JP2000246747A - フィルム製造装置およびフィルム製造方法 - Google Patents

フィルム製造装置およびフィルム製造方法

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JP2000246747A
JP2000246747A JP5084099A JP5084099A JP2000246747A JP 2000246747 A JP2000246747 A JP 2000246747A JP 5084099 A JP5084099 A JP 5084099A JP 5084099 A JP5084099 A JP 5084099A JP 2000246747 A JP2000246747 A JP 2000246747A
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film
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JP5084099A
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Kazuyuki Shimizu
和之 清水
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さが85μm未満の高品質なフィルムを効
率よく得ることができる技術を提供することである。特
に、膜厚精度の高いフィルムが得られる技術を提供する
ことである。 【解決手段】 溶液流延法を利用した、厚さが85μm
未満のフィルムを製造するための装置であって、支持体
上に前記フィルムの原料溶液であるドープを流延するた
めのダイを備えたドープ流延手段と、このドープ流延手
段によって前記支持体上に形成されたウェブを、この支
持体から剥離させる剥離手段と、この剥離手段によって
前記支持体から剥離させられた前記ウェブを、複数の搬
送ロールを経由させて搬送しながら乾燥させる乾燥手段
と、この乾燥手段によって前記ウェブを乾燥させて得ら
れるフィルムを巻取る巻取り手段とを具備し、前記ダイ
において前記支持体と向き合う部位には、前記ドープを
流出させるためのスリットが形成されてなり、かつ、こ
のスリットの間隙が50μm以上、1500μm以下で
あるフィルム製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置における偏光板の保護フィルムとして好適なフィルム
の製造技術に関するものである。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】液晶表
示装置(LCD)は、低電圧、低消費電力で、IC回路
への直結が可能であり、そして、特に薄型化が可能であ
ることから、ワードプロセッサやパーソナルコンピュー
タ等の表示装置として広く採用されている。ところで、
このLCDの基本的な構成は、例えば液晶セルの両側に
偏光板を設けたものであるが、この偏光板は、一定方向
の偏波面の光だけを通す。したがって、LCDにおいて
は、電界による液晶の配向の変化を可視化させる重要な
役割を担っている。すなわち、偏光板の性能によってL
CDの性能が大きく左右される。
【0003】ここで、偏光板の一般的な構成を図7に示
す。同図中、21は偏光子であり、この偏光子21の両
側に偏光板保護フィルム22が積層されている。このよ
うな構成の偏光板を液晶セルに対して積層することで、
上記LCDが構成される。これら構成要素のうち偏光子
21は、ヨウ素等を高分子フィルムに吸着・延伸したも
のである。すなわち、二色性物質(ヨウ素)を含むHイ
ンキと呼ばれる溶液を、ポリビニルアルコールのフィル
ムに湿式吸着させた後、このフィルムを一軸延伸するこ
とにより、二色性物質を一方向に配向させたものであ
る。
【0004】一方、上記偏光板保護フィルム22として
は、セルロース樹脂、特にセルローストリアセテートが
用いられている。この偏光板保護フィルム22は、図8
にその概略構造を示すバンド流延方式の装置を用いて製
造されている。すなわち、図8に示すバンド流延方式の
装置は、流延バンド31の近傍に流延ダイ32が設けら
れると共に、剥取りロール33を介して乾燥部34、及
び巻取りロール35が設けられたものである。そして、
流延ダイ32からドープを流延バンド31に流延した
後、剥取りロール33でフィルム(ウェブ)を剥取り、
そしてロール乾燥部34で完全に乾燥させた後、フィル
ムを巻取りロール35で巻取るようになっている。
【0005】ところで、現在まで使用されてきた偏光板
保護フィルムは、その厚さが85μm以上と、比較的厚
いものであった。しかるに、最近、85μm未満の厚さ
が薄い偏光板保護フィルムが要求され出した。しかし、
これまでの流延方式の装置を用いたのでは、85μm未
満の厚さが薄い高品質な偏光板保護フィルムは得られ難
かった。すなわち、これまでの装置を用いて、厚さが8
5μm未満の薄い偏光板保護フィルムを製造した場合、
得られる偏光板保護フィルムは膜厚精度が低く、つまり
厚さが均一ではなく、また、表面には品質を著しく低下
させるスジや皮膜が形成されることが多い。その上、厚
さが85μm以上のものに比べて、付着する異物の個数
が急に増加する。また、厚さの減少に伴い引張り強度が
低下するので、搬送途中でちぎれることもある。更に、
引張り強度以上に剛性が急激に低下するので、乾燥中に
ウェブがばたつきを起こしやすく、これに起因した不具
合の発生も無視できない。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、厚さが85μm未満の高品質なフィルムを効率よ
く得ることができる技術を提供することである。特に、
膜厚精度の高いフィルムが得られる技術を提供すること
である。また、問題となるようなスジや皮膜がなく、異
物の付着もないフィルムが得られる技術を提供すること
である。更に、搬送の途中でフィルムがちぎれたり、乾
燥中に、ばたつきに起因した不具合が起きたりしない技
術を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、溶液流延法
を利用した、厚さが85μm未満のフィルムを製造する
ための装置であって、支持体上に前記フィルムの原料溶
液であるドープを流延するためのダイを備えたドープ流
延手段と、このドープ流延手段によって前記支持体上に
形成されたウェブを、この支持体から剥離させる剥離手
段と、この剥離手段によって前記支持体から剥離させら
れた前記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送
しながら乾燥させる乾燥手段と、この乾燥手段によって
前記ウェブを乾燥させて得られるフィルムを巻取る巻取
り手段とを具備し、前記ダイにおいて前記支持体と向き
合う部位には、前記ドープを流出させるためのスリット
が形成されてなり、かつ、このスリットの間隙が50μ
m以上、1500μm以下(特に200μm以上、80
0μm以下)であることを特徴とするフィルム製造装置
によって解決される。
【0008】なお、本フィルム製造装置において使用さ
れるドープとしては、少なくとも溶剤および低級脂肪酸
エステル綿からなり、かつ、低級脂肪酸エステル綿単位
重量当たりの溶剤体積が、2.0(cc/g)以上、
6.0(cc/g)以下、特に2.5(cc/g)以
上、5.0(cc/g)以下であるものを挙げることが
できる。
【0009】更に本フィルム製造装置は、厚さが20μ
m以上、85μm未満のフィルムの製造に特に好適であ
る。これに加えて、本フィルム製造装置では、ドープと
して最大粒径が0.1μm以上、3.0μm以下、特に
0.5μm以上、2.0μm以下のマット剤を含有する
ものを用いることができる。
【0010】また、上記の課題は、溶液流延法を利用し
た、厚さが85μm未満のフィルムを製造するための方
法であって、支持体上に前記フィルムの原料溶液である
ドープをダイから流延させるドープ流延工程と、このド
ープ流延工程によって前記支持体上に形成されたウェブ
を、この支持体から剥離させる剥離工程と、この剥離工
程によって前記支持体から剥離させられた前記ウェブ
を、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥さ
せる乾燥工程と、この乾燥工程によって前記ウェブを乾
燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工程とを具備
し、前記ドープ流延工程においては、前記ダイから流出
する前記ドープの線流速を10m/min以上、200
m/min以下(特に、15m/min以上、100m
/min以下)とすることを特徴とするフィルム製造方
法によって解決される。
【0011】更に、上記の課題は、溶液流延法を利用し
た、厚さが85μm未満のフィルムを製造するための方
法であって、支持体上に前記フィルムの原料溶液である
ドープをダイから流延させるドープ流延工程と、このド
ープ流延工程によって前記支持体上に形成されたウェブ
を、この支持体から剥離させる剥離工程と、この剥離工
程によって前記支持体から剥離させられた前記ウェブ
を、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥さ
せる乾燥工程と、この乾燥工程によって前記ウェブを乾
燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工程とを具備
