JP2000247020A - インクジェット記録用シート - Google Patents

インクジェット記録用シート

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JP2000247020A
JP2000247020A JP11056363A JP5636399A JP2000247020A JP 2000247020 A JP2000247020 A JP 2000247020A JP 11056363 A JP11056363 A JP 11056363A JP 5636399 A JP5636399 A JP 5636399A JP 2000247020 A JP2000247020 A JP 2000247020A
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Japan
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ink
aqueous
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water
jet recording
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JP11056363A
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English (en)
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Masaru Nakatani
賢 中谷
Itsuhito Nishida
逸人 西田
Sakae Murata
栄 村田
Hideichirou Riku
秀一郎 陸
Seiji Kito
清司 鬼頭
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TAKAMATSU YUSHI KK
Original Assignee
TAKAMATSU YUSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット印刷における記録画像鮮明性
に優れ、印字画像の耐水性、高湿度条件下での保存性に
優れたインクジェット記録用シートを提供すること。 【解決手段】 支持体上に合成非晶質シリカと水性バイ
ンダーおよびカチオン性樹脂とからなるインク受容層を
形成させたことを特徴とするインクジェット記録用シー
トであり、該水性バインダーとして(A)平均分子量4
000〜30000の水性ポリエステル樹脂および/又
は水性ウレタン樹脂に(B)ケン化度が75〜100
%、重合度が500〜5000のポリビニルアルコール
が混合された水溶液もしくは水分散液中において(C)
親水性のラジカル重合性ビニルモノマー100〜60重
量%と他の共重合可能なビニルモノマー0〜40重量%
をグラフト重合して得られる水性グラフトポリマーを含
有するインクジェット記録用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体上にインク受容
層を形成させたインクジェット記録用シートに関し、特
にインク吸収性が速く滲みのない高精細な画像が得ら
れ、かつ印字画像は耐水性および高湿度雰囲気下での耐
マイグレーション性に優れているインクジェット記録用
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は高速記録が可
能であること、印刷基材に非接触であるため衝撃音が少
ないこと、印刷基材には普通紙を初め種々のものが使用
可能であること、カラー記録が可能であること等の利点
から近年各種ファクシミリやプリンター装置に大いに活
用されている。印字記録された画像はコントラストが高
く滲みのない鮮明画像であることが要求され、このため
従来より支持体上に顔料およびバインダーからなるイン
ク受容層を形成させたインクジェット記録用シートが種
々提案されている。例えば特開昭55−51583には
非膠質シリカと高分子バインダーからなる塗布層を設け
た記録用紙が、特開昭57−82085には無機顔料と
有機顔料を併用し水溶性高分子の接着剤からなるインク
受容層が、また特開平7−117332には顔料および
自己乳化型ウレタンアクリレートエマルジョンを含有す
る接着剤を主成分とする水性組成物を塗布乾燥し活性エ
ネルギー線を照射してインク受容層を形成させたインク
ジェット記録用シート等が提案されている。
【0003】一方インクジェット記録装置の改良と高速
化が進むにつれ、記録シートについてもより高度な品質
