JP2000246428A - 溶融金属注入用ノズルおよびその製造方法 - Google Patents

溶融金属注入用ノズルおよびその製造方法

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JP2000246428A
JP2000246428A JP11053997A JP5399799A JP2000246428A JP 2000246428 A JP2000246428 A JP 2000246428A JP 11053997 A JP11053997 A JP 11053997A JP 5399799 A JP5399799 A JP 5399799A JP 2000246428 A JP2000246428 A JP 2000246428A
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JP
Japan
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nozzle
nozzle body
metal case
molten metal
mortar
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JP11053997A
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English (en)
Inventor
Hitoyoshi Kinoshita
人好 木下
Kimiaki Sasaki
王明 佐々木
Seijiro Tanaka
征二郎 田中
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JFE Refractories Corp
Original Assignee
Kawasaki Refractories Co Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライディングノズル等のノズルのメタルケ
ースを専用機を使用せずに簡単に芯出し装置できて、ノ
ズル下部の強度を向上することにある。 【解決手段】 スライディングノズル等の溶融金属注入
用のノズル本体12に、最下端部の内径をノズル本体1
2の外径とほぼ一致させるように、ノズル本体12の上
端から下端までメタルケース13を被覆し、ノズル本体
12とメタルケース13の間に均等にモルタル14を装
着するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、冶金分野における
取鍋、タンディッシュ等の溶融金属容器から溶融金属を
流出させる際に使用するスライディングノズル用下部ノ
ズル、スライディングノズル用プレートれんが、流量調
整ノズル、ポーラスノズル等の溶融金属注入用ノズルお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スライディングノズル用下部
ノズル、スライディングノズル用プレートれんが、流量
調整ノズル、ポーラスノズル等の溶融金属注入用ノズル
のノズルれんがの強度を向上させ、使用時の亀裂の伸展
を防止するために、ノズルれんがにメタルケースを装着
している。このノズルれんがにメタルケースを装着する
際に普通採用されている方法は、ノズルれんがまたはメ
タルケースの何れか一方にモルタルを塗布した後、これ
らを手作業または簡易プレスで押してはめ込むものであ
る。
【0003】しかし、作業によってメタルケースをノズ
ルれんがに装着する際、その芯出しが困難であり、モル
タル層に偏肉が生じがちであった。また、メタルケース
の芯出しができずにモルタルの偏肉、さらにはノズルケ
ース間に空隙が生じると、使用時において亀裂伸展の抑
制効果が低減して亀裂が外部にまで達し、空気がノズル
に侵入して、ノズルに異常損傷を起こさせる。さらに
は、その強度劣化部に溶鋼が流れ込み、漏鋼トラブルに
繋がる恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような熟練を要す
る手作業を省き、効率よくメタルケース、ノズルの芯出
しを行うために、実公昭60−30717号公報では専
用のケース装着機械の提案を行っているが、専用装置を
必要とするものであった。
【0005】また、実公昭62−35714号公報で
は、図2のようにノズル1のノズル保持のメタルケース
2の内側に一周当たり複数個の突起3を設け、その突起
3によって内部に配置されたノズル本体4の外壁を支持
する方法を提案している。この方法は、専用装置も使用
せずに優れたものであるが、メタルケースの突起を設け
るのに費用を要する。
【0006】また、この仕様においては、ノズル下端で
のメタルケースによる拘束がないために、使用時の急激
な加熱によりノズル下部の組織が縦割れする可能性が高
く、この縦割れを起因として溶鋼がノズルとその下の耐
火物の間から漏れるおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、スラ
イディングノズル等の溶融金属注入用のノズル本体に、
最下端部の内径をノズル本体の外径とほぼ一致させるよ
うにしてノズル本体の上端から下端までメタルケースを
被覆し、ノズル本体とメタルケースの間に均等にモルタ
ルを装着することを特徴とする溶融金属注入用ノズルお
よびその製造方法を提供するにある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の溶融金属注入用ノズルお
よびその製造方法は、スライディングノズル等の溶融金
属注入用のノズル本体に、最下端部の内径をノズル本体
の外径とほぼ一致させるようにしてノズル本体の上端か
ら下端までメタルケースを被覆し、ノズル本体とメタル
ケースの間に均等にモルタルを装着したことを特徴とす
る溶融金属注入用ノズルを特徴としている。
【0009】溶融金属注入用のノズル10は図1のよう
に、従来のように中央にノズル孔11を開口した耐火れ
んがで形成のノズル本体12にメタルケース13を被覆
し、ノズル本体12とメタルケース13との間にモルタ
ル14を装着している。
【0010】メタルケース13は、図1のようにノズル
本体12の上端から下端にわたって一体化して形成して
いて、特にその最下端部15の内径をノズル本体12の
外径とほぼ一致させるように絞り、専用機を必要とする
ことなくノズル本体12との芯出しが簡単にできて容易
に装着できるようにしている。
【0011】上記メタルケース13の内径としては、そ
