JP2000247828A - ゲル状化粧料 - Google Patents

ゲル状化粧料

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JP2000247828A
JP2000247828A JP4431799A JP4431799A JP2000247828A JP 2000247828 A JP2000247828 A JP 2000247828A JP 4431799 A JP4431799 A JP 4431799A JP 4431799 A JP4431799 A JP 4431799A JP 2000247828 A JP2000247828 A JP 2000247828A
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Saori Satou
さおり 佐藤
Misaki Ishida
実咲 石田
Kohei Sawada
公平 澤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 のびが良く、べたつきがなく、肌への保水性
が良好であり、経時安定性に優れるとともにしわ隠蔽効
果に優れ、メイクアップ化粧料ののびがよい化粧料を提
供する。 【解決手段】 (A)30%粒径RAと70%粒径RC
の差RC−RAが3μm以下または50%粒径RBと95
%粒径RDとの差RD−RBが6μm以下である金属石鹸
微粒子0.1〜20重量%、(B)多価アルコール0.
1〜30重量%および(C)水溶性高分子0.01〜3
重量%を含有することを特徴とするゲル状化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚用のゲル状化粧
料に関し、さらに詳しくは、のびが良く、べたつきがな
く、肌への保水性が良好であり、経時安定性に優れると
ともにしわ隠蔽効果に優れ、メイクアップ化粧料ののび
がよい化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】人の皮膚表面は皮脂膜に覆われており、
水分の蒸散が適度に抑制されている。肌の水分が不足す
ると肌荒れを生じやすく、しわの原因にもなりやすいた
め、皮膚の水分を適切な範囲に保つことは、皮膚の健康
面から非常に大切なことである。洗顔や入浴を行うと皮
脂膜は流れてしまい、肌の水分が失われやすくなること
から、化粧水、乳液、クリーム、美容液等が肌の水分を
補うために使用されている。中でも油分フリータイプま
たは油分の少ないタイプの化粧水、美容液等は乳液、ク
リームを使用した後のような肌のテカリが少なく、塗布
時に油分特有のべたつき感がない。一般に、これらの皮
膚化粧料は保湿剤としてグリセリン、1,3−ブチレン
グリコール等の多価アルコールが配合されているが、一
時的な保湿効果は認められるものの、持続性および使用
時ののびという点で問題があった。
【0003】そこで、水溶性高分子を添加することによ
り、保湿効果の持続性および使用時ののびのよい化粧料
が開発された(特開平5−229928号公報)が、使
用後のべたつき感が強かった。べたつき感を抑えるため
に無水珪酸等の微粒子を配合した化粧水、美容液なども
開発された(特開平6−116131号公報、特開平7
−61914号公報および特開平9−151110号公
報)が、経時安定性が悪いという問題点があった。ま
た、しわを目立たなくする効果も十分ではなく、これら
の化粧水および美容液の使用後にメイクアップ化粧料を
使用するとのびが悪く色ムラが生じるため、メイク前に
乳液あるいは下地クリームを塗布することが必要であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は皮膚用のゲル
状化粧料に関し、さらに詳しくは、のびが良く、べたつ
きがなく、肌への保水性が良好であり、経時安定性に優
れるとともにしわ隠蔽効果に優れ、メイクアップ化粧料
ののびがよい化粧料に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
研究を重ねたところ、特定の粒度分布を有する金属石鹸
微粒子と多価アルコールおよび水溶性高分子を特定の比
率で組み合わせることで目的の洗浄剤組成物を得るに至
った。すなわち本発明は、(A)30%粒径RAと70
%粒径RCとの差RC−RAが3μm以下または50%粒
径RBと95%粒径RDとの差RD−RBが6μm以下であ
ることを特徴とする金属石鹸微粒子0.1〜20重量
%、(B)多価アルコール0.1〜30重量%および
(C)水溶性高分子0.01〜3重量%を含有すること