が要求されるようになってきた。すなわち印刷スピード
のアップによりインク吸収力の向上が要求されるように
なっているし、また濃度の高い高精細な画像が要求され
ている。さらにインク受容層の機械的強度、印刷物の耐
水性、染料インクの高湿度雰囲気下でのマイグレーショ
ン防止等も要求されている。しかしながらインク吸収性
を向上させるために合成非晶質シリカ等の多孔質顔料を
多くした受容層においては受容層の機械的強度が不十分
であるし、バインダーとしてポリビニルアルコール等の
水溶性樹脂を用いた受容層においては耐水性に劣る等い
まだ十分満足のいくものは得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
改善し、インク吸収力が速く滲みのない高精細な画像が
得られること、印字画像は耐水性および高湿度雰囲気下
での染料インキの耐マイグレーション性に優れているこ
と、高温・高湿条件下に記録シートを長期間保存した場
合でもインク吸収性の低下等がないこと、受容層の機械
的強度が優れていることなどの要求される品質を十分満
足するインクジェット記録用シートを提供する。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者らは上記の欠点
を改善すべく鋭意研究を重ねた結果本発明をするに至っ
た。すなわち本発明は (1)支持体上に合成非晶質シリカと水性バインダーお
よびカチオン性樹脂とからなるインク受容層を形成させ
たことを特徴とするインクジェット記録用シートであ
り、該水性バインダーとして(A)平均分子量4000
〜30000の水性ポリエステル樹脂および/又は水性
ウレタン樹脂に(B)ケン化度が75〜100%、重合
度が500〜5000のポリビニルアルコールが混合さ
れた水溶液もしくは水分散液中において(C)親水性の
ラジカル重合性ビニルモノマー100〜60重量%と他
の共重合可能なビニルモノマー0〜40重量%をグラフ
ト重合して得られる水性グラフトポリマーを含有するイ
ンクジェット記録用シート。 (2)上記受容層における合成非晶質シリカと水性バイ
ンダーとカチオン性樹脂の混合比率としては、合成非晶
質シリカ100重量部に対し、固形分重量比にて水性バ
インダーが10〜500重量部、カチオン性樹脂が1〜
50重量部であるインクジェット記録シート。 (3)親水性のラジカル重合性ビニルモノマーに共重合
されるモノマーとしてアルコキシシリル基を含有するラ
ジカル重合性ビニルモノマーを含む請求項1記載のイン
クジェット記録用シートである。
【0006】本発明において使用される水性ポリエステ
ル樹脂としては平均分子量が4000〜30000のポ
リエステル樹脂が使用される。本発明の水性ポリエステ
ル樹脂は公知の製造技術によりジカルボン酸とジオール
とをエステル化(エステル交換)、重縮合させることに
よって製造されるが、その製造方法についてはなんら限
定されるものではない。
【0007】ジカルボン酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタリンジカルボン酸
のような芳香族ジカルボン酸またはそのエステルを主体
とすることが好ましい。これは、芳香族ジカルボン酸の
芳香核が、疎水性のプラスチックと親和性が大きいため
に密着性が向上する利点があるからである。特にテレフ
タル酸を用いた水性ポリエステル樹脂はポリエチレンテ
レフタレート系ポリエステルの成型物に対して密着性が
大きく、好ましい水性ポリエステル樹脂である。
【0008】本発明に使用される水性ポリエステル樹脂
を構成するジカルボン酸成分としては、上記のような芳
香族ジカルボン酸、またはそのエステルを使用すること
が好ましいが、これら以外にアジピン酸、コハク酸、セ
バチン酸、ドデカン二酸のような脂肪族ジカルボン酸、
シクロヘキシルジカルボン酸のような脂環式ジカルボン
酸、ヒドロキシ安息香酸のようなヒドロキシカルボン酸
またはこれらのエステルを、ジカルボン酸成分としても
しくはその一部として使用することもできる。エステル
を使用する場合には、メチルエステル、エチルエステル
等の低級アルキルエステルが使用される。これらのエス
テルはモノエステルでもジエステルでも差支えない。
【0009】一方、ジオール成分としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノール類
が使用される。
【0010】本発明の水性ポリエステル樹脂は、水溶性
あるいは水分散性を付与するために分子中に親水基とし
てスルホン酸塩基あるいはカルボン酸塩基を含有するよ
うに重合される。スルホン酸塩を含有させるための具体
例としては5−ナトリウムスルホイソフタル酸等のジカ
ルボン酸成分をジカルボン酸成分の一部として用いる方
