JP2000247145A - 自動車のサンシェード構造 - Google Patents
自動車のサンシェード構造Info
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- JP2000247145A JP2000247145A JP11047009A JP4700999A JP2000247145A JP 2000247145 A JP2000247145 A JP 2000247145A JP 11047009 A JP11047009 A JP 11047009A JP 4700999 A JP4700999 A JP 4700999A JP 2000247145 A JP2000247145 A JP 2000247145A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車のフロントガラスの内側に使用される
サンシェードであって、不使用時に保管場所をとらず、
かつ使用時及び収納時に取り扱いが容易な構造とする。 【解決手段】 フロントガラス2の内側で、かつ車室天
井部に設けられるサンバイザー40に、収納部43及び
カバー44を設け、サンシェード42を折り畳み可能に
して収納部43に収納する。サンシェード42として、
形状記憶合金で形成されたフレームに布又は樹脂フィル
ム等を貼付したものを用い、フロントガラス側の面を反
射面とする。
サンシェードであって、不使用時に保管場所をとらず、
かつ使用時及び収納時に取り扱いが容易な構造とする。 【解決手段】 フロントガラス2の内側で、かつ車室天
井部に設けられるサンバイザー40に、収納部43及び
カバー44を設け、サンシェード42を折り畳み可能に
して収納部43に収納する。サンシェード42として、
形状記憶合金で形成されたフレームに布又は樹脂フィル
ム等を貼付したものを用い、フロントガラス側の面を反
射面とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサンシェ
ード構造、特に自動車の運転席及び助手席前方に設けら
れるサンシェード内蔵サンバイザーに関する。
ード構造、特に自動車の運転席及び助手席前方に設けら
れるサンシェード内蔵サンバイザーに関する。
【0002】
【従来の技術】夏期や日差しの強い日に屋外に長時間駐
車すると、閉め切った車内の室温が上昇する。また直射
日光により、ステアリングホイールや変速レバー等が素
手で触れないほど高温になる。そこで、図6に示すよう
に、フロントガラスからの入射光を反射すると共にステ
アリングホイール等に直射日光が当たらないようにする
ために、従来より自動車1のフロントガラス2の内側に
サンシェード10を装着することが行われている。
車すると、閉め切った車内の室温が上昇する。また直射
日光により、ステアリングホイールや変速レバー等が素
手で触れないほど高温になる。そこで、図6に示すよう
に、フロントガラスからの入射光を反射すると共にステ
アリングホイール等に直射日光が当たらないようにする
ために、従来より自動車1のフロントガラス2の内側に
サンシェード10を装着することが行われている。
【0003】従来のサンシェード10は、例えばボール
紙等を蛇腹状に折り畳んだものである。図7に示すよう
に、サンシェード10の折り畳んだ部分を広げ、フロン
トガラス2と、インスツルメントパネル3及びサンバイ
ザー4等で挟持して使用される。
紙等を蛇腹状に折り畳んだものである。図7に示すよう
に、サンシェード10の折り畳んだ部分を広げ、フロン
トガラス2と、インスツルメントパネル3及びサンバイ
ザー4等で挟持して使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、従
来のサンシェード10の幅Wは、フロントガラス2が傾
斜しているので、インスツルメントパネル3と天井部と
の間の寸法Hよりも大きく、また長さ(紙面に垂直な方
向の全寸法)も、蛇腹状に折り畳む分だけ自動車1の幅
よりも大きい。さらに、車内にはルームミラー(図示せ
ず)やステアリングホイール5等が設けられているた
め、これらが空間的に干渉し、狭い車内でのサンシェー
ド10の装着及び取り外しが非常に面倒であるという問
題を有していた。
来のサンシェード10の幅Wは、フロントガラス2が傾
斜しているので、インスツルメントパネル3と天井部と
の間の寸法Hよりも大きく、また長さ(紙面に垂直な方
向の全寸法)も、蛇腹状に折り畳む分だけ自動車1の幅
よりも大きい。さらに、車内にはルームミラー(図示せ
ず)やステアリングホイール5等が設けられているた
