JP2000246821A - 耐熱材料及びその製造方法 - Google Patents

耐熱材料及びその製造方法

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JP2000246821A
JP2000246821A JP11055133A JP5513399A JP2000246821A JP 2000246821 A JP2000246821 A JP 2000246821A JP 11055133 A JP11055133 A JP 11055133A JP 5513399 A JP5513399 A JP 5513399A JP 2000246821 A JP2000246821 A JP 2000246821A
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裕太 渡部
Tadashi Habajima
正 巾嶋
Koichi Tsurumaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機質成形体と無機質繊維クロスとが剥離し
難く、接着層にクラックが生じ難く、微小なクラックが
生じても拡大し難く、接着層が薄く、接着材の塗布が容
易で、製造に当たり脱型が容易な耐熱材料及びその製造
方法を提供すること。 【解決手段】 無機質成形体の表層部に少なくとも一部
が埋設されて一体化している無機質繊維クロスを有する
複合無機質成形体と、該複合無機質成形体の該無機質繊
維クロスが埋設された表面に形成された無機質被覆層と
からなる耐熱材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱炉等に用いら
れる耐熱材料及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリカ繊維、アルミナ繊維等
の無機繊維質材料を無機結合材、有機結合材等を用い
て、ブロック状、板状、タイル状又は円筒状に成形した
耐熱材料が知られている。この耐熱材料は、従前の耐熱
レンガやキャスタブル等に比較して、低熱容量、低熱伝
導率であり、熱衝撃に強く、軽量であり、熱膨張率が小
さいという特長があるため、加熱炉の内壁等を覆う耐熱
材料として使用されている。加熱炉は、炉内に被焼成物
を載置し炉内を高温にすることより焼成等を行う装置で
ある。
【0003】ところで、近年の産業の発達に伴い、加熱
炉は、半導体製造での熱処理、液晶ディスプレイやプラ
ズマディスプレイ等のガラス基板の熱処理に用いられる
ようになっている。液晶ディスプレイ等はガラス基板に
少量の塵等が付着しただけでも不良を発生するため、こ
れらの熱処理には極めてクリーンな環境が要求される。
そのため、使用される加熱炉には発塵しないという特性
が要求されている。さらに、近年、加熱処理の効率を向
上させるため昇降温速度の高速化が求められている。
【0004】しかし、上記の無機繊維質材料を成形した
耐熱材料は、表面に無機繊維質材料の繊維の端部が存在
しているため脆く、発塵し易いという問題があった。ま
た、昇降温速度を高速化すると耐熱材料への熱衝撃が大
きくなるため、加熱中等に断熱材にクラックが発生し
て、そのクラックから発塵を生じることがあった。
【0005】このような問題を解決する手段として、特
開平5−215473号公報には、図2に示すような、
カサ密度0.3〜0.8g/cm3 の無機質成形体32の内
面に、無機質繊維クロス33で内側面が被覆され、その
上にカサ密度1.0〜2.0g/cm3 の無機質被覆層31
が形成された積層体20であって、前記無機質被覆層3
1が発熱体34の支持部とされている加熱装置30が開
示されている。この積層体20は、まず、無機繊維質材
料を含むスラリーを脱水成形し、乾燥、焼成して無機質
成形体32を形成し、次いで、無機質成形体32の表面
に無機質繊維クロス33を載置し、さらに、無機質繊維
クロス33の上から接着材を塗布、乾燥、焼成して無機
質被覆層3を形成して得られるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構造の加
熱装置は、耐スポーリング性、耐劣化性及び耐反応性に
優れており、半導体製造プロセスにおいて成果を挙げて
いるものの、さらに無機質繊維クロスの密着性が優れ、
被覆層にクラックが発生し難い積層体の開発が望まれて
いた。
【0007】従って、本発明の目的は、無機質成形体と