法が挙げられる。その使用量はジカルボン酸成分中に2
〜15モル%が好ましい。カルボン酸塩を含有させるた
めの具体例としては、ポリエステル樹脂の製造時に縮合
酸成分として3官能以上の多価カルボン酸を使用した
り、ポリエステル樹脂に重合性の不飽和カルボン酸をグ
ラフトする方法などによりカルボン酸含有のポリエステ
ルを作製し、アルカリ金属、各種アミン類、アンモニウ
ム系化合物等とともに水溶性塩を形成する物質との塩類
とする方法が挙げられる。ポリエステル樹脂中のカルボ
ン酸塩の量は、生成したポリエステル樹脂の酸価が15
〜250KOHmg/gの間が好ましい。
【0011】本発明の水性ポリエステル樹脂は、既に述
べたとおり分子量が4000〜30000であるが、こ
の際分子量が4000以下では耐水性、耐ブロッキング
性、密着性等の樹脂物性が低下するし、30000以上
では水への均一な溶解もしくは分散が難しく、時間の経
過とともにゲル化する傾向がある。ことに分子量が50
00〜25000のものが好ましい。
【0012】本発明の水性ポリエステル樹脂は水溶液あ
るいは水分散液にされるがその手段は、スルホン酸塩含
有ポリエステル樹脂の場合は、撹拌下に好ましくは50
〜90℃の温水に溶解若しくは分散させる。この場合樹
脂の溶解もしくは分散を容易にするために水溶性有機溶
剤を併用してもよい。水溶性有機溶剤としては、低級ア
ルコール類、多価アルコール類及びそのアルキルエーテ
ルまたはアルキルエステル類などが挙げられ、具体的に
は、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、
イソプロパノール等の低級アルコール類、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アル
コール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールアセテート、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレング
リコールモノメチルエーテル等が使用できる。
【0013】又、カルボン酸塩含有ポリエステル樹脂の
場合は、アンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、各種アミン類等のアルカリ性化合物を添加した好
ましくは50〜90℃の温水に、撹拌下に溶解もしくは
分散させる。この場合も上記水溶性有機溶剤を併用して
も良い。
【0014】本発明において使用される水性ウレタン樹
脂とはポリヒドロキシル化合物、ジイソシアネート及び
ジイソシアネートと反応する水素原子を少なくとも2個
含有する低分子量の鎖伸長剤とから合成されるポリウレ
タン樹脂を水に溶解あるいは分散させて得られるもので
公知の方法により合成される。水に溶解あるいは分散さ
せるための親水性基としてカルボキシル基等のアニオン
性基を分子中に有しているものを指す。
【0015】上述のウレタン樹脂製造に用いられるポリ
ヒドロキシル化合物としては、フタル酸、アジピン酸、
二量化リノレイン酸、マレイン酸等の有機酸と、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール、ジエチレグリコール等のグリコール、トリメチロ
ールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリ
メチロールエタン、ペンタエリスリトールなどから脱水
縮合反応によって得られるポリエステルポリオール、ポ
リオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリオキシ
プロピレントリオール、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレントリオール、ソルビトール、ペンタエリスリ
トール、シュクローズ、スターチ、リン酸などの無機酸
を開始剤としたポリオキシプロピレンポリオール、ポリ
オキシプロピレンポリオキシエチレンポリオール等のポ
リエーテルポリオール、アクリルポリオール、ヒマシ油
の誘導体、トール油誘導体、その他水酸基化合物等であ
る。
【0016】ジイソシアネートとしては、例えば、2,
4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイ
ソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−
フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、
4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシネート、
