JP2000248732A - ランドリーシュータ - Google Patents

ランドリーシュータ

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JP2000248732A
JP2000248732A JP11054581A JP5458199A JP2000248732A JP 2000248732 A JP2000248732 A JP 2000248732A JP 11054581 A JP11054581 A JP 11054581A JP 5458199 A JP5458199 A JP 5458199A JP 2000248732 A JP2000248732 A JP 2000248732A
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JP
Japan
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laundry
door
floor
shooter
input port
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JP11054581A
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English (en)
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Minako Imai
美奈子 今井
Yukiko Kawazoe
由己子 河添
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上階で生じた洗濯物を、洗濯機等が設置され
た下階に容易に搬送することができるランドリーシュー
タを提供すること。 【解決手段】 ランドリーシュータ1を、建物2の2階
と1階との間に設けられて、洗濯物を2階から1階に落
下させるための落下筒部30と、建物2の2階に設けら
れて、落下筒部30の上端部に洗濯物を投入するための
投入部31と、建物2の1階に設けられて、落下筒部3
0内を落下して、該落下筒部30の下端部から落下して
きた洗濯物を受けて取出すことができる受け部32とを
備えたものとする。そして、上階で生じた洗濯物を、前
記投入部31から投入すると、該洗濯物は落下筒部30
内を上階から下階に落下して、前記受け部32にて受け
られ、この受け部32から取出すことができる。したが
って、上階で生じた洗濯物を、洗濯機等が設置された下
階に容易に搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の上
階から下階に洗濯物を落下させて搬送するランドリーシ
ュータに関するものである。
【0002】
【背景の技術】例えば、住宅の1階に洗濯機が設置され
ている場合、2階で生じた洗濯物は、それを住人が持っ
て階段等を下りてきて、洗濯機に投入するか、あるいは
洗濯機の近くにあるランドリーバスケット等に投入する
ようにしているため、2階で生じた洗濯物を1階に運ぶ
のに手間がかかっていた。そこで、例えば、特開平10
−317627号公報に開示されているように、上階と
下階との間に設けられた階段の踊り場を、ユーティリテ
ィを形成しうる程度の大きさに形成し、該踊り場に洗濯
機を設置する技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この技術によれば、階
段の踊り場に洗濯機を設置したので、上階で生じた洗濯
物を洗濯機まで運ぶ手間は、1階(下階)に洗濯機を設置
した場合に比べて、少ないが、例えば、洗濯物が多い場
合は、踊り場と上階との間を何回か往復する必要が生じ
てしまい、手間がかかるという課題があった。また、階
段の踊り場に洗濯機を設置すると、逆に、下階で生じた
洗濯物を階段を上って踊り場まで運ぶ手間がかかるとい
う課題も生じる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、上階で生じた洗濯物を、洗濯機等が設置された下階
に容易に搬送することで、上記課題を解決することがで
きるランドリーシュータを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のランドリーシュータは、例えば
図1〜図3に示すように、建物2の2階(上階)と1階
(下階)との間に設けられて、洗濯物を2階から1階に落
下させるための落下筒部30と、建物2の2階に設けら
れて、落下筒部30の上端部に洗濯物を投入するための
投入部31と、建物2の1階に設けられて、落下筒部3
0内を落下して、該落下筒部30の下端部から落下して
きた洗濯物を受けて取出すことができる受け部32とを
備えてなるものである。
【0006】前記落下筒部30は、2階(上階)の床3
3、1階(下階)の天井懐34および1階(下階)の天井3
5を貫通するようにして設けられるが、この場合、例え
ば、上階の床33と下階の天井35とにそれぞれ貫通孔
を形成し、これら貫通孔に落下筒部30を、下階の天井
懐34を貫通するようにして設ければよい。また、前記
落下筒部30は、建物2の建築現場で直接形成してもよ
いし、予め落下筒部30を形成しておき、該落下筒部3
0を上階の床33、下階の天井懐34および下階の天井
35を貫通するようにして設置してもよい。前記投入部
31は、上階の床か33ら所定高さの位置に設けるが、
例えば、上階33の床から60cm程度の位置に設ける
のが望ましい。前記受け部32は、下階の床から所定の
高さの位置に設けるが、例えば、下階の床から90cm
程度の位置に設けるのが望ましい。
【0007】請求項1のランドリーシュータ1において
は、上階で生じた洗濯物を、前記投入部31から投入す
ると、該洗濯物は落下筒部30内を上階から下階に落下
して、前記受け部32にて受けられ、この受け部32か
ら取出すことができる。このように、上階で生じた洗濯