の上中部ではノズル本体12との間隔が0.5〜3.0
mm、最下端部ではノズル外径とほぼ同等のノズル本体
12との間隔が0.2〜1.0mmとするのが好まし
い。
【0012】モルタル14は、メタルケース13の内側
またはノズル本体12の外面に所定厚みで塗布し、上記
したようにメタルケース13をノズル本体12に精度よ
く芯出しして、モルタル14をメタルケース13とノズ
ル本体12との間に均等に充填できるようにしている。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すもので、ス
ライディング下部ノズルのメタルケース13をノズル本
体12の上端から下端まで一体化して形成し、そのケー
ス内径を上中部はノズル本体12との間隔が3.0m
m、最下端部はノズル外径とほぼ同等のノズル本体12
との間隔が0.2mmとした。
【0014】そして、ノズル本体12に所定の厚みでモ
ルタルを塗布してはめ込む際、メタルケース13の下端
部がノズル外径まで絞られているために、メタルケース
13がノズル本体12に固定されて定位置に維持され、
モルタル14をノズル本体12とメタルケース13との
間に均等に充填できる。。
【0015】その後、常温で12時間〜3日間放置し、
60〜90度C、12時間から100〜140度C、1
4時間以上維持し、モルタル14を乾燥することによっ
て製品化するものである。
【0016】このように、専用機を必要とすることな
く、メタルケースのノズル本体への芯出し装着が容易と
なり、ノズル本体を正確な位置に保持できる。
【0017】そして、モルタル層の厚みは均一なものと
なり、ノズル使用時における温度分布が均一化され、か
つ従来覆われていなかったノズル下部の亀裂伸展が抑制
され、ノズルの耐用性を向上できる。
【0018】上記では、スライディングノズルについて
説明したが、スライディングノズル用下部ノズル、スラ
イディングノズル用プレートれんが、流量調整ノズル、
ポーラスノズル等の溶融金属注入用ノズルについても同
様に適用できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、ノズル
本体にメタルケースをその最下端部をノズル本体外径と
ほぼ一致させるようにして被着するために、専用機を必
要とすることなくノズル本体との芯出し装着が可能とな
り、ノズル本体がメタルケースの正確な位置に簡単に保
持できる。
【0020】したがって、ノズル本体とメタルケースと
の間に充填されるモルタル層の厚みは均一なものとな
り、ノズルを実機に取り込む際にノズル孔の正確な芯合
わせが可能となり、ノズル使用時における温度分布が均
一化される。
【0021】また、メタルケースがノズル全体を覆って
いるため、従来覆われていなかったノズル下部の使用時
の亀裂伸展が抑制され、良好な条件下で溶鋼を流出する
ことができて、ノズルの耐用性を向上できる。
【0022】特に、メタルケースの最下端部をノズル本
体の外径にそうように絞ることによって、一層のノズル
本体がメタルケースの正確な位置に簡単に保持でき、ノ
ズル本体とメタルケースとの間に充填されるモルタル層
の厚みは均一なものとなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図、
【図2】従来例の側断面図、
【符号の説明】
10…ノズル 12…ノズル本体 13
…メタルケース 14…モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 征二郎 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2川崎 炉材株式会社内 Fターム(参考) 4E014 DB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライディングノズル等の溶融金属注入
    用のノズル本体に、最下端部の内径をノズル本体の外径
    とほぼ一致させるようにしてノズル本体の上端から下端
    までメタルケースを被覆し、ノズル本体とメタルケース
    の間に均等にモルタルを装着したことを特徴とする溶融
    金属注入用ノズル。
  2. 【請求項2】 メタルケースの最下端部をノズル本体の
    外径にそうように絞ったものである請求項1に記載の溶
    融金属注入用ノズル。
  3. 【請求項3】 スライディングノズル等の溶融金属注入
    用のノズル本体に、最下端部の内径をノズル本体の外径
    とほぼ一致させて、ノズル本体の上端から下端までメタ
    ルケースをノズル本体に被着し、上記メタルケースとノ
    ズル本体との間にモルタルを均等に充填することを特徴
    とする溶融金属注入用ノズルの製造方法。
JP11053997A 1999-03-02 1999-03-02 溶融金属注入用ノズルおよびその製造方法 Pending JP2000246428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241121A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kurosaki Harima Corp 下部ノズル及び下部ノズルの接合構造
JP2012115896A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Kurosaki Harima Corp ガス吹き込み用ノズルへのメタルケースの装着方法
KR101847024B1 (ko) * 2017-09-19 2018-04-09 이보엠텍 주식회사 유동층 연소로용 공기 분사노즐의 보호커버

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241121A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kurosaki Harima Corp 下部ノズル及び下部ノズルの接合構造
JP2012115896A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Kurosaki Harima Corp ガス吹き込み用ノズルへのメタルケースの装着方法
KR101847024B1 (ko) * 2017-09-19 2018-04-09 이보엠텍 주식회사 유동층 연소로용 공기 분사노즐의 보호커버

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