3,3′−ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイソシ
アネート、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニ
レンジイソシアネート、3,3′−ジクロロ−4,4′
−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレン
ジイソシアネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジ
イソシアネート等である。
【0017】鎖伸長剤としては、エチレングリコール、
1,4ブタンジオール、トリメチロールプロパン、トリ
イソプロパノールアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキ
シプロピル)アニリン、ヒドロキノン−ビス(β−ヒド
ロキシエチル)エーテル、レゾルシノール−ビス(β−
ヒドロキシエチル)エーテル等のポリオール、エチレン
ジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジフェニ
ルジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、ピペ
ラジン、イソホロンジアミン、ジエチレントリアミン、
ジプロピレントリアミン等のポリアミン、ヒドラジン
類、及び水が挙げられる。
【0018】本発明において使用されるポリビニルアル
コールとは、一般にポリ酢酸ビニルを酸ケン化法または
アルカリケン化法によりケン化することにより得られる
もので、ケン化度が75〜100%のものが適してい
る。ここで言うポリ酢酸ビニルは5%以下の他の共重合
可能なモノマーとの共重合物であっても良い。また重合
度は500〜5000のものが好ましく、重合度、ケン
化度の異なったものを混合して用いてもよい。
【0019】本発明において使用される親水性のラジカ
ル重合性ビニルモノマーとしては、親水基として下記化
学式で表わされるものを有するモノマーが使用される。
【化2】
【0020】具体的に本発明において使用される親水性
のラジカル重合性ビニルモノマーとしては、アクリル酸
ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、ア
クリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシ
プロピル等のヒドロキシアクリル酸エステル、エチレン
グリコールアクリレート、エチレグリコールメタクリリ
レート、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエ
チレングリコールメタクリレート等のグリコールエステ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロールア
クリルアミド、メトキシメチロールアクリルアミド等の
アクリルアミド系化合物、アクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル等のグリシジルアクリレート系化合
物、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルピロ
リドン等の含窒素ビニル系化合物、アクリル酸、メタク
リル酸、無水マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸等の
不飽和酸及びその塩、アクリル酸アミノアルキル、メタ
クリル酸アミノアルキルエステル等が例示できる。
【0021】以上の親水性ラジカル重合性モノマーは単
独で用いてもよいし、数種組み合わせて用いてもよい。
更にこれらの親水性ビニルモノマーに他の共重合可能な
ビニルモノマーを併用することもできる。
【0022】共重合可能な他のビニルモノマーとしては
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル、
塩化ビニル、臭化ビニル等のハロゲン化ビニル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル等の不飽和カルボン酸エステル、ジメチルビニル
メトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン等のアルコキシシリル基を含有するビニルモ
ノマー、エチレン、プロピレン、スチレン、ブタジエン
等のオレフィンやジオレフィン化合物等が挙げられる。
親水性ビニルモノマーにこれらのビニルモノマーを共重
合することにより親水性の度合いを調節できる。また塗