物を、洗濯機等が設置された下階に容易に搬送すること
ができるので、洗濯物を上階から下階に運ぶ手間がかか
ることがない。
【0008】請求項2のランドリーシュータ1は、請求
項1において、前記受け部32を、下階のユーティリテ
ィ7に設けたものである。
【0009】前記ユーティリティ7とは、住宅等で、家
事作業をまとめてできるよう、諸設備を設けた部屋のこ
とであり、該ユーティリティ7には、洗濯機、乾燥機、
アイロン、アイロン台、収納所が設けられる。
【0010】請求項2のランドリーシュータ1において
は、その受け部32が下階のユーティリティ7に設けら
れているので、受け部32によって受けられた洗濯物
を、ユーティリティ7で容易に処理することができると
いう利点がある。
【0011】請求項3のランドリーシュータ1は、請求
項1または2において、前記投入部31を、上階の洗面
室21に設けたものである。
【0012】請求項3のランドリーシュータ1において
は、その投入部31が上階の洗面室21に設けられてい
るので、この洗面室21で使用したタオル等の洗濯物、
洗面室21で脱衣した洗濯物等をすぐに投入部31に投
入して、下階の受け部32に送ることができる。
【0013】請求項4のランドリーシュータ1は、例え
ば図4および図5に示すように、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記投入部31を、前記落下筒部30の上
端部に設けられて、該記落下筒部30に連通する投入室
45と、この投入室45を画成する壁に形成された投入
口46と、この投入口46を開閉自在とする扉部47と
を備えて構成したものである。
【0014】前記投入室45の形状、大きさは適宜設定
されるが、例えば、投入室45の平面的な形状と大きさ
を、前記落下筒部30の平面的な形状と大きさに合わせ
るのが望ましい。前記投入口46は、投入室45を画成
する壁のうち、鉛直に立設する壁に形成してもよいし、
水平に設置される壁に形成してもよい。前記扉部47
は、投入口46を開閉自在とするものであれば、どのよ
うな構造のものでもよいが、例えば、回動することによ
って投入口46を開閉するもの、スライドすることによ
って投入口46を開閉するものが挙げられ、さらには、
投入口46を塞ぐことができる着脱自在の蓋で構成して
もよい。
【0015】請求項4のランドリーシュータ1において
は、投入部31を、投入室45とこの投入室45を画成
する壁に形成された投入口46と、この投入口46を開
閉自在とする扉部47とを備えて構成したので、前記投
入室45を画成する壁の所望の部位に投入口46を形成
することができ、また、洗濯物を投入する場合を除い
て、前記投入口46を扉部47で閉鎖することできると
いう利点がある。
【0016】請求項5のランドリーシュータ1は、請求
項4において、前記扉部47を第1扉51と第2扉52
とを備えた構成とし、前記第1扉51を、前記投入室4
5の外側から投入口46に接離可能に構成し、前記第2
扉52を、前記投入室45の内側から投入口46に接離
可能に構成し、前記第1扉51および第2扉52を、そ
れらのうちの一方が投入口46に当接して該投入口46
を閉鎖する際には、他方が投入口46から離間するよう
に構成したものである。
【0017】前記第1扉51を、前記投入室45の外側
から投入口46に接離可能に構成するには、例えば、投
入口46の縁部を形成する壁に第1扉51を、投入室4
5の外側において回動自在に取付けてもよいし、第1扉
を、投入室の外側において、投入口に対して水平方向に
接離するように設けてもよい。同様に、前記第2扉52
を、前記投入室45の内側から投入口46に接離可能に
構成するには、例えば、投入口46の縁部を形成する壁
に第2扉52を、投入室45の内側において回動自在に
取付けてもよいし、第2扉を、投入室の内側において、
投入口に対して水平方向に接離するように設けてもよ
い。
【0018】請求項5のランドリーシュータ1において
は、第1扉51を投入口46から投入室45の外側に離
間させると、前記第2扉52が投入口46に当接して該
投入口46を閉鎖する。このとき、投入口46から離間
している第1扉51と、投入口46を閉鎖している第2
扉52との間に洗濯物を挿入し、次いで、前記第1扉5
1を投入口46に向けて接近させると、該第1扉51に
よって洗濯物が投入口46に押されて移動するととも
に、前記第2扉52が投入口46から投入室45の内側
に離間して該投入口46が開放されるので、第1扉51
によって押された洗濯物は、投入口46から投入室45
内に投入され、落下筒部30を落下して、受け部32に
よって受け取られる。上記のように、洗濯物を投入口4
6から投入するに際に、第1扉51を投入口46から投
入室45の外側に離間させると、前記第2扉52が投入
口46に当接して該投入口46を閉鎖するので、このと
きに、洗濯物を確認することで、間違って洗濯物を投入
口46に投入するのを防止することができる。
【0019】請求項6のランドリーシュータ1は、請求
項5において、前記投入口46の下縁部を形成する壁
に、前記第1扉51の下端部を回動自在に取付けること
で、前記投入口46を前記第1扉51によって開閉自在
とし、前記投入口46の上縁部を形成する壁に、前記第
2扉52の上端部を回動自在に取付けることで、前記投
入口46を前記第2扉52によって開閉自在とし、前記
第1扉51と第2扉52とを、これらが同期して動くよ
うに連結部材(リンク材)54で連結したものである。
【0020】前記第1扉51と第2扉52とを、これら
が同期して動くように連結部材54で連結するには、例
えば、連結部材54をリンク材54で構成し、このリン
ク材54の一端部を、第1扉51に回動自在に連結し、
同リンク材54の他端部を第2扉52に回動自在に連結
すればよい。
【0021】請求項6のランドリーシュータ1において
は、第1扉51を投入口46から投入室45の外側に回
動させて離間させると、前記第2扉52が連結部材54