無機質繊維クロスとが剥離し難く、且つ被覆層にクラッ
クが発生し難い耐熱材料及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意検討を行った結果、無機質成形体を脱水
成形する際に成形型内に無機質繊維クロスを配置してお
き、この成形型内に無機質成形体の原料となるスラリー
を充填して脱水成形すれば、無機質繊維クロスが無機質
成形体の表層部に少なくとも一部が埋設されて一体化す
る複合無機質成形体を得、この複合無機質成形体の無機
質繊維クロスが埋設された表面上に無機質被覆層を形成
するコート材を塗布した後、乾燥、焼成すれば、上記問
題点を解決し得ることを見出して、本発明を完成するに
至った。
【0009】すなわち、本発明は、無機質成形体の表層
部に少なくとも一部が埋設されて一体化している無機質
繊維クロスを有する複合無機質成形体と、該複合無機質
成形体の該無機質繊維クロスが埋設された表面に形成さ
れた無機質被覆層とからなることを特徴とする耐熱材料
を提供するものである。
【0010】また、本発明は、脱水成形法の成形型のフ
ィルター上に無機質繊維クロスを配置し、該無機質繊維
クロスが配置された成形型内に無機繊維、無機充填材、
無機結合材及び有機結合材を含むスラリーを充填し、次
いで脱水成形して該無機質繊維クロスの少なくとも一部
が埋設されて一体化している複合無機質成形体を得、次
いで該無機質繊維クロスが埋設された表面上に無機質被
覆層を形成するコート材を塗布した後、乾燥し、焼成す
ることを特徴とする耐熱材料の製造方法を提供するもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の耐熱材料は、無機質成形
体の表層部に少なくとも一部が埋設されて一体化してい
る無機質繊維クロスを有する複合無機質成形体と、該複
合無機質成形体の該無機質繊維クロスが埋設された表面
に形成された無機質被覆層とから構成される。
【0012】無機質成形体は、無機繊維、無機充填材、
無機結合材及び有機結合材を含むスラリーを脱水成形し
たものである。なお、本発明の断熱材料においては、後
述するように、スラリーは無機質繊維クロスと共に脱水
成形されるため、無機質成形体と無機質繊維クロスとが
一体化した複合無機質成形体が得られ、無機質成形体が
単独で得られることはない。
【0013】無機質成形体を形成する無機繊維として
は、アルミナ繊維、シリカ繊維、ムライト繊維、及びア
ルミノシリケート繊維等が挙げられ、特にムライト繊維
が無機質成形体中で結晶構造が安定であるため好まし
い。無機繊維はこれら1種又は2種以上を組み合わせて
用いることができる。
【0014】無機充填材としては、アルミナ粉末、シリ
カ粉末、ムライト粉末、ホウケイ酸ガラス粉末、酸化ホ
ウ素、及び窒化ホウ素等が挙げられ、このうちアルミナ
粉末、シリカ粉末が好ましく、特にアルミナ粉末とシリ
カ粉末を組み合わせて用いると安価で入手し易いため好
ましい。無機充填材はこれら1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。
【0015】無機結合材としては、コロイダルシリカ、
コロイダルアルミナ、エチルシリケート、硫酸アルミニ
ウム、及びケイ酸ソーダ等が挙げられ、このうちコロイ
ダルシリカ、コロイダルアルミナが好ましく、特にコロ
イダルシリカとコロイダルアルミナを組み合わせて用い
ると、材料を入手し易く、またコストが低く済むため好
ましい。無機結合材はこれら1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。無機結合材は、無機繊維と
無機充填材とを結合するために用いられる。
【0016】有機結合材としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレンオキサイド、メチルセルロース及びポ
リアクリルアミド等が挙げられ、このうちポリアクリル
アミドが好ましい。有機結合材はこれら1種又は2種以
上を組み合わせて用いることができる。有機結合材は、
無機質成形体の乾燥後の保形性や強度を高めるために用
いられる。
【0017】無機質繊維クロスは、無機繊維を網状にし
たものである。無機質繊維クロスの材質は、後述する無
機質成形体及び無機質被覆層との相性、あるいは耐熱
性、引っ張り強度、靭性、伸び率、及び密着性等の要求
される物性によって適宜選択されるが、例えば、アルミ
ナ繊維、シリカ繊維、ムライト繊維、及びアルミノシリ
