JP2000245326A - 小動物侵入防止器具 - Google Patents

小動物侵入防止器具

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JP2000245326A
JP2000245326A JP11056690A JP5669099A JP2000245326A JP 2000245326 A JP2000245326 A JP 2000245326A JP 11056690 A JP11056690 A JP 11056690A JP 5669099 A JP5669099 A JP 5669099A JP 2000245326 A JP2000245326 A JP 2000245326A
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Hitoshi Maeyama
等 前山
Masako Maeyama
正子 前山
Kosei Masaka
孝正 真坂
Toshihiro Nakamura
俊浩 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、取り扱いが簡単で安価な小動物侵入
防止器具を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明の小動物侵入防止器具1Aは、板状
基部2aと、基底部30aを残して板状基部2aから切
り離され板状基部2aの一面20aに突出するように折
り曲げられたあるいは折り曲げ可能な先端が尖った少な
くとも一つの鋭利部分32aをもつ多数の刺部3aと、
よりなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小動物侵入防止器
具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、人間の生活圏で繁殖するねずみ
は、家屋の天井裏及び台所(キッチン)、料理店の調理
場、コンピュター配線箇所などに侵入し、種々の害を発
生させることが知られている。ねずみを駆逐するために
は、例えば、ねずみ捕獲器や粘着シートによる捕獲、超
音波による撃退、毒餌による殺害などの手段が用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ねずみを捕獲
したり殺害した場合には、その後の処理が面倒であり煩
わしい。また、撃退するために超音波を用いる場合に
は、超音波を発生させる装置が高価であるため、経済的
負担が大きい。そこで、ねずみを捕獲したり殺害したり
することなく撃退でき、取り扱いが簡単で安価な手段を
創出する余地がある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、取り扱いが簡単で安価な小動物侵入防止器具を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の小動物侵入防止
器具は、板状基部と、基底部を残して板状基部から切り
離され該板状基部の一面に突出するように折り曲げられ
たあるいは折り曲げ可能な先端が尖った少なくとも一つ
の鋭利部分をもつ多数の刺部と、よりなることを特徴と
する。
【0006】この小動物侵入防止器は、板状基部から多
数の刺部が板状基部の一面(上面)に突出するように折
り曲げられた状態で、板状基部の他面(下面)を天井
裏、その他ネズミの侵入口や、通り道に載置して用い
る。このように、必要とする所定位置に載置するのみ
の、簡略な使用の仕方ですむ。所定位置に載置された小
動物侵入防止器具は、板状基部の一面側に多数の刺部が
突出しているため、ネズミが通過しようとしても、多数
の刺部の一部がネズミの足や、体を突き刺すことがで
き、ネズミは、一旦、危険を察するとその学習効果によ
り、近づかなくなる。
【0007】従って、小動物侵入防止器具は、ネズミの
侵入を回避させたい領域への通り道に一つ、あるいは回
避させたい領域の周辺に複数個を載置するのみで、ネズ
ミを撃退あるいは、寄せつかせない。また、ねずみを捕
獲したり殺害したりしないで済むため、捕獲したり殺害
することによるその後の余分な処理を全く必要せず、煩
わしさを回避できる。
【0008】さらに、本発明の小動物侵入防止器は、多
数の刺部を板状基部から折り曲げ可能とした場合には、
板状基部の一面に突出するように折り曲げらない限り、
多数の刺部が板状基部の一面とほぼ平行な状態で搬送で