し、前記支持体において前記ドープを受ける面の走行速
度vと、前記ドープ流延工程において前記ダイから流出
する前記ドープの線流速uとの比率v/uを、0.4以
上、2.0以下(特に0.8以上、1.8以下)とし、
かつ、前記ドープ流延工程後において、前記支持体上に
流延された前記ドープに対し、静圧が1〜100mmA
qの乾燥風を吹き付けることを特徴とするフィルム製造
方法によって解決される。
【0012】また、上記の課題は、溶液流延法を利用し
た、厚さが85μm未満のフィルムを製造するための方
法であって、支持体上に前記フィルムの原料溶液である
ドープをダイから流延させるドープ流延工程と、このド
ープ流延工程によって前記支持体上に形成されたウェブ
を、この支持体から剥離させる剥離工程と、この剥離工
程によって前記支持体から剥離させられた前記ウェブ
を、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥さ
せる乾燥工程と、この乾燥工程によって前記ウェブを乾
燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工程とを具備
し、前記支持体が上下振動を伴って走行している状態で
の、前記支持体における前記ドープを受ける面の振幅の
最大値を、100μm以下(特に80μm以下)とする
ことを特徴とするフィルム製造方法によって解決され
る。
【0013】そして、上記の課題は、溶液流延法を利用
した、厚さが85μm未満のフィルムを製造するための
方法であって、支持体上に前記フィルムの原料溶液であ
るドープをダイから流延させるドープ流延工程と、この
ドープ流延工程によって前記支持体上に形成されたウェ
ブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、この剥離
工程によって前記支持体から剥離させられた前記ウェブ
を、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥さ
せる乾燥工程と、この乾燥工程によって前記ウェブを乾
燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工程とを具備
し、前記ドープが前記ダイより流出してから前記支持体
の表面に着接するまでの滞留時間を、0.001秒以
上、0.2秒以下(特に0.002秒以上、0.1秒以
下)とすることを特徴とするフィルム製造方法によって
解決される。
【0014】なお、本フィルム製造方法にあっては、ダ
イより流出した直後のドープの温度を、10℃以上、4
8℃以下、特に20℃以上、40℃以下とすることが好
ましく、これによって更なる品質の向上が図れる。上記
の課題は、更に、溶液流延法を利用した、厚さが85μ
m未満のフィルムを製造するための方法であって、支持
体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイから
流延させるドープ流延工程と、このドープ流延工程によ
って前記支持体上に形成されたウェブを、この支持体か
ら剥離させる剥離工程と、この剥離工程によって前記支
持体から剥離させられた前記ウェブの表面に、マット剤
を含有した液を塗布するマット剤含有液塗布工程と、こ
のマット剤含有液塗布工程によって表面に前記マット剤
を含有する液が塗布された前記ウェブを、複数の搬送ロ
ールを経由させて搬送しながら乾燥させる乾燥工程と、
この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、前記マット剤
含有液塗布工程にて使用するマット剤の最大粒径を、
0.1μm以上、3.0μm以下(特に0.5μm以
上、2.0μm以下)とすることを特徴とするフィルム
製造方法によって解決される。
【0015】あるいは、上記の課題は、溶液流延法を利
用した、厚さが85μm未満のフィルムを製造するため
の方法であって、支持体上に前記フィルムの原料溶液で
あるドープをダイから流延させるドープ流延工程と、こ
のドープ流延工程によって前記支持体上に形成されたウ
ェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、この剥
離工程によって前記支持体から剥離させられた前記ウェ
ブに対して乾燥風を吹き付けた後、前記ウェブを、複数
の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥させる乾燥
工程と、この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて
得られるフィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、前記
乾燥工程において前記ウェブに対して吹き付ける乾燥風
の、前記ウェブの表面における、このウェブ表面に垂直
な方向に沿った風速を、0.5m/s以上、50m/s
以下(特に2.0m/s以上、30m/s以下)とする
ことを特徴とするフィルム製造方法によって解決され
る。
【0016】なお、上記の各製造方法にて使用されるド
ープとしては、少なくとも溶剤および低級脂肪酸エステ
ル綿からなり、かつ、低級脂肪酸エステル綿単位重量当
たりの溶剤体積が、2.0(cc/g)以上、6.0
(cc/g)以下、特に2.5(cc/g)以上、5.
0(cc/g)以下のものを挙げることができる。上記
の課題は、更に、溶液流延法を利用した、厚さが85μ
m未満のフィルムを製造するための方法であって、支持
体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイから
流延させるドープ流延工程と、このドープ流延工程によ
って前記支持体上に形成されたウェブを、この支持体か
ら剥離させる剥離工程と、この剥離工程によって前記支
持体から剥離させられた前記ウェブを、複数の搬送ロー
ルを経由させて搬送しながら乾燥させる乾燥工程と、こ
の乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られるフ
ィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、前記ウェブを前
記支持体から剥離させるまでのプロセス平均雰囲気(米
国連邦規格 Federal Standard 20
9D)を、クラス10以上、クラス10000以下(特
にクラス10以上、クラス1000以下)とし、前記ウ
ェブを前記支持体から剥離させた後のプロセス平均雰囲
気(米国連邦規格 Federal Standard
209D)を、クラス100以上、クラス10000
以下(特にクラス100以上、クラス1000以下)と
することを特徴とするフィルム製造方法によって解決さ
れる。
【0017】なお、上記の各フィルム製造方法は、厚さ
が20μm以上、85μm未満のフィルムの製造に特に
好適である。また、同じく上記フィルム製造方法では、
ドープとして、最大粒径が0.1μm以上、3.0μm
以下、特に0.5μm以上、2.0μm以下のマット剤
を含有するものを用いることができる。
【0018】そして、本発明のフィルム製造装置および
/又はフィルム製造方法が対象とするフィルムとして
は、特に、偏光板保護フィルムを挙げることができる。
上述したように、本発明、特にフィルム製造装置に関す
る本発明では、ダイのスリット間隙を50μm以上、1
500μm以下としたので、そこからのドープの流出状
態が大きく変化することはなく、安定したものとなる。
この結果、厚さが85μm未満の薄いフィルムを製造し
た場合でも、膜厚精度の高い、つまり厚さの均一な高品
質フィルムが得られる。
【0019】また、フィルム製造方法に関する本発明で
は、ドープ流延工程において、ダイから流出するドープ
の線流速を10m/min以上、200m/min以下
としたので、あるいは、支持体においてドープを受ける
面の走行速度vと、ドープ流延工程においてダイから流
出するドープの線流速uとの比率v/uを、0.4以
上、2.0以下とし、かつ、ドープ流延工程後におい
て、支持体上に流延されたドープに対して、静圧が1〜
100mmAqの乾燥風を吹き付けるようにしたので、
また、支持体が上下振動を伴って走行している状態で
の、この支持体におけるドープを受ける面の振幅の最大
値を、100μm以下としたので、そして更には、ドー
プがダイより流出してから支持体の表面に着接するまで
の滞留時間を、0.001秒以上、0.2秒以下とした
ので、ドープは支持体の表面に良好に着接し、均一な厚
さを有する平滑なウェブが形成される。ゆえに、最終的
に得られるフィルムの表面には、その品質を著しく低下
させるような不具合、すなわちスジや皮膜が形成される
ことはない。
【0020】更に、フィルム製造方法に関する本発明で
は、マット剤含有液塗布工程を組み込み、このマット剤
含有液塗布工程にて使用するマット剤の最大粒径を、
0.1μm以上、3.0μm以下としたので、ウェブの
滑り性が大きく向上する。この結果、ウェブ厚さの減少
に伴い、その引張り強度が低下しても、ウェブが搬送途
中でちぎれるといったトラブルが起きなくなる。
【0021】また、同じく、フィルム製造方法に関する
本発明では、乾燥工程においてウェブに対して吹き付け
る乾燥風の、ウェブの表面における、このウェブ表面に
垂直な方向に沿った風速を、0.5m/s以上、50m
/s以下としたので、乾燥中のウェブのばたつきが効果
的に抑えられる。よって、ウェブ厚さの減少に伴い、そ