め、これらが空間的に干渉し、狭い車内でのサンシェー
ド10の装着及び取り外しが非常に面倒であるという問
題を有していた。
【0005】また、サンシェード10にルームミラーを
避けるための切り欠きが設けられている場合、サンシェ
ード10の方向及び切り欠きの位置合わせを行わなけれ
ばならず、サンシェード10の装着がさらに面倒になる
という問題を有していた。
避けるための切り欠きが設けられている場合、サンシェ
ード10の方向及び切り欠きの位置合わせを行わなけれ
ばならず、サンシェード10の装着がさらに面倒になる
という問題を有していた。
【0006】さらに、一般に車内にサンシェード10の
保管場所は設けられておらず、例えば助手席の足下や後
部座席等に保管される。しかしながら、上記のようにサ
ンシェード10の寸法が大きいため、不使用時に折り畳
んだ状態でもなお場所をとるという問題を有していた。
保管場所は設けられておらず、例えば助手席の足下や後
部座席等に保管される。しかしながら、上記のようにサ
ンシェード10の寸法が大きいため、不使用時に折り畳
んだ状態でもなお場所をとるという問題を有していた。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、不使用時に場所をとらず、
かつ展開及び収納が容易な自動車のサンシェード構造を
提供することを目的としている。
ためになされたものであり、不使用時に場所をとらず、
かつ展開及び収納が容易な自動車のサンシェード構造を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動車のサンシェード構造は、自動車の車
室内において、少なくとも天井部に対向する収納位置と
フロントガラスに対向する引き出し位置との間を旋回自
在に設けられたサンバイザー本体部と、その一部分が前
記サンバイザー本体部に固定されたサンシェードと、前
記サンバイザー本体部に設けられ、前記サンシェードを
折り畳んだ状態で内部に収納する収納部と、その一部分
が前記サンバイザー本体部に固定され、前記サンシェー
ドが不用意に展開しないように収納部を塞ぐカバーとを
具備する。
め、本発明の自動車のサンシェード構造は、自動車の車
室内において、少なくとも天井部に対向する収納位置と
フロントガラスに対向する引き出し位置との間を旋回自
在に設けられたサンバイザー本体部と、その一部分が前
記サンバイザー本体部に固定されたサンシェードと、前
記サンバイザー本体部に設けられ、前記サンシェードを
折り畳んだ状態で内部に収納する収納部と、その一部分
が前記サンバイザー本体部に固定され、前記サンシェー
ドが不用意に展開しないように収納部を塞ぐカバーとを
具備する。
【0009】上記構成において、前記サンシェードを、
可撓性ワイヤーで形成されたフレームと、前記フレーム
に貼付された布又は樹脂シートとで構成してもよい。
可撓性ワイヤーで形成されたフレームと、前記フレーム
に貼付された布又は樹脂シートとで構成してもよい。
【0010】また、前記可撓性ワイヤーを形状記憶合金
製としてもよい。
製としてもよい。
【0011】または、前記サンシェードを、所定箇所で
折り畳み可能なように折り畳み癖を付けた布又は樹脂シ
ートとで構成してもよい。
折り畳み可能なように折り畳み癖を付けた布又は樹脂シ
ートとで構成してもよい。
【0012】または、前記サンシェードを、所定箇所で
折り畳み可能なように複数に分割された心材と、心材を
挟むように縫合又は接合された布又は樹脂シートとで構
成し、縫合又は接合線に沿って折り畳むようにしてもよ
い。
折り畳み可能なように複数に分割された心材と、心材を
挟むように縫合又は接合された布又は樹脂シートとで構
成し、縫合又は接合線に沿って折り畳むようにしてもよ
い。
【0013】または、前記サンシェードを、所定箇所で
折り畳み可能なように折り畳み線に沿って厚さを薄くし
た樹脂シートで構成してもよい。
折り畳み可能なように折り畳み線に沿って厚さを薄くし
た樹脂シートで構成してもよい。
【0014】また、前記樹脂シートを形状記憶樹脂とし
てもよい。
てもよい。
【0015】さらに、前記サンシェードを展開した状態
で、前記サンシェードの少なくともフロントガラスの内
面に対向する側を反射面としてもよい。
で、前記サンシェードの少なくともフロントガラスの内
面に対向する側を反射面としてもよい。
【0016】さらに、前記サンシェードを展開した状態
で、前記サンシェードは当該サンシェードが設けられて
いる側から自動車の幅方向における中心線を越えて反対
側の少なくとも一部を覆うように構成してもよい。