膜強度を向上させる事も可能である。特に共重合される
ビニルモノマーとしてアルコキシシリル基を含有するビ
ニルモノマーを使用すると、耐水性および塗膜強度に優
れた受容層が得られ好ましい。これはアルコキシ基によ
る架橋およびシリカとの反応によるものと考えられる。
アルコキシシリル基を含有するビニルモノマーの使用量
としては全ラジカル重合性モノマー中0.1〜10重量
%である。0.1重量%以下ではその効果が発現しない
し10重量%を超えると重合中ゲル化する等安定な重合
物が得られない。
【0023】本発明における水性グラフトポリマーは上
記水性ポリエステル樹脂および/又は水性ウレタン樹脂
にポリビニルアルコールが混合された水溶液もしくは水
分散液に親水性のラジカル重合性ビニルモノマー100
〜60重量%と他の共重合可能なビニルモノマー0〜4
0重量%をグラフト重合して得られる。水性ポリエステ
ル樹脂と水性ウレタン樹脂は単独で用いてもよいし、ま
た混合して用いてもよい。親水性ビニルモノマーが60
重量%以下になるとインキの吸収性が悪くなり好ましく
ない。
【0024】水性グラフトポリマーを得るための重合方
法としては、従来公知の方法を用いることができる。例
えば上記水性ポリエステル樹脂及び/又は水性ウレタン
樹脂にポリビニルアルコールが混合された水分散液中に
重合開始剤と必要に応じて少量の乳化分散剤を添加し、
70〜80℃に保ちながらラジカル重合性ビニルモノマ
ーを撹拌しながら徐々に添加し、その後2〜5時間熟成
して重合を完結し本発明の水性グラフトポリマーを得る
方法が挙げられる。ラジカル重合性ビニルモノマーは水
性ポリエステル樹脂、水性ウレタン樹脂およびポリビニ
ルアルコールにグラフト重合しているため、この成分は
インキの吸収性に優れるとともにポリエステル樹脂やポ
リウレタン樹脂の特徴である密着性、耐水性、強靭性等
の性質も合わせ持っている。
【0025】重合開始剤としては一般的なラジカル重合
開始剤、例えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、
過酸化水素等の水溶性過酸化物、又は過酸化ベンゾイル
やt−ブチルハイドロパーオキサイド等の油溶性過酸化
物、あるいはアゾジイソブチロニトリル等のアゾ化合物
が使用できる。
【0026】水性ポリエステル樹脂および/又は水性ウ
レタン樹脂とポリビニルアルコールとラジカル重合性ビ
ニルモノマーの割合は、固形分比にしてポリビニルアル
コール100重量部に対して水性ポリエステル樹脂およ
び/又は水性ウレタン樹脂が3〜300重量部、好まし
くは10〜100重量部であり、ラジカル重合性ビニル
モノマーが2〜200重量部、好ましくは10〜100
重量部である。水性ポリエステル樹脂および/又は水性
ウレタン樹脂が3重量部以下では耐水性や顔料インクの
密着性が不良となるし、300重量部以上では画像の鮮
明性が低下する。またラジカル重合性ビニルモノマーが
2重量部以下ではインキ吸収性が不良となるし200重
量部以上になると耐水性や塗膜強度不良となる。
【0027】本発明の水性バインダーとしては、以上の
水性グラフトポリマー以外に本発明の効果を損なわない
範囲でアクリル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、
ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂や尿素樹脂等のアミノ樹脂、塩化ビニル−エチ
レン共重合樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブ
チラール、ポリアミンやポリイミンおよびその誘導体等
のラテックスや水性樹脂を併用しても良い。
【0028】本発明において使用される合成非晶質シリ
カは、一般的には珪酸ナトリウムを出発原料として製造
され公知の方法で所定の粒径となるように粉砕し必要に
応じて分級された白色の多孔質顔料であり、製造方法の
違いによりゲル化法又は沈殿法のシリカに分類される。
本発明において使用される非晶質シリカの2次粒子径と
しては0.5〜15μmのものが望ましく、さらにBE
T法による比表面積が200m2/g以上のものが好ま
しい。非晶質シリカの粒子径が15μmを超えるとコー
ト層表面に凹凸が生じやすくなり平滑性が低下し、また
インクドット径の大きい解像度の劣るものとなりやす
い。一方粒子径が0.5μm未満の場合にはバインダー
との混合時に粘度が高くなり塗工が困難になる他インク
ジェット受容層の筆記性、機械的強度も低下する。BE
T比表面積が200m2/gより小さい場合はインクの
吸収性が不良となり好ましくない。
【0029】本発明においては合成非晶質シリカ100