によって引込まれることで、投入口46に向けて回動し
て、該投入口46に当接してこれを閉鎖する。このと
き、下端部が回動して投入口46から離間している第1
扉51と、投入口46を閉鎖している第2扉52との間
に洗濯物を挿入し、次いで、前記第1扉51を投入口に
向けて回動させると、該第1扉51によって洗濯物が投
入口46に押されて移動するとともに、前記第2扉52
が連結部材54によって押されて、投入口46から投入
室45の内側に回動して該投入口46が開放されるの
で、第1扉51によって押された洗濯物は、投入口46
から投入室45内に投入され、落下筒部30を落下し
て、受け部32によって受け取られる。
【0022】上記のように、洗濯物を投入口46から投
入するに際に、第1扉51を投入口46から投入室45
の外側に回動させて離間させると、前記第2扉52が回
動して投入口46に当接して該投入口46を閉鎖するの
で、このときに、洗濯物を確認することで、間違って洗
濯物を投入口46に投入するのを防止することができ
る。また、前記投入口46の下縁部を形成する壁に、前
記第1扉51の下端部を回動自在に取付けることで、前
記投入口46を前記第1扉51によって開閉自在とした
ので、該第1扉51が投入室45の外側に回動して投入
口46から離間している場合には、第1扉51が壁に対
して斜めに傾斜した状態で上方に開いているので、この
開いている部分に、洗濯物を容易に投入することができ
る。さらに、前記投入口46の上縁部を形成する壁に、
前記第2扉52の上端部を回動自在に取付けることで、
前記投入口46を前記第2扉52によって開閉自在とし
たので、該第2扉52が投入室45の内側に回動して投
入口46から離間している場合には、第2扉52が壁に
対して斜めに傾斜した状態で下方に開いているので、第
1扉51によって押されて投入口46から投入室45内
に投入された洗濯物を確実に下方に落下させることがで
きる。
【0023】請求項7のランドリーシュータ1は、例え
ば図3、図9および図10に示すよに、請求項1〜6の
いずれかにおいて、前記受け部32を、前記落下筒部3
0の下端部に設けられて、該落下筒部30に連通する受
け室57と、この受け室57を形成する壁に形成された
取出口58と、前記受け室57に該取出口58から取出
可能に挿入されて、前記受け室57に落下してきた洗濯
物を受けて貯留するためのランドリーバスケット60,
60とを備えて構成したものである。
【0024】前記受け室57の形状、大きさは適宜設定
されるが、例えば、受け室57の平面的な大きさを、前
記落下筒部30の平面的な大きさより、大きく設定する
のが望ましい。前記取出口58は、受け室57を画成す
る壁のうち、鉛直に立設する壁に形成してもよいし、水
平に設置される下側の壁に形成してもよい。前記ランド
リーバスケット60は、前記受け室57に該取出口58
から取出可能に挿入できるものであれば、どのような形
状、大きさのものでもよいが、ランドリーバスケット6
0の平面的な形状と大きさは、前記落下筒部30の平面
的な形状と大きさより、大きく設定するのが望ましい。
また、前記ランドリーバスケット60は、前記受け室5
7に1個挿入してもよいし、複数個挿入してもよい。
【0025】請求項7のランドリーシュータ1において
は、受け室57に落下してきた洗濯物は、ランドリーバ
スケット60に貯留されるので、このランドリーバスケ
ット60を取出口58から取出すことで、洗濯物を受け
室57から容易に取出すことができる。また、ランドリ
ーバスケット60が洗濯物で一杯になったら、別のラン
ドリーバスケット60を取出口58から受け室57内に
挿入することで、次の洗濯物の受けに備えることができ
る。
【0026】請求項8のランドリーシュータ1は、例え
ば図9〜図12に示すように、請求項1〜7のいずれか
において、前記受け部32を、下階に設置される家具6
1の少なくとも一部で構成したものである。
【0027】前記家具61は、例えば、収納部や、洗濯
機置場を備えたものとするのが望ましいが、受け部32
のみで家具を構成してもよい。また、前記家具61は、
下階の床の上面から下階の天井に至るまでの高さとする
のが望ましい。
【0028】請求項8のランドリーシュータ1において
は、前記受け部32を、下階に設置される家具61の少
なくとも一部で構成したので、建物2の上階と下階の間
に設けられた落下筒部30の下方において、家具61を
下階の床に設置することで、受け部32を容易に設置す
ることができる。
【0029】請求項9のランドリーシュータ1は、請求
項8において、前記家具61の少なくとも前記受け部3
2を開閉扉70によって、開閉自在としたものである。
前記開閉扉70は、少なくとも家具61の受け部32を
開閉するものであればよく、家具61の開口部全体を開
閉するものであってもよい。
【0030】請求項9のランドリーシュータ1において
は、前記家具61の少なくとも前記受け部32を、開閉
扉70によって開閉自在としたので、該開閉扉70によ
って受け部32を閉じることで、受け部32に受けられ
ている洗濯物を外側から隠すことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のラ
ンドリーシュータの実施の形態の一例について説明す
る。図1および図2は、本発明に係るランドリーシュー
タ1が設置された住宅(建物)2を示すもので、図1は住
宅2の1階の平面図、図2は住宅2の2階の平面図であ
る。
【0032】前記住宅2の1階には、図1に示すよう
に、その北東の角部に玄関3が配置されており、この玄
関3の南側に居間4が配置され、この居間4の西側に、
台所5aと食堂5bを備えたダイニングキッチン5が配
置され、このダイニングキッチン5の西側に床面に畳を
敷き詰めてなる畳コーナ6が配置されている。前記ダイ
ニングキッチン5の北側には、ユーティリティ7が配置
されており、このユーティリティ7の東西側には、それ
ぞれ玄関ホール1aとホール8が配置されている。そし