で、前記サンシェードは当該サンシェードが設けられて
いる側から自動車の幅方向における中心線を越えて反対
側の少なくとも一部を覆うように構成してもよい。
【0017】さらに、前記サンシェードのうち、ルーム
ミラーと空間的に干渉する部分を切り欠いてもよい。
ミラーと空間的に干渉する部分を切り欠いてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の自動車のサンシェード構
造の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は自動車のフロントガラス部分を車室内側から見た
状態を示す。図2は自動車の側部(ドア側)から見たサ
ンシェードを展開した状態を示す。図3はサンバイザー
の構成を示す側面図である。
造の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は自動車のフロントガラス部分を車室内側から見た
状態を示す。図2は自動車の側部(ドア側)から見たサ
ンシェードを展開した状態を示す。図3はサンバイザー
の構成を示す側面図である。
【0019】図1に示すように、自動車の幅方向の中央
部でかつ天井部近傍には、ルームミラー6が設けられて
いる。また、運転席側及び助手席側の上部には、それぞ
れ本実施形態に係るサンバイザー40がそれぞれ設けら
れている。
部でかつ天井部近傍には、ルームミラー6が設けられて
いる。また、運転席側及び助手席側の上部には、それぞ
れ本実施形態に係るサンバイザー40がそれぞれ設けら
れている。
【0020】サンバイザー40の本体部41は略L字状
の軸により支持されており、略L字をなす2本の腕をそ
れぞれ中心として2方向に旋回可能である。すなわち、
第1の旋回は、車室天井部に対向する収納位置とフロン
トガラスに対向する引き出し位置(正面位置)との間の
旋回である。第2の旋回は、フロントガラスに対向する
正面位置とドアガラスに対向する側面位置との間であ
る。
の軸により支持されており、略L字をなす2本の腕をそ
れぞれ中心として2方向に旋回可能である。すなわち、
第1の旋回は、車室天井部に対向する収納位置とフロン
トガラスに対向する引き出し位置(正面位置)との間の
旋回である。第2の旋回は、フロントガラスに対向する
正面位置とドアガラスに対向する側面位置との間であ
る。
【0021】図1から図3に示すように、サンバイザー
本体部41には、サンシェード42の一部分が固定され
ている。また、サンバイザー本体41には、サンシェー
ド42を折り畳んだ状態で収納する収納部43と、サン
シェード42を収納した状態から不用意に展開しないよ
うに収納部43を塞ぐためのカバー44が設けられてい
る。また、サンバイザー本体41とカバー44には、カ
バー44をロックするためのスナップ45等が設けられ
ている。
本体部41には、サンシェード42の一部分が固定され
ている。また、サンバイザー本体41には、サンシェー
ド42を折り畳んだ状態で収納する収納部43と、サン
シェード42を収納した状態から不用意に展開しないよ
うに収納部43を塞ぐためのカバー44が設けられてい
る。また、サンバイザー本体41とカバー44には、カ
バー44をロックするためのスナップ45等が設けられ
ている。
【0022】本実施形態では、左右2つのサンバイザー
40に内蔵されたサンシェード42でフロントガラス2
の大部分を覆うように構成されている。従って、1つの
サンシェード42の大きさは、車室内側から見たフロン
トガラス2の開口面積からサンバイザー本体41及びル
ームミラー6により遮られる面積を除いた面積の略1/
2となるように設定されている。また、自動車の幅方向
の中央部において隙間ができないように、左右の各サン
シェード42は、それぞれ自動車の幅方向の中心線を越
えて反対側の少なくとも一部覆うように、互いにオーバ
ーラップするように設定されている。さらに、各サンシ
ェード42は、それぞれルームミラー6と空間的に干渉
しないように、ルームミラー6と対向する部分が切り欠
かれている。
40に内蔵されたサンシェード42でフロントガラス2
の大部分を覆うように構成されている。従って、1つの
サンシェード42の大きさは、車室内側から見たフロン
トガラス2の開口面積からサンバイザー本体41及びル
ームミラー6により遮られる面積を除いた面積の略1/
2となるように設定されている。また、自動車の幅方向
の中央部において隙間ができないように、左右の各サン
シェード42は、それぞれ自動車の幅方向の中心線を越
えて反対側の少なくとも一部覆うように、互いにオーバ