ケート繊維等からなる無機質繊維クロス、あるいは、ア
ルミナ60〜70重量%、シリカ24〜30重量%及び
ホウ素0〜14重量%からなる無機質繊維クロス、シリ
カ90重量%以上からなる無機質繊維クロス等を用いる
ことができる。このうち、アルミナ70重量%及びシリ
カ30重量%からなる無機質繊維クロスを用いると、結
晶構造が安定なため好ましい。なお、無機質繊維クロス
は、無機質成形体及び無機質被覆層と同質の材質、好ま
しくは実質的に同一の組成であると、無機質成形体と加
熱収縮での膨張差が小さくなるため好ましい。
【0018】無機質繊維クロスを構成する無機質繊維
は、繊維径が5〜20μmの微細な無機質フィラメント
を100〜5000本束ねて繊維状にしたものであり、
無機質繊維クロスの表面方向から見た繊維の太さは、5
0〜800μmであり、無機質繊維クロスの断面方向か
ら見た繊維の厚さは、50〜400μmである。また、
無機質繊維クロスのクロス密度は、5〜30本/25mmで
ある。無機質繊維クロスの厚さは、0.1〜1.0mmで
ある。
【0019】無機質成形体は、無機繊維、無機充填材、
無機結合材及び有機結合材を含む混合物を公知の方法で
スラリーにし、このスラリーを脱水成形して得られる。
【0020】スラリー中、無機繊維の配合割合は、無機
繊維、無機充填材及び無機結合材の合計量を100重量
%として、30〜90重量%、好ましくは30〜60重
量%であり、無機充填材の配合割合は、6〜65重量
%、好ましくは40〜60重量%であり、無機結合材の
配合割合は、4〜12重量%、好ましくは6〜10重量
%である。また、有機結合材のスラリー中の配合割合
は、無機繊維、無機充填材及び無機結合材の合計量10
0重量部に対して、1〜3重量部、好ましくは1.5〜
2重量部である。また、スラリー中のAl2 3 とSi
2 とのモル数の比率Al2 3 :SiO2 は、5:5
〜9:1であり、好ましくは6:4〜8:2である。ス
ラリー濃度は、固形分濃度が0.5〜10重量%であ
る。
【0021】複合無機質成形体は、脱水成形の成形型内
の脱水フィルターの上に無機質繊維クロスを配置し、こ
の上にスラリーを充填し後、スラリー中の水分が無機質
繊維クロスを介して脱水フィルターから成形型外に放出
されることによって、形成された無機質成形体の表層部
に無機質繊維クロスの少なくとも一部が埋設されて無機
質成形体と無機質繊維クロスが一体化して形成されたも
のである。脱水成形法としては、例えば、吸引脱水成形
法、吸引プレス脱水成形法等を用いることができる。脱
水された複合無機質成形体は、成形型から脱型され、そ
の後乾燥される。本発明の複合無機質成形体は、複合無
機質成形体の表層部に無機質繊維クロスが埋め込まれて
おり、このクロスが成形型内のフィルターの目にスラリ
ーが食い込むことを防止するため、脱型が容易である。
また、後述する無機質被覆層の形成に当たり、クロスが
予め埋め込まれているので、塗布の作業が容易になる。
なお、以下において、複合無機質成形体中における無機
質成形体の部分を無機質成形体ともいい、複合無機質成
形体中の無機質繊維クロスの部分を無機質繊維クロスと
もいう。
【0022】複合無機質成形体は、無機質繊維クロス
が、該クロスの厚さ方向の少なくとも一部が無機質成形
体の表層部に埋設されていればよい。その埋設形態を図
1を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に
おける耐熱材料の断面図を示した模式図である。図中、
耐熱材料10は、無機質成形体1の表層部11に無機質
繊維クロス2を有する複合無機質成形体4と、複合無機
質形成体4の表面に形成された無機質被覆層3とからな
る。すなわち、その埋設形態としては、例えば、図1に
示すように、無機質繊維クロス2が完全には埋設せずに
無機質繊維クロス2の形状の凸部が複合無機質成形体4
の表層部に表れ凹凸形状を呈しているものが挙げられ
る。図1に示されるように、無機質繊維クロス2が無機
質成形体1の表層部11の厚さ方向に一部埋設されて一
体化されると、無機質繊維クロス2が無機質成形体1の
表層部11からずれ難くなる。このため、無機質繊維ク
ロス2の上面及び無機質成形体1の表層部11の上面に
後述する無機質被覆層3が形成されたときに、無機質被
覆層3が強固に接着し、無機質被覆層3にクラックが発
生したり剥離することを抑制できる。
【0023】スラリーを脱水成形して得られる複合無機
質成形体の無機質成形体中、無機繊維は30〜90重量