て、該ユーティリティ7には、玄関ホール3aとホール
8とから行き来できるようになっている。このホール8
の西側には、トイレ9と階段10とが南北に隣接して配
置されており、該ホール8から前記ダイニングキッチン
5に行き来できるようになっている。
【0033】前記ユーティリティ7は、住宅2で、家事
作業をまとめてできるよう、諸設備を設けた部屋のこと
であり、該ユーティリティ7には、本発明に係るランド
リーシュータ1の受け部32、洗濯機11、洗面台1
2、アイロン台を兼ねた作業台13、収納所14等が設
けられている。
【0034】前記住宅2の2階には、図2に示すよう
に、南側に3つの洋室15,16,17が東西に隣接して
配置されており、これら洋室15,16,17は、適宜、
寝室、子供部屋等として使用されるようになっている。
前記洋室15の北側には収納室18が配置されており、
この収納室18と洋室15とは、収納機能を備えた間仕
切収納部19で間仕切られている。前記洋室16の北側
には、廊下20を挟んで、洗面室21と浴室22とが東
西に隣接して配置されており、この洗面室21には、廊
下20から行き来できるようになっている。前記洗面室
21は、浴室22に入る際の脱衣所を兼ねたもので、該
洗面室21内には、本発明に係るランドリーシュータ1
の投入部31と洗面台23が設置されている。前記洋室
17の北側には、トイレ24と階段10が設けられてい
る。
【0035】次に、本発明に係るランドリーシュータ1
について説明する。すなわち、ランドリーシュータ1
は、図3に示すように、住宅(建物)2の2階(上階)と1
階(下階)との間に設けられて、洗濯物を2階から1階に
落下させるための落下筒部30と、住宅2の2階に設け
られて、落下筒部30の上端部に洗濯物を投入するため
の投入部31と、住宅2の1階に設けられて、落下筒部
30内を落下して、該落下筒部30の下端部から落下し
てきた洗濯物を受けて取出すことができる受け部32と
を備えて構成されている。
【0036】前記落下筒部30は、図3に示すように、
2階の洗面室21の床33、1階のユーティリティ7上
の天井懐34、同ユーティリティ7の天井35を貫通す
るようにして設けられたもので、図4〜図7に示すよう
に、亜鉛めっき鋼板で矩形筒状に形成され、その上端部
には、フランジ部30aが形成されている。前記落下筒
部30は、以下のようにして、住宅2の2階と1階との
間に設けられている。
【0037】すなわち、前記床21は、複数の床パネル
36によって形成されており、該床パネル36の端部と
住宅2の外壁37と間には、平面視矩形状の孔38が形
成されている。この孔38には上方から落下筒部30が
挿入されており、そのフランジ部30aは、前記床パネ
ル36の端部と、前記外壁37の内面に固定された桟材
38に当接されている。詳しくは、前記床パネル36上
には、床仕上材36aが貼設され、一方、前記桟材38
上には、図8に示すように、仕上材36aと同じ厚さの
合板38aが貼設され、前記床仕上材36の端部および
合板38aに前記落下筒部30のフランジ部30aが当
接されて、釘止めによって固定されている。また、前記
落下筒部30の下端部は、前記天井35の端部に形成さ
れた孔35aに挿通されてうえで、該天井35の下方、
つまり、前記1階のユーティリティ7に開放されてい
る。
【0038】なお、前記床パネル36は、框材36bを
矩形状に組み立てるとともに、この矩形枠の内部に補強
桟材を縦横に組付けて枠体を構成し、この枠体の上面に
合板などの面材36cを取付けてなるものである。ま
た、前記外壁37は、外壁パネル40と、この外壁パネ
ル40の外面側に、この外面から所定の隙間をもって取
り付けられたサイディング41とを備え、1階の外壁パ
ネル40と2階の外壁パネル40との間には、胴差42
が介在されている。そして、この胴差42に前記桟材3
8が取付け固定されている。外壁パネル40は、框材4
0bを矩形状に組み立てるとともに、この矩形枠の内部
に補強桟材を縦横に組付けて枠体を構成し、この枠体の
両面に合板などの面材40cを取付けてなるものであ
る。
【0039】前記投入部31は、図4および図5に示す
ように、前記落下筒部30の上端部に設けられて、該記
落下筒部30に連通する投入室45と、この投入室45
を画成する壁に形成された投入口46と、この投入口4
6を開閉自在とする扉部47とを備えて構成されてい
る。前記投入室45を画成する壁は直方体の箱状のもの
で、その高さは洗面室21の床面から60cm程度とさ
れ、該投入室45の平面的な形状と大きさは、前記落下
筒部30の平面的な形状と大きさとほぼ等しく設定され
ている。また、前記投入室45の底部には、図4に示す
ように、傾斜面48aを有する桟材48が投入室45の
幅方向(図4において紙面と直交する方向)に延在して設
けられている。この桟材48は、投入口46から投入さ
れた洗濯物が投入室45の奥側の底部に引っ掛からない
ようにするためのもので、前記投入口46から投入され
て、投入室45の奥側に達した洗濯物を、前記傾斜面4
8aに沿って下方に落下させるようになっている。
【0040】前記投入口46は、投入室45を画成する
壁のうち、鉛直に立設する壁に形成されたもので、矩形
状に形成され、その下端縁部は、洗面室21の床面より
高い位置に形成されている。このように、投入口46の
下端縁部を、洗面室21の床面より高い位置に形成する
ことにより、洗面室21の床面上の塵が、投入口に侵入
するのを防止することができる。
【0041】前記扉部47は、第1扉51と第2扉52
とを備えており、前記第1扉51は前記投入室45の外
側から投入口46に接離可能に構成され、第2扉52
は、前記投入室45の内側から投入口46に接離可能に
構成されている。すなわち、前記投入口46の下縁部を
形成する壁には、前記第1扉51の下端部が蝶番53に
よって回動自在に取付けられており、これによって、前
記投入口46は第1扉51によって開閉自在とされてい
る。また、前記投入口46の上縁部を形成する壁には、
