JP2000245408A - クロレラ加工食品 - Google Patents

クロレラ加工食品

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JP2000245408A
JP2000245408A JP11058565A JP5856599A JP2000245408A JP 2000245408 A JP2000245408 A JP 2000245408A JP 11058565 A JP11058565 A JP 11058565A JP 5856599 A JP5856599 A JP 5856599A JP 2000245408 A JP2000245408 A JP 2000245408A
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JP
Japan
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chlorella
powder
cgf
extract
cell wall
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Application number
JP11058565A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Shiotani
知明 塩谷
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F I CORP KK
Original Assignee
F I CORP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロレラ原末と十分量のクロレラエキスCGF
パウダーを同時に摂取でき錠剤より分散性に優れるクロ
レラ加工食品を提供すること。 【解決手段】本発明のクロレラ加工食品は、ハードカプ
セルに、クロレラ原末を50重量%〜95重量%未満と
残部にクロレラエキスCGFパウダーとを充填されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードカプセルに
クロレラ原末とクロレラエキスCGFパウダーとが充填
されてなるクロレラ加工食品に関する。
【0002】
【従来の技術】クロレラは、淡水に自生する球あるいは
楕円体の単細胞緑藻類であり、タンパク質が豊富である
ばかりか脂肪、ビタミン、炭水化物、核酸などの栄養素
に富み、しかも光合成による増殖速度が高いため工業的
に培養することにより量産し栄養補助食品として提供さ
れている。栄養補助食品として使用されるクロレラの原
末には、クロレラの細胞壁の破砕の有無により細胞壁未
破砕クロレラと細胞壁破砕クロレラとがあり、後者はク
ロレラの表面が非常に硬い細胞壁で覆われているため、
摂取後の消化性が悪く前記栄養素が十分に消化・吸収さ
れず排泄されてしまうことがあることを考慮して細胞壁
を破砕したものである。
【0003】また、クロレラの細胞内には「動物体成長
促進因子」(Chlorella Growth Fa
cter、以下CGFという)が存在する。このCGF
は、クロレラの栄養補助食品としての有用性の根拠とも
いえる生理活性を有する水溶性物質であり、乳酸菌の成
長促進や動物の成長促進に寄与するといわれている。そ
して、このCGFを多量に含有するものとしては、クロ
レラを熱水抽出し濃縮することにより得られるクロレラ
エキスCGFがある。一方、このクロレラエキスCGF
は、CGFに富むものの製造工程でビタミンや核酸など
が失われてしまうという欠点がある。従って、栄養補助
食品として提供されるクロレラは、クロレラ中のビタミ
ンや核酸などの栄養素と、十分な量のCGFとを含むこ
とが好ましくクロレラ原末とクロレラエキスCGFを同
時に摂取するのが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クロレラエ
キスCGFのパウダーは打錠性が悪いため液状クロレラ
エキスCGFとして単体で製品化されたり、あるいはソ
フトカプセル製クロレラエキスCGFとして単体で製品
化されることが多く、これらのいずれかと別途製品化さ
れたクロレラ粉末を別々に摂取するのは需要者にとって
煩雑で負担であった。さらに、クロレラエキスCGFを
パウダー化しクロレラ原末と混合して錠剤としても、前
記クロレラエキスCGFパウダーの打錠性の悪さと相ま
ってクロレラエキスCGFの混合割合を低減させる必要
があり、このような錠剤からは十分量のクロレラエキス
CGFを摂取することができなかった。クロレラ原末に
打錠性の悪い細胞壁破砕クロレラを使用することになれ
ば、錠剤化は一層難しいものであった。また、クロレラ
原末とクロレラエキスCGFとを含有するソフトカプセ
ル剤にあっては、グリセリンやソルビトールなどの可塑
剤を用いることに起因し、1カプセル中のクロレラ原末
やクロレラエキスCGFの含有量には制約があり十分量
を摂取できないという欠点があった。
【0005】そこで、本発明は上記事情に鑑みなされた
ものであって、その目的はクロレラ原末と十分量のクロ
レラエキスCGFとを同時に摂取でき、錠剤より分散性