重量部に対して水性バインダーは固形分重量比で10〜
500重量部、好ましくは30〜300重量部混合され
る。水性バインダーの含有量が10重量部より少ない場
合はインク吸収性に優れるものの受容層の機械的強度が
不十分となる。また500重量部より多くなると機械的
強度は得られるがインク吸収性が低下する。
【0030】本発明においてはインク定着剤としてカチ
オン性樹脂を添加する。カチオン性樹脂の添加により印
字後の耐水性をさらに向上させ、高湿雰囲気下でのイン
クのマイグレーションを防止する。この目的のためのカ
チオン樹脂としては例えば、側鎖に第4級アンモニウム
塩基を有するモノマーの重合体または共重合体が挙げら
れ、具体的なモノマーとしてはアクリル酸アミノアルキ
ルエステルやメタクリル酸アミノアルキルエステルの4
級化物、例えばメタクリル酸ジメチルアミノエチルの塩
化メチルやジメチル硫酸による4級化物、ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリルアミドの塩化メチル、ジメ
チル硫酸、塩化ベンジル、モノクロロ酢酸などによる4
級化物、アクリルアミド−3−メチルブチルジメチルア
ミンの4級化物、ビニルベンジルアンモニウム塩、ジア
リルジメチルアンモニウム塩等の4級アンモニウム塩基
を有するモノマーが挙げられる。その他のカチオン樹脂
としてポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、ポリア
ミンスルホン、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリ
ン、カチオン性ポリスチレン共重合体、カチオン化澱粉
等従来公知のカチオン樹脂を使用できる。
【0031】カチオン樹脂の含有量は非晶質シリカ10
0重量部に対し固形分重量比で1〜50重量部の範囲で
添加される。1重量部以下ではその効果が十分発現しな
いし、50重量部以上添加すると受容層の経時黄変や耐
水性低下の原因となりやすい。
【0032】本発明のインク受容層のその他の成分とし
て必要に応じてメラミン樹脂、イソシアネート系化合
物、エポキシ化合物、カルボジイミド、シランカップリ
ング剤等の架橋剤、アルミナ、タルク、カオリンクレ
ー、炭酸カルシウム、雲母等の無機フィラーやポリアク
リル酸メチル、ポリスチレン系、ポリアクリロニトリル
系の有機フィラー、チタン系やクロム系の無機顔料や有
機顔料、造膜助剤、増粘剤、分散剤、レベリング剤、ブ
ロッキング防止剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、光安定
剤としてのアミン類、抗酸化剤、消泡剤、蛍光増白剤
等、従来公知の添加剤を添加することができる。
【0033】本発明のインクジェット記録用シートを作
るための支持体としては例えばポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、塩ビ、ポリカーボネート、ナイ
ロン、ポリスチレン、セロファン、トリアセテート等の
樹脂系フィルムや成型物、合成紙等が挙げられる。さら
に上質紙、中質紙、コート紙、アート紙等の紙類あるい
は織物や編物等の布や不織布、金属、ガラス板、木材、
セラミック、陶器などの成型品等も可能である。
【0034】本発明のインク受容層用コーティング組成
物は、通常水もしくは水を主体とする分散液として支持
体上に塗工されインク受容層を形成させる。塗工装置と
しては例えばロールコーター、リバースロールコータ
ー、グラビアコーター、バーコーター、ナイフコータ
ー、カーテンコーター、ダイスロットコーター、ブレー
ドコーター等の通常の塗布装置を用いて支持体の片面も
しくは両面に塗工、乾燥される。塗工層の厚さとしては
2〜80μmの範囲であることが好ましい。布や不織布
の場合は浸漬処理によって加工することもできる。
【0035】本インクジェット記録用シートに印刷する
印刷インクとしては染料タイプおよび顔料タイプのイン
クが挙げられる。染料タイプのインクとしては例えば直
接染料、酸性染料、反応性染料、塩基性染料等の水溶性
染料を水及び有機溶剤の混合溶媒中に溶解したものが挙
げられる。また顔料タイプのインクとしては例えばアゾ
系、フタロシアニン系、インジゴ系、アンスラキノン系
等公知の各種有機顔料を分散剤によって水に分散したも
のが挙げられる。
【0036】以下実施例により本発明を詳しく説明す
る。なお例中の部及び%は重量部及び重量%を表す。 水性グラフトポリマーの製造 [製造例a〜d、及びe、f(比較)]冷却管付き反応
容器に下記表1の組成にて水性ポリエステル樹脂、水性
ウレタン樹脂、ポリビニルアルコール水溶液、水を仕込
み、20分間窒素ガスを吹き込んで十分脱酸素を行っ