前記第2扉52の上端部が蝶番53によって回動自在に
取付けられており、これによって、前記投入口46は前
記第2扉52によって開閉自在とされている。
【0042】また、前記第1扉51および第2扉52
は、それらのうちの一方が投入口46に当接して該投入
口46を閉鎖する際には、他方が投入口46から離間す
るように構成されている。すなわち、前記第1扉51の
縦縁部の中央部には、リンク材(連結部材)54の一端部
が回動自在に連結されており、該リンク材54の他端部
は前記第2扉51の縦縁部の中央部に回動自在に連結さ
れている。したがって、前記第1扉51および第2扉5
2は、それらのうちの一方が投入口46側に回動して接
近すると、他方は投入口46から離れるようにして回動
するようになり、この動きはリンク材54によって同期
して行われる。
【0043】上記のような扉部47においては、第1扉
51を投入口46から投入室45の外側に回動させて離
間させると、前記第2扉52がリンク材54によって引
込まれることで、投入口46に向けて回動して、該投入
口46に当接してこれを閉鎖する。このとき、下端部が
回動して投入口46から離間している第1扉51と、投
入口46を閉鎖している第2扉51との間に洗濯物を挿
入し、次いで、前記第1扉51を投入口46に向けて回
動させると、該第1扉51によって洗濯物が投入口46
に押されて移動し、一方、第1扉51を投入口46に向
けて回動させると、前記第2扉52がリンク材54によ
って押されて、投入口46から投入室45の内側に回動
して該投入口46が開放されるので、第1扉51によっ
て押された洗濯物は、投入口46から投入室45内に投
入され、前記落下筒部30を落下して、受け部32によ
って受け取られる。
【0044】このように、洗濯物を投入口46から投入
するに際に、第1扉51を投入口46から投入室45の
外側に回動させて離間させると、前記第2扉52が回動
して投入口46に当接して該投入口46を閉鎖するの
で、このときに、洗濯物を確認することで、間違って洗
濯物を投入口46に投入するのを防止することができ
る。また、前記投入口46の下縁部を形成する壁に、前
記第1扉51の下端部を回動自在に取付けたので、該第
1扉51が投入室45の外側に回動して投入口46から
離間している場合には、第1扉51が壁に対して斜めに
傾斜した状態で上方に開いているので、この開いている
部分に、洗濯物を容易に投入することができる。さら
に、前記投入口46の上縁部を形成する壁に、前記第2
扉52の上端部を回動自在に取付けたので、該第2扉5
2が投入室45の内側に回動して投入口46から離間し
ている場合には、第2扉52が壁に対して斜めに傾斜し
た状態で下方に開いているので、第1扉51によって押
されて投入口46から投入室45内に投入された洗濯物
を確実に下方に落下させることができる。
【0045】前記受け部32は、図3および図9に示す
ように、前記落下筒部30の下端部に設けられて、該落
下筒部30に連通する受け室57と、この受け室57を
形成する壁に形成された取出口58と、前記受け室57
に該取出口58から取出可能に挿入されて、前記受け室
57に落下してきた洗濯物を受けて貯留するためのラン
ドリーバスケット60,60とを備えて構成されてい
る。
【0046】また、前記受け部32は、図9および図1
0に示すように、1階のユーティリティ7の床に設置さ
れる家具61の一部で構成されている。前記家具61
は、工場等で予め製造されるものであり、前記受け部3
2を備えた右家具部62と、この右家具部62の左側に
所定間隔をもって設けられた左家具部63と、これら右
家具部62と左家具部63とをそれらの上端部で連結す
る連結板64とを備えており、この連結板64は棚板と
して利用されるようになっている。
【0047】前記右家具部62は、底板部62aの左右
両側部に立設された、左右の側板62b,62bを備え
ており、これら側板62b,62b間には、上棚板62
cと下仕棚板62dとが、上下に離間して設けられてい
る。前記上棚板62cの奥行きは、側板62bの奥行き
の半分までであり、該上棚板62cの奥側には、背面板
eが設けられている。前記下棚板62dの奥行きは、側
板62bの奥行きと等しくされている。そして、前記受
け室57は、上下の棚板62c,62dと、左右の側板
62b,62bによって囲まれた空間であり、背面板6
2eの裏側は前記落下筒部30の受け口62fとなって
いる。また、前記受け室57の平面的な形状と大きさ
は、前記落下筒部30の平面的な形状と大きさにほぼ等
しく設定されている。
【0048】前記ランドリーバスケット60,60は、
前記受け室57に取出口58から取出可能に挿入できる
ものであり、その平面的な大きさは、前記落下筒部30
の平面的な大きさより、大きく設定されている。すなわ
ち、ランドリーバスケット60の幅は、前記側板62
b,62b間にほぼ納まるような大きさに、ランドリー
シュータ60の奥行きは側板62bの幅とほぼ等しく設
定されている。したがって、前記落下筒部30から落下
してきた洗濯物は、確実にランドリーバスケット60に
入るようになっている。また、受け室57には、上下に
二つのランドリーバスケット60,60が挿入されてお
り、上のランドリーバスケット60が洗濯物で一杯にな
ったら、該ランドリーバスケット60を取出して、下の
ランドリーバスケット60によって洗濯物を受けること
ができるようになっている。前記下棚板62dと底板部
62aと側板62b,62bで囲まれた空間は仕分室6
5とされており、この仕分室65には、仕分けされた洗
濯物を貯留する仕分けバスケット66,66が取出し自
在に収納されるようになっている。
【0049】前記左家具部63は、その高さが右家具部
62と等しくされたものであり、略直方体の柱状に形成
されている。この左家具部63の右側面には、小物収納
棚63aが形成されており、この小物収納棚63aに
は、例えば洗濯用の小物を収納するようになっている。