ーラップするように設定されている。さらに、各サンシ
ェード42は、それぞれルームミラー6と空間的に干渉
しないように、ルームミラー6と対向する部分が切り欠
かれている。
【0023】前述のように、サンシェード42は、フロ
ントガラス2から入射する直射日光を遮り、車室内部に
日陰を作るものである。従って、サンシェード42自体
が光を透過させず、かつ入射光を反射するものであるこ
とが好ましい。例えば、サンシェード42を展開した状
態で、フロントガラス2の内面に対向する側を反射面と
してもよい。その場合、サンシェード42の材料とし
て、例えば金属薄膜とポリプロピレンやポリエチレン等
の合成樹脂シートをラミネートしたものを用いてもよい
し、金属色の染料で染めた布等を用いることもできる。
あるいは、布や合成樹脂シート自体の色を反射率の高い
色としてもよい。
ントガラス2から入射する直射日光を遮り、車室内部に
日陰を作るものである。従って、サンシェード42自体
が光を透過させず、かつ入射光を反射するものであるこ
とが好ましい。例えば、サンシェード42を展開した状
態で、フロントガラス2の内面に対向する側を反射面と
してもよい。その場合、サンシェード42の材料とし
て、例えば金属薄膜とポリプロピレンやポリエチレン等
の合成樹脂シートをラミネートしたものを用いてもよい
し、金属色の染料で染めた布等を用いることもできる。
あるいは、布や合成樹脂シート自体の色を反射率の高い
色としてもよい。
【0024】次に、サンシェード42の一構成例を図4
に示す。(a)はサンシェード42を展開する前の状
態、(b)はサンシェード42を展開中の状態、(c)
は展開後の状態を示す。この構成例では、サンシェード
42を展開した状態を維持させるために、例えば可撓性
のワイヤーでフレーム42aを形成し、フレーム42a
に上記布又は樹脂フィルム42bを貼付したものであ
る。この構成によれば、フレーム42aを任意の形状に
折り曲げることができ、かつフレーム42aに貼付され
た布又は樹脂フィルム42bも任意の形状に折り畳むこ
とができる。
に示す。(a)はサンシェード42を展開する前の状
態、(b)はサンシェード42を展開中の状態、(c)
は展開後の状態を示す。この構成例では、サンシェード
42を展開した状態を維持させるために、例えば可撓性
のワイヤーでフレーム42aを形成し、フレーム42a
に上記布又は樹脂フィルム42bを貼付したものであ
る。この構成によれば、フレーム42aを任意の形状に
折り曲げることができ、かつフレーム42aに貼付され
た布又は樹脂フィルム42bも任意の形状に折り畳むこ
とができる。
【0025】(a)に示すように、カバー44を開き、
収納部43から折り畳まれた状態のサンシェード42の
一部を引き出すと、フレーム42a自体の弾性力により
フレーム42aが本来の形状に復元しようとする。それ
に伴って、(b)に示すように、フレーム42aに貼付
されている布又は樹脂フィルム42bが展開され、最終
的に(c)に示すように完全に展開される。
収納部43から折り畳まれた状態のサンシェード42の
一部を引き出すと、フレーム42a自体の弾性力により
フレーム42aが本来の形状に復元しようとする。それ
に伴って、(b)に示すように、フレーム42aに貼付
されている布又は樹脂フィルム42bが展開され、最終
的に(c)に示すように完全に展開される。
【0026】フレーム42aの材料としては、可撓性及
び元の形状に復元しようとする弾性があればよく、特に
限定されない。また、折り曲げ及び復元が繰り返される
ので、金属疲労が起こりにくい材料であることが好まし
い。特に、フレーム42aの材料として形状記憶合金製
のワイヤーを用いた場合、太陽熱を受けることによりフ
レーム42aが本来の形状に完全に復元しようとするの
で、サンシェード42が自動的に展開する。さらに、形
状記憶合金は金属疲労に強いので、繰り返し使用に耐え
ることができる。
び元の形状に復元しようとする弾性があればよく、特に
限定されない。また、折り曲げ及び復元が繰り返される
ので、金属疲労が起こりにくい材料であることが好まし
い。特に、フレーム42aの材料として形状記憶合金製
のワイヤーを用いた場合、太陽熱を受けることによりフ
レーム42aが本来の形状に完全に復元しようとするの
で、サンシェード42が自動的に展開する。さらに、形
状記憶合金は金属疲労に強いので、繰り返し使用に耐え
ることができる。
【0027】次に、サンシェード42の他の構成例を図
5に示す。(a)はサンシェード42を展開する前の状
態、(b)はサンシェード42を展開中の状態、(c)
は展開後の状態を示す。この構成例では、サンシェード