%、好ましくは30〜60重量%である。無機繊維が3
0重量%未満であると、得られる無機質成形体の嵩密度
が0.8g/cm3 を越えるおそれがあり、無機質成形体の
熱容量が大きくなるため好ましくない。また、無機繊維
が90重量%を越えると、得られる無機質成形体の嵩密
度が0.2g/cm3 未満になるおそれがあり、無機質成形
体の強度が低くなるため好ましくない。無機質成形体
中、無機充填材は6〜65重量%、好ましくは40〜6
0重量%である。また、無機質成形体中、無機結合材は
4〜12重量%、好ましくは6〜10重量%である。ま
た、無機質成形体中、有機結合材は1〜3重量%、好ま
しくは1.5〜2重量%である。なお、無機質成形体中
の有機結合材は、後述する焼成によって消失する。
【0024】複合無機質成形体の該無機質繊維クロスが
埋設された表面には、無機質被覆層が形成される。無機
質被覆層は、無機繊維、無機充填材、無機結合材及び有
機結合材を、水に分散させてペースト状にしたコート材
を、無機質繊維クロスが埋設された表面に塗布し、乾燥
し、焼成して得られる。
【0025】コート材の原料である無機繊維、無機充填
材、無機結合材及び有機結合材は、無機質成形体を形成
するのに使用したものと同じ種類のものを用いることが
できる。なお、無機質被覆層は、無機質成形体及び無機
質繊維クロスと同質の材質であると、複合無機質成形体
と熱膨張率の差が小さくなるため好ましい。無機繊維、
無機充填材、無機結合材及び有機結合材を含む混合物
は、適宜水等を加えてペースト状のコート材を形成す
る。コート材中の無機繊維の配合割合は、無機繊維、無
機充填材及び無機結合材の合計量を100重量%とし
て、10〜40重量%、好ましくは15〜30重量%で
あり、無機充填材の配合割合は、40〜80重量%、好
ましくは60〜70重量%であり、無機結合材の配合割
合は、5〜15重量%、好ましくは7〜12重量%であ
る。また、有機結合材のコート材中の配合割合は、無機
繊維、無機充填材及び無機結合材の合計量100重量部
に対して、0.05〜0.5重量部、好ましくは0.1
〜0.3重量部である。
【0026】また、コート材中のAl2 3 とSiO2
とのモル数の比率Al2 3 :SiO2 は、5:5〜
9:1、好ましくは6:4〜8:2である。また、コー
ト材中の水分量は、25〜40重量%、好ましくは30
〜39重量%、特に好ましくは35〜39重量%であ
る。水分量がこの範囲内にあると、コート材の粘度が適
正で塗布の施工性に優れるため円筒形状の内周面等の塗
布が困難な部分にも容易に塗布することができると共
に、放置していてもコート材が分離せず安定性がよい。
一方、水分量が25重量%未満であると、ペースト状の
コート材の粘度が高すぎて塗布の際の施工性に劣る。ま
た水分量が40重量%を越えると、コート材の粘度が低
すぎてヘラ等での塗布が困難になり施工性に劣ると共
に、コート材中の材料が分離するためコート材としての
安定性が劣る。ペースト状のコート材は、金属、シリコ
ンゴム、プラスチック等からなるヘラで、複合無機質成
形体の表面に塗布される。本発明のコート材はペースト
状で塗布性がよいため、ヘラ等で簡単に塗布することが
できる。
【0027】コート材を塗布された複合無機質成形体
は、乾燥、焼成されて耐熱材料10を形成する。乾燥条
件としては、乾燥温度が100〜120℃であり、乾燥
時間が8〜24時間である。焼成条件としては、焼成温
度が800〜1500℃であり、焼成時間が1〜8時間
である。耐熱材料の無機質被覆層中、無機繊維は10〜
40重量%、好ましくは15〜30重量%である。無機
繊維が10重量%未満であると、得られる無機質被覆層
の嵩密度が2.5g/cm3 を越えるため無機質被覆層の熱
容量が大きくなると共に、無機繊維による補強がなくな
り耐熱衝撃性が劣化するため好ましくない。また、無機
繊維が40重量%を越えると、得られる無機質被覆層の
嵩密度が1.0g/cm3 未満となるため、無機質被覆層の
強度が低くなり無機繊維の飛散が生じるため好ましくな
い。無機質被覆層中、無機充填材は40〜80重量%、
好ましくは60〜70重量%である。また、無機質被覆
層中、無機結合材は5〜15重量%、好ましくは7〜1
2重量%である。また、前述の如く、無機質成形体の嵩
密度は0.2〜0.8g/m3が好ましく、無機質被覆層の
嵩密度は1.0〜2.5g/m3が好ましい。なお、有機結
合材は焼成の際に消失するため無機質被覆層中には存在
しない。