た。次に開始剤とラジカル重合性ビニルモノマーを添加
して70〜80℃に昇温し、同温度に4時間保持して重
合を完了し水性グラフトポリマーを得た。
【表1】 eはポリビニルアルコールを含まない水性グラフトポリ
マーの例である。fはポリビニルアルコール100重量
部に対する水性ポリエステル樹脂の割合が3重量部以下
の水性グラフトポリマーの例である。 (実施例1)非晶質シリカとしてサイリシア450(富
士シリシア化学製、比表面積200m2/g、2次粒子
径5.2μm)10部を水性グラフトポリマーa(固形
分12%)42部に分散し、ダンフィックスF(日東紡
製ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド、固形
分20%)4部と水を添加して固形分17%のインク受
容層用塗工液を作製した。厚さ130μmの合成紙(商
品名ユポFPG−130、王子油化合成紙製)に乾燥後
の塗工厚さが50μmになるよう塗工し、100℃で3
分間乾燥してインクジェット記録用シートを得た。 (実施例2)非晶質シリカとしてファインシールX−3
7B(トクヤマ製、比表面積290m2/g、2次粒子
径3.7μm)10部を水性グラフトポリマーb(固形
分12%)83部に分散し、スミレーズレジン1001
(住友化学工業製カチオン樹脂、固形分30%)7部と
水を添加して固形分17%のインク受容層用塗工液を作
製した。ユポFPG−130に乾燥後の塗工厚さが50
μmとなるよう塗工し、100℃で3分間乾燥してイン
クジェット記録用シートを得た。 (実施例3)非晶質シリカとしてカープレックスBS−
304N(塩野義製薬製、比表面積418m2/g、2
次粒子径7〜11μm)10部を水性グラフトポリマー
c(固形分12%)83部に分散し、PCQ−1(ポリ
メタクリル酸トリメチルアミノエチル・メチル硫酸塩、
センカ製、固形分20%)5部と水を添加し固形分17
%のインク受容層用塗工液を作製した。厚さ95μmの
上質紙に乾燥後の塗工厚さが50μmとなるよう塗工
し、100℃で3分間乾燥してインクジェット記録用シ
ートを得た。 (実施例4)実施例1の水性グラフトポリマーaの代わ
りに水性グラフトポリマーd(固形分12%)を使用す
る以外は実施例1と全く同様にしてインク受容層用塗工
液を作製し、厚さ100μmの二軸延伸ポリエステルフ
ィルムのコロナ処理面に乾燥後の塗工厚さが50μmと
なるよう塗工し、100℃で3分間乾燥してインクジェ
ット記録用シートを得た。 (比較例1)実施例1の水性グラフトポリマーaのかわ
りに水性グラフトポリマーe(固形分12%)を使用す
る以外は実施例1と全く同様にしてインクジェット記録
用シートを得た。 (比較例2)実施例1の水性グラフトポリマーaのかわ
りに水性グラフトポリマーf(固形分12%)を使用す
る以外は実施例1と全く同様にしてインクジェット記録
用シートを得た。 (比較例3)実施例1においてサイリシア450を55
部使用する以外は実施例1と全く同様にしてインクジェ
ット記録用シートを得た。 (比較例4)実施例1においてグラフトポリマーaを4
60部使用する以外は実施例1と全く同様にしてインク
ジェット記録用シートを得た。 (比較例5)実施例1においてダンフィクスFを添加し
ない塗工液を使用する以外は実施例1と全く同様にして
インクジェット記録用シートを得た。 (比較例6)実施例1においてダンフィックスFを30
部使用する以外は実施例1と全く同様にしてインクジェ
ット記録用シートを得た。
【0037】[記録シートの性能評価]以上のようにし
て作製した記録シートについて下記の試験を行った。印
刷はキャノン社製カラーインクジェットプリンターBJ
C−620JWを用いて720dpiの記録密度にて行
った。 (1)画像の鮮明性 記録シートに印字後、画像滲み、色調、濃度を目視によ
り判定した。 ○良好 △やや劣る ×劣る (2)インクの吸収性 記録シートにベタ印字を行い、インクが吸収されるまで
の時間を目視にて判定した。 ○2秒以下で吸収する △2〜10秒で吸収する ×
10秒以上かかる (3)耐水性 印字後1日経過した試料を水に2時間浸漬し受容層及び
印字画像の変化を観察した。 ○変化なし △インキがやや溶出 ×受容層が溶出あるいはインクが著しく溶出 (4)耐マイグレーション性 印字後1日経過した試料を温度40℃、湿度90%の条
件下に10日間放置しインクのマイグレーションによる
画像の劣化がないか観察した。 ○ほとんど変化なし △やや劣化 ×著しく劣化 (5)塗膜強度 碁盤目テープ法(JIS K 5400 8.5.2)
に準じ、受容層にセロハンテープを貼り付け180°方
向に速やかに引き剥がした後の受容層残存率を測った。 ○残存率100% △残存率99〜80% ×残存率