に優れるクロレラ加工食品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ハードカプセルに、クロレラ原末を50
重量%〜95重量%未満と残部にクロレラエキスCGF
パウダーとを充填されてなるクロレラ加工食品であるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明に係るクロレラ加工食品は、クロレ
ラ原末とクロレラエキスCGFパウダーがハードカプセ
ルに充填されるため、打錠性の良否を考慮することなく
クロレラエキスCGFパウダーの充填量を自在に調整で
き、1カプセルから十分量のクロレラエキスCGFとク
ロレラ原末とを同時に摂取することができる。また、ハ
ードカプセルに充填されているので、摂取後より速やか
に分散させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。ハードカプセルに充填されるクロレラ原末は、細
胞壁未破砕クロレラでも細胞壁破砕クロレラのいずれで
もよいが、タンパク質やビタミンなどの栄養素の消化・
吸収性を高めるため細胞壁の破砕率の高いクロレラを使
用することが好ましく、通常破砕率90%〜95%の細
胞壁破砕クロレラを使用することが好ましい。また、ク
ロレラの種は特に限定されないが、細胞壁が薄く破砕し
やすいピレノイドサ種を好適に使用できる。さらに、充
填されるクロレラ原末はパウダー状でも顆粒状でもいず
れでもよい。
【0009】クロレラエキスCGFパウダーの製造に供
せられるクロレラ原末は、細胞壁が破砕されたものも未
破砕のものもいずれも使用できる。クロレラの種も特に
限定されるものではないが、保存性に優れることからピ
レノイドサ種が好ましい。クロレラエキスCGFパウダ
ーは、クロレラ原末を熱水抽出し、さらにこれを加熱濃
縮して得られた濃縮液を噴霧乾燥することにより得るこ
とができる。
【0010】次いで、上記のごとく製造されたクロレラ
原末とクロレラエキスCGFパウダーを混合してハード
カプセルに充填する。この場合、クロレラ原末の混合割
合は50重量%〜95重量%未満の範囲内とする。本発
明は、クロレラ加工食品に係るものであり、健康食品規
格基準集(財団法人 日本健康・栄養食品協会編)に定
める定義に従い前記範囲とした。また、ハードカプセル
は適宜所定の大きさのものを使用できるが、1回毎の摂
取量を考慮すると1号のカプセルを好適に使用できる。
【0011】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明する。な
お、本発明は本実施例に限定されるものではない。
【0012】(実施例)クロレラ原末は、ピレノイドサ
種のクロレラの細胞壁を90%〜95%破砕した市販の
ものを用意した。クロレラエキスCGFパウダーは、細
胞壁破砕クロレラと同様にピレノイドサ種を使用した細
胞壁未破砕のクロレラ原末を熱水抽出し濃縮後、噴霧乾
燥して得られるOD値5000の市販のパウダーを用意
した。
【0013】そして、前記クロレラ原末の154mg
(70重量%)とクロレラエキスCGFパウダーの66
mg(30重量%)とを混合し、ハードカプセル1号に
充填した。なお、細胞壁破砕クロレラとクロレラエキス
CGFパウダーの混合物のOD値は1500であった。
また、タンパク質、葉緑素等の規格成分含有量及びフェ
オホルバイドやヒ素等の含有量は上記健康食品規格基準
集に定める製品規格に合致するものであった。
【0014】(比較例)打錠性を考慮して細胞壁未破砕
クロレラをクロレラ原末とする市販品を使用し、その2
20mgを打錠機により錠剤に製した。
【0015】実施例と比較例について、日局第十三改正
の「崩壊試験法」に準じて崩壊試験を行った。その結
果、実施例については5分以内で崩壊したが、比較例で
は検体によりばらつきがあり約15分〜20分のものが
多く、実施例の方が崩壊性に優れひいては分散性に優れ
ていた。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るクロレラ加工食品は、ハー
ドカプセルにクロレラ原末とクロレラエキスCGFパウ
ダーが充填されているので、1カプセルでクロレラ原末
と十分量のクロレラエキスCGFパウダーを同時に摂取
でき、摂取後の分散が速やかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハードカプセルに、クロレラ原末を50重
    量%〜95重量%未満と残部にクロレラエキスCGFパ
    ウダーとを充填されてなることを特徴とするクロレラ加
    工食品。
JP11058565A 1999-03-05 1999-03-05 クロレラ加工食品 Pending JP2000245408A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110016884A (ko) * 2008-05-14 2011-02-18 로께뜨프레르 구강-치아 감염의 예방을 위하여 조류를 포함하는 제과 제품

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