の剛性が低下しても、ばたつきに起因した不具合が発生
することはない。
【0022】更に、フィルム製造方法に関する本発明で
は、ウェブを支持体から剥離させるまでのプロセス平均
雰囲気(すなわちクリーン度)を、クラス10以上、ク
ラス10000以下とし、一方、ウェブを支持体から剥
離させた後のプロセス平均雰囲気(クリーン度)を、ク
ラス100以上、クラス10000以下としたので、プ
ロセスのクリーン度は必要十分なものとなる。したがっ
て、異物の個数は問題のない程度にまで抑えられ、この
結果、異物の付着がないフィルムが得られる。
【0023】つまり、総じて言うと、本発明のフィルム
製造技術を利用することによって、厚さが85μm未満
の高品質なフィルムを効率よく得ることが可能となる。
なお、本発明にて使用するマット剤としては、二酸化ケ
イ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、タルク、クレ
イ、焼成カオリン、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸
カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム
およびリン酸カルシウム等からなる微粒子を挙げること
ができる。
【0024】なかでも、二酸化ケイ素や二酸化チタン、
酸化ジルコニウムが好ましく、特に二酸化ケイ素が好ま
しい。ちなみに、この二酸化ケイ素の微粒子は、最終的
にジクロロジメチルシランやビス(トリメチルシリル)
アミンで処理して得られたものである。具体的には、ア
エロジルR972、R972D、R974およびR81
2(全て日本アエロジル社製)の商品名で市販されてい
るものが挙げられる。
【0025】一方、酸化ジルコニウムの微粒子として
は、例えば、アエロジルR976およびR811(全て
日本アエロジル社製)の商品名で市販されているものが
挙げられる。また、マット剤としては、ポリマー微粒
子、例えばシリコーン樹脂やフッ素樹脂、アクリル樹脂
からなる微粒子を用いることもできる。なかでも、シリ
コーン樹脂が好ましく、特に三次元の網状構造を有する
シリコーン樹脂が好ましい。具体的には、(CH3 x
SiO2-X/2 で表される綱状構造のシリコーン樹脂が好
ましい(xは1〜1.2)。ちなみに、このようなシリ
コーン樹脂の微粒子は、例えば、トスパール103、同
105、同108、同120、同145、同3120お
よび同240(全て東芝シリコーン社製)の商品名で市
販されている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下で本発明の一実施形態として
説明するフィルム製造装置は、溶液流延法を利用した、
厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護フィ
ルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μm未
満のフィルム)を製造するためのものであって、支持体
上にフィルムの原料溶液であるドープを流延するための
ダイを備えたドープ流延手段と、このドープ流延手段に
よって支持体上に形成されたウェブを、この支持体から
剥離させる剥離手段と、この剥離手段によって支持体か
ら剥離させられたウェブを、複数の搬送ロールを経由さ
せて搬送しながら乾燥させる乾燥手段と、この乾燥手段
によってウェブを乾燥させて得られるフィルムを巻取る
巻取り手段と、を具備し、上記ダイにおいて支持体と向
き合う部位には、ドープを流出させるためのスリットが
形成されてなり、かつ、このスリットの間隙が50μm
以上、1500μm以下、特に200μm以上、800
μm以下となっている。
【0027】特に、本実施形態のフィルム製造装置にて
使用されるドープは、少なくとも溶剤および低級脂肪酸
エステル綿からなり、かつ、低級脂肪酸エステル綿単位
重量当たりの溶剤体積が2.0(cc/g)以上、6.
0(cc/g)以下、特に、2.5(cc/g)以上、
5.0(cc/g)以下のものである。また、本実施形
態に係るフィルム製造装置は、特に厚さが20μm以
上、85μm未満のフィルムを製造の対象としている。
更に、本フィルム製造装置にて使用されるドープは、最
大粒径が0.1μm以上、3.0μm以下、特に0.5
μm以上、2.0μm以下のマット剤を含有するもので
ある。
【0028】また、以下で本発明の第1実施形態として
説明するフィルム製造方法は、溶液流延法を利用した、
厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護フィ
ルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μm未
満のフィルム)を製造するためのものであって、支持体
上にフィルムの原料溶液であるドープをダイから流延さ
せるドープ流延工程と、このドープ流延工程によって支
持体上に形成されたウェブを、この支持体から剥離させ
る剥離工程と、この剥離工程によって支持体から剥離さ
せられたウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送
しながら乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程によって
ウェブを乾燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工
程と、を具備し、上記ドープ流延工程においては、ダイ
から流出するドープの線流速を10m/min以上、2
00m/min以下、特に15m/min以上、100
m/min以下とすることを特徴とする。
【0029】一方、以下で本発明の第2実施形態として
説明するフィルム製造方法も、溶液流延法を利用した、
厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護フィ
ルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μm未
満のフィルム)を製造するためのものであって、支持体
上にフィルムの原料溶液であるドープをダイから流延さ
せるドープ流延工程と、このドープ流延工程によって支
持体上に形成されたウェブを、この支持体から剥離させ
る剥離工程と、この剥離工程によって支持体から剥離さ
せられたウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送
しながら乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程によって
ウェブを乾燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工
程と、を具備し、支持体においてドープを受ける面の走
行速度vと、ドープ流延工程においてダイから流出する
ドープの線流速uとの比率v/uを、0.4以上、2.
0以下、特に0.8以上、1.8以下とし、かつ、ドー
プ流延工程後において、支持体上に流延されたドープに
対し、静圧が1〜100mmAqの乾燥風を吹き付ける
ことを特徴とする。
【0030】また、以下で本発明の第3実施形態として
説明するフィルム製造方法も、溶液流延法を利用した、
厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護フィ
ルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μm未
満のフィルム)を製造するためのものであって、支持体
上にフィルムの原料溶液であるドープをダイから流延さ
せるドープ流延工程と、このドープ流延工程によって支
持体上に形成されたウェブを、この支持体から剥離させ
る剥離工程と、この剥離工程によって支持体から剥離さ
せられたウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送
しながら乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程によって
ウェブを乾燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工
程と、を具備し、支持体が上下振動を伴って走行してい
る状態での、同支持体におけるドープを受ける面の振幅
の最大値を、100μm以下、特に80μm以下とする
ことを特徴とする。
【0031】更に、以下で本発明の第4実施形態として
説明するフィルム製造方法も、溶液流延法を利用した、
厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護フィ
ルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μm未
満のフィルム)を製造するためのものであって、支持体
上にフィルムの原料溶液であるドープをダイから流延さ
せるドープ流延工程と、このドープ流延工程によって支
持体上に形成されたウェブを、この支持体から剥離させ
る剥離工程と、この剥離工程によって支持体から剥離さ
せられたウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送
しながら乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程によって
ウェブを乾燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工
