JP3060740U - 丸薬分割器 - Google Patents

丸薬分割器

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JP3060740U
JP3060740U JP1999000059U JP5999U JP3060740U JP 3060740 U JP3060740 U JP 3060740U JP 1999000059 U JP1999000059 U JP 1999000059U JP 5999 U JP5999 U JP 5999U JP 3060740 U JP3060740 U JP 3060740U
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JP
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pill
wire
wire cutting
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cutting portion
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Application number
JP1999000059U
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English (en)
Inventor
廣森敏也
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廣森敏也
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸薬に手を触れないで簡単に衛生的かつ綺麗
に分割できる丸薬分割器。 【解決手段】 基台1と、基台1の上面に設けられた丸
薬受台2と、丸薬受台2の上で上下可能に基台1に取り
付けられたワイヤ切断部3とからなり、丸薬受台2はそ
の上面に丸薬を載置可能にする凹部6が設けられてお
り、ワイヤ切断部3の丸薬受台2に対応する部分には開
口8が設けらており、開口8中にはワイヤ9、9’が張
られており、それに対応するように丸薬受台2には溝
7、7’が切り込まれており、ワイヤ切断部3を下に下
げたときに、開口8中に張設されたワイヤ9、9’が丸
薬受台2に設けられた溝7、7’中に進入するように構
成され、ワイヤ切断部3を下に下げることにより丸薬受
台2の凹部6上に載置された丸薬を分割するようになっ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手を触れないで簡単に丸薬を4分割等できる丸薬分割器に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
ある種の丸薬(例えば、商品名「日水精心丸」)は、生薬を蜂蜜等で球状に固 めてなるもので、通常はそのまま服用する。しかし、この種の丸薬は高価で、例 えば宣伝等のため試供品として店頭で配るとき、丸薬を1個ずつ配ることは困難 である。
【0003】 そこで、従来は、押し切り包丁等の刃物を用いて4分割等の複数に分割した個 々の丸薬部分を試供品として配っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような丸薬は粘着性(特に夏場)があり、包丁等の刃物を 用いて分割するとき、分割した部分が刃物にくっついてしまい綺麗に分割できな いばかりか、刃物にくっついた部分を剥がすのに素手で行わなければならず不衛 生であった。
【0005】 本考案は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的 は、丸薬に手を触れないで簡単に衛生的かつ綺麗に4分割等できる丸薬分割器を 提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案の丸薬分割器は、基台と、前記基台の上面に設けら れた丸薬受台と、前記丸薬受台の上で上下可能に前記基台に取り付けられたワイ ヤ切断部とからなり、前記丸薬受台はその上面に丸薬を載置可能にする凹部が設 けられており、前記ワイヤ切断部の前記丸薬受台に対応する部分には前記丸薬受 台の外径より大きな径の開口が設けらており、前記開口中にはワイヤが張られて おり、この張設されたワイヤに対応するように、前記丸薬受台には溝が切り込ま れており、前記ワイヤ切断部を下に下げたときに、前記開口中に張設された前記 ワイヤが前記丸薬受台に設けられた前記溝中に進入するように構成され、前記ワ イヤ切断部を下に下げることにより前記丸薬受台の前記凹部上に載置された丸薬 を分割するようになっていることを特徴とするものである。
【0007】 この場合に、開口中に十字状にワイヤが張設されているものとすることができ る。
【0008】 また、基台の上面に配置されたガイド柱に沿ってワイヤ切断部が上下可能に基 台に取り付けられており、ワイヤ切断部は上方にバネ付勢されているものとする ことができる。
【0009】 また、溝は凹部の底面から微小距離sだけ余分に深く切り込まれており、ワイ ヤの太さをdとすると、微小距離sとワイヤの太さdの間には、d≧sの関係を 満足するように、溝が設けられていることが望ましい。
【0010】 本考案においては、丸薬受台に分割する丸薬を載置して、その上からワイヤ切 断部を下まで押し下げ、再度ワイヤ切断部を上の位置へ戻すだけで丸薬が分割さ れ、かつ、分割された丸薬部分はワイヤ切断部のワイヤの上に載ってワイヤ切断 部と共に上方へ持ち上げられるので、その状態で例えばピンセットにより分割さ れた丸薬部分各々を分離して容易につまみ上げることができ、綺麗に手を触れな いで簡単に衛生的に丸薬を分けることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の丸薬分割器を図1、図2に示した実施例に基づいて説明する。 図1は1実施例の丸薬分割器の斜視図、図2はその主要部の断面を用いて作用 を示す図である。
【0012】 この丸薬分割器は、基台1と、基台1の上面中央に設置されている丸薬受台2 と、基台1の上面上の両端に配置されたガイド柱4、4に沿って丸薬受台2の上 で上下可能なワイヤ切断部3とからなり、丸薬受台2はその上面に丸薬Mを載置 可能にする凹部6が設けられている。一方、ワイヤ切断部3の丸薬受台2に対応 する部分には丸薬受台2の外径より大きな径の開口8が設けらており、開口8中 には十字状に細いワイヤ9、9’が張られている。この張設されたワイヤ9、9 ’に対応するように、丸薬受台2にはやはり十字状の溝7、7’が切り込まれて おり、ワイヤ切断部3を下に下げたときに、開口8中の十字状のワイヤ9、9’ が丸薬受台2に設けられた十字状の溝7、7’中に進入することで、丸薬受台2 の凹部6上に配置された丸薬Mを4分割できるものである。なお、ガイド柱4、 4の周りにはコイルバネ5が巻き付けられ、ワイヤ切断部3を上方に付勢してお り、また、ワイヤ切断部3の両端にはハンドル10、10が取り付けてあり、ハ ンドル10、10を持ってコイルバネ5の付勢力に抗してワイヤ切断部3を手で 下げることができるようになっている。
【0013】 図2を参照にしてこの丸薬分割器より詳細な構成と作用を説明する。 図2(a)は図1の線A−A’に沿った断面図であり、溝7の深さを示してい る。ワイヤ9がワイヤ9’の上でクロスしているとすると、ワイヤ9が進入する 溝7の深さは、凹部6の底面から微小距離sの分だけ深く切り込まれており、ワ イヤ9’が進入する溝7’はそれよりワイヤ9の太さdだけ余分に深く切り込ま れている。微小距離sとワイヤ9の太さdの間には、d≧sの関係を満足するよ うに、溝7が設けられている。なお、1例として、d=0.3mmの場合に、s =0.27mmとして設定する。
【0014】 このような設定において、図2(b)に示すように、丸薬受台2の凹部6上に 丸薬Mを載置した状態でワイヤ切断部3を下げて行くと、開口8中の十字状のワ イヤ9、9’が丸薬M中に食い込み、上から下に十字状の切り溝11、11’を 丸薬Mに切り込んで行く。そして、ワイヤ切断部3を最大限下げると、図2(c )に示すように、丸薬受台2に設けられた十字状の溝7、7’に沿ってワイヤ9 、9’が進み、各溝7、7’の底にワイヤ9、9’が達して上から下に達した十 字状の切り溝11、11’によって丸薬Mは4分割される。ただし、この状態に おいて、上記のd≧sの関係からワイヤ9の上面は4分割された丸薬Mの下面に 接している。
【0015】 その後、ハンドル10、10を緩めると、ワイヤ切断部3はコイルバネ5の上 方への付勢力により上方の位置(図1)へ戻る。この際、4分割された丸薬Mの 部分をそれぞれM1 〜M4 とすると、上記のようにこれら丸薬部分M1 〜M4 は ワイヤ9の上面に接しており、かつ、丸薬Mは粘着性を有しているために、図2 (d)に示すように、4分割された丸薬部分M1 〜M4 は切り溝11、11’で 若干相互に開いた状態で十字状のワイヤ9、9’の上に載ってワイヤ切断部3と 共に上方へ持ち上げられる。その状態で例えばピンセットにより分割された丸薬 部分M1 〜M4 各々を分離して容易につまみ上げることができ、綺麗に手を触れ ないで簡単に衛生的に丸薬Mを分けることができる。
【0016】 以上、本考案の丸薬分割器を実施例に基づいて説明してきたが、本考案はこの 実施例に限定されず種々の変形が可能である。なお、ワイヤ切断部の開口中に張 設するワイヤの本数は2本に限らず1本でも3本以上であってもよい。その場合 には、丸薬の分割数は2個あるいは6個以上となる。また、上方へバネ付勢して 基台に取り付けるワイヤ切断部の取り付け、バネ付勢のための構成も図1の実施 例に限定されず種々の機構が可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の丸薬分割器によると、丸薬受台に分 割する丸薬を載置して、その上からワイヤ切断部を下まで押し下げ、再度ワイヤ 切断部を上の位置へ戻すだけで丸薬が分割され、かつ、分割された丸薬部分はワ イヤ切断部のワイヤの上に載ってワイヤ切断部と共に上方へ持ち上げられるので 、その状態で例えばピンセットにより分割された丸薬部分各々を分離して容易に つまみ上げることができ、綺麗に手を触れないで簡単に衛生的に丸薬を分けるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の丸薬分割器の1実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1の丸薬分割器の主要部の断面図と作用を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…基台 2…丸薬受台 3…ワイヤ切断部 4…ガイド柱 5…コイルバネ 6…凹部 7、7’…溝 8…開口 9、9’…ワイヤ 10…ハンドル 11、11’…切り溝 M…丸薬 M1 〜M4 …丸薬部分