き、かつ使用時に多数の刺部を板状基部の一面に突出す
るように折り曲げられて用いることもできる。この場合
には、保管したり、持ち運びにスペースをとらず、ま
た、多数の刺部が他の部材に接触したり、引っ掛かった
りすることを防止でき、かつ取り扱いやすい。
【0009】また、本発明の小動物侵入防止器は、板状
基部と多数の刺部とからなる簡素な構成であり、製造コ
ストを抑えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の前記小動物侵入防止器に
おける板状基部及び刺部は、金属製とすることができ
る。この場合には、金属板をプレス加工することによっ
て、基底部を残して板状基部から切り離され板状基部の
一面に突出するように折り曲げられたあるいは折り曲げ
可能な先端が尖った少なくとも一つの鋭利部分をもつ多
数の刺部を形成できるため、コスト面で有利となる。
【0011】前記金属板としては、鉄、銅、銅合金、ア
ルミニウム、ステンレスその他の金属を用いることがで
きる。本発明の前記小動物侵入防止器における板状基部
及び刺部は、硬質樹脂製とすることができる。この場合
には、樹脂成形機を用い、基底部を残して板状基部から
切り離され板状基部の一面に突出するように折り曲げら
れたあるいは折り曲げ可能な先端が尖った少なくとも一
つの鋭利部分をもつ多数の刺部を形成でき、かつ量産可
能で、コスト面で有利となる。
【0012】前記板状基部は、載置対象領域に載置した
場合、安定状態に保持するため、刺部が突出する一面と
反対側の他面の形状を載置対象領域の形状に合わせて種
々設定でき、例えば、平面形状、湾曲面形状、傾斜面形
状とすることができる。多数の刺部は、板状基部に整列
した状態に形成したり、整列していない状態に形成する
ことができる。
【0013】多数の刺部の間隔、数、形状は、種々設定
できる。多数の刺部は、基底部を残して板状基部から切
り離され板状基部の一面に突出するように折り曲げられ
たとき、前記切り離された後に形成された空間(前記基
底部に囲まれた孔)の形状としては、略円形、略四角
形、略三角形、鋸刃形などとすることができる。多数の
刺部の基底部と反対側に形成され先端が尖った鋭利部分
は、一つあるいは複数とすることができる。
【0014】多数の刺部は、それぞれ基部の表面から鋭
利部分の先端までの高さを統一したり、互いに異なる高
さに設定できる。鋭利部分の高さは、刺部の基底部が形
成する辺が円を形成する円弧状の時、円の直径の1/2
とすることができる。鋭利部分の高さは、刺部の基底部
が形成する辺が四角を形成する直線状の時、辺の長さの
1/2とすることができる。
【0015】多数の刺部を基底部を残して板状基部から
その一面に突出するように折り曲げるには、板状基部か
ら切り離され折り曲げ前の刺部に対向する位置で刺部と
相似した立体形状の凸部をもつ起立用器具に、板状基部
の他面(裏面)側から押しつけ、前記凸部で刺部を押し
上げて起立させることができる。この場合には、板状基
部に形成された多数の刺部を、同時に起立させることが
できる。
【0016】なお、前記多数の刺部を、同時に素早く、
確実に起立させるための手段としては、起立用器具を板
状基部の他面(裏面)側から押しつける場合に、刺部の
厚さ分より若干広いスペースを保持して、起立用器具の
凸部に着脱可能に挿通する凹部あるいは孔をもつ板状押
さえ部材を併用することもできる。この場合には、板状
基部の厚さが薄くても、板状基部の両面からサンドイッ
チ状に起立用器具と板状押さえ部材とで挟持し、かつ板
状押さえ部材は板状基部の一面(表面)側に押し当てる
ことによって、板状基部の変形を抑えつつ多数の刺部を
速やかに素早く、確実に起立させることができる。
【0017】
【実施例】(実施例1)本発明、小動物侵入防止器具の
実施例1を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示す
小動物侵入防止器具1Aは、板状基部2aと、多数の刺
部3aと、よりなる。
【0018】板状基部2aは、厚さtが0.3mmのア
ルミニウム板を正方形(30cm×30cm)に形成し
たものである。なお、前記板状基部2aの材質、厚さ
t、大きさ、形状などは、前記場合に限定されるもので
はなく、目的に応じて種々設定することができる。多数
の刺部3aは、板状基部2aにプレス加工を施すことに
よって形成され、底辺となる短い直線状の基底部30a
と、その両端部分から頂点O1に向かって傾斜して伸び