42の折り畳みが容易なように、縦方向及び横方向にそ
れぞれ複数の折り畳み線又は折り畳み癖をつけたもので
ある。
5に示す。(a)はサンシェード42を展開する前の状
態、(b)はサンシェード42を展開中の状態、(c)
は展開後の状態を示す。この構成例では、サンシェード
42の折り畳みが容易なように、縦方向及び横方向にそ
れぞれ複数の折り畳み線又は折り畳み癖をつけたもので
ある。
【0028】(a)に示すように、カバー44を開き、
収納部43から折り畳まれた状態のサンシェード42の
一部を引き出す。そうすると、サンシェード42の自重
により、例えば縦方向に折り畳まれた部分が展開され
る。次に、(b)に示すように、手作業により横方向に
折り畳まれた部分を展開する。最後に、(c)に示すよ
うに、折り畳まれた部分をまっすぐに伸ばし、インスツ
ルメントパネル3にフック等で引っかけることにより、
サンシェード42の展開された状態が維持される。
収納部43から折り畳まれた状態のサンシェード42の
一部を引き出す。そうすると、サンシェード42の自重
により、例えば縦方向に折り畳まれた部分が展開され
る。次に、(b)に示すように、手作業により横方向に
折り畳まれた部分を展開する。最後に、(c)に示すよ
うに、折り畳まれた部分をまっすぐに伸ばし、インスツ
ルメントパネル3にフック等で引っかけることにより、
サンシェード42の展開された状態が維持される。
【0029】なお、フック等を用いることなくサンシェ
ード42の折り畳みと形状維持を容易にするため、例え
ば2枚の布又は樹脂シートの間に複数に分割された厚紙
や樹脂板等の心材を挟み、心材の分割線に沿って布又は
樹脂シートを縫合又は接合するように構成してもよい。
この縫合又は接合線に沿って折り畳むことにより、サン
シェードの収納が容易になる。あるいは、心材を用いず
に、折り畳み線に沿って樹脂シートの厚さを薄くしても
よい。さらに、サンシェード42の材料として形状記憶
樹脂を用いることにより、上記形状記憶合金を用いた場
合と同様に、サンシェード42が太陽熱を受けることに
より、自動的に展開することができる。
ード42の折り畳みと形状維持を容易にするため、例え
ば2枚の布又は樹脂シートの間に複数に分割された厚紙
や樹脂板等の心材を挟み、心材の分割線に沿って布又は
樹脂シートを縫合又は接合するように構成してもよい。
この縫合又は接合線に沿って折り畳むことにより、サン
シェードの収納が容易になる。あるいは、心材を用いず
に、折り畳み線に沿って樹脂シートの厚さを薄くしても
よい。さらに、サンシェード42の材料として形状記憶
樹脂を用いることにより、上記形状記憶合金を用いた場
合と同様に、サンシェード42が太陽熱を受けることに
より、自動的に展開することができる。
【0030】なお、上記実施形態では、サンシェード4
2を内蔵したサンバイザー40を自動車の運転席側及び
助手席側にそれぞれ設けた例を示したが、これに限定さ
れるものではない。例えば、サンシェード42の大きさ
(展開した状態での面積)を車室内側から見たフロント
ガラス2の開口面積とほぼ等しくし、サンシェード42
を内蔵したサンバイザー40を運転席側か助手席側のい
ずれか1カ所にのみ設けてもよい。
2を内蔵したサンバイザー40を自動車の運転席側及び
助手席側にそれぞれ設けた例を示したが、これに限定さ
れるものではない。例えば、サンシェード42の大きさ
(展開した状態での面積)を車室内側から見たフロント
ガラス2の開口面積とほぼ等しくし、サンシェード42
を内蔵したサンバイザー40を運転席側か助手席側のい
ずれか1カ所にのみ設けてもよい。
【0031】また、上記実施形態では、サンバイザー本
体41に最初から収納部43とカバー44を設けるよう
に構成したが、これに限定されるものではない。例え
ば、カバー付きの容器内にサンシェードを折り畳んだ状
態で収納したものを従来のサンバイザーの内側に取り付
けるように構成してもよい。
体41に最初から収納部43とカバー44を設けるよう
に構成したが、これに限定されるものではない。例え
ば、カバー付きの容器内にサンシェードを折り畳んだ状
態で収納したものを従来のサンバイザーの内側に取り付
けるように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車の
サンシェード構造は、自動車の車室内において、少なく
とも天井部に対向する収納位置とフロントガラスに対向
する引き出し位置との間を旋回自在に設けられたサンバ
イザー本体部と、その一部分がサンバイザー本体部に固
定されたサンシェードと、サンバイザー本体部に設けら