を特徴とするゲル状化粧料である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いる金属石鹸微粒子は
脂肪酸の多価金属塩であり、脂肪酸としては例えばラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘニン酸等が挙げられ、好ましくはパルミチン酸およ
びステアリン酸である。多価金属原子としてはマグネシ
ウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、鉄等が挙げら
れ、好ましくはマグネシウム、カルシウムおよび亜鉛で
ある。30%粒径RAと、70%粒径RCとの差RC−RA
が3μm以下または50%粒径RBとは95%粒径RD
の差RD−RBが6μm以下であり、好ましくはRC−RA
が2μm以下またはRD−RBが3μm以下である。RC
−RAが3μmより大きいかまたはRD−RBが6μmよ
り大きいと経時安定性が悪くなるとともに、しわ隠蔽効
果およびメイクアップ化粧料ののびが悪くなる。
【0007】ここで30%粒径RAとは、金属石鹸粒子
全重量中の30%の粒子がその粒径以下であることを示
し、例えば図1の一般的な金属石鹸であるステアリン酸
亜鉛の粒度累積グラフ中の累積(%)における30%で
の粒径である3.2μmをR Aと定義する。RB、RC
Dも同様に定義され、それぞれ5.3μm、8.3μ
m、19.6μmである。従ってRC−RAおよびRD
Bは、それぞれ5.1μm、14.3μmとなる。す
なわち、RC−RAおよびRD−RBの各々の値が低い程、
粒度分布の範囲が狭いことを示す。
【0008】なお、粒度分布の測定には一般的な粒度分
布測定法を用いる。例えば、顕微鏡法、光走査法、レー
ザー回折散乱法等が挙げられるが、本発明に使用する金
属石鹸微粒子の測定法においては、より微細な粒子に対
して精度良く測定が可能な光走査法、レーザー回折散乱
法等が好適に使用される。本発明に用いられる金属石鹸
微粒子においては10μmよりも大きな粒径粒子の全体
に対する含有率が4%以下であることが好ましく、実質
的に10μmよりも大きな粒径粒子を含まないことが更
に好ましい。
【0009】本発明の金属石鹸微粒子は通常次のように
して調製される。すなわち、脂肪酸のアルカリ金属塩ま
たはアンモニウム塩0.001〜20重量%を含有する
水溶液と、無機金属塩0.001〜20重量%を含有す
る水溶液または分散液とを、生成する金属石鹸の結晶転
移開始温度以下の温度で混合して金属石鹸スラリーを調
製し、次いでこのスラリーを金属石鹸の結晶転移開始温
度以下の温度で乾燥処理する。ここで、結晶転移開始温
度とは、金属石鹸の結晶構造が変化し始める温度のこと
であり、例えば図2のステアリン酸亜鉛の示差熱分析に
よる熱吸収グラフにおいて、吸熱開始前の勾配の延長線
Aと吸熱開始後の勾配の延長線Bとの交点Cの温度を結
晶転移開始温度とする。例えば、ステアリン酸亜鉛で1
00℃、ステアリン酸カルシウムで94℃、ステアリン
酸マグネシウムで73℃である。
【0010】金属石鹸微粒子の配合量は化粧料全体に対
して0.1〜20重量%であり、好ましくは0.5〜1
5重量%であり、さらに好ましくは1.0〜10重量%
である。0.1重量%未満ではべたつき感を抑えられ
ず、またしわの隠蔽効果も不充分であり、メイクアップ
化粧料を塗布した場合の使用時ののびが悪い。20重量
%を超えると使用時ののびが悪く、保湿効果が少なく、
また経時的な安定性も悪い。なお、通常(A)成分の金
属石鹸微粒子はゲル状化粧料を調製後に直接もしくはエ
タノールや多価アルコールの一部で湿潤させてから系に
添加する方法を用いる。
【0011】本発明に用いられる多価アルコールは分子
内に2個以上の水酸基を有し、かつ酸性基または塩基性
基を含まない水溶性化合物であり、一般に化粧品に使用
されるものである。例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−
ペンタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグ
リセリン、ソルビトール、マルチトール等が挙げられ、
好ましくはポリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタ
ンジオール、グリセリン、ジグリセリンである。これら
のうち1種または2種以上を用いることができる。多価
アルコールの配合量は化粧料全量中に0.1〜30重量
%であり、好ましくは0.5〜25重量%、更に好まし