る長い(基底部30aに較べて長い)直線状の2辺31
a、31aと、その交点に形成され先端が尖った鋭利部
分32aとよりなる二等辺三角形状である。各刺部3a
は、基底部30aから垂直方向に向かう約10〜15m
mの長さであり、切り離し用線状スリットa1によっ
て、基底部30aを残して板状基部2aから切り離され
ている。各刺部3aは、前記板状基部2aにプレス加工
を施す場合の加工の仕方を目的に応じて、変化すること
ができる。
【0019】すなわち、その一つとしては、前記プレス
加工時に、基底部30aを残して板状基部2aから切り
離して多数の刺部3aを形成するとともに、板状基部2
aの一面20aに突出するように約90°上方に折り曲
げることができる。この場合、小動物侵入防止器1A
は、板状基部2aから多数の刺部3aが板状基部2aの
一面20aに突出するように折り曲げられた状態で、板
状基部2aの他面(下面)21aを天井裏、その他ネズ
ミの侵入り口の通り道に載置して用いられる。このよう
に、必要とする所定位置に載置するのみの、簡略な使用
の仕方ですむ。
【0020】所定位置に載置された小動物侵入防止器具
1Aは、板状基部2aの一面(上面)20a側に多数の
刺部3aが突出しているため、ネズミが通過しようとし
ても、多数の刺部の一部がネズミの足や、体を突き刺す
ことができ、ネズミは、一旦、危険を察するとその学習
効果により、近づかなくなる。従って、小動物侵入防止
器具1Aは、ネズミの侵入を回避させたい領域への通り
道に一つ、あるいは回避させたい領域の周辺に複数個を
載置するのみで、ネズミを撃退あるいは、寄せつかせな
い。また、ねずみを捕獲したり殺害したりしないで済む
ため、捕獲したり殺害したすることによるその後の余分
な処理を全く必要せず、煩わしさを回避できる。
【0021】実施例1の小動物侵入防止器1Aは、板状
基部2aと多数の刺部3aとからなる簡素な構成であ
り、製造コストを抑えることができる。また、他の一つ
の使い方としては、前記プレス加工時に、基底部30a
を残して板状基部2aから切り離し、かつ多数の刺部3
aを板状基部2aの一面20aに突出するように折り曲
げ可能とするのみにとどめる。
【0022】そして必要に応じて図略の千枚通し(畳針
状の工具)を用いて、多数の刺部3aを板状基部2aの
一面20aに突出させ、約90°上方に折り曲げる。な
お、前記千枚通しを用いる代わりに、板状基部2aから
切り離され折り曲げ前の刺部3a(図1参照)に対向す
る位置で刺部3aと相似した立体形状の凸部をもつ器具
(図示せず)に、板状基部2aの他面21a側から押し
つけ、前記凸部で刺部3aを押し上げて起立させること
ができる。この場合には、板状基部2aに形成された多
数の刺部3aを、同時に起立させることができる。
【0023】このように実施例1の小動物侵入防止器1
Aは、多数の刺部3aを板状基部2aから折り曲げ可能
とした場合には、板状基部2aの一面20aに突出する
ように折り曲げらない限り、多数の刺部3aが板状基部
2aの一面20aとほぼ平行な状態で搬送でき、かつ使
用時に多数の刺部3aを板状基部2aの一面20aに突
出するように折り曲げて用いることもできる。
【0024】この場合には、小動物侵入防止器1Aを保
管したり、持ち運びにスペースをとらず、また、多数の
刺部3aが他の部材に接触したり、引っ掛かったりする
ことを防止でき、かつ取り扱いやすい。なお、前記実施
例1の場合には、アルミニウム板を用いた場合を示した
が、これに限定されるものではなく、鉄板、銅板、亜鉛
板、ステンレス板、真鍮板、その他の金属板を用いるこ
とができる。
【0025】(変形例1)図3に示す変形例1の小動物
侵入防止器1Bは、アルミニウム板を用いる代わりに、
硬質樹脂を成形材料として用い、樹脂成形機により製造
したこと以外は、実施例1の小動物侵入防止器1Aと同
じである。変形例1の小動物侵入防止器1Bは、樹脂成
形機による製造上、刺部3bを、基底部30bを残して
板状基部2bから切り離した状態に成形する必要から、
切り離し領域に、前記実施例1の切り離し用線状スリッ
トa1よりも、やや太い切り離し用線状スリットb1が
形成される。
【0026】多数の刺部3bは、底辺となる短い直線状
の基底部30bと、その両端部分から頂点O1に向かっ
て傾斜して伸びる長い(基底部30bに較べて長い)直
線状の2辺31b、31bと、その交点に形成され先端
が尖った鋭利部分32bとよりなる二等辺三角形状であ