【0028】無機質被覆層の厚さは、0.1〜1mm、好
ましくは0.2〜0.8mmである。厚さが0.1mm未満
であると、複合無機質成形体の無機質繊維クロスが埋設
された表面を被覆するのに十分な強度の無機質被覆層が
得られなくなることがある。また、厚さが1mmを越える
と、無機質被覆層が厚すぎてクラックが入り易くなる。
すなわち、通常、無機質成形体の熱膨張率は小さく、無
機質被覆層の熱膨張率は大きい。このため、これらから
構成される耐熱材料は、急速に加熱又は冷却されると膨
張又は収縮の差が生じて、無機質成形体と無機質被覆層
との接着界面に応力が発生し、無機質被覆層にクラック
が発生したり界面に剥離が生じたりする。しかし、無機
質被覆層が薄くなると無機質成形体の熱膨張率の変化に
追従するようになるため、応力が緩和されてクラックや
剥離等が発生し難くなる。
【0029】また、通常、無機質繊維クロスと無機質被
覆層との接着界面では無機質繊維クロスに無機質被覆層
の一部が含浸し一体化しており、この一体化した部分の
熱膨張率は無機質繊維クロスの熱膨張率と近い値にな
る。無機質被覆層が薄くなると一体化した部分の熱膨張
率の影響が相対的に大きくなるため、無機質繊維クロス
と無機質被覆層との接着強度が高くなり、無機質成形体
と無機質被覆層との間にクラックや剥離等が発生し難く
なる。また、本発明の耐熱材料は、無機質繊維クロス
が、該クロスの厚さ方向の少なくとも一部が無機質成形
体の表層部に埋設されるため、これらの上面に形成され
る無機質被覆層は、図1に示されるように通常凹凸形状
を呈している。このため、無機質被覆層3の凹部3aで
マイクロクラックが発生しても、凸部3bで他の凹部3
aと区切られ、他の凹部3aにマイクロクラックが及ん
で大きなクラックが入ることが防止される。なお、無機
質被覆層は、無機質成形体及び無機質繊維クロスと同質
の材質であると、これらから形成される複合無機質成形
体と密着し易いと共に、熱膨張率の差を緩和できて剥離
し難いため好ましい。
【0030】本発明の耐熱材料において、無機質成形
体、無機質繊維クロス及び無機質被覆層の材料の組み合
わせはそれぞれの材料が前述の材料に該当するものであ
ればよく、特に限定されるものでないが、これらの材料
が化学的な性質が同様の物質からなるものであると、材
料間の密着性が優れると共に、熱膨張率の差が小さくな
るため好ましい。化学的な性質が同質の物質の例として
は、無機質成形体、無機質繊維クロス及び無機質被覆層
の組成が概略同一、好ましくは実質的同一の場合が挙げ
られる。例えば、無機質繊維クロスがアルミナ質繊維で
あれば、無機質成形体及び無機質被覆層もアルミナ質で
ある場合等が該当する。
【0031】以上のように製造される本発明の耐熱材料
は、半導体製造での熱処理、ガラス基板を用いた液晶デ
ィスプレイやプラズマディスプレイの熱処理に用いられ
る加熱炉等の耐熱材料に使用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の耐熱材料は、(1)無機質繊維
クロスが無機質成形体の表層部に少なくとも一部が埋設
されて一体化することにより複合無機質成形体を形成し
ているため、無機質繊維クロスと無機質繊維クロスの表
面に形成された無機質被覆層とが剥離し難く、(2)無
機質被覆層の厚さが薄いため、無機質被覆層の熱膨張率
と無機質成形体及び無機質繊維クロスからなる複合無機
質成形体の熱膨張率との間に大きな差があっても無機質
被覆層にかかる応力が緩和され易くてクラックが入り難
く発塵も少なく、(3)また、特に無機質被覆層の表面
が凹凸形状に形成されている耐熱材料は、無機質被覆層
にマイクロクラックが入ったとしても、凸形状の凸部
によってマイクロクラックの拡大が防止される、等の効
果を有するため耐熱衝撃性及び耐久性が優れている。
【0033】また、本発明の耐熱材料は、(4)無機質
繊維クロスが無機質成形体と一体化されるために無機質
繊維クロスの表面に塗布するコート材の粘度が低いもの
でよく塗布作業が容易になる。さらに、本発明の耐熱材
料は、(5)脱水成形の際に、成形型のフィルター上に
無機質繊維クロスを配置して複合無機質成形体を成形す
るため、成形された複合無機質成形体の表面の無機質繊
維クロスによって、無機質成形体が成形型のフィルター
に食い込むことを防止することができ、製造に際し複合
無機質成形体の脱型が容易である。
【0034】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、これは単に例示であって本発明を制限す