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、前記基台の上面に設けられた丸
    薬受台と、前記丸薬受台の上で上下可能に前記基台に取
    り付けられたワイヤ切断部とからなり、前記丸薬受台は
    その上面に丸薬を載置可能にする凹部が設けられてお
    り、前記ワイヤ切断部の前記丸薬受台に対応する部分に
    は前記丸薬受台の外径より大きな径の開口が設けらてお
    り、前記開口中にはワイヤが張られており、この張設さ
    れたワイヤに対応するように、前記丸薬受台には溝が切
    り込まれており、前記ワイヤ切断部を下に下げたとき
    に、前記開口中に張設された前記ワイヤが前記丸薬受台
    に設けられた前記溝中に進入するように構成され、前記
    ワイヤ切断部を下に下げることにより前記丸薬受台の前
    記凹部上に載置された丸薬を分割するようになっている
    ことを特徴とする丸薬分割器。
  2. 【請求項2】 前記開口中に十字状にワイヤが張設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の丸薬分割器。
  3. 【請求項3】 前記基台の上面に配置されたガイド柱に
    沿って前記ワイヤ切断部が上下可能に前記基台に取り付
    けられており、前記ワイヤ切断部は上方にバネ付勢され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の丸薬分割
    器。
  4. 【請求項4】 前記溝は前記凹部の底面から微小距離s
    だけ余分に深く切り込まれており、前記ワイヤの太さを
    dとすると、前記微小距離sと前記ワイヤの太さdの間
    には、d≧sの関係を満足するように、前記溝が設けら
    れていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項
    記載の丸薬分割器。
JP1999000059U 1999-01-08 1999-01-08 丸薬分割器 Expired - Lifetime JP3060740U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030589A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Azuma Iwasaki 錠剤分割台

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