る。小動物侵入防止器1Bは、樹脂成形時に刺部3bを
板状基部2bの一面20bに突出するように約90°上
方に突出させた状態に成形することができる。
【0027】また、樹脂成形時に板状基部2bに形成し
た切り離し用線状スリットb1によって、基底部30b
を残して板状基部2bから切り離し、かつ多数の刺部3
bを板状基部2bの一面20bに突出するように折り曲
げ可能とするのみにとどめる。そして実施例1の場合と
同じように、使用時に多数の刺部3bを板状基部2bの
一面20bに突出するように折り曲げて用いることもで
きる。
【0028】小動物侵入防止器1Bは、実施例1の小動
物侵入防止器1Aと同じようにして用いられ、かつ同じ
効果を得ることができる。 (実施例2)本発明、小動物侵入防止器具の実施例2を
図4〜図6に基づいて説明する。図4に示す小動物侵入
防止器具1Cは、板状基部2cと、多数の刺部3cと、
よりなる。
【0029】板状基部2cは、厚さtが0.3mmのア
ルミニウム板を正方形(30cm×30cm)に形成し
たものである。多数の刺部3cは、板状基部2cにプレ
ス加工を施すことによって形成され、底辺となる円弧状
の基底部30cと、その両端部分から頂点O2に向かっ
て傾斜して伸びる長い(基底部30cに較べて長い)直
線状の2辺31c、31cと、その交点に形成され先端
が尖った鋭利部分32cとよりなる略三角形状である。
【0030】各刺部3cは、基底部30cから頂点O2
に向かう約10〜15mmの長さであり、周方向S方向
(図6参照)にほぼ等間隔位置でかつ半径方向Rに伸び
放射状に形成された複数の切り離し用線状スリットc1
によって、基底部30cを残して板状基部2cから切り
離されている。各刺部3cは、前記板状基部2cにプレ
ス加工を施す場合の加工の仕方を目的に応じて、変化す
ることができる。
【0031】すなわち、その一つとしては、前記プレス
加工時に、基底部30cを残して板状基部2cから切り
離して多数の刺部3cを形成するとともに、板状基部2
cの一面20cに突出するように約90°上方に折り曲
げることができる。この場合、小動物侵入防止器1C
は、板状基部2cから多数の刺部3cが板状基部2cの
一面20cに突出するように折り曲げられた状態で、板
状基部2cの他面(下面)21cを天井裏、その他ネズ
ミの侵入り口の通り道に載置して用いられる。このよう
に、必要とする所定位置に載置するのみの、簡略な使用
の仕方ですむ。
【0032】所定位置に載置された小動物侵入防止器具
1Cは、板状基部2cの一面(上面)20c側に多数の
刺部3cが突出しているため、ネズミが通過しようとし
ても、多数の刺部の一部がネズミの足や、体を突き刺す
ことができ、ネズミは、一旦、危険を察するとその学習
効果により、近づかなくなる。従って、小動物侵入防止
器具1Cは、ネズミの侵入を回避させたい領域への通り
道に一つ、あるいは回避させたい領域の周辺に複数個を
載置するのみで、ネズミを撃退あるいは、寄せつかせな
い。また、ねずみを捕獲したり殺害したりしないで済む
ため、捕獲したり殺害したすることによるその後の余分
な処理を全く必要せず、煩わしさを回避できる。
【0033】実施例2の小動物侵入防止器1Cは、板状
基部2cと多数の刺部3cとからなる簡素な構成であ
り、製造コストを抑えることができる。また、他の一つ
としては、前記プレス加工時に、基底部30cを残して
板状基部2cから切り離し、かつ多数の刺部3cを形成
板状基部2cの一面20cに突出するように折り曲げ可
能とするのみにとどめる。
【0034】そして必要に応じて図12に示す起立用治
具4Cを用いて、多数の刺部3cを板状基部2cの一面
20cに突出させ、約90°上方に折り曲げる。すなわ
ち、板状基部2cから切り離され折り曲げ前の刺部3c
(図1参照)に対向する位置で刺部3cと相似した立体
形状の凸部4cをもつ起立用治具4Cに、板状基部2c
の他面21c側から押しつけ、前記凸部4cで刺部3c
を押し上げて起立させることができる。
【0035】この場合には、板状基部2cに形成された
多数の刺部3cを同時に起立させることができる。この
ように実施例2の小動物侵入防止器1Cは、多数の刺部
3cを板状基部2cから折り曲げ可能とした場合には、
板状基部2cの一面20cに突出するように折り曲げら
ない限り、多数の刺部3cが板状基部2cの一面20c
とほぼ平行な状態で搬送でき、かつ使用時に多数の刺部
3cを板状基部2cの一面20cに突出するように折り