程と、を具備し、ドープがダイより流出してから、支持
体の表面に着接するまでの滞留時間を、0.001秒以
上、0.2秒以下、特に0.002秒以上、0.1秒以
下とすることを特徴とする。なお、この第4実施形態で
は、ダイより流出した直後のドープの温度を、10℃以
上、48℃以下、特に、20℃以上、40℃以下とす
る。
【0032】更に、以下で本発明の第5実施形態として
説明するフィルム製造方法も、溶液流延法を利用した、
厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護フィ
ルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μm未
満のフィルム)を製造するためのものであって、支持体
上にフィルムの原料溶液であるドープをダイから流延さ
せるドープ流延工程と、このドープ流延工程によって支
持体上に形成されたウェブを、この支持体から剥離させ
る剥離工程と、この剥離工程によって支持体から剥離さ
せられたウェブの表面に、マット剤を含有した液を塗布
するマット剤含有液塗布工程と、このマット剤含有液塗
布工程によって表面にマット剤を含有する液が塗布され
たウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
ら乾燥させる乾燥工程と、この乾燥工程によってウェブ
を乾燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工程と、
を具備し、上記マット剤含有液塗布工程にて使用するマ
ット剤の最大粒径を、0.1μm以上、3.0μm以
下、特に0.5μm以上、2.0μm以下とすることを
特徴とする。
【0033】そして、以下で本発明の第6実施形態とし
て説明するフィルム製造方法も、溶液流延法を利用し
た、厚さが85μm未満のフィルム(特に、偏光板保護
フィルムなどの液晶表示部材に使用される厚さが85μ
m未満のフィルム)を製造するためのものであって、支
持体上にフィルムの原料溶液であるドープをダイから流
延させるドープ流延工程と、このドープ流延工程によっ
て支持体上に形成されたウェブを、この支持体から剥離
させる剥離工程と、この剥離工程によって支持体から剥
離させられたウェブに対して乾燥風を吹き付けた後、ウ
ェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾
燥させる乾燥工程と、この乾燥工程によってウェブを乾
燥させて得られるフィルムを巻取る巻取り工程と、を具
備し、上記乾燥工程においてウェブに対して吹き付ける
乾燥風の、ウェブの表面における、同ウェブ表面に垂直
な方向に沿った風速を、0.5m/s以上、50m/s
以下、特に2.0m/s以上、30m/s以下とするこ
とを特徴とする。
【0034】なお、上記第1〜第6実施形態のフィルム
製造方法で使用されるドープは、少なくとも溶剤および
低級脂肪酸エステル綿からなり、かつ、低級脂肪酸エス
テル綿単位重量当たりの溶剤体積が、2.0(cc/
g)以上、6.0(cc/g)以下、特に2.5(cc
/g)以上、5.0(cc/g)以下のものである。更
に、以下で本発明の第7実施形態として説明するフィル
ム製造方法も、溶液流延法を利用した、厚さが85μm
未満のフィルム(特に、偏光板保護フィルムなどの液晶
表示部材に使用される厚さが85μm未満のフィルム)
を製造するためのものであって、支持体上にフィルムの
原料溶液であるドープをダイから流延させるドープ流延
工程と、このドープ流延工程によって支持体上に形成さ
れたウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、
この剥離工程によって支持体から剥離させられたウェブ
を、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥さ
せる乾燥工程と、この乾燥工程によってウェブを乾燥さ
せて得られるフィルムを巻取る巻取り工程と、を具備
し、ウェブを支持体から剥離させるまでのプロセス平均
雰囲気(米国連邦規格Federal Standar
d 209D)を、クラス10以上、クラス10000
以下、特にクラス10以上、クラス1000以下とし、
他方、ウェブを支持体から剥離させた後、巻取りまでの
プロセス平均雰囲気を、クラス100以上、クラス10
000以下、特にクラス100以上、クラス1000以
下とすることを特徴とする。
【0035】特に、上記第1〜第7実施形態のフィルム
製造方法は、厚さが20μm以上、85μm未満のフィ
ルムを製造の対象としている。更に、本フィルム製造方
法にて使用するドープは、最大粒径が0.1μm以上、
3.0μm以下、特に0.5μm以上、2.0μm以下
のマット剤を含有するものである。さて、上記説明と一
部内容が重複するが、本発明で対象となるフィルムは、
例えばセルロースエステルからなる。特に、セルロース
の低級脂肪酸エステルからなる。ここで、セルロースの
低級脂肪酸エステルにおける低級脂肪酸とは炭素原子数
が6以下の脂肪酸を意味し、例えばセルロースジアセテ
ートやセルローストリアセテート等のセルロースアセテ
ート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレー
ト、セルロースアセテートプロピオネートやセルロース
アセテートブチレート等の混合脂肪酸エステルが挙げら
れる。最も好ましいセルロースの低級脂肪酸エステルは
セルローストリアセテートである。特に、酢化度が54
〜62%(更には、59〜62%)のセルローストリア
セテートである。更には、重合度が250〜400のセ
ルローストリアセテートである。
【0036】上記フィルムは、セルロースエステルの他
に、必要に応じて、酸化ケイ素の微粒子などのマット剤
を含有する。また、好ましくは、1種あるいは2種以上
の紫外線吸収剤を含有する。紫外線吸収剤は、液晶の劣
化防止の観点から、波長370nm以下の紫外線の吸収
能に優れ、かつ、液晶表示性の観点から、波長400n
m以上の可視光の吸収が少ないものが好ましい。例え
ば、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェ
ノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル
錯塩系化合物などが挙げられる。特に好ましい紫外線吸
収剤は、ベンゾトリアゾール系化合物やベンゾフェノン
系化合物である。中でも、ベンゾトリアゾール系化合物
は、セルロースエステルに対する不要な着色が少ないこ
とから、好ましい。
【0037】また、好ましくは、1種あるいは2種以上
の可塑剤を含有する。例えば、トリフェニルホスフェー
ト、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホ
スフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェ
ニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェー
ト、トリブチルホスフェート等のリン酸エステル系の可
塑剤、ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレー
ト、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート等
のフタル酸エステル系の可塑剤、トリアセチン、トリブ
チリン、ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフ
タリルエチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリ
コレート、ブチルフタリルブチルグリコレート等のグリ
コール酸エステル系の可塑剤などが挙げられる。なかで
も、フタル酸エステル系やグリコール酸エステル系の可
塑剤は、セルロースエステルの加水分解を引き起こし難
いことから、好ましい。また、凝固点(共立出版社の化
学大辞典に記載の真の凝固点)が20℃以下の可塑剤が
含まれることが好ましい。このような可塑剤としては、
例えばトリクレジルホスフェート、クレジルフェニルホ
スフェート、トリブチルホスフェート、ジエチルフタレ
ート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト、トリアセチン、エチルフタリルエチルグリコレート
などが挙げられる。可塑剤の含有量は、寸法安定性の観
点から、セルロースエステルに対して1〜10wt%、
特に3〜7wt%であるのが好ましい。なお、セルロー
スエステルフィルムの柔軟性を向上させ、フィルムの加
工性(スリット加工とか、打抜加工。これらの加工性が
悪いと、切断面が鋸歯状になり、切り屑が発生する。そ
して、これらの屑がフィルムに付着すると、液晶表示性
能が悪くなる。)がよくなることから、凝固点が20℃
以下、特に14℃以下の可塑剤が多い方が好ましい。こ
の観点から、可塑剤は全てが、凝固点が20℃以下、特
に14℃以下のものであってもよい。
【0038】ドープ組成物を構成する溶剤としては、例
えばメタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、iso−プロピルアルコール、n−ブタノール等の
アルコール類(特に、低級アルコール類)、シクロヘキ
サン、ジオキサン、メチレンクロライド等の脂肪族炭化