くは1〜20重量%である。0.1重量%未満では十分
な保湿効果が得られなく、30重量%を超えるとべたつ
き感を伴い、使用時ののびが悪くなる。
【0012】本発明に用いられる水溶性高分子として
は、分子量が100,000〜10,000,000、
好ましくは50,000〜5,000,000であり、
例えば、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリビニルアルコール等の合成高分子、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カチオン化セルロース等の天然高分子誘導体、ペク
チン、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ヒ
アルロン酸ナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナト
リウム、アラビアガム等の多糖類、ゼラチン、カゼイ
ン、アルブミン、メチル化コラーゲン等のタンパク質が
挙げられ、これらのうち、特にカルボキシビニルポリマ
ーまたは、キサンタンガムが好ましい。これらのうち1
種または2種以上を用いることができる。具体的な商品
名としては、カルボキシビニルポリマーとしてカーボポ
ール#940(BF Goodrich社製)、キタン
サンガムとしてエコーガムT(大日本製薬(株)製)、
ヒドロキシエチルセルロースとしてNATROSOL
250HR(ハーキュレス社製)、セロサイズQP−4
400H(ユニオンカーバイド社製)等が挙げられる。
水溶性高分子の配合量は0.01〜3重量%であり、好
ましくは0.05〜2.5重量%、さらに好ましくは
0.1〜2重量%である。0.01重量%未満では十分
な保湿効果が得られず、経時安定性も悪い。3重量%を
超えるとべたつき感が強くなる。
【0013】なお、本発明のゲル状化粧料には化粧料に
常用されている添加剤を本発明の性能を損なわない範囲
で配合することも可能である。例えば、エタノール、イ
ソプロピルアルコール等の低級アルコール、オレイルア
ルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等
の高級アルコール、シリコーン誘導体、蛋白誘導体、ス
クワラン、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラノリ
ン、レシチン、ミリスチン酸オクチルドデシル、脂肪酸
等の油性基剤、せっけん、アシルメチルタウリン塩、ア
ミドエーテル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性
剤、アミドアミノ酸塩、アミドプロピルジメチルアミノ
酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
アルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、塩化ア
ルキルトリメチルアンモニウム等の陽イオン性界面活性
剤、アルキルジメチルアミンオキシド等の半極性界面活
性剤、pH調製剤である酸およびアルカリ、殺菌剤、キ
レート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然
エキス、色素、香料等を配合できる。
【0014】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1〜8および比較例1〜8 表1に示す金属石鹸微粒子を使用して表3〜表4に示す
化粧水を調製し、下記の方法により評価を行なった。た
だし、表2に示す3成分を共通添加成分Aとして添加し
た。結果を表3〜表4に示す。なお、表1の金属石鹸微
粒子の粒度分布は以下のようにして測定した。すなわ
ち、金属石鹸微粒子0.5gに10mlのエタノールを
加え、日本精機株式会社製の超音波分散器を用いて5分
間超音波分散を行った。次に測定溶媒としてエタノール
を循環している日機装株式会社製マイクロトラック粒度
分布測定装置(SPA型)に得られた金属石鹸分散液を
DV値が0.6〜0.8になるまで添加し、この状態に
おける各サンプルの粒度分布を測定した。
【0015】(1)使用時ののび 20名の女性をパネラーとし、洗顔後に化粧水を顔に使
用した時の感触について下記のように判定し、20名の
平均値を求めて、平均値1.5点以上を使用時ののびが
良好な化粧料であると評価した。 2点:使用時にべたつきがなく軽い感触で、のびが良好
であると感じた場合。 1点:使用時にややべたつきがありやや重い感触で、の
びがやや悪いと感じた場合。 0点:使用時にべたつきがあり重い感触で、のびが悪い