曲げて用いることもできる。
【0036】この場合には、小動物侵入防止器1Cを保
管したり、持ち運びにスペースをとらず、また、多数の
刺部3cが他の部材に接触したり、引っ掛かったりする
ことを防止でき、かつ取り扱いやすい。 (変形例2)図7に示す変形例2の小動物侵入防止器1
Dは、アルミニウム板を用いる代わりに、硬質樹脂を成
形材料として用い、樹脂成形機により製造したこと以外
は、実施例2の小動物侵入防止器1Cと同じである。
【0037】多数の刺部3dは、板状基部2dにプレス
加工を施すことによって形成され、底辺となる円弧状の
基底部30dと、その両端部分から頂点O2に向かって
傾斜して伸びる長い(基底部30dに較べて長い)直線
状の2辺31d、31dと、その交点に形成され先端が
尖った鋭利部分32dとよりなる略三角形状である。各
刺部3dは、基底部30dから頂点O2に向かう約10
〜15mmの長さであり、周方向S方向(図7参照)に
ほぼ等間隔位置で放射状に形成された複数の切り離し用
線状スリットd1によって、基底部30dを残して板状
基部2dから切り離されている。
【0038】なお、変形例2の小動物侵入防止器1D
は、樹脂成形機による製造上、刺部3dを、基底部30
dを残して板状基部2dから切り離した状態に成形する
必要から、切り離し領域に、前記実施例2の切り離し用
線状スリットc1よりも、やや太い切り離し用線状スリ
ットd1が形成される。変形例2の小動物侵入防止器1
Dは、実施例2の小動物侵入防止器1Cと同じようにし
て用いられ、かつ同じ効果を得ることができる。
【0039】(実施例3)図8、図9に示す実施例3の
小動物侵入防止器1Eは、正四角形の各辺に、二つの基
底部30eを残してそれぞれ板状基部2eから切り離し
て隣り合う二つの直角三角形状の刺部3e、3eを形成
し、切り残し領域の形状が四角形としたこと以外は、前
記実施例2の小動物侵入防止器1Cと同じである。
【0040】多数の刺部3eは、板状基部2eにプレス
加工を施すことによって形成され、底辺となる短い直線
状の基底部30eと、その両端部分から頂点O3に向か
って垂直に伸びる辺310e及び傾斜して伸びる辺31
eと、その交点に形成され先端が尖った鋭利部分32e
とよりなる直角三角形状である。各刺部3eは、基底部
30eから垂直方向に向かう約10〜15mmの長さで
あり、辺31eを形成する切り離し用線状スリットe1
及び辺310eを形成する切り離し用線状スリットe1
0及によって、基底部30eを残して板状基部2eから
切り離されている。
【0041】実施例3の小動物侵入防止器1Eにおいて
も、前記と同じ効果を得ることができる。なお、前記実
施例2と同じように、前記プレス加工時に、基底部30
eを残して板状基部2eから切り離し、かつ多数の刺部
3eを形成板状基部2eの一面20eに突出するように
折り曲げ可能とするのみにとどめ。
【0042】その後、必要に応じて図13に示す起立用
治具4Eを用いて、多数の刺部3eを板状基部2eの一
面20eに突出させ、約90°上方に折り曲げる。すな
わち、板状基部2eから切り離され折り曲げ前の刺部3
e(図8参照)に対向する位置で刺部3eと相似した立
体形状の凸部4eをもつ起立用治具4Eに、板状基部2
eの他面21e側から押しつけ、前記凸部4eで刺部3
eを押し上げて起立させることができる。
【0043】この場合には、板状基部2eに形成された
多数の刺部3eを同時に起立させることができる。 (実施例4)図10、図11に示す実施例4の小動物侵
入防止器1Fは、正四角形の各辺に、二つの基底部30
fを残してそれぞれ板状基部2fから切り離して隣り合
う二つの二等辺三角形状の刺部3f、3fを形成し、切
り残し領域の形状が正四角形としたこと以外は、前記実
施例3の小動物侵入防止器1Eと同じである。
【0044】多数の刺部3fは、板状基部2fにプレス
加工を施すことによって形成され、底辺となる短い直線
状の基底部30fと、その両端部分から頂点O4に向か
って傾斜して伸びる辺31fと、その交点に形成され先
端が尖った鋭利部分32fとよりなる二等辺三角形状で
ある。各刺部3fは、基底部30fから垂直方向に向か
う約10〜15mmの長さであり、辺31fを形成する
切り離し用線状スリットf1によって、基底部30fを
残して板状基部2fから切り離されている。
【0045】実施例4の小動物侵入防止器1Fにおいて
も、前記実施例3の小動物侵入防止器1Eと同じ使い方
及び同じ効果を得ることができる。