また、左家具部63の下部前面には、引出し式の収納部
63bが設けられており、この収納部63には、比較的
上下に長尺な小物を収納するようになっている。さら
に、前記左家具部63の背面側には、該左家具部63の
背面から突出する突出壁63c,63cが左家具部63
の左右の側面と面一になるようにして形成されており、
該突出壁63c,63cの内側の凹所63dはパイプス
ペースとして使用されるようになっている。
【0050】そして、上記構成の家具61は、1階のユ
ーティリティ7の床面から天井に至るまでの高さに形成
されており、該ユーティリティ7の床面に設置されてい
る。また、家具61を設置する場合、その受け口62f
が前記落下筒部30の下方に配置するようにして設置す
る。このようにして家具61を設置することで、前記落
下筒部30の下方に確実に受部32を設置することがで
きる。また、前記家具61の左家具部63の突出壁63
c,63cを、図7に示すように、住宅2の外壁に当接
して固定することで、前記凹所63dは、突出壁63
c,63cと外壁とによって囲まれた空間となるので、
この空間をパイプスペースとして使用することができ
る。さらに、前記家具61の右家具部62と左家具部6
3とは所定間隔離間しているので、図9および図7に示
すように、この部分が洗濯機置場とされ、ここに洗濯機
66と乾燥機67とを設置することができる。
【0051】また、前記家具61の前面の開口部全体
は、開閉扉70によって開閉自在とされている。すなわ
ち、図11および図12に示すように、前記開閉扉70
は折れ戸71と開き戸72とから構成されており、前記
折れ戸71は、前記家具61の左家具部63の前面左縁
部に回動自在に取付けられており、開き戸72は前記右
家具部62の前面右縁部に回動自在に取付けられてい
る。前記折れ戸71および開き戸72は、それぞれ家具
61と同じ高さを有するもので、折れ戸71によって左
家具部63と洗濯機置場の前面が開閉され、前記開き戸
72によって前記右家具部62の前面が開閉されるよう
になっている。
【0052】上記のような開閉扉70においては、開き
戸72を開けることで、受け室57からランドリーバス
ケット60,60および仕分けバスケット66,66を取
出すことができ、開き戸72を閉じることで、ランドリ
ーバスケット60,60および仕分けバスケット66,6
6を外側から隠すことができる。また、折れ戸71を開
けることで、洗濯機置場に設置されている洗濯機66お
よび乾燥機67に洗濯物を投入することができ、折れ戸
71を閉じることで、洗濯機66および乾燥機67を外
側から隠すことができる。また、折れ戸71および開き
戸72の双方を閉じることで、家具61の前面の開口部
全体が隠されるので、該家具61が設置されているユー
ティリティ7がスッキリとした空間となる。
【0053】以上のように、本例のランドリーシュータ
1によれば、2階で生じた洗濯物を、2階の洗面室21
に設けられたランドリーシュータ1の投入部31から投
入すると、該洗濯物は落下筒部30内を2階から1階に
落下して、1階のユーティリティ7に設けられたランド
リーシュータ1の受け部32にて受けられ、この受け部
32の受け室57からランドリーバスケット60ごと取
出すことができる。このように、2階で生じた洗濯物
を、洗濯機66等が設置された1階のユーティリティ7
に容易に搬送することができるので、洗濯物を2階から
1階に運ぶ手間を省くことができる。
【0054】また、ランドリーシュータ1の受け部32
が1階のユーティリティ7に設けられているので、受け
部32によって受けられて、ランドリーバスケット60
に貯留している洗濯物を、ユーティリティ7の家具61
内に設置された洗濯機66および乾燥機67で容易に処
理することができる。さらに、ランドリーシュータ1の
投入部31が2階の洗面室21に設けられているので、
この洗面室で使用したタオル等の洗濯物、洗面室21で
脱衣した洗濯物等をすぐに投入部31に投入して、2階
の受け部32に送ることができる。
【0055】なお、上記の例では、本発明のランドリー
シュータ1の投入部31を2階に設置し、受け部32を
1階に設置したが、本発明はこれに限ることなく、3階
建ての住宅であれば、例えば、投入部31を2階と3階
に設置し、受け部32を1階に設置してもよし、投入部
31を3階に設置し、2階に受け部32を設置してもよ
い。
【0056】さらに、本発明では、前記投入部31を図
13に示すような構成のものとしてもよい。すなわち、
投入部31は、前記落下筒部30の上端部に設けられ
て、該落下筒部30に連通する投入室75と、この投入
室75を画成する壁のうち、前面の壁に形成された開口
部76から該投入室75にスライド自在自在に挿入され
る引出部77と、前記投入室を画成する壁のうち、上側
の壁に、前後にスライド自在に設けられた蓋部78とを
備えて構成されている。また、前記引出部77には、斜
め下方に傾斜する傾斜面77aが形成されている。
【0057】そして、前記構成の投入部31では、前記
引出部77を手前に引き出した状態において、前記傾斜
面77aの上方に投入口79が開放され、この投入口7
9から投入された洗濯物は、傾斜面77a上を転がり落
ちて前記投入室75に落下するようになっている。な
お、前記蓋部78は引出部77を引き出すと、引出部7
7とともに引き出されて前記投入口79を閉鎖してお
り、該蓋部78を押込むことで、投入口79が開放され
るようになっている。したがって、投入口79が蓋部で
閉鎖されているときに、洗濯物を確認することで、間違
って洗濯物を投入口79に投入するのを防止することが
できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のランドリーシュータによれば、建物の上階と下階との
間に設けられて、洗濯物を上階から下階に落下させるた
めの落下筒部と、前記建物の上階に設けられて、前記落
下筒部の上端部に洗濯物を投入するための投入部と、前
記建物の下階に設けられて、前記落下筒部内を落下し