と感じた場合。
【0016】(2)使用後のべたつき性 20名の女性をパネラーとし、洗顔後に化粧水を顔に使
用した後のべたつき性について下記のように判定し、2
0名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を使用後の
べたつきが少ないと評価した。 2点:使用後のべたつき感が気にならなかった場合。 1点:使用後のべたつき感がやや気になった場合。 0点:使用後にべたつき感がかなり気になった場合。
【0017】(3)保湿効果 20名の女性をパネラーとし、洗顔後に化粧水を使用
し、2時間後の肌のうるおいについて下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を保
湿効果の良好な化粧料であると評価した。 2点:肌がうるおっていると感じた場合。 1点:やや肌がうるおっていると感じた場合。 0点:肌のうるおいが足りないと感じた場合。
【0018】(4)メイクアップ化粧料ののび 20名の女性をパネラーとし、朝洗顔した後に化粧水を
使用してから表5に示す組成の固形ファンデーションを
使用し、固形ファンデーションののびについて下記のよ
うに判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点
以上をメイクアップ化粧料ののびが良好な化粧料である
と評価した。 2点:使用時ののびがよくメイクアップ化粧料のムラが
ないと感じた場合。 1点:使用時ののびがやや悪く、メイクアップ化粧料の
ムラがややあると感じた場合。 0点:使用時ののびが悪く、メイクアップ化粧料のムラ
があると感じた場合。
【0019】(5)しわ隠蔽効果 20名の女性をパネラーとし、洗顔した後に化粧水を使
用した時の肌の表面について下記のように判定し、20
名の平均値を求めて、平均値1.5点以上をしわ隠蔽効
果の良好な化粧料であると評価した。 2点:明らかにしわが目立たなくなると感じた場合。 1点:ややしわが目立たなくなると感じた場合。 0点:しわ隠蔽効果が無いと感じた場合。
【0020】(6)経時安定性 試料を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃および
45℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示
す3段階で評価した。 ○:安定性良好(外観の変化がない。) △:安定性やや不良(僅かに沈殿を生じるもしくは色相
に僅かな変化がある) ×:安定性不良(明らかに沈殿を生じるもしくは明らか
に色相が変化している。)
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】実施例1〜8より、本発明の成分を用いた
化粧水はいずれも経時安定性に優れ、使用時ののびおよ
び肌への保湿性が良好でありべたつき感が少なく、しわ
の隠蔽効果も良好であるとともにメイクアップ化粧料の
のびが良好であった。一方、比較例1〜8では十分な性
能が得られていない。つまり、比較例1では(A)成分
が配合されていないことから使用後にべたつきを有する
だけでなく、メイクアップ化粧料ののびおよびしわ隠蔽
効果が悪くなっており、比較例2では(A)成分が本発
明の範囲を超えて配合されていることから経時安定性が
悪くなるとともに粉っぽさを感じて使用後の保湿効果が
悪くなっている。比較例3および比較例4では(A)成
分に変えて本発明の成分とは異なる金属石鹸および無機
粉体が配合されていることからメイクアップ化粧料のの
びおよび経時安定性が悪くなっている。比較例5では
(B)成分が本発明の範囲よりも少なく配合されている
ことから使用後の保湿効果が少なくなっている。さら
に、比較例6では(B)成分が本発明の範囲を超えて配
合されていることから使用時ののびが悪く、べたつき感
が強くなっている。比較例7では(C)成分が本発明の
範囲よりも少なく配合されていることから保湿効果が少
なく、経時安定性が悪い。比較例8では、(C)成分が
本発明の範囲よりも多く配合されていることからべたつ
き感が強くなっている。
【0027】実施例9〜12 表1に示す金属石鹸微粒子を使用して表8に示すアイジ
ェルを調整し、(1)〜(5)は実施例1〜8の方法を
用いて目尻および目元に塗布して評価を行った。(6)
については下記の方法を用いることにより評価を行なっ
た。ただし、表6に示す3成分を共通添加成分Bとして
添加した。結果を表8に示す。
【0028】(6)経時安定性 試料を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃および
45℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示
す3段階で評価した。 ○:安定性良好(外観の変化がない。) △:安定性やや不良(ゲルがやや崩れ、僅かに沈殿を生
じるもしくは色相に僅かな変化がある) ×:安定性不良(ゲルが崩れ、明らかに沈殿を生じるも
しくは明らかに色相が変化している。)
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【0031】
【表8】
【0032】実施例9〜12より、本発明の成分を用い
たアイジェルはいずれも経時安定性に優れ、使用時のの
びおよび肌への保湿性が良好でありべたつき感が少な
く、しわの隠蔽効果も良好であるとともにメイクアップ
化粧料ののびが良好であった。
【0033】実施例13〜16 表1に示す金属石鹸微粒子を使用して表8に示すボディ
用ジェルを調整し、(1)〜(4)は実施例1〜8の方
法により腹部に塗布して評価を行った。(5)について
は実施例9〜12の(6)の方法により評価を行なっ
た。ただし、添加成分として表7に示す3成分を共通添
加成分Cとして使用した。結果を表8に示す。
【0034】実施例13〜16より、本発明の成分を用
いたボディ用ジェルはいずれも経時安定性に優れ、使用
時ののびおよび肌への保湿性が良好でありべたつき感が
少なく、しわの隠蔽効果も良好であった。
【0035】実施例17〜20 表1に示す金属石鹸微粒子を使用して表10に示すゲル
状ハンドクリームを調整し、(1)〜(4)は実施例1
〜8の方法により手に塗布して評価を行った。(5)に
ついては実施例9〜12の(6)の方法により評価を行
なった。ただし、添加成分として表9に示す3成分を共
通添加成分Dとして使用した。結果を表10に示す。
【0036】
【表9】
【0037】
【表10】
【0038】実施例17〜20より、本発明の成分を用
いたゲル状ハンドクリームはいずれも経時安定性に優
れ、肌への保湿性が良好でありべたつき感が少なく、し
わの隠蔽効果も良好であった。
【0039】
【発明の効果】本発明のゲル状化粧料は経時安定性に優
れ、使用時ののびおよび肌への保湿性が良好でありべた
つき感が少なく、しわの隠蔽効果も良好であるととも
に、メイクアップ化粧料ののびも良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金属石鹸の一般品であるステアリン酸亜鉛の
粒度分布および粒度累積グラフを示す。
【図2】 金属石鹸の一般品であるステアリン酸亜鉛の
示差熱分析結果を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB212 AB232 AB242 AB432 AB442 AC022 AC102 AC122 AC152 AC241 AC242 AC352 AC442 AC482 AC542 AC582 AD042 AD092 AD111 AD282 AD352 BB26 BB36 BB51 CC01 CC05 CC11 CC12 CC14 DD21 DD41 EE01 EE06 EE07 EE12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)30%粒径RAと70%粒径RCとの
    差RC−RAが3μm以下または50%粒径RBと95%
    粒径RDとの差RD−RBが6μm以下である金属石鹸微
    粒子0.1〜20重量%、(B)多価アルコール0.1
    〜30重量%および(C)水溶性高分子0.01〜3重
    量%を含有することを特徴とするゲル状化粧料。
JP4431799A 1999-02-23 1999-02-23 ゲル状化粧料 Pending JP2000247828A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139451A (ja) * 1999-11-17 2001-05-22 Lion Corp ジェル状化粧料
JP2002187831A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Nof Corp 日焼け防止用化粧料
JP2004075540A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Rohto Pharmaceut Co Ltd 外用ゲル状組成物

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