水素類や塩化物類などが挙げられる。溶剤の比率は、メ
チレンクロライドにあっては70〜95wt%、その他
の溶剤では30〜5wt%程度が好ましい。セルロース
エステルの濃度は10〜50wt%程度が好ましい。
【0039】溶剤を添加しての加熱温度は、使用溶剤の
沸点以上で、かつ、溶液が沸騰しない範囲の温度が好ま
しい。例えば、60℃以上、特に80〜110℃の温度
に設定される。圧力は、設定温度において、溶液が沸騰
しないように定められる。そして、溶解後は、冷却しな
がら、容器から取り出すか、あるいは、容器からポンプ
等で抜き出して熱交換器で冷却し、その後、濾過に供す
る。
【0040】上記フィルム構成材料(セルロースエステ
ル、可塑剤、紫外線吸収剤、マット剤など)が溶剤に溶
解されたドープ組成物を濾過した後、溶液流延法により
製膜することによって、特に、セルロースの低級脂肪酸
エステルを原料とした、厚さが10〜85μmの本発明
が対象とするフィルムが得られる。フィルムの製造に際
しては、例えば米国特許2,492,978号、同2,
739,070号、同2,739,069号、同2,4
92,977号、同2,336,310号、同2,36
7,603号、同2,607,704号、英国特許6
4,071号、同735,892号、特公昭45−90
74号、同49−4554号、同49−5614号、同
60−27562号、同61−39890号、同62−
4208号に記載の技術を利用できる。
【0041】但し、製膜に際しては、図1及び図2に示
す装置を用いることが肝要である。以下、この図1及び
図2を用いて、本発明の一実施形態に係るフィルム製造
装置について更に詳しく説明する。但し、図1は本実施
形態に係るフィルム製造装置の概略構造図、図2は同フ
ィルム製造装置の要部拡大断面図である。本実施形態に
係るフィルム製造装置(以下、単に本フィルム製造装置
と言う)は、溶液流延法(特にバンド流延方式)を利用
した、厚さが85μm未満、更に詳しくは、厚さが20
μm以上、85μm未満のフィルム、特に偏光板保護フ
ィルム(以下、液晶表示部材に使用されるフィルムとも
言う)を製造するためのものである。
【0042】本フィルム製造装置は、その概略構造を示
す図1からも判るように、ドープ流延手段1、循環動す
る流延バンド(支持体)2、剥取りロール(剥離手段)
3、搬送方向に沿って前後2段に設けられた乾燥ボック
ス(乾燥手段)4,5、そして得られたフィルムFを巻
取る巻取りコア6を備えた巻取り手段7を主な構成要素
とする。
【0043】このうちドープ流延手段1は、攪拌機能を
備えたタンク8、送液ポンプ9、及び上記流延バンド2
の上にフィルムFの原料溶液であるドープを流延するた
めの流延ダイ10を有する。つまり、ドープ流延手段1
は、タンク8内のドープを所定量ずつ流延ダイ10から
流延バンド2の上に流延できるようになっている。な
お、ここで使用するドープは、少なくとも溶剤および低
級脂肪酸エステル綿からなり、かつ、低級脂肪酸エステ
ル綿単位重量当たりの溶剤体積が2.0(cc/g)以
上、6.0(cc/g)以下のものである。また、同ド
ープは、最大粒径が0.1μm以上、3.0μm以下の
マット剤(例えばシリコーン樹脂)を含有する。
【0044】一方、ドープが流延される流延バンド2
は、上述したように循環動するエンドレスなものであ
り、一対のドラム11a,11b間に張架されている。
そしてこのドラム11a,11bのいずれか一方には駆
動手段(図示せず)が接続されており、この駆動手段を
作動させることで、流延バンド2が図1の矢印方向に循
環動するようになっている。
【0045】流延バンド2に近接して設けられた剥取り
ロール3は、ドープ流延手段1により、流延バンド2の
表面に形成されたウェブWを、流延バンド2から剥離さ
せる手助けをする。つまり、十分に乾燥しておらず、未
だ軟らかい状態のウェブWは剥離張力と、この剥取りロ
ール3の作用とによって、乾燥ボックス4,5に向かう
よう搬送方向が変換される。
【0046】乾燥ボックス4,5は、いずれも同じ構造
を有している。すなわち、その内部には、上下に搬送ロ
ール12が複数設けられている。したがって、上記ウェ
ブWは、この搬送ロール12の周面に密着し、かつ、そ
の間を縫って搬送されることになる。また、乾燥ボック
ス4,5は、それぞれ乾燥風を導入できるようになって
いる。
【0047】巻取り手段7は、乾燥ボックス4,5を経
て得られたフィルムFを巻取るためのものであり、上述
したように、フィルムFが直接巻付けられる巻取りコア
6を備える。すなわち、この巻取りコア6には、図示し
ていない駆動手段が接続されており、この駆動手段を作
動させることで、巻取りコア6が回転し、フィルムFを
一定速度で巻取るようになっている。
【0048】さて、上記ドープ流延手段1は流延ダイ1
0を有するが、この流延ダイ10における流延バンド2
と向き合う部位、すなわちその下端部には、図2に示す
ごとく、図示していない内部空間から続くスリット13
が形成されている。このスリット13は、言うまでもな
くドープDを流出させるためのものであり、本実施形態
では、同スリット13の間隙dを、50μm以上、15
00μm以下、特に200μm以上、800μm以下と
している。
【0049】上記のごとく構成された本フィルム製造装
置を用いて、フィルムFを製造する際には、まず流延ダ
イ10からドープDを流延バンド2に流延し、この流延
バンド2の上に均一な厚さのウェブWを形成する(ドー
プ流延工程)。次に、循環動する流延バンド2からこの
ウェブWを剥取り(剥離工程)、それを乾燥ボックス
4、そして乾燥ボックス5に送り込む。すると、ウェブ
Wは、この乾燥ボックス4,5内で完全に乾燥させられ
て、厚さが85μm未満のフィルムFとなる(乾燥工
程)。この後は、フィルムFを製造ラインの終端に設け
られた巻取りコア6で巻取ればよく(巻取り工程)、こ
れによってフィルムFは、巻取りロール(フィルム巻回
体)となる。
【0050】さて本実施形態では、上述したように、流
延ダイ10のスリット間隙dを、50μm以上、150
0μm以下、特に200μm以上、800μm以下とし
ている。よって、スリットからドープDの流出状態は大
きく変化することなく、極めて安定したものとなる。言
い換えれば、ドープDが何らかの原因にて一時的に出過
ぎたり、あるいは急に出が悪くなったりすることはな
い。したがって、厚さ85μm未満の薄いフィルムを製
造する場合でも、高い膜厚精度を実現することができ
る。つまり、均一な厚さの高品質フィルムが効率よく得
られる。
【0051】続いて、本発明に係るフィルム製造方法の
第1実施形態について説明する。但し、本実施形態のフ
ィルム製造方法についても、その技術思想や基本プロセ
ス、使用される装置、更にドープの組成等については、
先に説明したフィルム製造装置のそれと同じである。よ
って以下では、再び図1を用い、両者の相違点を中心に
記述する。
【0052】本フィルム製造方法についても、まず流延
バンド2の上にドープを流延ダイ10から流延させ(ド
ープ流延工程)、次に、こうして流延バンド2の上に形
成されたウェブWを、流延バンド2から剥離させる(剥
離工程)。そして、この剥離工程によって流延バンド2
から剥離させられたウェブWを、乾燥ボックス4,5に
送り込み、複数の搬送ロール12を経由させて搬送しな
がら乾燥させる(乾燥工程)。この後は、乾燥工程によ
ってウェブWを乾燥させて得られるフィルムFを、製造
ラインの終端に設けた巻取りコア6で巻取ればよく(巻
取り工程)、これによって厚さが85μm未満の薄いフ
ィルム(偏光板保護フィルム)の巻回体が得られる。
【0053】ところで、本実施形態では、上記ドープ流
延工程において、流延ダイ10から流出するドープの線
流速を、10m/min以上、200m/min以下、
特に15m/min以上、100m/min以下として
いる。よって、ドープは流延バンド2の表面に良好に着
接し、均一な厚さを有する平滑なウェブWが形成され
る。ゆえに、最終的に得られるフィルムFの表面には、
その品質を著しく低下させるような不具合、特にスジが
形成されることはない。
【0054】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
2実施形態について説明する。但し本実施形態のフィル
ム製造方法についても、やはり、その技術思想や基本プ
ロセス、使用される装置、更にドープの組成等について
は、上記第1実施形態のそれと同じである。したがっ
て、以下では、図1および製造作業中におけるドープ流
延部分の概観を示す図3を用い、第1実施形態との相違
点を中心に説明する(これ以降に説明する第3〜第7実
施形態についても、特に断らない限り、符号は図1に付
与したものを使用し、また、第1実施形態との相違点に
ついてのみ記述する)。
【0055】さて、この第2実施形態のフィルム製造方
法についても、上記四つの基本工程すなわちドープ流延
工程、剥離工程、乾燥工程および巻取り工程を備える。
そして、このうちドープ流延工程においては、流延バン
ド2のドープDを受ける面の走行速度vと、流延ダイ1
0から流出するドープDの線流速uとの比率(ドラフト
比)v/uを、0.4以上、2.0以下、特に0.8以
上、1.8以下とし、かつ、ドープ流延工程後におい
て、支持体上に流延されたドープに対し、静圧が1〜1
00mmAqの乾燥風を吹き付けるようにしている。よ
って、第1実施形態と同様、ドープは流延バンド2の表
面に良好に着接し、均一な厚さを有する平滑なウェブW