【0046】
【効果】本発明の小動物侵入防止器は、ネズミなどの小
動物が侵入すると想定される領域あるいは実際に侵入す
る領域に載置して用いる。小動物侵入防止器は、防止板
状基部から多数の刺部が板状基部の一面(上面)に突出
するように折り曲げられた状態で、例えば、板状基部の
他面(下面)を天井裏、その他ネズミの侵入口や、通り
道に載置して用いる。このように、必要とする所定位置
に載置するのみの、簡略な使用の仕方ですむ。
【0047】所定位置に載置された小動物侵入防止器具
は、板状基部の一面側に多数の刺部が突出しているた
め、ネズミが通過しようとしても、多数の刺部の一部が
ネズミの足や、体を突き刺すことができ、ネズミは、一
旦、危険を察するとその学習効果により、近づかなくな
る。従って、小動物侵入防止器具は、ネズミの侵入を回
避させたい領域への通り道に一つ、あるいは回避させた
い領域の周辺に複数個を載置するのみで、ネズミを撃退
あるいは、寄せつかせない。また、ねずみを捕獲したり
殺害したりしないで済むため、捕獲したり殺害したする
ことによるその後の余分な処理を全く必要せず、煩わし
さを回避できる。
【0048】さらに、本発明の小動物侵入防止器は、多
数の刺部を板状基部から折り曲げ可能とした場合には、
板状基部の一面に突出するように折り曲げらない限り、
多数の刺部が板状基部の一面とほぼ平行な状態で搬送で
き、かつ使用時に多数の刺部を板状基部の一面に突出す
るように折り曲げられて用いることもできる。この場合
には、保管したり、持ち運びにスペースをとらず、ま
た、多数の刺部が他の部材に接触したり、引っ掛かった
りすることを防止でき、かつ取り扱いやすい。
【0049】また、本発明の小動物侵入防止器は、板状
基部と多数の刺部とからなる簡素な構成であり、製造コ
ストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させる前の状態を示す斜視図。
【図2】実施例1の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させた状態を示す斜視図。
【図3】変形例1の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させる前の状態を示す斜視図。
【図4】実施例2の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させる前の状態を示す斜視図。
【図5】実施例2の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させた状態を示す斜視図。
【図6】図4における一部を拡大して示す斜視図。
【図7】変形例2の小動物侵入防止器における一部を拡
大して示す斜視図。
【図8】実施例3の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させる前の状態を示す斜視図。
【図9】実施例3の小動物侵入防止器を示し、多数の刺
部を起立させた状態を示す斜視図。
【図10】実施例3の小動物侵入防止器を示し、多数の
刺部を起立させる前の状態を示す斜視図。
【図11】実施例3の小動物侵入防止器を示し、多数の
刺部を起立させた状態を示す斜視図。
【図12】実施例2及び変形例2で用いる起立用治具を
示す斜視図。
【図13】実施例3及び実施例4で用いる起立用治具を
示す斜視図。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1E、1F…小動物侵入防止
器 2a、2b、2c、2b、2e、2f…板状基部 3a、3b、3c、3b、3e、3f…多数の刺部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状基部と、 基底部を残して板状基部から切り離され該板状基部の一
    面に突出するように折り曲げられたあるいは折り曲げ可
    能な先端が尖った少なくとも一つの鋭利部分をもつ多数
    の刺部と、 よりなることを特徴とする小動物侵入防止器具。
  2. 【請求項2】該板状基部及び該刺部は、金属製である請
    求項1記載のねずみ等の小動物による侵入防止器具。
  3. 【請求項3】該板状基部及び該刺部は、硬質樹脂製であ
    る請求項1記載のねずみ等の小動物による侵入防止器
    具。
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