て、該落下筒部の下端部から落下してきた洗濯物を受け
て取出すことができる受け部とを備えているので、上階
で生じた洗濯物を、前記投入部から投入すると、該洗濯
物は落下筒部内を上階から下階に落下して、前記受け部
にて受けられ、この受け部から取出すことができる。こ
のように、上階で生じた洗濯物を、洗濯機等が設置され
た下階に容易に搬送することができるので、洗濯物を上
階から下階に運ぶ手間を省くことができる。
【0059】請求項2のランドリーシュータによれば、
請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記受け部を、下階のユーティリティに設けたの
で、受け部によって受けられた洗濯物を、ユーティリテ
ィで容易に処理することができ、便利である。
【0060】請求項3のランドリーシュータによれば、
請求項1または2と同様の効果を得ることができるのは
勿論のこと、前記投入部を上階の洗面室に設けたので、
この洗面室で使用したタオル等の洗濯物、洗面室で脱衣
した洗濯物等をすぐに投入部に投入することで、該洗濯
物を素早く受け部に送ることができる。
【0061】請求項4のランドリーシュータによれば、
請求項1〜3のいずれかと同様の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、前記投入部を、前記落下筒部の上端
部に設けられて、該記落下筒部に連通する投入室と、こ
の投入室を画成する壁に形成された投入口と、この投入
口を開閉自在とする扉部とを備えて構成したので、前記
投入室を画成する壁の所望の部位に投入口を形成するこ
とができる。また、洗濯物を投入する場合を除いて、前
記投入口を扉部で閉鎖することできるので、該投入口に
間違って洗濯物以外のものを投入するのを防止できると
ともに、投入口への塵等の侵入を防止することができ
る。
【0062】請求項5のランドリーシュータによれば、
請求項4と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記扉部を第1扉と第2扉とを備えた構成とし、前
記第1扉を、前記投入室の外側から投入口に接離可能に
構成し、前記第2扉を、前記投入室の内側から投入口に
接離可能に構成し、前記第1扉および第2扉を、それら
のうちの一方が投入口に当接して該投入口を閉鎖する際
には、他方が投入口から離間するように構成したので、
洗濯物を投入口から投入するに際に、第1扉を投入口か
ら投入室の外側に離間させると、前記第2扉が投入口に
当接して該投入口を閉鎖するので、このときに、洗濯物
を確認することで、間違って洗濯物を投入口に投入する
のを防止することができる。
【0063】請求項6のランドリーシュータによれば、
前記投入口の下縁部を形成する壁に、前記第1扉の下端
部を回動自在に取付けることで、前記投入口を前記第1
扉によって開閉自在とし、前記投入口の上縁部を形成す
る壁に、前記第2扉の上端部を回動自在に取付けること
で、前記投入口を前記第2扉によって開閉自在とし、前
記第1扉と第2扉とを、これらが同期して動くように連
結部材で連結したので、洗濯物を投入口から投入するに
際に、第1扉を投入口から投入室の外側に回動させて離
間させると、前記第2扉が回動して投入口に当接して該
投入口を閉鎖するので、このときに、洗濯物を確認する
ことで、間違って洗濯物を投入口に投入するのを防止す
ることができる。また、前記第1扉が投入室の外側に回
動して投入口から離間している場合には、第1扉が壁に
対して斜めに傾斜した状態で上方に開いているので、こ
の開いている部分に、洗濯物を容易に投入することがで
きる。さらに、前記2扉が投入室の内側に回動して投入
口から離間している場合には、第2扉が壁に対して斜め
に傾斜した状態で下方に開いているので、第1扉によっ
て押されて投入口から投入室内に投入された洗濯物を確
実に下方に落下させることができる。
【0064】請求項7のランドリーシュータによれば、
請求項1〜6のいずれかと同様の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、前記受け部を、前記落下筒部の下端
部に設けられて、該落下筒部に連通する受け室と、この
受け室を形成する壁に形成された取出口と、前記受け室
に該取出口から取出可能に挿入されて、前記受け室に落
下してきた洗濯物を受けて貯留するためのランドリーバ
スケットとを備えて構成したので、受け室に落下してき
た洗濯物を、ランドリーバスケットに貯留することがで
き、このランドリーバスケットを取出口から取出すこと
で、洗濯物を受け室から容易に取出すことができる。ま
た、ランドリーバスケットが洗濯物で一杯になったら、
別のランドリーバスケットを取出口から受け室内に挿入
することで、次の洗濯物の受けに備えることができる。
【0065】請求項8のランドリーシュータによれば、
請求項1〜7のいずれかと同様の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、前記受け部を、下階に設置される家
具の少なくとも一部で構成したので、建物の上階と下階
の間に設けられた落下筒部の下方において、家具を下階
の床に設置することで、受け部を容易に設置することが
できる。
【0066】請求項9のランドリーシュータによれば、
請求項8と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記家具の少なくとも前記受け部を開閉扉によっ
て、開閉自在としたので、該開閉扉によって受け部を閉
じることで、受け部に受けられている洗濯物を外側から
隠すことができ、よって、家具の設置された場所をスッ
キリとしたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランドリーシュータが設置された
住宅を示すもので、住宅の1階の平面図である。
【図2】同、住宅2の2階の平面図である。
【図3】本発明に係るランドリーシュータを住宅に設置