るものではない。
【0035】製造例1 (複合無機質成形体の製造)ムライト繊維35重量部、
アルミナ粉末40重量部、シリカ粉末14重量部、コロ
イダルシリカ7重量部、アルミナゾル2重量部、有機バ
インダー3重量部、及び水3000重量部を混合してス
ラリーを形成した。スラリー中のAl2 3とSiO2
とのモル数の比率Al2 3 :SiO2 は7:3であっ
た。
【0036】次いで、脱水成形の成形型内のフィルター
上に、Al2 3 とSiO2 とのモル数の比率Al2
3 :SiO2 が7:3、フィラメント数2880、クロ
ス密度縦横共に11本/25mm、クロスの厚さ0.7mmの
無機質繊維クロスを配置した後、成形型内に上記スラリ
ーを充填して吸引脱水成形し、次いで脱型し、110℃
で24時間乾燥して、内径寸法300mm外径寸法350
mm高さ400mmの円筒形状の複合無機質成形体を得た。
複合無機質成形体の脱型は容易であった。また、複合無
機質成形体のうち、無機質成形体の嵩密度は0.5g/cm
3 であった。
【0037】製造例2 (無機質成形体の製造)脱水成形の成形型内において無
機質繊維クロスを配置しない以外は製造例1と同様にし
て、内径寸法300mm外径寸法350mm高さ400mmの
円筒形状の無機質成形体を得た。無機質成形体の脱型
は、フィルターに無機質成形体の一部が食い込んでいる
ためやや困難であった。また、無機質成形体の嵩密度は
0.45g/cm3 であった。
【0038】製造例3 (コート材の製造)ムライト繊維23重量部、アルミナ
粉末55重量部、シリカ粉末16重量部、液状コロイダ
ルシリカの固形分が8重量部、液状コロイダルシリカか
らの水分が32重量部、有機バインダー(a)0.15
重量部、有機バインダー(b)0.15重量部及び水1
8重量部を混合してコート材を得た。コート材のAl2
3とSiO2 とのモル数の比率Al2 3 :SiO2
は7:3であり、コート材中の水分量は33重量%であ
った。コート材は、3日間放置しても分離することがな
く安定していた。
【0039】実施例1 製造例1で得られた円筒形状の複合無機質成形体におい
て、無機質繊維クロスの少なくとも一部が埋設されて一
体化している表面に、製造例3で得られたコート材をゴ
ムヘラで塗布し、120℃で24時間乾燥し、次いで1
350℃で6時間焼成して、内径寸法298mm外径寸法
348mm高さ399mmの円筒形状の耐熱材料を得た。コ
ート材は、作製直後のもの及び3日放置後のものを用い
て塗布し、塗布の際の施工性をそれぞれ評価した。得ら
れた耐熱材料の無機質被覆層の表面は、繊維径0.7mm
の無機質繊維クロスの形状が表面に現れて凹凸形状を有
しており、無機質被覆層の凸形状部分の厚さは0.8m
m、凹形状部分の厚さは0.4mmであった。耐熱材料の
無機質成形体の嵩密度は0.45g/cm3 、無機質被覆層
の嵩密度は1.8g/cm3 であり、無機質被覆層は無機繊
維を22.2重量%含有していた。また、耐熱材料を急
熱急冷炉を用いて下記の条件で昇降温試験を行い、無機
質被覆層表面、及び無機質被覆層と無機質クロスとの間
のクラックの発生状況を観察して耐熱衝撃性を評価し、
さらに発塵性を評価した。結果を表1に示す。
【0040】〔耐熱衝撃性評価の昇降温試験の試験条
件〕 (1)まず、常温の試料を、1300℃まで急速に加熱す
る。 (2)1300℃の試料を、500℃まで急速に冷却す
る。 (3)500℃の試料を、1300℃まで急速に加熱す
る。 (4)(1) 〜 (3)の操作を1サイクルとして100サイク
ル繰り返す。 (5)試料を冷却して無機質被覆層表面、及び無機質被覆
層と無機質繊維クロスとの層間のクラックを目視にて観
察する。
【0041】比較例1 製造例2で得られた円筒状の無機質成形体の内周面に、
製造例1で用いられたものと同様の無機質繊維クロス
を、コロイダルシリカ系の接着材を用いて金属コテで塗
布し、120℃で24時間乾燥し、次いで1350℃で
6時間焼成して、内径寸法298mm外径寸法348mm高
さ399mmの円筒形状の耐熱材料を得た。得られた耐熱
材料は、実施例1と同様にして評価した。耐熱材料の無
機質被覆層の表面は平滑であり、無機質被覆層の厚さは
1.0mmであった。耐熱材料の無機質成形体の嵩密度は
0.45g/cm3 、無機質被覆層の嵩密度は2.0g/cm3
であり、無機質被覆層は無機繊維を23重量%含有して