れ、サンシェードを折り畳んだ状態で内部に収納する収
納部と、その一部分がサンバイザー本体部に固定され、
サンシェードが不用意に展開しないように収納部を塞ぐ
カバーとを具備するので、不使用時にサンシェードがサ
ンバイザーの内側に収納され、サンシェードにより場所
を占領されることもなく、車室内部を有効に利用するこ
とができる。また、サンシェードが外部から見えないの
で、車室内部の見栄えも向上する。
サンシェード構造は、自動車の車室内において、少なく
とも天井部に対向する収納位置とフロントガラスに対向
する引き出し位置との間を旋回自在に設けられたサンバ
イザー本体部と、その一部分がサンバイザー本体部に固
定されたサンシェードと、サンバイザー本体部に設けら
れ、サンシェードを折り畳んだ状態で内部に収納する収
納部と、その一部分がサンバイザー本体部に固定され、
サンシェードが不用意に展開しないように収納部を塞ぐ
カバーとを具備するので、不使用時にサンシェードがサ
ンバイザーの内側に収納され、サンシェードにより場所
を占領されることもなく、車室内部を有効に利用するこ
とができる。また、サンシェードが外部から見えないの
で、車室内部の見栄えも向上する。
【0033】また、サンシェードを、可撓性ワイヤーで
形成されたフレームと、前記フレームに貼付された布又
は樹脂シートとで構成することにより、サンシェードの
展開及び収納が容易になる。
形成されたフレームと、前記フレームに貼付された布又
は樹脂シートとで構成することにより、サンシェードの
展開及び収納が容易になる。
【0034】また、可撓性ワイヤーを形状記憶合金製と
することにより、太陽熱を受けて形状記憶合金が元の形
状に復元するので、サンシェードを自動的に展開させる
ことができる。
することにより、太陽熱を受けて形状記憶合金が元の形
状に復元するので、サンシェードを自動的に展開させる
ことができる。
【0035】または、サンシェードを、所定箇所で折り
畳み可能なように折り畳み癖を付けた布又は樹脂シート
とで構成しても、同様にサンシェードの展開及び収納が
容易になる。
畳み可能なように折り畳み癖を付けた布又は樹脂シート
とで構成しても、同様にサンシェードの展開及び収納が
容易になる。
【0036】または、サンシェードを、所定箇所で折り
畳み可能なように複数に分割された心材と、心材を挟む
ように縫合又は接合された布又は樹脂シートとで構成
し、縫合又は接合線に沿って折り畳むようにしても、同
様にサンシェードの展開及び収納が容易になる。
畳み可能なように複数に分割された心材と、心材を挟む
ように縫合又は接合された布又は樹脂シートとで構成
し、縫合又は接合線に沿って折り畳むようにしても、同
様にサンシェードの展開及び収納が容易になる。
【0037】または、サンシェードを、所定箇所で折り
畳み可能なように折り畳み線に沿って厚さを薄くした樹
脂シートで構成しても、同様にサンシェードの展開及び
収納が容易になる。
畳み可能なように折り畳み線に沿って厚さを薄くした樹
脂シートで構成しても、同様にサンシェードの展開及び
収納が容易になる。
【0038】また、樹脂シートを形状記憶樹脂とするこ
とにより、太陽熱を受けて形状記憶樹脂が元の形状に復
元するので、サンシェードを自動的に展開させることが
できる。
とにより、太陽熱を受けて形状記憶樹脂が元の形状に復
元するので、サンシェードを自動的に展開させることが
できる。
【0039】また、サンシェードを展開した状態で、サ
ンシェードの少なくともフロントガラスの内面に対向す
る側を反射面とすることにより、直射日光を遮ることが
でき、車内に入射する太陽熱の量を少なくすることがで
きる。その結果、車内の温度上昇を抑えることが可能と
なる。また、ステアリングホイール等の操作部もそれほ
ど高温にはならない。
ンシェードの少なくともフロントガラスの内面に対向す
る側を反射面とすることにより、直射日光を遮ることが
でき、車内に入射する太陽熱の量を少なくすることがで
きる。その結果、車内の温度上昇を抑えることが可能と
なる。また、ステアリングホイール等の操作部もそれほ
ど高温にはならない。
【0040】さらに、サンシェードを展開した状態で、
サンシェードは当該サンシェードが設けられている側か
ら自動車の幅方向における中心線を越えて反対側の少な
くとも一部を覆うように構成することにより、例えばサ
ンバイザーを自動車の運転席側及び助手席側にそれぞれ
設けた場合に、2つのサンバイザーでフロントガラスの
開口部をほぼ隙間なく覆うことができる。その結果、サ
ンバイザーの隙間から入射した直射日光により、変速レ
バー等の特定の部分が異常に高温になる可能性が低くな