した状態を示す正面図である。
【図4】本発明に係るランドリーシュータの投入部と落
下筒部を示す側断面図である。
【図5】本発明に係るランドリーシュータの投入部と落
下筒部を示す正断面図である。
【図6】本発明に係るランドリーシュータの落下筒部を
示す平面図である。
【図7】本発明に係るランドリーシュータの落下筒部
と、受け部を構成する家具とを示す平断面図である。
【図8】図5におけるX円部の拡大図である。
【図9】本発明に係るランドリーシュータの受け部を、
家具とともに示す正面図である。
【図10】本発明に係るランドリーシュータの受け部
を、家具とともに示す斜視図である。
【図11】本発明に係るランドリーシュータの受け部
を、家具とともに示す平面図である。
【図12】本発明に係るランドリーシュータの受け部
を、家具の開閉扉で閉じた状態を示す正面図である。
【図13】本発明に係るランドリーシュータの投入部の
変形例を示すもので、(a)は引出部を挿入している状態
を示す側断面図、(b)は引出部を引き出している状態を
示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ランドリーシュータ 2 住宅(建物) 7 ユーティリティ 21 洗面室 30 落下筒部 31 投入部 32 受け部 45,75 投入室 46,79 投入口 47 扉部 51 第1扉 52 第2扉 54 リンク材(連結部材) 57 受け室 58 取出口 61 家具 70 開閉扉

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の上階と下階との間に設けられて、
    洗濯物を上階から下階に落下させるための落下筒部と、 前記建物の上階に設けられて、前記落下筒部の上端部に
    洗濯物を投入するための投入部と、 前記建物の下階に設けられて、前記落下筒部内を落下し
    て、該落下筒部の下端部から落下してきた洗濯物を受け
    て取出すことができる受け部とを備えたことを特徴とす
    るランドリーシュータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のランドリーシュータにお
    いて、 前記受け部は、下階のユーティリティに設けられている
    ことを特徴とするランドリーシュータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のランドリーシュ
    ータにおいて、 前記投入部は、上階の洗面室に設けられていることを特
    徴とするランドリーシュータ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のランド
    リーシュータにおいて、 前記投入部は、前記落下筒部の上端部に設けられて、該
    記落下筒部に連通する投入室と、この投入室を画成する
    壁に形成された投入口と、この投入口を開閉自在とする
    扉部とを備えていることを特徴とするランドリーシュー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のランドリーシュータにお
    いて、 前記扉部は第1扉と第2扉とを備え、 前記第1扉は、前記投入室の外側から投入口に接離可能
    に構成され、 前記第2扉は、前記投入室の内側から投入口に接離可能
    に構成され、 前記第1扉および第2扉は、それらのうちの一方が投入
    口に当接して該投入口を閉鎖する際には、他方が投入口
    から離間するように構成されていることを特徴とするラ
    ンドリーシュータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のランドリーシュータにお
    いて、 前記投入口の下縁部を形成する壁に、前記第1扉の下端
    部が回動自在に取付けられることで、前記投入口が前記
    第1扉によって開閉自在とされ、 前記投入口の上縁部を形成する壁に、前記第2扉の上端
    部が回動自在に取付けられることで、前記投入口が前記
    第2扉によって開閉自在とされ、 前記第1扉と第2扉とは、これらが同期して動くように
    連結部材で連結されていることを特徴とするランドリー
    シュータ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のランド
    リーシュータにおいて、 前記受け部は、前記落下筒部の下端部に設けられて、該
    落下筒部に連通する受け室と、この受け室を形成する壁
    に形成された取出口と、前記受け室に該取出口から取出
    可能に挿入されて、前記受け室に落下してきた洗濯物を
    受けて貯留するためのランドリーバスケットとを備えて
    いることを特徴とするランドリーシュータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のランド
    リーシュータにおいて、 前記受け部は、下階に設置される家具の少なくとも一部
    で構成されていることを特徴とするランドリーシュー
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のランドリーシュータにお
    いて、 前記家具の少なくとも前記受け部は、開閉扉によって開
    閉自在とされていることを特徴とするランドリーシュー
    タ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101418637B (zh) * 2008-07-29 2010-06-09 南通宇航机械制造有限公司 污被服收集装置
CN102877632A (zh) * 2012-09-13 2013-01-16 南通宇航机械制造有限公司 新型带缓冲装置的污衣槽

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