が形成される。ゆえに、最終的に得られるフィルムFの
表面には、その品質を著しく低下させるような不具合、
特にスジが形成されることはない。
【0056】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
3実施形態について、図1および製造作業中における流
延バンドの様子を示す図4を用いて説明する。本実施形
態のフィルム製造方法においても、ドープ流延工程、剥
離工程、乾燥工程および巻取り工程を備える。そして、
このうちドープ流延工程にて使用される流延バンド2
が、図4において実線および一点鎖線で示されるごと
く、上下振動を伴って走行している状態での、同流延バ
ンド2に於けるドープを受ける面の上下振幅の最大値α
を、100μm以下、特に80μm以下としている(な
お、図4では、ドープを流延してできるウェブは省略し
た)。よって、上記第1、第2実施形態と同様、ドープ
は流延バンド2の表面に良好に着接し、均一な厚さを有
する平滑なウェブWが形成される。ゆえに、最終的に得
られるフィルムFの表面には、その品質を著しく低下さ
せるような不具合、特にスジが形成されることはない。
【0057】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
4実施形態について説明する。本実施形態のフィルム製
造方法においても、ドープ流延工程、剥離工程、乾燥工
程および巻取り工程を備える。そして、このうちドープ
流延工程については、ドープが流延ダイ10より流出し
てから流延バンド2の表面に着接するまでの滞留時間
を、0.001秒以上、0.2秒以下、特に0.002
秒以上、0.1秒以下となるよう調節している。また、
本実施形態では、流延ダイ10より流出した直後のドー
プの温度を、10℃以上、48℃以下、特に20℃以
上、40℃以下となるよう調節している。よって、ドー
プは流延バンド2の表面に良好に着接し、均一な厚さを
有する平滑なウェブWが形成される。ゆえに、最終的に
得られるフィルムFの表面には、その品質を著しく低下
させるような不具合、特に皮膜が形成されることはな
い。
【0058】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
5実施形態について、フィルム製造装置の概略構造を示
す図5を用いて説明する。なお、本実施形態にて使用さ
れる製造装置についても、その基本的な構造は図1に示
したものと同じである。よって、同一の構成要素につい
ては同一の符号を付与し、説明を省略する。この第5実
施形態のフィルム製造方法を実施する際に使用されるフ
ィルム製造装置は、基本構成要素であるドープ流延手段
1、流延バンド2、剥取りロール3、乾燥ボックス4,
5、そして巻取り手段7に加え、剥取りロール3と乾燥
ボックス4との間に、更にマット剤含有液塗布手段14
を備える。そして、このマット剤含有液塗布手段14
は、剥取りロール3によって流延バンド2から剥離させ
られたウェブWの表面に、マット剤を含有した液を塗布
する役割を果たす。
【0059】したがって、このフィルム製造装置を用い
たフィルムの製造方法は、ウェブWの剥離工程と乾燥工
程との間に、マット剤含有液塗布工程を介在させたもの
となる。更に言えば、乾燥工程では、このマット剤含有
液塗布工程によって表面にマット剤を含有する液が塗布
されたウェブWを、複数の搬送ロール12を経由させて
搬送しながら乾燥させることになる。ちなみに、目的に
よっては、流延バンド2からの剥離後、すぐ乾燥工程を
経由させたウェブWに、上記マット剤含有液塗布処理を
施し、再び乾燥処理を行う、といった方式を採用するこ
ともある。
【0060】さて、この第5実施形態のフィルム製造方
法では、マット剤含有液塗布工程を備えると共に、この
マット剤含有液塗布工程にて使用するマット剤の最大粒
径を0.1μm以上、3.0μm以下、特に0.5μm
以上、2.0μm以下としている。よって、ウェブWの
滑り性は大きく向上する。この結果、ウェブ厚さの減少
に伴い、その引張り強度が低下しても、ウェブWが搬送
途中でちぎれるといったトラブルが起きない。
【0061】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
6実施形態について、図1および製造作業中における乾
燥ボックス内の様子を示す図6を用いて説明する。本実
施形態のフィルム製造方法においても、第1実施形態な
どと同様、ドープ流延工程、剥離工程、乾燥工程および
巻取り工程を備える。そして、このうち乾燥工程につい
ては、ウェブWに対して吹き付ける乾燥風の風速(ウェ
ブWの表面における、同ウェブ表面に垂直な方向に沿っ
た風速)cを、0.5m/s以上、50m/s以下、特
に2.0m/s以上、30m/s以下としている。よっ
て、乾燥中におけるウェブWのばたつきが効果的に抑え
られる。この結果、ウェブ厚さの減少に伴い、その剛性
が低下しても、ばたつきに起因した不具合が発生するこ
とはない。
【0062】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
7実施形態について説明する。本実施形態のフィルム製
造方法においても、ドープ流延工程、剥離工程、乾燥工
程および巻取り工程を備える。そして、ウェブWを流延
バンド2から剥離させるまでのプロセス平均雰囲気(米
国連邦規格Federal Standard209
D)を、クラス10以上、クラス10000以下、特に
クラス10以上、クラス1000以下としている。一
方、ウェブWを流延バンド2から剥離させた後、巻取り
までのプロセス平均雰囲気を、クラス100以上、クラ
ス10000以下、特にクラス100以上、クラス10
00以下としている。よって、雰囲気中の異物の個数は
問題のない程度にまで抑えられ、この結果、異物の付着
がないフィルムが得られる。
【0063】次に、本発明に係るフィルム製造方法の第
8実施形態について説明する。なお本実施形態のフィル
ム製造方法を実施する際に使用される製造装置は、図5
に示したものと同じである。よって、各構成要素には、
図5にて使用したものと同じ符号を付与し、説明を省略
する。さて、本フィルム製造方法にて利用される製造装
置は、基本構成要素として、ドープ流延手段1、流延バ
ンド2、剥取りロール3、マット剤含有液塗布手段1
4、乾燥ボックス4,5、そして巻取り手段7を備え
る。このうち特に、ドープ流延手段1が有する流延ダイ
10は、スリット13の間隙dが、50μm以上、15
00μm以下、特に200μm以上、800μm以下で
あるよう構成されている。
【0064】但し、ここで使用するドープは、少なくと
も溶剤および低級脂肪酸エステル綿からなり、かつ、低
級脂肪酸エステル綿単位重量当たりの溶剤体積が2.0
(cc/g)以上、6.0(cc/g)以下のものであ
る。また、同ドープは、平均粒径が0.1μm以上、
3.0μm以下のマット剤(例えばシリコーン樹脂)を
含有する。
【0065】上記製造装置を用いて実施される本フィル
ム製造方法は、上記第1〜第7実施形態、特に第5実施
形態と同様、ドープ流延工程、剥離工程、マット剤含有
液塗布工程、乾燥工程、そして巻取り工程を具備する。
特に本実施形態では、上記ドープ流延工程において、流
延ダイ10から流出するドープの線流速を、10m/m
in以上、200m/min以下、特に15m/min
以上、100m/min以下としている。
【0066】また、同じくドープ流延工程においては、
流延バンド2のドープを受ける面の走行速度と、流延ダ
イ10から流出するドープの線流速との比率すなわちド
ラフト比を、0.4以上、2.0以下、特に0.8以
上、1.8以下とし、かつ、ドープ流延工程後におい
て、支持体上に流延されたドープに対し、静圧が1〜1
00mmAqの乾燥風を吹き付けるようにしている。
【0067】加えて、上記ドープ流延工程において流延
バンド2は、上下振動を伴って走行するが、本実施形態
では、走行中の流延バンド2におけるドープを受ける面
の上下振幅の最大値を、100μm以下、特に80μm
以下としている。また、同じくドープ流延工程につい
て、ドープが流延ダイ10より流出してから流延バンド
2の表面に着接するまでの滞留時間を、0.001秒以
上、0.2秒以下、特に0.002秒以上、0.1秒以
下となるよう調節している。そして流延ダイ10より流
出した直後のドープの温度を、10℃以上、48℃以
下、特に20℃以上、40℃以下となるよう調節してい
る。
【0068】一方、マット剤含有液塗布工程では、最大
粒径が、0.1μm以上、3.0μm以下、特に0.5
μm以上、2.0μm以下のマット剤を含有する液を使
用する。更に、乾燥工程については、ウェブに対して吹
き付ける乾燥風の風速(ウェブの表面における、同ウェ
ブ表面に垂直な方向に沿った風速)を、0.5m/s以
上、50m/s以下、特に2.0m/s以上、30m/
s以下としている。
【0069】また、ウェブWを流延バンド2から剥離さ
せるまでのプロセス平均雰囲気(米国連邦規格 Fed
eral Standard 209D)を、クラス1
0以上、クラス10000以下、特にクラス10以上、
クラス1000以下とし、他方、ウェブWを流延バンド
2から剥離させた後、巻取りまでのプロセス平均雰囲気
を、クラス100以上、クラス10000以下、特にク
ラス100以上、クラス1000以下としている。
【0070】このように第8実施形態は、上記各実施形
態の特徴的要件を全て組み合わせたものとなっているか
ら、その相乗効果により、本発明を個々に単独で実施し