る。
サンシェードは当該サンシェードが設けられている側か
ら自動車の幅方向における中心線を越えて反対側の少な
くとも一部を覆うように構成することにより、例えばサ
ンバイザーを自動車の運転席側及び助手席側にそれぞれ
設けた場合に、2つのサンバイザーでフロントガラスの
開口部をほぼ隙間なく覆うことができる。その結果、サ
ンバイザーの隙間から入射した直射日光により、変速レ
バー等の特定の部分が異常に高温になる可能性が低くな
る。
【0041】さらに、サンシェードのうち、ルームミラ
ーと空間的に干渉する部分を切り欠くように構成するこ
とにより、ルームミラーに干渉されることなく、サンシ
ェードの展開及び収納を容易にすることができる。
ーと空間的に干渉する部分を切り欠くように構成するこ
とにより、ルームミラーに干渉されることなく、サンシ
ェードの展開及び収納を容易にすることができる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る自動車のサンシェ
ード構造(サンシェード内蔵サンバイザーを設けた自動
車のフロントガラス部分)を車室内側から見た状態を示
す図である。
ード構造(サンシェード内蔵サンバイザーを設けた自動
車のフロントガラス部分)を車室内側から見た状態を示
す図である。
【図2】 図1における自動車の側部(ドア側)から見
たサンシェードを展開した状態を示す図である。
たサンシェードを展開した状態を示す図である。
【図3】 上記一実施形態に係るサンバイザーの構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図4】 上記一実施形態におけるサンシェードの一構
成例を示す図であり、(a)はサンシェードを展開する
前の状態、(b)はサンシェードを展開中の状態、
(c)は展開後の状態を示す。
成例を示す図であり、(a)はサンシェードを展開する
前の状態、(b)はサンシェードを展開中の状態、
(c)は展開後の状態を示す。
【図5】 上記一実施形態におけるサンシェードの他の
構成例を示す図であり、(a)はサンシェードを展開す
る前の状態、(b)はサンシェードを展開中の状態、
(c)は展開後の状態を示す。
構成例を示す図であり、(a)はサンシェードを展開す
る前の状態、(b)はサンシェードを展開中の状態、
(c)は展開後の状態を示す。
【図6】 従来のサンシェードの形状及びその使用状態
を示す図である。
を示す図である。
【図7】 自動車の側部(ドア側)から見た従来のサン
シェードの使用状態を示す図である。
シェードの使用状態を示す図である。
1 :自動車 2 :フロントガラス 3 :インスツルメントパネル 5 :ステアリングホイール 6 :ルームミラー 40 :サンバイザー 41 :サンバイザー本体 42 :サンシェード 42a:フレーム 42b:布又は樹脂フィルム 43 :収納部 44 :カバー 45 :スナップ
Claims (10)
- 【請求項1】 自動車の車室内において、少なくとも天
井部に対向する収納位置とフロントガラスに対向する引
き出し位置との間を旋回自在に設けられたサンバイザー
本体部と、その一部分が前記サンバイザー本体部に固定
されたサンシェードと、前記サンバイザー本体部に設け
られ、前記サンシェードを折り畳んだ状態で内部に収納
する収納部と、その一部分が前記サンバイザー本体部に
固定され、前記サンシェードが不用意に展開しないよう
に収納部を塞ぐカバーとを具備する自動車のサンシェー
ド構造。 - 【請求項2】 前記サンシェードを、可撓性ワイヤーで
形成されたフレームと、前記フレームに貼付された布又
は樹脂シートとで構成したことを特徴とする請求項1記
載の自動車のサンシェード構造。 - 【請求項3】 前記可撓性ワイヤーは形状記憶合金製で
あることを特徴とする請求項2記載の自動車のサンシェ
ード構造。 - 【請求項4】 前記サンシェードを、所定箇所で折り畳
み可能なように折り畳み癖を付けた布又は樹脂シートと
で構成したことを特徴とする請求項2記載の自動車のサ
ンシェード構造。 - 【請求項5】 前記サンシェードを、所定箇所で折り畳
み可能なように複数に分割された心材と、心材を挟むよ
うに縫合又は接合された布又は樹脂シートとで構成し、
縫合又は接合線に沿って折り畳むことを特徴とする請求
項1記載の自動車のサンシェード構造。 - 【請求項6】 前記サンシェードを、所定箇所で折り畳
み可能なように折り畳み線に沿って厚さを薄くした樹脂
シートで構成したことを特徴とする請求項1記載の自動
車のサンシェード構造。 - 【請求項7】 前記樹脂シートは形状記憶樹脂であるこ