いた。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1より明らかなように、実施例1の耐熱
材料は、比較例1の耐熱材料に比べ、耐熱衝撃性に優
れ、発塵も少ない。また、製造例3のコート材中の水分
量は33重量%であるが、この水分量は25〜40乗量
%の範囲内で使用しても実施例1と同様の結果が得られ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における耐熱材料の断面を
示す模式図である。
【図2】従来の耐熱材料を示す断面図である。
【符号の説明】 1、32 無機質成形体 2、33 無機質繊維クロス 3、31 無機質被覆層 3a 無機質被覆層凹部 3b 無機質被覆層凸部 4 複合無機質成形体 10 耐熱材料 11 無機質成形体表層部 20 積層体 30 加熱装置 34 発熱体
フロントページの続き (72)発明者 後藤 嘉彦 静岡県浜松市新都田1−8−1 ニチアス 株式会社浜松研究所内 (72)発明者 鳥居 信宏 静岡県浜松市新都田1−8−1 ニチアス 株式会社浜松研究所内 (72)発明者 渡部 裕太 静岡県浜松市新都田1−8−1 ニチアス 株式会社浜松研究所内 (72)発明者 巾嶋 正 長野県上水内郡牟礼村牟礼396 ニチアス セラテック株式会社内 (72)発明者 鶴巻 浩一 長野県上水内郡牟礼村牟礼396 ニチアス セラテック株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA01A AA01B AS00A BA02 CA23A DD06B DG01A DG01B DG11A EH462 EJ482 EJ862 GB90 JA13A JA13B JA20B JJ03 JK06 JK10 JK14 YY00A YY00B 4G058 GA06 GB04 GD11 GF05 GF06 4K051 AA03 AA04 BC04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質成形体の表層部に少なくとも一部
    が埋設されて一体化している無機質繊維クロスを有する
    複合無機質成形体と、該複合無機質成形体の該無機質繊
    維クロスが埋設された表面に形成された無機質被覆層と
    からなることを特徴とする耐熱材料。
  2. 【請求項2】 前記無機質被覆層の表面は、凹凸形状を
    呈することを特徴とする請求項1記載の耐熱材料。
  3. 【請求項3】 前記無機質被覆層の厚さは、0.1〜1
    mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の耐熱材
    料。
  4. 【請求項4】 前記無機質被覆層は、無機繊維を10〜
    40重量%含有するものであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項記載の耐熱材料。
  5. 【請求項5】 前記無機質成形体は嵩密度0.2〜0.
    8g/cm3 であり、前記無機質被覆層は嵩密度1.0〜
    2.5g/cm3 であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の耐熱材料。
  6. 【請求項6】 前記無機質成形体、前記無機質繊維クロ
    ス及び前記無機質被覆層を構成する各組成物の組成が実
    質的に同一であることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項記載の耐熱材料。
  7. 【請求項7】 脱水成形法の成形型のフィルター上に無
    機質繊維クロスを配置し、該無機質繊維クロスが配置さ
    れた成形型内に無機繊維、無機充填材、無機結合材及び
    有機結合材を含むスラリーを充填し、次いで脱水成形し
    て該無機質繊維クロスの少なくとも一部が埋設されて一
    体化している複合無機質成形体を得、次いで該無機質繊
    維クロスが埋設された表面上に無機質被覆層を形成する
    コート材を塗布した後、乾燥し、焼成することを特徴と
    する耐熱材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記コート材の水分含有量が25〜40
    重量%であることことを特徴とする請求項7記載の耐熱
    材料の製造方法。
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