た場合に比べて、極めて大きな効果が発揮される。そし
て、この結果、厚さが85μm未満の高品質なフィルム
を、更に効率よく得ることが可能となる。ちなみに、本
実施形態の技術を用いて得られたフィルムを構成要素と
する液晶表示部材、例えば偏光板は、次のようにして製
造される。
【0071】すなわち、例えば、ヨウ素などを高分子フ
ィルムに吸着・延伸した偏光子の両面に、上記のように
して得、そしてアルカリ処理したセルロースエステルフ
ィルムを、完全ケン化型ポリビニルアルコール水溶液に
より貼り合わせる。アルカリ処理の代わりに、特開平6
−94915号や特開平6−118232号に記載の方
法を使用しても良い。
【0072】本明細書で言う液晶表示部材とは液晶表示
装置に使用される部材である。例えば、上記偏光板の
他、偏光板保護フィルム、位相差板、反射板、視野角向
上フィルム、防眩フィルム、無反射フィルム、帯電防止
フィルム等が挙げられる。なかでも本発明の技術は、偏
光板保護フィルムの製造に好適である。
【0073】
【実施例】まず、セルローストリアセテート、メチレン
クロライド、エタノール、そしてトリフェニルホスフェ
ートからなるドープを準備した。そして、このドープを
フィルムの原料溶液とし、以下の表1〜表4に示す条件
にて、厚さが85μm未満のフィルムを計9種類製造し
た(以下、試料〜と呼ぶ)。 〔表1〕 スリット間隙(μm) 線流速(m/min) ドラフト比 試料 100 5 0.6 試料 100 20 0.6 試料 300 5 0.6 試料 300 20 0.6 試料 300 20 0.6 試料 300 20 0.6 試料 300 20 0.6 試料 300 20 2.2 試料 1600 5 2.2 ※スリット間隙とはドープが流出する流延ダイのスリットの間隙、線流速とは流 延ダイから線状になって流出するドープの流速、ドラフト比とは流延バンド面の 走行速度と流延ダイから流出するドープの線流速との比率である。 〔表2〕 振幅の最大値(μm) 滞留時間(秒) ドープ温度(℃) 試料 30 0.22 35 試料 30 0.003 35 試料 30 0.012 35 試料 30 0.003 35 試料 30 0.003 35 試料 30 0.003 35 試料 150 0.003 50 試料 30 0.003 35 試料 150 0.22 50 ※振幅の最大値とは流延バンド面の振幅の最大値、滞留時間とはドープが流延ダ イより流出してからウェブ表面に着接するまでの時間、ドープ温度とは流延ダイ より流出した直後のドープの温度である。 〔表3〕 マット剤の有無 乾燥風の風速(m/s) 固形分比(cc/g) 試料 無 5 3.5 試料 無 8 3.5 試料 無 55 4.5 試料 無 5 4.5 試料 有(塗布) 55 4.5 試料 有(ドープに含有) 8 4.5 試料 無 5 4.5 試料 無 8 3.5 試料 無 55 6.5 ※マット剤の有無とはマット剤含有液塗布工程にてマット剤が塗布されたか否か あるいはドープがマット剤を予め含有しているか否か、乾燥風の風速とは乾燥工 程においてウェブに対して吹き付ける乾燥風の、ウェブの表面における、同ウェ ブ表面に垂直な方向に沿った風速、固形分比とは低級脂肪酸エステル綿単位重量 当たりの溶剤体積である。 〔表4〕 プロセス平均雰囲気A プロセス平均雰囲気B フィルム膜厚(μm) 試料 クラス1000 クラス1000 30 試料 クラス1000 クラス1000 30 試料 クラス1000 クラス1000 73 試料 クラス1000 クラス1000 73 試料 クラス100000 クラス100000 73 試料 クラス1000 クラス1000 73 試料 クラス1000 クラス1000 73 試料 クラス1000 クラス1000 25 試料 クラス100000 クラス100000 77 ※プロセス平均雰囲気Aとはウェブを流延バンドから剥離させるまでのプロセス 平均雰囲気、プロセス平均雰囲気Bとはウェブを支持体から剥離させた後、巻取 りまでのプロセス平均雰囲気、フィルム膜厚とは最終的に得られたフィルムの厚 さである。
【0074】さて、これらの試料〜について、次の
ような方法にて評価を行った。その結果を以下の表5に
示す。 評価方法1:スジの評価 酢酸ビニル−無水マレイン酸交互共重合体3重量部、ア
セトン810重量部、およびイソプロパノール150重
量部からなる下引き塗布液を用いて、上記試料〜の
一面に下引き層を形成した。また、酸化スズ−酸化アン
チモン複合微粒子(平均粒径0.05μm)重量部、セ
ルロースジアセテート6重量部、アセトン800重量
部、およびシクロヘキサノン200重量部からなるバッ
ク層塗布液を用いて、上記試料〜の他面にバック層
を形成した。そして、試料〜を十分に乾燥させた
後、下引き層の上に、ゼラチン4重量部、水100重量
部、メチルバイオレット0.2重量部、そしてサポニン
0.1重量部からなるゼラチン塗布液を塗布し、乾燥さ
せた。
【0075】こうした処理が施された上記試料〜を
シャーカステンの上に載せ、スジの存在に起因して引き
起こされる塗布ムラの状態を観察して、次のA〜Dの評
価を下した。 A:塗布ムラがなく、表面が非常にスムースである。 B:細かいスジや塗布ムラが、かろうじて観察される。
【0076】C:比較的容易に細かいスジや塗布ムラが
認められる。 D:細かいスジや塗布ムラがはっきりと見える。 評価方法2:皮膜の評価 上記試料〜について、フィルム製造装置における巻
取り手段の直前に設置したフィルム欠陥検知器により検
知された欠陥数を皮膜個数とし、それをフィルム面積1
000m2 当たりの個数で表した。ちなみに、これは一
つのフィルム欠陥(内部に核を持つ泡状部)が、概して
一つの皮膜の存在によって生じるからである。但し、こ
こでは、皮膜個数として、剥取りロール表面に付着して
いた皮膜の個数もカウントしている。
【0077】評価方法3:摩擦係数の評価 上記試料〜について、その表面と裏面との間の摩擦
係数を、JIS/K7125「プラスチックフィルム及
びシートの摩擦係数試験方法」に準拠して測定した。 評価方法4:ウェブばたつきの評価 上記試料〜について、乾燥ボックス内での乾燥風に
よるウェブのばたつき状態を観察し、その振幅の最大値
が10mm未満(ばたつきのピーク間距離について言え
ば20mm未満)の場合を○とし、10mm以上(ばた
つきのピーク間距離について言えば20mm以上)の場
合を×として評価した。
【0078】評価方法5:異物の評価 上記試料〜について、大きさが200mm×100
0mmのフィルムをルーペにて観察し、異物の個数をフ
ィルム面積1m2 当たりの個数で表した。 〔表5〕 スジ 皮膜(個) 摩擦係数 ばたつき 異物(個) 試料 C 14 2.5 ○ 0 試料 B 0 2.5 ○ 0 試料 B 0 2.5 × 0 試料 A 0 2.5 ○ 0 試料 A 0 0.4 × 2.7 試料 A 0 0.5 ○ 0 試料 B 12 2.5 ○ 0 試料 B 0 2.5 ○ 0 試料 D 26 2.5 × 32
【0079】
【評価】試料〜のうち特に試料は、本発明の条件
をほぼ全て満たす技術にて得られたものであるが、やは
り欠陥が皆無で品質は極めて良好であり、製造中に不具
合が発生することもなかった。これに対して、試料は
本発明の条件を全く満たさない技術によって得られたも
のであるため、各項目の評価は極めて低いものとなっ
た。他の試料に関しては、本発明の各条件に関連する項
目にて、良好な結果を得ることができた。
【0080】なお、先に本発明の実施形態を説明した際
には特に触れなかったが、フィルム製造装置としては、
乾燥ボックス間にテンターを介在させたものや、流延バ
ンド面を上下から挟むようヒーターや乾燥ブロアなどを
設けたもの、更には、支持体として流延バンドではなく
ドラムを用いたもの(すなわち、ドープをドラムに直
接、流延するよう構成されたもの)などがある。ちなみ
に、これら製造装置のいずれを用いた場合でも、試料の
評価は同じものとなった。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、厚さが85μm未満の
高品質なフィルムを効率よく得ることができる。特に、
膜厚精度の高い高品質なフィルムを得ることができる。
また、問題となるようなスジや皮膜が形成されず、異物
の付着もない高品質なフィルムが得られる。更に、搬送
途中でウェブ(フィルム)がちぎれたり、乾燥中にばた
つきに起因した不具合が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態に係るフィルム製造装置の
概略構造図
【図2】図1に示すフィルム製造装置の要部拡大断面図
【図3】製造作業中におけるドープ流延部分の概観図
(第2実施形態)
【図4】製造作業中における流延バンドの様子を示す概
観図(第3実施形態)
【図5】他形態のフィルム製造装置の概略構造図
【図6】製造作業中における乾燥ボックス内の様子を示
す概観図
【図7】偏光板の一般的な構成を示す断面図
【図8】従来型のフィルム製造装置の概略構造図
【符号の説明】
1 ドープ流延手段 2 流延バンド(支持体) 3 剥取りロール(剥離手段) 4,5 乾燥ボックス(乾燥手段) 6 巻取りコア 7 巻取り手段 8 タンク 9 送液ポンプ 10 流延ダイ 11a,11b ドラム 12 搬送ロール 13 スリット W ウェブ F フィルム D ドープ(フィルムの原料溶液)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液流延法を利用した、厚さが85μm
