
上直角方向に揺動し、サポートヘッドは、傾斜屋根等の
傾斜方向に対して実質上直角に延びる棒状部材を支持す
る。また、揺動支持部材の両端部には離脱防止突起が設
けられているので、棒状部材の傾斜方向の滑りを確実に
防止することができる。
【0036】また、本発明の請求項2のサポートヘッド
によれば、揺動支持部材の傾斜状態において傾斜方向の
棒状部材の滑りを離脱防止突起によって防止することが
できる。
【0037】また、本発明の請求項3のサポートによれ
ば、一方の離脱防止突起が揺動支持部材の支持面から実
質上垂直に延びているので、この離脱防止突起を傾斜方
向の下側に位置させることによって、揺動支持部材を傾
斜させた状態においても離脱防止突起を棒状部材に確実
に作用させることができる。また、他方の離脱防止突起
が外側に向けて上方に傾斜しているので、その開口側を
大きくし、棒状部材を容易に支持面に位置付けることが
できる。
【0038】更に、本発明の請求項4のサポートヘッド
によれば、U字状のヘッド本体の一対の連結部の間に揺
動支持部材の連結突部が位置し、連結突部が連結部材を
介して一対の連結部に揺動自在に装着されるので、簡単
な構成でもってヘッド本体と揺動支持部材とを揺動自在
に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うサポートヘッドの一実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1のサポートヘッドを示す側面図である。
【図3】図1のサポートヘッドの揺動支持部材の一部を
示す部分断面図である。
【図4】図1のサポートヘッドの使用の一例を示す部分
断面図である。
【図5】本発明に従うサポートヘッドの他の実施形態を
示す正面図である。
【図6】従来のサポートヘッドの一例を示す正面図であ
る。
【図7】従来のサポートヘッドの使用の一例を示す部分
断面図である。
【符号の説明】
2,2a サポートヘッド 4 ヘッド本体 6,6a 揺動支持部材 8,10 連結部 14,14a 支持部 16,16a 支持面 18 連結突部 24 仕切壁部 36,36a,38,38a 離脱防止突起 40,42,88 棒状部材 44 連結ボルト(揺動軸) 56 くさび部材 58,82,84 スリット開口 72 勾配内型枠 76 サポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状のサポートに装着されるヘッド本体
    と、このヘッド本体の上部に揺動軸を中心として揺動自
    在に装着された揺動支持部材と、該揺動支持部材に設け
    た棒状部材支持用の支持面と、該支持面の両端部に設け
    た離脱防止突起と、を具備するサポートヘッドにおい
    て、 前記揺動支持部材の前記揺動軸を前記支持面に支持され
    る前記棒状部材の長手方向に実質上平行状態に位置さ
    せ、前記揺動支持部材が前記棒状部材の長手方向に対し
    て実質上直角方向に揺動するよう前記ヘッド本体に対し
    揺動自在にしたことを特徴とするサポートヘッド。
  2. 【請求項2】 一対の離脱防止突起は、前記揺動支持部
    材が傾斜状態のときの傾斜面の下端と上端に位置するよ
    う前記揺動支持部材に設けた請求項1記載のサポートヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 一方の離脱防止突起は、前記支持面から
    実質上垂直上方に延び、他方の離脱防止突起のは、外側
    に向けて上方に傾斜して延びている請求項1又は2記載
    のサポートヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド本体は略U字状で、上方に延
    びる一対の連結部を有し、前記揺動支持部材は下方に突
    出する連結突部を有し、前記連結突部が連結部材を介し
    て前記一対の連結部間に揺動自在に連結されている請求
    項1〜3のいずれかに記載のサポートヘッド。
JP11053398A 1999-03-01 1999-03-01 サポートヘッド Pending JP2000248753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053398A JP2000248753A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 サポートヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053398A JP2000248753A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 サポートヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000248753A true JP2000248753A (ja) 2000-09-12

Family

ID=12941734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11053398A Pending JP2000248753A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 サポートヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000248753A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015026A1 (es) * 2013-07-29 2015-02-05 Inveral, S.A. Encofrado para una viga de cuelgue

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015015026A1 (es) * 2013-07-29 2015-02-05 Inveral, S.A. Encofrado para una viga de cuelgue
CN105452582A (zh) * 2013-07-29 2016-03-30 伊韦拉尔股份有限公司 用于悬梁的模架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5524854A (en) Structural supporting bracket
US4873804A (en) Drywall frame compression anchor assembly and frame
JP4794113B2 (ja) 足場用連結装置
JP2006316581A (ja) 足場板支持装置
US5444951A (en) Bracket for supporting fence posts
JP2000248753A (ja) サポートヘッド
US5092096A (en) Temporary bridge joist support bracket
KR102640124B1 (ko) 족장 피스
JP3638209B2 (ja) カーテンウォールにおけるパネル同士の連結構造
KR200238564Y1 (ko) 캔틸레버 구조용 거푸집
JPH08260658A (ja) 二重壁支持材料
JPH0541157Y2 (ja)
JPS6215404Y2 (ja)
JP2568444Y2 (ja) パイプクランプ取付け装置
JPS5923161Y2 (ja) コンクリ−ト型枠支持金具
JPH04312675A (ja) 足場板の支持装置
WO2024085094A1 (ja) 配管支持具
JPS6320172Y2 (ja)
KR200201556Y1 (ko) 건축용 판넬 지지구
KR200381380Y1 (ko) 거푸집용 체결부재
JP2601739B2 (ja) 梁受けブラケット
JP2552732Y2 (ja) ベランダ型枠用アンカー
JPH076282B2 (ja) 傾斜スラブ用金物
JPH0234354Y2 (ja)
KR200182866Y1 (ko) 거푸집조립용 클램핑장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060808

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060926

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060928

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006