とを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の自動
車のサンシェード構造。 - 【請求項8】 前記サンシェードを展開した状態で、前
記サンシェードの少なくともフロントガラスの内面に対
向する側を反射面としたことを特徴とする請求項1から
7のいずれかに記載の自動車のサンシェード構造。 - 【請求項9】 前記サンシェードを展開した状態で、前
記サンシェードは当該サンシェードが設けられている側
から自動車の幅方向における中心線を越えて反対側の少
なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項1から8の
いずれかに記載の自動車のサンシェード構造。 - 【請求項10】 前記サンシェードのうち、ルームミラ
ーと空間的に干渉する部分を切り欠いたことを特徴とす
る請求項1から9のいずれかに記載の自動車のサンシェ
ード構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047009A JP2000247145A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 自動車のサンシェード構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047009A JP2000247145A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 自動車のサンシェード構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000247145A true JP2000247145A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12763182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11047009A Withdrawn JP2000247145A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 自動車のサンシェード構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000247145A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2851203A1 (fr) * | 2003-02-19 | 2004-08-20 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Pare soleil a memoire de forme |
KR102170271B1 (ko) * | 2020-01-07 | 2020-10-29 | (주) 오토탑 | 햇빛가리개의 선바이저 탈착과 폴딩 및 언폴딩 실행기구 |
KR20210049545A (ko) * | 2019-10-25 | 2021-05-06 | 주식회사 서연이화 | 차량용 접이식 카고 스크린 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11047009A patent/JP2000247145A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2851203A1 (fr) * | 2003-02-19 | 2004-08-20 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Pare soleil a memoire de forme |
KR20210049545A (ko) * | 2019-10-25 | 2021-05-06 | 주식회사 서연이화 | 차량용 접이식 카고 스크린 |
KR102257282B1 (ko) | 2019-10-25 | 2021-05-28 | 주식회사 서연이화 | 차량용 접이식 카고 스크린 |
KR102170271B1 (ko) * | 2020-01-07 | 2020-10-29 | (주) 오토탑 | 햇빛가리개의 선바이저 탈착과 폴딩 및 언폴딩 실행기구 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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