    未満のフィルムを製造するための装置であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープを流延
    するためのダイを備えたドープ流延手段と、 このドープ流延手段によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離手段と、 この剥離手段によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
    ら乾燥させる乾燥手段と、 この乾燥手段によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り手段とを具備し、 前記ダイにおいて前記支持体と向き合う部位には、前記
    ドープを流出させるためのスリットが形成されてなり、
    かつ、このスリットの間隙が50μm以上、1500μ
    m以下であることを特徴とするフィルム製造装置。
  2. 【請求項2】 ドープは、少なくとも溶剤および低級脂
    肪酸エステル綿からなり、かつ、前記低級脂肪酸エステ
    ル綿単位重量当たりの前記溶剤体積が、2.0(cc/
    g)以上、6.0(cc/g)以下であることを特徴と
    する請求項1に記載のフィルム製造装置。
  3. 【請求項3】 厚さが20μm以上、85μm未満のフ
    ィルムの製造に用いられるものであることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のフィルム製造装置。
  4. 【請求項4】 ドープは、最大粒径が0.1μm以上、
    3.0μm以下のマット剤を含有するものであることを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフィ
    ルム製造装置。
  5. 【請求項5】 溶液流延法を利用した、厚さが85μm
    未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
    ら乾燥させる乾燥工程と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記ドープ流延工程においては、前記ダイから流出する
    前記ドープの線流速を10m/min以上、200m/
    min以下とすることを特徴とするフィルム製造方法。
  6. 【請求項6】 溶液流延法を利用した、厚さが85μm
    未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
    ら乾燥させる乾燥工程と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記支持体において前記ドープを受ける面の走行速度v
    と、前記ドープ流延工程において前記ダイから流出する
    前記ドープの線流速uとの比率v/uを、0.4以上、
    2.0以下とし、 かつ、前記ドープ流延工程後において、前記支持体上に
    流延された前記ドープに対し、静圧が1〜100mmA
    qの乾燥風を吹き付けることを特徴とするフィルム製造
    方法。
  7. 【請求項7】 溶液流延法を利用した、厚さが85μm
    未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
    ら乾燥させる乾燥工程と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記支持体が上下振動を伴って走行している状態での、
    前記支持体における前記ドープを受ける面の振幅の最大
    値を、100μm以下とすることを特徴とするフィルム
    製造方法。
  8. 【請求項8】 溶液流延法を利用した、厚さが85μm
    未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
    ら乾燥させる乾燥工程と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記ドープが前記ダイより流出してから前記支持体の表
    面に着接するまでの滞留時間を、0.001秒以上、
    0.2秒以下とすることを特徴とするフィルム製造方
    法。
  9. 【請求項9】 ダイより流出した直後のドープの温度
    を、10℃以上、48℃以下とすることを特徴とする請
    求項8に記載のフィルム製造方法。
  10. 【請求項10】 溶液流延法を利用した、厚さが85μ
    m未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブの表面に、マット剤を含有した液を塗布するマ
    ット剤含有液塗布工程と、 このマット剤含有液塗布工程によって表面に前記マット
    剤を含有する液が塗布された前記ウェブを、複数の搬送
    ロールを経由させて搬送しながら乾燥させる乾燥工程
    と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記マット剤含有液塗布工程にて使用するマット剤の最
    大粒径を、0.1μm以上、3.0μm以下とすること
    を特徴とするフィルム製造方法。
  11. 【請求項11】 溶液流延法を利用した、厚さが85μ
    m未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブに対して乾燥風を吹き付けた後、前記ウェブ
    を、複数の搬送ロールを経由させて搬送しながら乾燥さ
    せる乾燥工程と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記乾燥工程において前記ウェブに対して吹き付ける乾
    燥風の、前記ウェブの表面における、このウェブ表面に
    垂直な方向に沿った風速を、0.5m/s以上、50m
    /s以下とすることを特徴とするフィルム製造方法。
  12. 【請求項12】 ドープとして、少なくとも溶剤および
    低級脂肪酸エステル綿からなり、かつ、前記低級脂肪酸
    エステル綿単位重量当たりの前記溶剤体積が、2.0
    (cc/g)以上、6.0(cc/g)以下のものを用
    いることを特徴とする請求項5〜請求項11のいずれか
    に記載のフィルム製造方法。
  13. 【請求項13】 溶液流延法を利用した、厚さが85μ
    m未満のフィルムを製造するための方法であって、 支持体上に前記フィルムの原料溶液であるドープをダイ
    から流延させるドープ流延工程と、 このドープ流延工程によって前記支持体上に形成された
    ウェブを、この支持体から剥離させる剥離工程と、 この剥離工程によって前記支持体から剥離させられた前
    記ウェブを、複数の搬送ロールを経由させて搬送しなが
    ら乾燥させる乾燥工程と、 この乾燥工程によって前記ウェブを乾燥させて得られる
    フィルムを巻取る巻取り工程とを具備し、 前記ウェブを前記支持体から剥離させるまでのプロセス
    平均雰囲気(米国連邦規格 Federal Stan
    dard 209D)を、クラス10以上、クラス10
    000以下とし、 前記ウェブを前記支持体から剥離させた後のプロセス平
    均雰囲気(米国連邦規格 Federal Stand
    ard 209D)を、クラス100以上、クラス10
    000以下とすることを特徴とするフィルム製造方法。
  14. 【請求項14】 厚さが20μm以上、85μm未満の
    フィルムの製造に用いられるものであることを特徴とす
    る請求項5〜請求項13のいずれかに記載のフィルム製
    造方法。
  15. 【請求項15】 ドープとして、最大粒径が0.1μm
    以上、3.0μm以下のマット剤を含有するものを用い
    ることを特徴とする請求項5〜請求項14のいずれかに
    記載のフィルム製造方法。
  16. 【請求項16】 フィルムが、偏光板保護フィルムであ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のフィルム製造装置。
  17. 【請求項17】 フィルムが、偏光板保護フィルムであ
    ることを特徴とする請求項5〜請求項15のいずれかに
    記載のフィルム製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002292660A (ja) * 2001-04-02 2002-10-09 Konica Corp セルロースエステルフィルムの製造装置
JP2008207348A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Konica Minolta Opto Inc 樹脂フィルムの製造方法、樹脂フィルム、偏光板及び液晶表示装置
JP2008296495A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベース基板の製造方法
CN100509179C (zh) * 2002-08-22 2009-07-08 日东电工株式会社 用于制造涂覆片材的方法,光学功能层,光学元件和图像显示设备

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