80%以下 (6)保存性 記録シートを温度50℃、湿度80%の条件下に10日
間放置し記録シートに変色等の異状がないか観察した。 ○異状なし ×変色あり
【0038】結果を表2に記す。
【表2】 表より明らかなように本発明の記録シートである実施例
1〜4はすべての評価項目において良好な性能を示し
た。それに対して比較例1〜6は何らかの欠点があっ
た。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット記録用シートはインク吸収力に優れるため高速印刷
においても滲みのない高精細な画像が得られ、また塗膜
強度も優れている。さらに印字画像は耐水性が良好で、
画像を高湿度雰囲気下に長時間置いた場合でもインクの
マイグレーションによる画像の劣化がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 291/00 C08F 291/00 4L055 C08K 3/36 C08K 3/36 C08L 51/00 C08L 51/00 101/16 D21H 27/00 Z D21H 27/00 C08L 101/00 (72)発明者 鬼頭 清司 石川県能美郡根上町大浜町ラ45の5 Fターム(参考) 2H086 BA15 BA33 BA35 BA36 BA37 4D075 AE03 CA35 CA38 CA43 DA04 DB18 DC27 EA02 EA06 EB22 EB33 EB35 EB38 EB42 EB52 EC03 EC54 4F100 AA20B AA20H AK04B AK04J AK41B AK41J AK51B AK51J AK69B AK69J AL04B AL04J AR00B AT00A BA02 CC01B EH46 GB41 JA07B JA12B JA12H JB05B JD14 JK14 JL01 4J002 AB04X BC11X BG07X BG13X BJ00X BN17W BN22W CM01X DJ016 GS00 4J026 AA30 AB02 AB07 AC18 AC19 AC35 BA25 BA27 BA30 BA43 BB03 BB04 BB09 DB02 DB24 GA06 GA09 4L055 AG18 AG64 AG65 AG71 AG82 AG85 AG92 AH02 AH37 AH50 AJ04 EA30 EA32 EA33 FA11 FA15 FA19 GA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に合成非晶質シリカと水性バイ
    ンダーおよびカチオン性樹脂とからなるインク受容層を
    形成させたことを特徴とするインクジェット記録用シー
    トであり、該水性バインダーとして(A)平均分子量4
    000〜30000の水性ポリエステル樹脂および/又
    は水性ウレタン樹脂に(B)ケン化度が75〜100
    %、重合度が500〜5000のポリビニルアルコール
    が混合された水溶液もしくは水分散液中において(C)
    親水性のラジカル重合性ビニルモノマー100〜60重
    量%と他の共重合可能なビニルモノマー0〜40重量%
    をグラフト重合して得られる水性グラフトポリマーを含
    有するインクジェット記録用シート。
  2. 【請求項2】 親水性のラジカル重合性ビニルモノマー
    の親水基として下記(a)〜(f)の化学式で表される
    ものを使用する請求項1記載のインクジェット記録用シ
    ート。 【化1】
  3. 【請求項3】 合成非晶質シリカ100重量部に対し、
    固形分重量比にて水性バインダーが10〜500重量
    部、カチオン性樹脂が1〜50重量部である請求項1記
    載のインクジェット記録用シート。
  4. 【請求項4】 親水性のラジカル重合性ビニルモノマー
    に共重合されるモノマーとしてアルコキシシリル基を含
    有するラジカル重合性ビニルモノマーを含む請求項1記
    載のインクジェット記録用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003029015A3 (en) * 2001-06-29 2003-12-18 3M Innovative Properties Co Ink receptive films and printing stocks
KR100452044B1 (ko) * 2001-05-09 2004-10-08 주식회사 필켐 실사출력용 잉크젯 기록 재료

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